身近な方々にだけお伝えしてきましたが、この一年間、ヤギは膀胱癌(初診でステージ4)の闘病生活を続けて参りました。京大病院にて、様々な専門治療を施してきた結果、残念ながらどんな治療も効果がなく、12月頭には緩和ケアへ移行することを自分たちで決めました。在宅緩和ケア医療で24時間365日対応してくださる専門医にも依頼することができ、自力で通院しながら、徐々に体力が弱りつつも、なんとか大学の教務に関わりつつ過ごしてきました。

しかし2月3日〜4日と徐々に体調を崩し、私も日中は着物の事(好きな事、仕事にしていく事/ヤギには好きな事を実現しなさいと言われている)をやりながら、帰宅後夜間に徹夜の連続で大学後期の成績付けを手伝いましたが、成績データを他の先生方に引き継げたところで力尽きたようです。

2月5日6日と京大病院での緊急処置(点滴・輸血)となり、突然ではありますが、在宅介護を本格的に準備していくことになりました。

初めてのことなので、何から何処へ手続きすれば良いのか未知の世界。まずは行政窓口で相談とか、しばらくバタバタしそうです。

しかし、大学の来期の授業準備、自分の好きな事やるべき事にはなるべく時間をかけていきたいと思います。

卒展まで、誕生日まで、卒業式謝恩会まで、どこまで維持できるかな?限られた時間でも、穏やかに緩やかに、頑張ってくれたらいいな、と思います。人生の終末をどう過ごしていくべきなのか、よく話し合っていきたいと思います。

時々弱音はくかもしれませんが、その時はよろしくお願いいたします。

 

丸一日がかりで京大病院で緊急処置の後、病院内の新しいレストランに初めて入ってみる。インテリアデザイン、照明の位置がテーブルの位置とずれているなど微妙ですが、タリーズよりはマシかな。(笑)

朝も昼もご飯を食べられなかったので、お善哉とマンゴージュースで糖分摂取してはります。

後日談ですが、この数日間のことを本人記憶に無いそうです。夜に寝やすくするために処方してもらった睡眠薬が災いしたようで、ここから数日間の時々起こる酩酊状態、記憶欠如など、いろいろ大変でありました。

さて、これからの【介護シリーズ】。時々ご報告がてらブログにもアップしていきたいと思います。介護も手抜きしながら、マイペースに頑張ります!