2014.07.29. 「夏休み文楽特別公演」へ
【 2014 夏休み文楽特別公演 】 国立文楽劇場 @大阪・日本橋へ行ってきました。
チケットを取ったのは、ヤギの希望で、4年前に一度観たことがある&初めて観て感動した文楽の演目。
第3部 【サマーレイトショー】
『近松門左衛門没後290年女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』
徳庵堤の段/河内屋内の段/豊島屋油店の段/同 逮夜の段
4年前のときと少し演出が変り、最後の場面「豊島屋油店 逮捕の段」で悪人の 与兵衛 が悪行を侵した後に逮捕されるシーンがおもしろく、逮捕されるのに “ 型 ” でカッコ良く足踏みしながら去ってゆくというシーン。人形遣いが 桐竹勘十郎 (人間国宝)さんなので、より一層素晴らしく。
いかにもダメ人な金持ち息子が誰が忠告しようがどうしようもなく不良で、自分の遊びのための借金のために隣人の奥さんを殺してしまうという、 ドロドロジトジトしていて、夏にはピッタリな恐怖の演目。七転八倒殺人シーンは見事です。七転八倒殺人シーン、4年前には奥さん役の人形を桐竹勘十郎さんが演ってらして、そのときの方がドロドロ感が素晴らしくておもしろかったのを思い出します。
舞台がはねた後は、日本橋(にっぽんばし)道頓堀「おでん たこ梅 本店」へ。
風情のある建物がいまだに健在、大暖簾がカッコいい!
場所柄、ふつうは木造建築には似合わないネオンサインも逆に謎なアジアンテイストを醸し出してて、いい感じ!
店長のおじさま(芸人・噺家顔負けの話術)の駄洒落の押収に爆笑しながら、美味しいおでんをいただきました。
その店長さん、割り箸の箸袋を上手に折って、箸置きを作ってくださるの!これで一見さんのお客さんでもすぐに♡をつかんじゃう!見事です!
犬(ダックスフンドっぽい/鉛筆を電柱に見立てて小○しているの図)
うさぎ
おでん
実は大阪で働いていた時代にも訪れたことがなく、今回入店したのが初めてなのです。そんな話も店長さんとしていたら「バブル時代は普通のサラリーマンやOLが気軽に来れる店ではなかった」と。客単価15000円以上だったらしく、会社員でも取締役クラスのお金持ちしか来れなかったんですって!今は普通の価格帯の客単価5000円以下で大丈夫なので、随分と入り易くなって幸せです。
最後の〆に汁掛けご飯!これは同じたこ梅でも新梅田食堂街のお店には無かったメニュー!おでんのお出汁って大好きなので、コレはいい!
内装には蛸の彫り物!
日本橋(にっぽんばし)が木製だったときの欄干(本物)。拾うてきた(パクってきた)んとちゃうねんて。由来は店長さんに聞いてみて。
■おでん たこ梅
住所:大阪市中央区道頓堀1-1-8
電話:06-6211-6201
時間:平日17:00〜22:50(LO.22:30)
土日11:30〜14:30(定食あり)・17:00〜22:50(LO.22:30)
定休日:無休
URL:http://ryouridocoro-hana.com/
次へ続きます…★★★