東京時代からのお友達である、俳優・演出家である 大谷賢治郎 氏が大阪の人形劇団の演出を手掛けられた公演が京都であると聞き、初めての人形劇公演に行ってきました。

劇団は、大阪住之江区南加賀屋を拠点に活動する「人形劇団クラルテ」。
以前テレビでこの人形劇団を知り、とても魅力的な人形に興味を持っていたのです。それが 大谷賢治郎 氏の演出ですから、何があっても行きたくて。

公演名は「有頂天家族」。 http://uchoten-kazoku.tumblr.com/
原作は 森見登美彦 氏による日本の 小説 で、たぬきの家族が主人公の物語。

千年の都・京都。ここでは古来より、人に化けた狸と天狗が、人間に紛れて暮らしていた。
糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父であり、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎はある年の瀬、人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまった。
遺された息子たち「下鴨四兄弟」の三男で「面白く生きる」がモットーの矢三郎と、それを取りまく狸と天狗と人間たちの奇妙で多彩なキャラクターが繰り広げる奇想天外なコメディドラマ。
父の死に秘められた真実とは? そして長男・矢一郎は次期「偽右衛門」になれるのか?

最近ではTVアニメーションにもなっているそうです。 http://uchoten-anime.com/

 

入場前に 大谷賢治郎 氏と久しぶりの再会。記念写真をパチリ!

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東京時代に公演を拝見しに行って以来8年ぶりくらいでしょうか。お元気そうで(相変わらず男前!)お会いできてとても嬉しかったです。

最近ではご自身が主宰の劇団「Company ma(カンパニー”マ”)」を立ち上げられ、東京を中心に活動されています。とても素敵な演出をされますので、東京の方はぜひ機会がありましたらよろしくお願いいたします。

 

ロビーでは公演ポスターの原画展も。採用された原画以外にも公募で集まった秀作がたくさん展示されていました。

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公演終了後には、ロビーで人形と人形を操っている俳優さんが一堂にお客様をお見送りしてくださいました。

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舞台を客席から見ているだけではわかりませんでしたが、思った以上に大きな木彫りの人形です。この人形が行う早着替え、頭・手足の全ての動きの操作、台詞言い回しの全てをお一人で行われるのです。人形を動かしながら感情を込めた演劇を同時に行うなんて、劇団員さんたちすごいです!一つの人形を三人で遣う文楽人形とは大きく異なりますね。

子供の頃に何度か学校公演で観たことがある人形劇を今でもおぼろげながら覚えています。とても怖かったり楽しかったり、子供の感受性にはとてもいいと思うのです。お子様をお持ちのみなさま、機会を作ってぜひ大阪の公演に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

終演後、夜には京都造形芸術大学・春秋座 での 立川志の輔 独演会へ。

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 演目
・開口一番:「元犬」立川志のぽん
・一席目 :「ディアファミリー」立川志の輔
・一席目 :「柳田格之進」立川志の輔

 

馬鹿馬鹿しい「ディアファミリー」に抱腹絶倒、「柳田格之進」で涙涙に。久しぶりの 立川志の輔 師匠の落語、とても素晴らしかったです。

 

開場前の空き時間には食事をとるべく、Love the Life がデザインしたカフェへ行ってみました。

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休日に一般のお客様が 春秋座 の観劇前に利用されるのを初めて見たのですが、なんとなんとすごい人数の方が利用してくださっています。デザイナーとしてはこういうのが一番嬉しいのです。カフェをリニューアルして本当に良かったな。

 

春秋座 では、歌舞伎・狂言・能・日本舞踊・落語などの伝統芸能から、現代ダンス・演劇まで多岐にわたる公演が開催されています。見やすく小さめの箱で、とても良い劇場(歌舞伎の時は花道もできます)です。ご観劇の際には、ぜひLove the Life がデザインしたカフェを見てやってくださいませ。

 

芸能を満喫した、素敵な秋の一日でした。