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キュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―

みなさん???って感じですか?

キュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―

最近観た展覧会、映画などから、すべてが繋がっていることを再認識したのです。これが調べれば調べるほど奥深く、めちゃくちゃ楽しくて、何時間でも時間を費やして考えてしまうのです。あ〜、楽し!その見解は下記に述べます。ご理解いただけたらうれしいのですけれど。

 

キュビズム展のレポートはこちら→(*後日公開)

倉俣展のレポートはこちら→(*後日公開)

 

まず、キュビズムってなあに???から知っていきましょう。

キュビスム展 解説動画まとめ

YouTubeチャンネル【山田五郎 オトナの教養講座】

西洋・日本問わず、芸術、伝統工芸、建築など多分野のことについて、誰にでもわかりやすく解説してくださっているので、とても勉強になる。歴史的にどんな人、事、時代背景が結びついていくのか、とてもよく理解できる。

キュビスム展の最後の国内巡回地である京都での展覧会も202477日に閉幕したので、まずは期間限定公開とされている、下記「キュビスム展」に関する動画を、急ぎご鑑賞されるとよきかと思います!!!

 

【キュビスムって何?】始まりはピカソじゃなかった!?「キュビスム展」コラボ企画

https://www.youtube.com/watch?v=NC34DrUmPrI

ピカソ超えの超重要画家たち【シャガール!コルビュジエ!ドローネー!】キュビスムを広めたのはこいつらだ!!山田五郎徹底解説【キュビスム展コラボ企画・期間限定公開】

https://www.youtube.com/watch?v=Suc4nBnEkiE&t=24s

 

そして、キュビスムの祖のひとりである、ピカソの詳しい解説動画もぜひご覧ください!著作権の関係でいつ観られなくなるかわからないそうなので、ぜひお早めに。

なぜピカソはあんな「わけのわからない絵」を描いたの?下手なの?【皆様の浄財で実現!※もしや1年限定公開!?】

https://www.youtube.com/watch?v=mp43uv6XzW0



セザンヌから生まれるキュビスムの契機、キュビスムのグループのひとつである《画廊派=モンマルトル派》であるブラックとピカソの関係。

もうひとつのグループである《ピュトー派=モンパルナス派=サロン派》からドローネーとレジェ。こちらのグループがキュビスムを世界へと広めていく。第一次世界大戦後、ドローネーはキュビスムから抽象絵画へ進んでいく。そして交流のあったマルセル・デュシャンがキュビスムから「現代美術」へ、コルビュジエの絵画の「ビュリスム」から建築の「モダニズム」が生まれることへと繋がっていく。モダニズム建築の空間に飾る絵は「キュビスム」や「ビュリスム」の絵が似合う、そこからコルビュジエは絵画を描くことにハマっていく

ね、ね、動画をご覧になった方は理解できましたでしょ?キュビスム=訳のわかんないおかしな絵、ではないということが。キュビスムがあって、現代美術へ、モダニズム(建築)へと繋がっていくことが。逆にキュビスム以前の過去の時代を遡れば、モダニズムの前にアール・デコ(建築・インテリア・工芸)、その前にアール・ヌーボー(建築・インテリア・工芸)があって、ジャポニスムがあって(モネ、ドガ、ゴッホなど画家に影響/ウィリアム・モリスなど産業デザイン「アーツ・アンド・クラフツ運動」にも影響)と、どんどん繋がっていくんですよ。

他にキュビスムの影響から同時代にアメリカやヨーロッパ各国でシュルレアリスム(マン・レイ、サルバドール・ダリ、マグリット、デ・キリコ)、ダダイスムへも繋がっていく。こちらはメキシコの画家/フリーダ・カーロの映画「フリーダ-~愛と痛みを生きた肖像~」をご覧くだされば、チラッとこの時代の芸術の繋がりがわかるかと思います。

シュルレアリスム、ダダイスムを知ると、現代美術のネオダダ(田中信太郎、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之、篠原有司男(ギューちゃん))にも繋がっていく。

ネオダダは日本で吉原治良を中心とする具体美術協会へと繋がっていく。ネオダダと具体は倉俣史朗へ、関西では具体が野井成正へ大きく影響していく。

キュビスム(ドローネー)があって、イタリア未来派、抽象絵画(カンディンスキー)、デ・ステイル(モンドリアン)などがあって、イタリアポストモダンがあって、メンフィスがあって、日本のインテリアデザイナーの祖である境沢孝(メンフィスより早い時代からポストモダンデザインを扇動)、倉俣史朗と内田繁へ繋がっていく。

マルセル・デュシャンから「現代美術」が開花していき、ミニマリズムでドナルド・ジャッドが生まれ、倉俣史朗のインテリアへ繋がっていく。内田繁へも繋がっていく。

ジャポニスムは日本画、浮世絵、日本の伝統工芸(特に漆・陶芸・着物)に繋がっていくし、この日本美術の系譜を知ることで、村上隆(ネオポップ)にも繋がっていく。ジャポニスムがあって、アイリーン・グレイ(モダンインテリアデザインの祖)へ、コルビュジエへ、シャルロット・ペリアンへと繋がっていく。そして日本の建築では前川國男、坂倉準三へ、日本の伝統工芸では河井寛次郎、柳宗理らの民藝運動へと繋がっていく。美術絵画ではゴッホ、ドガ、ルノワール、モネ、クリムト、ロートレックなど、多くの画家に多大な影響を与えていく。

ね、ね、楽しいでしょ!美術の歴史を知れば、建築・インテリアデザインの歴史にも繋がっていくし、知れば知るほどおもしろいですよね。日本美術(特に江戸時代中期以降)も工芸も現代美術も、好き嫌いではなく、すべてを知っていくことがどんなに楽しい&大切なことか。ぜーんぶ、まるっと繋がっているんです。みなさん、興味を持たれた各分野の詳細なことは、各自でどんどん探求していってくださいね!私ももっと調べて勉強していきます。

これでキュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―って、おかわりになりまして?

私が最近会う人みんなに「現在開催中の倉俣展とキュビスム展は絶対に観ておくべき!!!キュビスム展、絶対観てね!」って力説していたことを。キュビスム展は終わっちゃいましたけれど、上記動画で少しでもご理解を深めていただけましたら幸いです。

 

さて、ピカソの薔薇の時代など、キュビスム以外の他の作品が気になりますよね?

こちらの動画が簡単にわかりやすく学べますので、お時間がある時にどーぞ!

YouTubeチャンネル【フランスガイド中村 / France Guide Nakamura】

【美術館散歩】ピカソ美術館 没後50年!色彩の魔術師による特別展

https://www.youtube.com/watch?v=hhfavqOCMIk

2022.12.23. 柚木沙弥郎 life・LIFE展@京都

「柚木沙弥郎 life・LIFE展」@えきKYOTO、会期終了間近、ギリ滑り込み。

昨冬、東京・立川で開催された「柚木沙弥郎 life・LIFE展」が待望の関西巡回。

楽しみに観に行ったのですが、立川の規模の1/3くらいでしょうか。昨冬の時点ではまだ関西巡回が決定ではなく、どこか会場を探して巡回できれば、とスタッフの方がおっしゃっておられました。関西の会場探しの都合上、仕方なかったのかな。無理してでも1月に立川へ観に行き、柚木沙弥郎さんの世界にどっぷり浸かれたのはとても貴重な体験でした。(その時の写真アップしてないですけど、いつか時間ある時にまとめたいと思います。)

それでも、生誕100歳現役の柚木沙弥郎さんの創作の熱意を感じられる空間で、楽しく拝見しました。柚木沙弥郎さんの言葉「ワクワクしなくちゃつまらない」は、どんなデザインにも言えることですね。自分がワクワクしながらデザインしないと、人の心は動かせない。「ワクワクしなくちゃつまらない」を肝に銘じながらインテリアデザイン、建築デザイン、着物デザインなど自分の創作活動に活かしていきたいと思います。

 

柚木沙弥郎 公式ウェブサイト https://www.samiro.net/