katsunoya » 2017 » 4月

2017.04.01. 着物コーディネート

【 第10回 はるの会 】の日の着物コーディネート。

去年と同じですが、この時季に着用しないと時期を逃してしまうため、黒地に桜柄友禅染の名古屋帯に、灰桜色の万筋江戸小紋で。

半襟は、塩瀬地に桜柄の総刺繍。

帯揚げは、桜柄紋意匠地に薄桃色〜薄橙色ぼかし帯揚げ(ゑり正)。

帯締めは、牡丹色の冠組(道明)。

帯飾りに、お祝いの意味を込めて、金の青海波柄のお扇子。帯飾りのお扇子って、人前で開くものではないのですけれど、訪問する場所やお会いする方に気持ちを込めた柄ゆきのお扇子を選んでさすようにしています。

お色はこちらが近い写真。(最近の店舗内で撮影するとLED照明が光源のため緑被りして変な色になるんですよね…)

桜の開花が一週間遅れている今年は、あと何回桜の帯が締められるでしょう?また違うお着物に合わせたコーディネートもお披露目できたらと思います。

 

2017.04.01. 第10回 はるの会

毎年のお楽しみ、日本舞踊・上方舞の山村若静紀師匠社中の皆様によるおさらい会【 第10回 はるの会 】に伺いました。

 

■ パティスリー 五感 北浜本館

「はるの会」の前に、お友達と待ち合わせて、北浜駅すぐの「五感 北浜本館」でランチ。「五感 北浜本館」へは初めて伺います。こんなに北浜駅からすぐだったなんて!洋館の素敵な佇まい。

エントランスにはドアマンがいて、お客様それぞれのご用事を聞いて、フロアをご案内してくださいます。すごい、素敵、ホテル並みのサービス!

華やかな物販売場を横目に、サービスマンにご案内されつつ、2階の喫茶室へ。

2階は大きな吹き抜けとなっており、回廊から下を見下ろせます。

2階の回廊に沿って、洋風の小部屋がいくつかあります。ご案内いただいたのは、棟方志功の版画を基にしたエッチングガラスのある洋室。

ランチは、キッシュプレートをいただきました。軽めのボリュームに、ポットのコーヒー or 紅茶と、一口デザートが付いてきます。

今回は時間なく、ケーキまでいただけませんでしたが、ケーキがめっちゃ美味しいらしいので、近いうちにぜひ再訪したいと思います。

 

■ 日本舞踊・上方舞の山村若静紀師匠社中【 第10回 はるの会 】

会場は、今年も由緒ある鴻池本宅跡の「大阪美術倶楽部」。お座敷は、昨年よりも大きな舞台付きの大広間に移しての開催です。会場内には溢れるほどのお客様でした。

みなさま一年益々ご精進されまして、どんどんお上手になられていらっしゃいます。今年も素敵な舞の数々に、感動しまくりでした。(*公演中は撮影禁止なのでお写真はありません。)

今年は東京の着物友達Yちゃんが初舞台を踏むということで、観客席でドキドキしておりましたが、お美しく堂々と素敵な舞をご披露くださいました。お母さん心で、感動して涙出ました!

 

今年のゲストは、太神楽の豊来家玉之助師匠

太神楽は、とにかく「お客様、皆々様におめでたいことがありますように!」との意味を込めて、様々なおめでたい芸をご披露する伝統芸能です。

皿回しの芸。これを口にくわえながら、手放しでお皿を回します。

傘回しの芸(まり、輪っか、湯のみ茶碗、枡などを回します。)

傘回しの芸(まり、輪っか、湯のみ茶碗、枡などを回します。)

最後は獅子舞。


太神楽は、東京の寄席でおなじみですが、大阪の太神楽芸を拝見したのは今回が初めて。内容は少しだけ違いますが「おめでたい芸」に変わりなく、楽しく幸せな気持ちになれる素晴らしい伝統芸能です。

豊来家玉之助師匠は、普段は天満天神繁昌亭にご出演されているそうです。

 

終演後に皆様の集合写真を撮影させていただきました。

山村若静紀師匠の師匠であられる山村若佐紀師匠もご一緒に名取の皆様。この華やかなお美しさ!憧れまする!

左から、若静雪様、若静和様、若佐紀師匠、若静紀師匠、若静奈様、そして昨年名取になられた若静衿様。


今回初舞台のYちゃん。めちゃくちゃお綺麗でした!立ち姿もお美しい!

山村若静紀師匠社中の皆様、今年も素敵な1日をありがとうございました!また来年も楽しみにお伺いしたいと思います。

 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■