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カテゴリー : 展覧会

着物で訪れたい展覧会や展示会のご紹介。

【ART】東京・2024 夏の展覧会情報

他の記事と重なる展覧会もありますが、2024年夏に観たい東京の展覧会情報まとめです。

「大成建設 コレクションもうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」

会期:2024年6月25日(火)~8月12日(月・休)

時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)

休館:月曜日(休日の場合は翌火曜日)

会場:大倉集古館(東京都港区虎ノ門2-10-3)

料金:一般1500円 大学生・高校生1000円

https://www.shukokan.org/exhibition/

 

「魚谷繁礼展 都市を編む」

会期:2024年5月23日(木)~8月4日(日)

時間:11:00~18:00

休館:月曜日・祝日

会場:ギャラリー間

料金:無料

https://jp.toto.com/gallerma/ex240523/index.htm

 

「カルダー:そよぐ、感じる、日本」

会期:2024年5月30日(木)〜2024年9月6日(金)

時間:月火水木日10:00~18:00/金土曜祝前日 10時~19時(最終入館は30分前まで)

休館:6月4日(火)、7月2日(火)、8月6日(火)

会場:麻布台ヒルズ ギャラリー

   東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階

料金:一般1300円 大学生・高校生1000円

https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/calder-ex/

 

■「髙田賢三 夢をかける」

会期:2024年7月6日(土)〜 9月16日(月祝)

時間:11:00〜 19:00(入場は18:30まで)

休館:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日)(全館休館日)

場所:東京オペラシティ アートギャラリー

料金:一般1400円 / 大・高生800円

https://www.operacity.jp/ag/exh276/

 

織田コレクション

 「北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム 時代を超えたミニマリズム」

会期:2024年6月29日(土)〜 9月16日(月祝)

   *7月20日(土)以降、土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約(平日は予約不要)

時間:10:00~18:00

   (7/5、8/2、9/6、9/13、9/14は20時まで開館、入館は閉館の30分前まで)

休館:水曜日(9/11は開館)、8/13〜8/16

会場:パナソニック汐留美術館

料金:一般1200円 大学生・高校生700円

https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/24/240629/

 

■「島袋道浩 音楽が聞こえてきた」

島袋道浩くん、高校の同級生で、高校生時代からおもしろい人でした。高校卒業後もたまに街中で会えば歓談したりしてたのに、近年はあれよあれよという間に世界的アーティストに。久しぶりの日本国内での大きな展覧会。横浜だけど、観に行きたい!

会期:2024年7月4日(木)~9月23日(月祝)

時間:11:00~19:00(入館は閉館の30分前まで)

休館:月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日はオープン、翌日火曜日休み) 

会場:BankART Station

   神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅B1F

料金:一般1000円 大学生・高校生500円

https://www.bankart1929.com/shimabuku/index.html

 

■「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」

会期:2024年06月25日~09月23日

時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)

休館:月曜日(7/15、8/12、9/16、9/23は開館)、7/16、8/13、9/17

会場:東京国立博物館

料金:一般1500円 大学生・高校生1000円

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2637

連携企画

本展はエルメス財団と共同で企画。展覧会は以下の同作家個展へと続き、再び当館へと続く構成。

「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」

会期:2024年9月7日(土)~2025年1月13日(月・祝)

会場:銀座メゾンエルメス フォーラム

【「髙田賢三 夢をかける」展】開催のご案内

京都国立近代美術館で開催中の【倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙】に合わせ、京都芸術大学にて「倉俣史朗のインテリアデザイン1986~」と題した五十嵐久枝氏の特別講義も開催され、より深く倉俣史朗について考える。

五十嵐さんのお話から、倉俣史朗を語る上でファッションデザイナー・高田賢三との深い交流があったことは見逃せない。タイムリーにも高田賢三氏の展覧会が間近に開催されるという。これは会期中に東京へ行くしかない!?みなさん、ぜひ展覧会へGO!

「髙田賢三 夢をかける」展

会期:2024年7月6日(土)〜 9月16日(月祝)

時間:11:00〜 19:00(入場は18:30まで)

休館:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(日)(全館休館日)

場所:東京オペラシティ アートギャラリー

料金:一般1400円 / 大・高生800円


1987-1988秋冬/高田賢三

1981-1982秋冬/高田賢三



個人的には、この高田賢三氏の1980年代に生み出されたファッション作品と、倉俣史朗氏の《ミス・ブランチ》1988年とカラーアクリルの作品群を同時展示で観てみたいのですけれど。


《ミス・ブランチ》1988/倉俣史朗



そして、イッセイミヤケ氏の1980年代のファッション作品と倉俣さんによるイッセイミヤケの1980年代のショップデザインも一緒にね。

倉俣史朗と交流の深かった現代美術家の作品とファッションデザイナーの作品を繋ぐ企画を、どこかの美術館でキュレーションしてくれないかしら???21_21 Design sightでぜひ企画してほしい!

 

会期中に合わせて、特別展「大成建設 コレクションもうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」2024625日(火)~812日(月・休)もぜひ!

映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』を観た

映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」を初めて観ました。Amazon primeで前々からウォッチリストに入れていたけど、東京で開催されるル・コルビュジエの絵画展「もうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」の情報から、なんとなく気になってこの映画を観てみたのです。(*以下、映画のネタバレあり)

アイリーン・グレイ(1878-1976)については、有名な家具をいくつか知っているだけで、人物像や経歴については不勉強でほとんど知らず、この映画で初めて彼女の人生と建築家、インテリアデザイナーとしての位置付けを知ることに。

この映画は、監督自らがアイリーン・グレイの研究者や関係者に時間をかけて取材し、尚且つ舞台となるアイリーン・グレイの建築処女作であり問題作になった「ヴィラ E-1027」での撮影(修復も兼ねている)と、著作権および残存しない内装の問題から忠実に再現された撮影セット、南仏の光と風の表現、夢の中のような表現など、とても詩情的で美しく深みのある作品となっています。

当時の男尊女卑のひどい時代感覚(女性は男性の添え物である、女性が何かを声高に主張するのは恥じらいが無いなど)、登場人物たちの問題ある性格と行動、恋愛に自由なフランスという舞台、様々な人と事が絡み合っていくのですが、特にル・コルビュジエ(1887-1965)については、人として大嫌いになりました!(笑)コルビュジエの強欲の強さ、狡さ、ひどすぎる!!!アイリーン・グレイがデザインした建築に、グレイの許可も一切なく、コルビュジエが自己満足的な絵画を描きまくって、まるでこの建築を自分がデザインしたかのように世間に吹聴し、自分が世間に評価されて時代を過ごしていく。なんて傲慢で独善的な人格なのか。それでもコルビュジエの建築デザインは好きなんですけれどね…。最後にコルビュジエが「ヴィラ E-1027」の目の前の海辺で溺死するという悲しい運命も起こります。(心の中では「ざまあ」と思ってしまう…)

シャルロット・ペリアン(1903-1999についてもちょっぴり嫌いになりました!(笑)当時の建築業界の男性たちにチヤホヤされて、グレイの恋人バドヴィッチとまんまと関係しちゃうかい???(そのせいでグレイとバドヴィッチの関係が破綻していく)いくら自由恋愛の空気があるフランスとはいえ、人格に問題大あり。それでもやっぱり、ペリアンのデザインも好きなんですけれどね…。(この演出、バドヴィッチとペリアンの恋愛に関することは、確たる証拠資料が残っているわけではないそうですが、監督が調べていくうちに当時の業界では周知の事実とされていたそう。)

尚、映画で描かれている1920年前後は、恋愛に関して現在よりも自由主義の感覚だったそう。またグレイ自身もバイセクシャルという自由奔放さをもつ人ではあるし、ペリアンもかなり自由奔放な人柄だったそう(グレイに憧れ、後に戦争真っ只中の時代に日本まで来ちゃうしね)。

上記のように映画の演出では後味の悪い部分もいろいろとあるけれど、アイリーン・グレイの生涯にわたるデザイン活動、デザイン表現の純粋さ誠実さは尊敬に値する。現役での活動期に搾取されまくった経歴のアイリーン・グレイ。時代が進みアイリーン・グレイがデザインした家具がオークションにかけられ再評価されたことにより、晩年にやっと世界的に有名になっていく。

心から愛した人のためにデザインした住宅建築、自分が自分らしく生きるためにデザインした住宅建築、人に寄り添う家具デザイン。当時のアール・デコ、モダニズム、ミニマリズム、ディ・スティルなどのデザイン運動には属さず、世界に先駆けて現代的なインテリアデザインを生み出した唯一無二のデザイナー。生涯に渡り自らのスタイルを貫き続けた彼女のデザイン作品を探求してみたく思います。



映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」

アイリーン・グレイが設計した建築処女作である南フランスに建つ別荘「E-1027」を舞台に、アイリーン・グレイと恋人のジャン・バドヴィッチ(建築家・建築評論家)、バドヴィッチの友人であったル・コルビュジエ(建築家)との間に隠された波乱万丈のストーリーを美しき映像で描き出す。

 

映画「アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー」 

アイリーン・グレイに関するドキュメンタリー。

 

映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」参照WEB記事

https://hash-casa.com/2020/05/29/e1027/

https://www.neol.jp/culture/61305/

https://globe.asahi.com/article/11532923

https://www.houzz.jp/ideabooks/68800743/list

https://www.houzz.jp/ideabooks/93434607/list

https://www.houzz.jp/ideabooks/95839692/list

 

気になるル・コルビュジエの絵画展「もうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」はこちら!

◼︎特別展「大成建設 コレクションもうひとりのル・コルビュジエ~絵画をめぐって」

会期:2024年6月25日(火)~8月12日(月・休)

時間:10:00~17:00(入館16:30まで)金曜日19:00まで(入館18:30まで)

休館:月曜日(休日の場合は翌火曜日)

会場:大倉集古館(東京都港区虎ノ門2-10-3)

https://www.shukokan.org/exhibition/future.html

 


*【ル・コルビュジエ】死ぬまでに訪れたい!世界の名作建築10選

https://www.modernliving.jp/architecture-design/architecture/g45590102/le-corbusier-2310/

 

*ル・コルビュジエとは(大成建設)

https://www.galerie-taisei.jp/archives/lecorbusier.html


そして、ル・コルビュジエの絵画について調べていくと、キュビスムも知らなくてはいけないということで、現在開催中の京セラ美術館のキュビスム展もぜひ!ル・コルビュジエのピュリスム(純粋主義)の絵画まで展示されてるそうです!(*東京展は終了/国内巡回は京都で終了)

◼︎「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命

  ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」

会期:2024年3月20日(水)~7月7日(日)

時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)

休館:毎週月曜日(休日の場合は翌火曜日)

会場:京セラ美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町 124)

https://cubisme.exhn.jp/

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20240320-20240707

公式ウェブサイトにリンクがある山田五郎さん解説のYouTubeを事前学習しておくと、キュビスムのことを端的にとてもよく理解できます!

 

*ル・コルビュジエの絵画に影響したピュリスム(純粋主義)とキュビスムの時代について美術史を考察する、参照WEB記事

ピュリスム(純粋主義)=余分な装飾性を削ぎ落とした純粋なフォルムを追求した

キュビスム/オルフィスム/ピュリスム/デ・ステイル/イタリア未来派

ART news JAPAN《キュビスムとは何か?その誕生から現代アートへと続く、美術史上の大変革を読み解く》

https://artnewsjapan.com/article/876

展覧会【倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙】@京都 五十嵐久枝さんインスタLIVE

京都国立近代美術館にて、五十嵐久枝さんのインスタライブが 6月12日18:30〜 行われました。解説の内容を下記に要約しました。

アーカイブで視聴できます! → https://www.instagram.com/p/C8HNO76y5UV/

 

【プロローグ 浮遊への手がかり】

独立前の仕事を収めた「スクラップブック」など。

 

【第1章 視覚より少し奥へ 1965–1968】

倉俣さんを象徴するモチーフ「引き出し」「階段」「時計」の登場

◼︎「引き出しの家具」1967

引き出しがたくあんある一人がけソファ。引き出し内側部分の溝加工。いくつかのバージョンがありつつ、家具職人とブラッシュアップしながら展示の家具が最終形に。長火鉢の思い出の中の記憶、肘掛けで手紙を書いたり、家族との団欒。

 

◼︎透明の家具シリーズ

「プラスチックのワゴン」1968

「プラスチックの家具」1968

見えないはずのモノが見える。特別なお客様のための什器。特別な商品を特別に収納している。

 

【第2章 引出しのなか 1969–1975】

引き出し/光の作品

◼︎「変形の家具」

変形、ストレート。いろいろなの形の引き出しの家具。「引き出しの在り方」を問う家具。「開けたい」という欲求を掻き立てるユーモアがある。

 

◼︎「49 Drawers」1970

いろいろなサイズの正方形の引き出したくさんがある家具。中に何が入っているのか、家具からの働きかけ。人間との対話が生まれる家具。

 

◼︎「ランプ(通称:オバQ) 」 4台の展示

開発の段階によって、アクリルのトップが平らなモノ、丸いモノへと段々と変化していく。

素材に形を作らせたかった。ふわっとハンカチのように。

五十嵐さんも週末にアクリル工場へ制作の手伝いに行っていた。

 

◼︎「光の椅子」1969/「光のテーブル」1969

人が座ると、人は陰になる。

 

◼︎「市松の引き出しの家具」

引き出し前面の下側に指が入る小さなしゃくり穴がある。大きなオブジェでもあり、引き出しのある家具でもある。

大量生産するのではなく、倉俣本人が発想する家具を自主的に実験的に作る。

 

【第3章 引力と無重力 1976–1987】

倉俣のことば

倉俣のスケッチ

「硝子の椅子」から第3章が始まる。

◼︎「硝子の椅子」1987

大阪で開発されたフォトボンド=ガラス同士をくっつける特殊な接着剤を使い、三保谷さんがガラスを接着したサンプルを作って持ってくる。それを見た倉俣さんが数分で「硝子の椅子」のスケッチを描いてきて生まれた。

倉俣は(映画「2001年宇宙の旅」を観て)無重力への強い憧れを抱いていた。

ガラスはアクリルとも強度、粘り気が違う。見た目より実物は重たい。

「硝子の椅子」  2脚を光の違いで展示。

ひとつはガラスのエッジが立つように。東野宏明とのアート展にも出品。

 

◼︎傘立て

リングが宙に浮いている。ステッキが全体を支えている。受け皿の中が斜めになっている。原寸図を描いて、いろいろな角度を検討して試作しながら作っていった。

 

◼︎時計

「ジャスト・イン・タイム」ドウダンツツジの小枝と毛糸とピアノ線。

「5本針の時計」煮干しと蝶々とてんとう虫とずれた矢印。

 

◼︎割れガラスのカウンターテーブル

BARルッキーノを再現したクラックガラスの家具。

「ガラスが一番美しい時はどんな時だろう?」と三保谷さんと倉俣さんの会話。「ガラスは割れている時が一番美しいから、ガラスが割れる瞬間を止めろ!」と倉俣さん。驚きであり、ユーモアでもあったかも。割れ方は偶然なのに如実に出てくるガラスの存在感。

 

◼︎エキスパンドメタルの家具シリーズ

「トワイライトタイム」1985

エキスパンドメタルでできた網タイツのようなテーブルの脚。3枚の板ガラス天板。

「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」1986

五十嵐さんがクラマタデザイン事務所に入所する1986年頃にいくつか試作があった。

抜け殻、風も光も通す。

展示のシルバータイプは魚の鱗のように、キラキラと煌めく。今はこのサイズでは同じメッキができない。(近年復興された製品は、展示品とは違うメッキ方法で作られている。)

銅色タイプは、最終形で強度をもたせるため、内部にエキスパンドメタルが垂直に入っている。

 

【第4章 かろやかな音色 1988–1991】

この後からカラフルな時代へと入っていく。1980年代イタリアのデザイン運動「メンフィス」に参加した頃から語られることが多い。

◼︎「ミス・ブランチ」1986 制作年違いで2脚を展示。

アクリルの塊の中に装飾として造花の赤い薔薇を入れる。色彩の発生、「花」という具象が入ってくる。

作る年代で継ぎ目の有無、花の色の鮮やかさの違いがある。25年の違いがある。

初期はアクリルを少しずつ注ぎながら造花を広げながら制作(継ぎ目がある)、後期はアクリルを真空で成型し制作(継ぎ目がない)。

映画「欲望という名の電車」の主人公の名前から取った。

椅子の存在価値、椅子の用途、椅子のようであり人のようであり。

 

◼︎「ハンドバッグ」

引き出しのハンドバッグ。

ハンドバッグであり家具であり。ユニーク。

 

◼︎カラーアクリルの家具シリーズ

透明、蛍光色。気体なのか液体なのか。カラーアクリルの存在の儚さ、浮遊感。

「アクリルスツール(羽根入り)」

いろいろ試作して、最終的に舞い落ちる羽根になった。

 

【エピローグ 未現像の風景】

倉俣が大切にしていた書籍やレコード、夢を描き留めたスケッチなど。

▪️イメージスケッチ「夢日記」

倉俣の夢のスケッチ。家具など作品ができあがってから、カラーのイメージスケッチが増えていく。

 

▪️会場構成

京都国立近代美術館の会場構成は、ワンフロアでくるっとひと回りできるようになっている。最初から最後まで、倉俣史朗の記憶を辿っていく体験、倉俣史朗の思考を紐解いていく体験をしてもらえるように。

 

▪️五十嵐久枝さんよりメッセージ

倉俣さんは『デザインの目的は使うだけでない、存在するだけで価値がある』と。家具というだけで使うということにとらわれ過ぎず、いろいろな感じ方があればいいな、それをぜひこの展覧会で感じていただければと思います。

【京都芸術大学環境デザイン学科/五十嵐久枝氏特別講義】 開催のご案内

没後30年以上を経た今なお人々を魅了する伝説のインテリアデザイナー「倉俣史朗」。夢の中にいるような空間を作り出した倉俣史朗の展覧会【 倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 】が2024年6月11日から京都国立近代美術館にて開催されます。

それに合わせ、KUA 京都芸術大学環境デザイン学科にて、五十嵐久枝 氏をお迎えし特別講義を開催します。

 

伝説のインテリアデザイナー「倉俣史朗」。倉俣のデザインは、常識にとらわれない発想と素材の革新性から生まれる。光や影、反射や透明感を巧みに操り、まるで現実の枠を超えた幻想的な空間を創造する。儚く、浮遊する、透明な、詩情ただよう夢の世界のようなインテリアデザインは、どのような発想で創られていったのか。倉俣デザインの思考をひも解き、倉俣デザインの魅力を未来へとつなぐ。

 

京都芸術大学 環境デザイン学科 特別講義

【五十嵐久枝氏講演会「倉俣史朗のインテリアデザイン1986~」】 

講師:五十嵐久枝(インテリアデザイナー/武蔵野美術大学教授)

日時:6月28日(金)18:00〜19:30

場所:京都芸術大学/直心館講堂・J41教室

聴講無料(京都芸術大学&他大学の大学生、高校生、社会人どなたでも参加可能)

問い合わせ先:京都芸術大学 環境デザイン学科(京都市左京区北白川瓜生山2-11)

直通TEL075 791 9289

 

今、あらためて倉俣史朗の伝説のインテリアデザインについてお聞きできる貴重な機会。デザインのお好きな方ならどなたでもご参加いただけますので、万障お繰り合わせの上、ぜひご参加ください!

特に登録の手続きは必要なく、当日会場の教室までお越しいただければ、基本どなたでも入れるシステムです。お席がなかったらごめんなさい。(*自由席なので早めのご到着がベストです)

白川通に面した大階段から教室まで5〜10分くらいかかります。一番楽ちんなアクセス方法は、白川通に面した瓜生山館(進々堂カフェが入っている建物)の右手入口から奥に進みEVでR階まで→人間館ピロティに到着→池を右手に見ながら右奥のトンネルに向かう→廊下をずーっと奥まで進みEVでR階まで→外に出たところからは会場案内のPOPを見ながら経路を進む→多分到着できると思います。迷子になったらすみません。当日バタバタで、お電話・メッセージなど一切ご連絡できないと思いますので、自力でご到着を!

 

展覧会【 倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙 】

会期:2024年6月11日(火)~8月18日(日)

時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで開館/入館は閉館30分前まで)

休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)

観覧料:一般:1,700円 大学生:1,100円

場所:京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2024/459.html

 

<Sing Sing Sing >と<Apple Honey>の展示は、6月19日の午後から。

how high the moon>と合わせて3脚は、実際に座ることが可能だそうです!!!

【倉俣史朗展「倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙」】開催のご案内

没後30年以上を経た今なお人々を魅了する伝説のインテリアデザイナー「倉俣史朗」。夢の中にいるような空間を作り出した倉俣史朗の展覧会【倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙】が2024年6月11日から京都国立近代美術館にて開催されます。東京、富山と巡回してきた展覧会は、京都で終幕を迎えます。

展覧会【倉俣史朗のデザイン――記憶のなかの小宇宙】

会期:2024年6月11日(火)~8月18日(日)

時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで開館/入館は閉館30分前まで)

休館日:月曜日(7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)

観覧料:一般:1,700円 大学生:1,100円

場所:京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2024/459.html

 

<Sing Sing Sing >と<Apple Honey>の展示は、6月19日の午後から。

<how high the moon>と合わせて3脚は、実際に座ることが可能だそうです!

インスタライブ、講演会、ワークショップ、様々な関連イベントも開催。詳細・申込は美術館ウェブサイトまで。

■ギャラリートークをインスタLIVEにて配信

日時:2024年6月12日(水)18:30~

解説:五十嵐久枝(インテリアデザイナー)

宮川智美(京都国立近代美術館研究員・本展担当者)

https://www.instagram.com/momakyoto/

 

■記念講演・対談「倉俣史朗――その時代と表現」

日時:2024年6月22日(土)14:00~16:00

講師:沖 健次(インテリアデザイナー、元東京造形大学教授)

聞き手:橋本啓子(近畿大学教授)

会場:当館1F講堂

定員:先着80名(当日11時より1F受付にて整理券を配布。整理券はひとり1枚のみお渡しします)

参加費:聴講無料

 

■感覚をひらくワークショップ:ふれる、かたる、想像する 倉俣史朗のデザイン

日時:2024年6月30日(日)13:30~16:30(予定)

会場:京都国立近代美術館(企画展「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」にて)

対象:どなたでも

定員:30名、見えない・見えにくい方のご参加も歓迎します。(事前申込制、応募多数の場合は抽選)

参加費:無料 ただし展覧会「倉俣史朗のデザイン」の観覧券をご用意ください。障害者手帳をお持ちの方と介助者1名までは無料でご観覧いただけます。

協力:視覚に障害のある人とつくるアートプロジェクト実行委員会

 

■トークセッション:菊地敦己×西澤徹夫「デザインと表現」

日時:2024年7月13日(土)14:00~15:30

登壇者:菊地敦己(グラフィックデザイナー)、西澤徹夫(建築家)

会場:当館1F講堂

定員:先着80名(当日11時より1F受付にて整理券を配布。整理券はひとり1枚のみお渡しします)

参加費:聴講無料

【ART】関西・2023 秋の展覧会情報

《大阪》

▪️特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー

2023年10月7日(土)~12月3日(日)

前期:10月7日(土)~11月5日(日)

後期:11月7日(火)~ 12月3日(日) 

10:00 ~ 17:00 (入場は16:30まで)/月休

大阪中之島美術館4階展示室 (大阪市北区中之島4-3-1)

https://nakka-art.jp/exhibition-post/rosetsu-2023/

 

《京都》

▪️芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事

2023年9月9日(土)〜 2023年10月29日(日)

10:00~19:30(入場19:00まで)

えきKYOTO(JR京都伊勢丹7F隣接)

https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2308.html

 

▪️特別展 もしも猫展

2023年9月23日(土)〜 2023年11月12日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都文化博物館

https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/20230923-1112/

 

▪️特別展 東福寺

2023年10月7日(土)~ 12月3日(日)

前期展示:2023年10月7日(土)~11月5日(日)

後期展示:2023年11月7日(火)~12月3日(日)

9:30 ~ 17:30 (入場は17:00 まで)/月休

京都国立博物館 平成知新館

https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/special/tofukuji_2023/

 

▪️竹内栖鳳 破壊と創生のエネルギー

2023年10月7日(土)〜12月3日(日)

前期 10月7日(土)〜11月5日(日)

後期 11月7日(火)〜12月3日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで)/月休

【夜間延長開館】11/11(土)のみ 20:00 まで(最終入場は19:30)

京セラ美術館

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20231007-20231203

 

▪️京都画壇の青春―栖鳳、松園につづく新世代たち

2023年10月13日(金)~12月10日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2023/455.html

https://kyotogadan2023.exh.jp/

 



▪️若冲と応挙

Ⅰ期  2023年9月10日(日)〜2023年11月12日(日)

Ⅱ期 2023年11月19日(日)〜2024年1月28日(日)

<休館日>

2023年11月13日(月)~2023年11月18日(土)

2023年12月27日(水)~2024年1月5日(金)

10:00~17:00(入場16:30まで)

相国寺承天閣美術館

https://www.shokoku-ji.jp/museum/exhibition/jakuchu-ohkyo/



▪️ガウディとサグラダ・ファミリア展

2023年9月30日(土)~12月3日(日)

9:30~ 17:00(入場16:30まで)/月休

*入館は全てWEB事前予約制 → https://www.e-tix.jp/sagawa_artmuseum/

佐川美術館

https://www.sagawa-artmuseum.or.jp/plan/2023/07/post-140.html

https://gaudi2023-24.jp/

【ART】関西・2023 夏の展覧会情報

《大阪》

▪️民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある

2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)

10:00 ~ 17:00 (入場は16:30まで)/月休

大阪中之島美術館4階展示室 (大阪市北区中之島4-3-1)

https://nakka-art.jp/exhibition-post/mingei-kurashi/

▪️Parallel Lives 平行人生 — 新宮晋+レンゾ・ピアノ展

2023年7月13日(木)~9月14日(木)

10:00 ~ 17:00 (入場は16:30 まで)/月休

大阪中之島美術館5階展示室 (大阪市北区中之島4-3-1)

https://nakka-art.jp/exhibition-post/parallel-lives/

 

▪️渡仏から110年 藤田嗣治展

2023年3月2日(木)~ 7月31日(月)

10:00 ~ 17:00 (入場16:30まで)/火水休

山王美術館(大阪府大阪市中央区城見2丁目2−27)

https://www.hotelmonterey.co.jp/sannomuseum/exhibition/202303.html

 

《京都》



▪️開館60周年記念

Re: スタートライン 1963-1970/2023

現代美術の動向展シリーズにみる美術館とアーティストの共感関係

2023年4月28日(金)~7月2日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2023/453.html

+コレクション展「北大路魯山人」

 



▪️特集展示 茶の湯の道具 茶碗

2023年6月20日(火)~ 9月10日(日)

9:30 ~ 17:00 (入場は16:30 まで)/月休

京都国立博物館 平成知新館3F-1

https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/feature/b/chanoyu_2023/

 

▪️四百年遠忌記念特別展「大名茶人 織田有楽斎」

2023年4月22日(土)〜6月25日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都文化博物館4階・3階展示

https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/odaurakusai/

 

▪️発掘された珠玉の名品 少女たち-夢と希望・そのはざまで 星野画廊コレクションよ

2023年7月15日(土)〜 2023年9月10日(日)

10:00~18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都文化博物館4階・3階展示

https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/shoujotachi/

2022.12.23. 柚木沙弥郎 life・LIFE展@京都

「柚木沙弥郎 life・LIFE展」@えきKYOTO、会期終了間近、ギリ滑り込み。

昨冬、東京・立川で開催された「柚木沙弥郎 life・LIFE展」が待望の関西巡回。

楽しみに観に行ったのですが、立川の規模の1/3くらいでしょうか。昨冬の時点ではまだ関西巡回が決定ではなく、どこか会場を探して巡回できれば、とスタッフの方がおっしゃっておられました。関西の会場探しの都合上、仕方なかったのかな。無理してでも1月に立川へ観に行き、柚木沙弥郎さんの世界にどっぷり浸かれたのはとても貴重な体験でした。(その時の写真アップしてないですけど、いつか時間ある時にまとめたいと思います。)

それでも、生誕100歳現役の柚木沙弥郎さんの創作の熱意を感じられる空間で、楽しく拝見しました。柚木沙弥郎さんの言葉「ワクワクしなくちゃつまらない」は、どんなデザインにも言えることですね。自分がワクワクしながらデザインしないと、人の心は動かせない。「ワクワクしなくちゃつまらない」を肝に銘じながらインテリアデザイン、建築デザイン、着物デザインなど自分の創作活動に活かしていきたいと思います。

 

柚木沙弥郎 公式ウェブサイト https://www.samiro.net/

【ART】関西・2022-2023秋冬の展覧会情報

関西に、来たよ来たよ!柚木沙弥郎に具体に李禹煥!茶の湯も観なくちゃ、で結構12月1月に観るべき展覧会が目白押しです!

■特別展 京(みやこ)に生きる文化 茶の湯

2022年10月8日(土)~12月4日(日)

9:00~17:30(金土20:00)/月休(祝日は開館)

京都国立博物館

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/chanoyu2022/

https://www.kyohaku.go.jp/jp/exhibitions/special/chanoyu_2022/

■柚木沙弥郎 life・LIFE展

2022年11月11日(金)〜12月25日(日)

10:00~19:30/会期中無休

えきKYOTO

https://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_2209.html

 

■すべて未知の世界へ - GUTAI 分化と統合(2か所同時開催)

2022年10月22日(土)〜2023年1月9日(月・祝)

10:00~17:00/月休(12/31・1/1休館)

大阪中之島美術館

https://nakka-art.jp/exhibition-post/gutai-2022/

■すべて未知の世界へ - GUTAI 分化と統合(2か所同時開催)

2022年10月22日(土)〜2023年1月9日(月・祝)

10:00~17:00/月休(12/28〜1/3休館)

国⽴国際美術館

https://www.nmao.go.jp/events/event/gutai_2022_nakanoshima/

 

 

■アンディー・ウォーホール展

2022年9月17日(土)〜2023年2月12日(日)

10:00~18:00/月休(12/28〜1/2休館)

京セラ美術館

https://www.andywarholkyoto.jp/

 

■李禹煥(リ・ウファン)展

2022年12月13日(火)~2023年2月12日(日)

10:00~18:00/月休(12/31〜1/2休館)

兵庫県立美術館

https://leeufan.exhibit.jp/

https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2212/

 

■細見コレクション 江戸時代の絵画

2022年12月13日(火)〜 2023年2月12日(日)

10:00-17:00/月休(祝日は開館・12/261/4休館)

細見美術館

https://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html

 

■リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション

2023年1月28日(土)~4月16日(日)

10:00~18:00(金20:00)/月休(祝日は開館)

京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2022/451.html