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カテゴリー : 着物デザイン

2017.10.01. 着物コーディネート

【KICCA設立2周年パーティー】の日の着物コーディネート。

一張羅登場!!!

レモンイエローの西陣御召「スマトラ縞」着物(木屋太)+黒地にシルバーゴールド&シアンカラーアラベスク唐草文様西陣織名古屋帯。

カラーがテーマのパーティーなので、着物のレモンイエロー色(八掛も特注で木屋太さん好みのレモンイエローぼかし染めで誂えてもらいました)を活かし、小物でピリリとシアンカラーを効かせた、モダンコーディネートにしてみました。名古屋帯もね、よ〜く見ると一部にポイントでシアンカラーが入ってますのよ。

御召着物は色無地と同等の格(今更やけど…シルバーか同色で紋入れればよかったか?!わ〜ん、後からでも入れれるのかしら???)があるので、名古屋帯〜フォーマル帯まで対応可能な着物。今回は色合わせ優先で、名古屋帯でカジュアルダウン。本当は袋帯が良かったのですけれど、黒地にシルバーのモダン柄の袋帯を持っていませんでした…。名古屋帯も普段はいいのですが、しっかり重厚な袋帯も欲しいので、万能でモダン柄の袋帯を探そうと思います。

帯揚げは勝野屋オリジナル【CMYK】綸子帯揚げ(ストライプ/ぼかし染め)/シアン

帯締めはシルバー三分紐+帯留はブルー金箔入り琉球ガラス製。

帯飾りは、勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー】帯飾り。またお祝いの場にお伺いするので、帯にはお扇子(金色の青海波紋様)を挿しまして。

今回初めてレモンイエローの着物を着用してみたのですが、長襦袢は淡い色にすべきでした!この日はグレー&黒の鱗紋様長襦袢を着たのですが、袷着物なのに胴裏と八掛の切り替え部分とか、表地に若干透けて見えるのです。夜のパーティーなのでそれほど気にならないか、とそのまま行きましたが、日中だとわかっちゃうな。妄想コーデではシアンカラーの長襦袢も考えていましたが、淡い色の長襦袢じゃないとダメっぽい。淡い色の着物の着用には気をつけましょう。勉強になりました〜。

 

一緒にパーティーに参加したご近所着物会メンバーのS嬢と能口先生と。

S嬢はシックかつ華やかな御振袖の装いでご登場。会場内で一番お若い方だったのではないかしら。とても可愛かったわ!

能口先生はこの日のために誂えられた、空色の蒔糊友禅訪問着(作:陣内久紹氏/人間国宝・故森口華弘氏に師事)で。白の袋帯+白の冠組帯締め(房は真紅)に、真紅の帯揚げがピリリと効いて、さすがのコーディネート。とても華やかでお美しゅうございました!!!

さあ、いよいよ秋も深まり、袷のシーズンが参りました!

なんだか今年は例年の京都より肌寒い日も多く、もう袷の着物でもちょうどいい日も。10月初旬でも昼夜の寒暖差が大きく、夜はショールが欲しくなるくらい寒いです。みなさま、芸術の秋、食欲の秋、紅葉の秋、たくさんお着物を楽しんでいきましょう♪♪♪

2017.10.01. KICCA設立2周年パーティー

着物でお出かけDay。

■ KICCA設立2周年パーティー

KICCA2周年おめでとうございます!

ご近所着物会のメンバーでもある、能口祥子先生が代表理事をされている《きものカラーコーディネーター協会/KICCA》の設立2周年パーティーに参加してきました。

最近は華やかな着物パーティーはご無沙汰なので、何を着ようか直前まで悩み悩んで、一張羅のお仕立てがギリ間に合ったので、それで参加。コーディネートは後ほどご紹介。

会場は京都市役所北のフォーチュンガーデン京都。素敵な建物なので一度内部に入ってみたかったのです。(以前デザロンのイベントで屋上だけ行ったことあり)

受付をすませると、一人ずつプロのフォトグラファーさんによる撮影。このような滅多にない機会に撮影していただけるのはとても嬉しいです。(写真の仕上がりは後日/変な顔してないといいな…不安)

受付で口引きした色によるテーブルに分かれて着席。私は新橋色のテーブルで、東京クラスの方とおはりばこの女将さんとご一緒させていただきました。基本人見知りなので不安だったのですが、何度かお会いしているおはりばこの女将さんがお隣で、楽しく過ごせてよかったです。

能口先生のご挨拶。

藤井絞(株)藤井社長によるご挨拶と乾杯の音頭。

コースのお料理。他にパスタもありました。お部屋の一部がキッチンになっており、お料理を配膳するときだけ壁面扉がオープンして、オープンキッチンが見える仕組み。オープンキッチンで調理仕立ての温かいお料理をいただけるのはとても嬉しいです。いいお店だ!

お料理が一通り出た後は、ゲストのジャグラー・酒田しんごさんによる素晴らしいパフォーマンス。彼のパフォーマンスは《ギア - GEAR - 》@三条御幸町角1928ビルにてご覧いただけます。以前デザロンで《ギア - GEAR – 》の公演を拝見したのですが、素晴らしかったですよ〜。

動きながらなので、いい写真が撮れなかったので、下記Youtubeで、動画をご覧くださいませ〜。

 

プチファッションショー/華やかな装いのみなさま。訪問着・色無地・作家物紬など、お洒落な思い思いの素敵なコーディネート、眼福のひと時でございました!《きものカラーコーディネーター協会/KICCA》ですから、小物までお色合わせを考え抜かれた、素敵な装いの方々ばかりした。

能口先生、素敵なパーティーに参加させていただき、誠にありがとうございました!!!KICCAの益々のご発展を祈念しております。またパーティーの受付からお見送りまで、お手伝いされておられるスタッフのみなさまの細やかなお心遣いもとても心温まりました。お世話いただきまして誠にありがとうございました!

色彩について、私も基本からしっかり学んでいくことで、自分の本業であるインテリアデザインにも大好きな着物にも活かしていけるよう、精進していきたいと思います。(こっそり5期生でっす♪)

 

帰りにいただいた引き出物。来春にご出版予定の能口先生著書「きものカラーコーディネート〜色彩ときものの基礎知識〜」のご案内、京都・石清水八幡宮「走井餅老舗」製/薯蕷(上用)紅白まんじゅう(めちゃ美味しかった♡)、KICCAオリジナル手ぬぐい。

 

四季彩ひさの

二次会には参加せずにおいとまして、ヤギと合流。ご近所の割烹「四季彩ひさの@川端二条でしっぽり。(着物を見せたかってん/笑)


お通しのひげそり鯛白子の煮付

よこわ、ひげそり鯛、鱧の造り

めいち鯛味噌漬焼

かますのおかき揚げ

はす芋と鱧の生姜あんかけ



 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

 

2017.09.30. #playkimonoと落語「銀瓶・菊之丞 ふたり会」

着物でお出かけDay。

■ #playkimono 2017秋

春秋の恒例となってきた#playkimono 2017秋阪急うめだ本店へ。短時間の滞在で、着物関係者の方々へのご挨拶と着物パトロールをだだだ〜と。

モダンな現代着物を扱うメーカーや呉服店の着物ブース、履物や和装小物のブース、カフェ、お抹茶を体験できる茶室まで、いろいろな着物の楽しみを見つけることができるイベントです。

イベント会場は9F祝祭広場・アートステージ。会期は〜10月9日(月・祝)まで。日〜木曜日は20時まで、金・土曜日は21時まで開催されているので、ぜひお時間少しでもあれば阪急うめだへ行ってみてくださいね。(*最終日は18時まで。)

【いまのいろskala】ブースで、きくちいまさんがいらっしゃったので、ご挨拶。新作の綺麗色の紬、スーツのように着てみたいかっこいいお召、POPな可愛いらしい帯など、いろいろ楽しいデザインがありました。縞市松の名古屋帯、いいなぁ〜。

アートステージでは、藤工房/加藤女将さんが和裁の実演中!

同じくアートステージで、藤井絞さんの展示。絞りの名古屋帯、可愛いのがいっぱい!あああ、あれもこれも広げて拝見してみたい〜。

そして最大の目的は、いつも愛用しているガラスの帯留/東風杏さんのブースへ!まだ持っていない感じの帯留と、初めて黒(裏が赤)のハート型のバックル型帯留をいただきました!このハート型バックル型帯留、どんなコーディネートに登場させるか、新境地へ、めっちゃワクワクします。

そして、外せないのが、同じフロアで開催中の「白洲正子ときもの」展。この日は着物マダムで混雑していたので、平日の別の日に再訪したいと思います。(*着物の人は無料)

わずか1時間弱の滞在で、おいとま〜。

 

■ 銀瓶・菊之丞 ふたり会

阪急の後は、楽しみにしていた「銀瓶・菊之丞 ふたり会」@天満天神繁昌亭へ。

  トーク:銀瓶&菊之丞

  開口一番:桂団治郎

  一席目:古今亭菊之丞「らくだ」

     仲入り

  二席目:笑福亭銀瓶「百年目」

いや〜〜〜、すんばらしい落語会でした!!!菊之丞さんの「らくだ」も絶品。そして銀瓶さんの「百年目」は超絶良かった!!!銀瓶さん、ヤバいヤバい、やっぱりすごいわ!これからおかっけします!

 

おばんざい・ラーメン 門扇御池店

落語会の後は、大阪で夜遅めに入れるいいお店も知らないので、すぐ帰京。夜遅くといえば定番の門扇御池店で、軽く一杯。

 

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2017.10.01. いち利コーディネート大会にエントリーしています!

毎年開催されていますが、久しぶりにウェブサイトを覗いた時に開催中でしたので、【いち利モール第6回コーディネート大会】に3案エントリーしてみました。(エントリー5年ぶりだわ)

コーディネートのエントリーはすでに締め切られていますが、投票期間が〜10月5日23時59分まで受付中ですので、よろしければ下記のリンク先の勝野屋コーディネートに投票してやってくださいまし。投票には会員登録&ログインしなければいけないのですが、お着物好きのみなさまよろしくお願いいたします。

 

いち利モール第6回コーディネート大会


■ 勝野屋コーディネート_1

栗山工房「ポインセチア柄」紬着物の華やかコーディネート

http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002580.html

受付番号:0000002580

 

 

華やかなポインセチア柄の栗山工房さんの紬地小紋着物を主役にした、元気いっぱいなコーディネート。紫色の西陣織の織名古屋帯で上品にまとめ、黄色のお帯締めでアクセント。

 

■ 勝野屋コーディネート_2

帯屋捨松「宝王文」ブルー帯の同系色爽やかコーディネート

http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002630.html

受付番号:0000002630

 

帯屋捨松さんの織の名古屋帯を活かす同系色でまとめたコーディネート。ブルーの帯を中心に、同系色の浅葱色無地紬の着物、帯揚げ・帯締めはシアンブルーで明るさプラス。

 

■ 勝野屋コーディネート_3

久米島紬+琉球南風花織の南国民藝コーディネート

http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002632.html

受付番号:0000002632

久米島紬に琉球南風花織名古屋帯を合わせた、南国コーディネート。シックな色の着物に、爽やかな色の帯で、若々しく民藝を着こなす。小さなツバメ柄紋様を活かした、シャープでモダンな装いに。「秋の実り」をイメージした、柿色の帯締めでアクセント。

 

どうぞよろしくお願いいたします!!!

2017.09.20. 展覧会巡り「玉村晋一+玉村咏 二人親子展」

彼岸花が知らないうちに満開。

京都の染色家・玉村咏先生の展覧会「玉村晋一+玉村咏 二人親子展」@京都文化博物館へ!福井・東京から京都へ巡回。やっと拝見できました。

 

若くして他界された玉村咏先生のお父様、画家・玉村晋一氏の作品たち。力強い筆跡の油絵や、スケッチ木炭画。素晴らしい才能の方であったことが偲ばれます。

 

会場は京都文化博物館6Fの和室大広間。いつも落語を聴いてる空間が、こんなに素敵な空間に様変わりするとは。入り口のしつらえから圧巻でございました。

舞台にしつらえられた糸による造形作品。天より舞い降りて、そっと玉村咏先生を見守っておられるお父様の面影を感じます。

 

着物・帯など和装に関するもの以外に、タペストリー・屏風・掛け軸・ファイバーアート造形作品・インテリア作品と、多岐にわたる作品も素晴らしく。


葛飾北斎「冨嶽三十六景」を模写された作品。

 

そして、圧巻の着物作品!!!上品かつモダンなデザイン、繊細な色合い、染め&箔の緻密さ、どれもこれも素晴らしく、ため息が出る展示でした。

実は着物や帯は、試着させていただくこともできたらしい。。。ああ、素晴らしい作品を、羽織らせていただけばよかった。。。

いつか、この帯を!

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2017.09.18. 展覧会巡り「小椋会」「中里太亀 酒の噐」

台風一過の連休最終日に、会期終了間近の展覧会へ。

 

■ 「志村ふくみ門下生による-第20回 小椋会織物展」

今回が最後になるという、「志村ふくみ門下生による-第20回小椋会織物展」@京都文化博物館へ。会期最終日に滑り込み。

 

会場内は撮影禁止のため、展示されていた過去のDMを。

素晴らしい染織作品の数々。草木染めの染めの美しさに、織の構造の複雑さに、ハートがキュ〜〜〜ンとしちゃいました。素敵な作品をぐっと目に焼き付けて。またどこかで志村ふくみさん門下生の方々の作品を愛でることができますように!

 

■ 「中里太亀 酒の噐」展

大好きな唐津の陶芸家・中里太亀さん(隆太窯)の展覧会「中里太亀 酒の噐」展ギャラリー日日へ。こちらも会期最終日の終了時間間際に滑り込みセーフ!

御所東・丸太町新烏丸通上ルの京町家を改修した素敵なギャラリー。(デザイン設計:ケースリアル/二俣公一氏)内装写真撮影のご許可をいただいたので、たくさん撮影させていただきました。

内装に違和感なく溶け込ませた照明の納まり、すごいよ!適材適所にだけ照明が当たるという、普通のギャラリーとしての考えではなく、ここの空間としつらえを絶対に崩さないための最小限の照明計画。中庭からの反射光でほんのり空間が浮かびます。

ギャラリー日日 http://www.nichinichi.com/ja/index.htm

隆太窯 http://www.ryutagama.com/

「中里太亀 酒の噐」展

南蛮焼き締めを中心に、絵唐津、粉引、刷毛目、斑唐津、三島、黄釉、鉄釉など、酒器のあれこれ。

最終日だから作品のほとんどが売れてしまっていたのだけど、《残りものには福がある》でいくつか好みの器をセレクト。隆太窯らしいシャープさのある松菱形の小皿大小や梅型の湯のみなど。次回は絵唐津をいくつかいただきたいな。また唐津の窯元へ伺って、現地で器も拝見したい。(器のほとんどはコレクション。お父様の中里隆さんの器も持ってるけど、大事にコレクションしてます。/笑)

ギャラリー日日に併設の素敵なカフェ「冬夏」も伺いたいところだけど、閉館時間なのでまた次回に。

 

アイタルガボン

帰り道「アイタルガボン」@河原町丸太町東でお茶。展覧会後の興奮をクールダウン。

「すりおろしりんごとハチミツのソーダ」がすんばらしく美味しかった!!!

 

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2017.08.26. 栗山工房祭 工房見学会

 藤工房さん主催の栗山工房祭 工房見学会】へ参加してきました。

仁王門うね乃

お出かけ前に「仁王門うね乃」でおうどんを。

 

栗山工房祭 工房見学会

栗山工房

伝統工芸である琉球紅型に魅せられた初代・栗山吉三郎氏が、京友禅の技法を融合させた「和染紅型」を生み出し、嵯峨野に工房を創設。デザイン・型彫り・染めまでのほとんどの工程を工房内で一貫制作されています。



(*これから工房見学行く方にはネタバレあり。)

(*見学会の内容について、栗山工房・西田裕子様に掲載のご承諾をいただいております。西田様、ありがとうございます。)

民芸を好きになり、様々な伝統工芸を知ると、着物を着ようが着まいが、手業の素晴らしい工芸のことを知りたくなります。今回は着物は着ないけれど、伝統工芸好きであるヤギも一緒に参加させていただきました。

展示室では、普段なかなか見ることができない栗山工房作品を一同に拝見。どれも素敵で眼福!

たくさんの人数での見学会、2グループに分かれて、順次工房内をご案内いただきます。栗山工房三代目・西田裕子氏から紅型染めの技法をご説明いただきました。型彫り、糊置き、彩色、糊伏せ、地染めと工程があります。

デザイン室で、図案作成から型彫りまでの工程を拝見。型は伊勢型紙と同じく紗張り柿渋塗りで、工房内で一貫制作。型を彫る手業も人によって微妙な違いがあることが味わいとなり、型染めの仕上がりがおもしろくなります。糊置きの時、型紙をリピートしていくための◯印を、図案の中にどのように紛らせるかもデザインのポイント。

反物に糊置きをするスペース。13mの反物を7m弱の木の長板に表裏張り付け、「馬」と呼ばれる支柱の上に寝かせて、青花染料を混ぜた防染糊(もちのり)を型に合わせて糊置きしていきます。長板の表裏両面を一気に糊置きした後、長板を頭上に上げ乾燥させます。「馬」の上面が弓なりに凹んでいるので、片面を糊置きし、すぐにひっくり返しても「馬」には触れないのです。

乾燥したら、また両面糊置きして乾かす、この工程を繰り返し行います。長板の上げ下げ、また粘り気の強い防染糊(もち米を使う糊はお餅を伸ばすようなねっとり感)を均一に素早く糊置きしていくため力が必要で、男性にしかできない作業だそうです。

デザインが複雑なほど、彩色の時に染料がにじまないように、糊置きを繰り返し行い、糊を盛り盛りにするそうです。

糊置きだけでは染料が生地ににじむため、反物全体ににじみを防ぐ豆汁と布海苔の溶液を刷毛で引いていくスペース。重たい溶液の入ったバケツを片手で持ちながら、長い反物に溶液を素早く均一に引いていきます。反物の端からどんどん乾いていく(ムラがあると彩色にムラが出てしまう)ので、素早く施していく必要があるため、こちらも男性の受け持ち。

彩色していくスペース。長い反物をくるくる回していけるようにしてあります。(友禅染めも同じ)

友禅と同じ染料を使っていても、紅型なので、生地の裏側までしっかりと染料が染み込んでいます。この反物は模様部分の彩色後、全体を赤色で地染めし、振袖になるそうです。全体の仕上がりを想像しながら染めるの難しいです〜。

彩色後、反物は染料を定着させるため蒸し工程へ。蒸し工程は大きな設備が必要なため、専門工場へ。

水元=蒸し工程が終わった反物の糊や余分な染料を洗い落とす場所。とっても広い!やはり染物には水が重要で、今でも自然の川の水を引き込んで使用しているそうです。(*塩素の入った水道水は使用に適さないのです。)こちらも冷えるし重労働なので、男性の受け持ち。

 

工房見学の後は、染色体験へ!!!和紙の絵葉書に狛犬さんを染めます。今回の見学会のために、オリジナルのデザイン、型彫り、和紙への染色実験など、事前にご準備くださいました。誠にありがとうございます!!!

水色部分は、前もって糊置きをしてくださっている部分です。お手本と同じように染めようと思うんだけど、細かい部分は糊を超えて他の部分に染料がはみ出したりして、思っていた以上に難しい。さて、完成後はどうなっているか、後日自宅で糊落とししてからご報告しますね。

工房内の一部で、様々な型染めの資料が展示されています。

おまけ:トイレの表示も紅型!

 

糊置きなどの下地作りから、若い職人さんたちが丹精込めて一枚一枚を手がけていらっしゃいます。実際に拝見することでわかる職人技の素晴らしさ。身につけさせていただく作品も一層愛おしく思います。貴重な工房体験をさせていただき、誠にありがとうございました!!!

今回の染め体験は大人数のため絵葉書でしたが、いつか帯の染め体験に伺いたいと思っています。工房内でご指導いただきながら染めていくので、多くて2〜3人でしょうか。どなたかご一緒しませんか???

夜の【 栗山工房祭 パーティー】へ続きます。→ ●△■

 

2017.08.09. 御誂えの楽しみ

ご近所着物友達のSちゃんと、ある着物御誂えミッションのため、一緒に染め屋さんへご案内。

■ 御金神社(みかねじんじゃ)

喫茶マドラグ」のランチのお席を待つまでの間、御金神社@西洞院二条下ルに初めて伺いました。なんと、なんと、こんなビルやマンションのたて込む谷間に、小さな神社があったとは!

鳥居も金色ピカピカで、なんか怪しい感じするけど、由緒ある神社で、実は金運アップのパワースポットらしいです!!!

日本神話に登場する伊邪那岐(いざなぎ)・伊邪那美(いざなみ)の皇子である金山毘古神(かねやまひこのかみ)がご祭神としてまつられています。金山毘古神は鉱山・鉱物の神として、人間の生活の中で用いられる金属全般(剣、刀、鏡、鋤、鍬など)にご利益を授ける神様です。現在では大型農耕具や印刷機、工場の機械に至るまで幅広くご利益を授け、さらには通貨に用いられる金・銀・銅にもご利益があることから、資産運用や不動産、転宅、方位、厄除け、旅行中の無事安全を護る大神として、広く崇められるようになったそうです。

海外観光客の方もひっきりなしに訪れますが、本当に小さな境内なので、参拝はあっという間。私たちも手を清めて、サクッとお参り。金運アップ!(になるといいなぁ〜)

絵馬は本殿奥にある大きなイチョウの木をモチーフに、イチョウの葉っぱ型のデザイン。もっこり吊られています。

 

喫茶マドラグ

久しぶりに伺う「喫茶マドラグ」。平日だからランチタイムでも12時前なら入れるだろうと思っていたら、あらあら満席。いろんな雑誌で取材されちゃったし、東京店もできちゃったし、やっぱり人気なのね〜。11時半からのランチタイムで、1時間ごとに12時半、13時半と、店頭に来た人の予約を受けて1時間ごとに区切ってお席をご案内するシステム。Sちゃんが早めに到着してくれていたので、なんとか12時半のお席GET。

昭和な喫茶の佇まいに、フランスヌーベルバーグ映画や、ウォン・カーウァイ香港映画のあれこれ、ディスプレイがかわゆい。

Sちゃん念願の「コロナの玉子サンドイッチ」!!!ふっわふわ!!!一切れが手の大きさを超えるほどで、女性なら三切れでギブアップするほどボリューミー!二人で半分こなので、なんとか完食。

昭和喫茶に来たら欠かせない「鉄板ナポリタン」。こちらもすごいボリュームで、食べきれないほどの凄さ。お若いSちゃんに、無理やり半分以上食わす。(笑)

コーヒーフロート(左)とクリームソーダ(右)。赤いクリームソーダは珍しい!

満腹になったところで、13時半からの次のお席の方々が店外でお待ちなので、そそくさと退去。ゆっくりされたい方は、ランチタイムを外して15時以降のお時間がオススメです。

 

■ 染め屋さん

今回ご案内したのは、紬を得意とする白生地屋さん。帯揚げでも着尺でも半襟でも、1枚から染めてくださいます。

Sちゃんは2月のある着物イベントでGETした素敵な着尺反物のために、八掛を特注色でご注文。私は7月末にGETした、これまたなかなか出会えない色の着尺反物のために、八掛を特注色(めっちゃ斬新な色と言われる/東洋の海の色だよ)で注文。また秋頃の出来上がりをお楽しみに☆

 

■ 二條駿河屋

《今日の最大のミッション=八掛の特注色をお誂えする》を完了できたので、ふたりとも大満足。

そして染め屋さんを出て振り向くと、斜め向かいに老舗っぽい和菓子屋・二條駿河屋さん。



店頭に「甘美羹(あまみかん)」と書いてある。「これはなんやろうねぇ〜?気になるねぇ?入って聞いてみよっか?」と、店内へ。

なんとなく想像してたけど、やっぱり夏みかんのゼリー!!!左がサンプルで、右が実物。実物の方がめっちゃ大きい!

二條駿河屋さんは元々は羊羹屋さん。羊羹には寒天を使います。たっぷりのグレープフルーツ果汁と寒天で作ったゼリーだそうで、夏場に多少の時間屋外で持ち歩いても溶けないそう。

夏みかんのゼリーといえば、老松さんの「夏柑糖(なつかんとう)」。毎年食べたいと憧れで、でもいつも気がついたときには時季が遅くなかなか入手できず、グレープフルーツの「晩柑」をいただくのだけど、今回は出会いなので、こちらのお店の「甘美羹」を2個いただきました!世界陸上を見物しながらいただきます!

その後、Sちゃんとお別れして、めっちゃ重たい「甘美羹」2個を携えつつ、ヤオイソにこっそり行ったことは内緒です。(まだ食うんかい!/笑)しかーし、岡山水蜜桃が売り切れだった!!!(爆)でもふつうの桃は食べたよ。

2017.05.27. ぬぬぬパナパナのぬぬ 2017 大阪 – 02

【 ぬぬぬパナパナのぬぬ 2017 大阪 – 01 】から引き続き、この日は【 キモノ文化講座 】へ参加。

■ キモノ文化講座(3)「キモノ井戸端会議 vol.6」

■ テーマ「絹の着心地はどこから?染めの着物」

講師は、朝香沙都子さん、松下妙子さん、西岡万紀さん、須賀凌子さん。

着物のことは、生地の種類、織り・染め、産地も少しはわかりますが、ベテランの着物通の方々に比べれば、まだまだ知識も経験もあやふやで勉強不足。

今回の井戸端会議は、あらゆる “ 染め ” の着物について、実物を見て触って質問できるという、とても貴重な機会でした。実物のお着物は、朝香沙都子さんと西岡万紀さんの自前のお着物を総動員!!!

解説終了後には、参加者のみなさまで大切なお着物を触らせていただきながら、質疑応答。着物をよく着られる方からも、様々な質問が噴出!!!時間内では終わらない雰囲気でしたが、終了時間目いっぱいになりまして、おひらきに。

勝野から朝香沙都子さんへの質問は「藍染め、紫根染め、茜染めなど自然素材での染め物は色落ちしますか???」。

朝香沙都子さんの回答は「仕立てる前に水通し・色止めはしても、やはり色落ちはします。着用時には色移りしないよう気をつけますが、どうしても襦袢や足袋に色は付きます。」と。

それでも自然素材、草木染めは魅力的なのですよね。色移り後のお洗濯で少し気を使ったり、足袋や襦袢に色移りしても良い専用を作るなど必要なのですが、魅力あるものは身につけたい。がんばろ〜。

最後に、講師の朝香沙都子さん、西岡万紀さん、須賀凌子さんと、ご一緒したみなさまと記念撮影。貴重な講義を誠にありがとうございました!!!またこのような機会があることを、切に願っております!!!

この日の勝野コーデは、正絹久留米絣単衣着物+木綿幾何学文様絞り名古屋帯+ぬぬパナ琉球藍染帯締めで。

【 ぬぬぬパナパナのぬぬ 】の開催は、残念ながら今年で終了。また違う形で、このような手作りにこだわる作家さんたちの作品がたくさん拝見できる機会が生まれますように。

ぬぬぬパナパナ主宰の浦令子さんのご冥福を心からお祈りいたします。

 

■ カンテ・グランデ

阪急を後にして、グランフロント大阪のカレンブロッソへお誂えのご相談に。雨用に黒のカレンブロッソがずーっと欲しくて、それに合わせる鼻緒を1年悩み(人と違う鼻緒にしたいから)、結局先日黒田商店さんでいただいた鼻緒でオーダー。(*完成後に別途レポートしますね)

疲れたので、カンテ・グランデで一服。ゴータマショコラとマサラチャイはテッパンですね!学生時代からもう30年味わってるけど、これは大阪でしか味わえないんですよね〜。いつもカンテには感謝!

2017.05.24. ぬぬぬパナパナのぬぬ 2017 大阪 – 01

ぬぬぬパナパナとは

八重山地方の方言からの造語で

布の端々の意

今年も阪急うめだ本店で開催された【 ぬぬぬパナパナのぬぬ 2017 大阪 】へ行ってきました。

できるだけたくさんの布「ぬぬ」たちに出会いたかったので、初日の24日に仕事の合間を縫って、とんぼ返りで行ってきました。

今年も素敵な手績みの布「ぬぬ」たちがいっぱい!丹波布、芭蕉布、琉球絣、琉球紅型、琉球藍染め、手紡ぎ紬、草木染めのいろいろ。力のある布「ぬぬ」たちは、どれも表情豊かで力強く、何度見てもうっとりします。

素敵な帯がいっぱいで、いいな〜。でも憧れだけで、まだまだ手にすることはできないんですけど、眼福で目に焼き付けて。

ボディに素敵なコーディネート。自然布の味わいはたまりませんね〜。

大きなモノは無理なので、今年も草木染め・手組みの帯締めをいただきました。太さがあるので、どうしても夏物には不向きなのですが、単衣/袷の時期に、似合いそうな藍染や紬にコーディネートするのが楽しみです!

 

黒田商店

そして初日24日に訪れた目的第二弾は、こちら、黒田商店さんの催事出店です!!!

関西での催事は、毎年5月下旬にJR京都伊勢丹に年に一回だけ出店されていたのですが、今年&来年から阪急うめだ本店になるそうです。JR京都伊勢丹のご出店時に2年通って、毎回格別な鼻緒を一点ずついただくのを楽しみにしておりました。

お父さん、お母さんも、お変わりなくお元気そうで、よかったです!(*撮影のご許可を得ています)

関西圏では、まずこれだけたくさんの鼻緒を一堂に見られる機会って皆無なんですよ。履物屋さんも大阪、京都にありますけど、どこも鼻緒の品揃えがイマイチで、黒田商店さんの催事は貴重なのです。

ヨーロッパで独自買い付けのファブリック、アンティークファブリックを使った鼻緒など。

礼装にも使える格調高い美しい刺繍鼻緒。

江戸小紋、博多織、洋服用ファブリックを使った鼻緒、その他いろいろ。

貴重な更紗を使った鼻緒。

台まで一式お願いするのは無理なので、今回も珍しい鼻緒を一点だけいただきました。(*後日カレンブロッソに挿げることに決定。また別に履物レポートします。)

 

【 ぬぬぬパナパナのぬぬ 2017 大阪 – 02 】はこちら → ●△■