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カテゴリー : 和食

2017.10.12. 「国宝展 Ⅰ期」京都国立博物館

噂の「開館120周年記念 特別展覧会 国宝」展京都国立博物館、まずはⅠ期へ行ってきました!

朝から雨天で平日夕方のため、並ぶこともなく入れてラッキー。

感想???いや〜〜〜、「すごい!!!」の一言に尽きます!

ものすごいボリュームで、2時間では無理でした。閉館時間が通常よりも1時間遅く18時までだったので、なんとか全部を観ることができました。

すごいボリュームと混雑なので、3時間はかかります。通常は40分〜90分の待ち時間が出ていますので、拝観は平日の15時〜か、金曜日17時〜がオススメ。2時間で会場全体を一通り観て、閉館前の人がいなくなった状態で30分好きな作品をゆっくり観て、最後にミュージアムショップで30分、がオススメです。

この《人がいなくなった状態》で国宝と対峙できる時間、すっごい良かったです!



Ⅰ期に展示された作品の中で、脳裏に残った作品を図録から。


国宝 風神雷神図屏風ふうじんらいじんずびょうぶ 俵屋宗達筆 2曲1双 江戸時代 17世紀 京都・建仁寺/やっぱり宗達の風神雷神が一番好き。(建仁寺に複製画あり/撮影可)

阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎) 一幅 鎌倉時代 14 世紀 京都・知恩院/実物でか〜い!この笑える仏画は観ないと!

国宝 吉祥天像きちじょうてんぞう 1面 奈良時代 8世紀 奈良・薬師寺/衣装の紋様の緻密さ、羽衣の透明感、美しすぎて、何度も何度も観ました。

四季山水図巻(山水長巻) 雪舟筆 一巻 室町時代  文明 18 年(1486) 山口・毛利博物館/これ以外にたくさんの雪舟の功績が観られます。まさに日本画の祖であります!

中国 瀟湘臥遊図巻 李氏筆 一巻 中国・南宋時代 12 世紀 東京国立博物館/この書画を持っていたのが清の乾隆帝。乾隆帝自身が巻物の最初に描いた書画素晴らしかったのに、それが図録に載っていないのが残念。

古今和歌集 巻第十七残巻(曼殊院本) 一巻 平安時代 11 世紀 京都・曼殊院/藍色や浅葱色に染めた台紙に和歌を書く。とても美くしゅうございました!

国宝 深鉢形土器ふかばちがたどき(火焔型土器かえんがたどき)(No.1) 新潟県笹山遺跡出土 1個 縄文時代 前3500~前2500年 新潟・十日町市/実物をやっと観れました!もうすごい造形力です!縄文時代の人々のクリエイティビティに感服。

国宝 土偶どぐう(仮面かめんの女神めがみ) 長野県中ツ原遺跡出土 1個 縄文時代 前2000~前1000年 長野・茅野市(茅野市尖石縄文考古館保管)/久しぶりに会う土偶ちゃん。力強く美しい!

国宝 土偶どぐう(仮面かめんの女神めがみ) 長野県中ツ原遺跡出土 1個 縄文時代 前2000~前1000年 長野・茅野市(茅野市尖石縄文考古館保管)/かっこいい土偶ちゃん。仮面や装飾が本当に綺麗。

紅白芙蓉図 李迪筆 二幅 中国・南宋時代  慶元 3 年(1197) 東京国立博物館/素晴らしい色のぼかし具合、800年以上も前にこんな素晴らしい絵を描いていた中国、すごい!!!

中国 飛青磁花入 一口 中国・元時代(龍泉窯) 14 世紀 大阪市立東洋陶磁美術館/実物はもっと淡い青灰色で、とても静かな美しい作品で素晴らしかった!

国宝 志野茶碗しのぢゃわん 銘めい 卯花墻うのはながき 桃山時代 16~17世紀 東京・三井記念美術館/実物はもっと桃色がかっていて、とても美しいお茶碗でございました!



できればII期も、III期は絶対に、できればIV期も行きたいと思います。みなさま、ボリュームがすごくておののきますが、国宝展、絶対観るべし!観るべし!

 

京風お好み焼き「夢屋」

美術展のあとは久しぶりのご近所「夢屋」で夕食。

イカゲソ焼き、テッちゃん焼きそば、京菜焼。

2017.10.08. 着物コーディネートとあるミッションとぜんざい

あるミッションの日の着物コーディネート。

天候は最高気温29度の夏日になる予報だったので、単衣にて。単衣の勝野的鉄板コーデ。

正絹鳥の子色縮緬地に藍色の荒磯柄型染小紋着物+レモンイエローのタイシルク半幅帯。

帯締はスカイブルーの三分紐+帯留は藍黄水色の三色ガラス製(東風杏)。

 

ランチには「日常茶飯」で、健康的な素材を使ったおばんざい定食をいただきました。

 

あるミッションでは、宿題もあるので前日にアップアップしながら、なんとか完成。(なぜ2週間もあるのに放置しているんだ!/笑)宿題は様々な写真から《色》を抽出する課題。OL時代以来(20年以上前だな)ファッション雑誌を買うことがないので、どうしよう…と行きつけの美容室(ambient 今村さんありがとう!)にお願いして破棄する雑誌をいただいたり、書店で使えそうな雑誌を買ってみたり。(ヤギ曰く『いらない建材カタログだけでやればいいやん!ナショジオと家庭画報国際版は切ったらあかん!』と。タイルや浴槽やフローリングで様々な色を出すのは無理だい!/笑)

《色》をたくさん見ていくと、本当にこれはこの色の系統に入るのか???(青に入るのか緑に入るのか、黄色に入るのか茶色に入るのかなど)と、微妙な色の違いに気づきます。探してもなかなか無い《色》には、スイーツや海産物の写真まで投入。なんとか隙間を埋めて、完成。並べてみると、《色》って本当に綺麗なんだな〜。また次回までにこのコラージュに使用した写真全てに《色名》を明記していく。《色名》も和名でつけるのか、洋名でつけるのか、色番号でつけるのか、そこも自分次第。職業柄DICなど色見本投入だな。日塗工は使わないよ。

講座では、同期生の方々のコラージュと並べてみる。写真の選び方も色の好みも人ぞれぞれ、様々な個性が出るのもので、おもしろいです。

講座では上記以外に、たくさんの勉強をします。覚えなくてはいけないこと満載で、もう脳みそがへとへと。

帰り道に、夏に新規開店した「梅園三条寺町店」に初潜入。白玉ぜんざいとわらび餅のセットをいただき、脳みそにカロリーを!

さて、次回もあるミッション、がんばりませう。

 

2017.10.01. KICCA設立2周年パーティー

着物でお出かけDay。

■ KICCA設立2周年パーティー

KICCA2周年おめでとうございます!

ご近所着物会のメンバーでもある、能口祥子先生が代表理事をされている《きものカラーコーディネーター協会/KICCA》の設立2周年パーティーに参加してきました。

最近は華やかな着物パーティーはご無沙汰なので、何を着ようか直前まで悩み悩んで、一張羅のお仕立てがギリ間に合ったので、それで参加。コーディネートは後ほどご紹介。

会場は京都市役所北のフォーチュンガーデン京都。素敵な建物なので一度内部に入ってみたかったのです。(以前デザロンのイベントで屋上だけ行ったことあり)

受付をすませると、一人ずつプロのフォトグラファーさんによる撮影。このような滅多にない機会に撮影していただけるのはとても嬉しいです。(写真の仕上がりは後日/変な顔してないといいな…不安)

受付で口引きした色によるテーブルに分かれて着席。私は新橋色のテーブルで、東京クラスの方とおはりばこの女将さんとご一緒させていただきました。基本人見知りなので不安だったのですが、何度かお会いしているおはりばこの女将さんがお隣で、楽しく過ごせてよかったです。

能口先生のご挨拶。

藤井絞(株)藤井社長によるご挨拶と乾杯の音頭。

コースのお料理。他にパスタもありました。お部屋の一部がキッチンになっており、お料理を配膳するときだけ壁面扉がオープンして、オープンキッチンが見える仕組み。オープンキッチンで調理仕立ての温かいお料理をいただけるのはとても嬉しいです。いいお店だ!

お料理が一通り出た後は、ゲストのジャグラー・酒田しんごさんによる素晴らしいパフォーマンス。彼のパフォーマンスは《ギア - GEAR - 》@三条御幸町角1928ビルにてご覧いただけます。以前デザロンで《ギア - GEAR – 》の公演を拝見したのですが、素晴らしかったですよ〜。

動きながらなので、いい写真が撮れなかったので、下記Youtubeで、動画をご覧くださいませ〜。

 

プチファッションショー/華やかな装いのみなさま。訪問着・色無地・作家物紬など、お洒落な思い思いの素敵なコーディネート、眼福のひと時でございました!《きものカラーコーディネーター協会/KICCA》ですから、小物までお色合わせを考え抜かれた、素敵な装いの方々ばかりした。

能口先生、素敵なパーティーに参加させていただき、誠にありがとうございました!!!KICCAの益々のご発展を祈念しております。またパーティーの受付からお見送りまで、お手伝いされておられるスタッフのみなさまの細やかなお心遣いもとても心温まりました。お世話いただきまして誠にありがとうございました!

色彩について、私も基本からしっかり学んでいくことで、自分の本業であるインテリアデザインにも大好きな着物にも活かしていけるよう、精進していきたいと思います。(こっそり5期生でっす♪)

 

帰りにいただいた引き出物。来春にご出版予定の能口先生著書「きものカラーコーディネート〜色彩ときものの基礎知識〜」のご案内、京都・石清水八幡宮「走井餅老舗」製/薯蕷(上用)紅白まんじゅう(めちゃ美味しかった♡)、KICCAオリジナル手ぬぐい。

 

四季彩ひさの

二次会には参加せずにおいとまして、ヤギと合流。ご近所の割烹「四季彩ひさの@川端二条でしっぽり。(着物を見せたかってん/笑)


お通しのひげそり鯛白子の煮付

よこわ、ひげそり鯛、鱧の造り

めいち鯛味噌漬焼

かますのおかき揚げ

はす芋と鱧の生姜あんかけ



 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

 

2017.09.30. #playkimonoと落語「銀瓶・菊之丞 ふたり会」

着物でお出かけDay。

■ #playkimono 2017秋

春秋の恒例となってきた#playkimono 2017秋阪急うめだ本店へ。短時間の滞在で、着物関係者の方々へのご挨拶と着物パトロールをだだだ〜と。

モダンな現代着物を扱うメーカーや呉服店の着物ブース、履物や和装小物のブース、カフェ、お抹茶を体験できる茶室まで、いろいろな着物の楽しみを見つけることができるイベントです。

イベント会場は9F祝祭広場・アートステージ。会期は〜10月9日(月・祝)まで。日〜木曜日は20時まで、金・土曜日は21時まで開催されているので、ぜひお時間少しでもあれば阪急うめだへ行ってみてくださいね。(*最終日は18時まで。)

【いまのいろskala】ブースで、きくちいまさんがいらっしゃったので、ご挨拶。新作の綺麗色の紬、スーツのように着てみたいかっこいいお召、POPな可愛いらしい帯など、いろいろ楽しいデザインがありました。縞市松の名古屋帯、いいなぁ〜。

アートステージでは、藤工房/加藤女将さんが和裁の実演中!

同じくアートステージで、藤井絞さんの展示。絞りの名古屋帯、可愛いのがいっぱい!あああ、あれもこれも広げて拝見してみたい〜。

そして最大の目的は、いつも愛用しているガラスの帯留/東風杏さんのブースへ!まだ持っていない感じの帯留と、初めて黒(裏が赤)のハート型のバックル型帯留をいただきました!このハート型バックル型帯留、どんなコーディネートに登場させるか、新境地へ、めっちゃワクワクします。

そして、外せないのが、同じフロアで開催中の「白洲正子ときもの」展。この日は着物マダムで混雑していたので、平日の別の日に再訪したいと思います。(*着物の人は無料)

わずか1時間弱の滞在で、おいとま〜。

 

■ 銀瓶・菊之丞 ふたり会

阪急の後は、楽しみにしていた「銀瓶・菊之丞 ふたり会」@天満天神繁昌亭へ。

  トーク:銀瓶&菊之丞

  開口一番:桂団治郎

  一席目:古今亭菊之丞「らくだ」

     仲入り

  二席目:笑福亭銀瓶「百年目」

いや〜〜〜、すんばらしい落語会でした!!!菊之丞さんの「らくだ」も絶品。そして銀瓶さんの「百年目」は超絶良かった!!!銀瓶さん、ヤバいヤバい、やっぱりすごいわ!これからおかっけします!

 

おばんざい・ラーメン 門扇御池店

落語会の後は、大阪で夜遅めに入れるいいお店も知らないので、すぐ帰京。夜遅くといえば定番の門扇御池店で、軽く一杯。

 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

2017.09.28. 「薄井歩 陶展 -パライソ-」と秋刀魚

■「薄井歩 陶展 - パライソ -」

才ある若手陶芸家のおひとり「薄井歩 陶展 -パライソ-」@同時代ギャラリー・コラージュ(三条御幸町角1928ビル)へ。

岸に打ち上げられた海洋生物を思わせる(しかし何者なのか判別不可能な)陶器製の小さなオブジェたち。その精緻なディテールは何度見ても息が止まりそうになるほどの超絶技巧!



最もエレガントな(だと個人的に思う)こちらの作品を購入。‬

 

■ 居酒屋「よこちょう

秋風も心地よく、虫の音が響く鴨川沿い。すっかり秋ですね〜♪

展覧会の後はご近所に戻り、秋の味覚・秋刀魚を食べたくて、「居酒屋 よこちょう」@二条川端へ。京都で海鮮料理を食べるなら、絶対「居酒屋 よこちょう」ですよ!新鮮な海産物モリモリ、かつお安いですから!

お魚モリモリ食べました!(ポテサラも美味いんだよ)


お造り:車海老、平目(エンガワ付)、よこわ

秋刀魚焼

ポテサラ

冬瓜まんじゅう(中に鱧、海老、オクラ)紫頭巾のジュレで

ホタテバター焼

鯖寿司



今年の秋刀魚は確かに少し小ぶりで細身ですけど、それでも脂のってて美味しかったです。ウチは魚料理しないので、季節物の旬のお魚は「よこちょう」でいただきます。この日牡蠣が売り切れだったのが残念。また次回。

2017.09.21. 京都お散歩日記「きょうのおかず」

いろいろ用事がてら、烏丸御池界隈へ。

遅めの一人ランチに、きょうのおかず@京都八百一本館へ。こちらのお店は、京都のおばんざいを定食形式にリーズナブルにいただけるので、一人飯や女子ランチ会に重宝するお店で大好きです。

メニューを見てシンプルな定食も捨てがたかったけど、茶碗蒸しが食べたくなって、贅沢ランチに。(それでも観光地にしては安いのでありがたい)ご飯とお味噌汁は何杯でもお代わりできるんだけど、お腹いっぱいで無理…。(笑)

画材を買うために京都では揃わなかったので、大阪にも遠征してきましたが、夜遅くまでお腹減らずに持ちました!

2017.09.04. 京都お散歩日記 「ひさご寿し」

工事現場帰りの夕方、京都高島屋の京都八百一へ生鮮食品のお買い物がてら四条河原町へ。涼しくなってきたので、どうしてもお寿司屋さんの茶碗蒸しが食べたくなって「ひさご寿し」@四条河原町へ。

久しぶりの「ひさご寿し」にウキウキしながら入店したものの、九月のためまだメニューには茶碗蒸しがなかった!!!茶碗蒸しは冬季のみ・十二月〜二月の間しかやってへん!!!(笑)

入店しちゃったから仕方ない。気を取り直して、名代ちらし寿し箱寿しをいただきました。量が少なそうに見えてもやはりお寿し。すし飯がギュ〜っと詰まっているので、ヤギと分けっこしてもお腹いっぱい。美味しゅうございました!


ちらし寿し/甘めのすし飯の中には、甘く炊いた椎茸と細かく切った海苔。上には錦糸玉子と海老と、タレで焼いた穴子。

箱寿し/シンプル。穴子4つは関西育ちの穴子好きにはうれしい。



ちらし寿しも箱寿しも、お店によってほんまに個性がいろいろですね。高級なカウンターだけのお寿司屋さんへはなかなか入れないけど、京都市内には庶民的な価格帯でこうやっていただけるお寿司屋さんが何軒もあるのはありがたい事です。冬になったら、何店舗か蒸し寿しの食べ比べもしてみたいと思います。

2017.08.26. 栗山工房祭 その後

【2017.08.26. 栗山工房祭 工房見学会】【2017.08.26. 栗山工房祭 「栗山工房友の会」発足記念パーティー】と、栗山工房祭を一日堪能した後は、自宅近辺に戻り、ヤギと合流してご近所の割烹「四季彩ひさの」でお夕食。


冬瓜と豚肉の生姜あんかけ

鱧、よこわ、かます炙りの造り

とうもろこしのかき揚げ

長芋の紅梅くらげ和え

太刀魚塩焼き

茶そば

じゃこご飯、赤出汁、漬物のセット



和の工芸と和食と、たっぷりと堪能できた素晴らしい一日でございました。

2017.08.26. 栗山工房祭 工房見学会

 藤工房さん主催の栗山工房祭 工房見学会】へ参加してきました。

仁王門うね乃

お出かけ前に「仁王門うね乃」でおうどんを。

 

栗山工房祭 工房見学会

栗山工房

伝統工芸である琉球紅型に魅せられた初代・栗山吉三郎氏が、京友禅の技法を融合させた「和染紅型」を生み出し、嵯峨野に工房を創設。デザイン・型彫り・染めまでのほとんどの工程を工房内で一貫制作されています。



(*これから工房見学行く方にはネタバレあり。)

(*見学会の内容について、栗山工房・西田裕子様に掲載のご承諾をいただいております。西田様、ありがとうございます。)

民芸を好きになり、様々な伝統工芸を知ると、着物を着ようが着まいが、手業の素晴らしい工芸のことを知りたくなります。今回は着物は着ないけれど、伝統工芸好きであるヤギも一緒に参加させていただきました。

展示室では、普段なかなか見ることができない栗山工房作品を一同に拝見。どれも素敵で眼福!

たくさんの人数での見学会、2グループに分かれて、順次工房内をご案内いただきます。栗山工房三代目・西田裕子氏から紅型染めの技法をご説明いただきました。型彫り、糊置き、彩色、糊伏せ、地染めと工程があります。

デザイン室で、図案作成から型彫りまでの工程を拝見。型は伊勢型紙と同じく紗張り柿渋塗りで、工房内で一貫制作。型を彫る手業も人によって微妙な違いがあることが味わいとなり、型染めの仕上がりがおもしろくなります。糊置きの時、型紙をリピートしていくための◯印を、図案の中にどのように紛らせるかもデザインのポイント。

反物に糊置きをするスペース。13mの反物を7m弱の木の長板に表裏張り付け、「馬」と呼ばれる支柱の上に寝かせて、青花染料を混ぜた防染糊(もちのり)を型に合わせて糊置きしていきます。長板の表裏両面を一気に糊置きした後、長板を頭上に上げ乾燥させます。「馬」の上面が弓なりに凹んでいるので、片面を糊置きし、すぐにひっくり返しても「馬」には触れないのです。

乾燥したら、また両面糊置きして乾かす、この工程を繰り返し行います。長板の上げ下げ、また粘り気の強い防染糊(もち米を使う糊はお餅を伸ばすようなねっとり感)を均一に素早く糊置きしていくため力が必要で、男性にしかできない作業だそうです。

デザインが複雑なほど、彩色の時に染料がにじまないように、糊置きを繰り返し行い、糊を盛り盛りにするそうです。

糊置きだけでは染料が生地ににじむため、反物全体ににじみを防ぐ豆汁と布海苔の溶液を刷毛で引いていくスペース。重たい溶液の入ったバケツを片手で持ちながら、長い反物に溶液を素早く均一に引いていきます。反物の端からどんどん乾いていく(ムラがあると彩色にムラが出てしまう)ので、素早く施していく必要があるため、こちらも男性の受け持ち。

彩色していくスペース。長い反物をくるくる回していけるようにしてあります。(友禅染めも同じ)

友禅と同じ染料を使っていても、紅型なので、生地の裏側までしっかりと染料が染み込んでいます。この反物は模様部分の彩色後、全体を赤色で地染めし、振袖になるそうです。全体の仕上がりを想像しながら染めるの難しいです〜。

彩色後、反物は染料を定着させるため蒸し工程へ。蒸し工程は大きな設備が必要なため、専門工場へ。

水元=蒸し工程が終わった反物の糊や余分な染料を洗い落とす場所。とっても広い!やはり染物には水が重要で、今でも自然の川の水を引き込んで使用しているそうです。(*塩素の入った水道水は使用に適さないのです。)こちらも冷えるし重労働なので、男性の受け持ち。

 

工房見学の後は、染色体験へ!!!和紙の絵葉書に狛犬さんを染めます。今回の見学会のために、オリジナルのデザイン、型彫り、和紙への染色実験など、事前にご準備くださいました。誠にありがとうございます!!!

水色部分は、前もって糊置きをしてくださっている部分です。お手本と同じように染めようと思うんだけど、細かい部分は糊を超えて他の部分に染料がはみ出したりして、思っていた以上に難しい。さて、完成後はどうなっているか、後日自宅で糊落とししてからご報告しますね。

工房内の一部で、様々な型染めの資料が展示されています。

おまけ:トイレの表示も紅型!

 

糊置きなどの下地作りから、若い職人さんたちが丹精込めて一枚一枚を手がけていらっしゃいます。実際に拝見することでわかる職人技の素晴らしさ。身につけさせていただく作品も一層愛おしく思います。貴重な工房体験をさせていただき、誠にありがとうございました!!!

今回の染め体験は大人数のため絵葉書でしたが、いつか帯の染め体験に伺いたいと思っています。工房内でご指導いただきながら染めていくので、多くて2〜3人でしょうか。どなたかご一緒しませんか???

夜の【 栗山工房祭 パーティー】へ続きます。→ ●△■

 

2017.08.24. 京都お散歩日記「エリック・カール展」

烏丸御池で現場仕事の後、えきKYOTO(JR京都伊勢丹)で開催中の「エリック・カール展」へ。

■ 寿司「すし善」

ランチに、前々から気になっていた「すし善」@三条新町へ。なんて事のないファサードなんだけれど、名店っぽい空気感が漂っています。

インテリアはいたって簡素で粋。厨房内の整然と並ぶ器の美しさ。


人気のちらし寿司/錦糸卵の下には、甘辛いタレのかかったぶつ切りの魚介類がいっぱい。

にぎり寿司/寿司飯の甘酢の加減がいい塩梅。



大将の優しい雰囲気、無駄のない粋なサービス、とても気入りました。アイドルタイムもないし、また近くに来る時には寄せていただこうと思います。

 

■ パティスリー「グラン・ヴァニーユ」

京都で一二を争うくらい美味しいと思うパティスリー「グラン・ヴァニーユ」で久しぶりにケーキを。この日は割と時間が早かったので、まだケーキがいっぱいありました!(*通常15時過ぎるとほとんど生ケーキはなくなります。)


タルト フィグ/イチジクとクレームシャンティのタルト/季節のイチジクをたっぷり。

レーブ ドゥ シーヌ/ピンクグレープフルーツのムースに、ライチのジュレとムース/天才的な美味しさ!!!

ラナイ/ホワイトチョコとココナッツのムース、ココナッツジュレにパイナップルとライムの香り/夏の爽やかなケーキ。



 

■ 「エリック・カール展」@えきKYOTO

会期終了間近に滑り込み!

絵本「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カール氏。「はらぺこあおむし」は知っていても、他の絵本は知らなかったのですが、こんなにも原画が面白いなんて!!!どの原画もアクリル絵具で彩色した紙を切り貼りコラージュし、その上に色鉛筆やパステルなどでさらに手を加え構成されています。明るい色目にパリッと感が出るのは、コラージュだったからなのですね。

「はらぺこあおむし」は、1969年当時アメリカでは出版する技術がなく、1976年に日本で印刷・製本されて世界で初めて出版されたそうで、エリック・カール氏も日本に特別の思いがあるそうです。御歳88歳の現在も新しい作品作りを続けていらっしゃいます。いつまでもお元気でいていただきたい!

子供ちゃんがいない隙に、撮影ブースで記念撮影。

 

物販スペースで、子供ちゃんがブンブンふり回していた「はらぺこあおむし」のぬいぐるみがあまりにもいいデキだったので、買っちゃいました!(笑)お月様の絵本、図録、絵葉書、あおむしの顔の小皿など、散財。

 

えきKYOTOは今年で開館20周年。次回展覧会は、重要無形文化財保持者(人間国宝)となった、木漆工芸家・黒田辰秋氏の展覧会。これは見逃せません!!!