katsunoya » 和食

カテゴリー : 和食

2022.09.09. 重陽の節句は鱧鍋

9月9日は「重陽の節句」。

ですが、特に「重陽の節句」のしつらえをする訳でもなく、友人宅(料亭Y)で夏が終わる前に「鱧鍋」をいただきました。

京都のスーパーにはまるまる鱧一匹が骨切り&切身にされて売られてるんです。百貨店や京都八百一か、鮮魚のいいものを取り扱っているお店でのみですが、かなりお安く贅沢に。

友人宅のご近所は富裕層もお住まいの地域なので、小さなスーパーでも鮮魚の質が良いお店があり、鱧入荷したとのことで、この日の夜に鱧鍋決行!となりました。

鮮度の良いキラキラ宝石のように輝くワカサギ。フライになりました〜。

鱧はひとり一匹!なんて贅沢な、これで1000円以下なんて!!!(写真は一人分)

生きくらげ、まいたけ、水菜を具材に。

古伊万里の器など、小洒落た和のテーブルセッティング。

味変の薬味には、山椒醤油オイル、白醤油、岩塩。お鍋にもドリンクにもすだち必須で、絞りまくれる量のすだちをご用意してくださいました。

写真はありませんが、鱧鍋の〆には白味噌仕立てのおうどんを。素晴らしいお出汁(昆布、鱧(頭と骨も)、きのこ、野菜)に白味噌で、うまうまのおうどんになりました!

あまりの美味しさに、来年の夏にも鱧鍋することに決定!京都の夏の楽しみです。

2021.05.25. 蛍鑑賞と焼き鳥で乾杯

ヘアカットに外出した夕刻の帰り道、毎年恒例の蛍鑑賞@鴨川・二条大橋たもと(ザ・リッツ・カールトン京都すぐ横)。

梅雨の合間の貴重な晴れの日、満月1日前の夜空。明るい月明かりが水面に反射しキラキラ。コロナ禍が続きますが、今年も無事に蛍鑑賞ができて感謝。

 

美容室の帰り道、飲食店は軒並み閉店時間でどこも立ち寄れないので、いつも閉店間際にテイクアウトさせていただく三条東洞院東の焼き鳥屋さんで夕食(焼き鳥丼、焼き鳥セット、枝豆)を1000円でGET。西陣のクラフトビールで乾杯。(小瓶の1/3飲んで酔っ払い。残りは肉の煮込みにでも使いましょうか…もったいな〜www)

2020.04.16. いづ重のお弁当

今日のお昼ご飯は、京寿司・祇園階段下「いづ重」のお弁当!

ご近所着物友達の柚木さんがお届けくださいました!

赤だし付きでワンコイン500円(税込)!!!

・洋風オムレツ(卵焼きだと思っていた…)

・おじゃことピーマンの甘辛

・ひじき

・柴漬け、壺漬け

・昆布の佃煮

渋いおかずだけど、ご飯に合う合う。昆布の佃煮が激うま〜〜〜。またついでがある時に、お寿司も含めてお願いしよう。

新型コロナ対策で、飲食店の自粛営業も厳しい中、皆さん頑張っておられます。好きなご近所の飲食店のテイクアウトメニューを週一回ずつくらい利用していこうと思います。

2020.04.12. 春の夕食

桜流しの雨が降る、日曜日の夕食。

新たけのこ。春の香り。

三条寺町商店街「季節の京野菜 とり市老舗」で買った京都・丹波産のたけのこと、徳島・鳴門産わかめを使って、若竹煮を作ってみた。うね乃さんのお出汁を濃ゆく煮出して使用。

付け合わせは、京菜のお浸し、京都豆腐の冷奴、大根の炊き込みご飯。

あっさりした和食はほっとします。COVID-19が蔓延し、日本中が日増しに厳しい状況になっていますが、美味しいものを食べて、心と体を健康にしましょう!

2020.01.07. 無病息災

お正月は暴飲暴食していないけど、やはり1月7日には七草粥。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。

昆布出汁と琉球の塩のみで、ご飯に艶感が出るまで、ゆっくりじっくり炊き上げます。七草は入れたらサッと火を通して、シャリ感が残る程度で火を止めて。

蒼くささ残る、初春の優しい味。

2019.03.16. 介護-04 経過ご報告

『アジャラカモクレン、セキグンハ、テケレッツノ、パッ』👏👏 __と呪文は効くのか効かないのか。

■2019年3月15日

家族ミッション終了。久しぶりに両家の家族交えての、温かい団欒のひと時。義父はおもしろく、素晴らしい仁徳のある人。義母はひたすら優しい人。実妹は主婦業のプロだから、テンパっている私の裏方業をそつなくこなしてくれ大助かり。

主治医往診あり。義父と一緒に主治医の見解を聞き、話し合い、万が一の覚悟を決める。義父は「すべて任せる」と。しかしまだ揺らぐ心があって、自分一人では決めきれずにいることも…。

 

■2019年3月16日

京都造形芸術大学・2018年度生卒業式ミッション終了。

朝の段階でまだ行くべきか悩んでいましたが、ヤギのこんがらがった思考回路を解いてあげると、本人が「卒業式に参加します♪」と言ってくれました。

卒業生・藤野君が車での送迎、大学との詳細な打ち合わせと調整、他の卒業生への連絡などすべて、立つこと歩くことがほぼできないヤギのすべての介助をしてくれました。息子たち、ありがとう!

環境デザイン学科・卒業証書授与式に参列。

🌸🌸🌸 2018年度 ご卒業おめでとうございます 🌸🌸🌸

辻村+ヤギゼミのゼミ生のみなさん、卒展の案内から謝恩会の直前のご案内まで、お気遣いありがとうございました。残念ながら謝恩会はヤギの体力的理由で欠席とさせていただきましたが、同級生・先生方との忘れられない日を楽しんで!

集まってくださった卒業生のみなさん、クリエーター仲間のみなさんと、式典後に1時間ほどヤギと歓談。お忙しい中30名以上の方々が集まってくださり、本当に感謝しかありません。お一人ずつヤギとお話ししていただけて、貴重な時間となりました。(副手さんが写真撮影してくれたのでまた後日)

卒業式から無事に帰宅。主治医往診あり。

夕方、ヤギと私の共通の古くからの友人である、須賀さんご夫妻、東京から京都へ移住したての建築家・荒木さんが訪ねて来てくださる。買い出しグッズやお食事を届けてくださり感謝。ヤギも一緒に美味しいお食事をいただきながら、和やかな笑顔ある時間を共有できましたこと、本当に嬉しかったです。

夜間、刻々と変化あり。意識混濁、痛みの増加。今日もまた寝られそうにありません。夜間深夜も対応してくださる主治医&看護士さんに夕方以降の経過報告。2時間毎の状況確認、対処法を教えてもらい、少し心が落ち着く。

ここ三日間1〜2時間しか寝らていないけれど、なぜか思考は明瞭。朝の往診まで、頑張ります。少しでも穏やかに安らかに過ごせますように。

体調が安定してくれれば、日本バプテスト病院@北白川別当町のホスピスの部屋に空きが出次第、入所予定。また変化あればお知らせします。

深夜に色々な悩みにアドバイスしてくださった友人のみなさま、遠方からヤギの好物を超特急でお贈りくださったみなさま、応援メッセージをくださったみなさま、誠にありがとうございます。お一人お一人にお返事できないのですが、とても心強く、パワーをいただいております。ありがとうございます!

*写真:駆けつけてくださった、野井成正師匠、KUAD非常勤講師の賀来先生、河上先生と共に。

2019.03.09. 満50歳の誕生日を迎えて

ご心配くださっている皆様へ、ご報告。

本日、勝野は満50歳の誕生日をヤギと一緒に迎えることができました!!!5ヶ月待ちの「草喰 なかひがし」で、ささやかながらお祝いのお食事ができました。


懐石料理の八寸。3月はまだ始まったばかりのため、お料理写真はモザイク加工。 ちゃんとした写真はまた後日〜。



ヤギの介護生活が始まってから、微力ながら看病の甲斐もあってか、2月末までは思った以上に劇的な回復傾向に。かと思いきや、3月頭にまた若干体調悪化し、2月半ば頃に戻ってしまう。それでも毎日美味しいもん食べさせる(おかゆ、いちご、刺身、その他ケーキや和菓子などヤギの好物)作戦で、なんとか今日を迎えることができました。

歩行器では歩けないほど筋力低下(自力で立てるが短距離しか歩けない/階段は一段も登れない)のため、車椅子での外出です。今日初めての<着物de車椅子>を決行してみましたが、晴れている日ならなんとか行けそうな感じ。

少食ながら、美味しいもんなら食べてくれるので、なかひがしのお食事も、前もって「小盛りでお願いします」とオーダーしてあったので、ヤギも最後まで完食できました。

食欲が旺盛に戻ってきたのは本当に幸いです。来週からリハビリにも通ってもらって、穏やかに緩やかに、終末期を過ごしてもらいたいと思います。

来年の誕生日は一人かもしれませんが、ヤギが昨年入院期間中で観ることができなかった、京都の美しい桜を一緒に観て歩くことを目標に頑張ります。

桜より先に、3月16日の京都造形芸術大学・卒業式でゼミ生たちを見送ることを目標に。そして3月31日には無謀ながら、昨年12月に開催中止してしまったレクチャー「ポストモダン再考」を開催する予定です。場所(京都市内)・時間など決まり次第お知らせしますが、14時〜18時の時間帯空けておいてくださいまし。(前日当日ドタキャンあり)

お仕事関係の皆様、お待たせしていて大変申し訳ございません。デザイン是非ともやりたいのです、やらせてください。しばらく猶予をいただき、なんとか早急に追いつきたいと思います。

お友達の皆様、卒業生たち、2月3月と遠方から会いにきてくださって、ありがとうございます。また会えなくても、ヤギの好物を贈ってくださって、ありがとうございます。優しいお気持ちをたくさんたくさんいただいて、二人ともとても幸せです。

2019年度4月からは京都造形芸術大学・環境デザイン学科の専任教員の担当する授業の教壇にも立つことになりました。ヤギの知識を、想いを受け継いでいけるように、こちらも頑張ります。

2月3月のアレコレはまたいつか時間ができたら記していきたいと思います。取り急ぎ、ご心配してくださっている皆様へ、感謝の気持ちをこめて。

 

■ 着物コーディネート

着物は黒地に鳥獣戯画柄が織り出された手紡ぎ紬付下げ。帯は熊谷好博子作、ピンク色の杢目刷り出し染め名古屋帯。小物も春らしいお色目で。

2019.01.01. 元日


2019年一日目の元日は、風邪気味なので、お家でゆっくりと過ごしました。

毎年のお楽しみ、年末に特別限定仕込みの本田味噌さんの大吟醸西京味噌で作る京風お雑煮に、佐々木酒造の純米大吟醸酒のお屠蘇と。

お正月三が日にいただく京都の慣わし=花びら餅(仙太郎)を、真新しいお抹茶と一緒に。

来年も京都でお正月をゆっくり過ごせたらいいな。

みなさまも健やかで幸せな一年となりますように。

お正月の間に着物ももちろん着る予定ですよ〜。三日、四日、六日とお会いする方々がいらっしゃるので、お正月コーデを考えたいと思いま〜す。






2018.12.30. 遠方からの皆様と忘年会02

ランチ忘年会を終えて、夜は京都造形芸術大学卒業生の長谷川さん(グラマラス勤務)&現役の教え子Mさんと、辻村久信先生を交えての忘年会。辻村久信先生の最新作である「ごはんや一芯京都」@麩屋町六角西の素晴らしい空間にて。

お料理がどれもこれも美味しくて、楽しい時間をゆっくりと堪能。

 

年末のお忙しい中、素敵なお店で忘年会を企画してくれて、ありがとうね!またぜひ京都に里帰りしてきてくださいね!

ごはんや一芯京都」空間良し、お料理良し、サービス良し=着物女子会にもぴったりなお店!リピートしまっす!

2018.12.23. 着物deクリスマスin金沢-1日目

きっとヤギとの最後の旅行になるであろう、2018年のクリスマス。京都からヤギの体力的に行ける場所、一番ふたりで一緒に行っておきたい場所として選んだのは、金沢。

12月上旬から続く私の体調不良も一進一退で、当日の朝ギリギリまで行くかキャンセルするか迷いつつ、一度実現してみたかった《着物deクリスマスin金沢》を2泊3日で実行して参りました!

初めて乗る特急サンダーバードにワクワク♪ もちろん、頭の中では某番組のテーマソングが流れています♪♪♪ サンダ〜バ〜ド〜〜〜♪♪♪ちゃかちゃんかちゃんちゃんちゃかちゃん♪♪♪

車内ではマスクをして、ずっとのど飴を食べ続け、なるべく咳が出ないようにしながら、なんとか無事に金沢駅に到着。駅コンコースにはきらめくクリスマスツリー。

お昼前に京都を出発するのんびりコースで来ましたので、お腹ペコペコ。ホテルに向かう前に金沢駅で何か軽く食べようと、スマホで検索。今回は事前に何も調べずに、行き当たりばったり旅行なのです。こんなのんびり旅行もまた良し。

金沢はおでんも名物なんですね!!!知らなかった!検索の結果、金沢駅構内の金沢百番街にある「おでん黒百合」へ。アイドルタイム無いし、おでん一本から注文できるし、めっちゃ素晴らしい!

おでん4種。関西人も満足の優しいお味。

金沢郷土料理の「金時草(青菜)のおひたし」「どじょうの蒲焼」「白山堅豆腐」。めっちゃ日本酒が欲しくなります〜。(笑/呑めへんけど)

 

小腹を満たして満足した後は、駅前からタクシーで2泊するホテルへ。旅行を計画したのが12月頭で、すでにクリスマスや年末も近い時期のため、インテリアも素敵なホテルでお部屋が空いているところがあまりなく、なんとか見つけたのがホテル「雨庵金沢」。開業したばかりで、とても綺麗なホテル。

ホテルのロゴデザインは、NHK「美の壷」のタイトル文字で有名な、書家・紫舟さん。ロビーには「美の壷」みたいに文字の立体オブジェが!

自由に使っていいカフェや図書スペースなど、ゆったりとしたロビーラウンジ。24時間、無料のドリンクがいろいろといただけます。宿泊の手続きもこのスペースで行われます。スタッフさんが少人数でも、アットホームで丁寧なサービスに心がホッとします。

バーカウンターでは、北陸の地酒がいろいろいただけます。21時以降は無料のお蕎麦が提供され、お客様に人気だそう。(私たちは少食になったのでいただきませんでしたが)

お部屋へ参りま〜す。今回予約したお部屋よりランクアップしてくださって、最上級の《プレミアテラスツイン》へ。廊下にはお部屋の入口前にワンクッション置いて和風デザインの木製建具があります。直接室内の音が外に漏れないので、こういう気遣いは大事ですね。

お部屋に入ってすぐ、オープンな荷物置場。宿泊価格を考えたら、できればもっと広いオープンじゃ無いクローゼット(荷物が見えない方が落ち着くでしょ)が欲しい。

室内はベッドルームとリビングルームが別れているので広々。しかーし、内装・調度品の質は安っぽい…。水周りも家庭っぽくて高級感なし。間接照明の器具がリビングから丸見えとか、ベース照明が明るすぎて調光できないとか、内装屋から見たら、ちょっぴり寂しい気持ちになる。(笑)予約時に着物を着ることを伝えていたので、大きなミラーを入れてくださっていたのは◎。

庭園???下階のお部屋のテラス庭が見下ろせるだけで、このお部屋にはテラス庭は無いやん!それも「こんな適当な庭なら無くていい」レベルのひどい造園だったので…。(笑)

まあそれでも新しくて綺麗な状態だし、立地も抜群に良いし、価格も定価よりお安く予約できたので満足ですよ。しかし数年経って、傷んできた時のことを考えると切なくなる。設計士、施工会社、コストも大事やけど、ホテルやから5年後10年後のこと考えてデザインしてあげて欲しかったな、と感想でした。

 

さて、ゆっくりとお部屋で明日以降に実行すべき金沢情報を調べたので、夕食へと繰り出します。夜になって土砂降りの雨になりましたが、ホテルから近江町市場まで徒歩5分なので、タクシー呼ばずに着物でも頑張って歩いて行きました。

夜の早い近江町市場の中で、いくつか開いている回転寿司の一つ「近江町市場寿し」へ。いいねぇ!このデザインなんかどーでもいい、カオスなファサード!(笑)中は回転寿司のはずなのに回転装置は使われておらず(*装置は現存する/止まったまま)、普通にオーダーしてから握って運んできてくれる。お茶はカウンターに設置された給湯ノズルから自分で作る。お会計は、お皿の色で判別する回転寿司スタイル。

美味いっす!

満足満腹になって、ホテルに帰還。日中に買っておいた金沢名産品を味見。さあ、しっかり寝て、明日の探索に備えます。

二日目に続きます → ●△■