katsunoya

【ART】東京・2025 春の展覧会情報

■ 坂本龍一音を視る 時を聴く

2024年12月21日(土)〜 2025年3月30日(日)

10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)/月休

【臨時夜間開館】

*3月7日(金)、14日(金)、21日(金)、28日(金)、29日(土)〜20:00(展示室入場は19:30まで)

東京都現代美術館

https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/RS/

*事前予約制 → https://www.e-tix.jp/mot/sakamoto.html

 

■ ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965

2025年1月11日(土)~3月23日(日)

10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)/月休

パナソニック汐留美術館

https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250111/

*土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約制 → https://www.e-tix.jp/shiodome_museum/

 

■ 遠藤慧 個展「MEASURE: 空間を解剖するー実測スケッチの世界」

2025年2月25日(火)~3月23日(日)

11:00〜19:00(最終入場18:45)/月休

上野駅内交番跡(中央改札正面玄関口と浅草口の近く) ギャラリーes

https://ueno-es.jp/exhibitions/289.html

 

■ 吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在

2025年1月16日(木)~3月23日(日)

11:00~18:00/月・祝休

ギャラリー間

https://jp.toto.com/gallerma/ex250116/index.htm

 

■ リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s

2025年3月19日(水)~2025年6月30日(月)

10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)/火休4月29日(火・祝)と5月6日(火・祝)は開館、5月7日(水)は休館

国立新美術館

https://living-modernity.jp/

<巡回予定>

会場:兵庫県立美術館

会期:2025年9月20日(土)–2026年1月4日(日)(予定)

 

■ ミロ展

2025年3月1日(土)~7月6日(日)

9:30~17:30金曜日は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)/月休*4月28日(月)と5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館

東京都美術館

https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_miro.html

公式サイト

https://miro2025.exhibit.jp/

*土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約制https://www.e-tix.jp/miro2025/

【ART】関西・2025 春の展覧会情報

あたたかい陽射しを感じる季節になってまいりました。春の香りにウキウキしながら、美しいものを愛でに美術展へ出かけましょう!

《大阪》

▪️生誕150年記念 上村松園

2025年3月29日(土)~6月1日(日)

10:00 ~ 17:00 (入場は16:30まで)/月休・5/7(水)休 *4/28(月)、5/5(月・祝)は開館

大阪中之島美術館 4階展示室

https://nakka-art.jp/exhibition-post/shoen-2025/

 

▪️日本の国宝

2025年4月26日(土)~6月15日(日)

9:30 ~ 17:00 (入場は16:30まで)*土曜日・5月4日・5日は午後7時まで/月休・5/7(水)休 *4/28(月)、5/5(月・祝)は開館

*土日祝は日時指定予約優先制 → https://www.e-tix.jp/kokuhou2025/

大阪市美術館

https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/kokuhou2025

公式サイト

https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kokuhou2025/

▪️特別展「すべてを描く萬よろず絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」

2025年4月26日(土)~6月15日(日)

9:30 ~ 17:00 (入場は16:30まで)*土曜日・5月4日・5日は午後7時まで/月休・5/7(水)休 *4/28(月)、5/5(月・祝)は開館

中之島 香雪美術館

https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/exhibition/kyosai/

 

▪️GUTAIは生きていた

2025年1月13日(月)〜5月3日(土)

11:00~ 18:00(入場17:30まで)※最終日のみ17:00終了/日・月・祝日*2025年5月3日(土)は開館

*事前予約優先 → https://reserva.be/ichioncontemporary

ICHION CONTEMPORARY(建築設計:安藤忠雄)

大阪市北区野崎町9-7

https://ichion-contemporary.com/

 

▪️安藤忠雄展 青春

2025年3月20日(木)〜7月21日(月)

10:00〜18:00(金・土・祝前日 20:00まで)(入場は閉場30分前まで)/月休(祝日は営業)

グラングリーン大阪 うめきた公園 ノースパーク VS.

大阪市北区大深町6番86号

https://vsvs.jp/exhibitions/tadao-ando-youth

*事前予約制:チケット発売先 →  ●△■

 

《兵庫》

▪️パウル・クレー

2025年3月29日(土)~5月25日(日)

10:00 ~ 18:00 (入場は17:30まで)/月休

兵庫県立美術館

https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2503/

公式サイト

https://www.ktv.jp/event/paulklee/

 

《京都》

▪️蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影

2025年1月11日(土)〜3月30日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで)

3月20日(木・祝)〜3月30日(日)

9:00〜19:00(入場18:30まで)*3月28日(金)のみ18:00まで/月休

京セラ美術館 新館 東山キューブ

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20250111-20250330

公式サイト

https://ninagawa-eim2025kyoto.jp/

*事前予約優先制:予約先 → https://www.e-tix.jp/ninagawamika/

 

▪️モネ 睡蓮のとき

2025年3月7日(金)〜6月8日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで)/月休*4/28(月)、5/5(月・祝)は開館

京セラ美術館 本館 北回廊1階 | 本館 南回廊1階

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20250307-20250608

公式サイト

https://www.ytv.co.jp/monet2025/

*事前予約優先制:予約先 → https://art-ap.passes.jp/user/e/monet2025-reserve

謹賀新年 2025

謹んで新年のお喜びを申し上げます。

昨年は多くの皆様にご連絡ができないまま時間が過ぎていった一年でした。お会いする機会が叶わずご無沙汰しております。

今年はマイペースに穏やかに過ごしつつ、好きなもの、美しいもの、より一層知識を深めるべく探究していく一年にしたいと思います。特にインテリアデザインの歴史については、テーマを決めて研究を深めていき、なにか形に残していけるよう精進したいと思います。

皆様にとって2025年が心身共に健やかで、悦びに満ち溢れた一年となりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2025年 元旦  Love the Life 勝野明美

【生誕90年 倉俣史朗展 Cahier】ご案内

東京のギャラリー「ときの忘れもの」にて、倉俣史朗氏の小さな展覧会が開催されています。会期終了間近(~12月28日(土)まで)ですが、東京方面で行ける方は、ぜひ!

第375回 生誕90年 倉俣史朗展 Cahier

会期:2024年12月13日(金)~12月28日(土)

時間:11:00-19:00

定休日:日・月・祝日休廊

場所:東京都文京区本駒込5丁目4の1 LAS CASAS

Merry Christmas 2024

Merry Christmas 2024

2024年も残すところあと数日となりました。

冬の寒さが厳しくなってまいりましたが、みなさま楽しいクリスマスを!

【ART】関西・2024 秋冬の展覧会情報

9月、10月と、これまでにないほどの残暑が続く季節がようやく落ち着き、涼やかな秋風を感じるようになってきました。芸術の秋ということで、美しいものを愛でに、美術展へお出かけしましょう!

《大阪》

▪️塩田千春 つながる私

2024年9月14日(土)~12月1日(日)

10:00 ~ 17:00 (入場は16:30まで)/月休

大阪中之島美術館 5階展示室

https://nakka-art.jp/exhibition-post/chiharu-shiota-2024/

 

▪️特別展 川瀬巴水 旅と郷愁の風景

2024年10月5日(土)〜2024年12月2日(月)

9:30~ 17:00(入場16:30まで)/火休

大阪歴史博物館 6階 特別展示

https://www.osakamushis.jp/news/2024/kawasehasui.html

 

▪️特集展示 心斎橋ときもの ―小大丸260年のあゆみ―

2024年10月30日(水)〜2024年12月23日(月)

9:30~ 17:00(入場16:30まで)/火休

大阪歴史博物館 8階 特集展示

https://www.osakamushis.jp/news/2024/shinsaibashi_kimono.html



《兵庫》

▪️石岡瑛子 Iアイ デザイン

2024年9月28日(土)~12月1日(日)

10:00 ~ 18:00 (入場は17:30まで)/月休

兵庫県立美術館

https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2409/

 

《京都》

▪️グッチ日本上陸60周年記念展 GUCCI COSMOS

2024年10月1日(火)〜2024年12月1日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで)/月休

京セラ美術館 本館 北回廊1階 | 新館 東山キューブ

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20241001-20241201

※京都市内に在住・通学の大学生・高校生は無料

 

▪️巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた

2024年10月11日(金)~12月22日(日)

前期:10月11日(金)~11月17日(日)

後期:11月19日(火)~12月22日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで)/月休

京セラ美術館 本館 南回廊1階

https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20241011-20241222

 

▪️LOVEファッション―私を着がえるとき

2024年9月13日(金)~11月24日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2024/460.html

 

同時開催/コレクション展

2024年9月13日(金)~12月1日(日)

・シュルレアリスム宣言100周年

今年はアンドレ・ブルトンによる『シュルレアリスム宣言』の発表から100年目にあたり、国内外で関連する展覧会が開催されています。当館所蔵のシュルレアリストの作品を通じて、その多様な表現と世界的影響の一端を展示。

 

・志村ふくみと紬織

滋賀県立美術館で開催中の「人間国宝 志村ふくみ展」に合わせ、当館コレクションの中から志村の作品を紹介するとともに、志村同様に紬織で作品制作を行う(行った)三名の染織家の作品も併せて展示。

 

▪️美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-

2024年9月7日(土)~11月24日(日)

前期:9月7日(土)〜10月14日(月・祝)

後期:10月16日(水) 〜 11月24日(日)

10:00~ 17:00(入場16:30まで)/月休

細見美術館

https://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex086/index.html

 

▪️生誕120年 人間国宝 黒田辰秋―木と漆と螺鈿の旅―

2024年12月17日(木)~2025年3月2日(日)

10:00~ 18:00(入場17:30まで・金19:30まで)/月休

京都国立近代美術館

https://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionarchive/2024/461.html

 

《滋賀》

▪️生誕100年記念 人間国宝 志村ふくみ展 色と言葉のつむぎおり

2024年10月8日(火)〜11月17日(日)

9:30 ~ 17:00 (入場は17:00 まで)/月休

滋賀県立美術館

https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/6275/

【倉俣デザイン探訪 オープンレクチャー】開催のご案内

「倉俣史朗と静岡」展の開催に合わせて、11月6日に五十嵐久枝さんのオープンレクチャーを開催!募集定員が少人数のため、あまり広めたくなくて、こっそり勝野屋blogでお知らせします。

そしてそして、Love the Lifeのインテリアデザイン研究の取材として、次の日の11月7日夕刻には BAR COMBLE の特別撮影会をセッティングしました!オーナー様に特別にご許可をいただき、開店前の時間帯に30分ほど空間の写真撮影をさせていただきます。この貴重な機会にご一緒したい人、1泊2日で静岡へ行ける人は、こっそり勝野までメッセージくださいませ。


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イガラシデザインスタジオのウェブサイトから転載。

https://www.igarashidesign.jp/6617

 

静岡の商業施設におけるインテリアデザインを学ぶ

五十嵐久枝氏と巡る倉俣デザイン探訪

静岡市には 1960年代~80年代にかけてインテリアデザイナー倉俣史朗氏が手がけた店舗が数多く存在していました。現存する店舗はBAR COMBLEをはじめ数少なくなってきていますが、倉俣氏が手がけたデザインは、今の時代にも色褪せることのない存在感を醸し出しています。

今回の講座ではインテリアデザイナーの五十嵐久枝氏を講師にお迎 えして、倉俣氏が手がけた物件や資料についての解説や店舗のオーナー様とのトークセッションで、インテリアデザインについて学んでいきます。

【訪問場所】

①静岡市美術館「倉俣史朗と静岡」展

GUEST Speaker1:静岡市美術館 学芸員 伊藤鮎氏

GUEST Speaker2:株式会社トンボヤ 代表取締役 久保耕介氏

(静岡市美術館 学芸員 伊藤氏による展示解説。久保氏、五十嵐氏による関連資料コメント及び解説。)

②真田屋呉服町店ショーウィンドウ(店外からの見学)・倉俣氏デザインのチェア、ドアノブ、内装の一部見学。

③BAR COMBLE GUEST Speaker:BAR COMBLE 中山昌彦 氏 ・中山氏と五十嵐氏によるトークセッション。※トークセッション終了後続けて BAR COMBLE にて Q&A 及び懇親会(ドリンク 、乾き物)を開催いたします。

日  時:2024年11月6日(水)16:00 

集合場所:静岡市美術館(定員15名/受講料無料、別途懇親会費2500円)

申し込み方法:Eメールでのお申し込みの場合は、件名を「実践講座の申し込み」とし、下記受講申込書の項目を記載してお送りください。お申し込み受付後に、ご案内をEメールにてお送りいたします。FAXでお申し込みの場合は、下記受講申込書に必要書類をご記入の上、お送りください。

静岡産業振興協会/鈴木様宛 E-mailsuzuki@t-messe.or.jp

【倉俣史朗と静岡 展】開催のご案内

随分と記事の掲載がご無沙汰となってしまいましたが… インテリアデザインの展覧会情報です。

「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」@京都近代美術館が今夏に開催され、倉俣デザインへの熱が冷めやらぬまま、この秋に静岡にて新たな倉俣展が開催されます!

倉俣さんの家具の多くは静岡で生産されていました。往時には倉俣さんがデザインした商空間も静岡に多数あった模様。静岡市美術館の調査過程で出てきた資料や写真などの展示だそうですので、あまりメディアや書籍でも紹介されていない作品の資料が拝見できるかもしれません。倉俣さんと静岡の関係性を改めて知る貴重な機会になることと思います。倉俣ファンは会期中、ぜひ静岡へ!そしてわずかに現存する倉俣デザインのお店へ!!!


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倉俣史朗と静岡 展

倉俣史朗と静岡は深い関係にありました。

60年代半ばから80年代にかけて静岡の数多くの商業空間が手がけられました。

展覧会では、倉俣史朗の仕事を静岡市美術館の調査過程で掘り起こされた写真や資料などを使って展示します。

静岡市美術館近くのCOMBLEは倉俣の空間が体感できる、数少ない現存例です。

また、静岡市が1988年に主催した「家具産地イメージアップ事業」で制作された椅子5脚も展示されます。

会 場:静岡市美術館 多目的室

期 間:2024年11月6日(水)~12月15日(日) 10:00-19:00

休館日:毎週月曜日 ※11/9(土)、12/7(土)他イベント実施時は閉室

主 催:静岡市美術館、静岡市文化振興財団

協 力:クラマタデザイン事務所

観覧無料

※11月6日の初日には静岡にて五十嵐久枝が参加するイベントが予定されています。

静岡市美術館

https://shizubi.jp/event/9957/

イガラシデザインスタジオ

https://www.igarashidesign.jp/6546


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他に静岡で開催中の展覧会も併せてどうぞ!

静岡市のデザインプロジェクト展

会 場:駿府の工房 匠宿 工芸館 https://takumishuku.jp

日 時:2024年11月1日(金)~12月8日(日)

    内容が好評により会期延長されました!

    ※月曜休館(月曜祝日は営業、翌平日休館)

時 間:10:00~19:00

内 容:・静岡市で実施されたデザインプロジェクトを一堂に介した展示。

    ・倉俣史朗氏、喜多俊之氏、内田繁氏などの著名デザイナーと静岡の企業が

     開発した製品が並びます。

    ・倉俣史朗氏デザインのテーブル、チェアーも展示されています。

    ・詳細は添付のPDFファイルをご確認ください。

※116日(水)から、この「静岡市のデザインプロジェクト展」で 五十嵐久枝氏デザインの「TANGOチェスト」が特別展示されます。


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11月に静岡県でおこなわれるデザイン関連イベントを集約したポータルサイトがオープン。その中で静岡のデザインについて、下記の記事もご一読ください。

Design November. https://www.designnovember.com

Elements 静岡の要素

・きっかけとデザイン

【インタビュー】 デザイナー・五十嵐久枝さんに聞く

https://www.designnovember.com/elements/294

・Bar COMBLÉ 失われた時を求めて

【インタビュー】 Bar COMBLÉ オーナー 中山昌彦さん

https://www.designnovember.com/elements/279

【シュルレアリスム100年映画祭】この秋、開催!

1924年10月。アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言」を発表。

ここに20世紀最大の芸術運動がはじまる。

それから100年。

その運動は、文学、絵画、映画、音楽、思想など広範な領域に影響を及ぼし、

その本質は今の時代にも受け継がれている。

シュルレアリスムとはいったい何か?その深遠なる世界を紐解く―

 

【シュルレアリスム100年映画祭】公式ウェブサイト

https://trenova.jp/surrealism100/

 

前回の記事キュビスムから倉俣史朗へ―アートとデザインはすべて繋がっていく―<キュビスムの影響から同時代にアメリカやヨーロッパ各国でシュルレアリスム(マン・レイ、サルバドール・ダリ、マグリット、デ・キリコ)、ダダイスムへも繋がっていく。>と書いたのですが、タイムリーにもこの秋、【シュルレアリスム100年映画祭】(日本未公開作品含む)が公開されます!!!

文学、美術、思想、音楽、映像など、様々に広がっていったシュルレアリスム運動の影響を学ぶための貴重な機会。もう二度と観られない可能性も大きいので、上映期間をチェックして全映画を網羅したく思います。京都では出町座にて2024年12月6日(金)より上映!(スケジュールは出町座のウェブサイトでご確認ください。)

キュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―

みなさん???って感じですか?

キュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―

最近観た展覧会、映画などから、すべてが繋がっていることを再認識したのです。これが調べれば調べるほど奥深く、めちゃくちゃ楽しくて、何時間でも時間を費やして考えてしまうのです。あ〜、楽し!その見解は下記に述べます。ご理解いただけたらうれしいのですけれど。

 

キュビズム展のレポートはこちら→(*後日公開)

倉俣展のレポートはこちら→(*後日公開)

 

まず、キュビズムってなあに???から知っていきましょう。

キュビスム展 解説動画まとめ

YouTubeチャンネル【山田五郎 オトナの教養講座】

西洋・日本問わず、芸術、伝統工芸、建築など多分野のことについて、誰にでもわかりやすく解説してくださっているので、とても勉強になる。歴史的にどんな人、事、時代背景が結びついていくのか、とてもよく理解できる。

キュビスム展の最後の国内巡回地である京都での展覧会も202477日に閉幕したので、まずは期間限定公開とされている、下記「キュビスム展」に関する動画を、急ぎご鑑賞されるとよきかと思います!!!

 

【キュビスムって何?】始まりはピカソじゃなかった!?「キュビスム展」コラボ企画

https://www.youtube.com/watch?v=NC34DrUmPrI

ピカソ超えの超重要画家たち【シャガール!コルビュジエ!ドローネー!】キュビスムを広めたのはこいつらだ!!山田五郎徹底解説【キュビスム展コラボ企画・期間限定公開】

https://www.youtube.com/watch?v=Suc4nBnEkiE&t=24s

 

そして、キュビスムの祖のひとりである、ピカソの詳しい解説動画もぜひご覧ください!著作権の関係でいつ観られなくなるかわからないそうなので、ぜひお早めに。

なぜピカソはあんな「わけのわからない絵」を描いたの?下手なの?【皆様の浄財で実現!※もしや1年限定公開!?】

https://www.youtube.com/watch?v=mp43uv6XzW0



セザンヌから生まれるキュビスムの契機、キュビスムのグループのひとつである《画廊派=モンマルトル派》であるブラックとピカソの関係。

もうひとつのグループである《ピュトー派=モンパルナス派=サロン派》からドローネーとレジェ。こちらのグループがキュビスムを世界へと広めていく。第一次世界大戦後、ドローネーはキュビスムから抽象絵画へ進んでいく。そして交流のあったマルセル・デュシャンがキュビスムから「現代美術」へ、コルビュジエの絵画の「ビュリスム」から建築の「モダニズム」が生まれることへと繋がっていく。モダニズム建築の空間に飾る絵は「キュビスム」や「ビュリスム」の絵が似合う、そこからコルビュジエは絵画を描くことにハマっていく

ね、ね、動画をご覧になった方は理解できましたでしょ?キュビスム=訳のわかんないおかしな絵、ではないということが。キュビスムがあって、現代美術へ、モダニズム(建築)へと繋がっていくことが。逆にキュビスム以前の過去の時代を遡れば、モダニズムの前にアール・デコ(建築・インテリア・工芸)、その前にアール・ヌーボー(建築・インテリア・工芸)があって、ジャポニスムがあって(モネ、ドガ、ゴッホなど画家に影響/ウィリアム・モリスなど産業デザイン「アーツ・アンド・クラフツ運動」にも影響)と、どんどん繋がっていくんですよ。

他にキュビスムの影響から同時代にアメリカやヨーロッパ各国でシュルレアリスム(マン・レイ、サルバドール・ダリ、マグリット、デ・キリコ)、ダダイスムへも繋がっていく。こちらはメキシコの画家/フリーダ・カーロの映画「フリーダ-~愛と痛みを生きた肖像~」をご覧くだされば、チラッとこの時代の芸術の繋がりがわかるかと思います。

シュルレアリスム、ダダイスムを知ると、現代美術のネオダダ(田中信太郎、高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之、篠原有司男(ギューちゃん))にも繋がっていく。

ネオダダは日本で吉原治良を中心とする具体美術協会へと繋がっていく。ネオダダと具体は倉俣史朗へ、関西では具体が野井成正へ大きく影響していく。

キュビスム(ドローネー)があって、イタリア未来派、抽象絵画(カンディンスキー)、デ・ステイル(モンドリアン)などがあって、イタリアポストモダンがあって、メンフィスがあって、日本のインテリアデザイナーの祖である境沢孝(メンフィスより早い時代からポストモダンデザインを扇動)、倉俣史朗と内田繁へ繋がっていく。

マルセル・デュシャンから「現代美術」が開花していき、ミニマリズムでドナルド・ジャッドが生まれ、倉俣史朗のインテリアへ繋がっていく。内田繁へも繋がっていく。

ジャポニスムは日本画、浮世絵、日本の伝統工芸(特に漆・陶芸・着物)に繋がっていくし、この日本美術の系譜を知ることで、村上隆(ネオポップ)にも繋がっていく。ジャポニスムがあって、アイリーン・グレイ(モダンインテリアデザインの祖)へ、コルビュジエへ、シャルロット・ペリアンへと繋がっていく。そして日本の建築では前川國男、坂倉準三へ、日本の伝統工芸では河井寛次郎、柳宗理らの民藝運動へと繋がっていく。美術絵画ではゴッホ、ドガ、ルノワール、モネ、クリムト、ロートレックなど、多くの画家に多大な影響を与えていく。

ね、ね、楽しいでしょ!美術の歴史を知れば、建築・インテリアデザインの歴史にも繋がっていくし、知れば知るほどおもしろいですよね。日本美術(特に江戸時代中期以降)も工芸も現代美術も、好き嫌いではなく、すべてを知っていくことがどんなに楽しい&大切なことか。ぜーんぶ、まるっと繋がっているんです。みなさん、興味を持たれた各分野の詳細なことは、各自でどんどん探求していってくださいね!私ももっと調べて勉強していきます。

これでキュビスムから倉俣史朗へ ―アートとデザインはすべて繋がっていく―って、おかわりになりまして?

私が最近会う人みんなに「現在開催中の倉俣展とキュビスム展は絶対に観ておくべき!!!キュビスム展、絶対観てね!」って力説していたことを。キュビスム展は終わっちゃいましたけれど、上記動画で少しでもご理解を深めていただけましたら幸いです。

 

さて、ピカソの薔薇の時代など、キュビスム以外の他の作品が気になりますよね?

こちらの動画が簡単にわかりやすく学べますので、お時間がある時にどーぞ!

YouTubeチャンネル【フランスガイド中村 / France Guide Nakamura】

【美術館散歩】ピカソ美術館 没後50年!色彩の魔術師による特別展

https://www.youtube.com/watch?v=hhfavqOCMIk