2014.06.22. 桂雀三郎独演会@京都
桂雀三郎独演会@京都・龍谷大学アバンティ響都ホールへ行ってきました。
余っていたチケットがありましたが、無事にデザロンKYOTO仲間の原礼子ちゃんがつきあってくださったので、お席を空けずにすみました。礼子ちゃん、どうもありがとう♪
演目は
・「道具屋」桂雀太(雀三郎さんのお弟子さん)
・「野崎詣り」桂雀三郎
・「ちしゃ医者」笑福亭晃瓶(鶴瓶さんのお弟子さん/ゲスト)
・「百年目」桂雀三郎
−−− 中入り −−−
・「高津の富」桂雀三郎
雀三郎師匠が三席という、贅沢な内容。雀三郎師匠の落語は、8年くらい前に大阪・鶴橋の小さな小屋「雀のおやど」で初めて落語を拝聴して以来のファン。また「雀のおやど」での落語も聴きたいな。
終演後は、京都駅八条口の「マールブランシュ」でお茶タイム。久しぶりにゆっくりと、クリエイティブについていろいろとお話しでき、とても楽しいひとときでした。礼子ちゃん、どうもありがとう♪
落語のときは、やっぱり着物で!
お天気が微妙だったので、雨仕様で、藍色鰹縞阿波しじら+白地に黒の独鈷柄博多献上名古屋帯(スコッチガード加工)で。サッカーワールドカップ期間中、日本代表チームを応援すべく、ブルー(藍色)の着物を着用、っていうのはウソで、たまたま洗える着物は藍色しか持っていないから。
足元はなんとなく雨に当たらない予感がしたので桐下駄で。
落語は最も好きな和の伝統芸能。お馬鹿で、楽しくて、朗らかで、人情深くて、現代にも参考になる人々の営みがとても素晴らしく描かれている。京都に寄席があったらいいのにな〜。
2014.06.13〜14. 着物コーディネート
初日の着物コーディネート。
展覧会のタイトル「間日の水音 mabi no mizuoto」から【水】をイメージしたコーディネートを考えました。
オフホワイト地に荒波文様藍色型染め単衣小紋に、水色のタイシルク半幅帯。(いつものレモンイエローの半幅帯を反対にして使ってるだけですが…)
小物は、白の三分紐帯締め+乳白色しずく型の三品さんの帯留めで、全体にすっきりと。
能口先生の着物コーディネート。
ピンクがかった紫とグレーの縞柄会津木綿着物に、白地に紫色の独鈷柄博多献上名古屋帯。小物には、すもも色の三分紐帯締めに、孔雀色の三品さんの帯留め(効いてます!)、お扇子まですもも色でコーディネート!さすがのカラーリング。めっちゃ粋(すい)ですね!!!
二日目も【水】をイメージしたコーディネート。
本当は初日にこのコーディネートのつもりが、時間が無くて半幅帯に急遽変更したのです。三品さんに錦鯉帯留めを使ったコーディネートをお見せしたかったので、二日目に再び。
初日と同じオフホワイト地に荒波文様藍色型染め単衣小紋に、水色地に流水と錦鯉柄の絽綴れ名古屋帯。
小物は、目立たないよう淡いイエロー地蜻蛉柄の絽帯揚げ、帯締めはターコイズブルー三分紐二種使い+丸形の錦鯉みたいな三品さんの帯留めで。帯飾りはOSTARA、「水のしずく」あるいは「泡ぶく」をイメージして。
両日共に比較的涼しい気温の日でしたので単衣を着用しましたが、他の日は真夏日が多く6月に単衣を着るのも限界な感じがします。6月に入ったら透け感少なめの夏物でいいと思います。6月後半は、いよいよ夏物投入!
2014.06.14.「間日の水音」展@京都・二日目
「中村芳中」展 の後期を観るべく細見美術館へ。「間日の水音 mabi no mizuoto」展 の二日目夕方に再びお伺いしました。初日とは違う、圧倒的に品数が減ってます!それでも素敵な帯留めがたくさんありましたけれど、ちょっぴり初日に伺ってよかったな〜、と思いました。
三品さんのすてきなお着物姿。お着物も、帯も、帯留めも三品さんご自身のデザインされた作品。艶やかです〜。
「間日の水音 mabi no mizuoto」展 は、6月27日(金)・28日(土)・29日(日)に東京へ参ります。ぜひ東京方面のみなさま、ぜひお運びくださいませ☆
「中村芳中」展 は前期の展示の方が素晴らしかったですけれども、後期の展示もかなり作品が入れ替わり前期からの繋がりも感じられておもしろかったです。「中村芳中」琳派の中でも重要人物。間近でたくさんの作品を観られて幸せです。
次へ続きます…☆☆☆
2014.06.13.「間日の水音」展@京都・初日
日本画家でありガラスの帯留め作家でもある、東風杏・三品雅子さんの作品展「間日の水音 mabi no mizuoto」展@京都へ、ご近所繋がりでカラーコンサルタントの能口先生と一緒に初日にお伺いしました。
まずはご近所ランチからスタート。「セクションドール」でタンドリーチキンをいただきます。写真は能口先生に写真撮影の仕方を教えていただきながら撮影。なんか、いつもよりかっちょ良く撮れてる!
「間日の水音 mabi no mizuoto」展は、細見美術館3階にある「茶室 古香庵」にて。美人でおちゃめな三品さんが素敵なお着物姿でお迎えくださいました。
お茶室を借り切っての展示。涼しげなガラスの帯留めの他に、浴衣、帯、手拭い、日本画や陶器まで、三品さんのいろいろな作品がお茶室全体にしつらえられ、とても素敵です。
展示を拝見後は、東山を借景に望みながら、茶席で「中村芳中展」期間中の限定お菓子「ほのぼの」と冷抹茶をいただきました。ひんやりとした透明感のあるお菓子、見た目も爽やかで、お味も上品でおいしゅうございました。
次へ続きます...☆☆☆
「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜」展
「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜 コレクションとクリエイション」展
マリンバ・木琴奏者で文筆家、着物コレクターとして活躍する京都在住の通崎睦美さんの「銘仙着物コレクション」の展覧会。明治~大正~昭和初期の貴重な銘仙や小物たちがいっぱい!
知らなかった!銘仙ファンとしては、何としても会期中に観に行かねば!
銘仙 は斬新でモダンな素敵なデザインがたくさんあるけれど、庶民の普段着であったし、時代も経ているため、状態の良い 銘仙 に出会えることはかなり少ない。NHKの大正〜昭和時代の連続ドラマなどで、キッチュでカッコいい銘仙を拝見するとワクワクする。いまの時代にあらためてこのような躍動するデザインが再興されてもいいんじゃないか、と思う。観に行こ!
■「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜 コレクションとクリエイション」展
会期:2014年5月20日(火)〜6月29日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般(高校生以上)500円 (中学生以下無料)
場所:東大阪市民美術センター 大阪府東大阪市吉田6丁目7番22号
勝野屋「浴衣着付レッスンの会」開催
浴衣レッスンを開催しまーす!
もちろん、勝野はプロの着付師さんではありませんので、無料です。
京都に住んでるのに浴衣を着たことがない、着たことあるけどひとりでは着れない、帯結びができない、という方、今年こそ祇園祭に浴衣デビューしてみませんか?
粋にすらっと見える着こなしのコツを伝授いたします。
■日 時:6月29日(日)・7月6日(日) 13:00〜15:30
*レッスン後、お時間ございましたら着物わちゃわちゃ談義いたしましょう。
*7月6日(日)は、レッスン後にかき氷など食べに浴衣でお出掛けもしちゃいます。
■場 所:love the life 京都アトリエ 京都府京都市左京区中川町196-1
*最寄駅:京阪「神宮丸太町駅」2番出口より川端通を南へ、徒歩5分。
京阪「三条駅」11番出口より川端通りを北へ、徒歩10分。
地下鉄東西線「京都市役所前駅」2番出口より川端通りを北へ、徒歩8分。
■人 数:女性のみ1〜2名様募集。(すでに1名様ご予約あり)
■持ち物:浴衣、半幅帯または名古屋帯、浴衣用下着
補正用薄手のタオルまたは手拭い1〜2枚
伊達締め1本、コーリンベルト1本
腰紐2〜3本、着物クリップまたは洗濯バサミ2個
衿芯(薄いプラスチック製かメッシュ)
帯板(夏用のメッシュかへちまがおすすめ)
足袋(京都ではお座敷に上がる際は足袋をお持ちになりましょう)
履物(下駄/小判型・二枚歯など)
*お持ち物でわからないことがございましたら、事前にFBのメッセージか、
メール:katsuno@lovethelife.orgまで、お問合せくださいませ☆
2014.06.07. 着物コーディネート
「ぬぬぬパナパナ 2014」@大阪 の日の着物コーディネート。
一時的に雨が降るお天気だったので、いつもの雨仕様のコーディネート。
藍染め鰹縞柄阿波しじら+白地黒独鈷柄博多献上名古屋帯。
Hちゃんのコーディネート。背がお高いので、ほんと足長くてステキ!
MちゃんとHちゃん。
Mちゃんは爽やか色のサマーウール着物に、淡いピンク色のタイシルク半幅帯を合わせて、ほんまかいらしい!
Mちゃんはまだ着物初心者さんなので、これからいろいろすみれ庵さんや着物さくさくさんのイベントなどご一緒したいと思います。京都にも遊びに来てね、Mちゃん!
2014.06.07. 「ぬぬぬパナパナ 2014」展@大阪 へ
昨年に引き続き、今年も阪急うめだ本店で開催の 「ぬぬぬパナパナ2014」展 へ。今年はちょうどお仕事で関西へご出張中の東京の着物友達Hちゃんと一緒に、トークイベント「キモノ井戸端会議 vol.2」も合わせて行ってまいりました。
阪急のレストランフロアで待ち合わせてランチ。せっかくなので、阪急電鉄の豪華な時代(昭和初期/日本一豪華な駅のコンコース)を感じていただこうと、その造作を一部移築したレストラン「シャンデリアテーブル」にて。
そこそこリッチな価格帯だけれど、ざわざわしたファミリーレストラン感満載(爆音で誕生日音楽が流れる…要らんやろ)で、雑然としていてまったく落ち着かない空間だけれど、Hちゃんには移築された造作で当時の豪華さをほんの少し感じていただけたかしら。個人的には楕円形のアイランドカウンター(ただの配膳台と化していて見た目美しくない/ドームの空間のダイナミックさを遮断している/特に上部のスワロフスキーの安っぽい装飾)はまったく要らない、ピンク紫色のLED照明なんて絶対要らない、どうせならもっとゴージャスに特別感のあるレストランにしてほしかった。宝塚で「すみれの花」色を使うなら、もっと上品にゴージャスに使ってほしい。でもお料理はアレルギー対応もしてくださるし、サービスは悪くはないのです。
Hちゃんと近況報告などしあっていると、あっという間に2時間が過ぎ、「ぬぬぬパナパナ」展 のトークイベント開場時間になったので、9階阪急うめだギャラリーへと移動。
“ ぬぬぬパナパナ ” とは沖縄・八重山地方の方言からの造語で、布の端々という意味。八重山から東京まで25人の作家さんたちのあたたかい染織り作品をご覧いただけます。
受付後、会場では一番乗り!せっかくだし、と最前列ド真ん中を陣取ってみます。
すみれ庵・西岡先生、着物さくさく・須賀先生、和裁師・松下先生のトークイベント「キモノ井戸端会議 vol.2」。キモノ通のお三方それぞれが、キモノに関するいろいろな楽しみ方をご伝授してくださいます。
すみれ庵・西岡先生は、着物の季節だけではなく気候に合わせた現代の自由な着こなし方を。
着物さくさく・須賀先生は、現代の気候変動とキモノへの影響について、それに関連してお仕立ての居敷当てについてのイロハ(呉服屋さんでは決して教えてくれない!)を。
和裁師・松下先生は、ふつうの和裁師さんじゃやってくれないであろう、襦袢袖のイロハを。
毎回、めっちゃ勉強になります!着物のベテランの方々から、現代で着物を楽に着る創意工夫を直にお伺いできることは、とても貴重な機会です。透け感ある着物に合わせる夏襦袢のコツとか、いつか見習いたい。
「ぬぬぬパナパナ」展 では、美しい南国の染織物達が。作家さんが糸を紡ぎ、糸の染めから織まで丹誠込めて作られた染織物達は本当に力があって、美しいです。いつか手にできる日が来たらいいなー。
ピーニャと呼ばれる、パイナップルから採った繊維で織られた帯地がありました。蜻蛉の羽のように透ける、繊細でしなやかな織り生地にビックリしました!帯生地の下に参考事例として藍染めの布を敷いてありますが、中に入れる帯芯の色によって柄が一層浮き立つようなおもしろい生地です。お柄には藍のトーンのみの琉球紅型が涼しげでステキです!
同じフロアで開催されている「モンスーンアジア布の旅」展 も拝見。
中でも一番興味を惹かれたのは、 PONNALET(ボンナレット) さん。
ラオスやカンボジアで織られている手織布を使い、オリジナルの着尺反物や帯を作られています。その布を接ぎ合せた帯のデザインセンスの良さったら!!!着尺反物はPONNALETさんがデザインされ、日本の着物や帯の生地幅に合わせて、ラオスで織ってもらっているそうです。
とても渋カッコ良くて、男気好みな勝野にはピキーン!と電光石火が!!!いつか逗子&葉山のアトリエにお伺いしてみたいものです。(Hちゃん、いつかドライブで連れてって!)
夕方にはHちゃんのお着物友達Mちゃんとも合流して、須賀先生と一緒に梅田から歩ける距離のリサイクル着物屋さんへ寄り、夜ご飯には須賀先生がご予約してくださっている大阪名物・串揚げ「髭正」さん@福島へ。
こちらのお店は2回目ですが、どれもこれも美味しいのです。最後はごはんもの無しのコースでも、串揚げだけでお腹いっぱい!内装も小綺麗で、着物で行ける揚げ物屋さんってのもうれしいです。
次へ続きます…★★★