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2015.01.17. 阪神淡路大震災から20年

阪神淡路大震災から20年 http://hanshinawaji.yahoo.co.jp/

 

1995年1月17日 午前5時46分 に発生した阪神淡路大震災から20年6434人もの尊い命 が亡くなりました。黙祷。

地震発生当時、余震が少しおさまり午前7時頃に固定電話から自分の家族の安否確認はできたのでホッとしましたが、現地がどのような状況であるかわかったのは、お昼頃にテレビで。燃え続ける街、おもちゃのように崩壊した高速道路、ドミノのように倒れくちゃくちゃにつぶれたビル群。想像を遥かに越える被害の甚大さに震えながら涙するしか無く、何も言えませんでした。

神戸の実家は半壊したものの、幸いにも明石に近い神戸西寄りの垂水〜舞子なので、大きな被害には遭わずに済みました。ガスは止まっても、電気が通じていたので、テレビを見たり、真冬に暖を取ったりできたのは本当に幸いでした。半壊した実家は、お金が無いので間に合わせの修理をして、母に10年間我慢して住んでもらい、やっと5年前に妹夫妻のお陰で新しい土地に実家( ふつうの家01 )を再建築(耐震強度は念入りに計画)することができました。今でも家族がみな元気で過ごせていることに心から感謝します。

20年が経ち、神戸の街もすっかり復興して賑わっているかのように見えます。しかし、火災で街一帯が燃えてしまった長田など、復興計画ででき上がった街並は、あれでいいのでしょうか。どこか人気の無い、人情味の無い、冷たい街になってしまいました。下町の情緒を残した街の計画、人々のコミュニティが生まれる街の計画、もっとやりようがあったのではないか、と今でも思います。

日本列島全体が火山の活動期に入った と言われます。今後も日本のどこで大きな地震が起こるかわかりません。みなさま、常日頃から地震を意識して、できることから備えましょう。 

 

2015.01.12. 成人の日

ご成人おめでとうございます。

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新成人のみなさま

ご成人おめでとうございます。つつがなく成人の日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。ここまで健やかに成長されたお姿に、親御様は心から慶んでおられることと思います。ご家族や周りの方々への感謝を忘れずに、これから夢に向かってどうぞ大きく羽ばたいていってください。新成人のみなさまの益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。

 

着付師のみなさま

数日前から事前の細やかなご準備など、たいへんな緊張感でこの日を迎えられたことと存じます。私の存じ上げる着付師のみなさまは、素晴らしい方々ばかり。着付師のみなさまの御心を込めたお支度に、新成人の方々もたいへんお慶びになられることと思います。早朝からたいへんかと思いますが、みなさまどうぞ頑張ってくださいね!ファイトです〜!

 

みなさまにとりまして、素晴らしき佳き日となりますように。

 

*画像は京都高島屋・1F北側ショウウィンドウに現在ディスプレイされている、絵師・木村英輝氏×テキスタイルデザイナー・脇阪克二氏のコラボ作品の屏風絵(六曲一双・右隻) 。タイトルは「笑顔の使者の宝探し」

新成人のみなさまが新しい未来の宝物探しに出発する門出をお祝いして☆

 

2015年 新春の展覧会情報

2015年も注目の展覧会が目白押し!

会期が短い展覧会が多いので、ぜひみなさま新春の京都へお越しのついでにお運びくださいませ。

■「日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄 」展

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京都の染色家、吉岡幸雄(よしおかさちお 1946-)。江戸時代から続く染屋の五代当主で、日本古来の花樹草に宿る色を汲み出し糸や布を染める植物染を専門としています。奈良・東大寺、薬師寺、京都・石清水八幡宮など古社寺の伝統的な行事に多く従事し、日本の伝統色、伎楽衣装などを古法によって再現するなど、伝統文化保存、修復や普及活動を精力的に行っています。伝統色にこだわり続ける吉岡幸雄氏の仕事を、日本の節句をテーマに染布、伎楽衣装や和紙の造り花などの作品で紹介。

会期:2015年1月2日(金)~2015年1月18日(日)
時間:10:00~20:00 *1月2日(金)、3日(土)、14日(水)は20:30
   (入館は閉館の30分前まで) 
休館日:会期中無休
料金:一般 900円
場所:ジェイアール京都伊勢丹7F えきKYOTO 京都市下京区東塩小路町

URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

*2015年1月10日(土)には【吉岡幸雄氏トークショー&ドキュメンタリー映画「紫」上映会】も開催!詳細は上記WEBサイトにて。

 

■「デザイナー芹沢銈介の世界」展

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生誕120年を迎える型絵染の人間国宝、 芹沢銈介(1895〜1984年)は、柳宗悦との出会いをきっかけに民藝運動に共感し、沖縄の紅型から、独自の型絵染を創始したことで知られています。展覧会は第1部「デザイナー芹沢銈介〜多彩な造形表現」と第2部「芹沢銈介の目〜収集した世界各国の美術・工芸品」の2部構成で、その美意識と感性にせまります。

会期:2015年1月7日(水)〜1月19日(月)
休館日:会期中無休
時間:10:00〜20:00(最終日17:00まで/入館は閉館の30分前まで)
料金:一般800円 学生600円 中学生以下無料
場所:京都髙島屋7Fグランドホール 京都市下京区真町52
URL:http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/serizawa.html

*巡回:大阪高島屋 2015年1月21日(水)〜2月2日(月)

 

■「千總(ちそう)460年の歴史-京都老舗の文化史-」展

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【 第1会場 】 場所:京都文化博物館 3階総合展示室

文化博物館での展示は、千總の歴史に焦点を当て、代々伝わる歴史資料と共に貴重なコレクションの数々をご紹介。約10年ぶりの公開となる円山応挙『保津川図屏風』(重要文化財)や『写生図巻』(重要文化財)、神坂雪佳『元禄舞図』など、千總ギャラリーで人気の所蔵品も展示。創業から現在に至るまで、激動の時代を生き抜いてきた千總の歩みをご覧いただけます。

会期:2015年1月6日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00~19:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般500円 学生400円 高学生以下無料
URL:京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kikaku.html

 

【 第2会場 】 場所:千總ギャラリー

明治時代に千總が手がけた美術染織品をご紹介。明治時代の千總の華々しい活躍、当時の技術の粋をご覧ください。

会期:2015年1月20日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00〜19:00
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:無料
URL:千總 http://www.chiso.co.jp/

   千總ブログ http://www.chiso.co.jp/blog/material/

2015年 京の元日

2015年の京の元日は、白銀の世界に染まりつつあります。お昼頃から降り始め、2時間程であっという間に真っ白になってきましたよ〜。これでは晴れ着の着物を着られないので、初詣はあきらめて、お家にこもってお仕事しましょ。

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夜になっても積もり続けます。明日の朝にはどれだけ積もるんでしょう〜♪

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(*近所の風情のない写真ですみません!)

 

2015年 あけましておめでとうございます

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勝野屋blog をご覧くださっているみなさま、いつもありがとうございます。

2014年1月から実験的に少しずつ始めた 勝野屋blog ですが、気を抜くと1ヶ月間の記事がアップできていなかったりと気ままですが、今年も京都、着物、芸術、デザイン、伝統工芸、伝統芸能など、みなさまにお知らせしたい楽しい記事をアップしていきたいと思いますので、どうぞおつきあいいただけましたら幸いです。

今年こそ 勝野屋 オリジナルデザインの “ 何か ” を実現できたらいいな、と思っています。小さな小物からのスタートとなるかもしれませんが、「自分があったらいいな」と思うモノ を作っていけたらと思います。楽しく、ワクワク、着物もデザインも街歩きも、何かをお伝えしていけるように精進していきたいと思います。

みなさまにとりまして、楽しく幸せな年となりますように。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。