「第26回京都美術文化賞受賞記念展」@京都文化博物館へ。

花人・川瀬敏郎 氏の展示構成を安原三郎先生がご担当されている。安原先生直々に会場をご案内していただくという贅沢!安原先生と川瀬敏郎氏との関係や、川瀬氏から聞く様々なエピソードなどお聞きしつつ、展示構成の詳細も伺う。

室内を幅5mの直方体で二分し、最奥にミニマルな床の設え。その周囲に写真パネルが整然と並ぶ。最少限の手数で凛とした空気感を生み出す手腕の凄さ。

入口からド迫力の幅5mの直方体には、あの一日一花365日分+若き日の川瀬氏の姿を。この直方体がまるで大きな屏風のような、障壁画のような感を醸し出している。

最奥床の設えは極力ミニマルにすべく、床であるが柱や梁を用いず、紙を経師張りのみとする構成。川瀬氏の生ける花の「真」に呼応する、みごとな「真」の空間を実現している。

会場はレンタルギャラリーとしても使用される空間なので、どうしても完成された空気感を作り出すのは難しくなる。しかし妥協の一切無い川瀬氏の要望に応えるべく、既存のコンセントや非常ベルまで既存壁クロスと同質のクロスを探して覆ってしまう。隣との間仕切り壁上の開いている空間まで、光が漏れるからとベニヤで壁を塞ぎクロス貼する徹底ぶり。川瀬氏と安原先生だからこそできるコラボレーションだと思う。

川瀬敏郎氏の生け花作品は、それはそれはすばらしい!のひと言。天才である!

安原三郎建築設計事務所 http://www.yasuharasaburo.com/

「今様花伝書」の著者・川瀬氏と安原先生のコラボレーションを見ることができるのは、本日1月26日(日)まで。京都文化博物館 5Fギャラリーで。入場料無料、10時~18時(最終日17時まで)。染織家・麻田脩二氏と陶芸家・清水六兵衞氏の作品も素晴らしい。