2018.04.12. 都をどりin春秋座 2018
ここ4年ほど毎年恒例となっている都をどり見物に行ってまいりました。祇園甲部歌舞練場の耐震工事に伴い、昨年より京都造形芸術大学・春秋座にて2年連続での開催です。来年は南座での開催となるそうですので、春秋座では今年が最後となります。
今年は昨年にも増して、学生による《花街と芸術大学とのコラボレーション》のしつらえが校内各所にいろいろ演出されると聞き、大学に関わる身としてそれらを体験したくて、ひとり参加で行ってみました。
人間館一階には都をどりをテーマにした「ウェルカムアート」がお客様を楽しませてくれます。
そして、1Fカフェ(インテリアデザイン:Love the Life)に、環境デザイン学科2年生(現3年生)有志で照明装飾を設置。大テーブルまわりの空間をフル活用し、球形提灯数十個を散りばめました。サイズや光色に繊細な変化をつけ、隅々まで丁寧な仕上がりで京の春の風物詩に華を添えました。
開演時間が近づき、お茶席へ。今年は緑色のお皿でした。まだ持っていない色だったので嬉しい!
ギャルリ・オーブ前の「URYUYAMA STORE」では学生たちが企画・制作した「都をどりみやげ」がいろいろ。雪花絞り手ぬぐい、おちょこ、缶バッチ、和蝋燭、ポストカードなど。
テラス側エントランス。
春秋座ロビーでは「HANAO SHOES」の販売ブース。外国人のお客様にも人気が高く、試着して購入される方も多く、とても嬉しいことです。
二階・博物館「芸術館」では特別企画「すがお~22人の舞ことば~」を展示。祇園甲部の舞妓さん22人から学生が引き出した、一人ひとりの「すがお」な言葉や表情をパネルで紹介。
たくさんの舞妓さんの中から、勝野好みの舞妓さん二人、佳つ扇さんと小花さん。かわゆす。
舞台美術での学生コラボ作品は、第二景「源光庵窓青葉」の映像プロジェクション、第五景「雪女王一途恋」の舞台美術に採用されていました。
舞台の華やかな様子はこちらでどーぞ! → ●△■
舞台は花道すぐ横のお席だったので、舞妓さん芸妓さんの所作を間近で観られて、とても堪能できました。「雪女王」のセットは、正直「う〜〜〜ん」と思う部分はありましたが、まあ学生としてはあんなもんかな。
舞台もアートも《都をどりin春秋座 2018》を隅々まで堪能し、カフェヴェルディ(インテリアデザイン:辻村久信デザイン事務所)で一服。
来年から開催場所は変わりますが、さらに内容を充実させていけると思うので、また学生コラボの企画が継続されることを願っています。
この日の着物コーディネートはこちら → ●△■