桔梗寺と呼ばれる 東福寺塔頭・天得院 【 和敬清寂−桔梗を愛でる特別拝観 】(6月21日〜7月5日)へ。毎日日没頃からライトアップもあり、昼夜入れ替え無しで20:30まで拝観可能です。

夏のお花では桔梗と萩が好きなんですよね。桔梗の凛とした佇まいが大好きです。

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桔梗だけではなく、杉苔が素晴らしいお庭だとお聞きしたので、雨が続いた後の日がベストだろうと天候をうかがい、大雨の次の日、最終日にすべりこみ。

天得院はいつも東福寺に訪れたときに通りがかり、幼稚園から聞こえてくる賑わいが印象的なお寺。桔梗と苔が美しい、それも桃山時代から続く枯山水庭園があるとは知りませんでした。

門から入っていきます。門の欄間に桔梗の紋!

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アプローチ横の方丈庭園へ続く小さな門。こちらにも桔梗の紋!

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玄関受付から入るとすぐに桃山時代から続く桔梗と杉苔の美しい方丈庭園が広がります。

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びっしりと杉苔に覆われた枯山水庭園と、白と紫の桔梗との色の対比が美しい!

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西の庭園も、灯籠や石の配置含め、素晴らしいバランス。

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方丈廊下突き当たりの華窓から西庭園を望む。窓枠に切り取られた風景って、奥行き感が出てより深みのある色合いに映ります。

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天得院の周辺には紫陽花や春咲きの萩が。

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天得院を2時間ほどゆっくり堪能させていただいた後、駅までの帰り道、夕暮れ時の臥雲橋から通天橋を望む。

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渓谷の楓は蒼蒼と生い茂り、初夏の熱を帯びています。今年の夏の暑さにもよりますけれど、秋になると見事な紅葉に染まります。今年の秋も楽しみです。