きもの学

きもの学 @京都、初日と二日目は昨年受講したので、今回は三日目からの参加です。昨年は仕事の出張などで最初の二日間しか参加できなかったので、今回はできるだけ受講したいと思います。

 

■講義テーマ【きものと健康】
 講師:高橋裕子先生(奈良女子大学大学院教授・日本きもの学会会長・医学博士)

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きものは身体に悪いのか?良いのか?
戦後昭和期に書かれたほとんどの論文で「きものは身体に悪い」と書かれている。これを覆すために、医学的な角度から和装着用時と洋装着用時の身体に掛かる負荷に対する実験を行い、データを収集分析し、「きものは身体に良い」ということを数値で実証される研究を続けていらっしゃいます。

数年間の研究の結果、「きものは身体に良い」と数値で証明でき、NHKの番組「アインシュタインの眼」でも紹介されているそうです。録画ですべてを観てみたいなー。

 

■講義テーマ【小袖の歴史】
 講師:馬場まみ先生(京都華頂大学教授)

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平安時代〜鎌倉・室町時代〜江戸時代までの、小袖の成り立ち、デザイン、文様、染織技法、着装スタイルの変遷について。

江戸時代の武家社会で着用された小袖は、ここ数年間各地の展覧会でいろいろな小袖を拝見し、どんな感じかはなんとなく知っているものの、講義の内容はとても完結にまとめられていて、とても勉強になりました。時代による変遷、特徴と違いを、端的に理解することができました。きもの文化検定にめっちゃお役立ち!

 

会場内では、知り合いの着物通の方々も多数。毎年ご参加されている方も多く、この講座がとても勉強になるのだな、と実感します。

7ヶ月ぶりにお会いする東京のお着物友達・ Kさん とうれしい再会。お時間無く立ち話だけでしたが、また明日〜。

 

京のいっぷく

講座終了後は地元に戻り着物で皮膚科へ。また問診速攻で終わり、処方箋を貰って帰路に。帰る道々、ご近所のカフェ「 source. 」@神宮丸太町で一服。さつまいものタルトとブレンド珈琲。ここね、ケーキ美味しいねん。

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着物コーディネート

8月中に集中豪雨の日が多くなかなか着ることができなかった正絹の夏着物を投入。

いいんです、京都は蒸し暑いので9月9日の重陽の日頃まではうすもので。気温30℃越えの夏日には、9月中旬でもうすものでいいと思います。透け感が少ない正絹で涼しい着物って、意外と持っていないのです。汗にも強く、洗える着物だと、紺色系の阿波しじらになっちゃう。透け感少ない綿麻着物で、お洒落さもあって明るいPOPな色の着物が1枚あったらいいのにな。

正絹黒地に波模様の横絽小紋+オフホワイト地に蜻蛉柄の赤い絞り染め横絽名古屋帯(セミアンティーク)。

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帯締めは黒ですっきり、帯揚げは淡いイエローで存在感を無くして。

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この日も結構歩いて汗をかいた結果、帯の赤の染料が着物に移ってしまいました!!!お安く入手したリサイクル着物だし、黒地だし、自分しか見えない胴周りの部分だからいいのですけれど。同じコーディネートでも一昨年の真夏日は大丈夫だったのに、朝晩涼しいからと侮っていましたね、汗対策をもっと厳重にすべきでした。アンティークにしかないデザインと色合いが大好きなんですけれど、色落ちには気をつけなくては!(毎年一回は色落ちで失敗してる)

しかし、自撮りって、めっちゃ難しいですね!どれもピンぼけ、顔コワい!マミ先生のようにはいきません(女優さんのようなマミ先生とはスタイルも顔も何もかも違うんから無理に決まってるやんっ!)。自撮り修行します…。