2014.09.03. きもの学@京都 – 四日目
きもの学
きもの学 @京都、四日目。
■講義テーマ【衣を通じて江戸を知る】
講師:小川文男先生(株式会社竺仙/代表取締役)
古典的でシックで粋なデザインの浴衣・江戸小紋で有名な江戸の老舗「竺仙」の商品を通じて、江戸の感性について。
竺仙の歴史、江戸小紋三役と呼ばれる成り立ちと定義について、江戸小紋の大紋・中紋・小紋の定義と三役以外の江戸小紋について、浴衣の歴史、竺仙浴衣の変遷について、詳細なお話を聞くことができました。一般の着物書籍やWEBには掲載されていない詳細をお聞きできて、とても勉強になりました。これも、きもの文化検定にめっちゃお役立ち!
■講義テーマ【名物裂】
講師:鈴木一弘先生(鈴木時代裂研究所/代表)
名物裂の歴史、名物裂の金襴・緞子・間道の明確な区別の仕方、名物裂の価値、なぜ名物裂が掛軸の表具や茶道具で珍重されてきたのか。
茶道をやっていないのでイマイチ名物裂にピンときていなかったのですが、受講してみて、名物裂の金襴・緞子・間道の明確な区別の仕方など、とてもわかりやすい明確なお話で、名物裂にとても興味が持てるようになりました。茶道で使う名物裂の袱紗も、なるほど、流派によって解釈の違いがあるですね。名物裂、おもしろーい。これも、きもの文化検定にめっちゃお役立ち!
京のいっぷく
講座終了後は帰る道々「 喫茶葦島 」@三条河原町で一服。ひんやり、コール珈琲を。
着物コーディネート
晴れの日なので、正絹のうすもの投入。
正絹紺色地に波縞織出し変り縦絽小紋+白黒鱗文様横絽名古屋帯(セミアンティーク)。
帯締めは金茶色でポイントに、帯揚げは淡いイエローでさり気なく。
帯の垂れは、ぐいっと思い切り斜めにして粋に。