秋の展覧会情報には記載しませんでしたが、観たかった展覧会、「 伊藤若冲の名宝 − 相国寺・金閣寺・銀閣寺所蔵 − 」展 を観に、御所北西の 相国寺承天閣美術館 へ行ってきました。会期終了日前日、ギリギリ!

この日は気温30℃の夏日。この陽気では、透ける夏物では見た目がアウトだし、単衣では熱中症になる危険性がある(超暑がり)ので、お洋服で。お散歩も兼ねて、家から片道3.7km(45分)の道のりを、京都御所の中も通りながら徒歩で。

道々の鴨川沿い(荒神橋付近)で、すすきがとても綺麗で秋の風情を感じながら。

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9月半ばから急に朝夕冷え込む日が多いので、楓がもう紅葉し始めています!今年の紅葉は早いのか?!【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】 あるから気になる〜。

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■相国寺

軽く汗をかきながら、京都御所北の今出川御門から抜け、同志社大学の間の小道を入っていくと相国寺。 相国寺 は、室町時代に足利義満により創建された臨済宗相国寺派大本山、創建から600年の禅寺。創建初期から大火や応仁の乱など何度も焼失があり、その度に再建されています。現在残るメインの建物・法堂で建立220年ほど。同じ臨済宗相国寺派に、金閣寺(正式名:鹿苑寺)、銀閣寺(正式名:慈照寺)。

 

門から入っていきます。

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門から続く参道は、時代劇の撮影もできそう。

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法堂。

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天井には龍の絵「蟠龍図」(鳴龍)があるそうです。こちらは、方丈、開山堂と合わせて、秋の特別公開 2014年9月28日〜12月15日(10:00〜16:00)で観れるそうです。また行かなくちゃ。

 

参道沿いには、真っ赤に燃ゆる曼珠沙華(彼岸花)。

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法堂の東を抜けて北奧へ進むと、承天閣美術館の美しいアプローチが。ここ、着物撮影にもバッチリです!楓がたくさん植えられているので、秋も素晴らしいと思われます!

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低く設えてある生け垣は混ぜ垣で、数種類の樹木を混ぜて植栽されています。夏に育って、あちこちからぴゅっぴゅと伸び出る小枝が可愛い。

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■「伊藤若冲の名宝 − 相国寺・金閣寺・銀閣寺所蔵 − 」展

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第一展示室では、常設ではありますが、金閣寺の高台にある茶室夕佳亭の写し原寸大が展示されています。「夕佳亭」は後水尾上皇ゆかりの茶室。1624年建立、明治元年に焼失の後に再建。後水尾上皇が光り輝く金閣寺を観るためのスペースを造り、平面プランが変形である珍しい茶室。建物全体はとてもシンプルな造りですが、南天を使った床柱の見事なこと!本物を観に、金閣寺にも行かなくては!

特別展示として、茶道具の名品がずらり!古田織部細川三斎小堀遠州など。今回、古田織部が製作した茶道具がたくさん観れたのが、とてもよかったです。古田織部って、筆文字も、造る茶道具も自由なんだな。

 

第二展示室では、こちらも常設ですが、重要文化財である、 金閣寺(正式名:鹿苑寺)の大書院障壁画 襖絵 (若冲1759年に襖絵完成。大書院障壁画はその同じ時期とみられるが正式年数は不明。)の展示。全部本物が実物大で観れるんですよ!!!

特別展示として、若冲の多様で巧みな筆使いが観てとれる水墨画作品がたくさん展示されていました。図録が無いのが残念です。今までいろいろな美術展で若冲を観てきましたが、若冲の違った一面を知ることができた、とても貴重な展覧会でした!!!

 

承天閣美術館 名宝・伊藤若冲の世界

 

承天閣美術館の建物の中庭。観た感じでは、重森三玲 氏(あるいはお弟子さん)作庭のデザインっぽいお庭なんですけれど、どこにも解説無し。今度行ったら、美術館の方に聞いてみよー。

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次へつづきます…★★★