芸術の秋、到来。すばらしい展覧会の数々に、ぜひお着物で訪れてみましょう。
11月23日(月・祝)までの展覧会多し、急ぐが吉。

■琳派400年記念「琳派イメージ」展

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俵屋宗達から始まる琳派は、尾形光琳、本阿弥光悦、近代まで受け継がれ、今年2015年でちょうど400年となります。江戸時代から近代から現代まで、絵画、工芸、版画、ファッション、グラフィック等あわせて約80点の作品で「琳派」の広がりを紹介する展覧会。お見逃しなく!

会期:2015年10月09日(金)~2015年11月23日(月・祝)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
   *ただし、10月12日、11月23日は開館し、10月13日(火)は休館
料金:一般1300円 学生900円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町
URL:http://www.momak.go.jp/
   http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2015/410.html

 

■琳派400年記念「琳派 京(みやこ)を彩る」展

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琳派とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一といった芸術家の一群をゆるやかにつなぐ言葉です。その源は、京都洛北の鷹峯に住し、書をはじめ様々な芸術に関与した本阿弥光悦へと遡ります。本展は、光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領して400年となることを記念し、琳派誕生の地である京都において初めて開催される本格的な琳派展です。琳派の名作を一堂に集め、その都ぶりな美意識、日本的と評される特質をご堪能いただくとともに、琳派の系譜をご紹介します。

*風神雷神が、京博に降臨!
国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 建仁寺 <展示期間:10/10~11/23>
重要文化財 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 東京国立博物館 <展示期間:10/10~11/8>
風神雷神図屏風 酒井抱一筆 出光美術館 <展示期間:10/27~11/23>

会期:2015年10月10日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:9:30〜18:00(毎週金曜日は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1500円 学生1200円
場所:京都国立博物館・平成知新館 京都市東山区茶屋町527
URL:http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html

 

■琳派400年記念「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」展

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尾形乾山は、尾形光琳の実弟で、江戸時代を代表する陶芸家として知られます。
乾山は京焼の伝統を踏まえながら、広く作陶活動を展開し、琳派のデザイン性を取り入れた大胆な意匠は独創的な乾山様式として人気を博しました。本展ではMIHO MUSEUMの所蔵する乾山焼の優品を一堂に展示します。

会期:2015年9月19日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1100円 学生800円
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
URL:http://www.emuseum.or.jp/exhibition/index.html

 

■琳派400年記念「本阿弥光悦 光悦ふり・様式と展開」展

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本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領したのは元和元年(1615年)、今から丁度400年前、鷹峯光悦村の始まりです。
光悦はその地で書、茶碗、漆工芸などの芸術品を制作します。ことに手遊びで自由奔放な制作を行った光悦の樂茶碗は、茶碗の世界に革命をもたらしたといっても過言ではありません。その自由で個性的な造形はその後、樂歴代のみならず、さまざまな作陶家に大きな影響を与えました。
本展は光悦茶碗の代表作に加え、樂歴代はじめ表千家六代覚々斎、藪内家五代竹心、久田宗全、仁阿弥道八、川喜田半泥子など光悦に影響を受けた作品を展示し、その「光悦ふり」光悦様式の展開を追います。

会期:2015年9月5日(土)~2015年12月23日(水・祝)
時間:10:00〜16:30(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(毎週金曜日は20:00まで/祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1000円 学生800円
場所:楽美術館 京都市上京区油小路通一条下る
URL:http://www.raku-yaki.or.jp/museum/exhibition/index.html

 

■「パウル・クレー だれにもないしょ。」展

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どこまでも謎めいていること―。スイス出身のパウル・クレー(1879-1940)ほど、「秘密」を愛した近現代の画家はいないといっても過言ではないでしょう。パズルのピースを思わせる断片的な作品の姿は、それらがつながったときに現れるであろう全体や、どこかたわいない遊びを感じさせます。
 質・量ともに、クレー作品の重要なコレクションを擁するベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31 点、国内のコレクションを含む110 点あまりを展示。親しげで深いクレーの世界を通じ、見る人それぞれが心に秘めた原景を呼びさまされる、得がたい機会となることでしょう。

会期:2015年9月19日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:10:00〜18:00(金・土は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1400円 学生1000円
場所:兵庫県立美術館 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
URL:http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1509/index.html

 

*同時開催中「手塚愛子 Stardust Letters ―星々の文―」展も必見!
会期:2015年7月18日(土)~2015年11月8日(日)

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■「日本衣装絵巻 -卑弥呼から篤姫の時代まで」展

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古代から日本人の衣生活は、外国文化を取り入れながら「和様の美」を形成してきました。埴輪に見る大陸文化の影響をうけた古墳時代から中国・唐風文化の舶来が感じられる奈良時代の衣装。宮廷文化と共に生まれた優雅な重ね着が象徴する平安時代。現代のキモノの形が明確に現れはじめるのは、室町時代以降とされています。
本展では、かつて春の京都を彩った「染織祭」に蘇った、古墳時代から江戸時代の復元女性衣装、8時代100領を一堂にご紹介いたします。染織の黄金時代とも称される当時、最高の技術をもった職人や研究者、有職故実が京都に集結し、史実を元に考証し、復元した傑作衣装の数々を、絵巻物を見るようにお愉しみください。

会期:2015年10月17日(土)~2016年1月12日(火)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、年末年始(12月29日(火)〜1月3日(日))
料金:一般500円 学生250円 *和装の方は無料
場所:神戸ファッション美術館 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/nihonishoemaki

 

■「大阪日本民芸館開館45周年記念 濱田庄司」展

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1970年の大阪万博で「暮らしの美」をテーマに出展されたパビリオンを機に開館した大阪日本民芸館は、今年で45周年を迎えます。本展ではこれを記念し、当館初代館長である陶芸家・濱田庄司(1894-1978)の陶芸作品を約200点展示します。大阪万博開催にあわせて特別制作された大皿や、当館所蔵の堀尾幹雄コレクションと大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の同コレクションを中心に、堅実で力強い作品世界をご紹介します。

会期:2015年9月5日(土)~2015年12月13日(日)
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、年末年始
料金:一般700円 学生450円
場所:大阪日本民芸館 大阪府吹田市千里万博公園10-5 千里・万博公園内
URL:http://www.mingeikan-osaka.or.jp/exhibition/special/