2015.11.08. 近江八幡ツアー01
ヤギの京都造形芸術大学での教え子である近江八幡が地元の卒業生たちが、近江八幡ツアーに連れて行ってくれるというので、車を出してもらい近江八幡ツアーに行ってきました!(朝から大雨のため洋服よ。)
■ ラ・コリーナ 近江八幡
まずは今年1月にオープンした、滋賀県ではおなじみ たねやグループ の本拠地、ラ・コリーナ 近江八幡 へ建築見学に。
街路から駐車場を見えにくくする造園デザインで、すでに期待が高まります。(大雨+車中のため写真なし)
駐車場を抜けて垣根の向こうには、自然の山を背景に 藤森照信 先生の縄文建築がどど〜ん。雨のため山々に霧が立ち込める風景も情緒があって良し。
アプローチにだだっ広く広がるおかめ笹の植栽も、建築と山々の高さを比較させるための秀逸な見せ場になっています。何にもない、って気持ちいい!
建物に向かって右手にある東屋「柿傘」。ざっくりした木構造に番傘のような屋根。銅板屋根のてっぺんには富有柿の木!なんじゃ、こりゃ!(笑)
建築の注目は、何と言っても屋根の先っぽ!三角屋根の先っぽにそれぞれ小さな杉の木が植えてあるのが見えますか?コレ、大きくなっていくんですよ。5年10年経ったらどうなるか、想像してみましょう。大爆笑でしょ!
藤森建築は楽し〜いっ!
縄文建築のディテール、アレコレ。
内部探索に。入ってすぐにどど〜んと吹き抜けが広がります。
天井は白い漆喰塗りで、黒い粒々が見えます。天井や壁面に近づいてみると、黒い粒々はランダムに割った炭で、これまたランダムに自由に埋め込んでいます。この辺の手業の自由さが藤森建築の楽しいポイントです。
ラ・コリーナ 近江八幡 の業態は、洋菓子(バームクーヘンが中心)部門、パン部門、たねや和菓子部門にスペースが配分されています。
バームクーヘン・洋菓子コーナー。
パンコーナー。
和菓子コーナー。
一階の女子トイレ。(*すみません、決して変態ではありません。デザイン資料のため、お客さんがいないのを見計らって撮影しています。)トイレのブースもすべて木無垢材使用で、壁は漆喰。ソファは本革張り!
二階カフェの行列を待っている間に、一階和菓子コーナーでしか食べられない「生どら焼き」を買って食す!
二階席カフェ。
メニューはバームクーヘンセットのみ。
二階席の窓ガラス越しに北側を見ると、まだまだ広がる敷地に建築中の建物が!来年オープンだそうです。
一階エントランス横にある施設の全体計画のビジュアル展示。図面やイメージがすべて“ 手書き ”ってのがたまらない!素人にもわかりやすいし、ワクワク感が伝わってきます。来春にまた来なくちゃ。
ラ・コリーナの見学だけでハイテンション、お腹いっぱいよ。
★★★ 次へ続きます。