2016.03.06. 米子の建築家ファミリー+KUAD卒業展
■ 建築家・タカマスヨシコさん&来間直樹さんファミリー
米子在住の建築家・タカマスヨシコ さん& 来間直樹 さんファミリーが京都へお越しになられるというので、短時間ですがお会いしに行ってきました。最近着物にもご興味を持たれているタカマスさんにお会いするので着物で。
久しぶりに清水五条「 efish 」でランチ。
スープ付きBLTサンドイッチのセットをいただきました。サンドイッチはとってもボリューミーで美味しい!さすが efish 、いいカフェだわー。
タカマスさん&来間さんとは、しばし近況報告など。そしてタカマスさんからは米子地方の伝統産業である弓浜紬のことなどお聞きして。弓浜絣、ぜひ米子の工房に伺いたいです。それまでにデザイン画描きますね!
タカマスさんとちびっ子達。
可愛らしい次男坊の時くん。
今回あまりゆっくりお時間取れませんでしたが、米子へ行ったらいっぱい遊んでね!
■ KUAD 京都造形芸術大学卒業展
タカマスさんファミリーとお別れした後は、京都造形芸術大学 の卒業展へ。
環境デザイン学科は先日一度見ているので、この日は他の学科を拝見。京都造形芸術大学の染織学科の卒業作品は毎年なかなか素晴らしいのです。
環境デザイン学科の作品の中から、今年の 勝野賞 はこれに決定!
環境デザイン学科・建築コース/田村京子さん
【染めと織りを中心とした知的障害者支援施設】
古くなった空き家が多くなった広大な市営住宅地を敷地とし、地域に開けた場として、障害者と健常者が同じ空間を過ごせる施設を計画。集う人々は、伝統的な染めや織りをともに行うことを通して、社会と繋がることを目指している。
建築構造はコンクリート造のブロック状ユニットをベースとし、屋根材は木集成材を組み上げた梁構造のみで持たせ、室内空間には全く柱を必要としない構造とし、光と風を導く開かれた空間を実現している。(構造計算済み)
染め織りの工房・販売スペース、宿泊施設、カフェ、オープンスペースなど、障害者と健常者が社会交流できる仕組みを現実的なプランで構成できている。
評価内容:社会問題を提起し、現実的に実現可能な計画をまとめ上げた卒業作品は、今までになく、素晴らしい研究です。ヤギとも相談しましたが、今年の環境デザイン学科の卒業作品の中で Love the Life が評価するのは彼女の作品のみ、という結論になりました。今後、彼女は大阪市立大学大学院で障害者施設に関わる建築の研究コースに進むそうです。将来とても有望であり、社会で活躍する建築家になることは間違い無いだろうと思います。期待!!!
そして、染織学科の作品へ。
化学繊維を染めるテキスタイルデザイン
化学繊維の糸を編んだオブジェ作品
草木染めで製作する紬着物作品 一人4点ずつ製作。素晴らしいでしょ!
型染め作品
型染め技法による浴衣作品 個性あふれる様々なデザインの型染め浴衣たち。楽しい!
このサボテン柄型染め浴衣、欲しい!砂色の麻帯を合わせて、帯留めにはトカゲを。
本藍染による型染め作品 藍の育ち具合による色の濃淡の研究。
二十四節気と七十二候を手ぬぐいにデザインした作品 季節の題材に合わせて一枚ずつ全く違う絵柄の楽しい作品。図案考えるのに苦心しただろうなぁ。
絞り染め技法による作品 板締め絞りの技法を様々に使った作品。完成度はまだまだですが、これだけの大作を染め上げて会場構成もよく考えられていて、カッコイイ!
染織学科の作品を観ていると、自分も染織の勉強をしたくなりますね。草木染め+紬の織りもやりたい、型染めもやりたい、絞り染めもやりたい、着物や浴衣のデザインももちろん。通信コースでいいからお金貯めて、マジで将来通おうかしら。大学に通えば、一通り染め織りの勉強ができますものね。大学の作業場も自由に使えるし、大学が空いている日は通信と言いつつ、毎日作業しに通っちゃうな。
■ g r i l l & c a f e 猫町
卒業展を堪能した後は、猫町で夕食。初めてディナーで利用させていただきます。リーズナブルなのに、ボリュームもあって美味しい!京都造形芸術大学に来る時の定番になりそう。
この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■