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カテゴリー : デザイン

2018.08.12. KUAD 浴衣でビアガーデン

酷暑が続く京都の夏。京都造形芸術大学・環境デザイン学科の学生さん達が、「レストラン菊水」のビアガーデン企画を立ててくれました。今年はいろいろあってまだ行けていなかったので、とても嬉しいお誘い。

海外観光客の多いこと多いこと。特にフランス人が多かったかな。前菜から最後はパフェまでフルコースでいくの、すごい。そんなメニューがビアガーデンにある菊水もすごい。(笑)

夕暮れ時に高いところから眺める景色は最高です。南座のリニューアルも進んでいるようです。外観の足場が外れ、新しいお姿が。

お誘いいただいた時に、『夏のビアガーデンなら浴衣だよね〜』って勝野の一言に、みなさん乗ってくださいまして、女子は浴衣でビアガーデン!!!

すごいね〜、留学生の子も自分で浴衣着れるんだもん。エライ!付け帯でも、少々着方がアバウトでもいいのです。浴衣を着て、夏を楽しむことが大切!

真ん中のイケメン男子は卒業生のH君、某有名デザイナーのお弟子さんとして頑張っています。お盆の帰省に合わせて、久しぶりにお顔を見せてくださいました。

笑顔がめっちゃ可愛い。みんな成人しているので、飲み放題でガンガン飲みまくり!!!

夕暮れ時の時間から、ワイワイガヤガヤ、あれやこれやとおもしろ話に花が咲き、あっという間に2時間終了。菊水を後にして、他の卒業生組と合流し、10人以上の大所帯で「 BAR 雪月花」(デザイン:辻村久信デザイン事務所)へ。

現役の教え子から卒業して数年経つアラサーの先輩まで交えて、卒制のこと、就活のこと、独立のこと、様々に会話しつつ夜が更けていきます。次の日朝から重要ミッションがあるため、深夜0時を回る頃にお若い方々を残してお暇しました。めっちゃ飲んでたけど、みんな無事に帰れたかな〜。

たまに教え子達、卒業生達と会えることは、個々の成長もとても嬉しく、刺激をもらえる本当に楽しいひとときです。また会いに来てくださいね!

 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

2018.08.11. いろんな人に会う日

世間がお盆休みに入ったこともあり、同じ日にいろんな人に会う日となりました。

■ フレンチビストロ「ikariya 523

東京から関西へご帰省中の友人のTちゃんが、京都まで会いに来てくださいました。共通の友人である中国人のSさんも交えて、「ikariya 523」でランチ会。

スープ・前菜付き、このボリュームで1800円!+500円でデザートを付けても、フルサービスでお席も予約できて、土日にこの金額でランチできる幸せ!ああ、いいお店だぁ〜。

ランチ後に店頭で記念撮影。Tちゃん、ちびっ子をご実家に預けているので速攻ご帰宅へ。Tちゃん、京都まで会いに来てくださって、本当にありがとうね!とても楽しいひと時でした!

 

■ 北山リサーチ散歩

ランチ後は、Sさんと一緒にお仕事絡みのミッションへ。

『香港人クライアントが近々京都で家を建築するかも!?』ってことで、北山に見つけた候補地と周辺をリサーチするためにお散歩。

候補地近くにあるスーパー「FRIEND FOOD」が小さいのに、最高級にええもんしか置いてないスーパー(紀ノ国屋みたいな?)だということに慄き、滋賀京都の朝採りの有機野菜のお店もあったり。

候補地周辺にはマンションもなく、家を見下ろされることもなく風通しも良さそうだし、お隣は築年数浅い建築で若いご家族っぽいし、北山駅前もおしゃれなお店や上質なお店がいろいろあるし、めっちゃええ場所。北山界隈の他の土地もいくつか売りに出てるけど、立地と周辺環境でココが一番だと認識。

1年程前から京都に建築を持ちたいとお話が出ていたので、京都市内でいろいろ不動産を調べてみたけれど、本当に京都はバブル真っ只中で、市内中心部の地価は東京銀座以上に高騰中!!!一坪500万円超えとか、すごいです!駅から少し外れた徒歩圏内でも、比較的便利な場所だと一坪300万円 。これに京町家をフルリノベーションしたら、新築を建てる以上の費用がプラスになる。何億かかるねん!?

もう中心部に京町家買うとか絶対個人では無理だね、と諦めていたところ、逆に土地だけを買って自由に建築を建てる方が良いかも(安いし!)ってなり、今回の候補地探しとなりました。

 

■ クライアントと作戦会議ミッション

夜には香港クライアントファミリーとの作戦会議+会食ミッション。

香港クライアントファミリーは小学生のJr.まで全員英語ペラペラ。なので、いつもSさん(建築などの専門用語がわかる)には英語と広東語の通訳をしてもらっています。Sさん、完璧な通訳でいつも大助かり、ありがとうございます!

京都ホテルオークラの中にあるお寿司屋さんの個室で、美味いもんをたっぷりご馳走いただきました!

ピッカピカののどぐろを、刺身、炙り寿司、焼き物といろいろ調理していただきます。ああ、ご馳走を、毎回毎回、ありがとうございます!

小学生ですでにゲームの建築ソフトを使って、都市計画や建築デザインのシュミレーションをすることができる、お茶目で聡明なJr.とデザート。

候補地に対しての建ぺい率、容積率もすでに理解し、メモ帳にどんな家のプランにするか間取り図と立体図の落書きが出てきた!京都らしさ、町家らしさも理解しているっぽい。末恐ろし!!!(笑)

 

さて、建築プロジェクトはどうなるかまだわかりませんが、うまくいけば2年後には何かできているかもしれません。実現できるならば、現代的なふつうの住宅地に、あえて『The・京町家を造る』にチャレンジしたいと思います。実現したらいいなぁ〜〜〜。(*候補地の話をお聞きした時から、すでに Love the Life のデザインは頭の中でシュミレーションできています。)

2018.07.28. KUAD 辻村+ヤギゼミ飲み会「sinamo」

【KUAD「みたて展 2018」】講評会の後は、学生さんたちが飲み会をセッティングしてくれていました。

場所は寺町二条下ル「sinamo」。インテリアデザインはGlamorousの森田恭通氏。1999年開業なので、もう19年経過。開業当初から家具のレイアウトは変わったけど、メインの空間デザインは何も変わらず。長きに渡ってデザインを愛し続けてくださるオーナーさんの努力の賜物、デザイナー冥利につきる素晴らしいお店。

桃ソーダで乾杯。

大人数なので、カプレーゼ、生ハム、バジルパスタ、鱧のパスタ、穴子のピザ、ブルーチーズとはちみつのピザ、前菜盛り合わせ、タコと長芋のカルパッチョ、粗挽きソーセージ、子羊グリルなど盛り沢山に食べる食べる!(笑)

デザートに桃のパンナコッタで〆。

飲むし食べるししゃべるし、楽しかったーーー!!!しかし、お会計が結構いったよ、、、。(笑)

2018.07.28. KUAD「みたて展 2018」

京都造形芸術大学・環境デザイン学科・辻村+ヤギゼミの学生有志による家具展「みたて展 2018」の講評会に参加。(主に撮影係)場所は辻村先生の事務所のすぐ近所にある「ギャラリー Take two」にて。

昨年の作品の写真も展示してくれていました。

この日の講評会には、木の工房KAKU・賀來寿史先生近江家具商人・藤田昌善先生のおふたりをゲストにお迎えして。木工家具作家としての真摯なご意見が出そうで、楽しみ。

木の工房KAKU・賀來寿史先生。

近江家具商人・藤田昌善先生

何をみたてるのか???

ひととものの間に新しい気づきを呼び起こす、不思議で魅力的なしつらいの提案。

■ モバイル家具?

集成材を使ったキューブ型のテーブル&チェア。どちらも置く方向を変えることでチェアにもなり、テーブルにもなり、棚にもなる。チェア背面の小さな本棚にはモバイル機器を充電できるしつらえがあったり、テーブルセンターにも充電可能なスリットがあったり。チェアの背もたれ用の単板が座り心地を劇的に変化させる。

皆で実際に座ってみて、座り心地を確かめる。

 

■ パックンみたいな、笑う、照明器具

暗幕の中に入ると、センサーによる反応で、パックンみたいな照明器具が点いたり消えたり。

発泡スチロールで作っちゃったから、仕上がりの美観的にはイマイチだけど、シリコンとかで成形したらもっと美しく楽しい作品になったね。

 

■ 霜柱のテーブル

自然現象で起こる《霜柱》の冷たさ、美しさ、力強さ、を具現化したテーブルの大小とピースマット。

とてもしっかりしたプレゼーンテーションに、美しい仕上がりの家具。彼女の内面の強さと透明感が出ている作品。

 

■ 運べるチェアとライト。

華奢な存在感のどこにでも運んで読書できるチェアとライト。細いスチールパイプとごくごく薄い無垢板により家具のデザインは見た目かっこいいんだけど、実際は運ぶのにはちょっと重い。

ライト部分が抜き差しできるところがミソ。電源はLED(充電電池式)なので、このディテールが実現。

しかし、この家具は何をみたてたのでしょう??? 謎。

最後は辻村久信先生から総評をいただきます。

今回は展覧会の広報も学生有志ががんばった(いろんなカフェとかにDMを置かせてもらった)お陰か、来客数が例年より多かったそう。来年度の学生さんたちもがんばれ!

そして、終了後はゼミ飲み会へ突入 → ●△■

2018.07.22. 京都お散歩日記「出町柳散歩」

朝、町内会の地蔵盆の打ち合わせに出た後、しばらく前に公開上映されていた時期に観に行けなかった映画「犬ヶ島」を観に、初めて出町座へ。

出町座

元・立誠シネマが移転オープンした、出町座。オープン後しばらく様子見しつつ来なかったのですが、最近は常にいい映画を上映していて、とっても良い!!!早速会員になろうと思います!

上映会場は2つ。スペースの大きさは、元・立誠シネマと同等で極小ですが、椅子も音響も良くなったので、見逃した映画をココで見るには十分良いハコです。

建物の入口入ってすぐの券売機(食堂にあるやつ)でチケットを買い、カウンターに居る人に口頭で座席指定をするという、アナログなシステムもおもしろいです。

 

一階はカフェ「出町座のソコ」と本屋「CAVA BOOKS」。カウンターのみのカフェと、壁面いっぱいの書棚に囲まれて、なんか可愛い雰囲気。

映画までの時間を過ごすのに、券売機でカフェメニューのチケットを買ってオーダー。「三種類のキュウリのサンド」「イチゴジュース」「アイスコーヒー」で小腹を満たします。この「三種類のキュウリのサンド」が美味しいんだな!しば漬けの入ったソースがめちゃくちゃ合う!

「映画館併設の簡易なカフェで、味はどうなん?」と思っていたけど、コーヒーも豆挽きからドリップまでするし、クラフトビールサーバーもあるし、料理もオーダー受けてから目の前で調理するし、かなり質が高い。京都のカフェってやっぱり侮れません。出町柳って行きやすいカフェってほぼ無いから、これから重宝するな。

 

映画『犬ヶ島』オフィシャルサイト

マイノリティとマジョリティの関係を犬と人間に置き換え、社会に満ちた不寛容とヒステリーを暴き出す秀逸なストップモーションアニメ。シンメトリカルな画面構成にグラフィックアイコンを畳み掛けるように織り交ぜつつ、怒涛のスピードで展開する物語は痛快!!!

 

上映後、外に手作り立て看板があったので、もっちろん顔ハメ!(笑)

 

上映後に攻めようと思っていた、鯖寿司が名物の老舗大衆食堂「満寿形屋」。12時開店なのに、14時過ぎにはもう売り切れ&閉店だった!えええ〜〜〜、そんなにはよ閉店せんでも〜〜〜。(涙)開店時間前に並んでやっと鯖寿司食べられるんか。噂は聞きつつ、京都在住9年目なのに何度行っても閉まってて、まだ食したことがない…。仕方ない、また別の日にリベンジします!

 

出町ふたば」はせっかくなんで、寄っときます。

 

■ 台湾茶藝館「小慢京都(シャオマンキョウト)」

この2月に開業した台北本店の茶藝館「小慢京都」。

茶藝教室は期間限定の予約制で、通常は茶器中心のギャラリー。幸神社にほど近い静かな住宅街の小振りな京町家は、稽古屋の先生でも現れそうな佇まい。看板がちょこんとあるだけなので、一瞬通り過ぎそうになるし、暖簾も無いので、営業してるのかどうかもわからず、玄関のガラス戸を開けるのにちょっと躊躇しました。

改修された室内も、最小限ながら抜かり無し。特に欄間と庭の活かし方が良い。簡素で大らか。

気温38度の酷暑の日だったので、おもてなししてくださった台湾紅茶・野放大葉茶と文山包種茶のブレンドの水出しが、とても美味しゅうございました。

台湾紅茶・野放大葉茶の茶葉と、小さなアンティークの台湾茶器をいただきました。香蘭社を思わせるような、繊細な草花の絵付けがとても可愛らしい。窯元がわかったので、次回台湾でがっつり買い付けに行こうと思います!(笑/器はデザインコレクションだから)

 

出雲路 幸神社(さいわいのかみやしろ)

「小慢京都」を大満喫した後は、通りがかった「出雲路 幸神社(さいわいのかみやしろ)」にお参り。

拝殿と本殿を小さな空間にパッケージしたことで独特な屋根形状を持つ外観に。本殿東側奥を覗くと御所の鬼門に睨みをきかせる猿の木彫。その向かいには神石「おせきさん」。白鳳以前から信仰を集めるこの場所の持つ力が、そこかしこに感じられる。すごいパワースポットだと感じたのは気のせいかしら?

 

■ 韓国料理・喫茶「李青

お腹が空いたので、韓国料理・喫茶李青へ。オープンして数年経つのにまだ来訪したことなく、初潜入。(寺町丸太町の方は2度ほど訪問)

マンションの一階なのに、外構のアジアンな南国の植栽たちが生い茂り、いい雰囲気を醸し出しています。

店内もそつなく韓国アンティークの調度品でまとめられ、とても落ち着いた雰囲気。表の喧騒と酷暑を忘れさせてくれる、静かな時間が流れています。

「冷製ビビンパ」、「すもものソルベ」、「はちみつジンジャーティー」。美味しいし、ボリューミーだし、大満足。

ココでマダム着物ランチ会したいな〜。晩秋に着物ランチ会を、下鴨神社を巡るコースで企画しようかと思います!

《きもの de 落語はじめ》KICCAで落語、始まります。

KICCA普段きものでお出かけイベント《きもの de 落語はじめ》

 

KICCAで落語会、始まります!

「重陽の節句の日」菊に関する小物を身につけてのご参加も◎。落語聴いたことがない方も、初心者の方にも楽しんでいただける小さな会ですので、ぜひぜひお気軽にご参加ください!終演後は、噺家さん交えての親睦会もあり〼!

 

出演 :落語家・桂 佐ん吉(かつら さんきち)

《プロフィール》

1983年生まれ。故桂吉朝に師事。古典落語を中心に幅広い演目を手がける。得意の滑稽噺では天真爛漫な中に毒を少々。鳴物入りの噺では流麗な所作と台詞回しで様々な芸能に精通したところを見せる。数々の受賞歴を誇る落語界きっての若手実力派

WEB → ●△■

日程 :9 月 9 日(日)

時間 :落語 18:30開場 19:00 開演~21:00終演

    その後1時間半程度親睦会

場所 :京都市中京区三条通高倉東入ル桝屋町57 京都三条ビル401A

料金 :一人 3500 円(消費税抜)(親睦会ビールおつまみ付き)

定員 :15 名

*普段きものでお越しください。

*申し込み締め切り:9 月 7 日(金)

*当日のキャンセルはご返金できませんのでご了承ください。

 

↓ *詳細はイベントページにて。

https://www.facebook.com/events/295531891201430/

↓ *お申し込みはこちらから。

http://kicca.shop-pro.jp/?pid=133909092

2018.07.15. 祇園祭・前祭 着物コーディネート

【祇園祭・前祭 宵々山浴衣会】の日の着物コーディネート。

大人な着こなしのみなさまの集いなので、麻着物や絹紅梅にするか悩みましたが、これだけ暑いので、やっぱり浴衣にしました。浴衣の下はくるぶし丈の麻100%の浴衣下(その下はキャミ+ステテコ)のみ。長襦袢を着ない、半襟部分が無い&袖部分が無いだけで、断然涼しいのです!

綿麻紅梅白地に藍色グラデーション雪花絞(張正+藤井絞謹製)+薄桜色地にアザミ柄刺繍絽名古屋帯。

帯締めはつつじ色冠組、帯揚げは勝野屋【CMYK/紋紗/ストライプ・銀糸入】ぼかし染めタイプのマゼンダ

KICCA受講生の方々との集い、最も自分らしい色合わせで行こうと、一番好きな雪花絞と帯のコーデにしました。日傘もマゼンダピンク+白レースの日傘なんですよ〜。(日傘が写っていること少ないですが)

 

KICCA受講生のみなさまと。みなさま涼しげで美しいお色合わせです。

 

名古屋から、M様。お母様のお着物と帯で。浅葱色蝶柄の奥州小紋浴衣に、白地の紗の名古屋帯がとても涼しげ。盛夏の真っ白な帯は、清々しくて素敵!

 

今回の企画に乗ってくださった、京都のM様。白群色(びゃくぐんいろ)の綿麻紅梅浴衣に、麻地にひょうたん柄手書き名古屋帯。御髪ふんわり感、はんなり上品な着こなし、大人の色っぽさにうっとり。この度は菊水鉾の特別なご案内を、誠にありがとうございました!

 

神戸から、Y様。ミントグリーンの大格子浴衣に、同系色の水玉柄半幅帯。POPでカジュアル、清涼感あふれるコーデ。大人のカッコよさと可愛さと、とてもよくお似合いです!

 

名古屋から、A様。京都のM様が販売されている麻着物《麻ひめ》を特注で萌黄色にお誂えされた麻着物に、白地にブルー系の独鈷柄博多帯。優しく美しい発色のお着物に、ピリリと博多帯でクールにまとめられたコーデです。

お写真を掲載できませんけれど、京都のK様も白地に愛らしい黄色い草花柄の麻縮着物に、薄水色地に雪輪柄博多帯の清々しいコーデ、とても可愛らしかったです!

みなさま酷暑の中、一日お付き合いくださいまして、誠にありがとうございました!また秋にでもKICCAの小さな集いを企画したいと思います。

2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会03

【2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会02】からの続き。

■ 藤井絞 屏風祭

藤井絞さんの社屋に、屏風祭のしつらえがされた状態で入らせていただくのは初めてです。いつも窓格子の向こうから、撮影だけさせていただいて、中で拝見できるのを憧れておりました。

藤井社長交えて、みなさまと記念撮影。

その後、藤井社長直々に、商品展示のご案内もしていただく。

浴衣に正絹着物に、眼福の時間でした。ふふふ、いい浴衣を発掘された方もおられまして、来年の夏のお楽しみに。

藤井社長、お忙しい中、ご案内いただきまして誠にありがとうございました!

 

■ ディナー「和バル 祇園OKU

夕食の予約時間になったので、お祭りの混雑エリアから外れて、タクシーで祇園へ。

花見小路の一本西の路地に入り、ディナーは「和バル 祇園OKU」へ。

暑かったね、と乾杯!

《お献立》

お通し 早生 丹波枝豆の塩ゆで

一献  京丹波黒豆卵の茶碗蒸し オクラの銀餡かけ・焼きへしこ散らし 山葵添え

向付  よこわのお造り

汁物  トウモロコシのかき揚げ 白味噌仕立て

焼物  京都牛と野菜のダッチオーブン焼き(塩・胡椒)

炊合  京都牛煮込み 丸茄子オランダ煮・焼き万願寺唐辛子 淡竹 木の芽添え

御飯  鮎雑炊 福井梅の叩き添え・胡瓜と大根の糠漬け・甘鯛の潮汁

菓子  メロン白玉

いろいろ旬の食材を使った美山荘のお料理をゆっくりと堪能。暑さの疲れも吹っ飛んで、大満足な〆となりました。

ディナーから合流してくださったT様も、お疲れの中、ありがとうございました。

さ、新幹線の時間もヤバくなってきました。帰路を急ぎましょう!

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会02

【2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会01】からの続き。

無鄰庵から、予約していたMKタクシーさんで四条烏丸へ。道路の通行規制に入る時間帯なので、四条烏丸のできるだけ近くまで行ってもらい、徒歩で合流先の菊水鉾に向かいます。

■ 鉾見学

今回はM様のお計らいによって、菊水鉾を特別に裏側まで解説付きで見学させていただきました!祇園祭の成り立ちから解説していただきます。

菊水鉾だけなぜ唐破風屋根(書院造・皇室や公家の建築に使われる造形)なのか、なぜ菊花紋「十六八重表菊」を使っているのか、どこに神様がいらっしゃるのか、など知らなかったことがいっぱ〜い。

↓ この写真に映る鉾の土台・車軸を支える四角い木材=石持。これ2本で家一軒買えるお値段だそうです!きゃ〜〜〜、ウン千万円!

お囃子方のみなさまが演奏する生音「コンコンチキチン、コンチキチ〜ン」の中、鉾の上にも上がらせていただく。撮影は特別だから…。

菊水鉾ならではの、お茶席にもお呼ばれします。

お茶道具もすべて菊水鉾にちなんだもの。

菊水鉾を堪能させていただいた後は、他の鉾見学へ。

四条烏丸西南側、月鉾。

月鉾の彫物=うさぎと八咫烏は左甚五郎作。天井の彩色画は円山応挙作。すごい〜〜〜!

さすがに暑さでしおれかかってきたところ、生ビールで乾杯!お酒好きなみなさま、生き返る生き返る!(笑)

引き続き、夕食まで時間があるので、他に放下鉾などご案内していただきながら見学。

道々セールの小間物屋さん覗いたりして歩きつつ、藤井絞さんの前を通りかかると、藤井社長がいらっしゃいまして、中を特別に見学させていただけることに!

【2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会03】へ続く。

2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会01

祇園祭の京都、KICCA(きものカラーコーディネーター協会)の5期同期生みなさまと浴衣で集う一日を企画。

みなさまKICCAで色の勉強をされていますから、個性ある色の美しい素敵な着こなしの方ばかり。でもはしゃぐと乙女のまんま!(笑)最高気温38.7度の酷暑の京都でしたが、暑い暑い1日をたっぷり楽しんで参りました。

■ ランチ仁王門うね乃

仁王門うね乃」でランチスタート。

冷やしちらしうどん。山芋とろろ、オクラ、出汁巻、人参、お出汁のジュレなど。冷んやりツルツルっと、夏の大好きな一品。

 

■ 名勝庭園見学「無鄰庵

暑いんです、めちゃくちゃ暑いんですよ。しかし、京都をご案内するんですから、どこか一箇所は名勝庭園へ行かなきゃ、ということで、無理矢理みなさまを引っ張り回す。(笑)移動は予約していたMKタクシーさんで、サクッと無鄰庵へ。

無鄰庵

明治大正の政治家・山縣有朋氏の別荘。庭園は七代目小川治兵衛(植治)による作庭。山縣有朋氏の発案で、海外の庭園に用いられる芝生を、日本庭園に初めて採用した庭。国の名勝庭園。

庭園へ一歩入ると、クラッとするほどの眩しい緑が広がります。

まずは着崩れる前にみなさまの着姿写真撮影タイム。撮ったり撮られたり、わちゃわっちゃ賑やかです。

撮影後は、暑いけれど庭園内をくるっとひと回り。池泉回遊式の庭園は、歩く道筋ごとに風景が変化します。

庭園の最も奥のせせらぎを浴衣や着物でも渡るみなさま!いいなぁ〜、行動的で!!!

庭奥からの見返り風景。ここの眺めが一番好き。

暑いけれど、お茶室や洋館も拝見して、母屋へ。

母屋のお座敷で、お茶をいただきながら一服。床の間には祇園祭のしつらえ。

エアコンは無いので、涼は外からの風に頼るのみ。結構暑かった…。みなさまよく耐えてくださった。(笑)

お茶のお運びをしてくださっているルーマニアからの留学生で京都大学で日本庭園の研究をしているロレダナさんから、日本語で庭園についての説明をしていただく。

ここで、M様の語学スクールの生徒さんであることが判明!お互いに思わぬ場所での再会、きゃ〜〜〜って、驚くよね。

無鄰庵の庭は、造営時は周辺が田畑ばかりの頃で、周りの木々を低くし、東山を《主山》として設計された。後に周辺に建物や道路が増えていく中で、木々の高さを高くし、街の喧騒を感じないようにさせ、東山を《借景》とする庭に変化した、とのこと。《主山》だったのかー、初めて知りました。

暑かったけれど、深い深い夏の緑をたくさん感じられた、贅沢な時間でした。

そして、メインはここじゃ無いのよ、メインは祇園祭だから、タクシーで四条烏丸へ繰り出します。

【2018.07.15. 祇園祭・前祭 宵々山浴衣会02】へ続く。