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カテゴリー : デザイン

2018.12.19. 着物deクリスマス会

着物友達のFお姉様とクリスマス着物デート❤️ 「ちょっといいホテルで着物deお茶しよう♪」シリーズ第二弾。お天気が良い日で、三週間ぶりの着物に気分もウキウキ。

12月上旬に風邪ウィルス?+エアコン空気環境の悪さ?から酷く傷めた喉を引きずりつつ、なんとかむせずに堪えて楽しむことができました。

ザ・リッツ・カールトン京都

ザ・リッツ・カールトン京都でのアフタヌーンティー。エントランスはホテルフジタから残る庭園も素敵です。

ホテルのインテリアも昨今乱立する他のホテルよりはずっと上質で素敵。

ザ・リッツ・カールトン京都 1F「ザ・ロビーラウンジ」。落ち着いたインテリアで、ゆったりと過ごせます。二条木屋町界隈にいいカフェがないので、ゆったりお茶するには最適な場所です。

ピエール・エルメ・パリのアフタヌーンティー!!!ふふ、いいですねぇ!紅茶もポットで2種類たっぷりといただけます。

古い友人でもあるF姉様とあれやこれやと近況報告など、たくさんのお話ができました。

体調のこともあり、全て食べられるか不安でしたが、ゆっくりいただいたので、ほぼ完食!!!(笑)最後についてくるマカロンだけお持ち帰りにしていただきました。

2018.11.22. KUAD後期授業とかき氷

命を削りながら渾身の授業を行うヤギのサポートで、京都造形芸術大学・環境デザイン学科の後期授業に参加してきました。建築史IIIの中でのインテリアデザイン史と、環境デザイン論IIの2講義。

建築史 III/インテリアデザイン史

4万年前の洞窟壁画から、1200年前の寝殿造から書院造の生活様式とデイスプレイ・の始まり、障壁画によるアートとインテリアと室内装飾の始まり、江戸時代の商空間の座売りから明治時代の陳列販売から百貨店誕生まで。

 

環境デザイン論 II/領域を作るとは

人間が平滑な床座を作ることから空間領域という概念が始まる。さらに柱を立てる・間仕切りを作ることでより複雑な領域が生まれる。光で領域が生まれる、床座のレベル差で領域が生まれる。そこでも寝殿造、茶の湯の始まり、茶の湯のしつらえ、領域を生むインテリアデザイン作品から現代アート作品まで。

この授業は、自分にとってもめちゃくちゃ勉強になりました!新しい切り口、おもしろ〜〜〜い!どちらの講義も8回ずつ、来年まで続きます。勉強しよ!(笑)

 

■ プチ紅葉狩り

高台から見る京都市中。大学内の渓谷に映える紅葉。瓜生山の斜面にへばりつく校舎群、昇り降りのとってもめんどくさい校内ですが、自然の美しさを感じられるのが良い大学です。

 

祇園NITI

11月末で大好きな祇園NITIのカフェ営業が終了(BARタイムの営業のみになる)してしまうという情報。何としても今月中に一回はかき氷を食べに行かなくてはっ!ということで、授業終了後に祇園まで。

一年の中で最も美味しいと思う季節のかき氷「モンブラン」と「柿」にありつけました!!!

ヤギよ、授業お疲れ様。好きなもの食っておくれ。授業は勝野がしっかりと引き継いで参ります。

2018.09.18. Yちゃんと京都散歩

遅めの夏休みで関西にご帰省中の着物友達Yちゃんが、京都まで会いにきてくださいました。

■ pâtisserie「パティスリーS サロン

午後遅めからのスタート。まずはYちゃんがまだ行ったことがない「パティスリーSサロン」@富小路六角上るでお茶。

ヤギ子と三人でケーキ4個をシェア。見た目がシンプルでも、素材の合わせ方が絶妙、とても美味しい。ケーキを味わいながら、お互いに近況報告。

 

■自家焙煎珈琲「WEEKENDERS COFFEE

引き続き、Yちゃんがまだ行ったことがない「WEEKENDERS COFFEE」@富小路六角下るへ。

何度来ても面白い、このお店。パーキングの奥の小さな日本家屋を、ここまで本気でリノベーション(小堀遠州の綺麗さび)しているオーナーさんの心意気に敬服。富小路に移転オープンして2年、屋根に芽生えた植栽たちもいい感じになってきました。


■「Issei Miyake Kyoto

引き続き、Yちゃんがまだ行ったことがない「Issei Miyake Kyoto」@柳馬場通三条下るへ。

いつ来てもカッコいい空間(デザイン:深澤直人氏)に、カッコいい商品。Yちゃん、期間限定展示のお洋服お買い上げ!(笑‏/めっちゃ似合ってたし!)

蔵のギャラリーでは、新作バッグの展示。長さ2Mくらいある大きな薄い化繊の生地を圧縮加工すると、小さいバッグサイズになり、後染めでいろんな色に染めているんですって。

 

■ ベトナム料理「コムゴン京都

食べたり飲んだりばっかりしていますが、意外とお腹空いてて、「Issei Miyake Kyoto」の近くでお店を探して、ベトナム料理「コムゴン京都」@蛸薬師烏丸東入るへ。久しぶりのベトナム料理〜。

インテリアもかわゆいんです。

ベトナムの現地っぽさの演出で簡素なインテリアに見せつつも、細かい部分で結構作り込んでるんです。どこが?ってのは、インテリアのプロが見たらわかる。

お料理はどれも優しいお味でとても美味しく、エスニック好きなYちゃんも大満足!!!可愛いし、美味しいし、おまけに安いし、また来ます!

Yちゃん、会いに来てくださってありがとうございました!いろいろありますが、元気に楽しく過ごしていきます。年内、また東京にも行けたらいいなぁ。

2018.09.16. キモノフリマ打ち上げと落語

■ キモノフリマ打ち上げ

5月に開催された【大阪・本町キモノフリーマーケット 2018・春】の打ち上げに参加してきました。6月も7月8月も皆さん何かとお忙しく、9月の開催となりました。

場所はリーガロイヤルホテル大阪「オールデイダイニング リモネ」にて。昔ロイヤルホテルだった頃の吉田五十八設計の内装が残る、円形スペース「ラ・ロンド」のお席に案内されました。

往年のデザインの素晴らしさを感じるガラス質モザイクタイルによるアールコーブになった天井壁。ガラス質モザイクタイルの紫色〜薄紫色へのグラデーションが、外構から入ってくる日光に反射して、とても美しい。きっとダウンライトが開発されたばかりの時代に設置されたであろうレフ球ダウンライト。(現在はLEDレフ球になっていると思われる)

主催者のすみれ庵・西岡先生と着物さくさく・須賀先生から開催のご挨拶。

打ち上げのために組んでくださった特別コースのお料理をいただきました。

《Menu》

・カツオの炙り オレンジと黒酢のヴィネグレット

・ソワレ・ド・パリ

・真鯛の鱗焼きと帆立貝&小海老 柚子味噌ソース

・豆乳プリンのパフェ仕立て(ハロウィンワッフル乗せ)

・コーヒー‏/パンとバター

こちらのレストランは美味しいと噂でお聞きしていた通り、パーティーコースのお料理もとても美味しゅうございました!空間といい、お料理といい、とてもいいレストラン。

また別の機会に、ホテル内に残る吉田五十八設計のメインラウンジ(2層吹き抜けの開放的な空間に、金蒔絵の柱や、彫刻家・多田美波が約25万個のクリスタルガラスを使って紫雲を表現したシャンデリアなどが配されている)と、陶芸家バーナード・リーチから発想を得て吉田五十八が意匠設計したメインバー「リーチバー」に伺いたいと思います。

和やかに時間はあっという間に過ぎて、最後に参加者の皆さまと記念撮影。残暑が残り湿気が高くてとても暑苦しさを感じる日でも、参加者全員が着物で集う素晴らしさ。みなさまの着物愛を感じます。

お忙しい中、打ち上げの開催ご準備をしてくださった、主催者のすみれ庵・西岡先生と着物さくさく・須賀先生、誠にありがとうございました!

 

■ 落語「第11回 銀の花瓶に菊之花情 〜銀瓶・菊之丞ふたり会〜」

せっかく大阪まで出る日だったので、体力の限界を感じつつもやっぱり行きたい落語会には行こう!、と三日前にチケット予約して、天満天神繁昌亭へ。

毎年楽しみなんですよ、この落語会。今上方で一番追っかけたい笑福亭銀瓶さんと、「昭和元禄落語心中」の八雲のリアル版ではこの人しかいない、古今亭菊之丞さんが関西で観れるんですもの。

  演目:開口一番「いらち俥」桂咲之輔

     一席目「短命」笑福亭銀瓶

     二席目「寝床」古今亭菊之丞

        仲入り

     三席目「お見立て」古今亭菊之丞

     四席目「質蔵」笑福亭銀瓶

粋でカッコいい銀瓶さんと、色っぽい菊之丞さんが長講二席ずつのバトル!もう楽しくって楽しくって、終演後に繁昌亭から淀屋橋まで一人ぷらぷら歩きながらもニヤニヤが止まりませんでした〜。また来年も楽しみ!!!

夜景を観ながら、人のいないオフィス街を歩くのが大好きです。大阪もとっても綺麗。

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

2018.09.17. 京都「第342回 市民寄席」

桂佐ん吉さんがご出演されているというので、京都「第342回 市民寄席」@ロームシアター京都へ。(*夕方から台風の影響で雨天予報のため洋服です…)

今回の市民寄席は「桂春之輔改メ〜四代目桂春団治襲名披露公演〜」という特別公演。口上ありの華やかな公演でした。先代の三代目桂春団治師匠の大ファンだったので、四代目にも期待!

  演目:一席目「七度狐」桂佐ん吉

     二席目「八五郎坊主」林家染二

     三席目「莨の火」笑福亭松枝

        仲入り

     口上/春団治・松枝・都・染二(司会:春若)

     四席目「堪忍袋」露の都

     五席目「天満の白狗」桂春団治


佐ん吉さんの「七度狐」は鳴り物入りで、華やかに軽快で楽しく。林家染二師匠の「八五郎坊主」はアンポンタンなアホ噺。笑福亭松枝師匠の「莨の火」は、豪商の旦那さんがお茶屋さんで遊ぶ、鳴り物入りの大阪らしい賑やかで情緒のある噺。露の都師匠の「堪忍袋」は面白おかしい夫婦ネタで大爆笑、師匠の十八番。桂春団治師匠の「天満の白狗」は江戸では「元犬」という題で演じられる、犬が人間になって奉公する可愛らしい噺。

 

& noma cafe

落語会の後は、「& noma cafe」@仁王門東大路東へ。

この季節にしかいただけない、幸水梨のスムージー!めちゃウマ!今年もいただけて幸せ。

他に紅茶と季節のタルト「プルーンのタルト」を。

台風で雨風が強くなる前に、スーパーで食材買い込んで帰宅〜。

2018.09.15. 「村上隆 特別講演 in 春秋座」

「村上隆 特別講演 in 春秋座」へ。90年代から現代美術家・村上隆氏のファンで、東京のギャラリーで何度も展覧会を拝見し、いつか本物の日本画も欲しいと思いつつ予算的に無理なので、小さなDOB君のぬいぐるみなどコレクション。

2015年「村上隆の五百羅漢図展」@六本木・森美術館、2016年「村上隆スーパーフラット・コレクション展」@横浜美術館も素晴らしかったですね。最近はすっかりお目もじする機会がなくなりましたが、村上さんの動向は遠くからずっと追いつつ現在に至ります。

講演会は現在の国内のカイカイキキの活動と、海外でのアーチストとのコラボ活動について。近年村上作品がK・ウェスト氏やV・アブロー氏らに代表される黒人ハイソサエティから熱狂的な支持を得ており、村上氏も彼らのカルチャーを取り込もうとしていることでした。インスタグラムtakashipom@murakamipom」での活動を拝見していると、村上さん自身が “ 五百羅漢 ” の姿に似てきておられるように感じます。日本での芸術活動にすっかり悟りを開かれた、ということですね。

今後は日本での展覧会はもう開催されることなく、海外でのみ活動されていくそうですが、ファンとしては今後もご活動を追っていきたいと思います。

 

京都造形芸術大学は、学園祭の真っ只中。毎年恒例、一年生が学部を越えてグループを組んで製作する「ねぶたが完成し、点灯されていました。

 

■ 自家焙煎珈琲店「Walden Woods Kyoto

講演会終了後は「Walden Woods Kyoto」@富小路六条へ。オープン時に噂を聞きつつ、サービスがこなれてきた頃に行こうと思っていたら、もう一年近く経つのですね。

1922年築の木造建築の洋館を改修した自家焙煎珈琲店。内装のほとんどは白く塗装されたOSB。古い部分を上手く使いながら、モダンで素敵なインテリア。

一階はオーダーカウンター&焙煎スペースのみ。スタッフのお兄さんは超イケメン!(*大事だよね〜‏/笑)またおっしゃることがキザなの〜〜〜。特に夕暮れ〜夜がいいね。どんなんかは、行ってみてのお楽しみ☆

淹れ方やメニュー構成は、アラビカ京都に似ているかな。しかし味はサードウェーブ系(どんな豆でも浅煎り、酸味多し)。はっきり言って、サードウェーブ系のコーヒーは全く美味しくない(*個人的意見です)ので、次回からはカフェラテかチャイにしよっと。

イートンは二階へ。舞台のようなひな壇形式の客席で、自由に座っていただきます。この空間がまたインスタ映えするようで、カップルや女子グループが写真撮りまくってて可愛い。私たちは空間写真は撮りまくるけど、セルフィーは撮らないから変な人、と思われてるんでしょうね。

トイレの入口も内部も手抜き無し。(トイレ内の写真は割愛)

いやいや、空調機の納まりから、スピーカーの納まりから、細部に至るまで手抜き無しのカッチョええ空間。OSB使いつつ施工精度の良さ、白塗りのバランスにも感心。腕のいい職人さんがやってると思うので、安価な素材使いつつも、施工費結構掛かってると思われます。

コーヒーの味は好みではないとしても、空間が気持ちいいからまたお友達誘って行こうっと。東本願寺・渉成園からもすぐ近くです。

帰りは京都タワーを見返りながら、清水五条まで秋の風を感じながら夜散歩。

【10/11 レクチャー「西日本から見たインテリアデザイン史」】開催のご案内

さて、西日本にお住いの皆さん、あなたの身近な街のインテリアデザインが、国内はもちろん、世界的に見ても最先端に位置付けられるユニークなものであることをご存知でしょうか。

そもそもインテリアデザインとは何なのでしょう。室内を飾ることがその本質なのだとすれば、その起源は遥か有史以前に見出さなくてはなりません。日本の近世とともに登場した「書院」とその内部を構成する障壁画の意匠に至っては、まさにインテリアデザインそのものと言って差し支えないでしょう。日本のインテリアデザインは永らく関西圏を中心に発展し、やがて時代が近代に入るとその役割は東京へとシフトしてゆきました。さらに戦後、西日本は首都圏とともに再び先鋭的なインテリアデザインの発信地となりますが、既存のメディアはそうした多中心化の動向を正確に捉えることができずにいます。数少ないインテリアデザインの歴史書にも、西日本についての記述はほとんどありません。

このレクチャーは、これまで首都圏を中心に語られてきたインテリアデザインの歴史を、世界のデザインやアートの潮流と照らし合わせながら、西日本の各都市に視点を据えて、もう一度語り直してみようとする試みです。インテリア関係の方も全然関係のない方も、デザイン上級者の方も初心者の方も、もちろん学生の方も、どうぞお気軽にご参加の上、ドリンク片手にリラックスしてお楽しみいただければ幸いです。

 

[日時]  2018年10月11日(木)19:30開場 / 20:00開演 / 22:00終了予定

[会場]  CREA/Me 大阪市浪速区桜川3-2-1 新桜川ビル202(Tel. 06-6563-3110)

    地下鉄千日前線・桜川駅より徒歩1分

    Googleマップ http://bit.ly/crea-me-gmap

[参加費]  一般2000円 / 学生1500円(ワンドリンク付 / 当日払)

[ご参加方法]  要予約 / 定員30名様 / 全席自由

ご氏名(代表者)、人数、学生の場合は大学名または学校名をご記入の上、下記アドレスまでメールでご連絡ください。ご予約は定員に達するまで受け付けます。キャンセル待ち可。info@lovethelife.org

[語る人] ヤギタカシ(Love the Life 共同代表 / 京都造形芸術大学 教授)

     勝野明美(Love the Life 共同代表)

[タイムテーブル]

レクチャー前編45分、休憩10 – 15分レクチャー後編45分、座談会15分

[Love the Life]

1997年に東京で設立された勝野明美とヤギタカシによるクリエイティブユニット。2010年に京都へ移転。インテリアと建築のデザインを中心に、公開レクチャー、落語会の企画など様々な活動を展開している。

[ヤギタカシ] 1968年四国生。九州芸術工科大学卒。乃村工藝社、セガ・エンタープライゼスを経て1997年にLove the Lifeを共同設立。2018年より京都造形芸術大学教授。

[勝野明美] 1969年神戸市生。大阪モード学園卒。赤松店舗研究所、SHIZENを経て1997年にLove the Lifeを共同設立。2018年より京都造形芸術大学非常勤講師。

[主催] Love the Life http://www.lovethelife.org

[共催] 賀来寿史 http://www.kinokoubou.com

   CREA/Me http://www.creame-dep.com

2018.09.10. あるミッションとパフェ

KICCAにて、あるミッションを敢行。詳細はオフレコですが、なんかすご〜い楽しかった!!!

私もきものカラーコーディネーターの勉強を最後まで終えたら、自分の見識を広げるためにこちらも勉強したいと思いましたけど、とってもとってもハイレベルで難しいことだと、あらためて認識しました。

色彩学を学んだ上での洞察力と判断力と、さらにはマナーと接客力。そして、行うご本人の美しさ・格好良さもとても大切。やはりどんな講座も魅力的な方から受けたいですものね。そんなの私にできるか不明ですが、、、少しずつでも精進したいと思います。

 

で、なんだか気持ちが一杯一杯になったので、帰り道々「ショコラベルアメール京都別邸三条店」@三条堺町で、ちょっぴり贅沢なひとときを。

マンゴーショコラパフェ〜♪ 美味しかった〜♪

2018.09.09. 着物コーディネート

【 KICCA「きものde落語はじめ!」】の日の着物コーディネート。

重陽の節句の日。菊柄の型染小紋を着ようと目論んでいたのに、朝から大雨で夜もかなり降りそうな予報…。流石に撥水加工していない縮緬の着物を雨の日に着る勇気がなく、綿麻の着物にしました。

墨黒色菱形柄板締め絞り綿麻着物(藤井絞)+シルバーグレーのタイシルク半幅帯。

帯締は黒地に赤ラインの三分真田紐。

重陽の節句にちなみ、蜻蛉玉作家さんに特注で作っていただいた、ガラス製の赤い菊の蜻蛉玉をポイントに。

2018.09.09. KICCA「きものde落語はじめ!」

重陽の節句の日。

KICCA京都クラスにて、初めての落語イベント「きものde落語はじめ!」が開催されました。微力ながら、勝野も開催のお手伝いをさせていただきました。

お迎えしましたのは、上方落語界きっての若手実力派である桂佐ん吉さん。桂米朝師匠のお弟子さんである桂吉朝師匠のお弟子さんです。

KICCAでの開催にあたり、佐ん吉さんには「着物に関する落語や着物の出てくる落語を」「落語初心者さんにも楽しんでいただける噺を」とリクエスト。(笑)

 

   演目:一席目「蛇含草」

      二席目「代脈」

 

「蛇含草」=真夏の暑い日、餅が大好きで大食い大会にも出るような男、熊さんが隠居の家へやってくる。隠居が焼いている餅を目にして我慢ができない熊さんは強欲にパクパクと箱いっぱい分の餅を食べまくり、目から口から鼻から餅が出そうになるほど腹一杯になる。家に帰って苦しくて寝込んだ熊さんは…。

 この噺のために夏着物に羅織の羽織りを着て下さいました。熱々の餅を食べる熊さんに扮した佐ん吉さん、餅を食べる所作も本当におかしくて、演じる際の着物ならではの姿形の変化にもびっくり!

 

「代脈」=医者の内弟子である銀南が、師匠から大店の伊勢屋のお嬢さんの回診に代脈(代理として診察に)行くように言いつかる。愚者で色情者の銀南は、伊勢屋でいろんなしくじりを重ねて変な診察をするが、師匠から「絶対に触ってはいけない」と言われていたお嬢さんの下腹を触ってしまう。さて、その結果は?

 落語ではおなじみの医者ネタ、与太郎ネタ。佐ん吉さんの演じる銀南の、阿呆な間抜けっぷり、どケッチっぷりがとてもおかしくて、始終笑い転げてしまいました。

 

落語にあまり馴染みがない皆様も、クスクスケラケラ、ずっと笑いが広がる大盛り上がりの会となりました。終演後の親睦会では、佐ん吉さん交えてビールで乾杯!普段佐ん吉さんと話さないようなくだらない話もいろいろとでき、とても楽しいひとときでした。

雨の降る中、お越しくださいました皆様ありがとうございました!これをキッカケに、いろいろな落語会に行ってみていただけると嬉しいです。また落語噺の中に出てくる着物のアレコレを発見できる楽しさも味わってみて下さいね。

佐ん吉さん、素晴らしい落語をありがとうございました!!!

佐ん吉オリジナルコーヒーGET!

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■