2014.07.15. 京都お散歩日記 – 祇園祭 宵宵山 2
お腹を満たした後には 屏風祭 へ!屏風祭は、WEBで掲載されている情報でも一部はもうやっていない場所もあるので要注意です。
今日のメイン、大正ロマンな長襦袢&型染め友禅 で有名な「 紫織庵 」@新町通六角上ルへ。久しぶりの紫織庵さん、5年ぶり2度目です。
建物は、京都市指定有形文化財に指定されている趣のある京町家(京都の伝統的な「大塀造」建築)です。江戸時代後期に名医・荻野元凱氏の医院として建てられ、その後大正時代に豪商・井上家の手に移りモダンな洋間を増築し、その後川崎家の住宅へと移り、現在にいたります。
門をくぐって玄関までのアプローチ。
玄関の三畳間としつらえ。
玄関横の洋室の客間。
玄関奧・中庭をぐるりとコノ字に囲む広縁のガラス建具。建具の向うには中庭が見えます。ガラスは建築当初の「波打ちガラス」が一枚も破損せずすべて残っているそうです。
施設の名称の「紫織庵」の由来になった、茶室「紫織庵」を拝見。夕暮れ時で少し暗かったので、また後日、日中にも訪れてみたいと思います。
広縁を回って和室の屏風を拝見します。和室、蔵の中はすべて撮影禁止でお写真はナシ。
母屋一階の広い大きな和室2間を拝見した後は、最奥の蔵へ。
蔵の二階で 、正絹生地を使った現在の紫織庵さんの商品の着物反物や帯反物を拝見。京都らしいはんなりデザインの 型染め友禅 の作品の数々、素敵なものがたくさんありました!
蔵の一階で現在の紫織庵さんの商品、2014年新作の浴衣生地反物を拝見。浴衣はいくつか反物を身体に当てさせていただきました。紫織庵さんのデザインは古典柄なのにどこかキッチュなのがいいのです。いつか長襦袢の生地か浴衣をいただきたいと思います。
蔵横の階段から母屋二階の和室へ。大正時代〜昭和時代の長襦袢コレクション展を拝見。いろいろな時代に即したおもしろいデザイン(大正昭和モダンなもの、戦争もの、某キャラクターのヘボいパクリとか)に驚かされます。
屏風祭 、この日は時間切れで 藤井絞(株) さんまで。藤井絞 さんでは表通りに面した窓越しに中を観れるようにしてくださっています。この日は舞妓さんをお呼びして、お得意様のご接待が行われているようでした。
次へ続きます…★★★