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2016.04.24. 京都お散歩日記 平等院〜都をどり02

宇治で 平等院を満喫 した後は、祇園へ移動。目的は、初めての 都をどり 

もう一人の着物友達Yちゃんが、この日初めてご自分で着物を着てお出かけするので、三人で着物で集うことを楽しみしていたのです。

 

■ 建仁寺のお花

待ち合わせまでに少し時間があったので、建仁寺でお花を拝見。見頃は過ぎていましたが、牡丹の花も拝見できました。つつじは見事な状態。

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都をどり

待ち合わせ時間になり、祇園甲部歌舞練場へ。

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和洋折衷の帝冠様式の建物。京都府有形文化財。

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今回はお安いお席のチケット(お茶席なし/二階席)を取ったのですが、当日でも窓口で確認したら舞妓さんのお茶席券を買えました!

開場後、開演時間までお庭を拝見。

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一通り写真撮影した後、舞妓さんのお茶席に向かいます。

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可愛らしいお団子マークの入ったお皿は、持って帰れるんですって!お団子マークが印刷された下の半紙に包んでお持ち帰り。

会場までの間にお土産屋さんトラップがあるのですが、開演時間までの間におやつを買って食べたり。(笑)

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開演前に会場全体のお写真だけ撮影。格式ある格天井と、華やかな赤い提灯が可愛らしいどすなぁ。

二階席からでも花道から舞台全体、舞妓さん芸妓さんのお顔もはっきり見えました。一階特等席で後ろの方のお席になるよりも、こっちの方がいいかも〜。

舞妓さん芸妓さんの踊りは、華やかでとても素敵でした!おばさんでも乙女度MAXな気分になれます。また来年も来てみたいと思います!

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■ 祇園OKU

都をどりを堪能した後は、祇園OKU へお夕食に。

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食前酒で乾杯。(ちょびっとなので大丈夫)

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桜、鯛、桜鱒、木の芽、セリ、わらび、筍、ふき、わかめ、芝海老。春の香り満載のコース。

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デザートはモナカを開けると、なんと桜のアイスクリーム+あんこ!桜の香りがたっぷりで、美味しゅうございました!

一番リーズナブルなコースをいただきましたが、そこは美山荘プロデュース。女性には十分な量、お味も質も素晴らしく、いつ来ても大満足!また伺います!

 

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2016.04.11. マンション現場と立体造形屋さん

■ マンション現場

内装デザインを手がけている、新築分譲マンション・リフォームプロジェクト。現場の建築側工事がほぼ完成。完成前のチェックに行ってきましたよ〜。

マンション外観はなぜかピンク!この写真のどれか、です。

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マンション現場は、問題なく図面通り、指示通りに完成していました。新築分譲マンションなのに、標準仕様の設計がひどすぎるので、Love the Life で天高・柱・梁の寸法、ドア開口位置、照明プラン、仕上げ素材、可能な限り変更できる住宅設備の全てを、施主希望に合わせてデザインし、建築側でオプション工事してもらいました。

海外在住のお施主様がご購入契約される前の事前相談からお受けし、中間に様々な打ち合わせと調整がありつつ、ここまでくるのにまる一年かかりました。将来、住宅設備(キッチン・トイレ・洗面室・浴室)の位置や向きを変えたり、リフォームが一切できない仕様で出来上がっている建物(最近の大手建築会社の分譲マンションはどこも同じ)ですので、建築途中に変更でき得る部分をかなり変更しました。やれるだけ変更しまくって、それでも建築上の梁の凸凹や、天高の凸凹や異常な低さなど、ひどいんですけどね…。

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居室への建具はありません。内装工事で壁と一体型に新しく作るので、建築側工事ではナシにしてもらいました。(どうせ捨てちゃうからさ)

内装のポイントになる居室側の間接照明は、下地や納まりの関係上、建築側工事で施工してもらいましたが、ギリギリ照明器具が見えない寸法で綺麗に納まりました。(工事前には現場で実験済み)

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居室はベッドが置けない狭小部屋(4.5畳とか言いながら、実質の面積は3畳しかない/ひどい建築設計)なので、寝具は日本式の布団にし、琉球畳を入れることにしています。畳は完成間近に入れるので、今はコンクリートのまま。寝具を入れる収納スペースも無い(ひどい建築設計)ので、後々特注で布団収納用ローチェストを作ります。

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キッチンもこの家だけ特別に、超おしゃれ換気扇(前面パネルはちゃんと付きます)を設置できて一安心。キッチンパネル、カウンター天板も特別に品番指定。

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なんとかこちらの設計通りに洗面室の特注家具も納まり一安心。既製品のかっこ悪い洗面台が標準仕様でしたが、狭いし収納&作業台欲しいし、ミーレの洗濯機入れたいし、で全部特注で作りました。現場の壁面仕上げ寸法が不安(15mm狭かったらアウト)でしたが、なんとかミーレの洗濯機がちゃんと入りそうで、よかった〜。壁面も標準はビニルクロスでしたが、絶対カビてくるので全面タイル貼りに変更。少々水や洗剤が飛び散っても、拭き掃除するだけでピカピカを保てます。

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分電盤は、標準ではトイレに設置予定であったのを、洗面所に移設。超ギリギリで柱型の寸法に収まった。ふぅ〜。

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トイレの便器はアメリカ製のスクエアデザインの陶器製便器に変更。日本製のイマドキの自動で動く便器は、10年したら補修パーツが無くなって(メーカーで製造中止になる)、便器をまるごと交換しなくてはいけなくなるので、陶器製を断然お勧めします。停電しても手動で流せるしね、電気の無駄使いも無いしね。

トイレの壁面は住設メーカーが出している不細工な腰壁(男性小便飛び散り拭き掃除用パネル/立って用をたすな!座ってやるのがイマドキ普通やろ!)なんか絶対嫌なので、壁面全面タイル貼りに変更。タイルの目地材ももちろん防汚れタイプを選定していますから、お掃除楽チン。狭いトイレですけれど、ミニ手洗器もスクエアの陶器製。水栓はアルネ・ヤコブセンのデザインのVola。吊戸棚はもちろん特注で、上下間接照明仕込んでいます。

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ここからお施主様へのお引渡し(やっと鍵をもらえる)まで一ヶ月。そこからさらに一ヶ月かけて、天井をひっぺがしたり、リビングの建具や壁を作ったり、壁と一体化する造り付けの家具造作を作ったりしていきます。夏の終わり頃には完成予定。

また内装工事が始まったらレポートしま〜す。

 

 

とり安

現場の後は、烏丸通押小路角「とり安」でランチ。

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名物・唐揚げ丼!
大きな唐揚げがゴロゴロ5個も入ってるんです。標準サイズでは食べきれないので、必ず “ ご飯少なめ ” と注文します。久しぶりにいただきましたが、ふわふわの卵に、香ばしい唐揚げで、美味しゅうございました!

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■ 立体造形屋さん

ランチ後は、とあるプロジェクトのため立体造形屋さんへ打ち合わせに。
初めて見る3D造形サンプルやシリコン型がおもしろ〜い。

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最近ポピュラーになってきた3D造形ですが、素材が限られていたり、いろいろ難しい点があることがわかりました。「何でも削れる〜、何でもデータ化すれば立体に加工できる〜」と思っていたのですが、無理なようです。

詳細は秘密ミッションのため内緒ですが、これらの技術を使って何かに活かせないかな?と思いつつ帰路につきました。

 

 

喫茶 ガボール

地元に帰り、京都造形芸術大学・環境デザイン学科の学生さんと喫茶 ガボールで打ち合わせ。いろいろ思いつくアイデアは出してみたよ。あとは彼らがどうするか、頑張れ、学生諸君!

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2016.04.03. 京都お散歩日記 ワタマサ新作展〜春風亭一之輔独演会

ワタマサ春の新作お披露目展 with キモノモダン 

カラーコンサルタント(きものカラーコーディネーター協会代表)の 能口祥子 先生が関わっていらっしゃる「ワタマサ春の新作お披露目展 with キモノモダン」へ。和装業界プロの方向けの展示会で、一般人が参加できるのはこの一日のみということで、お伺いしてきました。

素晴らしいカラー提案をされている能口先生のコーナーから拝見。
ワタマサ さんは丹後ちりめんの織元さんです。ワタマサ さんオリジナルの多種多様な白生地を色無地で染めてみては?という企画で、能口先生が厳選した100色を提案されています。

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ワタマサさんには、白生地がどのように織られているか、ゆっくりお話を伺うことができました。綸子・紋意匠・ちりめん、いろいろ生地の種類によって使う糸の種類・太さ・本数・撚り・打ち込み強度・糸のテンションを変えるそうです。着尺の反物、襦袢の反物、半襟、帯揚げ、それぞれ同じ柄でも糸の設計は変わるそうです。

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能口先生セレクトの100色、長さのある正絹生地に染められた実物サンプルを合わせながら、お色を選べるコーナーです。どれもこれも美しい色のトーン!!!こんなにいろんなお色を同時に比較できる機会はありません。同じ系統の色でも、微妙にほんの少し色見が違うだけで、印象が違って見えます。

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能口先生にいろいろお色を見立ててもらいました。幸せ♡

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この日は後に落語会の予定があり、ゆっくり見ている時間が無かったので、またあらためて白生地探しから能口先生と一緒にお見立てしていただく機会を作れたらと思います。能口先生、ありがとうございました!

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ワタマサ さんの新作お召しコーナー。近づかないとわからないのですが、素晴らしく凝った織りの美しい反物たち。「美しいキモノ」とかに出てきそうな素敵反物がいっぱいありましたよ!お値段は、意外とお手頃!いつか、一枚欲しいなぁ。

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キモノモダン さんの新作浴衣コーナー。若い方向けの可愛らしいPOPなデザインの浴衣や、木綿着物を提案されています。

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FOB A GOOS & FOODS

ラクエ四条烏丸の中に F.O.B COOP のカフェが移転して「FOB A GOOS & FOODS」として新しく3Fにオープンしたということで、リサーチ兼ねてランチ。(能口先生もお友達といらっしゃった!)

F.O.B COOP が京都から撤退したのかと悲しんでいたので、復活してくれて嬉しいです!ディスプレイ用品、店舗用品などのために、ヨーロッパテイストの可愛い雑貨を探すのには F.O.B COOP が欠かせないんですよね。

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天井面は以前の違うお店の物販仕様のまま使っているんだろうな、とか、どこか100% F.O.B COOP テイストではない部分もありますが、前のお店から移設したであろうカフェのカウンター造作とか予算をかけずにでも頑張って復活してくれたことに感謝!

滞留時間40分ほどでBLTトーストサンドイッチとチキンカレーをサクッといただき、急いで落語会へ向かいます。(店員さんはまだ慣れていないようで、結構出てくるの遅くて焦った…)

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■ 春風亭一之輔 春爛漫 京都独演会

会場である京都市立府民ホール・アルティに開演時間15分前に滑り込みセーフ。

大好きな 春風亭一之輔 師匠の京都での独演会。心待ちにしていましたよ!!!

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演目:
一席目 加賀の千代 春風亭一之輔
二席目 花見の仇討 春風亭一之輔
  仲入り
三席目 笠碁    春風亭一之輔

 

春風亭一之輔 師匠、京都での独演会は初めてらしい。枕噺では京都と大阪の違いや、京都での面白い出来事など散りばめ会場全体が湧き上がる笑いを取りながら、落語は真面目に古典で攻めてくる。いつもの小箱でやってる一之輔師匠の黒い黒い毒気満載の感じとちょっと違い、大人しめでちょっと猫かぶってる感じでした。(笑)それはそれで、京都の人に初めて体験してもらう一之輔としては、合格なのかもしれません。二つ目時代からよく知ってる身からすれば「次回はもっとブラックに攻めて!」って思います。今後に期待!

 

 

カフェ百春

落語終演後は最寄駅の京都市役所前に帰って、この前通りかがって発見した、未開拓のカフェ「百春」さんへ初潜入。自家焙煎珈琲店なのですよ。これは行ってみなくちゃね!

場所は二条寺町上がる東側・一保堂本店のすぐ近く。一階に有名なフレンチレストラン「Mechant Loup」が入っているビルの二階にあります。営業時にだけ小さな看板が出ています。

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恐る恐る階段を上がると、正面にはまるで人んち(フルネームの表札がある)の玄関ドアが!で、えっ?と思って、右側を見るとカフェ「百春」さんの入口ドアがあります。

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店内の内装はすっきりとシンプルに、木製家具が並べられた清潔感のある空間。カフェ難民になる土日に足休めになるいい場所発見です。お安いし!

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コーヒーはブレンドのほか、数種類のストレートコーヒーがあります。この日はブレンド、ドーナツ(大好物)、バナナケーキをいただきました。

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コーヒーのお味はすっきりで、ブレンドは特徴がない感じですが、自家焙煎珈琲店というのは一年で成長しますから、これからの進化を楽しみにしながら、近所なのでたまに伺いたいと思います。

 

 

広東料理 鳳泉

またまたお茶と食事が逆ですが、お腹減ったので久しぶりに河原町二条の 広東料理「鳳泉」で夕食。

まずはザーサイとビール!(コップ半分くらいだけ飲む⬅︎これでほろ酔い、いい気分)

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牛肉とレタス炒め。ボリューミーで、牛肉柔らかくて、うまい!!!

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酢豚。余計なものが入っていない、甘酢の加減といい、肉の揚げ具合といい、やっぱりうまい!

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焼きそば(堅麺)。野菜たっぷり。

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ああ、久しぶりに訪れましたが、美味しいですね〜。あっさりの味付け、シンプルなメニュー。本格的な現地のお料理に近いのでしょうか?とても好きです。(今度中国人のお友達と来てみよう。)

 

 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

 

2016.04.02. 上方舞・山村若静紀社中【 はるの会 】へ

日本舞踊・上方舞の山村若静紀社中・おさらい会【 第九回 はるの会 】へ行ってまいりました。毎年上方舞を堪能させていただいている、とても楽しみな日なのです。

 

アンチエイジングカフェ AGE

まずは北浜の川沿いにあるアンチエイジングカフェ「AGEで、着物さくさく・須賀凌子先生とランチ。凌子先生、ご予約ありがとうございました!

木造平屋建ての建物を改装した可愛らしいお店です。窓辺からは川と高速道路を見ながらお食事ができます。

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お野菜いっぱいで、体に良さそうな優しいお味。平日には「酵素ランチ」というものがあるらしい!平日にまた来たいと思います。

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久しぶりにお会いするので、凌子先生と来月の 本町キモノフリマ のことや近況報告をわちゃわちゃお話しして楽しいひと時。あっという間に小一時間経ってしまったので、慌てて会場へ向かいます。

 

■ 上方舞・山村若静紀社中【 第九回 はるの会 】

今年は会場を新たに 大阪美術倶楽部(鴻池家別邸跡) にて開催。建具の引手や欄間などに扇型や梅型など和のモチーフを施した和室がすてきな会場でした。

みなさま一年一年精進されまして、どんどんお上手になられていらっしゃいます。今年も素敵な舞の数々に、感動しまくりでした。(*公演中は撮影禁止なのでお写真はありませ〜ん。)

今年のゲストは、なんとなんと、落語家の 笑福亭たま さんです!

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短い時間ですが、枕噺いっぱい〜の、落語「動物園」でギャオ〜ワオ〜の楽しいお噺を一席、残り時間で小話いっぱい〜の、の楽しいひと時でした。たまさんの落語はとても軽快で、ぱぱ〜っと場が華やぎます。他の誰とも違う雰囲気。これからのさらなる進化も楽しみです。

 

終演後に、お美しいみなさまを撮影させていただきました。

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山村若静紀 師匠。お美しくて、可愛らしくて、ため息が出ます。ほんとはギュギュ〜ってハグしたい。(笑)

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山村若静和 さん( きものと舞う 主宰)。お美しいでしょ〜。昨年の道明寺のお振袖姿も艶やかでしたが、今年は全く違う雰囲気で大人の華やかな美しさ!

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山村若静奈 さん( ろじゅあん 主宰)。黒地のシックな訪問着で、超かっこいい!

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山村若静雪さん( おべべとにゃんこ 主宰)と。お美しいでしょう!松菱型紋様総絞り訪問着のかっこいいこと!

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そして 笑福亭たま さんとも記念撮影していただきました。たまさん、とても気さくで素敵な方でした〜。また落語会に伺いたいと思います。

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花の香りが漂う春の日に、美しい日本舞踊を堪能させていただき、山村若静紀 師匠&社中のみなさま、今年も素晴らしい機会をありがとうございました!!!来年も心から楽しみにしております。

 

コホロ

会場を後に淀屋橋への帰り道、前から気になっていたクラッシックビルの一階にある「コホロ」でひとりお茶。

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シンプルな内装にヨーロピアンアンティークの家具を什器にした素敵な空気のお店です。作家物の陶磁器をメインに扱うお店で、自家焙煎コーヒーのいただけるカフェスペースも併設されています。

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カフェで自家焙煎コーヒーの深煎りブレンドとバナナケーキを。

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この日は陶磁器の展覧会「 水垣千悦 展」が開催中でした。

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まるで江戸時代の骨董に見える、素朴で味わいのある作品たち。いろんな器がある中で、美しい白の平皿を大小2枚いただきました。高台の砂をそのままにしてあるのがとてもいい味わいで、釉薬に微妙に入っている貫入といい、何年かかけて育っていくのが楽しみな器です。

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このお店、ヤバい、陶磁器好きにはたまらん!行く度に何か買いそう。(笑)
通販でお買い物もできますよ〜。 → ●△■

 

春の大阪を堪能した後は、京阪でぴゅ〜っと京都・祇園白川へ。
続きはこちら → ●△■

 

2016.03.25. 第4回都機の会作品展「鳥のうた」京都会場へ

【第4回 都機の会作品展「鳥のうた」】京都会場へ、初日に行ってまいりました!東京と京都で開催される、染織家・志村ふくみ氏、洋子氏が主催する都機(つき)工房 の卒業生「都機の会」の作品展です。

お友達の陣内章代(じんのうちあきよ)さんが出品されていますし、とっても楽しみにしていたのです!

京都会場は「しまだいギャラリー 本陣」。地下鉄東西線・烏丸御池駅すぐの大きな京町家建築。素敵な場所なのです。

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ご許可をいただき、たくさん撮影させていただきましたので、一部ですが気に入った作品をご紹介します。

会場には色の美しいストール(草木染め)もたくさん。

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「鳥のうた」がテーマの着物や帯の展示。

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会場内で陣内章代さんと、偶然ご一緒できた料理研究家のAsaさんと記念撮影。お着物のAsaさんとは初めてお会いします。ベリーショートが素敵なAsaさんがお着物を着てくださること、とってもうれしい!これからもどんどんお着物でお出かけくださいね。

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黒田紗美さんと。

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櫻井弥生さん作 「鳥の住む場所」 ななかまど・茜・刈安・藍
春色のペールトーンのカラーがとても美しい作品。透明感のある綺麗なお色で、ウキウキして「ルルル〜♪」って歌い出したくなります。

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小野厚子さん作 「雲雀」 団栗・紫根・玉ねぎ
淡い黄色地に紫とベージュの横段、縦に矢絣が大胆に織り込まれた作品。矢絣が夕暮れ時の空を鳥が飛ぶ姿に見えます。

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林美由紀さん・作 「水鳥」 百日紅(さるすべり)・くさぎ
百日紅で染められた優しいマスタードイエローの熨斗目に、井桁絣と格子柄が繊細かつ大胆に組み合わされた作品。くさぎで染められた水色が効いています。

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濱地弘子さん作 「よだか」 蘇芳・一位
写真では色が出ないのですが、深い深い赤紫色のグラデーション横縞に、縦に白い細縞がピリリとシャープさを醸し出しています。夜鷹を思わせる、粋でかっこいい作品。

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陣内章代さん作 「とりのころ」 梅・くさぎ・コチニール
鳥の子色のような地色に、紫・水色・淡いグレーの十字絣が織り込まれた、ほわ〜んと心が温かくなる優しい作品。

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陣内章代さん作 「夕桜」 桜・野いばら・くさぎ
淡いグレーがかった地色に、ほんのり水色とピンク色の横糸が織り込まれた、上品でとても繊細な作品。夕暮れ時に桜をお花見しながら、木々の間を爽やかに抜けていくそよ風のような作品です。

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そして 、着てみたくなった(欲しい!と思った)作品2つ。

黒田紗美さん作 「鳰の水音」 藍・玉ねぎ・梔子(くちなし)
志村ふくみDNAが如実に現れている、この縦縞と熨斗目のコレボレーションされたデザイン!かっこいいでしょう!DMになっていた作品で、DM見たときから狙ってたのです。東京展で速攻売れるだろうと思っていたのに、なんと、まだ売れていなかった!(買えないけど、欲しい…)

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林美由紀さん作 「山笑う」 矢車附子・月桂樹・花梨
白地にサーモンピンクとグレーの山型絣模様の細かく入った、爽やかな作品。春の野山を見ているよう。

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夕方に伺ったのでお客さんも少なめな時間帯。試着させていただけるというので、せっかくだし、着てみたい作品を試着させていただきました!

黒田紗美さん作 「鳰の水音」

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林美由紀さん作 「山笑う」

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いかがでしょうか?
2つの写真を着物友達に見せたところ、勝野ならば黒田紗美さん「鳰の水音」を選びそうなところだけれど、今までにない新鮮さで林美由紀さん「山笑う」に一票!、とのお答えを多々いただきました。

う〜ん、悩みますねぇ…とか言うてるうちに、次の日には作品たちが売れていく、という続報がっ!一瞬でも悩んじゃダメですよね。即決しなくちゃね。「人ももの(きもの)もご縁なので、勝野さんにご縁のあるきものがやってきますよ!」ということで、今回の素敵な作品たちを記憶にとどめて、次回の作品展を今から心待ちにしています。

 

初日に時間切れで陣内章代さんの作品を試着できなかった心残りがあり、3月30日最終日に再訪しました。

陣内章代さん作 「夕桜」 大人っぽくて品があって素敵です〜。近づくとわかる、横糸の太い紬糸がかっこいいんですよね。志村ふくみDNA!

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陣内章代さん作 「とりのころ」 優しい色合いの作品で、今までに私がまとったことがない雰囲気のお着物。意外や意外、似合ってるかも、と皆に言われ。(写真は喋りながら撮ったので変な顔。洋服で行ったので、靴下が真っ赤なのは気にしないで〜)

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試着イメージのためにコーディネートしていただいた、この水色の帯も素敵でしょう!他の方の作品ですが、くさぎで染めてあって、「とりのころ」の水色とぴったり合うのです。帯、陣内さんにくさぎで染めて貰えばいいんだ!(妄想)

鳥をテーマにしたお着物なので、帯も鳥をテーマにオリジナルで染めていただく、っていうの素敵だな。陣内さんの旦那様・陣内久紹(じんのうちひさつぐ)さんは、蒔糊友禅染の人間国宝・森口華弘氏のお弟子さんなのですよ。帯を陣内久紹さんに蒔糊友禅染で作っていただく、って素敵!鳥だと白鷺、スズメが好きだけど、水色に合うのは白鷺!!!(ひたすら妄想膨らんで楽しいっ!/笑)

 

染織 陣内 http://someorijin.jimdo.com/

 

陣内さん、ゆっくりと心ゆくまで試着させていだだいて、誠にありがとうございました!これからも「都機の会」の皆様の作品を楽しみにしております!

 

2016.03.06. 米子の建築家ファミリー+KUAD卒業展

■ 建築家・タカマスヨシコさん&来間直樹さんファミリー

米子在住の建築家・タカマスヨシコ さん& 来間直樹 さんファミリーが京都へお越しになられるというので、短時間ですがお会いしに行ってきました。最近着物にもご興味を持たれているタカマスさんにお会いするので着物で。

久しぶりに清水五条「 efish 」でランチ。

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スープ付きBLTサンドイッチのセットをいただきました。サンドイッチはとってもボリューミーで美味しい!さすが efish  、いいカフェだわー。

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タカマスさん&来間さんとは、しばし近況報告など。そしてタカマスさんからは米子地方の伝統産業である弓浜紬のことなどお聞きして。弓浜絣、ぜひ米子の工房に伺いたいです。それまでにデザイン画描きますね!

 

タカマスさんとちびっ子達。

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可愛らしい次男坊の時くん。
今回あまりゆっくりお時間取れませんでしたが、米子へ行ったらいっぱい遊んでね!

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■ KUAD 京都造形芸術大学卒業展

タカマスさんファミリーとお別れした後は、京都造形芸術大学 の卒業展へ。
環境デザイン学科は先日一度見ているので、この日は他の学科を拝見。京都造形芸術大学の染織学科の卒業作品は毎年なかなか素晴らしいのです。

 

環境デザイン学科の作品の中から、今年の 勝野賞 はこれに決定!

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  環境デザイン学科・建築コース/田村京子さん
【染めと織りを中心とした知的障害者支援施設】

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古くなった空き家が多くなった広大な市営住宅地を敷地とし、地域に開けた場として、障害者と健常者が同じ空間を過ごせる施設を計画。集う人々は、伝統的な染めや織りをともに行うことを通して、社会と繋がることを目指している。
建築構造はコンクリート造のブロック状ユニットをベースとし、屋根材は木集成材を組み上げた梁構造のみで持たせ、室内空間には全く柱を必要としない構造とし、光と風を導く開かれた空間を実現している。(構造計算済み)
染め織りの工房・販売スペース、宿泊施設、カフェ、オープンスペースなど、障害者と健常者が社会交流できる仕組みを現実的なプランで構成できている。

 

評価内容:社会問題を提起し、現実的に実現可能な計画をまとめ上げた卒業作品は、今までになく、素晴らしい研究です。ヤギとも相談しましたが、今年の環境デザイン学科の卒業作品の中で Love the Life が評価するのは彼女の作品のみ、という結論になりました。今後、彼女は大阪市立大学大学院で障害者施設に関わる建築の研究コースに進むそうです。将来とても有望であり、社会で活躍する建築家になることは間違い無いだろうと思います。期待!!!

 

そして、染織学科の作品へ。

化学繊維を染めるテキスタイルデザイン

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化学繊維の糸を編んだオブジェ作品

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草木染めで製作する紬着物作品 一人4点ずつ製作。素晴らしいでしょ!

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型染め作品

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型染め技法による浴衣作品 個性あふれる様々なデザインの型染め浴衣たち。楽しい!

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このサボテン柄型染め浴衣、欲しい!砂色の麻帯を合わせて、帯留めにはトカゲを。

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本藍染による型染め作品 藍の育ち具合による色の濃淡の研究。

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二十四節気と七十二候を手ぬぐいにデザインした作品 季節の題材に合わせて一枚ずつ全く違う絵柄の楽しい作品。図案考えるのに苦心しただろうなぁ。

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絞り染め技法による作品 板締め絞りの技法を様々に使った作品。完成度はまだまだですが、これだけの大作を染め上げて会場構成もよく考えられていて、カッコイイ!

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染織学科の作品を観ていると、自分も染織の勉強をしたくなりますね。草木染め+紬の織りもやりたい、型染めもやりたい、絞り染めもやりたい、着物や浴衣のデザインももちろん。通信コースでいいからお金貯めて、マジで将来通おうかしら。大学に通えば、一通り染め織りの勉強ができますものね。大学の作業場も自由に使えるし、大学が空いている日は通信と言いつつ、毎日作業しに通っちゃうな。

 

■ g r i l l & c a f e 猫町

卒業展を堪能した後は、猫町で夕食。初めてディナーで利用させていただきます。リーズナブルなのに、ボリュームもあって美味しい!京都造形芸術大学に来る時の定番になりそう。

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この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

2016.03.05. 志村ふくみ「草木染め体験」ワークショップ

文化勲章受章記念「志村ふくみ ―母衣(ぼろ)への回帰―」展 の関連ワークショップ「草木染め体験」に参加するため、アルスシムラ 嵯峨校へ行ってきました。

 

■ アルスシムラ 嵯峨校

ウチからだと時間はかかるけれど路線バス一本で行けるので、のんびりバスで嵐山・嵯峨野へ。最寄りのバス停「嵯峨野小学校前」で降りて、徒歩8分くらい。

嵯峨野小学校を過ぎつつ、

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大きな山門のある清涼寺(嵯峨釈迦堂)の境内の梅を愛でながら、

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Google Mapに案内されるがまま、住宅地の中のクネクネと曲がる小道を歩きながら向かいます。

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アルスシムラ 嵯峨校(内部は撮影禁止のため写真は無し)

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今回のワークショップにご参加されたのは私含め10名のみなさま。お一人参加の方がほとんどで、在住地も年齢層も様々です。

最初にみなさまの自己紹介からスタート。このワークショップに参加の動機は、志村ふくみ氏の著書から入りその文章の素晴らしさに魅了されて志村ファンになられた方、たまたま染織を他の場所で体験され志村ふくみ氏を知った方、大学で染織を勉強されていて草木染めに興味のある方など。私のように着物を普段からよく着ていて、着物から入って志村ふくみファンになった方が他にいらっしゃらなかったのが意外でした。

 

自己紹介の後は、お弟子さんによる志村ふくみ氏についての解説スライドショー。展覧会をまだ観ていない方にはネタバレにはなりますが、紬曼荼羅作品、琵琶湖三部作、色無地作品の解説をお聞きしました。

 ・民藝の精神
 ・襤褸(ボロ)に始まり母衣(ボロ)に帰ってきた
 ・色を聞く(全身で香りをきくということ)
 ・色には命がある

「なるほど〜〜〜そんなお気持ちで織られたのだ」と勉強になるポイントがいくつもありました。短時間のレクチャーでしたが、より深く、志村ふくみ氏の創作意欲を知ることができました。

 

レクチャーで草木染めの奥深さを知った後、いよいよワークショップがスタート。工房でご用意してくださった小ぶりな正絹ストールを草木染めにします。今回どんな自然素材で草木染めするかは、作業場へ入り染め始めるまで内緒、とのこと。ふふふ、それも楽しみです。

 染料=植物×染める素材=正絹(動物性)×媒染剤=鉱物

作業場では二人一組になり、ガスコンロで温められたボウルの中の染色液に「せーの」の掛け声で、同時に小さく畳んだショールを浸して染め始めます。染色液は濃いめの茶色で、香りをかぐと、なんだか美味しそうな香りがします。

さて、なんでしょう??? 美味しそう=玉ねぎ でした!

志村ふくみ氏の作品といえば、私の心の中で今マイブームなのは「玉ねぎと藍」玉ねぎで染めたいと思っていたので、めっちゃうれしい!!!

 

一回目を染めた後、軽く絞ってから広げ空気にさらします。

それを3〜4回繰り返し、外部へ出て外気と日光に短時間さらします。この時点で、薄茶色から少しずつオレンジ色に変わっていきます。

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いよいよ媒染です。媒染剤によって、最終的に発色する色が全く違ってくるそうです。今回は二種類の媒染剤を使用するため、二組に分かれます。一つは「ミョウバン」、一つは「鉄」。

私はなんとなく濃く渋い発色になるかな?と想像し、「鉄」で染めるグループに入れていただきました。

 「ミョウバン」で媒染すると、なんと明るいオレンジ色に!
 「鉄」で媒染すると、焦げ茶色に!

各グループの媒染後の色の変化を見る度に、全員で「うわ〜〜〜、おもしろ〜い。変わる、どんどん色変わるね〜。」と驚嘆の声!

 

草木染めって、本当におもしろい。自然植物を煮出した染色液から様々な色を染められるなんて不思議。液体をデータで扱えば元素と元素の化学反応なのでしょうけど、何も考えずに体験するととってもおもしろい。何と何を掛け合わせたら何色になるのか、もっともっと実験したくなります。ちゃんと大学レベルで染織を学びたくなります。いつか、お金が貯まったら大学で染織を学ぶか、アルスシムラで学びたい、って思っちゃいます。(現実はそんなに簡単ではない、よーくわかっているんですけどね)

 

染色体験の後は、個々の作品はジップロックに入れて持ち帰ります。(後日家で洗って乾燥)

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作業後の感想をみなさまと歓談しつつ、「またどこかで会いましょう」と名刺交換(若者はLINEのコード交換)などして工房を後にしました。今回たまたまお知り合いになることができた方々とは、染織について、着物について、何かしらご縁が長く繋がっていくといいな、と思います。

染め上がったショールは後日撮影しますね。美しい焦げ茶色になりました。暑がりでほとんどショールは使わないので、春〜夏の帯揚げにしたいと思います。

また機会があれば、アルスシムラ で染め織り体験をしたいと思います。

今回は工房内の勝手がわからないので、帯が邪魔になったり他の方に気を使わせてはいけないと思い、着物で参加したい気持ちを抑え、洋服で参加しました。スタッフの方にお聞きすると、たまに着物で参加する方もいらっしゃるそうです。次回は、ぜひ着物でチャレンジします!

 

 

■ MOMI-CAFE

アルスシムラ 嵯峨校を出た後は、すぐ近くの「MOMI-CAFE」で一人お茶。このカフェでオオヤコーヒーの珈琲豆を使用していることは知っていたので、一度来てみたかったのです。

 

シンプルだけど可愛らしい建物外観

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インテリアもシンプルだけど可愛くて居心地良し(余計なババ臭いグッズとか絵とか無いのがいい)

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お庭には看板猫ちゃんがくつろいでお店番

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チーズケーキとブレンドコーヒー(オオヤコーヒー

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素敵なカフェですので、また嵐山散策(苔寺と青紅葉狩り企画とか?)の時に立ち寄りたいと思います。

 

2016.02.28. 京都お散歩日記 桃月庵白酒独演会

京都文博 噺の会vol.1「 桃月庵白酒 独演会」京都文化博物館

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京都文博 噺の会vol.1「 桃月庵白酒 独演会」京都文化博物館 へ行ってきました。

京都文化博物館は何度も来ていますが、落語会ができる和室があるとは知りませんでした。いつも展覧会を観る本館の6階に上がると大きな和室空間があり、和装の展示会や伝統芸能のお披露目などに使える質の高い和空間となっています。(賃料は高いのでしょうけれど)

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案内された和室の最奥に、京都御所・紫宸殿の建物を模した造作があり、そこを高座に落語をするように設営されていますが、かなり無理矢理な感じのレイアウト。お客様の座る位置が、高座の左側に随分と広がっていて、柱が邪魔して高座が見にくいでしょうに。チケットは同じ価格で当日自由席。後から来て左端の方の席しか取れなかったお客様があまりにもかわいそうです。この京都文化博物館で開催される落語会は、今回が第一回目だそうですので、今後のレイアウト検討をお願いしたいものです。

 

演目
一席目:「真田小僧」桃月庵はまぐり
二席目:「松曳き」桃月庵白酒
三席目:「替り日」桃月庵白酒
四席目:「幾代餅」桃月庵白酒

 

流麗な語りから立ち現れる狂気の世界。「幾代餅」で笑い死にそうになる!
白酒師匠 の高座は5年ぶりくらいですが、めちゃくちゃお上手になられました。喬太郎師匠の次くらいにキテルんではないでしょうか!?これは今後は白酒師匠も追っかけなくては!

 

■ パティスリー グラン・ヴァニーユ http://www.grainsdevanille.com/

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落語会の後、久しぶりに間之町押小路「グラン・ヴァニーユ」へ。

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簡素な中にフランスの気品を醸し出すインテリアデザインは、権藤旭氏の傑作。

人気店で16時にはケーキがなくなっていることが多々あるのですが、この日はギリギリ最後の3個をGET!ふ〜〜、ほんの一組違いでケーキがなくなっていたところでした〜。

フルーツ盛りだくさんのタルト。味わい深さは他の追随を許しません。

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京都のパティスリーでは三本指に入る美味しさ。相変わらず、美味しゅうございます!

グラン・ヴァニーユでケーキを食べたい方は、当日早い時間帯に店頭で食べたいケーキを予約してから、京都市内の観光へ行かれるとよろしいかと思います。お店は18時まで開店していますので、先にケーキを予約しておけば、安心して観光の後にゆっくり立ち寄れます。

 

■ 四季彩 ひさの https://www.facebook.com/shikisaihisano/

2ヶ月ぶりに「四季彩 ひさの」でお夕食。どれも美味しゅうございました!!!

付き出し 鯵の南蛮漬け

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お造り 平目

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鰆味噌漬焼

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あこう酒蒸し あこう 豆腐 しめじ 三つ葉

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白魚かき揚げ

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なまこ酢

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じゃこご飯と粕汁

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この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

2016.02.24. なれゐて探究会 お能鑑賞事始め

宇ゐ 先生主催の【 なれゐて探究会 お能鑑賞事始め 】へ参加してまいりました。

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場所は、銀閣寺畔にある 白沙村荘・橋本関雪記念館 にて。
2年半前に着物さくさく+勝野屋で紅葉ランチ会をこちらで開催させていただきました。橋本関雪氏がアトリエとしていた建物の修復工事も完成し、橋本関雪美術館 が新たにオープンしてからは初めての訪問です。

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白沙村荘の母屋一階の建築写真を。威厳のある玄関から入ります。

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一階お座敷はテーブル席。

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床の間には申年にちなんで、橋本関雪作「玄猿」の掛け軸がしつらえられています。

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京都「東山三十六峰」を模した欄間。

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付書院上の書院障子・書院欄間と、その向こうにある縁側欄間のディテール。

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縁側。

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戦前のモアレのあるガラス戸からは、広大な庭園を一望できます。

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今回の【なれゐて探究会】は、金剛流の 能楽師・宇高竜成 (うだかたつしげ)氏をゲストにお迎えし、白沙村荘でランチ付きの特別トークイベントでした。

お能を一度も観たことがない人、まだお能をよく知らないけれど興味のある人が集い、どっからお能に入っていけばいいのか、何を観ればいいのか、ざっくばらんにトークしちゃいましょう、という お能事始め

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白沙村荘・母屋の趣のある素敵な空間で、京都花背の美山荘にて修行されたシェフ・中山茂雄氏の美味しいお料理をいただきながら。宇高さんがお食事できないほど、参加者からの質問がひっきりなしに続きます。(笑)お能初心者がこれから楽しめるように、様々な質問に答えてくださいました。

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お料理の数々。最後のご飯とともに出てくる汁椀が粕汁だったのです。ほっこり温まります。

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お食事が一通りすんだ後には、白沙村荘様がご用意してくださった緋毛氈の上で、お能に使う小道具を拝見させていただきます。

蔓帯(かずらおび)。若い女性の能面の下、おでこ部分に付ける唐織の幅3cmほどの平紐です。

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能衣装の貴重な端切れ。能衣装はすべて唐織です。能衣装は補修しながら、大切に大切に100年以上使うそうです。

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能楽のお扇子は形も何種類かあり、役柄に合わせて使い分け、衣装に扇子をさす場合も、胸元、懐中、腰など使い分けがあるそうです。

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能面は左右非対称に作られているそうです。人間の実際の顔も、接待に左右非対称ですものね。より人間に近く顔の左右で感情が違って見えるように、また顔の上げ下げの角度でも違って見えるように、細部を工夫して作られてます。能面は古いものだと400〜600年以上使い続けているものもあれば、ごくごく最近作ったものまで、演目によっていろいろ使うそうです。

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能面を付ける体験もさせていただきました。

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能面を付ける前のお作法も教えていただきます。まず自分の顔の高さにお持ちしてご挨拶をします。能面の表側はすぐに溶けてしまう水溶性の塗料(貝殻からできている胡粉、にかわ、墨などを使用)で彩色されているので、紐をつけている部分のみしか手で触らないように、とても気をつけながら扱わなくてはいけません。

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視界が本当に狭く、目の穴からは真正面近くこぶし二つ分くらい、鼻の穴から斜め下1m先くらいがほんの少し、口の隙間から斜め下50cmくらいがスリット状にちらっと見える程度。これで謡を聴きながら舞台で舞うのですよね。三半規管が弱く平行感覚のない勝野だと、お面をつけた状態では、すぐよろけて舞台酔いしそうです。

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お能について、様々な質問が続き、時間になっても終わらず…。これをきっかけに、お能を観てみたくなった人も続出間違いなし。さらに第二弾、第三弾の【なれゐて探究会】のお能企画を期待!「能楽の起源〜現代までの変遷」「素謡の会」希望!

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宇高様、公演準備のお忙しい時期に、とても楽しいお話を誠にありがとうございました!!!

能楽師・宇高竜成 氏・3月の公演【第二回 竜成の会「鍾馗」】

情報はこちら → ●△■

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会の終了後は、白沙村荘の庭園を拝見させていただきます。

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橋本関雪氏がアトリエとして使用していた建物。160224-hss23 160224-hss24 160224-hss25 160224-hss26

広大な敷地の中にお茶室も三軒。月に一度、こちらのお茶室でお点前がいただけるイベントも開催されているようです。春になったら行ってみたいです。

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橋本関雪美術館 へ。

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新しく建築された橋本関雪美術館の一階は橋本関雪氏の作品展示、二階では「京都と伝統をつなぐ」ことをテーマに現代美術の展覧会を企画されていくそうです。この日はロシア人作家のLAVERENTY BRUNI氏の展覧会が開催中でした。カタログ表紙になっている燕子花の油絵を、尾形光琳の「燕子花図」屏風と一緒に並べて観てみたいです。

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橋本関雪美術館 二階のテラスからは、東山・大文字山の眺望が素晴らしく!送り火の日に来たい!!!

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今回のイベントでは、白沙村荘・橋本関雪記念館 副館長・橋本様の特別なご厚意でランチ会を兼ねた特別な会を実現することができました。橋本様、誠にありがとうございました!

白沙村荘・橋本関雪記念館 は、素晴らしいところです。春〜秋には生き生きとした庭園と東山の借景が楽しめます。また勝野屋でも紅葉の時期に、着物でランチ会のイベントを企画したいと思います。

 

この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

【第4回 都機の会作品展「鳥のうた」】ご案内

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染織家・志村ふくみ氏、洋子氏が主催する都機(つき)工房 の卒業生「都機の会」の作品展が、東京と京都で開催されます。

メンバーの陣内章代(じんのうちあきよ)さんは、着付師・宇ゐ先生を通じて京都でお友達になりました。志村ふくみ氏の系譜を感じられる素晴らしい作品を観に、みなさまどうぞお運びくださいませ。

 

・東京会場
場所:うおがし銘茶 築地新店 5階 Space「会」
   東京都中央区築地2-11-12 TEL:03-3542-2336
日程:2016年3月7日(月)~12日(土) 休み:9日(水)
時間:7日 13:00〜17:00 8-11日 10:00〜17:00 12日 10:00〜15:00

 
・京都会場
場所:しまだいギャラリー 本陣
   京都市中京区御池通東洞院西北角 TEL:075-221-5007
日程:2016年3月25日(金)~3月30日(水)
時間:会期中無休 10:30〜17:00 最終日は15:00まで

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