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カテゴリー : 珈琲

2014.09.15. 京都お散歩日記「ヤオイソ」「六傳屋」「築地」

夕方からご近所散歩。

竹久夢二展の日に撃沈された「 フルーツパーラー ヤオイソ 」@四条大宮へ、リベンジ!!!創業120年になる京都の老舗・果物店。東京の万惣や千疋屋とは雰囲気が違う、あくまでも庶民派なフルーツショップ&パーラーなのがいいですね。

フルーツパーラーは四条大宮本店の二階にありましたが、スペースが狭かったため閉鎖し、今年の5月下旬に本店から4軒東側に新フルーツパーラーをオープンされたそうです。

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新フルーツパーラー、内装にはキーヤン(木村英輝)さんの壁画が!さくらんぼ、桃、メロン、いちご、葡萄などが藍色と金色で描かれています。

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内装自体は20年以上は経っていそうな設計プランで、元々何かの飲食店だったお店を居抜きで改装されたのだろうと思われます。壁面に蛍光ダウンライトが横向きに埋込んであって、メラミン化粧板で間接照明(後は簡易にLアングルのみで固定)にしてあるのとか、斬新。木部をなぜか肌色で塗装してあるのも謎。(以下自粛)

フルーツサンドとミックスジュースのセット!!!めっちゃ食べてみたかったよ〜。

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マンゴーづくしが食べたかったけれど品切れだったので、桃づくしセット【 岡山水蜜桃 】の桃サンド、桃ジュース、桃パフェ のついた贅沢なセット!

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○○○づくしも美味しいですが、ふつうのフルーツサンドがバランス良くておすすめ!フルーツサンドをテイクアウトして、お家で美味しい珈琲と一緒にいただくのもいいかも。いつかフルーツサンド5人前(銀トレー)を持って、誰かのお家でパーティーしたい。

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サンドイッチだけではお腹が満たされず、家までぷらぷらお散歩しながら、新規開拓で「 六傳屋 」@先斗町に立ち寄って、軽くお夕食。(際コーポレーションのグループのお店)

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土手焼きいろいろ。おでんに味噌タレをかけた感じ。ビールによく合います。140915-rokudenya04 140915-rokudenya05

ぷっくり餃子。ボリュームあって美味しいです〜。

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鶏出汁のきいた、白味噌担々麺。

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こちらも夜遅くまでやっていますし、一階はカウンター席なので、ひとりメシにも使えます。

 

食後は、今まで一度も行ってなかった、昭和クラシック喫茶「 築地 」@四条河原町へ。昭和9年に開業だそうです。「佛蘭西風喫茶室 フランソア」と同じ開業年。

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エントランスの可愛らしい色とりどりのタイル貼。

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重厚なインテリア!ガラスの戸棚にはレコードがぎっしり詰まっています。

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「 築地 」では基本のホットコーヒーが ウィンナコーヒー になります。ブラックでの注文も可能だそうですが、ここはスタンダードにウィンナコーヒーを。

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アイスコーヒー。アイスコーヒーもシロップ入りで生クリームが乗っかってくるのがデフォルト。

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以前にどなたかのブログで「珈琲のうんちくを語り出したら、ご店主さんにつかまって小一時間以上珈琲談義が続けられる」と拝見していたので、なんとなく今までお店の前は通りながらも怖くて避けていたんですよねー。で、今回恐る恐る入ってみたら、あらら、普通の喫茶店じゃないですか!?

店主さんがいらっしゃるカウンターもありますが、あくまでもキッチンの囲いとなっていて、クラシックな赤いビロード張りの木製椅子&テーブル席がメインで、お客様とすぐ話しをするような雰囲気ではありません。普通の喫茶店として利用して、ぜんぜん大丈夫じゃないですか。夜遅くまでやっているし、阪急河原町駅からすぐだし、もっと早くに来るべきでした!これから京都散策の合間に、ちらっと河原町駅近辺でお茶したいな、と思ったら気軽に伺うことにします。二階席も行ってみたいので、昭和なアンティーク着物で再訪しまーす。

 

■ フルーツパーラー ヤオイソ
住所:京都市下京区立中町496
電話:075-841-0353(四条大宮本店)
時間:9:30〜17:00(LO.16:45)
   *17:00閉店ですので16:30には入店されることをおすすめします。
定休日:無休
URL:http://yaoiso.com/
*四条大宮本店から4軒東へ。
*テイクアウトのフルーツサンドや他デザート類は、四条大宮本店店頭にて販売。

 

■ 六傳屋 先斗町店
住所:京都市中京区先斗町通四条上ル下樵木町199
電話:075-212-9224
時間:11:30〜15:00、17:00〜23:00
定休日:無休
URL:http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26003016/

 

■ 築地
住所:京都市中京区河原町四条上ル東入ル
電話:075-221-1053
時間:11:00〜23:00
定休日:無休
URL:http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26001588/

 

2014.09.14. 京都お散歩日記「京のつくね家」「kawa COFFEE」

一週間引きこもっていたので、身体動かしに夕方からご近所散歩。

久しぶりに「 京のつくね家 」@神宮丸太町でお夕食。

親子丼と九条ネギと鴨のうどんのセット140914-tsukuneya01 140914-tsukuneya02 140914-tsukuneya03

つくね揚げ定食

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こちらのお店は老舗・鶏料理店「 京の鶏どころ 八起庵 」の姉妹店。お店は通りの表裏で隣合わせなのですが、「京のつくね家」はリーズナブルな価格でいただけるので、いつもこちらを利用しています。冬場には鶏鍋コースもあって、めっちゃ美味しいんですよ。秋冬に平安神宮や岡崎界隈の美術館に行かれる際は、せひお立ち寄りください。アイドルタイム無しなので、遅めのランチもいただけます。

私の大好きな「鶏スープとたまごかけごはんのセット」は夏場はお休みでしたが、来週あたりに再開されるとのこと。鶏のコラーゲンぷるぷるな鶏スープをご賞味くださいませ。

店内の壁には萩の絵。

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今が季節ですね〜。出町柳駅から徒歩ですぐ、川端通沿いの 常林寺 は 萩寺 と呼ばれる萩の名所です。小さなお寺ですが、門扉を入ると萩だらけ!9月中旬〜下旬、萩の見頃になる時季だけ特別公開中。無料で拝観できますので、こちらもどうぞ!

 

「京のつくね家」の後は、前からバスで通る度に気になっていた、京町家を改装した「 『革 × 珈琲』の喫茶店 kawaCOFFEE 」さんへ、新規開拓!河原町丸太町交差点の西すぐ、丸太町通の御所南に面したお店です。「 きもの鶴 」さんからもすぐなのです。

二階建てで奥行きの浅い京町家を、全面改装されています。お店の前の自転車が、kawaCOFFEE仕様でブラウンなのがかわいい。

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一階はハイスツールのカウンター席と、テーブル席ひとつ。出入口には革細工の雑貨コーナー。

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二階は和室で、大きめの座卓テーブル席とロースツールのカウンター席。ロースツールはイームズチェアをファブリック張りにしたもので、ほっこり可愛い!

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二階カウンター席の奧は、革製品のコーナー。

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壁面や天井には藁入りのじゅらく壁、階段周りにはバナナ繊維入り土佐和紙を使用。古材の建具も、木枠は活かしながら、すべてリブ型板ガラスで統一。一見普通に見えるけれど、わかってらっしゃる〜と、内装屋や建築屋も唸らせる上質な仕上げ。かなり改装コストもかかったことが伺えます。

 

アイスコーヒーブラマンジェカフェ。ブラマンジェは小瓶に入っています。珈琲の香り付けが美味しい。

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ブレンド珈琲珈琲ゼリー。珈琲はペーパードリップ。しっかりとした味わいです。珈琲ゼリーは私達の好みからすると、少々固めすぎるかな。

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レザーメンテナンス、レザー雑貨のお店+喫茶店 という、珍しい業態。今度使い込んでひび割れしてきた、お気に入りの革の鞄のメンテナンスをお願いしようかしら。

お店は革特有の嫌な臭いが珈琲を邪魔することも無く、とてもゆっくり居心地良く珈琲をいただけました。二階の開放感、おすすめです!珈琲の味もしっかりしていますので、気に入りました!これから近所のお散歩ついでに立ち寄るカフェの一軒になりそうです。

 

鶏料理 京のつくね家
住所:京都市左京区東丸太町8-3
電話:075-761-2245
時間:11:30〜21:00
定休日:日曜日
URL:http://kyonotukuneya.ecoweb.jp/

 

『革 × 珈琲』の喫茶店 kawa COFFEE
住所:京都市中京区昆布屋町397
電話:075-746-5499
時間:10:00〜20:00
定休日:第一木曜日(不定休な月もあるのでHP参照)
URL:http://kawacoffee.jimdo.com/

 

2014.09.05. きもの学@京都 – 六日目

川島織物セルコン 織物文化館

この日の京都は、朝から局地的な豪雨に見舞われるため、着物を断念し洋服で。

きもの学に行く前の午前中に、Kさんにお誘いいただき、初めて 川島織物セルコン織物文化館 へ行ってきました。勝野の本業はインテリアデザイナーですから、川島織物セルコンは、壁紙・カーペット・カーテン・椅子張地など、(セルコンと合併する前から)とてもよく知っている会社です。京都に本社があることは知りつつ、まだ見学に来たことが無かったので、とてもいい機会になりました。

出町柳から叡山電鉄で鞍馬方面へ乗り市原駅で下車。山の中の小さな無人駅に少し不安になりながら、徒歩7分ほどで無事に川島織物セルコン本社に到着。雨雲に霞む山の中!

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織物文化館がある建物はモダニズム建築。

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織物文化館のエントランスホールにはイサム・ノグチの彫刻!

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エントランスを入った一階ロビー。床の現テラ(現場磨き出しテラゾー)が、懐かしい、いい味を出しています!

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織物文化館の展示スペース導入口だけ1カット。

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織物文化館の展示はすべて撮影禁止だったのが、とても残念でした。展示物には神坂雪佳デザインの壁紙・タペストリーの実物、迎賓館の内装デザインや高級客船の内装デザインの緻密なパースペクティブの大きな原画があるのですよ!!!内装屋にはたまらん展示が目白押し!これはヤギと一緒に再訪せねばなりませぬ。

北野さんのご紹介もあり、織物文化館の館長さんとお会いすることができました。きもの学の講座があるのでおいとまさせていただく時間が迫る中、館長さんがせっかくなので、と10分くらいの駆け足ですが、別棟の特注物の緞帳を製作している工場を特別にご案内してくださいました。工場には極秘の素晴らしい緞帳があり、それはそれはすごくて。(撮影不可)また手織りの帯の製作場も見せていただけました。

これはまったく時間が足りませぬ。内装屋としてはさらに別棟のカーペット・壁紙・椅子張地の工場も見学したいので、後日あらためて取材と見学を兼ねてアポを取りたいと思います!

 

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きもの学 @京都、六日目。

■講義テーマ【西陣の伝統・技・文化】
 講師:舞鶴一雄先生((株)西陣まいづる /代表取締役社長)

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西陣のこだわりのものづくりと西陣織の原点、手機、職人の技。

帯の三大産地、西陣、博多、桐生の違い。西陣の歴史、西陣織の特徴、帯の製造工程、帯の種類、織物の組織について。各テーマごとに、たくさんの詳細な写真とムービーによる講義で、西陣織の特徴をとてもよく理解することができました。書籍で理解している以上に、ポイントがよくつかめ、きもの文化検定にめっちゃめちゃお役立ち!

西陣織の職人さんも年々少なくなり、今ではできなくなってしまった技術もあるそうです。織機のメンテナンスができる職人さんもごくわずかですし、絹糸を作る職人さん、染織りの職人さん、どんどん減っています。後継者を育てるために、どうにかしていかねばならない厳しい現状を改めて理解しました。

きもの文化、日本の文化を伝え、技を絶やさず残していくための、熱いメッセージが、とても心に染みました。

西陣まいづるの社長さん、とてもお洒落で素敵なお着物をお召しでした!(ちゃんと撮影させていただけばよかった…)

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■講義テーマ【友禅染】
 講師:岡島重雄先生((株)岡重 /代表取締役社長)

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友禅染が大衆化していく過程のきもの文化について。

キッチュでカッコいいデザインの長襦袢地と羽裏地で有名な、岡重の社長さんによる講義。岡重さんの歴史、友禅染(流し友禅〜型染め友禅)の歴史と成り立ち、浮世絵から受け継がれるデザインのおもしろさカッコ良さ、時代による変化とこれからのものづくり、友禅の可能性、これからの友禅染めの継承について。

型染め友禅もどんどん職人さんが減ってきています。これからの技の継承がこちらも大切になってきます。

 

今回、西陣織と友禅染のお話を拝聴してみて思ったことは、過去の日本の絵師のデザインや日本の文様や古典図柄を用いるだけではなく、現代の若者が着てみたくなる「キッチュでカッコいいクールなデザイン」ができる現代の絵師(デザイン)が求められているのではないでしょうか。もちろん過去のデザインと文様と図柄をよく研究した上での新しいデザイン。心にぐっと響く、おもしろいデザイン、洗練されたデザインが増え、新しいきもの文化が成り立っていくよう、いろんな分野から模索を続けていかなくてはいけません。とても難しい時代ではありますが、良いデザインは国境、時空を越えて残っていくものです。勝野屋の活動で、これからいろいろとデザインの分野で試していきたいと思います。

 

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講座終了後は「 六曜社 」@三条河原町で一服。地下店が満席だったので、一階店で。いつも夜には売切れている久しぶりのドーナツと珈琲。

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次の日のきもの学最終日は、体力尽きて断念。清田先生すみません…。

きもの学の講義で学んだことを、書籍でも調べ直して復習し、きちんと自分の知識になるようにしたいと思います。これを継続して、きもの文化検定へ向けてがんばります〜。

 

2014.09.04. きもの学@京都 – 五日目

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きもの学 @京都、五日目。

■講義テーマ【琳派の美】
 講師:榊原吉郎先生(京都市立芸術大学/名誉教授)

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琳派の成り立ちから着物の文様の変遷について。

世阿弥観阿弥から俵屋宗達〜尾形光琳〜中村芳中〜神坂雪佳まで、宗達・光琳・乾山・芳中・雪佳のそれぞれの特徴についてのお話は、琳派の日本画にとても興味があるのでどの作家のことも大好きですが、特に芳中と雪佳に注目されていらっしゃる先生のお話にとても共感できました。琳派とお能との関係性もおもしろく、お能についてやはりきちんとお勉強しないといけないかもしれません。
琳派が着物のデザインに及ぼした影響と変遷についてもおもしろいですね。後水尾上皇様と東福門院和子様と尾形光琳の関係、そこに中村蔵之助の介在がどんな影響を及ぼしているか。「伊勢物語」「源氏物語」のお話による文様の事例が明確で、きもの文化検定にめっちゃお役立ち!

 

■講義テーマ【家紋・女紋の事情】
 講師:森本景一先生(日本家紋研究会理事/(有)染色補正森本 代表取締役)

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家紋の成り立ち、家紋のデザイン事例、女紋についての考え方。

家紋の平安時代からの成り立ちと現在に至るまでの変遷、家紋デザインの特徴やおもしろさ、加賀紋と伊達紋の違い、女紋の考え方と経緯など。上方育ちでも、家紋については適当な考えの家で育ってしまったのでイマイチ女紋のことを把握していなかったのですが、受講して上方の女紋の考え方を理解できました。各家系によってケースバイケースで多用な考えがもちろんあるのですが、主な経緯を把握することができました。私自身は適当な家の家紋が嫌なので、自分紋でやっぱりいこうと思った次第です。

 

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講座終了後は「 スマート珈琲店 」@三条寺町で一服。ホットケーキとカフェオレを。 140904-smart1

 

着物コーディネート

小雨の日なので、阿波しじらで。

紺色地鰹縞柄の阿波しじら+男性用のタイシルクを使用した渋い織りの半幅帯。

帯締めは白の二分紐ですっきり、帯留めは空色の蜻蛉玉。

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Kさんと記念撮影。Kさんは桔梗柄の薄桃色のはんなり小紋に、すてきな夏帯をお召しでした。帯のアップを撮影させていただけばよかったなぁ。

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Kさんご持参の素敵なアンティーク着物を見せていただきました!全体に朱赤色ベースに、蓑傘、宝尽くし&宝船、子供の玩具柄、それらが手書き友禅と影絵で表現されている、とても豪華なデザイン!!!

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衿元やお袖もちょっと変わった仕立てのため、着物なのか羽織物なのか、ベテランの和裁師さんにご覧いただいたのです。結果「妊婦さんなどふくよかな方の特注で誂えたお祝い着の羽織物ではないか」とのこと。すてきなアンティークのお着物は、いまでは二度と作ることができない貴重な手の込んだもの。実際に着ることはなくても、貴重なものとして、保存していきたいですね。

 

2014.09.03. きもの学@京都 – 四日目

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きもの学 @京都、四日目。

■講義テーマ【衣を通じて江戸を知る】
 講師:小川文男先生(株式会社竺仙/代表取締役)

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古典的でシックで粋なデザインの浴衣・江戸小紋で有名な江戸の老舗「竺仙」の商品を通じて、江戸の感性について。

竺仙の歴史、江戸小紋三役と呼ばれる成り立ちと定義について、江戸小紋の大紋・中紋・小紋の定義と三役以外の江戸小紋について、浴衣の歴史、竺仙浴衣の変遷について、詳細なお話を聞くことができました。一般の着物書籍やWEBには掲載されていない詳細をお聞きできて、とても勉強になりました。これも、きもの文化検定にめっちゃお役立ち!

 

■講義テーマ【名物裂】
 講師:鈴木一弘先生(鈴木時代裂研究所/代表)

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名物裂の歴史、名物裂の金襴・緞子・間道の明確な区別の仕方、名物裂の価値、なぜ名物裂が掛軸の表具や茶道具で珍重されてきたのか。

茶道をやっていないのでイマイチ名物裂にピンときていなかったのですが、受講してみて、名物裂の金襴・緞子・間道の明確な区別の仕方など、とてもわかりやすい明確なお話で、名物裂にとても興味が持てるようになりました。茶道で使う名物裂の袱紗も、なるほど、流派によって解釈の違いがあるですね。名物裂、おもしろーい。これも、きもの文化検定にめっちゃお役立ち!

 

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講座終了後は帰る道々「 喫茶葦島 」@三条河原町で一服。ひんやり、コール珈琲を。

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着物コーディネート

晴れの日なので、正絹のうすもの投入。

正絹紺色地に波縞織出し変り縦絽小紋+白黒鱗文様横絽名古屋帯(セミアンティーク)。

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帯締めは金茶色でポイントに、帯揚げは淡いイエローでさり気なく。

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帯の垂れは、ぐいっと思い切り斜めにして粋に。

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2014.07.20. 京都お散歩日記 – coffee books さんさか

夕方から京都八百一への買い出しと、カフェ&珈琲店の新規開拓を兼ねてお散歩。
前々から行きたくて臨時休業で振られ続けている東洞院通夷川の「鳥の木珈琲」へ行くも、なんと定休日!せや、定休日が最近変更になったのをチェックし忘れてた!

ということで、まだ未開拓の間之町通り御池上ル・自家焙煎さんさか ネルドリップ珈琲と本とへ。

築年数の浅いマンションの一階にある、小さな小さなお店です。御池通からすぐ北へ上がったところなんですけれど、うっかり通り過ぎてしまうくらい。

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インテリアは、西側に面する窓越しの、本棚の隙間から漏れる日差しがとてもいい雰囲気。店内は本を読むなど静かに過ごすための空間なので、禁煙+パソコン禁止(キーボードの音がうるさいから)です。おしゃべりしに行くより、一人でゆっくりと過ごしたい方にもってこいの空間です。

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お腹空いていたので、さんさか名物のチキンカレー を食べようと思っていたのに、売・切・れ!!!

仕方がないので、シンプルにトーストと珈琲をいただきます。
アイスコーヒーは作り置きせず淹れたての濃いコーヒーを容器のまま氷水で間接冷却。珈琲が薄まらず、味・香り・キレを封じ込めたこだわりの淹れ方、とのこと。

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ネルドリップ珈琲、オリジナル深煎りブレンドを90ccで。タンザニアベース。柑橘系の爽やかな香りとコクのある豊かな味わい。アンティークの器が可愛い。

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シンプルなトースト。バターのこんがりした香ばしい風味に、優しい味わいの自家製リンゴジャム。

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静かでとても可愛らしいお店。またお散歩の際に立ち寄ってみたいと思います。次回は、必ずやカレーを!

 

■ さんさか ネルドリップ珈琲と本と
住所:京都市中京区間之町通御池上ル高田町500
電話:075-241-2710
時間:9:00〜18:00
定休日:木曜日
URL:http://d.hatena.ne.jp/sansaka/

 

2014.03.01. 京都お散歩日記

夕方から買い物がてらご近所散歩へ。この日のミッションである二条寺町「柳桜園」でお抹茶二種を調達した後、河原町丸太町「MISSLIM」で久しぶりのお紅茶をいただく。今日は一階奧のソファ席でまったりと。ここの紅茶は本当に美味しく、すてきインテリアで居心地最高!

ソファ席から入口側を望む。
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ソファ席からキッチン側を望む。
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季節の紅茶「ウィンターガーデン」とスコーンのセット。
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屋久島紅茶とアップルパイのセット。美しいティーカップはロイヤルコペンハーゲン。
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アトリエに戻って仕事をしつつ、21時過ぎに川端二条「焼鳥 人見」へ。なかなか予約できない名店のため、いつも21時以降で空席待ち予約で。激安な上に美味しくて、素晴らしくアットホームなサービスでお気に入り。

初めて飲む桜川サイダー。大阪能勢郷の天然サイダーだそう。ほんのり甘みのある優しい炭酸水。
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パリパリポテト乗せサラダ、焼鳥色々(ヤゲンナンコツ、こころ、とりヒレ)
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焼鳥色々(まく、つくね、他数種)〜激うまメンチカツ、〆は実山椒おにぎりと鶏スープ。
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食後は珈琲を飲みたくて、神宮丸太町駅上「etw(エトワ)」へ移動。珈琲と、なぜかメニューにそそられて本日のカレーハーフ(牛すじカレー)を。まんぷく。
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MISSLIM http://bit.ly/MISSLIM

炭焼創彩鳥家 人見 http://bit.ly/yakitori-hitomi

etw http://www.etw.jp/

2014.02.26. 京都お散歩日記

建築&インテリアデザインを担当させていただいた「ふつうの家03」がこの春3月下旬からカフェとしてオープン(春・秋2ヶ月ずつの期間限定)すべく現在準備をお手伝い中。この日はオーナーさん交えて、メニューの要になる珈琲について、京都の某珈琲店さんと打ち合わせ。素晴らしく美味しいブレンド珈琲など数種類試飲させていただく。使用している器で京都の珈琲好きさんならどこの珈琲店かわかるかも♪

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珈琲店さんから業務用食器屋さんへ急いで移動。閉店時間ギリギリに滑り込み、絶対に必要なお道具を注文。飲食店を開業するにはいっぱいお道具必要なので、また別の日に買い出しに来よう。

仕事ミッション終了後、食器屋さん@堀川五条から徒歩で帰宅しようとして、はっと思い出し、トリエさんが参加されている催事のお店「silte(シルト)」さんへ伺う。(仕事帰りなので洋服)食器屋さんから四条烏丸へ抜けて行く間に位置しててラッキー。GoogleMapさんに案内してもらいながら、裏路地側から無事に到着。

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西洞院通の東側の曲がりくねった路地。京町家が連なって、とてもいい雰囲気。こんな裏手に京都の風情ある通りが残っているなんて知らなかったー。で、通りながら「竹笹堂」さんも発見。

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シルトさんは京町家を改装したカジュアル呉服店。1階はシルトさんセレクトの呉服+小物とイベントスペース。2階はPOPな絵柄の洋服用綿ファブリックを使用するカジュアル着物を提案されている「ミミズクヤ」さんの常設店になっています。可愛いカジュアル着物がお好きな方にはいいかもー。

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店内でスタッフの方と着物談義で盛上がりながら、いろいろ商品を見せていただく。トリエさんオリジナルデザインの可愛らしい猫綸子の帯揚げや猫半衿など、すてきなお品がたくさん。

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シルトさんセレクトのお履物受注会では、可愛い鼻緒やちょっぴり個性的でステキな下駄の台がいっぱいありました!!!台はどれも1点限りの現品のみで売切れ御免。う〜んと悩むけど、洋服では気分が盛上がらないね、また今度着物でゆっくり訪れることにします。

そしてシルトさんの後に、ルンルン〜竹笹堂さんに行こう〜♪と竹笹堂さんの格子戸をガラリと開けたら、閉店時間ですと。はい、すみません、ゆっくり拝見したいので、また今度あらためて伺います。裏路地おもしろい〜。京都の街をもっともっと探索せねば!

トリエ http://officetorie.com/

シルト http://ameblo.jp/20140115silte/
京都市下京区新釜座町722  tel:075-746-4610
10:00~19:00 木曜定休(5月中無休)