5月29日は「呉服の日」。
着物で天満天神繁昌亭へ。今回はmixiの着物っ子コミュでイベント「きもの de 天満天神繁昌亭」を企画されていたので、勇気を振り絞っておひとりさま参加。
毎年「呉服の日」に着物で繁昌亭に訪れると大入り袋がいただけるのです。入場料から差し引くと破格の金額で3時間も落語が楽しめる(!)というわけです。これは行くしかないでしょう!
大阪天満宮に集合。総勢21名もの方々が全員着物で集まりました。すごーい!
まずは主催者さんがご予約してくださっていた天神橋筋商店街のイタリアンレストランで、前菜付きパスタランチ(パン付き)。850円だよ!リーズナブルにいただけて大満足!下町の庶民の見方です!

開場時間10分前に繁昌亭の前で、チケットの整理番号順に並び、順番に入場していきます。この日の昼席は繁昌亭全体の8割以上のお客様がお着物という圧巻の状態!!!繁昌亭、大赤字です!大入り袋を 笑福亭たま さんからいただきました!

落語の出演者は、桂鯛介、桂雀五郎、笑福亭仁勇、メイド漫談・桂ぽんぽ娘、笑福亭岐代松、笑福亭鶴志(仲入り)親娘漫才・三吾&美ユル、桂米輔、林家そめすけ、トリに桂小春団治。
中でも笑福亭鶴志(かくし)さん(笑福亭松鶴師匠のお弟子さん/鶴瓶さんの弟弟子)が松鶴師匠を思い出させてくれる名演でめっちゃいい!「長短」最高におもしろかったです!
初めて体験する、メイド漫談・桂ぽんぽ娘。ちょっとずつちょっとずつジャブが効いてくる笑い!シュールでいいわ〜じわじわ来るわ〜〜〜。
色物が間に入る寄席はいいですね。とても楽しい。知らない噺家さんで自分の好みを見つけられるのも寄席のいいところ。京都にも寄席があったらいいのにな。(半分は当日券で入れるようにしてほしい)
終演後は繁昌亭のエントランスで、出演者の噺家さんたちと記念撮影も。桂小春団治 師匠と記念撮影していただきました!
最後にみなさんで天神橋筋商店街のカフェでお茶しながら、しばし歓談。
次へ続きます…★★★
日曜美術館の展覧会紹介コーナーで内容をちらっと拝見して気になっていた「上方の浮世絵−大坂・京都の粋(すい)と技(わざ)−」展を観るべく、大阪歴史博物館へ。

浮世絵と言えば江戸が中心で、いままで江戸の浮世絵「江戸絵」はたくさん観ていますが、上方の浮世絵「上方絵」はまったく観たことがありません。上方の浮世絵は、江戸の浮世絵とはまったく違い、独創性あふれる絵でした。人物と衣裳は当然ながら、その背景までも隅々まで精密に描き切っています。当時の上方の町の風俗や流行、街並や景観、人気役者の特徴や歌舞伎の舞台セットの隅々までもわかる、濃密な内容で描かれています。明治期の浮世絵では、西洋文化の到来で透視図法を取り入れた、ダイナミックな街並の表現も現れているところがおもしろいです。
「上方絵」は彩色技法も「合羽摺(かっぱずり)」など、独特の技法が使われています。海外では大坂で出された浮世絵を「Osaka Prints」と呼び、高い芸術性で評価されているそうです。いやー、おもしろかったな、めっちゃ勉強になる良い展覧会でした。
大阪歴史博物館の一階にある、展覧会に合わせた嵌め込みパネルで記念撮影。
大阪歴史博物館から梅田へ移動。
毎年気になるファブリックデザイナー・ OTTAIPNU 鈴木マサルさんの傘展 が開催されているので、阪急うめだ本店まで。阪急のスタッフの方にお聞きすると、傘は新作ではなく昨年デザインの傘が中心に出品されているとのこと。白くま柄や蝙蝠柄など気になるデザインもあるけれど、もっといろんな作品が観たいので、また来年かな。東京では5月前半に青山・スパイラルホールでの大きな展示会が開催されていたのです。展示の会場デザインは私達が大好きなインテリアデザイナー・ ima のおふたり。その会場デザインも間近で拝見してみたかったな。
そして、梅田から茨木へ移動。
現代美術で今後気になる作家「山城優摩」展@グランファブリックへ。作品は平面と立体で表現。独特の色彩構成、空間構成、建築的センスを感じます。今後売れっ子になっていくであろう可能性をとても感じる作家さんです。久しぶりに現代美術作品で欲しい!って思いました。(買っていないけれど)

時間切れでギャラリーの閉館時間になってしまったので、カフェに寄ること叶わず。次回またゆっくりさせていただこうと思います。帰りがけに河上氏に偶然お会いできたので、しばし野井成正氏についてや現代美術について、立ち話など。
腹ぺこ限界に達し、茨木に来たんだから、と デジャヴ へ突撃。よかった入れて。いろいろ美味なるアジア料理をいただきつつ、近況報告など。

次に続きます…★★★
ギュウちゃんにお会いした後は、新梅田食堂街「たこ梅分店」でお夕食。大阪時代も長かったのに、たこ梅に来るのは初めて。20:00前、回転しはじめた時間か、予約無しでもタイミング良くカウンターにふたり入れて良かった!

おでんはうす味、お出汁がぎゅううっと染みて、どれもこれも美味しかった〜。

贅沢だけれど、くじらのコロを1本だけ。。。

わかめの美味さったら、たまらん!コリコリ歯ごたえ、いい塩梅。

着物でふらっと入ってきて、ひとり晩酌のおじさん、カッコ良かったな。カウンターメインだから女性でもひとり晩酌大丈夫な雰囲気。お腹空いてたまらない時は、ひとりおでんデビュー(もちろん着物でさ)してみよ。
たこ梅
たこ梅分店
住所:大阪市北区角田町9-25 新梅田食道街1F
電話:06-6311-3309
時間:平日 16:00〜22:50 (L.O.22:30)
土日祝15:00〜22:50 (L.O.22:30)
定休:年中無休(年末年始のぞく)
次へ続きます…☆☆☆
宇治「丸久小山園」新茶製造工場見学会の終了後は、宇治界隈の神社などに立ち寄るには遅い時間になってましたので、どこにも寄らずに祇園まで帰ってきました。
祇園も近所とはいえ、まだまだ未開拓のお店も多いので、今回は新規開拓で「鍵善良房 四条本店」へ。

店頭入口を入ってすぐ、暗めの店内に風情ある時代を経た木製家具やショーケースがどどーんとお出迎え。これだけで「ああ、京都の老舗って違うな」と実感させられます。建物は平成1o年に新築になったそうですが、創業300年の歴史を伝える重厚感は、新しくなった建物でも存分に表現されています。

物販ゾーンからゆっくり店内の奧へ進んでいくと、現代的なモダン和風の喫茶室が広がります。


最奥には蔵と日本庭園があり、降り注ぐ日光と広がりが気持ちいい。

名物の「くずきり」をいただきます。二段重ねのお重に入ってきます。

蓋を開けると中段に漆黒の黒蜜!黒蜜は波照間産黒糖を使用しており、濃厚なコクがあります。

下段に涼しげな半透明の葛きり。葛には吉野葛100%を使用しているそうです。つるるん、ぷっりぷりで、のど越し爽やか!

もうひとつは、四条本店でしか味わえない「わらびもち」を。

波照間産黒糖の黒蜜をたっぷりかけていただきます。

上質の素材と手間隙かけて作られる甘味、静かで豊かな空間。四条通りに面しながら、表の喧噪を忘れさせてくれるオアシスです。歩き疲れてゆっくり過ごしたい時に最適です。
また最近四条通り南側に「ZEN CAFE + Kagizen Gift Shop」なる鍵善良房の新しい業態のカフェが2012年秋にオープンしたそうです。近いうちにそちらも探訪したいと思います。
鍵屋良房 四条本店のすべての写真はこちら → ★★★
鍵善良房 四条本店
時 間:9:00~18:00(喫茶オーダーストップは閉店の15分前)
定休日:月曜日(祝祭日の場合は翌日)
住 所:京都市東山区祇園町北側264番地
電 話:075-561-1818
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「背守り−子供の魔除け−」展は、だだっ広いグランフロント大阪。何度か訪れているものの、気になるインテリアデザインのお店をすべてリサーチできたわけではなく、今回念願の「nana’s green tea : 抹茶&日本茶カフェ」(インテリアデザイン:KAMITOPEN一級建築士事務所)へ初潜入。


空間デザインは木目調のシートや化粧板を匠に使ったデザインで、ナチュラルさとかわいさとカッコ良さと、いいバランスでまとめあげた秀逸なデザインであることがよく分かる。




家具に近寄ってどうなってるか調べまーす。BOX席の円形パーティションがどうなってるかっていうと、3mm程度のスチール下地に木目調不燃シート貼。コーナー部分とか、シート業者さん相当がんばったのがよく分かる。たいへんやっただろうなー。

小腹空いたので定食をいただきます。マグロとろろ丼はまあまあ美味しい。セットのアイスグリーンティーは甘み無しを選べず、仕方なくスタンダードでいただきましたけど、やっぱり甘すぎる!(抹茶は濃く、苦くないとね!)
スイーツもいただきます。やっぱり抹茶フェチとしては、抹茶パフェをいくしかないでしょう。見た目はすごいテンション上がる!!!でも、抹茶は濃さ足りず甘すぎて、下半分はほとんど抹茶寒天(味薄い)。まあ想定した通りのお味でした…。(いまのところ抹茶パフェは京都「辻利」が一番美味しいと思う)


他に歩いていて気になったインテリアデザインのお店「LUCCA LLENA(ルカ リエナ)」靴店。インテリアデザイン設計は、乃村工藝社・松浦竜太郎氏。
スチールメッシュの半円形柱造作に陳列棚を仕込んでいる。森の木々の間を通り抜けるようなイメージの、可愛いデザイン。ディスプレイはかなり難しそうだけど、このインテリアの美しさを活かせるよう、お店のスタッフにがんばってほしい。


次へ続きます…☆☆☆
東福寺から祇園へ移動。以前からリサーチしたかったお店探訪へ。
まずは祇園花見小路に面する「ライカ京都店」へ。京町家を現代的に改修した建物。内部空間は壺庭と天窓から差し込む光も爽やかで清々しい空間になっています。1階はカメラ機器展示販売、2階は写真ギャラリーで誰でも無料で見学可能です。 

次に辻村久信氏デザインの「マールブランシュ 加加阿365 祇園店」へ。祇園花見小路から東へ入る、少しわかりにくい場所だけど、あえて宣伝も何もせずひっそりとオープンさせているそうです。 

京町家を改修したお店で、ファサードはいたって普通の趣ある京町家。しかし中に入ってビックリ、内装にぶったまげ!!!
このお店のコンセプトは「日日是好日」。365日毎日味の違う生チョコレートをお届けするということで、チョコレートに添える「365日分の紋」と「メッセージ」が日替わりであるのです。その「365日分の紋」が天井に刷られているのですけど、全面18金金箔貼(!)なんですってよ!ふつうはゴールドのシルクスクリーンか、ダイノックやカッティングシート貼りにすると思うんですけど、全部本物の金箔!辻村さんの狂気を感じました!



365日毎日味の違うチョコレートをお届けしよう、「365日分の紋」を考えよう、と言い出しっぺはマールブランシュのグラフィックデザインを手がけていらっしゃる三木建氏だそうです。三木建さんも狂気!
「365日分の紋」が彫られた壁面は、銅の無垢プレート!狂気!狂気!
マールブランシュのパッケージなどのグラフィックデザインは、どれもこれも本当に素晴らしい。「加加阿365」のパッケージもよくできてますよー。おもたせにしやすいパッケージ、可愛らしいデザイン、実物をぜひ店頭でお手に取ってみてください☆
マールブランシュ 加加阿365祇園店
リサーチ終えて、お夕食は久しぶりに鰻「かね正」へ。 

金糸丼(うなぎは金糸卵の下だよ)は相変わらず絶品!
うな重も申し分無く、絶品!

そして肝焼きは、たまりません!!!
鰻「かね正」
みなさま祇園散策の際に、ぜひ訪れてみてくださいね☆
次へ続きます…☆☆☆
つつじの盛りの光明院が観たくて、青もみじ狩りも兼ねて東福寺まで着物散歩。
東福寺の入口、臥雲橋(がうんきょう)から通天橋を望む渓谷・洗玉澗(せんぎょくかん)は、青もみじが青々と活き活きと。

光明院までの道中もきらめく青もみじが続きます。




光明院のエントランスのつつじは満開! 


光明院は「虹の苔寺」とも言われます。方丈庭園「波心庭」(作庭:重森三玲)のつつじの盛りには少し早かったようですが、美しい新緑の庭園も素晴らしく。人も少ない時季で、ゆっくり心ゆくまで堪能できました。(5月中旬頃、雨の日の後に観るのがベストなのですね。来年リベンジしたいと思います。)

















春も初夏も秋も素晴らしい光明院。ぜひ東福寺へ訪れる際には、みなさまお見逃し無く!
次に続きます… ☆☆☆
京都「伝統産業の日2014」いろんなイベント目白押しです!
3月14日(金)〜23日(月・祝)の期間、お着物の方は京都市営地下鉄、京都市バスが無料になりますよん♡ ご利用の際には、必ず「きもの無料乗車券」が必要です。
また「きもの無料券」で無料で入場できる施設(平安神宮・二条城・無鄰庵など多数)もありますので、ぜひお着物で京都へお越しになられる方はご利用くださいね!
今年も無料券のついた印刷済みのガイドブックは京都ではあまり見かけることができません。WEBでPCやスマートフォンで、デジタルガイドブックを見て印刷してご使用くださいませ。
京都「伝統産業の日」
http://www.densannohi.com/
デジタルガイドブック
「きもの無料乗車券・無料入場券」ページ(これを印刷してね)
http://bit.ly/kimono-muryoken2014
京都に桜の名所はたくさんありますが、昨年春のJR東海「そうだ京都、行こう。」キャンペーンに採用された「妙心寺・退蔵院」の枝垂れ桜はたいへん素晴らしく、一度拝見したいと思っています。昨年はキャンペーンの効果でたいへんな人出の様子だったので観に伺わなかったので、今年こそは!ということで、下記のイベントをご紹介。

【妙心寺・退蔵院のさくら*特別拝観】
期間:2014年3月29日(土)〜4月20日(日)
ご予約・詳細はこちら → http://taiken.onozomi.com/2014sp/
■朝席:「陽春の朝」
−すがすがしい早朝の紅枝垂桜を愛で、朝粥で禅の心にふれる−
8:00〜9:30 各回定員40名 3500円
*方丈見学と開門前のさくら鑑賞。ミシュラン1つ星精進料理店の朝粥付き。
■昼席:「陽春の昼」
−非公開書院とかくれ茶室の特別拝観、お弁当と春色庭園散策−
11:30〜13:00 各回定員40名 4000円
*非公開書院でのお食事、ミシュラン1つ星精進料理店の松花弁当付き。
非公開隠れ茶室見学、庭園内茶席でのお抹茶付き。
■夜席:「陽春の夜」
−ミシュラン星付の春の精進料理御膳と完全貸切のライトアップ鑑賞会−
17:30〜19:00/19:00〜20:30 1日2回 各回定員40名 5000円
*方丈見学と茶席大休庵にてのお食事、ミシュラン1つ星精進料理店の特別御膳。
昨年の桜のピークは4月3〜5日頃だった模様。
3月11日現在の空席状況は、
朝席:4月5日(土)、6日(日)、7日(月)残席あり。
昼席:4月2日(水)、4日(金)、7日(月)残席あり。
夜席:4月4日(金)、5日(土)、6日(日)、7日(月)残席あり。
みなさまお誘い合わせの上、ご予約はお早めにどーぞ☆
建築&インテリアデザインを担当させていただいた「ふつうの家03」がこの春3月下旬からカフェとしてオープン(春・秋2ヶ月ずつの期間限定)すべく現在準備をお手伝い中。この日はオーナーさん交えて、メニューの要になる珈琲について、京都の某珈琲店さんと打ち合わせ。素晴らしく美味しいブレンド珈琲など数種類試飲させていただく。使用している器で京都の珈琲好きさんならどこの珈琲店かわかるかも♪

珈琲店さんから業務用食器屋さんへ急いで移動。閉店時間ギリギリに滑り込み、絶対に必要なお道具を注文。飲食店を開業するにはいっぱいお道具必要なので、また別の日に買い出しに来よう。
仕事ミッション終了後、食器屋さん@堀川五条から徒歩で帰宅しようとして、はっと思い出し、トリエさんが参加されている催事のお店「silte(シルト)」さんへ伺う。(仕事帰りなので洋服)食器屋さんから四条烏丸へ抜けて行く間に位置しててラッキー。GoogleMapさんに案内してもらいながら、裏路地側から無事に到着。

西洞院通の東側の曲がりくねった路地。京町家が連なって、とてもいい雰囲気。こんな裏手に京都の風情ある通りが残っているなんて知らなかったー。で、通りながら「竹笹堂」さんも発見。

シルトさんは京町家を改装したカジュアル呉服店。1階はシルトさんセレクトの呉服+小物とイベントスペース。2階はPOPな絵柄の洋服用綿ファブリックを使用するカジュアル着物を提案されている「ミミズクヤ」さんの常設店になっています。可愛いカジュアル着物がお好きな方にはいいかもー。


店内でスタッフの方と着物談義で盛上がりながら、いろいろ商品を見せていただく。トリエさんオリジナルデザインの可愛らしい猫綸子の帯揚げや猫半衿など、すてきなお品がたくさん。

シルトさんセレクトのお履物受注会では、可愛い鼻緒やちょっぴり個性的でステキな下駄の台がいっぱいありました!!!台はどれも1点限りの現品のみで売切れ御免。う〜んと悩むけど、洋服では気分が盛上がらないね、また今度着物でゆっくり訪れることにします。
そしてシルトさんの後に、ルンルン〜竹笹堂さんに行こう〜♪と竹笹堂さんの格子戸をガラリと開けたら、閉店時間ですと。はい、すみません、ゆっくり拝見したいので、また今度あらためて伺います。裏路地おもしろい〜。京都の街をもっともっと探索せねば!
トリエ http://officetorie.com/
シルト http://ameblo.jp/20140115silte/
京都市下京区新釜座町722 tel:075-746-4610
10:00~19:00 木曜定休(5月中無休)