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「間日の水音 mabi no mizuoto」展

そして、6月の重要な展覧会!
東風杏・三品雅子さんの作品展「間日の水音 mabi no mizuoto」が、細見美術館3階「茶室 古香庵」にて開催されます!!!3日間限定ですので、みなさまお誘い合わせの上、ぜひお運びくださいませ☆

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「間日の水音 mabi no mizuoto」@京都

日時:2014年6月13日(金)・14日(土)・15日(日)
   11:00〜17:00
場所:細見美術館3階「茶室 古香庵
料金:無料

「茶室 古香庵」では、「中村芳中展」期間中、芳中の作品を生菓子にした「ほのぼの」とお抹茶をいただくことができます。「中村芳中展」「間日の水音 mabi no mizuoto」展とともに、「茶室 古香庵」から望む緑鮮やかな東山、テラスに生けられる季節のお花など愛でながら、和やかなひとときをお過ごしくださいませ。

 

東京の方はこちらへ ↓↓↓。

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「間日の水音 mabi no mizuoto」@東京
日時:2014年6月27日(金)・28日(土)・29日(日)
   12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
場所:神楽坂 フラスコ
料金:無料

東風杏・三品さん blog → こちら

平安神宮 神苑無料公開

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平安神宮にて、花菖蒲の頃の神苑が1日無料公開されます。

神苑の花菖蒲は日本人が古くから愛でてきた品種ばかり200種、6月上旬には2000株が一斉に開花します。花菖蒲が見頃を迎える6月上旬から下旬には、白虎池上に「八ツ橋」が架かり一層の風情が増します。神苑の庭園デザインは、7代目小川治兵衛(植治)による作庭の地泉回遊式庭園。

すばらしい庭園と花菖蒲と八つ橋と、この機会にぜひ!

日時:2014年6月6日(金)8:30〜16:30

場所:平安神宮神苑 〒606-8341 京都市左京区岡崎西天王町97

お問い合わせ先:平安神宮 TEL:075-761-0221 http://www.heianjingu.or.jp/

*無料公開日6月6日以外は、拝観料:大人600円(小人300円)が必要になります。

2014.05.29. 着物コーディネート

5月29日は「呉服の日」の着物コーディネート。
着物日和はうれしいのだけれども、京都の最高気温は31度の予報。もう真夏!

もう薄物でもいいくらいの気温ですがさすがにまだ早いので、インナーの汗対策をしっかり施し、まだ今年袖を通していなかった単衣をチョイス。

クリーム色地に沙羅双樹(さらそうじゅ/夏椿とも呼ばれる)柄の単衣小紋に、赤紫色地に箔押し市松柄名古屋帯。集まりの年齢層がわからなかったので、上品めのコーディネートに。

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帯締めはレモンイエローの冠組み、帯揚げもレモンイエローで爽やかに。

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2014.05.29. 呉服の日「日本のおしゃれ夏着物」展へ

「きもの de 天満天神繁昌亭」解散後は移動して、阪急うめだ本店へ。こころやさんとトリエさんが出店されている着物イベント「日本のおしゃれ夏着物 伝統技術と分てクリエーターが発信する『温故知新』」展 へ。

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 トリエ さん。オリジナルの大格子柄夏着物や、綺麗色の雪花絞りがすてきです!

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こころや さん。雪花絞りをはじめ、他の板締め絞りもすてきだし、美しい夏着物の反物や帯がいっぱい。まだ拝見したことがない特別なお品を中心に見せていただきました。こころやさんでは、いつも作り手の方のこだわりや特徴などをお聞きできるので、とても勉強になります。

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そして今回お初でとてもすてきだったのが  色無地着物・千花 chihana  さん!

色無地着物もすてきですけど、お手頃価格帯の墨流し綿竪絽浴衣!モノトーンの墨流しはカッコいいし、はんなりカラーの墨流しがとても美しく、珍しい!!!いつか自分好みのカラーで墨流しが誂えられたらいいな。いくつか墨流し綿竪絽浴衣の反物を当てさせていただきました。

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千花さんオリジナルのカラフル腰紐(綿100%/男女兼用長め)がとても可愛かったです!インクジェットによる染めですが、堅牢染めの試験はしているので、汗による色移りはほとんどないでしょう、とのこと。見せても可愛い&カッコいい腰紐って、なかなか無いのです。これは袖まくりにも使えるし、いいですね!千花さんのHPから通販もできちゃいますよー。

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次へ続きます…★★★

 

2014.05.29. 呉服の日 天満天神繁昌亭へ

5月29日は「呉服の日」

着物で天満天神繁昌亭へ。今回はmixiの着物っ子コミュでイベント「きもの de 天満天神繁昌亭」を企画されていたので、勇気を振り絞っておひとりさま参加。

毎年「呉服の日」に着物で繁昌亭に訪れると大入り袋がいただけるのです。入場料から差し引くと破格の金額で3時間も落語が楽しめる(!)というわけです。これは行くしかないでしょう!

大阪天満宮に集合。総勢21名もの方々が全員着物で集まりました。すごーい!

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まずは主催者さんがご予約してくださっていた天神橋筋商店街のイタリアンレストランで、前菜付きパスタランチ(パン付き)。850円だよ!リーズナブルにいただけて大満足!下町の庶民の見方です!

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開場時間10分前に繁昌亭の前で、チケットの整理番号順に並び、順番に入場していきます。この日の昼席は繁昌亭全体の8割以上のお客様がお着物という圧巻の状態!!!繁昌亭、大赤字です!大入り袋を 笑福亭たま さんからいただきました!

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落語の出演者は、桂鯛介、桂雀五郎、笑福亭仁勇、メイド漫談・桂ぽんぽ娘、笑福亭岐代松、笑福亭鶴志(仲入り)親娘漫才・三吾&美ユル、桂米輔、林家そめすけ、トリに桂小春団治。

中でも笑福亭鶴志(かくし)さん(笑福亭松鶴師匠のお弟子さん/鶴瓶さんの弟弟子)が松鶴師匠を思い出させてくれる名演でめっちゃいい!「長短」最高におもしろかったです!
初めて体験する、メイド漫談・桂ぽんぽ娘。ちょっとずつちょっとずつジャブが効いてくる笑い!シュールでいいわ〜じわじわ来るわ〜〜〜。

 

色物が間に入る寄席はいいですね。とても楽しい。知らない噺家さんで自分の好みを見つけられるのも寄席のいいところ。京都にも寄席があったらいいのにな。(半分は当日券で入れるようにしてほしい)

 

終演後は繁昌亭のエントランスで、出演者の噺家さんたちと記念撮影も。桂小春団治 師匠と記念撮影していただきました!

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 最後にみなさんで天神橋筋商店街のカフェでお茶しながら、しばし歓談。

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 次へ続きます…★★★

 

2014.05.25. 着物コーディネート

「上方の浮世絵」展へ行った日の着物コーディネート。

本町キモノフリーマーケットの時のコーディネートふたたび。春らしいコーディネート、春のうちに撮影しとかないとね。

単衣の若草色地に白格子の伊勢木綿に、キモノハジメかえる堂ケロタンさんの半幅帯。

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帯締めはディープグリーンの三分紐に、東風杏・三品さんの帯留め。

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2014.05.25.「上方の浮世絵」展へ

日曜美術館の展覧会紹介コーナーで内容をちらっと拝見して気になっていた「上方の浮世絵−大坂・京都の粋(すい)と技(わざ)−」展を観るべく、大阪歴史博物館へ。

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浮世絵と言えば江戸が中心で、いままで江戸の浮世絵「江戸絵」はたくさん観ていますが、上方の浮世絵「上方絵」はまったく観たことがありません。上方の浮世絵は、江戸の浮世絵とはまったく違い、独創性あふれる絵でした。人物と衣裳は当然ながら、その背景までも隅々まで精密に描き切っています。当時の上方の町の風俗や流行、街並や景観、人気役者の特徴や歌舞伎の舞台セットの隅々までもわかる、濃密な内容で描かれています。明治期の浮世絵では、西洋文化の到来で透視図法を取り入れた、ダイナミックな街並の表現も現れているところがおもしろいです。

「上方絵」は彩色技法も「合羽摺(かっぱずり)」など、独特の技法が使われています。海外では大坂で出された浮世絵を「Osaka Prints」と呼び、高い芸術性で評価されているそうです。いやー、おもしろかったな、めっちゃ勉強になる良い展覧会でした。

大阪歴史博物館の一階にある、展覧会に合わせた嵌め込みパネルで記念撮影。

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大阪歴史博物館から梅田へ移動。
毎年気になるファブリックデザイナー・ OTTAIPNU 鈴木マサルさんの傘展 が開催されているので、阪急うめだ本店まで。阪急のスタッフの方にお聞きすると、傘は新作ではなく昨年デザインの傘が中心に出品されているとのこと。白くま柄や蝙蝠柄など気になるデザインもあるけれど、もっといろんな作品が観たいので、また来年かな。東京では5月前半に青山・スパイラルホールでの大きな展示会が開催されていたのです。展示の会場デザインは私達が大好きなインテリアデザイナー・ ima のおふたり。その会場デザインも間近で拝見してみたかったな。

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そして、梅田から茨木へ移動。
現代美術で今後気になる作家「山城優摩」展グランファブリックへ。作品は平面と立体で表現。独特の色彩構成、空間構成、建築的センスを感じます。今後売れっ子になっていくであろう可能性をとても感じる作家さんです。久しぶりに現代美術作品で欲しい!って思いました。(買っていないけれど)

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時間切れでギャラリーの閉館時間になってしまったので、カフェに寄ること叶わず。次回またゆっくりさせていただこうと思います。帰りがけに河上氏に偶然お会いできたので、しばし野井成正氏についてや現代美術について、立ち話など。

 

腹ぺこ限界に達し、茨木に来たんだから、と デジャヴ へ突撃。よかった入れて。いろいろ美味なるアジア料理をいただきつつ、近況報告など。

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次に続きます…★★★

2014.05.18. 着物コーディネート

ギュウちゃんに会いに行った日の着物コーディネート。

映画「キューティー&ボクサー」に、満開の桜の下を乃り子さんがお着物で、ギュウちゃんが撮影しながらおふたりでお散歩するシーンがある。ニューヨーク滞在が長いご夫妻にはお着物だと喜んでもらえるかしら?と着物で行ってみる。

 

白地に赤い蚊絣でランダムに四角が配された単衣の白大島に、赤紫地市松箔押し柄名古屋帯で。イメージは日本のお寺や庭園の石畳。

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小物は、白地に赤い飛び絞りの帯揚げ、白い丸組み帯締めで、全体をすっきりと。

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ギュウちゃんのライブペインティング作品の前で。

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2014.05.18. ギュウちゃんからおでん

ギュウちゃんにお会いした後は、新梅田食堂街「たこ梅分店」でお夕食。大阪時代も長かったのに、たこ梅に来るのは初めて。20:00前、回転しはじめた時間か、予約無しでもタイミング良くカウンターにふたり入れて良かった!

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おでんはうす味、お出汁がぎゅううっと染みて、どれもこれも美味しかった〜。

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贅沢だけれど、くじらのコロを1本だけ。。。

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わかめの美味さったら、たまらん!コリコリ歯ごたえ、いい塩梅。

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着物でふらっと入ってきて、ひとり晩酌のおじさん、カッコ良かったな。カウンターメインだから女性でもひとり晩酌大丈夫な雰囲気。お腹空いてたまらない時は、ひとりおでんデビュー(もちろん着物でさ)してみよ。

 

たこ梅

たこ梅分店
住所:大阪市北区角田町9-25 新梅田食道街1F
電話:06-6311-3309
時間:平日 16:00〜22:50 (L.O.22:30)
   土日祝15:00〜22:50 (L.O.22:30)
定休:年中無休(年末年始のぞく)

 

次へ続きます…☆☆☆

2014.05.18. ギュウちゃんに会いに行く!

「CUTIE AND THE BOXER 篠原有司男乃り子二人展」@阪急うめだ本店へ!

週末は在廊されているらしいとの情報により、ギュウちゃんこと篠原有司男さんと乃り子さんに会いたくて着物で行ってきました。

会場は9階の阪急うめだギャラリー。

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エントランスのウィンドウには5月13日に行われたライブペインティングの作品が。

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ギュウちゃんから後でお話を伺うと、「ふつうは油性キャンバス地に油性ペンキでべっちゃりの予定が、会場側で用意されたものが油性のキャンバス地に用意された液体が墨汁だったため、パンチすれどもはじいてびしゃ〜って全部墨汁が落ちちゃうから、すごい焦った!」って。「テレビの取材も来てるしこのパフォーマンスどうなんだろう?って思ったけれども、これはこれで見物していたみなさんから絶賛されたので、まあよかったな」と。(笑)

 

会場内の作品を拝見していると、どこからともなくギュウちゃん登場!若いお客さん取っ捕まえて、突然のご本人によるギャラリートークが始まる。
「すげーだろ、コレ。今買っておくとお徳だよ。オレが死んじゃったらさ、あっという間に1000万円とかになっちゃうよ。どう???」って。(笑)ほんとにビルゲイツになったら、全部買い占めたいです!

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ギュウちゃんと乃り子さんのドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」は今年のアカデミー映画賞ドキュメンタリー部門でノミネートされました。レッドカーペットを行進したけど、残念ながらオスカー像はもらえなったので、その反逆精神で『オスカーなんて、なんだとぉー』って思って描いた作品「アカデミー狂騒曲」を前に、熱く解説するギュウちゃん。

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展示作品の直接的な撮影は禁止されているので、すべてをお見せできませんが、スチールと段ボールと樹脂によるキッチュな立体作品、ユーモアとパワーあふれるペインティング、そして美しいボクシング・ペインティング。

特にギュウちゃんのブルー&ブラックを使ったボクシング・ペインティング「Hadson River 2012」は大好き!!!尾形光琳の「燕子花図」のようで、鈴木其一の「朝顔図屏風」のようで、本当に美しい。いつか美術館が持てるほどのお金持ちになったら、絶対に手に入れたい作品。(いつなれるか夢のまた夢だけれど)

乃り子さんの作品も素敵でした!大作絵巻絵画「キューティー&ブリー」にほろっと感動する(映画で制作風景がちらっと出てきましたね)し、小作品の銅版画には素晴らしいものがたくさん。「金閣寺」は特に魅了された作品。

 

展示されているアート作品を買える身分ではないので、Tシャツを買って、Tシャツと「キューティー&ボクサー」の映画パンフレットに、ギュウちゃんと乃り子さんにサインを入れていただく。そして、一緒に記念撮影!

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ギュウちゃんにがっつり握手をしていただいた。一生忘れない。いつかニューヨークまで会いに行く!!!

 

お会いしたご夫妻は、映画のまんまでした。常にエネルギッシュでエキサイティング、だけど可愛いおちゃめなギュウちゃん。そんなギュウちゃんを、静かに、笑顔で見つめている乃り子さん。その乃り子さんの熱い目線。とても印象的でした。

映画を観て感じた通り、おふたりの間に流れる “ 愛情 ” と、お互いに芸術家としての “ 尊敬 のまなざし ”、を強く感じました。

お歳82歳のギュウちゃん、どうぞこれからもお元気で。いつか私達がニューヨークに行くまでお元気でいらっしゃってください。京都のもなか持って行きますから!

ギュウちゃんのボクシング・ペインティング作品は、私達の琴線にふれ、最も心に響き、いま最も欲しいと思わせてくれる、現代美術作品です。どうぞ、日本の美術館で、ギュウちゃんと乃り子さんの作品をまるまる収蔵していただきたいものです。日本の国宝ですよ!

 

↓↓↓ サイングッズはこちら。

ボクシング・ペインティングのパンチ跡が印刷されたTシャツの表面には、ギュウちゃんのサイン。

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何も無いTシャツの裏面に、乃り子さんのサイン。あえて、ギュウちゃんの作品とは離れたところにサインする乃り子さんに、乃り子さんの芸術家としての強さとポリシーを感じました!

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今年1月には、東京・渋谷のパルコミュージアムで開催されていた「 篠原有司男・篠原乃り子二人展 Love Is A Roar-r-r-r! In Tokyo  愛の雄叫び東京篇 」も勝野だけですが、じっくり拝見しました。大型バイク作品など、阪急とはまた違う展示で、パワーと愛を感じるすさまじい展示で、感動して泣いちゃいました。どこの展覧会も、パンフレットや図録などがまったく販売されないので、とても残念です。今後、ぜひともハードカバーの作品集が刊行されることを願っています。

 

東京方面の方に朗報!今週末6/28(土)より【東京】下高井戸シネマにて「キューティー&ボクサー」の上映がスタートするそうです!ぜひチェックしてください!

7月に映画のDVDが発売されるそうです。現在予約受付中!ぜひ、みなさまご覧になって!
キューティー&ボクサー【スペシャル・エディション】 [DVD]

 

ドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」公式サイトは、こちら

 

次へ続きます…☆☆☆