katsunoya

2014.06.14.「間日の水音」展@京都・二日目

「中村芳中」展 の後期を観るべく細見美術館へ。「間日の水音 mabi no mizuoto」展 の二日目夕方に再びお伺いしました。初日とは違う、圧倒的に品数が減ってます!それでも素敵な帯留めがたくさんありましたけれど、ちょっぴり初日に伺ってよかったな〜、と思いました。

140614-tenji1

140614-tenji2

140614-tenji3

 

三品さんのすてきなお着物姿。お着物も、帯も、帯留めも三品さんご自身のデザインされた作品。艶やかです〜。140614-mishinaK1

140614-mishinaK2

三品さんとのツーショット。140614-kimonoK-M

 

「間日の水音 mabi no mizuoto」展 は、6月27日(金)・28日(土)・29日(日)に東京へ参ります。ぜひ東京方面のみなさま、ぜひお運びくださいませ☆

 

「中村芳中」展 は前期の展示の方が素晴らしかったですけれども、後期の展示もかなり作品が入れ替わり前期からの繋がりも感じられておもしろかったです。「中村芳中」琳派の中でも重要人物。間近でたくさんの作品を観られて幸せです。

 

次へ続きます…☆☆☆

2014.06.13.「間日の水音」展@京都・初日

日本画家でありガラスの帯留め作家でもある、東風杏・三品雅子さんの作品展「間日の水音 mabi no mizuoto」展@京都へ、ご近所繋がりでカラーコンサルタントの能口先生と一緒に初日にお伺いしました。

まずはご近所ランチからスタート。「セクションドール」でタンドリーチキンをいただきます。写真は能口先生に写真撮影の仕方を教えていただきながら撮影。なんか、いつもよりかっちょ良く撮れてる!

140613-food

 

「間日の水音 mabi no mizuoto」展は、細見美術館3階にある「茶室 古香庵」にて。美人でおちゃめな三品さんが素敵なお着物姿でお迎えくださいました。140613-tenji1 

お茶室を借り切っての展示。涼しげなガラスの帯留めの他に、浴衣、帯、手拭い、日本画や陶器まで、三品さんのいろいろな作品がお茶室全体にしつらえられ、とても素敵です。140613-tenji2

140613-tenji4

140613-tenji5

140613-tenji6

140613-tenji7

 

展示を拝見後は、東山を借景に望みながら、茶席で「中村芳中展」期間中の限定お菓子「ほのぼの」と冷抹茶をいただきました。ひんやりとした透明感のあるお菓子、見た目も爽やかで、お味も上品でおいしゅうございました。 140613-tenji8

140613-tenji9

140613-honobono1

次へ続きます...☆☆☆

「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜」展

「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜 コレクションとクリエイション」展

マリンバ・木琴奏者で文筆家、着物コレクターとして活躍する京都在住の通崎睦美さんの「銘仙着物コレクション」の展覧会。明治~大正~昭和初期の貴重な銘仙や小物たちがいっぱい!

 

知らなかった!銘仙ファンとしては、何としても会期中に観に行かねば!

銘仙 は斬新でモダンな素敵なデザインがたくさんあるけれど、庶民の普段着であったし、時代も経ているため、状態の良い 銘仙 に出会えることはかなり少ない。NHKの大正〜昭和時代の連続ドラマなどで、キッチュでカッコいい銘仙を拝見するとワクワクする。いまの時代にあらためてこのような躍動するデザインが再興されてもいいんじゃないか、と思う。観に行こ!

 ex1405_tsuuzakigonomi01

 ■「通崎睦美 選展 〜通崎好み〜 コレクションとクリエイション」展

会期:2014年5月20日(火)〜6月29日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般(高校生以上)500円 (中学生以下無料)
場所:東大阪市民美術センター 大阪府東大阪市吉田6丁目7番22号

 

勝野屋「浴衣着付レッスンの会」開催

sekka00

浴衣レッスンを開催しまーす!

もちろん、勝野はプロの着付師さんではありませんので、無料です。
京都に住んでるのに浴衣を着たことがない、着たことあるけどひとりでは着れない、帯結びができない、という方、今年こそ祇園祭に浴衣デビューしてみませんか?
粋にすらっと見える着こなしのコツを伝授いたします。

 

■日 時:6月29日(日)・7月6日(日) 13:00〜15:30
*レッスン後、お時間ございましたら着物わちゃわちゃ談義いたしましょう。
*7月6日(日)は、レッスン後にかき氷など食べに浴衣でお出掛けもしちゃいます。

■場 所:love the life 京都アトリエ 京都府京都市左京区中川町196-1
*最寄駅:京阪「神宮丸太町駅」2番出口より川端通を南へ、徒歩5分。
     京阪「三条駅」11番出口より川端通りを北へ、徒歩10分。
     地下鉄東西線「京都市役所前駅」2番出口より川端通りを北へ、徒歩8分。

■人 数:女性のみ1〜2名様募集。(すでに1名様ご予約あり)

■持ち物:浴衣、半幅帯または名古屋帯、浴衣用下着
     補正用薄手のタオルまたは手拭い1〜2枚
     伊達締め1本、コーリンベルト1本
     腰紐2〜3本、着物クリップまたは洗濯バサミ2個
     衿芯(薄いプラスチック製かメッシュ)
     帯板(夏用のメッシュかへちまがおすすめ)
     足袋(京都ではお座敷に上がる際は足袋をお持ちになりましょう)
     履物(下駄/小判型・二枚歯など)

*お持ち物でわからないことがございましたら、事前にFBのメッセージか、
 メール:katsuno@lovethelife.orgまで、お問合せくださいませ☆

2014.06.07.  着物コーディネート

「ぬぬぬパナパナ 2014」@大阪 の日の着物コーディネート。

一時的に雨が降るお天気だったので、いつもの雨仕様のコーディネート。
藍染め鰹縞柄阿波しじら+白地黒独鈷柄博多献上名古屋帯。

140607-kimonoK1 140607-kimonoK2

 

Hちゃんのコーディネート。背がお高いので、ほんと足長くてステキ!

140607-kimonoH 

MちゃんとHちゃん。
Mちゃんは爽やか色のサマーウール着物に、淡いピンク色のタイシルク半幅帯を合わせて、ほんまかいらしい!

140607-kimonoH-M

Mちゃんはまだ着物初心者さんなので、これからいろいろすみれ庵さんや着物さくさくさんのイベントなどご一緒したいと思います。京都にも遊びに来てね、Mちゃん!

2014.06.07. 「ぬぬぬパナパナ 2014」展@大阪 へ

昨年に引き続き、今年も阪急うめだ本店で開催の 「ぬぬぬパナパナ2014」展 へ。今年はちょうどお仕事で関西へご出張中の東京の着物友達Hちゃんと一緒に、トークイベント「キモノ井戸端会議 vol.2」も合わせて行ってまいりました。

阪急のレストランフロアで待ち合わせてランチ。せっかくなので、阪急電鉄の豪華な時代(昭和初期/日本一豪華な駅のコンコース)を感じていただこうと、その造作を一部移築したレストラン「シャンデリアテーブル」にて。

140607-ct1 140607-ct2 140607-ct3 140607-ct4 140607-ct5 140607-ct6 

そこそこリッチな価格帯だけれど、ざわざわしたファミリーレストラン感満載(爆音で誕生日音楽が流れる…要らんやろ)で、雑然としていてまったく落ち着かない空間だけれど、Hちゃんには移築された造作で当時の豪華さをほんの少し感じていただけたかしら。個人的には楕円形のアイランドカウンター(ただの配膳台と化していて見た目美しくない/ドームの空間のダイナミックさを遮断している/特に上部のスワロフスキーの安っぽい装飾)はまったく要らない、ピンク紫色のLED照明なんて絶対要らない、どうせならもっとゴージャスに特別感のあるレストランにしてほしかった。宝塚で「すみれの花」色を使うなら、もっと上品にゴージャスに使ってほしい。でもお料理はアレルギー対応もしてくださるし、サービスは悪くはないのです。

 

Hちゃんと近況報告などしあっていると、あっという間に2時間が過ぎ、「ぬぬぬパナパナ」展 のトークイベント開場時間になったので、9階阪急うめだギャラリーへと移動。

140607-nunupana1

ぬぬぬパナパナ

“ ぬぬぬパナパナ ” とは沖縄・八重山地方の方言からの造語で、布の端々という意味。八重山から東京まで25人の作家さんたちのあたたかい染織り作品をご覧いただけます。

 

受付後、会場では一番乗り!せっかくだし、と最前列ド真ん中を陣取ってみます。

すみれ庵・西岡先生、着物さくさく・須賀先生、和裁師・松下先生のトークイベント「キモノ井戸端会議 vol.2」。キモノ通のお三方それぞれが、キモノに関するいろいろな楽しみ方をご伝授してくださいます。

 すみれ庵・西岡先生は、着物の季節だけではなく気候に合わせた現代の自由な着こなし方を。

140607-nunupanaT1 140607-nunupanaT2

 

着物さくさく・須賀先生は、現代の気候変動とキモノへの影響について、それに関連してお仕立ての居敷当てについてのイロハ(呉服屋さんでは決して教えてくれない!)を。

140607-nunupanaT3 140607-nunupanaT4

 

和裁師・松下先生は、ふつうの和裁師さんじゃやってくれないであろう、襦袢袖のイロハを。

140607-nunupanaT6

毎回、めっちゃ勉強になります!着物のベテランの方々から、現代で着物を楽に着る創意工夫を直にお伺いできることは、とても貴重な機会です。透け感ある着物に合わせる夏襦袢のコツとか、いつか見習いたい。

 

「ぬぬぬパナパナ」展 では、美しい南国の染織物達が。作家さんが糸を紡ぎ、糸の染めから織まで丹誠込めて作られた染織物達は本当に力があって、美しいです。いつか手にできる日が来たらいいなー。

140607-nunupana2 140607-nunupana3 140607-nunupana4

ピーニャと呼ばれる、パイナップルから採った繊維で織られた帯地がありました。蜻蛉の羽のように透ける、繊細でしなやかな織り生地にビックリしました!帯生地の下に参考事例として藍染めの布を敷いてありますが、中に入れる帯芯の色によって柄が一層浮き立つようなおもしろい生地です。お柄には藍のトーンのみの琉球紅型が涼しげでステキです!

140607-nunupana5 140607-nunupana6

 

同じフロアで開催されている「モンスーンアジア布の旅」展 も拝見。

140607-ponnalet1

 

中でも一番興味を惹かれたのは、 PONNALET(ボンナレット) さん。

ラオスやカンボジアで織られている手織布を使い、オリジナルの着尺反物や帯を作られています。その布を接ぎ合せた帯のデザインセンスの良さったら!!!着尺反物はPONNALETさんがデザインされ、日本の着物や帯の生地幅に合わせて、ラオスで織ってもらっているそうです。

140607-ponnalet2 140607-ponnalet3 140607-ponnalet4

とても渋カッコ良くて、男気好みな勝野にはピキーン!と電光石火が!!!いつか逗子&葉山のアトリエにお伺いしてみたいものです。(Hちゃん、いつかドライブで連れてって!)

 

夕方にはHちゃんのお着物友達Mちゃんとも合流して、須賀先生と一緒に梅田から歩ける距離のリサイクル着物屋さんへ寄り、夜ご飯には須賀先生がご予約してくださっている大阪名物・串揚げ「髭正」さん@福島へ。

140607-higemasa1

こちらのお店は2回目ですが、どれもこれも美味しいのです。最後はごはんもの無しのコースでも、串揚げだけでお腹いっぱい!内装も小綺麗で、着物で行ける揚げ物屋さんってのもうれしいです。

140607-higemasa2

 

次へ続きます…★★★

2014.06.01.  着物コーディネート

「琳派展XVI 光琳を慕う―中村芳中」展 へ行った日の着物コーディネート。

6月1日ということで、いよいよ衣替え。半衿、帯揚げは夏物に替わります。

初夏を思わせる暑い日でしたが、夕方からのお出掛けだったので、シーズン中にまだ袖を通していない単衣をチョイス。白地江戸紫縞柄ぼかし染め小紋に、オフホワイト地に大胆な百合と露芝柄の総刺繍アンティーク名古屋帯を。なかなかアンティークらしい、大正ロマンチックな艶やかなコーディネートになりました。(顔がとても眠そうなのは、ほっといてね)

140601-kimonoK1 140601-kimonoK2

 

帯揚げは紅梅色の絽帯揚げ、帯締めは牡丹色冠組み(道明)。帯飾りはOSTARA。

140601-kimonoK3 140601-kimonoK4

細見美術館のすぐ近くにお住まいの御歳91歳のおじいちゃまにめっちゃ誉められて、ガールハントされました!www

「艶やかで粋でええな〜。ワシも着物て一緒に歩きたいな〜。もうな、歳で着物長い間着てへんねん。着たいな〜。」と、おじいちゃま。

「お歳が91歳でも、ぜひぜひお着物着てください!男性のお着物ってめっちゃカッコいいですもん。デートしましょ♪」と笑顔で返しておきました。また細見美術館の前通るときにお会いできるかしら。

2014.06.01. 「中村芳中」展からの京都お散歩日記

細見美術館で「中村芳中」展 を堪能した後、早めの夕食に 山元麺蔵 @岡崎へ。夕方17時を過ぎていたので、案の定行列してました。30分は待ちまして、なんとか入店。でもおうどん美味しいから、並んでも食べたいのよね。

 

鶏ささみ天ざるうどん。麺、しっこしこ。ささみの唐揚げもボリュームたっぷりで美味しい。

140601-Ymenzo1 140601-Ymenzo2 140601-Ymenzo3

 

牛と土ゴボウのおうどん。お出汁にゴボウの風味が美味しい。

140601-Ymenzo4

 

山元麺蔵からアイタルガボン@河原町丸太町へ。食後のデザートに生チョコレートタルトとアイスキャラメルモカ(夏の勝野の定番ドリンク)。「中村芳中」の作品についてヤギと談義。

140601-Igabon1

 

次へ続きます…★★★

2014.06.01. 「光琳を慕う―中村芳中」展へ vol.1

140603-nakamurahoucyu

 

 

細見美術館へ「中村芳中」展 を観に行ってきました。とても素晴らしい作品がたくさんありました!尾形光琳画をより洗練された図案として完成させ、描く「たらし込み技法」の超絶さすばらしさ!!!中村芳中を知らずして、尾形光琳を語れない?琳派は語れない?神坂雪佳も語れない???前期・後期共に押さえておくべき展覧会です。

 

「琳派展XVI 光琳を慕う―中村芳中」展 
会期:前期 2014年5月24日(日)〜6月8日(日)
   後期 2014年6月10日(火)〜6月29日(日)*会期中展示替えあり。
休館日:月曜日
時間:11:00〜18:00(入館17:30まで)
料金:一般1100円 学生800円
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎景勝寺町6-3
   http://www.emuseum.or.jp

 

*中村芳中についてより詳しくお知りになりたい方は、アートサロンもぜひ!
「なごみの琳派絵師 芳中の魅力」~「中村芳中画集」著者 木村重圭氏が語る~
日時:6月20日(金) 10:30~11:30(約60分)
場所:カフェ・キューブ(細見美術館地下 2階)
料金:一般1800円、友の会会員1200円(ワンドリンク付き)
詳細・お申し込み → こちら

 

次へ続きます…★★★

2014年 初夏の京都の展覧会情報

調べてみたら、いろいろな展覧会が目白押し!初夏を通り越して毎日猛暑日が続く京都ですが、ぜひ京都で美の世界をご堪能ください。

「上村松篁展」展
日本画家・上村松園氏のご長男・上村松篁氏の展覧会です。
会期:2014年5月27日(火)〜7月6日(日)*6月16日に一部展示替えあり。
休館日:月曜日
時間:9:30〜17:00(毎週金曜日は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1300円 学生900円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎景勝寺町

flyer403

 

 

「高橋秀 − 気への形象」展
会期:2014年5月23日(金)〜6月22日(日)
休館日:月曜日
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1000円 学生800円

場所:京都市美術館 京都市左京区岡崎景勝寺町124

140603-takahashi-shu

 

 

「没後55年 和の美を問う 北大路魯山人」展
会期:2014年3月25日(金)〜6月29日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1000円 学生800円

場所:何必館・京都現代美術館 京都市東山区祇園町北側271

140603-rosanjin-tsubakibachi