建築&インテリアデザインを担当させていただいた「ふつうの家03」がこの春3月下旬からカフェとしてオープン(春・秋2ヶ月ずつの期間限定)すべく現在準備をお手伝い中。この日はオーナーさん交えて、メニューの要になる珈琲について、京都の某珈琲店さんと打ち合わせ。素晴らしく美味しいブレンド珈琲など数種類試飲させていただく。使用している器で京都の珈琲好きさんならどこの珈琲店かわかるかも♪

珈琲店さんから業務用食器屋さんへ急いで移動。閉店時間ギリギリに滑り込み、絶対に必要なお道具を注文。飲食店を開業するにはいっぱいお道具必要なので、また別の日に買い出しに来よう。
仕事ミッション終了後、食器屋さん@堀川五条から徒歩で帰宅しようとして、はっと思い出し、トリエさんが参加されている催事のお店「silte(シルト)」さんへ伺う。(仕事帰りなので洋服)食器屋さんから四条烏丸へ抜けて行く間に位置しててラッキー。GoogleMapさんに案内してもらいながら、裏路地側から無事に到着。

西洞院通の東側の曲がりくねった路地。京町家が連なって、とてもいい雰囲気。こんな裏手に京都の風情ある通りが残っているなんて知らなかったー。で、通りながら「竹笹堂」さんも発見。

シルトさんは京町家を改装したカジュアル呉服店。1階はシルトさんセレクトの呉服+小物とイベントスペース。2階はPOPな絵柄の洋服用綿ファブリックを使用するカジュアル着物を提案されている「ミミズクヤ」さんの常設店になっています。可愛いカジュアル着物がお好きな方にはいいかもー。


店内でスタッフの方と着物談義で盛上がりながら、いろいろ商品を見せていただく。トリエさんオリジナルデザインの可愛らしい猫綸子の帯揚げや猫半衿など、すてきなお品がたくさん。

シルトさんセレクトのお履物受注会では、可愛い鼻緒やちょっぴり個性的でステキな下駄の台がいっぱいありました!!!台はどれも1点限りの現品のみで売切れ御免。う〜んと悩むけど、洋服では気分が盛上がらないね、また今度着物でゆっくり訪れることにします。
そしてシルトさんの後に、ルンルン〜竹笹堂さんに行こう〜♪と竹笹堂さんの格子戸をガラリと開けたら、閉店時間ですと。はい、すみません、ゆっくり拝見したいので、また今度あらためて伺います。裏路地おもしろい〜。京都の街をもっともっと探索せねば!
トリエ http://officetorie.com/
シルト http://ameblo.jp/20140115silte/
京都市下京区新釜座町722 tel:075-746-4610
10:00~19:00 木曜定休(5月中無休)
大阪・粉浜の呉服店「こころや」さんの企画「初春文楽ツアー」で、お着物好きのみなさまと一緒に新春文楽へ着物で行って参りました。文楽の観劇以外に、文楽の舞台裏ツアーまたは人形遣による文楽人形の説明会か、どちらかのオプションが付く特別ツアー。配役が発表され、第2部に桐竹勘十郎さんが出られるということで、1/4第2部のツアーに参加予約し、昨年からヤギ共々とても楽しみにしていました。
文楽劇場入り口には大きな門松。

劇場一階ロビーの端っこには浄瑠璃人形仕様の食い倒れ人形「くいだおれ太郎」も。本物よりも幾分顔がちっちゃいかも。一度動くところが観てみたいもんです。

私達が参加させていただいたこの日は、人形遣い・桐竹勘十郎(人間国宝)さんによる文楽人形の説明会付きでした!!!もうすごいのですよ!さすが人間国宝!以前拝見したことがある若い人形遣いの方の操り方と歴然と違うのです! お人形が少し首を傾げるだけ、右手を動かすだけでも感情表現が見て取れ、お人形は生きている!と瞬時に思えるのです。


人形遣いは、人形本体を持ちながら顔と右手を動す顔出しの主遣いと、左手の担当の左遣い、両足を担当する足遣いの三位一体で構成されます。3人がうまく動くために何かしているのかというと、主遣いの人形の動かし方で無言の合図(指令)が出ていると言うのです。それを説明&実演してくださいましたが、素人目には合図が出ている時と出ていない時の違いは全く分かりませんでした。とっても難しい人形遣い、才能と努力で10年20年と研鑽を積めばできるようになるのでしょうか。すばらしい芸術です。たくさんの後継者が育ってほしいものです。


説明会後にいよいよ長丁場の文楽観劇です。会場内舞台緞帳上にはにらみ鯛と今年の絵馬。

第2部の演目
・面売り めんうり
・近頃河原の達引 ちかごろかわらのたてひき
四条河原の段/堀川猿廻しの段
・壇浦兜軍記 だんのうらかぶとぐんき
阿古屋琴責の段

「近頃河原の達引/四条河原の段」は鴨川・四条河原の描かれた舞台セットが、とてもシンプルで印象に残りました。背面幕に描かれた昔の京町家の連なる風景に、セットは柳の木が1本だけ。舞台演出の勉強になるわー。
「壇浦兜軍記/阿古屋琴責の段」では花魁・阿古屋の人形(衣装・髪飾りなど含めたら10Kg以上あるらしい)を、勘十郎さんが主遣いで操る。阿古屋が琴、三味線、胡弓(三曲)を弾く場面では、三味線弾きのお一人が実際に琴、三味線、胡弓を演奏し、その演奏にぴったり合わせてお人形の阿古屋がまるで実際に奏でているようにミニチュアの琴、三味線、胡弓を弾くのです。阿古屋の絢爛豪華な衣装もすばらしいですが、その演奏姿のすごさ、勘十郎さんの技術の素晴らしさに感服。
観劇後はみなさまと近くの「焼きとんya たゆたゆ」で新年会!木造店舗付き住宅(屋上3階部分はあきらかに違法増築!)を改装したワイルドなお店。2階をほぼ貸し切り状態で。会費お安いのに、食べきれないくらい豚肉のお料理が出てくる出てくる。新しい着物お友達のご縁もでき、とても楽しい新年会でした。

周辺はとーってもディープな千日前・日本橋界隈。奧の方には今では珍しいキャバレーがあったりするの、ステキ。着物では行きにくいお店が多いんだろうけど、一度ゆっくり散策してみたいなー。キャバレーにもね、内装屋としては一回行ってみたいんだよね。「着物でキャバレー」誰か一緒に行ってくれるっていう奇特な有志いらっしゃらないかしら?

こころやさん企画の初春文楽ツアー、とてもとても楽しい一日でした!ご準備してくださったこころやさんにこの場を借りまして、御礼申し上げます!今後も楽しい文楽ツアーが企画されると思いますので、ぜひみなさまもお運びください。
東京公演は sold out ですが、大阪公演はまだ 残席あり、発売中。
チケットぴあ → http://bit.ly/sugimotoBosakaTK
【 京都・伝統産業の日 2014[3月14日(金)〜23日(日)]】
今年も3月に京都・伝統産業の日が実施されます。この期間中は入場無料の施設や、京都市バス・京都市地下鉄の乗車料が無料になったり、各所で様々な着物で楽しめるイベントが開催されています。春の香りがする季節にどうぞ着物で京都へお越しくださいませ。
伝統産業の日期間中、毎年着物で参加している「きもので乾杯〜お酒とワイン〜」パーティーが今年も開催されることとなりました。チケット発売は2月1日から開始!ご参加されてみたい方は、個々でチケット入手してくださいませ☆
ご参加される方で初心者の方がおられましたら、当日の集合日時、着物のお着付けのことなどお手伝いいたしますので、どうぞお気軽にメッセージがメールをくださいませ☆
【 京都・伝統産業の日2014「きもので乾杯〜お酒とワイン〜」】
・日程:2014年3月15日(土)
・時間:受付・開場:11:00
開演:12:00(14:00頃終了予定)
・場所:京都国際ホテル(京都市中京区堀川通二条城前)
※昨年と同じ会場。
・内容:(1)老舗料亭の花見弁当
(2)日本酒,ワインの提供
(3)芸舞妓による踊りの披
(4)抽選会(魅力的な逸品を多数取り揃えています。)
・応募条件:・当日きものを着て参加いただけること。
・20歳以上。
・チケット代:5000円(当日券なし)
・取扱店:ローソンチケット(ローソン各店・Lコード:54131)
・発売期間:2014年2月1日(土)〜2月23日(日)
※定員に達し次第終了。
・定員:300名(先着順)
伝統産業の日 公式HP http://www.densannohi.com/

「第26回京都美術文化賞受賞記念展」@京都文化博物館へ。
花人・川瀬敏郎 氏の展示構成を安原三郎先生がご担当されている。安原先生直々に会場をご案内していただくという贅沢!安原先生と川瀬敏郎氏との関係や、川瀬氏から聞く様々なエピソードなどお聞きしつつ、展示構成の詳細も伺う。
室内を幅5mの直方体で二分し、最奥にミニマルな床の設え。その周囲に写真パネルが整然と並ぶ。最少限の手数で凛とした空気感を生み出す手腕の凄さ。
入口からド迫力の幅5mの直方体には、あの「一日一花」365日分+若き日の川瀬氏の姿を。この直方体がまるで大きな屏風のような、障壁画のような感を醸し出している。
最奥床の設えは極力ミニマルにすべく、床であるが柱や梁を用いず、紙を経師張りのみとする構成。川瀬氏の生ける花の「真」に呼応する、みごとな「真」の空間を実現している。
会場はレンタルギャラリーとしても使用される空間なので、どうしても完成された空気感を作り出すのは難しくなる。しかし妥協の一切無い川瀬氏の要望に応えるべく、既存のコンセントや非常ベルまで既存壁クロスと同質のクロスを探して覆ってしまう。隣との間仕切り壁上の開いている空間まで、光が漏れるからとベニヤで壁を塞ぎクロス貼する徹底ぶり。川瀬氏と安原先生だからこそできるコラボレーションだと思う。
川瀬敏郎氏の生け花作品は、それはそれはすばらしい!のひと言。天才である!
安原三郎建築設計事務所 http://www.yasuharasaburo.com/
「今様花伝書」の著者・川瀬氏と安原先生のコラボレーションを見ることができるのは、本日1月26日(日)まで。京都文化博物館 5Fギャラリーで。入場料無料、10時~18時(最終日17時まで)。染織家・麻田脩二氏と陶芸家・清水六兵衞氏の作品も素晴らしい。
杉本文楽、チケット先行予約、GET!!!
チケット一般発売は、東京公演1/26から、大阪公演2/1から。
【 2014年3月『杉本文楽 曾根崎心中』日本公演決定 】
■東京公演 2014年3月20日(木)- 23日(日)全5公演予定
■大阪公演 2014年3月28日(金)- 30日(日)全3公演予定
詳細はこちら → http://bit.ly/sugimoto-bunraku
関西で育ったインテリアデザイナーがみな心の師匠と呼ぶ、伝説のインテリアデザイナー・野井成正 氏の作品集が発売されます。それを記念しての貴重な展覧会。会期終了間近!!!
作品集も限定1000部の貴重本!ご購入はぜひ「 iTohen 」までお問合せを!!!
【 野井成正 出版記念作品展「あそびごころ」 】
期間:〜2014年1月19日(日)まで。
時間:12:00〜19:00
場所: iTohen Coffee Books Gallery
大阪市北区本庄西2丁目14-18富士ビル1F
http://www.skky.info
*記念トークイベントが18日に開催されますが、満席御礼。
野井成正 HP
http://www.noi-shigemasa.com/
買物兼ねてお散歩で四条河原町界隈へ。河原町三条下がる「梅園」(東京・浅草「梅園」とは関係ない)で焼きもち入りぜんざい、粟ぜんざい、みたらし団子でお正月気分。ここの粟ぜんざいは、浅草「梅園」と違って、あんこが粟の上全体にまったりとかかって出てくるのね。浅草「梅園」の場合は1/3くらい粟の黄色い色を見せて出てくるのね。盛りつけとしては浅草「梅園」の方がお洒落だ。





ウィンドウショッピングに疲れて、六曜社一階店で一服。ドーナツとロールケーキは売切れのため、ブレンド珈琲とパウンドケーキ。今日のパウンドケーキは小豆とさつまいも。お正月三が日から夜22時まで開いてるのは助かる〜。定番の六曜社オリジナルマッチがお正月専用マッチで可愛い!!!もらって帰ってきちゃった。




夕食は、いつも木屋町を通りつつ気になっていた「京料理・めん坊木屋町本店」に初めて訪れてみる。今晩あたり各ご家庭ではお鍋のおうちも多いでしょうし、お鍋っぽいの食べてお正月気分になりたかったので「うどんすき鍋」!





お店には「京料理」とうたっているけど、さぬきうどん屋さんでもあるので、おうどんもお出汁も美味しい。「うどんすき」って久しぶりにいただいたけど、お手頃価格なのにボリュームあって、美味しくて、すごいイイ!一番お安いコース(うどんすき+お造り)でも十分堪能。
「めん坊」のアプローチは、木屋町面するW150cm無いほどの細い細い間口から、奧へ奧へずずずい〜っと長い路地を進みます。路地奧の木製門構えをくぐってお店へ。このアプローチの期待感が京都らしくてすてき!
今回は掘りごたつ席でカジュアルに。今度は鴨川の見えるお座敷で、数人で集まるお食事会やりたいな。鴨川の見える時間帯がいいから、昼間ランチか、夕方17時くらい夕暮れ時スタートがええかも。
夜でも昼のメニューの単品のうどん(きつねうどん、ぶかっけうどんなど600円〜)もあるので、小腹の空いてる時、急いでるときにも便利。市役所前駅からすぐなので、これからたまに利用しよう。
「京料理・めん坊木屋町本店」 http://www.menbo-foods.com/
京都迎賓館の特別放送のお知らせです。現代数寄屋建築、現代の名工たちの技が織りなす空間を観られる貴重な放送です。ぜひご覧(録画)くださいませ!
【 京都迎賓館「極める!京都の技とおもてなし」】
放送局:NHK 総合
日 時:2014年1月3日(金)午前7:20~午前8:20 (60分)
出演者:[ゲスト]富司純子,寺島しのぶ
京都御苑の中にある京都迎賓館。日本ならではのスタイルで、海外からの賓客をもてなす施設だ。VIPを迎える建物は、数寄屋大工・蒔絵師(まきえし)ら、人間国宝を含む100人以上の職人が携わった伝統技能の集大成だ。秋のある日、迎賓館を訪れる海外からの賓客の取材許可が下りた。「究極の一見さん」である海外VIPを迎える京都の神髄を徹底取材。現代の日本の美心の最高峰を実感し、その奥深さを伝える。
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京都迎賓館は毎年一般参観の期間がございます。応募期間は毎年6月、参観は8月末から10日間。ぜひみなさま今年はご応募してみてください。名工による調度品も囲い無しで至近距離で拝見できます。海外VIPがどのように案内され、おもてなしされるのか、想像するだけでもワクワクします。
京都迎賓館
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/kyoto/kyoto.html
京都迎賓館の参観について
http://www8.cao.go.jp/geihinkan/sankan/kyoto_sankan.html
NHK[Eテレ]で志村ふくみ先生の特別番組の放送です。
ぜひご覧(録画)くださいませ!!!
【京の“いろ”ごよみ 染織家・志村ふくみの日々】
放送局 : NHK教育テレビ[Eテレ]
放送日時:2014年
1月1日(水・祝)22:00~22:59(本放送)
1月5日(日) 15:00~15:59(再放送)