katsunoya » 着物イベント

カテゴリー : 着物イベント

いろいろな着物イベントの紹介とレポート。

2016.02.12. 木綿着物展と落語@大阪

■ 染織こだま 木綿展@大阪

木綿着物、カジュアル着物では東京でも有名な宮崎県の呉服店・ 染織こだま さんの木綿展に伺いました。東京の代官山での催事など、関東方面を中心に年1〜2回開催されているのですが、今回久しぶりの関西での出張展。どんな木綿着物、カジュアル着物に出会えるのか、楽しみにしていました。

開催場所は、大阪・森ノ宮駅から徒歩13分ほどの住宅にある雑居ビルの一階にあるダンススタジオ。どの反物も自由に触って試着して良いという、貴重なイベント。ここまでの数の反物を一同に見られるチャンスはそうそう無いので、会場に足を踏み入れた途端に興奮状態!

160212-momenten01 160212-momenten02 160212-momenten03

 

夏の着物たち。小千谷縮、近江縮、綿麻の雪花絞りなど。

160212-momenten04

 

伊勢木綿、片貝木綿、会津木綿、米沢木綿など。

160212-momenten05 160212-momenten06 160212-momenten07

 

わずかに、貴重なデッドストックの備後絣など。

160212-momenten08

 

本場九州の呉服店だけあって、数々の久留米絣。160212-momenten09

絵絣は好きなんだけれど、やっぱり中途半端に田舎っぽいデザインには全く興味がわかず、欲しいもんは奥底からこっそり引っ張り出した作家物の久留米絣。モダンで綺麗でしょう!眼福であります!(金額は10倍違うので手は出ません…)

160212-momenten10 160212momenten11

 

今となっては貴重な西陣ウール。もう生産されていないデザインの反物に出会えるチャンス。

160212-momenten12

 

40分ほどサクッと見て終了。

自分にとって大切なものは何か、悩んで選べず。人と同じ着物はなるべく避けたいので、デッドストックの備後絣か、綺麗色の片貝木綿か、真赤かマゼンダ色の米沢木綿か。本当は作家物のモダンデザインの久留米絣が一番欲しい。(木綿にその金額は一生出せないけれど)

 

■ 柳家喬太郎シークレット独演会

吉田食堂 プレゼンツ・シークレット落語会「喬太郎SECRET」へ。

160212-kyotarosc01

会場はくいだおれビル地下一階のZAZA Pockets。

160212-kyotarosc02 160212-kyotarosc03

一般には公開されていない特別な会員だけに開催された落語会。さすがに 喬太郎師匠 は大人気で、会場内は通路も無いくらいに席がぎゅうぎゅう詰め。

160212-kyotarosc04

演目

一席目:家見舞 柳家喬太郎
二席目:花色木綿 笑福亭喬介(三喬師匠のお弟子さん)
三席目:ほんとのこというと 柳家喬太郎
 仲入り
四席目:錦木検校 柳家喬太郎

 

大爆笑の嵐で、久しぶりに 柳家喬太郎 師匠を堪能。良い会でございました!!!

 

■ ハンバーグ・ステーキ 勘之助本舗
  http://www.kannosuke.com/

落語会のはねた後、夕食に「勘之助本舗」@道頓堀へ。激安価格でしっかりとしたステーキとハンバーグが食べられるというので、新規開拓。

160212-dotonbori01

外観はなぜが和食屋か寿司屋のような佇まいなのに「ステーキとハンバーグの店」と大々的に宣伝が。

160212-kannosuke01 160212-kannosuke02

エントランス入ってすぐ、謎の待合スペース(立ったまま待つ)。市松模様の壁面は本物の大理石。目線の高さにはなぜか超絶技巧の木製欄間。屋久杉を使って、伝統工芸士さんが作製されたらしい。(謎)

160212-kannosuke03 160212-kannosuke04

店内はとても清潔感のあるすっきりしたインテリア。カウンター天板も床も大理石を使っていてお金かかってるけど、なぜこの色にしたのか意味がわからん(待合の黒白市松と合わんやろ)、天井照明が家庭的なシーリングライトだし、全体的に気を使っているようでいて実は味もそっけもないインテリアだけど、清潔感があるので良し。デザインなんかどうでもいいんだ、お料理が美味しければいいんだ。

160212-kannosuke05

セットで付いてくるコンソメスープ。名物のポタージュスープはニンニクがたっぷりらしいので、ニンニクの入っていないコンソメにしました。ニンニク大好きよ、でも “ たっぷり ” って言われたら明日人に会うし、着物でニンニクくさいのヤバいし、やめた。(笑)

160212-kannosuke06

アンガスステーキ 300g 。 赤身って感じのお肉で、ぐわっしぐわっし噛み締めていただきます。300gでもペロリと食べられました。これでスープとライスがついて1200円!

160212-kannosuke07

特製ハンバーグ 300g 。 デミグラスソースも美味しくて、カットすると肉汁がじゅわ〜っと出てきて、ボリューミーなハンバーグ。これでスープとライスがついて1000円!

160212-kannosuke08 160212-kannosuke09

サラダとか一切ありません。メニューはステーキとハンバーグとナポリタンのみ。その潔さがかっこいいですよね。余計なメニューを作らないことで原材料の無駄なコストをカットして、メインメニューをお安く提供してくれる、お客様想いのお店だとわかります。

お洒落さはゼロだけれど、綺麗なお店は女性一人飯もOKな感じ。大阪での安メシにはとても良いお店です。若いカップル、女性同士、男性同士、様々な人が集う人気がわかります。またガッツリお肉を食べたい時に行こう!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

京都【 伝統産業の日 2016 】ご案内

今年も3月に京都・伝統産業の日2016 が開催されます。この期間中は入場無料の施設や、京都市バス・京都市地下鉄の乗車料が無料になったり、各所で様々な着物で楽しめるイベントが開催されています。春の香りがする季節にどうぞ着物で京都へお越しくださいませ。

densannohi2016

 

【 伝統産業の日 2016 】

公式WEBサイト http://www.densannohi.com/

Facebook https://www.facebook.com/densannohi/

 

■実施期間:伝統産業の日(春分の日(年3月21日)を中心に、
      2016年3月13日~21日重点期間(※)とし約1ヶ月間開催。 

■実施エリア:岡崎・東山・西陣・室町 ほか市内一円

■主なイベント:
○「京の名匠 春秋会展」(3/19~21)
 京都市伝統産業技術功労者による伝統工芸品の展示会や実演を御覧いただけます。
○きものクラシックコンサート(3/21)
 きもの姿の方を京都市交響楽団のコンサートに無料で御招待します。
 (事前申込制)
○「伝統産業の日」inみやこめっせ―ふれあい館まつり―(3/19~21)
 伝統工芸品の制作実演や体験教室,舞妓舞台等を実施します。
○きものでおでかけ・入場無料(3/19~21)
 きもの姿の方は,京都市関連施設や文化観光施設の入場料が無料になります。
 (要入場無料券)
○きものでおでかけ・乗車無料(3/19~21)
 きもの姿の方は,市バス・市営地下鉄に無料で御乗車できます。
 (要乗車無料券 こちらを印刷 → http://densannohi.com/kimono-ticket.pdf  

 

 

2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~

毎年みなさま楽しみにされている 【 2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】 の詳細が発表されました!華やかな着物パーティーに参加されてみたい方はぜひどうぞ!

今年から会費がぐっとお高くなってます。場所は 祇園甲部歌舞練場  で素敵やねんけど、う〜〜〜ん、これなら他のいいレストランにお食事に行くか、4月にふつうに個人で 都をどり を観に行くな…。

 

 【 2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】

京都の伝統産業製品である日本酒や、フランス産を中心としたワインとともに京料理を食しながら、芸舞妓による踊りの披露や素敵な景品が当たる抽選会など、盛りだくさんの内容をお楽しみいただけます。

内容:(1)老舗料亭の花見弁当
   (2)日本酒、ワインの提供
   (3)琳派400年記念のお猪口での日本酒の提供
     (お猪口は全員にプレゼント)
   (4)芸舞妓による踊りの披露
   (5)抽選会(魅力的な京都の伝統産業製品を多数取り揃えています。)

日時:2016年3月13日(日)1部・2部入替制 
   1部:12:00~14:00頃 (11:00受付開始)
   2部:午後5時~午後7時頃 (16:00受付開始)
会場:八坂倶楽部(京都市東山区祇園町南側570ー2)2階
会費:8000円
定員:300名 (当日きものでご参加いただける20歳以上の方)
チケット:ローソンチケット(ローソン各店・Lコード:57516)
*1月15日~2月29日までの発売。定員枚数売切れ次第終了。

【八坂倶楽部】http://www.miyako-odori.jp/kaburenjyo/
祇園甲部歌舞練場内に建つ,国登録有形文化財(第26-0087号)の建物です。
2階には132畳敷きの客席と舞台があり,東面と南面からは四季を通して見事な庭園を眺めることが出来ます。※当日は,庭園で御自由に記念写真もお楽しみいただけます。

 

春の京都へ、ぜひお越しくださいませ☆

スマートフォン用ガイドブックもありますよー。
↓↓↓ 詳しくは下記のWEBサイトにて。

【 伝統産業の日 2016 】

公式WEBサイト http://www.densannohi.com/

 

2016.02.02. 京都お散歩日記 とある着物展示会へ

ご近所着物会のみなさまと、呉服屋さんの特別なご招待で、とあるお江戸の老舗着物ブランドの新作発表展示会へ行って参りました。

 

■フレンチビストロ「ブション」

 http://bellecour.co.jp/bouchon%20file/bouchon.htm

展示会の前に集まって、ご近所着物会のみなさまと行ってみたかったフレンチビストロ「ブション」@二条寺町角へランチに。

フランスの裏通りにありそうな、とても可愛らしいデザインのお店です。

160202-bouchon01 160202-bouchon02 160202-bouchon03

 

メニューは悩みましたが、すでに何度も経験済みのみなさまのアドバイスのもと、ブション」名物・牛ハラミ肉ステーキを。山盛りのフレンチポテトフライがいいですね〜。お肉は塩コショウで焼いただけのシンプルさで、噛み締めながらお肉の味わいがギュギューっと出てきて「お肉を食べた!」って実感できます。

160202-bouchon04 160202-bouchon05

 

セットでデザートが付いてくるのですが、これがすごい!小さなデザートかと思ったら、しっかり大きな通常単品で500〜600円するデザートがそのまんま出てくる!4人別々のデザートを注文し、一口ずつ味見シェア。私がオーダーしたのは「白桃のクラフィティ」。

160202-bouchon06

 

コーヒーは単品で注文。コーヒー豆はカフェ・ヴェルディ」@下鴨の豆を使用されているので、ドリップコーヒーもエスプレッソ系もとても美味しいのです!カフェオレにすると、おフランス式にウォームミルクが別添えで出てくるので、自分の好きなバランスで飲めるのね。今度はカフェオレにしよー。

 

 

 

■ とあるお江戸の老舗着物ブランド新作発表展示会

みなさまの着物写真撮影をしようとブションの店先に出たら、あらら雨が降ってくる!天気予報が晴れだったので、誰も傘を持たず。仕方ないので撮影中止で、四条烏丸の待ち合わせの場所へタクシー移動。

 

展示会は、もうもう、ものすご〜い素敵でしたよ!!!圧巻!!!(*写真はありません)

江戸小紋、琉球紅型の逸品全てを拝見できる(もちろん試着もできる)、そして今回の最大目的である浴衣たちが200反以上並んでいたでしょうか。すべての反物を広げて展示してあるので、柄ゆきも色も生地質も一目瞭然。

会場入ってすぐでは目が回る勢いで、せっかくの機会なので、このブランドのデザインを堪能すべく、とにかく全体を見て回ろうと端から攻めていきました。浴衣もコーマ地、綿絽、綿紅梅、絹紅梅、綿縮緬、絵羽絹紅梅(訪問着)まで様々。ブランドの特徴である古典柄のデザインでも、同じ型を使いつつ、染める生地や色を変えて、毎年違った作品にしてくるところはさすがです。

今年のこのブランドの特徴は、古典柄なのにPOP!藍染め主体のイメージを、オレンジ色、レモンイエロー色、黄緑色、マゼンダ色などで、今までのイメージを覆すようなチャレンジをしてきています。相変わらず藍染めがやっぱり素敵なのですが、好きな古典柄(他社とはデザインが違う、やっぱり大人っぽくて粋でカッコいい)なのにPOPカラーですよ!
ここ数年間のいろんな新しい浴衣の売れ行きに影響されたんでしょうか。でもいいんじゃないでしょうか。藍染めもしっかり押さえつつ、新たに若い方がこのブランド引き込まれるキカッケになるので、それはそれでいいかも。

でもやっぱり、基本は藍染めですけれど。今年は藍染めでも少し落ち着いた淡い藍色ベースのデザインが多かったです。いくつかのデザインを試着させていただきましたが、私の顔の特性でしょう、中途半端で顔映りがあまりぱっとせず、やっぱりバキッと濃ゆい藍色か白場の多いデザインが一番似合うようです。

生地もねこのブランドの生地が一番いいのです。綿紅梅でもしわになりにくくて、着心地最高!

で、みなさまと1時間近く会場全体を網羅(たまに解説)した後、お互いに好きなデザインをあーだこーだと賑やかに絞り込んでいき、最後は試着させていただいて「似合う似合わない。絶対こっちがいい!あっちはこういうイメージだけど、こっちだとこういうイメージだね…」とみなでツッコミ入れながら、みなさまお好きな反物(浴衣)を絞り込みまして終了。は〜、めっちゃ堪能させていただきましたね。

みなさま今回はこのブランドと初めての出会い。昔からこのブランド LOVE! な勝野は嬉しいです。みなさまお気に召される反物との出会いがございまして幸いです。夏までの出来上がりが楽しみですね。夏にはぜひこちらの浴衣デビューでビアガーデン企画と参りましょう♪

呉服屋さんのオーナー様ご夫妻にご挨拶いたしまして、会場を後にします。とにかく興奮しまくりだったので、京都芸術センター内の前田珈琲へ行きヒートダウン&しばし着物談義。

 

 

■ Kimono Show-Case2016S/S 春夏新作発表会

夕暮れになり、ここで解散。みなさまは吉田山の節分イベントへ。勝野はトリエさんの出ておられる着物展示会【Kimono Show-Case2016S/S 春夏新作発表会】へ向かいます。

閉館時間まであまり時間がなかったので、ざざざっと全体を拝見させていただきました。参加ブランドは「Rumix Design Studio」「菱屋カレンブロッソ」「Kimono Factory nono」「トリエ」「ひでや工房」「スラドキー」。

撮影許可をいただいて、気になったブランドと商品を撮影させていただきました。

 

・菱屋カレンブロッソ
芭蕉柄の紅型風浴衣が素敵です。染めの技法は型友禅(シルクスクリーン)なのですが、沖縄の紅型工房とのコラボ商品なので、琉球紅型特有の【隈取】である濃ゆい深みのある色が再現されています。これを型染めで出すのはかなり職人さんの苦労があるでしょう。鮮やかで深みのあるブルーがとてもいい。(緑色もあります)製作にはトリエさんのご協力もあって実現できたそうです。

160202-kimonoSC01 160202-kimonoSC02

 

・トリエ
トリエさんは毎年百貨店を始め何回か展示を拝見していますが、今年も新作続々出されておられます。人気の雪花絞りも今年は深みのあるお色にシフトしているようです。オリジナルの雪花絞り、新作の可愛らしいデザインのポリエステル小紋、トリエさんらしい世界観が今年も満載です。

160202-kimonoSC03 160202-kimonoSC04 160202-kimonoSC05

この帯素敵でしょう!緑の雪花絞りにこの帯もバッチリ!カレンブロッソさんの芭蕉柄浴衣にこの帯も素敵。悩むなぁ。

160202-kimonoSC06

 

・Rumix Design Studio
相変わらずパンキッシュでカッコイイ!いつかこのガツンとくる浴衣を一ついただきたい。シルバーメタリックの帯を合わせて、女っぽくない、ワイルドに着てみたい。憧れであります。

160202-kimonoSC07 160202-kimonoSC08 160202-kimonoSC09 160202-kimonoSC10

 

と、素敵なモノが多すぎて、今年も夏もの探訪は続きます。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★ 

 

2016.01.31. 京都お散歩日記 着物展覧会行脚

お天気も良い日だし、京都市内で見ておくべき着物展覧会があるということで、着物展覧会行脚に繰り出しました。

 

*勝野屋blogの写真はすべてクリックで拡大します。刺繍も染めも、美味しそうな食べもんも、細部までとくとご覧あれ。

 

■ 沖縄の工芸展 in 京都

昨日の本町キモノフリマ新年会でお着物通の方から、岡崎・みやこめっせで「沖縄の工芸展 in 京都」をやっているとお聞きしたので、近所だし行ってみました。

会場内は撮影禁止なので、看板だけ。

160131-okinawa01 160131-okinawa02

会場内には沖縄地域の様々な染織物が展示されていました。でもどこかの呉服屋さんが噛んでいるようで、展覧会というよりも雑多な感じの展示即売会のような雰囲気で、金額も想像以上の高額な値札が付いており、正直少しがっかりでした。以前東京・銀座で開催していた、ものすごく充実した沖縄の染織物展を見てしまっているので琉球染織物の相場も知っていますが、「沖縄の工芸展 in 京都」では二倍〜四倍の価格だし、商品量は少ないし、知識をつけるにしても収穫できるネタはほとんど無しでした。

ただ、入り口から少しですが展示してあった博物館展示レベルの琉球染織物は眼福でした。

沖縄の工芸品を堪能するには、東京銀座での下記展覧会をお勧めします。毎年9月上旬に銀座の時事通信ホールで開催されています。ある程度着物を知っていても、うわっと驚く、すごい内容ですから!!!

ものすごく手の込んだ作品でも「えっ、こんな金額でいいの?」って意外なくらいの金額設定ですし、若手作家さんの作品なら少し思い切れば手が届く、草木染め手織の半幅帯レベルなら即決で手が出ちゃうお値段です。産地ごとの作品の展示数もすごい量ですし、呉服屋さんのように売りつけられる心配もなく、産地ごとにスタッフの方の説明を聞きながらゆっくりと思う存分拝見することができます。開催期間は短いですが、お着物好きの方にはぜひ観ていただきたい展覧会(展示即売可能)です。

主  催:沖縄工芸ふれあい広場 http://www.okinawakougei.jp/
展覧会名:沖縄の工芸展
*現在は昨年の展覧会以降情報がストップしていますが、今年の8月ごろに確認してみましょう。

 

■ ロームシアター京都

 

ロームシアター京都
http://rohmtheatrekyoto.jp/

 

みやこめっせを後にして、ロームシアター京都の昼間の写真撮影と、追加のリサーチ。先日のレポートもご参考まで。

 

昼間の外観

160131-rtk01 160131-rtk02

 

サウスホール・内部1F通路

160131-rtk03 160131-rtk04 160131-rtk05 160131-rtk06

 

メインホール・内部1F通路

160131-rtk07 160131-rtk08 160131-rtk09 160131-rtk10

 

昼間の広場・ロームスクエア

メインホールエントランスからピロティ方向を見る

160131-rtk11 160131-rtk12 160131-rtk13

ピロティからメインホールを見る

160131-rtk15 160131-rtk16

 

広場・ロームスクエアから東山を望む

160131-rtk17

 

先日レポートしなかった、パークプラザ3Fに上がってみます。3Fは自由に閲覧できる書棚と、ソファ席、小テーブル席、大テーブル席などがあり、スターバックスのドリンクを持ち込んで自由に過ごせるスペースとなっています。大テーブルでは学生さんたちが長時間の勉強を。小テーブル席ではお子さん連れたファミリーがお弁当持ち込んでミニピクニック状態。無料で使っていいの???これはすごいな〜。(本盗まれるで)

160131-rtk18 160131-rtk19 160131-rtk20

 

ロームシアター京都の建築模型が置いてありました。

160131-rtk21

 

3Fテラス(喫煙コーナー)からピロティ、広場・ロームスクエアを望む

160131-rtk22 160131-rtk23 160131-rtk24

 

広場・ロームスクエアに出て、外階段から京都モダンテラス(2F/カフェ&レストラン)へ。東山を一望できる素敵なテラス席がありました。春と秋はこのテラス席も混みそうです。

160131-rtk25 160131-rtk26 160131-rtk27 160131-rtk28 160131-rtk29

 

 

■ グリル小宝 http://www.grillkodakara.com/

お腹空いたので、ご近所着物メンバーのみなで盛り上がっている「グリル小宝」へ!
神戸の洋食屋さんも、東京の洋食屋さんも遥かにしのぐ、最強の洋食屋さんです。京都、すんごいです。

 

サラダ(健康のために) 立体的な盛り付けが素晴らしい。

160131-kodakara03

 

絶対に食べねばならぬ、カキフライ!!!
ジューシー、プッリプリ〜!泣くよ!

160131-kodakara04 160131-kodakara05

 

オムライス
大人味のデミグラスソースが絶品でございます!普通サイズで二人分ありますから、オーダーの際は要注意。

160131-kodakara06

カキフライが素晴らしすぎて、冬の間に絶対にもう一回食べる!と心に誓う。(現在ご近所着物会のメンバーで「グリル小宝を貪る会」計画中w)

 

 

■ ZONE 伊藤若冲生誕300年記念展

お腹もいっぱいになったし、もうひとつの着物展覧会へ行くため大丸京都店までバス移動。

着付けの先生からSNSの情報で教えていただいた「ZONE 伊藤若冲生誕300年記念展 -若冲が着物になった__最初で最後のプライスコレクション。」展へ。

160131-jakucyuK01 160131-jakucyuK02 160131-jakucyuK03 160131-jakucyuK04

もうもう、本当に素晴らしかったです!現在京都で実現できる最高レベルの京友禅を用いて、伊藤若冲の日本画を写して着物にする。着物にただ模写するだけではなく、着物になった時のデザインをものすごく考えて構成されているのです。

デザイン・プロデュースは東京の ZONEきものデザイン研究所・伊藤剛史氏。
立命館大学アート・リサーチセンター との共同研究としてのプロジェクトだそうです。若冲・日本画のコレクションで有名な ジョー・D・プライス 氏に全て監修していただいたデザイン。日本の最高の伝統工芸の技術+デザインで製作し、国内及び海外で販売し、最終成果をデータ化し、伝統工芸+デザインの今後のための研究として論文にまとめるそうです。

展覧会は大丸がスポンサーで展開しているそうです。第一回目はまずこの京都でお披露目。第二回目は4月下旬ごろに大丸東京店で予定しているそうです。そして秋にはニューヨークへ!アート作品、工芸品としても価値があるので、海外のセレブにも人気が出そうです。(*すべてNo.とプライス氏のサイン入りのため、コピーするのは無理だそう。)

伊藤剛史氏にはたくさんのお話を伺いました。小さなコーナーでの展覧会なのに2時間は居たな。すべての作品を写真撮影OKという太っ腹!(内緒のDVDも特別にもらっちゃった!お礼状書かな!)たくさん撮影させていただいたので、夢のような着物&帯たちをたっぷりとご覧あれ。

160131-jakucyuK05 160131-jakucyuK06 160131-jakucyuK07 160131-jakucyuK08 160131-jakucyuK09 160131-jakucyuK10 160131-jakucyuK11 160131-jakucyuK12 160131-jakucyuK13 160131-jakucyuK14 160131-jakucyuK15 160131-jakucyuK16 160131-jakucyuK17 160131-jakucyuK18 160131-jakucyuK19 160131-jakucyuK20 160131-jakucyuK21 160131-jakucyuK22 160131-jakucyuK23 160131-jakucyuK24 160131-jakucyuK25

 

型友禅(いわゆるシルクスクリーン)による小紋。型染め(シルクスクリーン)だけでは墨の濃淡が足りないところは、すべて手書きで墨を入れていっているそうです!

160131-jakucyuK26 160131-jakucyuK27

 

若冲柄の色無地。左が孔雀の羽、真ん中が鶴、右が尾長鶏。写真ではわかりにくいですが、超絶技巧を駆使した丹後産の紋意匠織り。

160131-jakucyuK29 160131-jakucyuK30 160131-jakucyuK31 160131-jakucyuK32 160131-jakucyuK33

 

プライスコレクション原画の着物を着て嬉しそうな ジョー・D・プライス 氏。

160131-jakucyuK28

 

素敵な帯たち。キラっと光る変わった織りの生地開発を西陣織で。華やかな帯は、淡いお色の色無地に合わせてみると、鼻血ブーなくらい素敵!!!

160131-jakucyuK34 160131-jakucyuK35 160131-jakucyuK36 160131-jakucyuK37 160131-jakucyuK38

京都の呉服業界のしがらみを打ち破っての活動。おもしろい方です。もちろん作品は販売されていますが、私ごときには到底手が出る金額ではありませんが、百貨店外商をご贔屓にしているセレブな方々には、あっという間に売れていくそうです。この活動に好き嫌いもあるとは思いますが、これから着物文化を残していくためにはおもしろい活動だと思います。

着物業界、多方面から世界に打ち出しつつある昨今ですが、デザインが大事ですよ。ただクールに見えそうとか、日本的古典柄や吉祥柄を盛りだくさん詰め込めばいい、外国受けしそうな艶やかな色にすればいい、という簡単ものでもない。とても難しいことですが、これからの着物業界の動きが楽しみです。

 

■御多福珈琲

素敵な着物を堪能し脳みそが沸騰しそうになったので、御多福珈琲 で一服。

160131-otafukucoffee01

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★ 

 

2016.01.30. 本町キモノフリマ新年会

遅ればせながら、昨年秋の本町キモノフリマの打ち上げ兼新年会を開催しました。

お店はビストロノミー「DUMAS(デュマ)」@大阪・渡辺橋にて。レトロな近代建築「ダイビル本館」の中にあるレストランです。いつもの集まりでは和食が多いので、今回は「素敵な空間で洋食にしよう!」ということで、幹事のケロタンさんと一緒に探してこのお店にしました。

160130-dumas01

シンプルなヨーロピアンテイストのインテリアデザイン。やりすぎない、でもフランスのエッセンスは感じられるインテリアデザインに好感が持てる、素敵なお店でした。

160130-dumas02 160130-dumas03 160130-dumas04 160130-dumas05 160130-dumas06 160130-dumas07 160130-dumas08 160130-dumas09 160130-dumas10

 

新年会なので、贅沢でお得なフレンチのランチコースをいただきました。

160130-dumas11 160130-dumas12 160130-dumas13 160130-dumas14 160130-dumas15 160130-dumas16

 

ビジネス街のため土日は少し人が少ないおかげで、お店もゆったりとした休日の空気。お店のスタッフの方々の気遣いも居心地よく、とってもゆっくりと過ごさせていただけました。みなさまの着物写真撮影をしたり、わちゃわちゃとおしゃべりしたり、とても楽しいひとときでした!素敵なお店なので、また何かの機会に伺いたいと思います。

160130-dumas17 160130-dumas18 160130-dumas19 160130-dumas20

ビストロノミー DUMAS(デュマ)
大阪府大阪市北区中ノ島3-6-32 ダイビル本館2F
電話:050-5872-7838 (予約専用番号)
   06-6136-5008 (お問い合わせ専用番号)
営業時間:ランチ 11:30~14:00(L.O)/ディナー17:30~21:00(L.O)
定休日:月曜日

 

ダイビル本館 のお写真を。
美しい近代建築をことごとく破壊していく大阪(阪急梅田駅コンコース、旧大阪そごう心斎橋店、大阪大丸心斎橋店など)にあって、建物の外部と一部のインテリアを保存しつつ、現代的なビルとして建築しされた ダイビル本館 は素晴らしいですね。

160130-daibiru01 160130-daibiru03 160130-daibiru02 160130-daibiru04 160130-daibiru05 160130-daibiru06 160130-daibiru07 160130-daibiru08 160130-daibiru09

 

新しい部分の環境のインテリアデザインは、もっとクラシカルにゴージャスにできなかったのか?とインテリアデザイナーとしてはちょっと中途半端で不満は残ります…。あとね、サイン計画がダメすぎて、京阪・渡辺橋駅地下からアクセスする方には全くわからない大失敗のサイン計画やと思います。表層のお洒落っぽさをだけを気取ってて、施設の案内がわかりにくいっていうの、デザイン上はダメやと思います。日本てサイン計画がほんまに下手っぴやな〜と思う今日この頃。

160130-daibiru10

 

さて、今年の春も 本町キモノフリマ を開催することに決定しました。日程は2016年5月1日(日)の一日開催です。みなさま、スケジュール帳に記録してくださいね!詳細は後日 WEBサイト とSNSで3月中頃にお知らせします。どうぞお楽しみに!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

山口小夜子 映画「氷の花火」

SY-kourino-hanabi

  世界中の人々に “ 東洋の神秘 ” と称賛された伝説のモデル
    しかし、その人生は多くの謎に包まれていた…

 

エキゾチックで、ミステリアスで、キュートで、最高に美しい山口小夜子さん。子供の頃から大好きなモデルさんでした。

もうお亡くなりになられてから8年も経つのですね。山口小夜子さんが愛した膨大な数の服やアクセサリー等の遺品を開封したところから、彼女が長きに渡り世界で活躍してきた軌跡を辿るドキュメンタリー。観なくちゃ!全国で順次公開中。

大阪では シネ・リーブル梅田 にて公開中。京都では 京都シネマ にて2016年度中に公開予定。

 

山口小夜子 ドキュメンタリー映画「氷の花火」オフィシャルサイト

http://yamaguchisayoko.com/

 

2016.02.01.〜03. きもの展覧会・展示会 in 京都

2月1日(月)~2月3日(水)に京都で開催される着物の展覧会・展示会をご案内します。短期間の開催ですが、たくさんの素敵な着物や帯を拝見できる機会です。ぜひお時間作って行ってみましょう。

 

【琉球びんがた 城間家の仕事三代継承展】

bingata-shiromakeisyo-kyoto01bingata-shiromakeisyo-kyoto02

琉球びんがたを代表する「城間びんがた工房」の作品展が京都で開催されます。城間家三代にわたる手技の継承をご覧いただける、またとない機会。ぜひ素晴らしい琉球びんがたを観に参りましょう。

会期:2016年2月1日(月)~2月3日(水)
時間:9:00~18:00閉場 *最終日は10:00~17:00閉場
会場:京都染織会館
   京都府京都市下京区四条通室町角 京都産業会館9階

 

城間家の仕事三代継承展 in 沖縄 特設サイト(*展覧会は昨年終了)
http://shiroma.okinawa/

 

 

【Kimono Show-Case2016S/S 春夏新作発表会】

kimonoSC2016ss01kimonoSC2016ss02

■京都会場
日時:2016年2月1日(月)13時~18時
   2016年2月2日(火)10時~17時
   2016年2月3日(水)10時~17時
場所:株式会社枡儀 ギャラリーM
   京都市下京区綾小路室町西入る善長寺町143
参加ブランド:Rumix Design Studio
       菱屋カレンブロッソ
       Kimono Factory nono
       トリエ
       ひでや工房
       スラドキー

 

【武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」展】ご案内

 

お友達の写真家・武藤奈緒美さんの写真展【「東京かわら版」500号記念 武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」展】が開催されます。武藤さんの人物写真はとても素敵なのです。

落語会情報雑誌「東京かわら版」噺家さんの撮影ではおなじみ。また着物雑誌「七緒」や上質なリサイクル着物では一番の「きもの青木」のウェブサイトのメインカット撮影でもご活躍で、着物撮影においてはピカイチ!(Love the Life のポートレート・勝野着物写真の撮影もお願いしています)

東京方面のみなさま、噺家さんの写真に会いに、ぜひぜひお運びくださいませ。

panel

会期:前期 2016年2月2日(火)〜2月14日(日)
   後期 2016年2月16日(火)〜3月6日(日)
   (前半は14日まで、後半は16日〜3月6日まで。2月15日は休み)
時間:9:00〜22:00 
場所:座・高円寺 B2F Galleryアソビバ 東京都杉並区高円寺北2-1-2

 

むーちょで候。 http://www.mu-cyo.com/

むーちょ写真日記 http://muucyo.exblog.jp/22228891/

 

合わせて第六回・高円寺演芸まつり(2/5 〜2/14)のイベントで「座・高円寺寄席」が2/13・14に開催されます。落語会と合わせて、ぜひどうぞ!期間中は連日落語会など演芸のイベントが目白押し!ぜひお着物で高円寺へ!

 

第六回・高円寺演芸まつり http://www.koenji-engei.com/2016/

座・高円寺寄席 http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=1439

 

2016.01.11. ゑべっさん履物買い出しツアー02

ゑべっさん履物買い出しツアー第二弾 に行ってまいりました!

160111-itochu01

大阪の着物友達Yちゃんが午前中だけ京都に来られるというので、初めてのご自分草履を探すべく、伊と忠さんへ同行してきました。Yちゃんは近いうちに着物デビューするために、お仕事の合間を縫って夏から徐々に自分着物や小物などを調達している段階。伊と忠さんで最初の一足目をお選びになられました!何にでも合わせやすいお色目とこっくりした素敵なお色目と、うふふ、二足GET!おめでとうございます〜。

お昼前にはお互いタイムアウトで、伊と忠さんの前でお別れ。Yちゃんは勝野の悪魔の囁きで、ゑり正さんへ帯揚げを買いに。(後の報告によると、綺麗なお色の帯揚げと半襟をGETされたそうな)これから着物デビューに向けて準備してまいりましょう。

 

私の方はご近所着物友達のSさん(日本髪女子、親子ほどの年齢差、クールな美人さん)と、ふたりで初めての着物女子ランチ会に。お店は四条河原町下がる、フレンチビストロ「イカリヤ食堂」さんへ。フレンチの割にリーズナブルで、京町家を改装した可愛らしいお店は人気が高く、土日祝日は確実に予約しか無理なので、事前にもちろん予約して。

160111-ikariya01

 

鴨川沿いで、店内からは緑と川が見え居心地良し。

160111-ikariya03 160111-ikariya02

 

新年ですし、ちょっぴり贅沢なランチコースをいただきました。メインのお肉料理は、牛タンの煮込みと豚ほほ肉の煮込みを2種類頼んで、シェアしていただきました。これにパン、コーヒーが付いてきます。それでも土日の京都ランチとしてはお手頃価格なので、ありがたい!

160111-ikariya04 160111-ikariya05 160111-ikariya06 160111-ikariya07

 

Sさんとはランチのみでお別れし、Sさんは彦根の料理旅館の旅へご出発。私はヤギと合流し、絶対に観たい、竹村延和さんの個展「Nobukazu Takemura Solo Exhibition “Einheit”(アインハルト)」を観に、ホテルアンテルーム京都へ。

160111-har01

竹村さんの描くペインティング作品と、環境音楽の展示。色の綺麗なペインティング作品は、現在の竹村さんのうつろう心を映し出したののでしょうか。繊細な色のトーンが美しい作品でした。そして音楽は、何かの断片のような音たち。相変わらず、子供の心を蘇らせてくれる竹村さんの音たち。やっぱ、何年経っても好きだな。竹村さん、音楽活動を復活されていて、もうすぐアルバムが出るそうです。3月にはクラブMETOROにもバンドで出演が決まっているので、ぜひ行ってみようと思います。竹村延和さんの音楽からは、デザインが浮かぶんですよね。もう素敵すぎて。

展覧会の会期が延長されます。ご興味ある方はぜひ。

■竹村延和 アインハイト Nobukazu Takemura Solo Exhibition “Einheit”
会期:2015年12月5日(土)〜2016年1月10日(日)12:00PM〜7:00PM
   *2016年1月24日(日)まで延長
会場:HOTEL ANTEROOM KYOTO l GALLERY9.5(担当:上田)
   京都市南区東九条明田町7番
TEL 075-681-5656  http://hotel-anteroom.com/
*会期中は会場限定で、本展の為に制作した音楽CD『Einheit』等の販売を予定しています。

 

ホテルアンテルーム京都から京都国立博物館へ移動し、新春特集陳列「さるづくし―干支を愛でる─」展へ。

saruzukushi_guide_2016

牧谿さんの猿の絵が大好きなのですが、牧谿さんのお猿の絵を始め、牧谿風のお猿の絵をたくさん観てきました。かわいくてたまんなかったですよ。小さな展覧会かと思っていたら、全部観るのに1時間半以上かかり、特別企画展並みの充実度でした。

同時開催の「刀剣を楽しむ-名物刀を中心に-」展はめっちゃ並んでましたよー。連日240分待ちとか。刀な、美しいし、名刀は確かに刃紋様とかかっこいいけどさ、数本観ればいいじゃない?何十本も観ても、だんだんようわからんようになってこない?ま、興味ないのでスルー。

160111-kyohaku01 160111-kyohaku02 160111-kyohaku03 160111-kyohaku04 160111-kyohaku05 160111-kyohaku06

 

京博から北野白梅町まで移動。カフェ・ヴェルディさん主催の「インド料理を食べる会-ビリヤニを食べる会-」へ。場所は北野白梅町から東南に少し入ったところにある、インド料理「ヌーラーニ」にて貸切で。

160111-biryani01 160111-biryani02

ビリヤニとは、元来中央アジアに住むイスラム教徒ムスリムの食べ物で、お祝いや特別な行事の折に作られる、手間隙のかかったご馳走です。大きく深い鍋に、下から肉、マサラ(グレービー)、生のお米、スパイスやナッツなど食材を何層にも、また年輪のように重ねて、数時間かけて焚き上げる食べ物だそうです。一般のインド料理店で出されているメニューのビリヤニは、ヒンズー教徒の多いインドですからお肉はチキンだし、炊いたお米を後から炒めたピラフのようなものが多いそうです。今回は本物のビリヤニを食べる会ということで、ヌーラーニの店主・ヌーさんが伝統的な作り方で大鍋にムスリムスタイルの『ビーフ カチ ビリヤニ』(牛肉のビリヤニ)を4時間かけて作ってくださいました。

 

巨大な金属のお鍋で、直径60cmくらい高さ40cmくらいはあります。テーブルに運ばれてくるなり、スパイスのとても良い香りが店内いっぱいに漂ってきます。

160111-biryani03

 

説明をするカフェ・ヴェルディの続木さんと、ヌーラーニのヌーさん。とってもシャイなヌーさんの3言を、続木さんが20倍くらいにしてお話ししてくださいました。(笑)

160111-biryani04

 

開封の儀。上に炭が乗っています。上下から熱するのですね。

160111-biryani06 160111-biryani07 160111-biryani08 160111-biryani09 160111-biryani10

 

これを40人分に取り分けてくださいますが、、、1人分がすごい量!!!

160111-biryani12

 

常連さんは量が多いことを知っているので、タッパー持参で来られてました。野菜のカレー2種とライタ(ヨーグルトサラダ)と混ぜながらいただきます。ミニサラダ、食後にミニチャイ付で。

160111-biryani11160111-biryani13 160111-biryani14 160111-biryani15 160111-biryani16 160111-biryani17 160111-biryani18

勝野は半分でちょうど、あとは痩せの大食いヤギが完食。美味しゅうございました〜。参加者のみなさん、とても食べるのが早いのです。なぜ?慣れてる?1時間ちょっとでビリヤニの会終了。

ヌーラーニさんは小さな可愛いお店でした。北野白梅町界隈でのお食事処って少ないので、北野天満宮に行く時には寄らせていただこうと思います。

 

北野白梅町から祇園へ移動。京都ゑびす神社 の残り福へ。夜遅めのためか空いていて、サクッとお参りできました。

160111-ebisuJ01 160111-ebisuJ02 160111-ebisuJ03

新しいお札を頂戴して、福笹を渡してくださる可愛らしい舞妓さんを撮影し、お参り終了。

160111-ebisuJ04

 

 

エレファントファクトリーコーヒーで一服。竹村延和談義とお猿の絵談義とビリヤニ談義と。

160111-efcoffee01

 

家までの帰り道、あんなにお腹いっぱいビリヤニを食べたのに小腹が空いたとヤギが言うので、門扇御池店で夜食。

160111-monsen01 160111-monsen02 160111-monsen03

 

盛りだくさんな1日でありました。商売繁盛で、ええことありますように!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.09. 「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展へ

家族ミッションも兼ねて、会期終了間近の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ。

家族ミッションは久しぶりに神戸の実妹とお茶しながら近況報告すること。

ランチを兼ねて、ラブザラにとって神戸でデフォルト決定の、熟成珈琲と銅板手焼きホットケーキの店サーティーサードコーヒー」さんへ。

160109-33coffee01 160109-33coffee02

 

ホットケーキ・クラッシック

こちらは定番だけれど、頼まずにはおられない美味しさ。パリッと銅板で焼かれた香ばしい表面に、中からふわっとしつつシッカリしたスポンジ。バターの風味とシロップの風味が合わさり、至福のお味。関西のホットケーキでは一番美味しいと思います。

160109-33coffee03 160109-33coffee04

 

旬のフルーツのホットケーキ

遠方から足を運ぶ価値アリアリの素晴らしい究極のホットケーキ!今月の旬のフルーツのホットケーキは、神戸の甘い宝石「太山寺いちご」!果物の中で一番大好物が苺なんですよね。昨年も気になりつつ苺の季節に 33コーヒー さんに来れなかったので、もうこれは絶対にいただくしかない。

見て、このビジュアル!

160109-33coffee05 160109-33coffee06

テーブルに運ばれてくるなり漂うほんわか甘〜い香りに興奮MAX!酸味の全く無い優しい甘さの苺。大粒でツヤツヤ。サクッという食感に、新鮮さそのものを感じます。この苺が何粒もふんだんに使用されて、ホットケーキの間にもスライスされたのが挟まっていて、大満足!

 

近況報告長くなるついでにオーダーした、ミックスジュース。安心のクオリティの関西版ミックスジュース。

160109-33coffee07

コーヒーもオーダーごとにサイフォンによる一杯だて。しっかりボディのコーヒーもとても美味しいのです。コーヒーがしっかりしていて、ホットケーキが日本の最高峰クラスですから、たまりませんわ!(いつもホットケーキで他のメニューを頼めない/笑)

 

3時間喋り続けて妹とお別れして、神戸ファッション美術館 へ。神戸ファッション美術館 は着物での来場者は無料になります。電車賃かけても来る価値ありの充実した展覧会がいつも開催されています。内装や家具のデザインは 内田繁 大先生だしね、いつ来ても満足ですよ。

160109-isyoemaki02

「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 は、古墳時代から江戸時代末期までの日本の衣装(昭和初期に全て復元したコレクション)が一堂に展示される、衣装好きにはたまらない貴重な展覧会でした。古墳時代の装束は初めて拝見しましたが、現在では希少な羅織り紗織りの薄衣を重ね着し、とても奥ゆかしくも愛らしいお衣装が何パターンも展示され感動しました。そして、奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜桃山時代〜室町時代〜江戸時代前期〜江戸時代後期へと続き展示されています。日本の時代装束の実例と変容・移り変わりを、すべて実例で展示されているので、とてもわかりやすく理解できました。貴重なコレクションを観ることができて本当に良かったです。

 

美術館を終えた後は、大阪へ。JA Laboratry と Love the Life の合同新年会(総勢5名)を、昨年12月にオープンしたばかりの阿波座・ポルトガル料理「カーザ・ダ・アンドリーニャ」にて。JA Laboratry 東さんデザインのお店に行きたかったので、お忙しい中無理やりお誘いして実現。

160109-cda01 160109-cda02

構造用合板を使用した簡素な内装に、ポルトガルの国旗カラーの緑色と赤色が壁面に配置され可愛らしい内装。

160109-cda03

壁の上の方には店名=ツバメということで、ツバメさんのオブジェが!可愛い!

160109-cda04

今は惜しまれつつ閉店してしまった「ポルトガリア」譲りの本場のポルトガル料理のお味に舌鼓。どれも美味しゅうございました。

160109-cda05 160109-cda06 160109-cda07 160109-cda08 160109-cda09 160109-cda10 160109-cda11 160109-cda12

 

極め付けは、ポルトガルトいえばエッグタルト!!!中からクリームがじゅじゅわ〜〜〜と。熱々でめっちゃ美味しい!これは2個は食べられるな。今度は欲張って2個頼もう。(笑)

160109-cda13

アットホームなサービスにとても居心地の良いお店でした。四ツ橋本町からほど近く、人も少ないエリアですが、充実のワインが夜遅くまで楽しめるお店とあって、この日は正月明けの連休なのに店内は満席でした。またお伺いしたいと思います。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★