この日、京都造形芸術大学・環境デザイン学科の卒業生たちが京都へ来襲してきたおもしろい1日となりました。
■ 宮崎椅子製作所の宮崎くん
名作作椅子を数々製作している徳島の(株)宮崎椅子製作所に就職した宮崎悠輔くん(宮崎椅子製作所の親戚でも何でもない)が、自分でデザインした椅子の試作品を2脚抱えて帰京。辻村久信先生の事務所で試作品を見せてもらいながら、アドバイスや感想をいろいろ談義。
シンプルなデザイン、シンプルな構造、様々な角度からの見た目も良し、すわり心地も良し。スタッキングも可能だったり。アドバイスを基にさらにブラッシュアップした試作を2回ほど重ね、製品化のための強度耐久試験も行って、秋には製品化の予定!できたら買うね!!!
座面のファブリック張りバージョンも可愛い。
辻村久信先生とヤギと記念撮影。
宮崎悠輔くんと言えば、歴代卒業生作品の中で最も勝野の印象に残っているバカ作品一等賞(勝野賞の中でも一番お気に入り)の「落ち葉のドーム」を作った人。そんなバカ(褒めてんのよ)が一人前の職人になろうと、徳島で一途に頑張っている姿をとても嬉しく思います。秋の新作発表を楽しみにしています!
■ 丸久小山園西洞院店
お次は別の卒業生、通称:要潤と呼んでいる男前SくんとKYOTOGRAPHIEの会場で待ち合わせして、丸久小山円西洞院店の喫茶室(設計:スペース 杉木源三)でお茶しながら近況を聞く。
インテリアデザインもお庭も、提供されるお茶&スイーツも、いつも素敵なお店!ここの抹茶ロールケーキは、数ある京都の抹茶スイーツの中でもピカイチなのさ。
■ ISSEY MIYAKE KYOTO
Sくんが同級生と合流するまで時間があるので、一緒に京都の話題の新店舗散策。
一つ目は3月17日にオープンした、「ISSEY MIYAKE KYOTO」@柳馬場通参上三条下る。
築132年の間口の大きな京町家をリノベーション。外観はいぶし銀色の一文字瓦のむくり屋根、墨入り漆喰の虫籠窓、焦げ茶色の切子格子窓に、白い暖簾は浅葉克己氏によるデザイン。
内外装は深澤直人氏によるデザイン。スタッフさんに撮影許可をいただいて、たっぷり撮影させてもらいました。SNSにアップしまくってOKだそうです!
京町家の木構造をシンプルに残し天井および什器などの木部は全て焦げ茶色、床壁はダークグレーの墨入りモルタル、壁面はグレーの左官壁(多分墨入り漆喰と思われる)とシックな色合いで統一し、落ち着いた佇まい。商品のほとんども京都限定商品を厳選してゆったりと展示する意気込み。
母屋を通り抜けた庭の奥に、小さな蔵があります。母屋から蔵までの移動に、雨の日はオリジナルのビニル傘(非売品)を貸してくださいます。
蔵はギャラリーとして使用していくらしく、オープン時はグラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとした「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」の特別展示でした。めっちゃくちゃカッコいい!!!
↑↑↑この、祇園ない藤さんとのコラボJOJO草履(IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE 限定品)が欲しかった〜〜〜!!!お高いから手が出ないけど〜〜〜(笑)
「ISSEY MIYAKE KYOTO」 の後は、旧立誠小学校が閉館となり新しい仮設建築に移転オープンされた「TRAVELING COFFEE」へ。
雨の滴る中、縁側から高瀬川向こうの並木を観ながらゆっくりできる時間は、繁華街の中でとても貴重。
新店舗内には図書館も併設。コーヒーブレイクしながら自由に本を閲覧できます。家具も以前からお使いの小学校の家具を継続して使用。
この日は限定の大山崎coffeeroasterさんのコーヒーとアイスキャンデーを。
祇園祭の避暑に、四条河原町の買い物帰りに、ここでお茶だな。