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カテゴリー : 伝統芸能

山村若静紀社中【 第九回 はるの会 】ご案内

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日本舞踊・上方舞の 山村若静紀 社中・新年おさらい会【 第九回 はるの会 】のお知らせです。

着物お友達の数名の方が、山村若静紀師匠の門下生で日本舞踊をされています。毎年2月に行われるおさらい会ですが、今年は会場を新たに 大阪美術倶楽部 にて開催されます。

今年のゲストは、なんとなんと、落語家の 笑福亭たま さんですよ!!!

花の香りがそよ風に運ばれてくる春うららかな候、美しい日本舞踊を観に、お着物でご一緒しませんか?

 

日本舞踊・上方舞 山村若静紀 社中・新年おさらい会
【 第九回 はるの会 】

日時:2016年4月2日(土)11:30開場・12:00開演〜16:00頃まで
   *開演時間中、出入り自由。
場所:大阪美術倶楽部 大阪府大阪市中央区今橋2-4-5
アクセス:京阪・地下鉄「北浜駅」徒歩5分/「淀屋橋駅」徒歩7分
入場料:無料

詳細・番組表はこちらのウェブサイトにて → ●△■

 

開演前か終演後に、着物さくさく・須賀凌子先生を交えて、お茶やお食事など企画いたします。「当日、ご一緒した〜い!」って方がいらっしゃいましたら、メールかメッセージで勝野宛までご連絡くださいませ。

 

2016.02.28. 京都お散歩日記 桃月庵白酒独演会

京都文博 噺の会vol.1「 桃月庵白酒 独演会」京都文化博物館

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京都文博 噺の会vol.1「 桃月庵白酒 独演会」京都文化博物館 へ行ってきました。

京都文化博物館は何度も来ていますが、落語会ができる和室があるとは知りませんでした。いつも展覧会を観る本館の6階に上がると大きな和室空間があり、和装の展示会や伝統芸能のお披露目などに使える質の高い和空間となっています。(賃料は高いのでしょうけれど)

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案内された和室の最奥に、京都御所・紫宸殿の建物を模した造作があり、そこを高座に落語をするように設営されていますが、かなり無理矢理な感じのレイアウト。お客様の座る位置が、高座の左側に随分と広がっていて、柱が邪魔して高座が見にくいでしょうに。チケットは同じ価格で当日自由席。後から来て左端の方の席しか取れなかったお客様があまりにもかわいそうです。この京都文化博物館で開催される落語会は、今回が第一回目だそうですので、今後のレイアウト検討をお願いしたいものです。

 

演目
一席目:「真田小僧」桃月庵はまぐり
二席目:「松曳き」桃月庵白酒
三席目:「替り日」桃月庵白酒
四席目:「幾代餅」桃月庵白酒

 

流麗な語りから立ち現れる狂気の世界。「幾代餅」で笑い死にそうになる!
白酒師匠 の高座は5年ぶりくらいですが、めちゃくちゃお上手になられました。喬太郎師匠の次くらいにキテルんではないでしょうか!?これは今後は白酒師匠も追っかけなくては!

 

■ パティスリー グラン・ヴァニーユ http://www.grainsdevanille.com/

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落語会の後、久しぶりに間之町押小路「グラン・ヴァニーユ」へ。

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簡素な中にフランスの気品を醸し出すインテリアデザインは、権藤旭氏の傑作。

人気店で16時にはケーキがなくなっていることが多々あるのですが、この日はギリギリ最後の3個をGET!ふ〜〜、ほんの一組違いでケーキがなくなっていたところでした〜。

フルーツ盛りだくさんのタルト。味わい深さは他の追随を許しません。

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京都のパティスリーでは三本指に入る美味しさ。相変わらず、美味しゅうございます!

グラン・ヴァニーユでケーキを食べたい方は、当日早い時間帯に店頭で食べたいケーキを予約してから、京都市内の観光へ行かれるとよろしいかと思います。お店は18時まで開店していますので、先にケーキを予約しておけば、安心して観光の後にゆっくり立ち寄れます。

 

■ 四季彩 ひさの https://www.facebook.com/shikisaihisano/

2ヶ月ぶりに「四季彩 ひさの」でお夕食。どれも美味しゅうございました!!!

付き出し 鯵の南蛮漬け

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お造り 平目

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鰆味噌漬焼

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あこう酒蒸し あこう 豆腐 しめじ 三つ葉

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白魚かき揚げ

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なまこ酢

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じゃこご飯と粕汁

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この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

2016.02.24. なれゐて探究会 お能鑑賞事始め

宇ゐ 先生主催の【 なれゐて探究会 お能鑑賞事始め 】へ参加してまいりました。

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場所は、銀閣寺畔にある 白沙村荘・橋本関雪記念館 にて。
2年半前に着物さくさく+勝野屋で紅葉ランチ会をこちらで開催させていただきました。橋本関雪氏がアトリエとしていた建物の修復工事も完成し、橋本関雪美術館 が新たにオープンしてからは初めての訪問です。

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白沙村荘の母屋一階の建築写真を。威厳のある玄関から入ります。

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一階お座敷はテーブル席。

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床の間には申年にちなんで、橋本関雪作「玄猿」の掛け軸がしつらえられています。

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京都「東山三十六峰」を模した欄間。

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付書院上の書院障子・書院欄間と、その向こうにある縁側欄間のディテール。

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縁側。

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戦前のモアレのあるガラス戸からは、広大な庭園を一望できます。

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今回の【なれゐて探究会】は、金剛流の 能楽師・宇高竜成 (うだかたつしげ)氏をゲストにお迎えし、白沙村荘でランチ付きの特別トークイベントでした。

お能を一度も観たことがない人、まだお能をよく知らないけれど興味のある人が集い、どっからお能に入っていけばいいのか、何を観ればいいのか、ざっくばらんにトークしちゃいましょう、という お能事始め

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白沙村荘・母屋の趣のある素敵な空間で、京都花背の美山荘にて修行されたシェフ・中山茂雄氏の美味しいお料理をいただきながら。宇高さんがお食事できないほど、参加者からの質問がひっきりなしに続きます。(笑)お能初心者がこれから楽しめるように、様々な質問に答えてくださいました。

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お料理の数々。最後のご飯とともに出てくる汁椀が粕汁だったのです。ほっこり温まります。

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お食事が一通りすんだ後には、白沙村荘様がご用意してくださった緋毛氈の上で、お能に使う小道具を拝見させていただきます。

蔓帯(かずらおび)。若い女性の能面の下、おでこ部分に付ける唐織の幅3cmほどの平紐です。

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能衣装の貴重な端切れ。能衣装はすべて唐織です。能衣装は補修しながら、大切に大切に100年以上使うそうです。

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能楽のお扇子は形も何種類かあり、役柄に合わせて使い分け、衣装に扇子をさす場合も、胸元、懐中、腰など使い分けがあるそうです。

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能面は左右非対称に作られているそうです。人間の実際の顔も、接待に左右非対称ですものね。より人間に近く顔の左右で感情が違って見えるように、また顔の上げ下げの角度でも違って見えるように、細部を工夫して作られてます。能面は古いものだと400〜600年以上使い続けているものもあれば、ごくごく最近作ったものまで、演目によっていろいろ使うそうです。

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能面を付ける体験もさせていただきました。

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能面を付ける前のお作法も教えていただきます。まず自分の顔の高さにお持ちしてご挨拶をします。能面の表側はすぐに溶けてしまう水溶性の塗料(貝殻からできている胡粉、にかわ、墨などを使用)で彩色されているので、紐をつけている部分のみしか手で触らないように、とても気をつけながら扱わなくてはいけません。

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視界が本当に狭く、目の穴からは真正面近くこぶし二つ分くらい、鼻の穴から斜め下1m先くらいがほんの少し、口の隙間から斜め下50cmくらいがスリット状にちらっと見える程度。これで謡を聴きながら舞台で舞うのですよね。三半規管が弱く平行感覚のない勝野だと、お面をつけた状態では、すぐよろけて舞台酔いしそうです。

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お能について、様々な質問が続き、時間になっても終わらず…。これをきっかけに、お能を観てみたくなった人も続出間違いなし。さらに第二弾、第三弾の【なれゐて探究会】のお能企画を期待!「能楽の起源〜現代までの変遷」「素謡の会」希望!

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宇高様、公演準備のお忙しい時期に、とても楽しいお話を誠にありがとうございました!!!

能楽師・宇高竜成 氏・3月の公演【第二回 竜成の会「鍾馗」】

情報はこちら → ●△■

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会の終了後は、白沙村荘の庭園を拝見させていただきます。

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橋本関雪氏がアトリエとして使用していた建物。160224-hss23 160224-hss24 160224-hss25 160224-hss26

広大な敷地の中にお茶室も三軒。月に一度、こちらのお茶室でお点前がいただけるイベントも開催されているようです。春になったら行ってみたいです。

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橋本関雪美術館 へ。

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新しく建築された橋本関雪美術館の一階は橋本関雪氏の作品展示、二階では「京都と伝統をつなぐ」ことをテーマに現代美術の展覧会を企画されていくそうです。この日はロシア人作家のLAVERENTY BRUNI氏の展覧会が開催中でした。カタログ表紙になっている燕子花の油絵を、尾形光琳の「燕子花図」屏風と一緒に並べて観てみたいです。

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橋本関雪美術館 二階のテラスからは、東山・大文字山の眺望が素晴らしく!送り火の日に来たい!!!

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今回のイベントでは、白沙村荘・橋本関雪記念館 副館長・橋本様の特別なご厚意でランチ会を兼ねた特別な会を実現することができました。橋本様、誠にありがとうございました!

白沙村荘・橋本関雪記念館 は、素晴らしいところです。春〜秋には生き生きとした庭園と東山の借景が楽しめます。また勝野屋でも紅葉の時期に、着物でランチ会のイベントを企画したいと思います。

 

この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

2016.02.21. 立川志らく独演会と心の師匠

立川志らく独演会@京都芸術センターへ。

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演目
一席目:「二人旅」  立川らくみん
二席目:「源平盛衰記」立川志らく
 仲入り
三席目:「文七元結」 立川志らく

 

京都市が主催で行ってきたこの立川志らく独演会も4回目を迎え、今回が一区切りということで終了とのこと。今後はどうなるのかなぁ。ロームシアターの小ホールで開催されるといいなぁ。小箱で立川志らく師匠を京都で拝見できる落語会は貴重なので、今後も続いて欲しいです。

 

 

夜には東京から京都へお越しの、心の師匠であるインテリアデザイナー・滝内高志さんとのお食事会へ。

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お会いするのは5年以上ぶりです。

奥様のとても可愛らしいこと!ご夫妻のカッコイイこと!

素敵な時間をご一緒でき、とても嬉しゅうございました。

近いうちに、ぜひ滝内さんの作品集を世界に向けて出版していただきたい!滝内さんの数々の名作インテリアデザインを世界の人に見て欲しいです!

 

この日の着物コーディネートは、こちら。★★★

 

2016.02.12. 木綿着物展と落語@大阪

■ 染織こだま 木綿展@大阪

木綿着物、カジュアル着物では東京でも有名な宮崎県の呉服店・ 染織こだま さんの木綿展に伺いました。東京の代官山での催事など、関東方面を中心に年1〜2回開催されているのですが、今回久しぶりの関西での出張展。どんな木綿着物、カジュアル着物に出会えるのか、楽しみにしていました。

開催場所は、大阪・森ノ宮駅から徒歩13分ほどの住宅にある雑居ビルの一階にあるダンススタジオ。どの反物も自由に触って試着して良いという、貴重なイベント。ここまでの数の反物を一同に見られるチャンスはそうそう無いので、会場に足を踏み入れた途端に興奮状態!

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夏の着物たち。小千谷縮、近江縮、綿麻の雪花絞りなど。

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伊勢木綿、片貝木綿、会津木綿、米沢木綿など。

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わずかに、貴重なデッドストックの備後絣など。

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本場九州の呉服店だけあって、数々の久留米絣。160212-momenten09

絵絣は好きなんだけれど、やっぱり中途半端に田舎っぽいデザインには全く興味がわかず、欲しいもんは奥底からこっそり引っ張り出した作家物の久留米絣。モダンで綺麗でしょう!眼福であります!(金額は10倍違うので手は出ません…)

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今となっては貴重な西陣ウール。もう生産されていないデザインの反物に出会えるチャンス。

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40分ほどサクッと見て終了。

自分にとって大切なものは何か、悩んで選べず。人と同じ着物はなるべく避けたいので、デッドストックの備後絣か、綺麗色の片貝木綿か、真赤かマゼンダ色の米沢木綿か。本当は作家物のモダンデザインの久留米絣が一番欲しい。(木綿にその金額は一生出せないけれど)

 

■ 柳家喬太郎シークレット独演会

吉田食堂 プレゼンツ・シークレット落語会「喬太郎SECRET」へ。

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会場はくいだおれビル地下一階のZAZA Pockets。

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一般には公開されていない特別な会員だけに開催された落語会。さすがに 喬太郎師匠 は大人気で、会場内は通路も無いくらいに席がぎゅうぎゅう詰め。

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演目

一席目:家見舞 柳家喬太郎
二席目:花色木綿 笑福亭喬介(三喬師匠のお弟子さん)
三席目:ほんとのこというと 柳家喬太郎
 仲入り
四席目:錦木検校 柳家喬太郎

 

大爆笑の嵐で、久しぶりに 柳家喬太郎 師匠を堪能。良い会でございました!!!

 

■ ハンバーグ・ステーキ 勘之助本舗
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落語会のはねた後、夕食に「勘之助本舗」@道頓堀へ。激安価格でしっかりとしたステーキとハンバーグが食べられるというので、新規開拓。

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外観はなぜが和食屋か寿司屋のような佇まいなのに「ステーキとハンバーグの店」と大々的に宣伝が。

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エントランス入ってすぐ、謎の待合スペース(立ったまま待つ)。市松模様の壁面は本物の大理石。目線の高さにはなぜか超絶技巧の木製欄間。屋久杉を使って、伝統工芸士さんが作製されたらしい。(謎)

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店内はとても清潔感のあるすっきりしたインテリア。カウンター天板も床も大理石を使っていてお金かかってるけど、なぜこの色にしたのか意味がわからん(待合の黒白市松と合わんやろ)、天井照明が家庭的なシーリングライトだし、全体的に気を使っているようでいて実は味もそっけもないインテリアだけど、清潔感があるので良し。デザインなんかどうでもいいんだ、お料理が美味しければいいんだ。

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セットで付いてくるコンソメスープ。名物のポタージュスープはニンニクがたっぷりらしいので、ニンニクの入っていないコンソメにしました。ニンニク大好きよ、でも “ たっぷり ” って言われたら明日人に会うし、着物でニンニクくさいのヤバいし、やめた。(笑)

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アンガスステーキ 300g 。 赤身って感じのお肉で、ぐわっしぐわっし噛み締めていただきます。300gでもペロリと食べられました。これでスープとライスがついて1200円!

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特製ハンバーグ 300g 。 デミグラスソースも美味しくて、カットすると肉汁がじゅわ〜っと出てきて、ボリューミーなハンバーグ。これでスープとライスがついて1000円!

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サラダとか一切ありません。メニューはステーキとハンバーグとナポリタンのみ。その潔さがかっこいいですよね。余計なメニューを作らないことで原材料の無駄なコストをカットして、メインメニューをお安く提供してくれる、お客様想いのお店だとわかります。

お洒落さはゼロだけれど、綺麗なお店は女性一人飯もOKな感じ。大阪での安メシにはとても良いお店です。若いカップル、女性同士、男性同士、様々な人が集う人気がわかります。またガッツリお肉を食べたい時に行こう!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

京都【 伝統産業の日 2016 】ご案内

今年も3月に京都・伝統産業の日2016 が開催されます。この期間中は入場無料の施設や、京都市バス・京都市地下鉄の乗車料が無料になったり、各所で様々な着物で楽しめるイベントが開催されています。春の香りがする季節にどうぞ着物で京都へお越しくださいませ。

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【 伝統産業の日 2016 】

公式WEBサイト http://www.densannohi.com/

Facebook https://www.facebook.com/densannohi/

 

■実施期間:伝統産業の日(春分の日(年3月21日)を中心に、
      2016年3月13日~21日重点期間(※)とし約1ヶ月間開催。 

■実施エリア:岡崎・東山・西陣・室町 ほか市内一円

■主なイベント:
○「京の名匠 春秋会展」(3/19~21)
 京都市伝統産業技術功労者による伝統工芸品の展示会や実演を御覧いただけます。
○きものクラシックコンサート(3/21)
 きもの姿の方を京都市交響楽団のコンサートに無料で御招待します。
 (事前申込制)
○「伝統産業の日」inみやこめっせ―ふれあい館まつり―(3/19~21)
 伝統工芸品の制作実演や体験教室,舞妓舞台等を実施します。
○きものでおでかけ・入場無料(3/19~21)
 きもの姿の方は,京都市関連施設や文化観光施設の入場料が無料になります。
 (要入場無料券)
○きものでおでかけ・乗車無料(3/19~21)
 きもの姿の方は,市バス・市営地下鉄に無料で御乗車できます。
 (要乗車無料券 こちらを印刷 → http://densannohi.com/kimono-ticket.pdf  

 

 

2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~

毎年みなさま楽しみにされている 【 2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】 の詳細が発表されました!華やかな着物パーティーに参加されてみたい方はぜひどうぞ!

今年から会費がぐっとお高くなってます。場所は 祇園甲部歌舞練場  で素敵やねんけど、う〜〜〜ん、これなら他のいいレストランにお食事に行くか、4月にふつうに個人で 都をどり を観に行くな…。

 

 【 2016 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】

京都の伝統産業製品である日本酒や、フランス産を中心としたワインとともに京料理を食しながら、芸舞妓による踊りの披露や素敵な景品が当たる抽選会など、盛りだくさんの内容をお楽しみいただけます。

内容:(1)老舗料亭の花見弁当
   (2)日本酒、ワインの提供
   (3)琳派400年記念のお猪口での日本酒の提供
     (お猪口は全員にプレゼント)
   (4)芸舞妓による踊りの披露
   (5)抽選会(魅力的な京都の伝統産業製品を多数取り揃えています。)

日時:2016年3月13日(日)1部・2部入替制 
   1部:12:00~14:00頃 (11:00受付開始)
   2部:午後5時~午後7時頃 (16:00受付開始)
会場:八坂倶楽部(京都市東山区祇園町南側570ー2)2階
会費:8000円
定員:300名 (当日きものでご参加いただける20歳以上の方)
チケット:ローソンチケット(ローソン各店・Lコード:57516)
*1月15日~2月29日までの発売。定員枚数売切れ次第終了。

【八坂倶楽部】http://www.miyako-odori.jp/kaburenjyo/
祇園甲部歌舞練場内に建つ,国登録有形文化財(第26-0087号)の建物です。
2階には132畳敷きの客席と舞台があり,東面と南面からは四季を通して見事な庭園を眺めることが出来ます。※当日は,庭園で御自由に記念写真もお楽しみいただけます。

 

春の京都へ、ぜひお越しくださいませ☆

スマートフォン用ガイドブックもありますよー。
↓↓↓ 詳しくは下記のWEBサイトにて。

【 伝統産業の日 2016 】

公式WEBサイト http://www.densannohi.com/

 

【武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」展】ご案内

 

お友達の写真家・武藤奈緒美さんの写真展【「東京かわら版」500号記念 武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」展】が開催されます。武藤さんの人物写真はとても素敵なのです。

落語会情報雑誌「東京かわら版」噺家さんの撮影ではおなじみ。また着物雑誌「七緒」や上質なリサイクル着物では一番の「きもの青木」のウェブサイトのメインカット撮影でもご活躍で、着物撮影においてはピカイチ!(Love the Life のポートレート・勝野着物写真の撮影もお願いしています)

東京方面のみなさま、噺家さんの写真に会いに、ぜひぜひお運びくださいませ。

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会期:前期 2016年2月2日(火)〜2月14日(日)
   後期 2016年2月16日(火)〜3月6日(日)
   (前半は14日まで、後半は16日〜3月6日まで。2月15日は休み)
時間:9:00〜22:00 
場所:座・高円寺 B2F Galleryアソビバ 東京都杉並区高円寺北2-1-2

 

むーちょで候。 http://www.mu-cyo.com/

むーちょ写真日記 http://muucyo.exblog.jp/22228891/

 

合わせて第六回・高円寺演芸まつり(2/5 〜2/14)のイベントで「座・高円寺寄席」が2/13・14に開催されます。落語会と合わせて、ぜひどうぞ!期間中は連日落語会など演芸のイベントが目白押し!ぜひお着物で高円寺へ!

 

第六回・高円寺演芸まつり http://www.koenji-engei.com/2016/

座・高円寺寄席 http://za-koenji.jp/detail/index.php?id=1439

 

2016年 京都の落語会情報

いずれも江戸で大人気の落語家さんの京都での落語会。若干ですが、まだ残席あり!気になる方はお急ぎください!

柳家喬太郎 師匠の京都公演は、同じ週に大阪でのシークレットライブ落語会に行くため行きませんが、他の落語会には参ります。

特に 春風亭一之輔 師匠は超絶腹黒、抱腹絶倒間違いなしでオススメ!!!

 

柳家喬太郎 独演会@京都

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日時:2016年2月10日(水)18:30開場・19:00開演
会場:京都府立府民ホール アルティ
料金:前売¥3,600 (全席指定)
チケット:チケットぴあ/Pコード:446-599
     ローソンチケット/Lコード:52766
     他、セブンチケット

 

立川志らく 独演会@京都

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日時:2016年2月21日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都芸術センター 講堂
料金:前売り¥3,500 当日¥4,000(全自由席/整理番号順入場)
チケット:チケットぴあ/Pコード:447-365

 

桃月庵白酒 京都文博 噺の会 Vol.1

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日時:2016年2月28日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都文化博物館 6階和室
料金:前売¥2,500 当日¥2,800 (全自由席〈畳席〉)
チケット:チケットぴあ/Pコード:446-600
     ローソンチケット/Lコード:52770
     他、セブンチケット

 

■ 春風亭一之輔 春爛漫京都独演会

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日時:2016年4月3日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都府立府民ホール アルティ
料金:前売¥3,500 (全席指定)
チケット:チケットぴあ/Pコード:447-638
     ローソンチケット/Lコード:58720
     他、セブンチケット

2015.11.14. 人形劇と落語

東京時代からのお友達である、俳優・演出家である 大谷賢治郎 氏が大阪の人形劇団の演出を手掛けられた公演が京都であると聞き、初めての人形劇公演に行ってきました。

劇団は、大阪住之江区南加賀屋を拠点に活動する「人形劇団クラルテ」。
以前テレビでこの人形劇団を知り、とても魅力的な人形に興味を持っていたのです。それが 大谷賢治郎 氏の演出ですから、何があっても行きたくて。

公演名は「有頂天家族」。 http://uchoten-kazoku.tumblr.com/
原作は 森見登美彦 氏による日本の 小説 で、たぬきの家族が主人公の物語。

千年の都・京都。ここでは古来より、人に化けた狸と天狗が、人間に紛れて暮らしていた。
糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父であり、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎はある年の瀬、人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまった。
遺された息子たち「下鴨四兄弟」の三男で「面白く生きる」がモットーの矢三郎と、それを取りまく狸と天狗と人間たちの奇妙で多彩なキャラクターが繰り広げる奇想天外なコメディドラマ。
父の死に秘められた真実とは? そして長男・矢一郎は次期「偽右衛門」になれるのか?

最近ではTVアニメーションにもなっているそうです。 http://uchoten-anime.com/

 

入場前に 大谷賢治郎 氏と久しぶりの再会。記念写真をパチリ!

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東京時代に公演を拝見しに行って以来8年ぶりくらいでしょうか。お元気そうで(相変わらず男前!)お会いできてとても嬉しかったです。

最近ではご自身が主宰の劇団「Company ma(カンパニー”マ”)」を立ち上げられ、東京を中心に活動されています。とても素敵な演出をされますので、東京の方はぜひ機会がありましたらよろしくお願いいたします。

 

ロビーでは公演ポスターの原画展も。採用された原画以外にも公募で集まった秀作がたくさん展示されていました。

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公演終了後には、ロビーで人形と人形を操っている俳優さんが一堂にお客様をお見送りしてくださいました。

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舞台を客席から見ているだけではわかりませんでしたが、思った以上に大きな木彫りの人形です。この人形が行う早着替え、頭・手足の全ての動きの操作、台詞言い回しの全てをお一人で行われるのです。人形を動かしながら感情を込めた演劇を同時に行うなんて、劇団員さんたちすごいです!一つの人形を三人で遣う文楽人形とは大きく異なりますね。

子供の頃に何度か学校公演で観たことがある人形劇を今でもおぼろげながら覚えています。とても怖かったり楽しかったり、子供の感受性にはとてもいいと思うのです。お子様をお持ちのみなさま、機会を作ってぜひ大阪の公演に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

終演後、夜には京都造形芸術大学・春秋座 での 立川志の輔 独演会へ。

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 演目
・開口一番:「元犬」立川志のぽん
・一席目 :「ディアファミリー」立川志の輔
・一席目 :「柳田格之進」立川志の輔

 

馬鹿馬鹿しい「ディアファミリー」に抱腹絶倒、「柳田格之進」で涙涙に。久しぶりの 立川志の輔 師匠の落語、とても素晴らしかったです。

 

開場前の空き時間には食事をとるべく、Love the Life がデザインしたカフェへ行ってみました。

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休日に一般のお客様が 春秋座 の観劇前に利用されるのを初めて見たのですが、なんとなんとすごい人数の方が利用してくださっています。デザイナーとしてはこういうのが一番嬉しいのです。カフェをリニューアルして本当に良かったな。

 

春秋座 では、歌舞伎・狂言・能・日本舞踊・落語などの伝統芸能から、現代ダンス・演劇まで多岐にわたる公演が開催されています。見やすく小さめの箱で、とても良い劇場(歌舞伎の時は花道もできます)です。ご観劇の際には、ぜひLove the Life がデザインしたカフェを見てやってくださいませ。

 

芸能を満喫した、素敵な秋の一日でした。

 

2015.11.07. デザロンキョウトvol.19 華道遠州

隔月で開催される デザロンキョウト へ参加。

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第19回目となるデザロンは華道遠州・宗家・貞陽斎 芦田一寿人氏】をゲストにお迎えする会でした。

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今回はスライドによる華道の原点と歴史、華道遠州の成り立ち、華道遠州の他流派との違い、特徴的な活け方のスタイル事例、花を活けるということの意味、華道といけばなの違い、宗家の多岐にわたるご活動など、様々なお話を伺いました。詳細なトーク内容は、参加者のみの共有ということで掲載は省きます。未生流の源流も華道遠州なんですね〜。ほほ〜。

華道遠州 のウェブサイトは京都に来てしばらくした頃にデザロンで知り合った佐藤枝美さんからお聞きして拝見したことがあるものの、どのような特徴がある流派なのか、イマイチつかめないままでした。勝手なイメージとしては、花草木を他の流派以上に無理やり造形的に曲げて構築し、重厚かつ格式のある型を用いる流派なのかな、と。華道遠州=武家に似合う格式高く、ゴテゴテ威圧感のある難しい流派なのかな、と想像していました。

宗家から伺ったお話で、華道遠州は決して入門しにくい難しい流派ではない、ということがよく理解できました。日本古来の華道の技術を現代まで継承しつつ、華道遠州の「綺麗さび」ありつつ、現代の美も取り入れていく。確かに、他流派の作品とも比べてみましたが、宗家の作品の方がより美しく、完璧なる空間構成のモダンな作品だと感じます。教授陣の作品もちらっとウェブサイトで拝見しましたが、宗家の作品は最も洗練された美しさで素晴らしいと感じます。この空間構成のセンスは、宗家が大学時代に美大で空間演出を学ばれたからかもしれません。

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最後にはお花の生け込み実演が!
曲げたい部分の枝を数カ所小さなノコギリで三角形に切り、用意してある同じ木の破片「くさび」をカット部分に挟みながら観世水型に曲げていく。「くさび」を入れつつ、植物に必要な水がきちんと上がるようにする「くさび橈め」という独自の技術。昔の華道ではどの流派でも行われていた方法ですが、現代では手間がかかるため華道遠州以外の流派では行わない(教えない)方法だそうです。

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実演前の状態。

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実演後の完成形。なんてカッコいいのでしょうか!

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剣山ではない、コレはなんていうのでしょう?お花を挿してある小道具も流派によって違うのですね。

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「くさび橈め」技法による、流麗な観世水型の木枝。

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「くさび橈め」部分アップ。

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自然を超越する美しさを創造する「見立て」の世界感は、とても繊細で流麗で美しい!他の流派とちょっと違うことを納得。

華道を習いたいけれど、悩みます。華道遠州・宗家の場合、教えるときは師範のお弟子さんたちに任せっきりにせず、必ず宗家ご自身で細かく教えてくださるそうです。そう聞いたら、宗家直伝で習いたいと思うてしまう。池坊(先生はまだ未開拓)とどっちにするか悩むけれど、華道遠州もええな〜と、強く実感できた機会となりました。

池坊は華道の源流(仏花である立花から始まる)であるし、華道遠州は小堀遠州公の美意識「綺麗さび」を継承しているし、どっちかにすることは間違いないです。自分のお花生け込み(ちらっとかじった華道と、フラワーアレンジメントが混ざった自己流)の過去写真を見直すと、なんとダサくて野暮なのか。早く正統な華道を習いたい!小堀遠州公の美意識「綺麗さび」については、造園研究の先生方からもよく出る言葉で、小堀遠州公の作庭した庭は確かにどれも雅でシンプルで美しいのです。華道遠州、かなり魅力的。近いうちに入門しちゃおうっかな。

デザロンキョウト 主催者の皆様、華道遠州・宗家・貞陽斎 芦田一寿人様、貴重な会を誠にありがとうございました!

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華道遠州 http://kadouenshu.com/index.html
     http://kadouenshu.com/top.html