katsunoya » インテリアデザイン

カテゴリー : インテリアデザイン

2016.02.04. デヴィッド・ボウイ・イズ@大阪

先日1月10日、デヴィッド・ボウイの突然の訃報が世界中を震撼させ、いまだに悲しみでいっぱいです。

大好きなアーティスト、デヴィッド・ボウイの ドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」 を観るため夕方から大阪へ。1月下旬から全国で順次公開されているのだけれど、京都で上映されそうにないため、大阪の公開終了1日前に滑り込み。

 

映画の開演時間まで余裕があるので、久しぶりに大阪の下町らしい場所で食事をしたくなり、数年ぶりに「ねぎ焼きお好み焼き・福太郎」本店へ。

まるで今でも映画の世界のような昭和のまんまの猥雑な商店街から見える、 食事のデパート・味園ビル。もちろん キャバレー・ユニバース も健在。一度中にゆっくり入ってみたいのよね。ディープスポット。誰か キャバレー・ユニバース で着物イベント企画してくれへんかな?(使用料金かなりかかるから100人規模のイベントになる、個人企画は無理だわ)

160204-fukutaro01 160204-fukutaro02 160204-fukutaro03

 

本当は本店・本館の古い方で、鉄板のあるコの字型カウンターでいただきたかったのだけれど、この日は撮影が入っているためカウンターの一部を予約席にしているそうで、間一髪一組違いで入れず別館にて。

 

タコポン酢 お好み焼きが焼きあがるまで20分程度かかるので、お酒の肴に。

160204-fukutaro04

 

牛すじねぎ焼き(右)と豚玉(左)

160204-fukutaro05 160204-fukutaro06 160204-fukutaro07

 

焼きそば 太麺でジューシーで美味しい。

160204-fukutaro08

最もスタンダードなものをいただき、腹八分目、サクッと1時間で満足。

 

夜景の 味園ビル 

160204-fukutaro09 160204-fukutaro10

 

 

映画館のある なんばパークス まで移動。もうできて何年も経つけど、なんばパークス には初めて入りました。

映画までまだ少し時間があるので、なんばパークス内の「アンティコカフェ アルアビス」でお茶。木と大理石が多用されたインテリアは、重厚感あふれ、ちゃんとイタリアのバールの空気感に近いしつらえ。なかなかにコストかかっています。

160204-anticocafe01 160204-anticocafe02 160204-anticocafe03 160204-anticocafe04 160204-anticocafe05 160204-anticocafe06 160204-anticocafe07 160204-anticocafe08160204-anticocafe09 160204-anticocafe10

エスプレッソベースのドリンクも安いし美味しいし、ジェラートも美味しいし、お隣にあるスタバなんか行かんと絶対こっちが正解。今度はエクレアやケーキ(安いねん!)もいただいてみよう。

 

 

で、映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」です。

160204-DB01

基本的にはイギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で2013年から始まったデヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』の宣伝を兼ねた映画でした。広報用に作られているため、感情移入するほどの感動はなかったのだけど、デヴィッド・ボウイの子供時代のこと、若かりし頃の美しさと往年の美しさ、クリエイティブの素晴らしさなど、随所に心に染みる部分もあり、観られてよかったなと思います。

デヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』は、2017年春に日本巡回決定!詳細が発表されるのを楽しみに待ちましょう。

160204-DB02

 

 

終演後、京都に戻って小腹が空いたというヤギの声で 門扇御池店 へ。いつも真夜中に美味しいものをいただけ、感謝です。

160204-monsen01 160204-monsen02 160204-monsen03 160204-monsen04

 

 

2016.01.30. 本町キモノフリマ新年会

遅ればせながら、昨年秋の本町キモノフリマの打ち上げ兼新年会を開催しました。

お店はビストロノミー「DUMAS(デュマ)」@大阪・渡辺橋にて。レトロな近代建築「ダイビル本館」の中にあるレストランです。いつもの集まりでは和食が多いので、今回は「素敵な空間で洋食にしよう!」ということで、幹事のケロタンさんと一緒に探してこのお店にしました。

160130-dumas01

シンプルなヨーロピアンテイストのインテリアデザイン。やりすぎない、でもフランスのエッセンスは感じられるインテリアデザインに好感が持てる、素敵なお店でした。

160130-dumas02 160130-dumas03 160130-dumas04 160130-dumas05 160130-dumas06 160130-dumas07 160130-dumas08 160130-dumas09 160130-dumas10

 

新年会なので、贅沢でお得なフレンチのランチコースをいただきました。

160130-dumas11 160130-dumas12 160130-dumas13 160130-dumas14 160130-dumas15 160130-dumas16

 

ビジネス街のため土日は少し人が少ないおかげで、お店もゆったりとした休日の空気。お店のスタッフの方々の気遣いも居心地よく、とってもゆっくりと過ごさせていただけました。みなさまの着物写真撮影をしたり、わちゃわちゃとおしゃべりしたり、とても楽しいひとときでした!素敵なお店なので、また何かの機会に伺いたいと思います。

160130-dumas17 160130-dumas18 160130-dumas19 160130-dumas20

ビストロノミー DUMAS(デュマ)
大阪府大阪市北区中ノ島3-6-32 ダイビル本館2F
電話:050-5872-7838 (予約専用番号)
   06-6136-5008 (お問い合わせ専用番号)
営業時間:ランチ 11:30~14:00(L.O)/ディナー17:30~21:00(L.O)
定休日:月曜日

 

ダイビル本館 のお写真を。
美しい近代建築をことごとく破壊していく大阪(阪急梅田駅コンコース、旧大阪そごう心斎橋店、大阪大丸心斎橋店など)にあって、建物の外部と一部のインテリアを保存しつつ、現代的なビルとして建築しされた ダイビル本館 は素晴らしいですね。

160130-daibiru01 160130-daibiru03 160130-daibiru02 160130-daibiru04 160130-daibiru05 160130-daibiru06 160130-daibiru07 160130-daibiru08 160130-daibiru09

 

新しい部分の環境のインテリアデザインは、もっとクラシカルにゴージャスにできなかったのか?とインテリアデザイナーとしてはちょっと中途半端で不満は残ります…。あとね、サイン計画がダメすぎて、京阪・渡辺橋駅地下からアクセスする方には全くわからない大失敗のサイン計画やと思います。表層のお洒落っぽさをだけを気取ってて、施設の案内がわかりにくいっていうの、デザイン上はダメやと思います。日本てサイン計画がほんまに下手っぴやな〜と思う今日この頃。

160130-daibiru10

 

さて、今年の春も 本町キモノフリマ を開催することに決定しました。日程は2016年5月1日(日)の一日開催です。みなさま、スケジュール帳に記録してくださいね!詳細は後日 WEBサイト とSNSで3月中頃にお知らせします。どうぞお楽しみに!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.25. 京都お散歩日記 太秦〜東山

嵐山 を満喫した後、太秦天神川まで移動。京都dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展へ。

 

■京都 dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展

 http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

160125-asaba01

嵐山から太秦天神川へ移動氏、京都dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展 へ。大好きなグラフィックデザイナー・浅葉克己 氏。京都で浅葉氏の展覧会が観られる機会は貴重なので、ぜひとも観に来たかったのです。

感想は、素晴らしい!!!パソコンなんかに頼らない、ほとんど全ての文字、レイアウト構成を手で行う浅葉氏の感覚の鋭さを思い知った展覧会。グラフィックデザイナーはもちろん、デザインに関わる全ての人が観るべきだと思います。完成したビジュアルでは完璧に美しく見える文字も、原稿は全て手書き。だからこそ、繊細さの中に他に比較できない強さがあるのだと思います。

 

ギャラリーエントランス。浅葉克己 氏等身大マネキン!衣装はイッセイ・ミヤケ。

160125-asaba02 160125-asaba03 160125-asaba04

 

会場内は映像以外は全て写真撮影OKという太っ腹。dddギャラリー、ありがとう!一部作品を紹介します。

展示は 浅葉克己 氏の長きに渡る広告作品・ポスターが一堂に。

160125-asaba05 160125-asaba06160125-asaba07 160125-asaba08 160125-asaba09 160125-asaba10 160125-asaba11 160125-asaba12 160125-asaba13 160125-asaba14 160125-asaba15 160125-asaba16

 

浅葉克己 氏の日記全集。

160125-asaba17

 

三島由紀夫写真集「薔薇刑の装丁デザイン。外箱タイトル「薔薇刑」の文字は、リノリウム素材を手彫りし版木とし、道路工事に使うローラーでプレスしたようです。(バカだねー)

160125-asaba18 160125-asaba19 160125-asaba20 160125-asaba21 160125-asaba22 160125-asaba23 160125-asaba24

 

今までのグラフィック作品をコラージュしたパネル。過去に使ったほんまもんの原稿や素材の原本が貼られてる!こんな美術館に保存すべき重要品を貼っちゃって、えええのん!?

160125-asaba29 160125-asaba30 160125-asaba31 160125-asaba32 160125-asaba33 160125-asaba34 160125-asaba35

 

そしてトンパ文字の掛け軸。この掛け軸の製作方法がすごいのです!これは会場内のムービー(30分)をしっかり観てください!!!

160125-asaba36 160125-asaba37 160125-asaba38

会期は3月19日(土)まで。ぜひぜひお時間を作ってお運びください。

「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展
会期:2016年1月15日(金)〜2016年3月19日(土)
時間:11:00〜19:00(土は18:00まで)
休日:日曜日・祝日
料金:無料
場所:京都dddギャラリー 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
URL:http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

 

 

■熟成肉 中勢伊「月 (にくづき)」

 http://www.kyotonakasei.jp/nikuduki/

 

京都dddギャラリーを閉館時間まで1時間半じっくり拝見した後はお腹空いた〜。地元に戻り、新規開拓で熟成肉の 京都中勢以 (本店は伏見)が運営する「月 (にくづき)」@東山白川沿いへ。オープンして間もないのですが、じわじわと雑誌にも載り始め話題になりつつありますが、月曜日の夜だからかお電話したらすんなり入れました。

三叉路の変形区画を活かした左官と木材のインテリアは 森田一弥 氏のデザイン(2015)。完成写真と記事はこちら

160125-nikuduki01 160125-nikuduki02 160125-nikuduki03

こちらのお店のメインメニューは、熟成肉を使ったハンバーグステーキ。他にメンチカツ、コロッケ、焼きしゃぶ、ビーフシチューなど。それら一品に+500円でごはん・スープ・サラダをセットにして、定食としてリーズナブルに熟成肉が味わえるシステム。

まず外せないのはハンバーグステーキでしょう、ということで、1日10食限定の熟成牛肉100%のミンチステーキ。粗挽き肉のハンバーグです。

160125-nikuduki08 160125-nikuduki09 160125-nikuduki10

 

コロッケ 塩ちょっぴり、だけで食べるのがベスト。

160125-nikuduki04

 

メンチカツ こちら塩ちょっぴりかそのままで食べるのがベスト。噛めば噛むほどお肉の旨味がじわじわと口に広がります。

160125-nikuduki05 160125-nikuduki06 160125-nikuduki07

ドリンクは日本酒が一押しみたいです。しかし、お肉の味が繊細なので、日本酒さえ邪魔しそうな感じ。一通りお肉を味わってから、小さな一品を追加してゆっくりお酒を味わうのがオススメです。ハンバーグやメンチカツは100g〜300gまでいろいろ大きさを選んで注文できます。お腹の具合に合わせて、人数に合わせて、食事か呑みか、場面によって使い分け可能なメニューはうれしいです。岡崎エリアからも祇園からも三条からも近く、これからいろんな場面で使う予感満載の素敵なお店発見!いいお店だ!!!

 

京都 中勢以 「月 (にくづき)」
営業時間:昼11:00〜15:00(14:30 L..O.)
     夜17:00〜23:00(22:00 L..O.)
定休日:不定休(お肉の仕入れ状況によって)
*確認したところ、今の所、定休日は毎週水曜日。木曜日はランチのみお休み、だそうです。お肉の仕入れによって変動もあり得るため、行かれる予定の前に一度お電話でご確認ください、とのこと。ランチ予約も可能です。

 

東山界隈もロームシアター京都など新しいお店が増えつつあります。行っても行っても終わらない、京都の奥深さ。毎日観光です。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.25. 京都お散歩日記 嵐山

今年の冬は雪が一度も降らず暖冬だと思っていたら、大寒波が日本列島を覆う数日。沖縄や台湾でも雪が降ったとか。京都市内も雪はほとんど降らずとも、気温が零下になるとても寒い日。寒いからこそお出かけの人も少ないだろうと、平日に嵐山散策へ。

 

■世界遺産 臨済宗禅刹・天龍寺 http://www.tenryuji.com/

初めての 天龍寺 へ。世界遺産なんですよね〜。

160125-tenryuji01160125-tenryuji02

天龍寺 の広大な敷地にはたくさんの塔頭もありますが、目指すは天龍寺・大方丈と、史蹟・名勝指定の「曹源池庭園(そうげんちていえん)」。

「曹源池庭園」は、中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園。

庫裏ファサード。ここから拝観料を払って入場します。

160125-tenryuji03

庫裏玄関に展示されているだるま絵。

160125-tenryuji04

 

庫裏を抜けて小方丈(書院)へ。小方丈(書院)の座敷。小方丈なのに、広い広い!

160125-tenryuji05

小方丈(書院)座敷から「曹源池庭園」を望む。

160125-tenryuji06160125-tenryuji07

小方丈(書院)西側庭園。石積みの景色と苔が美しく、春と秋はさぞや素晴らしいことでしょう。手水鉢の水面が凍っていました。南天の赤い実が一粒。

160125-tenryuji08 160125-tenryuji09 160125-tenryuji10

 

小方丈(書院)を抜け、回廊を通りながら、茶室・祥雲閣・甘雨亭(しょううんかく・かんうてい)を望む。

160125-tenryuji11 160125-tenryuji12 160125-tenryuji13 160125-tenryuji14

 

回廊を通り、多宝殿(たほうでん)へ。蔀戸!
後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂で、前に拝堂をもち、後ろの祠堂とを相の間でつなぐ。入母屋造の屋根とも調和し、中世の貴族邸宅を思わせます。

160125-tenryuji15 160125-tenryuji16 160125-tenryuji17 160125-tenryuji18

 

大方丈へ。

160125-tenryuji19 160125-tenryuji20

大方丈・東庭。

160125-tenryuji21 160125-tenryuji22 160125-tenryuji23 160125-tenryuji24

大方丈・内部。

160125-tenryuji25 160125-tenryuji26 160125-tenryuji27 160125-tenryuji28 160125-tenryuji29 160125-tenryuji30

 

「曹源池庭園」へ降り立ちます。水に映し出される山並みのラインがなんとも美しく。いやー、素晴らしいの一言ですな。

160125-tenryuji31 160125-tenryuji32 160125-tenryuji33 160125-tenryuji34 160125-tenryuji35 160125-tenryuji36 160125-tenryuji37

 

多宝殿の奥には庭園「百花苑(ひゃっかえん)」があり、季節の植栽もいろいろありそうです。紅葉としだれ桜がたくさん植えられており、これは春と秋はすごいことになりそうです。今年は何度も 天龍寺 に来てみなくては!

160125-tenryuji39 160125-tenryuji40 160125-tenryuji41 160125-tenryuji42

 

 

■%アラビカ京都 嵐山 http://www.arabica.coffee/

天龍寺 の後は、%アラビカ京都 嵐山店へ。インテリアデザインが秀逸な高台寺下にある東山店(向かいには 大塚呉服店 京都)の方には、祇園界隈で散策するときにいろんな人をお連れしていますが、昨年嵐山店ができたということでリサーチへ。

渡月橋交差点から嵐山の眺望を眺めながら、大堰川の北側の小道を西へ80mほど進みます。

160125-togetsukyo01 160125-togetsukyo02

 

大きな敷地の一部を借りて、建築から建てちゃってます。木造在来軸組工法の建築で、外観は白漆喰塗り回し。屋根は本瓦葺きと一部銅版葺き。

160125-arabica01 160125-arabica02 160125-arabica03 160125-arabica04160125-arabica12 160125-arabica13 160125-arabica14

建築外部のベンチの納まりもおもしろいな〜。スチールで本体ベースを一体成形したものを建築に固定し、その上にモルタルを40mm厚ほど現場仕上げています。そりゃ使っていくうちに振動でひび割れしてくるわ。それを承知の上でやっちゃってるのが、すごい。無茶するわ〜。

160125-arabica05 160125-arabica06 160125-arabica07 160125-arabica08 160125-arabica09 160125-arabica10 160125-arabica11

 

エントランス階段に、ロゴマーク「%」文字をコンクリートに銅板を象嵌で。

160125-arabica15

 

インテリアも許可を得て、たくさん撮影させていただきました。店舗は焙煎スペースと、コーヒーキッチンスペースのみ、最低限のしつらえという潔さ!なんじゃこの格好良さ!!!

入口右手は焙煎スペース。

160125-arabica16 160125-arabica17

キッチン周りの腰壁+カウンター一体型造作は、東山店と同じく現場テラゾー磨き仕上げ。二槽シンクはステンレス白焼付け塗装のオリジナルをはめ込んで、徹底してホワイトに統一。キッチン内はカウンター下にコールドテーブル1台、カウンター上にエスプレッソマシーンとコーヒーミル2台のみ。

160125-arabica20160125-arabica21

 

キッチン越しの、この眺望の良さ!!!

160125-arabica22 160125-arabica23

キッチン上の彫り上げ天井内に換気口と空調吹き出し口!

160125-arabica24

 

キッチンへの出入りは、一旦外のテラス(テーブルとベンチがありますが客用の座席ではありません)に出てから入る仕組み。この割り切り方が、ほんまものすごいな〜。

160125-arabica26

お一人でオペレーションされているので、嵐山店ではドリップコーヒーはなく、エスプレッソ系のみ。

160125-arabica25 160125-arabica27

店内にイートインできる席はありません。基本テイクアウトのみで、建物外のベンチで渡月橋と大堰川(おおいがわ)を望む絶好のロケーションでどうぞ。

160125-arabica28

 

%アラビカ京都 嵐山
京都符京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ番場町3-47
営業時間:8:00〜18:00
定休日:不定休

 

 嵐山を満喫した後、太秦天神川へ。★★★

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.20. 京都造形芸術大学で講義

1年ぶりに 京都造形芸術大学・環境デザイン学科 でインテリアデザインの講義を行ってきました。

基本的には勝野がインテリアデザイナーになったきかっけや経緯、Love the Life を立ち上げた経緯、Love the Life で行ってきたインテリアデザインの活動、インテリアデザインの楽しさ、などを1時間ちょっと原稿無しでしゃべくってきました。

対象になる学生さんは、建築・ランドスケープ・インテリアを学ぶ2回生。果たして、インテリアデザインの楽しさを伝えられたかどうか。少なくとも、 Love the Life のインテリアデザインはカッコいい中にどこか必ず “ アホ ” な部分が盛り込まれている、デザインに “ アホ ” は欠かせない、ということは伝えられたかな、と思います。

残念なのは時間切れで、大学のCafe……(名なしカフェ)のデザインについて解説できずに終わってしまったこと。ここ数年講師としてしゃべる機会がめっきり減っているため、しゃべりがかなり下手っぴになっています。時間配分すっかり忘れて、しゃべくりました。…反省です。機会がまたあるなら、きちんとデザインコンセプトの考え方をより深く伝えられるようにしたいと思います。

久しぶりに教壇に立ちたいな。

 

授業終了後、ヤギと大学近所のレストラン&カフェ「猫町」で一服しつつ、反省会。

160120-nekomachi01160120-nekomachi02 160120-nekomachi03

 

2016.01.19. 京都お散歩日記「ロームシアター京都」

夕方から近所お散歩。今年1月10日にグランドオープンした、旧・京都会館(建築設計:前川國男)「ロームシアター京都」へリサーチに行ってきました。

 

■ロームシアター京都 建築全体

 

ロームシアター京都
http://rohmtheatrekyoto.jp/

 

建築家・ 前川國男 氏設計の1960年に誕生したモダニズム建築、旧・京都会館。プロジェクト検討段階では、立て直しをするのか、前川國男 設計の建築を残して改築すべきなのか、京都市民と専門家を交え10年間も討論が重ねられてきました。ラヴザライフの考えは、中途半端に 前川國男 建築を残すならば、谷口吉生 氏(猪熊弦一郎現代美術館/東京国立博物館・法隆寺宝物館/京都国立博物館・平成知新館など)や 前川國男 の最後の直弟子である 横内敏人 氏など、洗練された美しい建築を設計できる建築家に依頼して一から新しく建て直すべき、と考えていましたが、京都市の結論としては 前川國男 建築を残す改築計画と決まりました。

オペラ公演を開催可能にする現代的な舞台設備を新たに設置するため、既存建築上部(北西角・メインホール上部)に大きな出っ張り部分がつく結果となりました。これが岡崎の文化ゾーンの統一された建築高さを破壊することとなりました。一般の方が見る分には大して気にならないかもしれませんが、建築的な視点で見ると、岡崎の美しい景観を破壊する行為なので、地下を深く掘るなどして全く新しい建築を高さを守りながら建て直すべきだと思います。

ま、結果、出来ちゃったものは仕方がないので、どんなものなのかリサーチ。

 

夕暮れの外観

160119-rtk01 160119-rtk02

 

建物南面

160119-rtk03 160119-rtk04 160119-rtk05 160119-rtk06 160119-rtk07 160119-rtk08 160119-rtk09 160119-rtk10 160119-rtk11 160119-rtk12 160119-rtk13 160119-rtk14

 

建物東面

160119-rtk15 160119-rtk16 160119-rtk17

 

1F 蔦屋書店前テラス 昔のままを復刻したレンガ床

160119-rtk18 160119-rtk19

 

メインエントランスとピロティ

160119-rtk20 160119-rtk21 160119-rtk22 160119-rtk23 160119-rtk24 160119-rtk25 160119-rtk26

 

ピロティと広場からメインホール方向を見る

160119-rtk27 160119-rtk28

 

サウスホール近景

160119-rtk36 160119-rtk37

 

サウスホール・ロビー

160119-rtk38 160119-rtk39
サウスホールのロビーにあった陶板装飾壁の作品が一切合切なくなっているのが残念です。作品が素晴らしかったのでどこかに移設されたならいいのですが、陶板装飾壁を残しつつモダンなデザインで考えられたんじゃないか、と思います。
また建築全体に六角形の亀甲文様が用いられているのですが、ロビーの新しい椅子が五角形なのが残念。五角形で梅の花を見立てているようですが、ここは梅の花をモチーフに感じさせつつも六角形で統一すべきでしたね。壁面のカラーも前川國男建築を活かすならば、真っ赤な壁面にしたな、私なら。

ホール内部は、何かのイベントで中に入れた時にまたレポートします。

 

パークプラザ ピロティ側エントランス

160119-rtk29 160119-rtk30 160119-rtk31 160119-rtk32 160119-rtk33 160119-rtk34 160119-rtk35

施設内部のトイレは真っ白けっけのケミカル素材のみの構成で、普通すぎておもしろくなかったのが残念。もう少しインテリアに気配りが入っていたら良かったのにな。

 

■京都岡崎 蔦屋書店+スターバックス(1F/書店&カフェ)

 パークプラザ1F

 

京都岡崎 蔦屋書店
http://real.tsite.jp/kyoto-okazaki/

 

南側エントランス

160119-ots01

東側エントランス

160119-ots02

パークプラザ・内部エントランス

160119-ots03 160119-ots04

 

インテリア

160119-ots05 160119-ots06 160119-ots07 160119-ots08 160119-ots09 160119-ots10 160119-ots11

蔦屋書店の本の編集はなかなか良い感じです。アート本、京都本、日本文化の本、食の本、民俗学の本、日本の歴史本など、様々な切り口で各コーナーごとにこだわった厳選された編集がなされていますので、楽しく店内を回れます。店内をぶらぶらしているうちにふと気がつく読んでみたくなる本を見つけられる書店になっています。英語本コーナーも充実していますし、ギャラリースペースでは厳選された伝統工芸品の販売もされていますので、観光客や外国の方にはとても買い物しやすい場所となるでしょう。京都市内の大きな本屋さんより人が少なく、厳選された書籍をゆっくり見られますから、アートや芸能好きの方にはとてもいい書店です。口コミでそのうち人気が出てくるだろうと思います。

スターバックスは店内の席数はかなり少ないです。建築外部のお席は多少ありますが、店内は限られていますので、一般の方に認知されだすと人が多くなり使いづらくなるかもしれません。お散歩時にドリンクテイクアウトに使えるのはとてもありがたいですね。

 

■京都モダンテラス(2F/カフェ&レストラン)

 パークプラザ2F

 

京都モダンテラス
http://real.tsite.jp/kyoto-okazaki/floor/shop/kyoto-modern-terrace/#
http://www.cafecompany.co.jp/brands/kyoto_modern_terrace/index.html

 

2Fへのアプローチ
1F蔦屋書店南側エントランス入ってすぐ右側に2Fへの階段があります。

160119-kmt01 160119-kmt02

階段壁面に使用されている六角形亀甲文様のタイル

160119-kmt03 160119-kmt04

 

レセプション・ウェイティングスペース

160119-kmt05 160119-kmt06 160119-kmt07 160119-kmt08

 

レストラン・メインダイニング インテリアデザイン

160119-kmt09 160119-kmt10160119-kmt11

 

バースペース

160119-kmt14 160119-kmt15 160119-kmt16 160119-kmt17 160119-kmt018 160119-kmt19

 

その他ソファ席など

160119-kmt20 160119-kmt21 160119-kmt22 160119-kmt23

インテリアデザインはとてもよくできています。ウェイティング、オープンキッチンとメインテーブル席、ソファー席、バーカウンター席など、そつなく各スペースを構成しあり、ゾーニング計画がとても上手くできています。

インテリアデザインを担当された方をお店のマネージャーさんに確認しました。運営母体はWIRED CAFE、伊右衛門サロン京都などを運営している、カフェ・カンパニー株式会社 。インテリアデザインはもともと カフェ・カンパニー に在籍していて現在は独立された、女性のインテリアデザイナー/菊嶋かおりさんだそうです。まだ30歳前後とお若い方なのに優秀ですね。WIRED CAFE、伊右衛門サロン京都のインテリアデザインは全く良いと思ったことがないのですが、習作を重ねられて力をつけてきていらっしゃるのでしょう。これから要注目のデザイナーさんです。

ホテルのメインダイニングのような高級感もありつつ、カジュアルにも使いやすい雰囲気。天高を活かした照明器具や装飾のバランス。

 

せっかく来たので、リサーチのためお夕食をいただきました。

自家製きずし 林檎と生姜のソース

160119-kmt24

玉葱と西京味噌のポタージュ

160119-kmt25

12品目の野菜のスパゲッティー

160119-kmt26

豪州黒牛と茶味豚の薪焼きハンバーグステーキ

160119-kmt27

季節のフルーツタルト、コーヒーアメリカーノ、白餡クリームのせ水出しコーヒー

160119-kmt28

お味の方は、お料理に関してはどのメニューもこだわりの素材の味を生かし、とても美味しかったです。ドリンク類は特にコーヒー類はイマイチです。水出しコーヒーと謳いつつ、あまりいいお味ではなかった(酸味強めで業務用の水出しコーヒーパックの味?)です。エスプレッソマシーンは上級機種が入っているので、エスプレッソやカプチーノにするのがベスト。デザートはまあ普通。京都って、個人オーナーさんがやっている小さなカフェでもデザートとコーヒーの美味しいお店が多いですからね。高いお値段取りつつ、東京並みの味では、京都では勝負できないと思います。(これやったらスタバで我慢する/スタバも美味しないけれどね…)お料理が美味しいだけに、デザートとコーヒー類はもっと頑張っていただきたい。

メニューの単価は割と良心的なのですが、アラカルトでデザートとコーヒーまで頼んだら、京都価格としては結構お高くなりました。ディナータイムは多分サービス料が10%つくのだろうと思います。お肉などのメインメニューにご飯セット(+400円)をつけて定食にしていただくとか、フードはそこそこにしてお酒を楽しむとか、場所代と考えればホテルのレストランよりは安いので、使い方次第ですね。

 

■総括

いろいろありますが、建築上部の出っ張りを気にしなければ、施設全体としてはシンプルな設計で好感が持てます。コンビニも無く、美術館の閉館後に立ち寄れる雰囲気の良いカフェもあまり無かった岡崎エリアにとって、とても利便性の高い施設になっています。

ファミリーマートも蔦屋書店+スターバックスも朝8時から22時までやっていますので、朝夕の散歩でも使えますし、図書館や美術館の開館時間前後にも立ち寄れます。ホールで観劇後に夜遅くまで食事やお酒に利用できるレストランがあるのは、とてもいいですね。このような施設は京都には今まで無かったので、これからロームシアター京都で行われるイベントには重宝されるだろうと思います。

少し離れないと何も無かった岡崎エリアの中心部に、この施設ができたことは街のポテンシャルがぐっと上がり、ご近所住人としてはうれしい限り。日によって、時間によって、人の集まりが様々でしょうから、これから長きに渡ってどのように継続していくか、しばらくの間は試練と模索が続くだろうと思いますが、耐え抜いて、息の長い施設になってくれることを願います。

 

もうすぐ京都国立近代美術館では「志村ふくみ ―母衣(ぼろ)への回帰―」展 が、細見美術館では「春画」展 が始まります。みなさま、岡崎の美術館へお越しの際には、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。

 

今度は昼間に行ってみまーす!

 

2016.01.09. 「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展へ

家族ミッションも兼ねて、会期終了間近の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ。

家族ミッションは久しぶりに神戸の実妹とお茶しながら近況報告すること。

ランチを兼ねて、ラブザラにとって神戸でデフォルト決定の、熟成珈琲と銅板手焼きホットケーキの店サーティーサードコーヒー」さんへ。

160109-33coffee01 160109-33coffee02

 

ホットケーキ・クラッシック

こちらは定番だけれど、頼まずにはおられない美味しさ。パリッと銅板で焼かれた香ばしい表面に、中からふわっとしつつシッカリしたスポンジ。バターの風味とシロップの風味が合わさり、至福のお味。関西のホットケーキでは一番美味しいと思います。

160109-33coffee03 160109-33coffee04

 

旬のフルーツのホットケーキ

遠方から足を運ぶ価値アリアリの素晴らしい究極のホットケーキ!今月の旬のフルーツのホットケーキは、神戸の甘い宝石「太山寺いちご」!果物の中で一番大好物が苺なんですよね。昨年も気になりつつ苺の季節に 33コーヒー さんに来れなかったので、もうこれは絶対にいただくしかない。

見て、このビジュアル!

160109-33coffee05 160109-33coffee06

テーブルに運ばれてくるなり漂うほんわか甘〜い香りに興奮MAX!酸味の全く無い優しい甘さの苺。大粒でツヤツヤ。サクッという食感に、新鮮さそのものを感じます。この苺が何粒もふんだんに使用されて、ホットケーキの間にもスライスされたのが挟まっていて、大満足!

 

近況報告長くなるついでにオーダーした、ミックスジュース。安心のクオリティの関西版ミックスジュース。

160109-33coffee07

コーヒーもオーダーごとにサイフォンによる一杯だて。しっかりボディのコーヒーもとても美味しいのです。コーヒーがしっかりしていて、ホットケーキが日本の最高峰クラスですから、たまりませんわ!(いつもホットケーキで他のメニューを頼めない/笑)

 

3時間喋り続けて妹とお別れして、神戸ファッション美術館 へ。神戸ファッション美術館 は着物での来場者は無料になります。電車賃かけても来る価値ありの充実した展覧会がいつも開催されています。内装や家具のデザインは 内田繁 大先生だしね、いつ来ても満足ですよ。

160109-isyoemaki02

「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 は、古墳時代から江戸時代末期までの日本の衣装(昭和初期に全て復元したコレクション)が一堂に展示される、衣装好きにはたまらない貴重な展覧会でした。古墳時代の装束は初めて拝見しましたが、現在では希少な羅織り紗織りの薄衣を重ね着し、とても奥ゆかしくも愛らしいお衣装が何パターンも展示され感動しました。そして、奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜桃山時代〜室町時代〜江戸時代前期〜江戸時代後期へと続き展示されています。日本の時代装束の実例と変容・移り変わりを、すべて実例で展示されているので、とてもわかりやすく理解できました。貴重なコレクションを観ることができて本当に良かったです。

 

美術館を終えた後は、大阪へ。JA Laboratry と Love the Life の合同新年会(総勢5名)を、昨年12月にオープンしたばかりの阿波座・ポルトガル料理「カーザ・ダ・アンドリーニャ」にて。JA Laboratry 東さんデザインのお店に行きたかったので、お忙しい中無理やりお誘いして実現。

160109-cda01 160109-cda02

構造用合板を使用した簡素な内装に、ポルトガルの国旗カラーの緑色と赤色が壁面に配置され可愛らしい内装。

160109-cda03

壁の上の方には店名=ツバメということで、ツバメさんのオブジェが!可愛い!

160109-cda04

今は惜しまれつつ閉店してしまった「ポルトガリア」譲りの本場のポルトガル料理のお味に舌鼓。どれも美味しゅうございました。

160109-cda05 160109-cda06 160109-cda07 160109-cda08 160109-cda09 160109-cda10 160109-cda11 160109-cda12

 

極め付けは、ポルトガルトいえばエッグタルト!!!中からクリームがじゅじゅわ〜〜〜と。熱々でめっちゃ美味しい!これは2個は食べられるな。今度は欲張って2個頼もう。(笑)

160109-cda13

アットホームなサービスにとても居心地の良いお店でした。四ツ橋本町からほど近く、人も少ないエリアですが、充実のワインが夜遅くまで楽しめるお店とあって、この日は正月明けの連休なのに店内は満席でした。またお伺いしたいと思います。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.08. ゑべっさん履物買い出しツアー01

Facebookでのみ告知しておりましたが、ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾に行ってまいりました!

京都ゑびす神社 は毎年1月8日〜12日の期間に十日戎が開催されます。その期間に合わせて、京都の老舗和装履物店「伊と忠」さんでお履物のセールが開催されるのです。

雨も降りそうな曇り空の鴨川・四条大橋を渡り、ウィリアム・ヴォーリズ設計の東華菜館の前を通り過ぎ。

160108-kamogawa 160108-toukasaikan

 

開店時間をちょっと過ぎてから、ゆっくり目に店頭へお邪魔してきました。

160108-itochu01 160108-itochu02

事前チェックで欲しかったお草履は、セール品では出ていなかったのが残念。しかーし、思ってもいなかったお色目のお草履に出会いあり!何色かは内緒。現在、手持ちのカッチョいい鼻緒(黒田商店さんでいただいた刺繍鼻緒)を台に誂えで挿げていただいているので、できあがったらまた後日レポします。

他の和装履物店では絶対に無い、珍しいお色があるのが 伊と忠 さんのおもしろいところ。ずっと履物は東京の 長谷川商店 さんでお世話になっていますが、ここ3年は 伊と忠 さんで東京でも大阪でも出会えない素敵なお色に出会ってしまい、ちょこちょこっとお履物をいただいています。本当に 伊と忠 さんのお履物は他と違う、京都色の素敵なお品がいっぱいなのです。毎回セールでしかお世話になっていなくて、大変心苦しいのですが…。

そして、自分の買い物が終わり興奮冷めやらぬところ、大阪の着物友達Mちゃんと合流。初めてのご自分草履を探すべく、私も同行。今まではお母様のお履物を借りてらっしゃるとのこと。これからお着物をたくさん着ていくにあたり、最初の一足目をお選びになられました。Mちゃんのお気に召すお履物との出会いありで、何にでも合わせやすいお色目と鮮やかなお色目と、二足GET!

 

買い物の興奮を冷まそうと、予約していた 美々卯祇園店 さんへランチに。

美々卯御膳 をいただきました。たくさんの小鉢料理に天ぷらとおうどんも付いてくる、華やかで女性には嬉しいメニュー。

160108-mimiu01 160108-mimiu02 160108-mimiu03

Mちゃんとは久しぶりにお会いするので、いろいろ近況報告。美々卯さんも混んでいなかったため、ゆっくりと過ごさせていただきました。

 

せっかく京都までお着物でお越しになられたし、もう買い物はいいよね〜(二足もGETしたので十分満足した)と、お寺&庭園巡りへ。時間もあまりないので、近場の 南禅寺 へご案内。

冬の 南禅寺 はほとんど人がいなくて快適!三門(重要文化財)どどーん!

160108-nanzenji01

 

南禅寺・法堂

160108-nanzenji02

 

南禅寺・本坊

160108-nanzenji03

 

南禅寺・方丈庭園。小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。

160108-nanzenji04 160108-nanzenji05

 

小方丈庭園。別名「如心庭」。

160108-nanzenji06

 

六道庭。

160108-nanzenji07 160108-nanzenji08

 

六道庭の奥には、茶室建築もいくつか。

160108-nanzenji09

 

有名な 南禅寺垣 

160108-nanzenji10

 

美しい石畳。

160108-nanzenji11 160108-nanzenji12

 

そして、南禅院 へ。

160108-nanzenin01 160108-nanzenin02

庭師さんは、木々の葉が落ちきった冬の庭園が一番好きだとおっしゃいます。何十年、何百年も続く庭園。先人の庭師が何を想い作庭したのか、「庭の骨格」が見えるんだそうです。冬の庭園は一見寂しさを感じますが、確かに木々の枝ぶり、どのように枝分けをして魅せようとしているのか、とてもよく見えてきます。

池泉回遊式庭園の奥側から見返りで見るのが好きです。

160108-nanzenin03 160108-nanzenin04 160108-nanzenin05 160108-nanzenin06

 

南禅寺といえば、琵琶湖疏水の水道橋!明治時代の遺構が現在も使用されている、素晴らしき建造物。

160108-sosui01 160108-sosui02

 

そしてあまり観光客の方はご存知でない、水道橋の上を歩いてインクラインまで。水道橋上の片側は断崖絶壁で柵も何もないので、ちょっと怖いのだけれど、下をあまり見ないように注意しながら歩きます。

160108-sosui03 160108-sosui04

 

日暮れ前のインクライン。葉が散り去った桜並木。桜の季節が素晴らしいので、また桜の季節にぜひ歩いてみましょうね。

160108-incline01

 

日暮れになり三条まで移動。よく歩いたし「喫茶葦島」(インテリアデザイン:辻村久信 氏)で一服。

160108-ashijima01 160108-ashijima02

 

喫茶葦島」を出て、さあもう帰ろうか、という時に、勝野から悪魔の囁き。「 ゑり正 さんが年末からセールやってるねん。帯揚げ2000円〜あってな、年明けもまだいっぱいセールのお品残ってるで〜。行ってみる???」はい、そりゃぁ行くよね、ってことで同行。Mちゃん、可愛らしいほんのりピンクの帯揚げGET。これで着こなしのバリエーションも増えますね。

 

そんなこんなで、新年買い出しツアー第一弾終了。

着物初心者さんへのアドバイスは、私も嬉しく楽しいひとときです。足りない小物を悩みながら一緒にお買い物。少しずつ、ご自身が着たい着物コーディネートのお手伝い。さて、あとは着付けをお稽古して、怖がらずにどんどん着て出かけるべし。春にかけて、ぜひ何度もお着物でお出かけしてみましょうね!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.03. 京都お散歩日記02 SOU・SOU足袋 他

上賀茂神社参拝 の後は、お店巡りへ。

 

■ FACTORY KAFE工船 http://ooyacoffeeassociees.com/?cat=7

1月2日から開店しているのをWEBで確認して、カフェ工船 へ新年のご挨拶へ。

160103-kafekousen01 160103-kafekousen02 160103-kafekousen03
二人分しか残っていないという貴重なコーヒー豆、エルサルバドル・こってり(ネルドリップ)と、エルサルバドル・あっさり(ネルドリップ)と、シュトーレンをいただきました。同じネルドリップでも「こってり」と「あっさり」では使うお湯の温度が違うから、お味も全然違う!びっくり!

 

自分ち用のコーヒー豆にタンザニア中煎りを買い足して。ウチでは円錐形ペーパードリップでコーヒー豆ケチって通常より大量のお湯で抽出するのですが、カフェ工船 のお豆は濃ゆいんだよね〜。あっさり抽出しても、豆の香り・風味・コクが衰えません。カフェオレにしても絶対に負けない、めっちゃ豆力があります!いいコーヒー屋さんだなぁ。

 

SOU・SOU足袋

SOU・SOUで新春に5000円以上お買い物すると、辻村久信 先生(SOU・SOUのお店は全部デザイン/京都インテリアデザイン界の重鎮)の20年に渡るSOU・SOUプロジェクトの軌跡をまとめた 小冊子 もらえるってことで、リサーチ兼ねて新しくなった「SOU・SOU足袋」へお買い物に。

元々はこの建物は「PINK-latte(ピンクラテ)」という、ケバイコギャル向けのお店だったのです。いや〜、変わるもんですなぁ。いい場所なので、素敵なお店に変わって、よかったよかった。

既存の建築を改装した写真は、こちら↓↓↓。

160103-sousoutabi01 160103-sousoutabi02 160103-sousoutabi03

外壁は元々の建築のALCパネルに、ベージュのリシン吹き付けで改装。その前面にSOU・SOUテキスタイル「SO-SU-U つくも」柄をスチール製の装飾格子にして外壁全体を覆っています。夜には下部から間接照明で浮かび上がります。

160103-sousoutabi04 160103-sousoutabi05

 

インテリアデザイン。

160103-sousoutabi06 160103-sousoutabi07 160103-sousoutabi08 160103-sousoutabi09

 

レジコーナー。和紙製の大きな間接照明が印象的です。

160103-sousoutabi10 160103-sousoutabi11

 

外部から見ると二階に見える登頂部分は、内部は何も無い吹き抜けになっています。吹き抜けを下から見上げたところ。天井面はミラー貼りになっていて、SOU・SOUテキスタイル「SO-SU-U つくも」柄のモビールが吊り下がっています。

160103-sousoutabi12

買った物は、昨年iPhoneカバーが割れてしまったので新しいiPhoneカバー「松は松らしく」と、足袋靴下と、カフェ ヴェルディ 店主・続木さんの著作「カレーの海で泳ぎたい」を。来週、続木さんのカレーイベントに参加するので、タイムリー。続木さんと、本に出てくるヌーさんにサイン入れてもらおうっと!(笑)

 

■ 料理処「はな」 http://ryouridocoro-hana.com/

1月2日から開店しているのを別の日のお散歩でチェック済み。着物だし落ち着いたお店でお夕食にしましょうと、久しぶりの料理処「はな」@冷泉川端へ。ウチから徒歩3分で、最も近い、そして大好きなお店なのです。

160103-hana01 160103-hana02

今日はなんとなく和風寄りのメニューを選んでみます。

お造り カンパチ(愛媛)

160103-hana03

はなサラダ(ポーチドエッグとカラスミ添え)

160103-hana04

鱈白子と牡蠣・蕪・白味噌仕立てのグラタン/黄柚子(手作り麹・大吟醸西京白味噌)

160103-hana05

阿寒湖産 エゾ鹿ロース芯炭火焼

160103-hana06

鯖へしこ茶漬け/青谷の梅茶漬け

160103-hana07

このお正月で唯一の贅沢な夕食。もう、どれもこれも美味しゅうございました!特に鱈白子と牡蠣のグラタン!白子と牡蠣と蕪とを西京白味噌であんなに濃厚に仕上げるとは、びっくり!たまらん美味しさ!!!

 

本田味噌本店 の「大吟醸 西京白味噌」を、ウチでもいろんなお料理に使ってみようと思います。クリームチーズと白味噌のお鍋は近日作ってみましょう。

 

2016.01.02. 京都お散歩日記 初詣

1月2日。年賀状を急がなくては〜、とせっせと書きまくりました。例年と同じく300枚くらいでしょうか、手が疲れたので半分はパソコンでお一人ずつにメッセージを。夕方から年賀状をゆうゆう窓口で出すべくお出かけ。

 

■ sinamo http://www.sinamo.co.jp/

三条東洞院通・中京郵便局までの道すがら通りかかった「sinamo」(インテリアデザイン:森田恭通氏)に京都造形芸術大学の4年生Y君(森田恭通マニア/4月から何と森田恭通氏のデザイン事務所 GLAMOROUS へ!森田さんを超えるまで歯を食い縛って頑張れ〜!)がアルバイトに入っているのを発見。数年ぶりに「sinamo」でお食事することにしました。

 

牛トリッパのレッド煮込み ワインにピッタリ!

160102-sinamo01

黒トリフのシンプル・オムレツ 優しいお味。

160102-sinamo02

本日のパスタ 茄子のジェノベーゼ チーズとトマトソースが茄子と良く合って。

160102-sinamo03

牛肉バラ肉のラグーソース 生パッパルデッレ(手打平麺パスタ)

手打ち麺がシコシコ+濃厚なソースとでとても美味しい!

160102-sinamo04

どれもカフェというよりもレストランのきちんとしたお料理レベル。ワインも多種置いているし、二条寺町すぐだし、3月にY君が卒業するまでにまた伺いたいと思います。

 

sinamo」のインテリア。

160102-sinamo05 160102-sinamo06 160102-sinamo07 160102-sinamo08 160102-sinamo09 160102-sinamo10

素敵でしょう!ほとんどオープン当時のまま、17年間オーナーさんが愛し続け、何も変えずに使ってくださっています。これは本当にデザイナー冥利に尽きます。塗装やクロスが傷んできてはいても、傷んだ部分だけ手直しすれば、このままのデザインであと10年はいけます。幸せな気持ちになれる素敵なお店です。

 

■おぜんざい用の餡子買い出し

郵便局で年賀状の手続きを終了して、ほっ。お年始に開いているお店探訪へぷらぷらとお散歩へ。お正月の錦市場を冷やかしたり、藤井大丸の地下で美味しそうな京都丹波産小豆の餡子(缶詰)と丹波産のきな粉を買ったり。

 

■ 御多福珈琲 http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26004565/

そして年末年始には必ず伺う「御多福珈琲」@四条寺町・藤井大丸東へお年始のご挨拶に。いつも温かく迎えてくださるマスターご夫妻にほっこり。

160102-otafuku01160102-otafuku02

 

お正月限定のコーヒー「コロンビア」とウィンナコーヒーとプリンを。

160102-otafuku03 160102-otafuku04

今度は着物で伺いますね〜。

 

■初詣

御多福珈琲」で一服の後は、ついでに初詣。夜の初詣には 八坂さん へ。24時間オープンの珍しい神社。毎年初詣に参拝させていただいています。屋台もたくさん出ていて賑わっていますが、二日目の夜だからか、全然混んでいなくて余裕でゆっくり参拝できました。

八坂神社 http://www.yasaka-jinja.or.jp/

八坂さん と言えば、お約束の朱塗りの西楼門

160102-yasakaJ01

 

本堂にて参拝。

160102-yasakaJ02

 

おみくじは「半吉」

160102-yasakaJ03

チャンス到来の時運を敏感に感知して、時運を思い切って掴んで第一歩を踏み出せ、人にもどんどん会いに行け、とのご啓示。考えていることはあっても、いつも尻込みばっかりで、タイムリーにチェレンジできていないですからね、確かに。今年は積極的に頑張ります!

 

八坂さん の後はお決まりのコースで、祇園白川の 辰已神社 へ。

辰已神社 http://www.kyotofukoh.jp/report830.html

160102-tatsumi01

辰已神社 芸事の神様なのですが、今は何も芸事は習っていないのですが、デザインを精進していけるように祈願。可愛らしい神社なので、祇園白川を通る度にお参りしています。いいことあるかな〜?今年は何か芸事を習い始められるかな〜?それも自分の意識次第ですよね。これから終生まで身につけられる芸事を何かスタートできるよう、頑張ります!