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カテゴリー : プロダクトデザイン

2018.07.28. KUAD「みたて展 2018」

京都造形芸術大学・環境デザイン学科・辻村+ヤギゼミの学生有志による家具展「みたて展 2018」の講評会に参加。(主に撮影係)場所は辻村先生の事務所のすぐ近所にある「ギャラリー Take two」にて。

昨年の作品の写真も展示してくれていました。

この日の講評会には、木の工房KAKU・賀來寿史先生近江家具商人・藤田昌善先生のおふたりをゲストにお迎えして。木工家具作家としての真摯なご意見が出そうで、楽しみ。

木の工房KAKU・賀來寿史先生。

近江家具商人・藤田昌善先生

何をみたてるのか???

ひととものの間に新しい気づきを呼び起こす、不思議で魅力的なしつらいの提案。

■ モバイル家具?

集成材を使ったキューブ型のテーブル&チェア。どちらも置く方向を変えることでチェアにもなり、テーブルにもなり、棚にもなる。チェア背面の小さな本棚にはモバイル機器を充電できるしつらえがあったり、テーブルセンターにも充電可能なスリットがあったり。チェアの背もたれ用の単板が座り心地を劇的に変化させる。

皆で実際に座ってみて、座り心地を確かめる。

 

■ パックンみたいな、笑う、照明器具

暗幕の中に入ると、センサーによる反応で、パックンみたいな照明器具が点いたり消えたり。

発泡スチロールで作っちゃったから、仕上がりの美観的にはイマイチだけど、シリコンとかで成形したらもっと美しく楽しい作品になったね。

 

■ 霜柱のテーブル

自然現象で起こる《霜柱》の冷たさ、美しさ、力強さ、を具現化したテーブルの大小とピースマット。

とてもしっかりしたプレゼーンテーションに、美しい仕上がりの家具。彼女の内面の強さと透明感が出ている作品。

 

■ 運べるチェアとライト。

華奢な存在感のどこにでも運んで読書できるチェアとライト。細いスチールパイプとごくごく薄い無垢板により家具のデザインは見た目かっこいいんだけど、実際は運ぶのにはちょっと重い。

ライト部分が抜き差しできるところがミソ。電源はLED(充電電池式)なので、このディテールが実現。

しかし、この家具は何をみたてたのでしょう??? 謎。

最後は辻村久信先生から総評をいただきます。

今回は展覧会の広報も学生有志ががんばった(いろんなカフェとかにDMを置かせてもらった)お陰か、来客数が例年より多かったそう。来年度の学生さんたちもがんばれ!

そして、終了後はゼミ飲み会へ突入 → ●△■

2018.07.22. 京都お散歩日記「出町柳散歩」

朝、町内会の地蔵盆の打ち合わせに出た後、しばらく前に公開上映されていた時期に観に行けなかった映画「犬ヶ島」を観に、初めて出町座へ。

出町座

元・立誠シネマが移転オープンした、出町座。オープン後しばらく様子見しつつ来なかったのですが、最近は常にいい映画を上映していて、とっても良い!!!早速会員になろうと思います!

上映会場は2つ。スペースの大きさは、元・立誠シネマと同等で極小ですが、椅子も音響も良くなったので、見逃した映画をココで見るには十分良いハコです。

建物の入口入ってすぐの券売機(食堂にあるやつ)でチケットを買い、カウンターに居る人に口頭で座席指定をするという、アナログなシステムもおもしろいです。

 

一階はカフェ「出町座のソコ」と本屋「CAVA BOOKS」。カウンターのみのカフェと、壁面いっぱいの書棚に囲まれて、なんか可愛い雰囲気。

映画までの時間を過ごすのに、券売機でカフェメニューのチケットを買ってオーダー。「三種類のキュウリのサンド」「イチゴジュース」「アイスコーヒー」で小腹を満たします。この「三種類のキュウリのサンド」が美味しいんだな!しば漬けの入ったソースがめちゃくちゃ合う!

「映画館併設の簡易なカフェで、味はどうなん?」と思っていたけど、コーヒーも豆挽きからドリップまでするし、クラフトビールサーバーもあるし、料理もオーダー受けてから目の前で調理するし、かなり質が高い。京都のカフェってやっぱり侮れません。出町柳って行きやすいカフェってほぼ無いから、これから重宝するな。

 

映画『犬ヶ島』オフィシャルサイト

マイノリティとマジョリティの関係を犬と人間に置き換え、社会に満ちた不寛容とヒステリーを暴き出す秀逸なストップモーションアニメ。シンメトリカルな画面構成にグラフィックアイコンを畳み掛けるように織り交ぜつつ、怒涛のスピードで展開する物語は痛快!!!

 

上映後、外に手作り立て看板があったので、もっちろん顔ハメ!(笑)

 

上映後に攻めようと思っていた、鯖寿司が名物の老舗大衆食堂「満寿形屋」。12時開店なのに、14時過ぎにはもう売り切れ&閉店だった!えええ〜〜〜、そんなにはよ閉店せんでも〜〜〜。(涙)開店時間前に並んでやっと鯖寿司食べられるんか。噂は聞きつつ、京都在住9年目なのに何度行っても閉まってて、まだ食したことがない…。仕方ない、また別の日にリベンジします!

 

出町ふたば」はせっかくなんで、寄っときます。

 

■ 台湾茶藝館「小慢京都(シャオマンキョウト)」

この2月に開業した台北本店の茶藝館「小慢京都」。

茶藝教室は期間限定の予約制で、通常は茶器中心のギャラリー。幸神社にほど近い静かな住宅街の小振りな京町家は、稽古屋の先生でも現れそうな佇まい。看板がちょこんとあるだけなので、一瞬通り過ぎそうになるし、暖簾も無いので、営業してるのかどうかもわからず、玄関のガラス戸を開けるのにちょっと躊躇しました。

改修された室内も、最小限ながら抜かり無し。特に欄間と庭の活かし方が良い。簡素で大らか。

気温38度の酷暑の日だったので、おもてなししてくださった台湾紅茶・野放大葉茶と文山包種茶のブレンドの水出しが、とても美味しゅうございました。

台湾紅茶・野放大葉茶の茶葉と、小さなアンティークの台湾茶器をいただきました。香蘭社を思わせるような、繊細な草花の絵付けがとても可愛らしい。窯元がわかったので、次回台湾でがっつり買い付けに行こうと思います!(笑/器はデザインコレクションだから)

 

出雲路 幸神社(さいわいのかみやしろ)

「小慢京都」を大満喫した後は、通りがかった「出雲路 幸神社(さいわいのかみやしろ)」にお参り。

拝殿と本殿を小さな空間にパッケージしたことで独特な屋根形状を持つ外観に。本殿東側奥を覗くと御所の鬼門に睨みをきかせる猿の木彫。その向かいには神石「おせきさん」。白鳳以前から信仰を集めるこの場所の持つ力が、そこかしこに感じられる。すごいパワースポットだと感じたのは気のせいかしら?

 

■ 韓国料理・喫茶「李青

お腹が空いたので、韓国料理・喫茶李青へ。オープンして数年経つのにまだ来訪したことなく、初潜入。(寺町丸太町の方は2度ほど訪問)

マンションの一階なのに、外構のアジアンな南国の植栽たちが生い茂り、いい雰囲気を醸し出しています。

店内もそつなく韓国アンティークの調度品でまとめられ、とても落ち着いた雰囲気。表の喧騒と酷暑を忘れさせてくれる、静かな時間が流れています。

「冷製ビビンパ」、「すもものソルベ」、「はちみつジンジャーティー」。美味しいし、ボリューミーだし、大満足。

ココでマダム着物ランチ会したいな〜。晩秋に着物ランチ会を、下鴨神社を巡るコースで企画しようかと思います!

2018.04.14. 教え子たちの京都来襲

この日、京都造形芸術大学・環境デザイン学科の卒業生たちが京都へ来襲してきたおもしろい1日となりました。

■ 宮崎椅子製作所の宮崎くん

名作作椅子を数々製作している徳島の(株)宮崎椅子製作所に就職した宮崎悠輔くん(宮崎椅子製作所の親戚でも何でもない)が、自分でデザインした椅子の試作品を2脚抱えて帰京。辻村久信先生の事務所で試作品を見せてもらいながら、アドバイスや感想をいろいろ談義。

シンプルなデザイン、シンプルな構造、様々な角度からの見た目も良し、すわり心地も良し。スタッキングも可能だったり。アドバイスを基にさらにブラッシュアップした試作を2回ほど重ね、製品化のための強度耐久試験も行って、秋には製品化の予定!できたら買うね!!!

座面のファブリック張りバージョンも可愛い。

辻村久信先生とヤギと記念撮影。

宮崎悠輔くんと言えば、歴代卒業生作品の中で最も勝野の印象に残っているバカ作品一等賞(勝野賞の中でも一番お気に入り)の「落ち葉のドーム」を作った人。そんなバカ(褒めてんのよ)が一人前の職人になろうと、徳島で一途に頑張っている姿をとても嬉しく思います。秋の新作発表を楽しみにしています!

 

■ 丸久小山園西洞院店

お次は別の卒業生、通称:要潤と呼んでいる男前SくんとKYOTOGRAPHIEの会場で待ち合わせして、丸久小山円西洞院店の喫茶室(設計:スペース 杉木源三)でお茶しながら近況を聞く。

インテリアデザインもお庭も、提供されるお茶&スイーツも、いつも素敵なお店!ここの抹茶ロールケーキは、数ある京都の抹茶スイーツの中でもピカイチなのさ。

 

■ ISSEY MIYAKE KYOTO

Sくんが同級生と合流するまで時間があるので、一緒に京都の話題の新店舗散策。

一つ目は3月17日にオープンした、「ISSEY MIYAKE KYOTO」@柳馬場通参上三条下る。

築132年の間口の大きな京町家をリノベーション。外観はいぶし銀色の一文字瓦のむくり屋根、墨入り漆喰の虫籠窓、焦げ茶色の切子格子窓に、白い暖簾は浅葉克己氏によるデザイン。

内外装は深澤直人氏によるデザイン。スタッフさんに撮影許可をいただいて、たっぷり撮影させてもらいました。SNSにアップしまくってOKだそうです!

京町家の木構造をシンプルに残し天井および什器などの木部は全て焦げ茶色、床壁はダークグレーの墨入りモルタル、壁面はグレーの左官壁(多分墨入り漆喰と思われる)とシックな色合いで統一し、落ち着いた佇まい。商品のほとんども京都限定商品を厳選してゆったりと展示する意気込み。

母屋を通り抜けた庭の奥に、小さな蔵があります。母屋から蔵までの移動に、雨の日はオリジナルのビニル傘(非売品)を貸してくださいます。

蔵はギャラリーとして使用していくらしく、オープン時はグラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフとした「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」の特別展示でした。めっちゃくちゃカッコいい!!!

↑↑↑この、祇園ない藤さんとのコラボJOJO草履(IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE 限定品)が欲しかった〜〜〜!!!お高いから手が出ないけど〜〜〜(笑)

 

TRAVELING COFFEE

ISSEY MIYAKE KYOTO」 の後は、旧立誠小学校が閉館となり新しい仮設建築に移転オープンされた「TRAVELING COFFEE」へ。

雨の滴る中、縁側から高瀬川向こうの並木を観ながらゆっくりできる時間は、繁華街の中でとても貴重。

新店舗内には図書館も併設。コーヒーブレイクしながら自由に本を閲覧できます。家具も以前からお使いの小学校の家具を継続して使用。

この日は限定の大山崎coffeeroasterさんのコーヒーとアイスキャンデーを。

祇園祭の避暑に、四条河原町の買い物帰りに、ここでお茶だな。

 

2017.11.09. 祇園をどり 2017

台湾からなんとか無事に帰国。台湾の旅の記録は、またそのうちに…。(内容盛りだくさんなので、いつになるかな〜)

■ 祇園をどり 2017

K様にお誘いいただき、祇園をどり2017 (祇園東)を拝見してまいりました。春の都をどり(祇園甲部)は2回体験しているものの、祇園をどりは初体験です。会場は今年は祇園会館(よしもと祇園花月)。中に入るのも初めてです。

開演前には舞妓さんのお茶席も体験できました。撮影不可なのでお写真はありませんが、お菓子を盛ってある小皿は都をどりと同じくお持ち帰りOK。

舞妓さん芸妓さんの舞台は、華やかで本当に素晴らしいですね。今回は、以前夏に伺ったみつや寄席でお会いした祇園東の舞妓・叶朋ちゃんが初舞台ということもお聞きしていたので、とても楽しみに伺いました。初舞台でも、所作も美しく、堂々と舞われておられました。母親目線で、とても嬉しい!今後も楽しみであります!

芸妓さんの中では、つね桃さん、美晴さんがとってもお美しゅうございました!

素敵な催しにお誘いくださったK様、誠にありがとうございました!

 

鍵善良房 四条本店

終演後は、鍵善良房 四条本店にて、黒田辰秋作品の民芸に囲まれて、久しぶりにくずきりをいただきました。

 

お茶した後は、K様と鍵善良房の姉妹店「ZEN CAFE」の場所をご案内したり、祇園界隈の着物関係のお店をウィンドウショッピング。そして京都高島屋の八百一で、夕食のための生鮮食品買い出して、K様とお別れ。(各家庭、夕食は自炊)

 

帰宅後は、ヤギへのお土産、鍵善良房の銘菓「おひもさん」をいただきました。品の良い甘味とほのかなニッキの香りが漂う素朴なお味で、とても美味しゅうございました。これは年配の人でも好まれる、お土産にはぴったりなお菓子ですね。またお持たせに買おう!

 

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

2017.09.28. 「薄井歩 陶展 -パライソ-」と秋刀魚

■「薄井歩 陶展 - パライソ -」

才ある若手陶芸家のおひとり「薄井歩 陶展 -パライソ-」@同時代ギャラリー・コラージュ(三条御幸町角1928ビル)へ。

岸に打ち上げられた海洋生物を思わせる(しかし何者なのか判別不可能な)陶器製の小さなオブジェたち。その精緻なディテールは何度見ても息が止まりそうになるほどの超絶技巧!



最もエレガントな(だと個人的に思う)こちらの作品を購入。‬

 

■ 居酒屋「よこちょう

秋風も心地よく、虫の音が響く鴨川沿い。すっかり秋ですね〜♪

展覧会の後はご近所に戻り、秋の味覚・秋刀魚を食べたくて、「居酒屋 よこちょう」@二条川端へ。京都で海鮮料理を食べるなら、絶対「居酒屋 よこちょう」ですよ!新鮮な海産物モリモリ、かつお安いですから!

お魚モリモリ食べました!(ポテサラも美味いんだよ)


お造り:車海老、平目(エンガワ付)、よこわ

秋刀魚焼

ポテサラ

冬瓜まんじゅう(中に鱧、海老、オクラ)紫頭巾のジュレで

ホタテバター焼

鯖寿司



今年の秋刀魚は確かに少し小ぶりで細身ですけど、それでも脂のってて美味しかったです。ウチは魚料理しないので、季節物の旬のお魚は「よこちょう」でいただきます。この日牡蠣が売り切れだったのが残念。また次回。

2017.09.19. 展覧会巡り「渉成園 蘆庵」「黒田辰秋展」

引き続き、展覧会巡りへ。

■ 東本願寺飛地境内・渉成園 「蘆庵」夏の文化財特別公開

まだ未体験の渉成園のお茶室 「蘆庵(ろあん)」の特別公開へ。特別公開は〜9月30日(土)まで!

「蘆庵」とても軽快で、可愛らしい佇まいの二階建て数寄屋造建築。何度も火事で焼失しており、現在の建物は1957年に再建。

一階のお座敷も二階のお座敷も炉は切っておらず、抹茶席ではなく煎茶席。

一階のお座敷南側路地庭園にある灯篭は、雪持ち灯篭。灯篭の上部に雪が積もったような形状をしています。

一階お座敷の床の間と書院棚。造形はいたってシンプル。床板の松の一枚板が重厚感を与えます。

 

二階お座敷。東側と南側に障子腰窓。北側に床の間と書院棚。

二階お座敷の天井。「蘆庵(ろあん)」の名前の由来である《 蘆(よし)》が使用されています。床の間上天井は、細竹を3cmほどの幅に組み上げたものを網代組みにする手のかかりよう。



二階お座敷の窓から見える景色は素晴らしい!東側は東の山並み借景含め、印月池に浮かぶ中島の景観。



南側は閬風亭(ろうふうてい)のむくり屋根と京都タワー。


「蘆庵」をゆっくり拝見した後は、庭園散策。

迎賓館の役割を持つ「閬風亭(ろうふうてい)」。

庭園は池泉回遊式の名勝庭園。作庭は石山丈山。

「印月池(いんげつち)」に掛かる「侵雪橋(しんせつきょう)」は現在掛け替え中。庭園も全体的に改修中で、造園工事は植彌加藤造園なので、数年後が楽しみ!

 

1892年に再建された「傍花閣(ぼうかかく)」。

 

朗報【11月1日〜11月6日の期間、渉成園秋の特別公開】だそうです!


臨池亭(りんちてい)



園林堂(おんりんどう)の棟方志功氏襖絵特別公開。閬風亭(ろうふうてい)では、漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風『親鸞』の特別展示。臨池亭(りんちてい)・滴翠軒(てきすいけん)でのお茶席も!会期短いけれど、これは絶対に行くしかない!

 

「京の至宝 黒田辰秋展」

「京の至宝 黒田辰秋展」えきKYOTOへ。

黒田辰秋=重要無形文化財保持者(人間国宝)となった木漆工芸家。一般的には分業が普通の漆塗りを、木地制作から漆塗り仕上げまで一貫制作する先駆けとなり、茶器などの小さな作品から、椅子や飾り棚など大型家具作品まで多岐にわたる木工作品の数々。力強く、独創的なオリジナルデザインのセンスたるや、民藝運動からさらに進化し現代美術の域にまで達する凄さ。

スケール感、漆や螺鈿の色の美しさ、実物を観ないと!!!そして、あらためて祇園「鍵善良房」、京大北門前の「進々堂」にも行かなくちゃ!

会期は〜10月9日(月)まで!

 

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2017.09.18. 展覧会巡り「小椋会」「中里太亀 酒の噐」

台風一過の連休最終日に、会期終了間近の展覧会へ。

 

■ 「志村ふくみ門下生による-第20回 小椋会織物展」

今回が最後になるという、「志村ふくみ門下生による-第20回小椋会織物展」@京都文化博物館へ。会期最終日に滑り込み。

 

会場内は撮影禁止のため、展示されていた過去のDMを。

素晴らしい染織作品の数々。草木染めの染めの美しさに、織の構造の複雑さに、ハートがキュ〜〜〜ンとしちゃいました。素敵な作品をぐっと目に焼き付けて。またどこかで志村ふくみさん門下生の方々の作品を愛でることができますように!

 

■ 「中里太亀 酒の噐」展

大好きな唐津の陶芸家・中里太亀さん(隆太窯)の展覧会「中里太亀 酒の噐」展ギャラリー日日へ。こちらも会期最終日の終了時間間際に滑り込みセーフ!

御所東・丸太町新烏丸通上ルの京町家を改修した素敵なギャラリー。(デザイン設計:ケースリアル/二俣公一氏)内装写真撮影のご許可をいただいたので、たくさん撮影させていただきました。

内装に違和感なく溶け込ませた照明の納まり、すごいよ!適材適所にだけ照明が当たるという、普通のギャラリーとしての考えではなく、ここの空間としつらえを絶対に崩さないための最小限の照明計画。中庭からの反射光でほんのり空間が浮かびます。

ギャラリー日日 http://www.nichinichi.com/ja/index.htm

隆太窯 http://www.ryutagama.com/

「中里太亀 酒の噐」展

南蛮焼き締めを中心に、絵唐津、粉引、刷毛目、斑唐津、三島、黄釉、鉄釉など、酒器のあれこれ。

最終日だから作品のほとんどが売れてしまっていたのだけど、《残りものには福がある》でいくつか好みの器をセレクト。隆太窯らしいシャープさのある松菱形の小皿大小や梅型の湯のみなど。次回は絵唐津をいくつかいただきたいな。また唐津の窯元へ伺って、現地で器も拝見したい。(器のほとんどはコレクション。お父様の中里隆さんの器も持ってるけど、大事にコレクションしてます。/笑)

ギャラリー日日に併設の素敵なカフェ「冬夏」も伺いたいところだけど、閉館時間なのでまた次回に。

 

アイタルガボン

帰り道「アイタルガボン」@河原町丸太町東でお茶。展覧会後の興奮をクールダウン。

「すりおろしりんごとハチミツのソーダ」がすんばらしく美味しかった!!!

 

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2017.08.26. MacBookきたーーー!

MacBookきたーーー!軽い、薄い、美しい!

やっとこ、これで勝野もモバイラー。OS入れたり、ソフト入れたり、ネットの設定したり、セットアップが開梱してから約2時間で完了。昔なんかセットアップにまる一日かかっていたのに、早くてびっくり。iCloudすげー

最新のOSに、最新のAdobeソフト。使いこなせるように頑張ります!

2017.05.28. すずめの家展覧会

京都造形芸術大学・環境デザイン学科の卒業生である、村松佳奈さんの展覧会があるというので、夕方に清水五条「あじき路地」のギャラリーへ。

あじき路地」は今回初めて訪れましたが、細い路地に築100年以上の京町家が数軒連なる路地で、若手クリエーターのみが住まいながらアトリエやショップとして借りることができる、面白い長屋物件です。(年齢制限あり/大家さんによる選定あり)

この中のギャラリーでの展示販売会。

彼女は すずめ家 というブランド名で

「手で書く」、という、

 ぜいたくのおともに。

をテーマに、主に手製本のノート、手製の封書などの紙もの文房具をオリジナルでデザイン・製作・販売をしています。

紙もの好きが高じて、卒業制作でも手製本ノートを作り、それを実際に販売する店舗ブース1/1サイズを作品に(インテリアデザインコースだから)していました。卒展で拝見した時からこの強いこだわりがとても印象に残っており、ちょっと普通とは違うかもしれないけれど、そのこだわりを活かし、クリエーターとして自分の “ 好き ” を生業として邁進していく姿を、とても頼もしく思います。

どれも素敵な作品で、悩み悩んで、ハードカバーの発色の美しいカラーのすずめ家ノート三冊と、世界中の輸入紙で作った封筒「紙の札束入れ」4枚をいただきました。さて、ノートに何を書きましょう。テキスタイルデザインのスケッチ?インテリアデザインのスケッチ?

彼女の作品は、京都では恵文社一乗寺店で、<すずめ家×恵文社>コラボ商品として取り扱っていただいています。恵文社で見かけたら、ぜひ一度手にとってみてくださいね。

 

 

サラダの店 サンチョ

夕暮れにギャラリーをお暇して、四条河原町へぷらぷらお散歩。四条大橋から、綺麗な夕焼けの空。

お夕食に四条河原町の サラダの店「サンチョ」へ。照焼きステーキとサラダ、カニクリームコロッケとサラダ。これにご飯とスープをセットにして一人2000円いかない安定の安さ、ボリューム、美味さ。ありがたいお店です。

 

 

2017.05.20. 京都お散歩日記 「技を極める」展

「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸-」展京都国立近代美術館へ。



お友達のジュエリーデザイナーさんの事前情報で、とても評価の高い展覧会だということを知り、日常の暮らしでは全くハイジュエリーとは縁がない生活をしていますが、どんなに素晴らしい工芸品が観れるのだろう、と期待を大きく膨らませて楽しみにしていました。

このポスターのバレリーナ形ブローチも、現物はとってもとっても小さくて。ルーペのある方は、ぜひご持参でご高覧くださいね。

会場には、工房の実物大展示も!こんなパリの景色を見ながら、創作されているのですね。素敵!

最後には、工房のビデオや、ジュエリー画像で遊べるコーナーも。

ゴールデンウィークも過ぎた時期、会場はお客さんもまばらで、じっくり2時間半かけて、素晴らしい工芸宝飾品の数々を堪能しまくり!目の中が、もうもう、キラッキラです!!!キラッキラに憧れる〜〜〜。貧乏人にはハイジュエリーは無理だけれど、ガラスでいいので、何かキラッキラにデコりたい!!!(笑)

「クールジャパン」って言葉が大嫌いですが、海外の工芸品も日本の工芸品も巧みな職人による超絶技巧は同じで、素晴らしい技術の継承が行われています。いや〜、ジュエリーなんて興味ないわ、って方もぜひご高覧すべき素晴らしい展覧会です!!!


「技を極める-ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸-」展

会期は 〜2017年8月6日(日)まで!!!

月曜休館/金曜日・土曜日は午後9時まで開館

 

肉洋食オオタケ

展覧会後は、帰宅しつつ、ご近所の「肉洋食オオタケ」でお夕食。

上質のお肉を定食形式でいただけるので、ありがたいお店です。

美男美女の若いご夫妻が営む小さな小さなお店。ランチもとってもお得なんですよ!また訪れたいと思います。

肉洋食オオタケ Facebook●△■