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2017.05.13. 京都お散歩日記 着物女子会の後

着物女子会の後は、ヤギと合流し【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭】へ。【KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭】の詳細は、また別途。

丸太町 十二段家

写真展の会場をいくつか見た後、京都府庁近くだったので、お腹すきまくりのヤギと「丸太町 十二段家」でお夕食。建築本体は現代のビルディングではありますが、内外共に民芸調の重厚な造り。

インテリアはすっきりとしつつも民芸調の力強い木の造りで格好よく、ディスプレイされている陶芸作品や型染め作品もしっかりとした民芸に関わる作家さんのもので質も高く、このお店のオーナーさんはかなりお目が高き方だと納得。

お料理は、シンプルな京都らしいおばんざいを少しづつセットにした定食形式でいただけます。この日は季節の小鉢「筍と蕗と新わかめの炊いたん」のセットにして、季節を感じました。大きなふわふわの出し巻き卵、たっぷりの京漬物、なめこの赤出汁。ご飯はたっぷり2膳半あり、最後はお漬物と一緒にお茶漬けで〆ます。京都らしいですね〜。

アフタヌーンティーで満腹だったはずなのに、あっさりしたお味ばかりなので、なんと、全部食べられちゃいました!(笑)人気のあるのも納得、味、質、価格、とてもバランスの良いお店です。祇園花見小路店もあるので、また伺おうと思います。

 

■ NICE SHOT COFFEE

ウチから最も近いカフェ「etw」(京阪・神宮丸太町駅出口直結のビル3階)が閉店した跡の区画に、新しいお店「NICE SHOT COFFEE」がオープンしているのを発見。帰りに立ち寄ってみました。

“ 自家焙煎コーヒーとノスタルジックフード ” と書いてあります。平日のみですがモーニングも8時頃からやっているそう。営業時間も23時までと、深夜族のウチにとってはナイスなカフェができました!

一見入りにくいですが、扉を恐る恐る開けてみます。

内部はetwが残していった内装を一部活用しつつ、アンティーク家具や古材パーツなどでDIYしてあり、雰囲気はガラッと変わっています。

自家焙煎のコーヒーは深煎りでなかなか良い感じ。etwの時は、ペーパードリップからコーヒープレスに変わった時点ですっかり行かなくなってしまった(*コーヒープレスは大嫌い!)ので、自家焙煎でちゃんとした一杯立てペーパードリップなら、これから通うことになりそうです。

そして、ホットケーキ!仕上がるまでに15分以上待ちましたが、出てきたホットケーキがもう史上最高に絶品だったのです!!!厚みがたっぷり、表面はムラのない綺麗な均一の美しい焼き色、中しっとりふわっふわ!これは毎日でも食べたい、関東関西いろんなホットケーキ巡りましたが、間違いなく最高峰の味です。1枚か2枚か選べるのもナイス。

感動しつつ、あえてリクエストするなら、メープルシロップ多めにしたいので、ピッチャーで別添え希望。

他にドライカレーやナポリタンもあるので、また別の日にリサーチしに来なくちゃ!

 

そして、さらにリサーチを重ねてみた結果。。。

5月18日

ホットケーキがぁ〜〜〜全然違うものに!!!表面こんがり感皆無、中ちょっぴり粉っぽい。前回ウチの希望が聞こえていたのか、メープルシロップはピッチャーで別添えにしてくださっていたものの、う〜ん、残念。


5月18日のホットケーキ



 

5月31日

ホットケーキの1枚か2枚か選べなくなっていて、なぜか二段で出てきた。厚みも明らかに薄いし、焼き色ついていないし、5月18日より、さらにさらに生焼け、粉っぽい。うわ〜〜〜ん、残念、残念、残念!!!もうこれは改善の余地は無しかしら?最初に出会った絶品ホットケーキは幻だったのね…。


5月31日のホットケーキ



ナポリタンとドライカレーは合格。懐かしの喫茶らしい味わいで、美味しいです!

 

ということで、「良いお店ができた!」と思ったのに、絶品ホットケーキが幻となって以来、足が向かないままなのでした。

 

2017.05.13. 着物女子会 in 京都

桜の散った頃、Facebookで「着物女子会したい!」とつぶやいてみたら、ご希望される方が数名集まりましたので、この日に着物女子会の開催となりました。残念ながら一名様は直前のご旅行先でお怪我をされたため不参加となりましたが、女子三名でゆったり時間を過ごして参りました。

圓徳院

アフタヌーンティーの前に、まずは京都らしい場所を訪れましょう、と高台寺塔頭・圓徳院へ。

早朝から集合時間直線まで豪雨の日。新緑がキラキラと輝いており、お客さんも少なく、じっくりと静寂の時を感じることができました。

長屋門から一歩入ると静寂と清々しい空気に包まれます。奥に見えるのは、唐破風のつけられた唐門。堂々と威厳を醸し出しています。

方丈。襖絵は、晨鳥社・赤松燎画伯遺作「白龍」。

方丈・東室。襖絵は「雪月花図」。

方丈・西室。襖絵は「松竹梅図」。

方丈から望む南庭。

そして方丈から長い渡り廊下を渡り、北書院へ。

北書院から望む北庭。桃山時代造成の池泉回遊式の枯山水庭園。

作庭家は不明ですが、新緑の陰影のある奥深い緑色が美しく、荒々しい巨石の林立する庭園は、桃山時代の豪華さ、大胆さ、厳かで風格を感じます。


北庭を眺めながら、そよ風に新緑の薫りを感じつつ、みなさまと談笑。美しいお庭に癒されます。

 

圓徳院を堪能した後は、ねねの道など京都らしい風情のある場所を通りつつ、着物撮影をしつつ、長楽館へ徒歩移動。

 

長楽館

明治42年(1909年)に実業家によって迎賓館として建築された、京都市有形文化財である長楽館。現在は宿泊、ウェディング、カフェレストランを備えたホテルとして活用されています。宿泊すると、スタッフの方の案内で館内回遊ツアーもできるそうです。泊まってみたい!

今回は、かつて応接室として使われていたロココ様式のお部屋「迎賓の間」にて、アフタヌーンティーをいただきました。一口サイズのサンドイッチ、キッシュ、スコーン、スイーツ数種類+紅茶ポット式で飲み放題。甘い物には限界があるお年頃ですが、なんとか全部平らげました。

 

こちらは昨年改装された長楽館ブティック(デザイン:辻村久信+ムーンバランス)。テイクアウトできるケーキや焼き菓子、コンフィチュールなどが売られています。またゆっくり訪れてみます。

長楽館エントランスで記念撮影。

みなさまの素敵な着物コーディネートはこちら → ●△■

15時過ぎにみなさまと解散して、その後私はヤギとのお散歩へ  → ●△■

 

2017.05.05. 京都お散歩日記 杉浦非水展

「杉浦非水—モダンデザインの先駆者—」展@細見美術館

二日間の着物撮影ミッションを終えて、身体はダルダルだったけれど、お天気がとても良かったのでご近所散歩。

「杉浦非水—モダンデザインの先駆者—」展細見美術館へ。本当はアンティーク着物を着て訪れたい展覧会なのですが、二日間の着物で疲れたので、この日はお洋服で。展覧会は貸切状態で、とてもゆっくり拝見できました。

明治・大正・昭和にかけて、正にグラフィックデザイナーの先駆者!明治41年(1908)に三越に入社して、ブランドイメージを初めて創出するグラフィックデザインを手がけ、話題になります。

時代性も様々に移り変わり、アールヌーボーからアールデコ、ロシアアバンギャルドまで。

ブランドイメージのグラフィックでは、代表的な「カルピス」と「ヤマサ醤油」。あの「カルピス」の水玉模様を創出した人だったとはっ!!!

展示手法は「もう少しこう見せて欲しかったな」という思いはあるものの、愛媛県美術館収蔵作品で、もう二度と見られないかもしれない貴重な作品群を実物で見られるまたと無い機会。グラフィックデザインが好きな方には必見です!会期は〜6月11日(日)まで!!!

展覧会の案内看板も水玉模様!

購入した図録とグッズ。このペリカン柄が可愛くて〜〜〜。もったいなくて使わないけど、クリアフォルダを購入。売り切れで購入できなかった一六タルト杉浦非水展特別パッケージのペリカン柄も、会期中のどこかで入手します!(一六タルトも大好き)

 

サロンドロワイヤル

展覧会後、夕暮れ時の綺麗な空を見上げながら鴨川沿いもお散歩。体力的にご近所でお茶すべく、久しぶりに「サロンドロワイヤル」@木屋町三条上ルへ。

残り1個だったチョコレートケーキとマカロン3種。

夕暮れの空、美しい色の移り変わりとお月様を観ながら、川床のお席にて。

川床がとても気持ちいい季節です。しかーし、それも5月いっぱい。もうね、羽虫の出る季節なので、夕方の川床は18時までにすべきです!我々は夏には決して川床には出ないのであります。6月に入ると蒸し暑いし、羽虫が山のように飛んできてお料理やドリンクに入るし。(笑)ビアガーデンも梅雨入りまでに限定しています。

菊水のビアガーデンも早く行かなきゃ!

 

2017.04.27. 京都お散歩日記 海北友松展@京博

■ 海北友松展@京都国立博物館・平成知新館

NHK「日曜美術館」でも特集が放送されたので、混む前にと、海北友松展@京都国立博物館・平成知新館へ行ってきました。平日のため人が少なく、じっくりと拝見できました。

海北友松(1533~1615)は、狩野永徳や長谷川等伯と並び称される、桃山画壇の巨匠。NHK「日曜美術館」で特集を見ても、まだ海北友松の全体像を把握することができず、『ただ、ただ、龍など大きな絵を描く人』とイメージしていました。

展覧会を通して感じたことは、全く違いました!!!武家に産まれながらも戦国時代という時代に翻弄され、幼くして仏門へ。狩野派で絵画を学んだのち、晩年期(60歳以降)に建仁寺障壁画などで一世を風靡し、ブレイク!!!そして、最晩年の80歳越えで描いた作品は、見事な禅の境地、自由な世界へと結実してゆきます。

海北友松の作品は、建仁寺の障壁画が有名ですが、現在は複製画の展示です。妙心寺、北野天満宮の所蔵する屏風も含め、大作の実物を観ることができる貴重な機会をお見逃しなく!!!

会期は、今週末~ 5月21日(日)まで

つつじが満開!

 

■ おでん だるまときんぎょ

展覧会後、あまりの展覧会の良さに感動し、お散歩しながらヤギといろいろ問答。

お腹空いたのもあって、清水五条から四条河原町へ向かう間にある、おでん屋「だるまときんぎょ」で早めの夕食。人気店で普通は予約なしでは入れないけど、開店直後の時間だったので、予約なしで入れてラッキー!


定番のがんも、大根、厚揚げ、じゃがいも、たまご。

だるきん特製ポテトサラダ。激ウマ!

季節もの-菜の花。刻みしば漬けが入ったとろろ芋がかかってます!初めての味わい!ウマ!ウマ!

季節もの-新わかめ。レタスのシャキシャキ食感と相まって、素晴らしい逸品。

たこ。コリコリ、絶妙な火の通り加減。

とまと。まんまだけど、時間をかけてじっくり煮含め。

季節ものー新たまねぎ。上に瀬戸内海の「いかなごのくぎ煮」が!お出汁と相まって美味しい!

〆の雑炊。あっさりなのに、上にひとふり山椒とごまが効いてます!



お腹いっぱいになり、お会計。季節ものなど少々単価の高いものも注文したけど、びっくり!うっそ、安っっ!リピートしまっす!

 

■ 御多福珈琲

帰る道々、御多福珈琲に立ち寄り、simplife上映会のポスターとチラシ置きのお礼に伺いました。(遅いやんかいさ!:汗)

 

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2017.04.24. 京都お散歩日記 建仁寺と祇園NITI

■ 建仁寺

臨済宗建仁寺派大本山「建仁寺」は、京都最古の禅寺。

先日から数日に分けて【 KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2017 】を巡りつつ、たまたま「建仁寺」に行くと、牡丹が満開!今年は桜と同じく、例年より一週間以上遅れての開花。満開の時期に出会えて良かったです!

本坊玄関にある屏風。「扶桑最初禅窟(ふようさいしょぜんくつ)」。扶桑は、日本の意味。禅窟は、禅寺の意味。「日本で最初の禅寺です」という意味。

 

祇園NITI

もう夕暮れだし、曇っているし、この日は人が少ないだろうと「祇園NITI」へ。案の定、並んでいる人おらず、すぐにお席へ。

今年初のかき氷デビューは2月から。ここはなにわともあれ、季節のかき氷2種。


よもぎのかき氷。上にかかった香ばしいきな粉が味わいを倍増させる。

オレンジバタースコッチのかき氷。うんうん、もう天才的な美味さ!



初夏のような日には、すでに「祇園NITI」では整理券システムになる日もあるとのこと。さあ、今年は何回かき氷が食べられるかしら? かき氷探訪、今年もがんばります!

2017.04.20. 南禅寺ロケハン

先日の京都府庁に続き、あるミッションのため、南禅寺に洋服deロケハン。

夕暮れ前に小一時間。観光客もまばらで、急ぎ足でも新緑の息吹を感じられるひとときでした。ああ、京都って、いつでも間近に癒される場所があって、本当に素敵だなぁ。もう、京都LOVEだよ!

南禅寺・三門。

三門から東へ広がる境内。楓の葉が大きくなってきています。GWには、さらに青青と新緑が美しくなってくるでしょう。

 

琵琶湖疏水・水道橋。


シャクナゲが満開で、まるで日本画のようでした!

 

■ 菓子・茶房 チェカ

日没までになんとかロケハンを終え、南禅寺から家までゆっくり裏道散歩。

うろうろ気の向くままに歩きつつ、京都市動物園裏を通ったので、久しぶりに「菓子・茶房 チェカ」でお茶。

コーヒーは、この小さな可動式おくどさんの茶釜湯で、一杯立てでドリップしてくださいます。

この日は初夏の陽気だったので、アイスコーヒーを。ドリップしたてのコーヒーを、かち割り氷で急速冷却。香り良く、コクと苦味のバランスも良く、美味しゅうございます。

ケーキは、いちごのムースを。(いちご好きですから!)いちごの酸味と香りがとてもバランス良く、美味しいケーキでした。家にはシュークリームをお土産に。

夏もすぐそこまで来ていますが、新緑の京都をできる限り楽しんでいきたいと思います。

 

2017.04.01. 第10回 はるの会

毎年のお楽しみ、日本舞踊・上方舞の山村若静紀師匠社中の皆様によるおさらい会【 第10回 はるの会 】に伺いました。

 

■ パティスリー 五感 北浜本館

「はるの会」の前に、お友達と待ち合わせて、北浜駅すぐの「五感 北浜本館」でランチ。「五感 北浜本館」へは初めて伺います。こんなに北浜駅からすぐだったなんて!洋館の素敵な佇まい。

エントランスにはドアマンがいて、お客様それぞれのご用事を聞いて、フロアをご案内してくださいます。すごい、素敵、ホテル並みのサービス!

華やかな物販売場を横目に、サービスマンにご案内されつつ、2階の喫茶室へ。

2階は大きな吹き抜けとなっており、回廊から下を見下ろせます。

2階の回廊に沿って、洋風の小部屋がいくつかあります。ご案内いただいたのは、棟方志功の版画を基にしたエッチングガラスのある洋室。

ランチは、キッシュプレートをいただきました。軽めのボリュームに、ポットのコーヒー or 紅茶と、一口デザートが付いてきます。

今回は時間なく、ケーキまでいただけませんでしたが、ケーキがめっちゃ美味しいらしいので、近いうちにぜひ再訪したいと思います。

 

■ 日本舞踊・上方舞の山村若静紀師匠社中【 第10回 はるの会 】

会場は、今年も由緒ある鴻池本宅跡の「大阪美術倶楽部」。お座敷は、昨年よりも大きな舞台付きの大広間に移しての開催です。会場内には溢れるほどのお客様でした。

みなさま一年益々ご精進されまして、どんどんお上手になられていらっしゃいます。今年も素敵な舞の数々に、感動しまくりでした。(*公演中は撮影禁止なのでお写真はありません。)

今年は東京の着物友達Yちゃんが初舞台を踏むということで、観客席でドキドキしておりましたが、お美しく堂々と素敵な舞をご披露くださいました。お母さん心で、感動して涙出ました!

 

今年のゲストは、太神楽の豊来家玉之助師匠

太神楽は、とにかく「お客様、皆々様におめでたいことがありますように!」との意味を込めて、様々なおめでたい芸をご披露する伝統芸能です。

皿回しの芸。これを口にくわえながら、手放しでお皿を回します。

傘回しの芸(まり、輪っか、湯のみ茶碗、枡などを回します。)

傘回しの芸(まり、輪っか、湯のみ茶碗、枡などを回します。)

最後は獅子舞。


太神楽は、東京の寄席でおなじみですが、大阪の太神楽芸を拝見したのは今回が初めて。内容は少しだけ違いますが「おめでたい芸」に変わりなく、楽しく幸せな気持ちになれる素晴らしい伝統芸能です。

豊来家玉之助師匠は、普段は天満天神繁昌亭にご出演されているそうです。

 

終演後に皆様の集合写真を撮影させていただきました。

山村若静紀師匠の師匠であられる山村若佐紀師匠もご一緒に名取の皆様。この華やかなお美しさ!憧れまする!

左から、若静雪様、若静和様、若佐紀師匠、若静紀師匠、若静奈様、そして昨年名取になられた若静衿様。


今回初舞台のYちゃん。めちゃくちゃお綺麗でした!立ち姿もお美しい!

山村若静紀師匠社中の皆様、今年も素敵な1日をありがとうございました!また来年も楽しみにお伺いしたいと思います。

 

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2017.03.04. 北野天満宮で梅のお花見

3月の晴れの日に、お着物友達のYちゃんと、北野天満宮まで梅のお花見に行ってまいりました。


■ うどん 仁王門うね乃

うどん「仁王門うね乃」さんで待ち合わせてランチ。

お出汁と優しい味わいを堪能したかったので、たまごとじうどん+鶏とお揚げさんの炊き込みご飯(小)をいただきました。ふわっふわの泡泡たまごが美味しい!

 

北野天満宮

京都に移住して6年以上になるというのに、実は梅の盛りの時季に北野天満宮に訪れるのは初めてです。(毎年ヤギが卒展で忙しい時期のため、ついうっかり見頃を逃してしまう)

威厳のある三光門(重要文化財)と梅。梅のいい香りが漂ってきます。

まずは社殿(国宝)でお参りを。たくさんの人が並んでいますが、15分程ですんなりお参り終了。

境内の梅いろいろ。

この時季特別公開している梅苑へ。約2万坪の敷地に、咲き梅を愛した菅原道真公ゆかりの梅の木50種約1500本が咲いています。白、紅、ピンク、赤、いろいろな色の梅があります。

梅苑の拝観チケットに含まれるお茶菓子を、梅苑の中のお茶屋さんでいただきました。梅こんぶ茶と、紅白の可愛いおせんべい。

御土居の方へ。御土居は初夏に何度か訪れていますが、こんなにたくさん梅の木があったなんて、気づきませんでした!梅の花は全体的には、まだ5分咲きくらい。

3時間ほどかけて、ゆっくり北野天満宮全体を回りました。結構歩いて足も疲れたので、一服タイム!

 

粟餅所 澤屋

北野天満宮に来たら、絶対にここは外せない、「粟餅所 澤屋」へ!

お客さんの多い時期は売り切れ時間が早いので、前もってイートイン分とテイクアウト分(訪れる予定時間も伝えて)を予約しておりま〜す。

粟餅を投げて、あんこと合わせてこねこねする連携プレーは、いつも見もの!!!

うみゃ〜!イートンで出来たては最高!

澤屋さん並びのお豆腐屋さんで、各自自分ちの夜ご飯用にお豆腐やがんもどきも買い込み大満足の後、市内中心部へバス移動。

京都市役所前のギャラリー「アートスペース余花庵」で開催中の、着物と帯の展覧会「ふみ綴る」展へ。レポートはこちら → ●△■

 

スマート珈琲店

「ふみ綴る」展で素晴らしいお品を拝見した後、「まだしゃべりたいね〜」ってことで、三条寺町「スマート珈琲店」でホットケーキ!食べもんの好みも似ているYちゃんとは、おしゃべりが尽きません!(笑)

 

次回のお着物デートは4月の桜のお花見で!

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

 

【 simplife 】上映会+オープンハウス@京都のご案内

友人のタイニーハウスビルダー・竹内友一さんが手掛けている、タイニーハウスの映画「simplife」全国キャラバン上映会+オープンハウス@京都 のご案内です。

京都市上映会の現地コーディネーターとして、京都造形芸術大学環境デザイン学科 辻村・ヤギゼミ と、Love the Life がお手伝いしています。

現代の住まい・暮らしを考えてみたい皆様、貴重な機会ですので、ぜひお運びくださいませ。


【 simplife 】

— 手づくりの家でシンプルに暮らす人たちの物語を綴ったロードムービー —

 

枝垂れ桜が満開の季節、京都のお寺にタイニーハウスがやってくる!

[開催日]2017年4月3日(月) 上映会+オープンハウス

[オープンハウス]実物のタイニーハウスを見学 (無料)/14:00-17:00

[上映会+座談会]開場18:00/開演18:30/上映時間75分/閉会21:00

[料金]¥1500+ワンドリンク¥500

[定員]先着40名様(ご予約優先)

[お問い合わせ・ご予約] info@lovethelife.org(Love the Life)まで。

[会場]D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学

(京都市下京区新開町397 本山佛光寺内)

http://www.d-department.com/jp/shop/kyoto

 

■「身の丈の暮らし」をテーマにしたロードムービー

アメリカ西海岸で広がりを見せる「タイニーハウス・ムーブメント」のパイオニアたちを訪ね、小さな暮らしや多様なライフスタイル、コミュニティとの共生など、新しい幸せのカタチをさがしにいきました。様々な理由からタイニーハウスを選択した人たちの暮らしはとても個性的。ものを手放したことで、たくさんの自由を手に入れることに成功しています。そんな人たちの言葉や暮らしの景色から、自分らしく生きるためのヒントが見つけられるかもしれません。

■ 手づくりの家でシンプルに暮らす人たちの物語

このムービーはタイニーハウスの技術的なサンプル集ではなく、そこに暮らす人たちの想いにフォーカスして製作しています。出会った人たちは暮らしをより豊かに楽しくするアイデアを持っていて、自分らしくユニークな方法で人生の主人公になっていました。そこにはタイニーハウスという言葉では括れない、多様な生き様がありました。

■ 文化的な広がりをみせる、タイニーハウスって?

タイニーハウスとは「小さな家」の総称で、ツリーハウスやハウスボート、もちろん地面に基礎のあるものやトレーラーの上に載っているものも全て含まれます。2000年にジェイ・シェーファーがトレーラーの上に自作したタイニーハウスがメディアで注目され、その「量より質」の精神と共にタイニーハウス・ムーブメントとして広がり、自分とモノ・お金・環境とのつながりを見直す人たちのライフスタイルとして定着しつつあります。


< 3月末より全国上映キャラバン開催決定! >

simplifeの上映はポップアップ形式で、日本全国のカフェやコミュニティスペース、上映場所まで車でタイニーハウスを引っ張って駆けつけ、スクリーンに映画を投影して開催します。

OPEN HOUSE【 実際のタイニーハウスを見学 】

今回のタイニーハウスは牽引できるタイプですので、ある程度の広さのある場所であればタイニーハウスを停めて、皆さんに見ていただくことができます。

SCREENING【 simplife上映会 】

アメリカ西海岸でタイニーハウスに暮らす人々を取材したロードムービーを上映します。

DIALOGUE【 上映会後は座談会 】 

上映会後は、皆さんの疑問、質問にお答えします。集まった皆さんとの懇親会も可能です。


< 全国の詳しい上映スケジュール、詳細はHPで >

http://simp.life

制作:simplife製作委員会

お問い合わせ:hello@simp.life(Tree Heads & Co. 竹内)

 

< 京都市上映会コーディネート >

京都造形芸術大学環境デザイン学科 辻村・ヤギゼミLove the Life

 

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 はこんな場所

 

本山佛光寺 御影堂門

本山佛光寺 左・阿弥陀堂と右・大師堂

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 ショップ 外観

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 ショップ エントランス

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 ショップ 内観


[上映会+座談会]はこちらの dd食堂 で行います。

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 dd食堂 外観

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 dd食堂 看板

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 dd食堂 縁側

D&DEPERTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学 dd食堂 内観


皆様お誘い合わせの上お越し下さいますこと、楽しみにお待ちしております!

 

2017.02.26. 京都造形芸術大学 卒業作品展01

今年も着物で、京都造形芸術大学の卒業作品展に行ってまいりました。

まずは、自家焙煎珈琲 ヴェルディ京都造形芸大店(デザイン:辻村久信デザイン事務所)でランチ。本日のカレー、日替わりプレート、ブレンドコーヒーを。

 

この日は、環境デザイン学科/辻村・ヤギゼミの講評会ツアーに参加。作品を出品している4年生、それを見に来られた親御さん、卒業生、客員教授の先生方など、30人ほどの大所帯で、展示作品を見て回ります。

人間館1Fカフェ横に展示している作品からスタート。4年生の学生さんが自分の作品について、皆の前で5分程度プレゼンし、先生方や卒業生がコメントという流れです。

いつもダンディな大石先生。


 

■ 環境デザイン学科/辻村ヤギゼミ

滋賀県の道の駅を考えた作品。琵琶湖周辺の山並みを模した天井がダイナミック。

 

食べる料理の重さによって、天板形状が変わるテーブル。今までにないアートインスタレーション。

 

枯山水の石庭のように並べられた半円形オブジェ(スツール)作品。実は座ってみると、それぞれの形状・柔軟性の違いを感じられる体験型作品。(しかーし「椅子だよ、座っていいよ、体験してね」とか周辺に何も書いていないので、誰も座らない….爆)

 

ハンモックカフェ。うーん、可愛いけど、普通。実際にすでにこういうお店があるので、もっと夢を膨らませて欲しい。

 

体内の内部や繭を思わせる、球体の座るためのオブジェ作品。構造はチープなんだけど、暗い空間の中、光のインスタレーションで美しさを演出。

 

影絵を空間演出に用いる、体験型レストランの作品。精巧に仕上がった模型、映像まで添えたプレゼン手法、縮尺1/1のインスタレーションまで、とてもよくできていました。ただ、『なぜそのお店が必要なのか?』『なぜその区画設定なのか?』という、コンセプトの根本が無いのが残念。

 

■ 環境デザイン学科/その他のゼミ

京都京北の北山杉を使った、スツール&インテリア小物の作品。丸太輪切りをそのまま使用し、北山杉の美しさにハッとさせられる。強度、重さ、構造、スタッキングできるなど、とてもよくできています。これは後日、購入します!同時に京北林業に関わる建築作品も提案してあったのですが、それはどうでもよくて、この家具が素晴らしかった!

 

元田中地区の古い住宅地を、あぜ道を使って住宅地を新しく造成する街開発提案作品。元田中地区は実際に空き家や空き地が増えてきている現状を、よく調査、検証し、そして提案の結果へと導き出している、優秀な作品。屋台形式で設置されたブースも、調査・検証をまとめたプレゼンボードも、模型も全てがよくできている作品。「あぜ道を使った街の風景が、映画『この世界の片隅に』に出てきた呉の街の山手によく似ているねぇ」と伝えたら、なんとご本人呉市の出身だそうで、びっくり。(私が学長賞あげるんだったら、この作品だな)

 

■ 勝野賞

総評が終わり、今年の勝野賞(毎年独断と偏見でこっそり出している賞/笑いの要素必須)に選んだのは…辻村ヤギゼミ/植松さんの「たまごのかたち」です!!!

これね、置いているだけで自然と子供達が遊びに来て、自然にこのたまごを使って遊んでいるの。何も考えずに座ったり、ひっくり返したり、たまごの黄身を出して中に入ってみたり。白身の部分も360度柔軟な素材で出来ているので、投げてもぶつかっても安全。

プレゼンの映像でも、実際に子供達に遊んでもらい、その映像でどのような結果が得られるかも、しっかり調査・検証されているのがわかります。

「たまご」の発想からスタートし、「たまご」を100%完成しきった、「バカ」を最大限活かした、完璧な仕上がり。勝野賞決定であります!!!

彼女はアトリエ系デザイン事務所ではなく、オフィスデザイン設計会社のデザイナーとして就職が決まっています。この発想力を活かして、楽しいオフィスのデザインをしてくれることでしょう。将来が楽しみです!

 

そして、卒展は続く… ●△■

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■