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カテゴリー : 展覧会

着物で訪れたい展覧会や展示会のご紹介。

2017.02.02. 着物展示会まわり 藤井絞&竺仙

藤井絞 展示会

【第9回呉服業界若手経営者の会】からの繋がりで、朝から藤井絞さんの展示会にお伺いしました。

7年前、金麦のCMで檀れいさんのお召しになった雪花絞浴衣(浴衣:藤井絞+張正/呉服店:東三季/着付スタイリング:コバヤシクミ先生)が大きく話題になってから、大好きな雪花絞浴衣。東三季さんでその夏に唯一仕入れておられた、たった一本の貴重な藤井絞さんの雪花絞浴衣を速攻手に入れました。毎年夏にはその浴衣を着ていますが、今見ても、最高の色の走りで、万華鏡のように美しいのです。(*一生もんです大事に着ます!)

通常呉服店では数本の絞り浴衣があるだけで、毎年いろいろ見てみるものの「コレは!」という出会いに恵まれないまま数年。様々な技法で制作された数百反もの浴衣を一同に拝見できる機会はないので、恐れ多く思いつつお伺いしたのです。

一階のスペースでは、貴重な正絹の絞り作品を拝見。さりげなくも美しい技巧の凝らされた美しい絞りの反物たち。ため息。

 

二階では、どどど〜〜〜ん!夢にまで見た、絞り浴衣の反物天国!(すでに興奮MAXでわけがわかんなくなっています/笑)

大胆なデザインの板締め絞り。宝石のような江戸切子のような輝く雪花絞り。シックなものから艶やかなものまで様々な雪花絞り。職人技が光る手の込められた板締め絞り、縫締め絞り、竜巻絞り。どれも素敵で、ああ、本当に素晴らしい。眼福のひととき。

そして、ずっと見ていたいのだけれど、午後の展示会の予定があるため、時間切れ。後ろ髪引かれつつ、藤井絞さんを後にします。藤井様、とても貴重な機会をありがとうございました!(後日また「藤井絞祭」に行くのですけれど)

 

京洋食まつもと

ランチは「京洋食まつもと」で。

特別な逸品のビーフシチューをいただきました!濃厚な大人味のデミグラスソースの味わいが、柔らかいビーフと相まって、極上の美味しさ!

食後には美味しいコーヒーをいただきつつ、着付師・吉澤暁子先生と色々お話もでき、至福のひととき。「着付けは、理論」というお話に、興味津々。吉澤先生、お忙しい中、ありがとうございました!

そして、次の展示会へ。

 

竺仙 新作発表会

一般人は通常入れない竺仙新作発表会@京都へ。昨年から姫路の呉服店さんのご好意で、店主様と一緒にお伺いしています。今年もご近所着物会のみなさまと。

(*竺仙新作発表会は特別な取材以外では撮影禁止のため、写真はありません。東京展の様子は、きものカンタービレ♪さんの取材記事でどうぞ → ●△■

 

ご一緒した美人のSさんと。以前お会いした時に、たまたま出た「アンティークの鳩柄羽織持ってんねん」話から、示し合わせて、この日は双子コーデにしてみました。

図案の鳩が似てる似てる!顔つきも、飛ぶ姿も!きっと昭和初期、同時代に作られたものなのでしょう。見事に黒羽織と赤羽織に別れたのは、それぞれ羽織とのご縁ですね〜。


アンティークは卒業したと言いつつも、大好きで手放せないアンティーク着物たちも数点あるのです。久しぶりに日の目を見せてあげられる良い機会になりました。

竺仙展示会では、コーマ地・綿紅梅・絹紅梅の浴衣から、江戸小紋、琉球紅型まで竺仙の主力商品が一同に拝見できる貴重な機会。それはまたワクワクしながら、いろいろ拝見していると、あっという間に時間は過ぎて。

十分拝見して試着して満足して、展示会からおいとました後、YちゃんとFOB.A(元FOOB-COOPのCAFE)で一服。冷たいドリンク飲んでヒートダウン。(笑)

 

夜は、5ヶ月ぶりの「草喰 なかひがし 2月席」へ。(3月に入ったら公開予定)こちら → ●△■

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■

 

2017.01.17. 【地球に落ちて来た男】デヴィッド・ボウイ

東京での【DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展】開催に合わせ、東京他各地でデヴィッド・ボウイの映画が順次公開されています。

京都でも「地球に落ちて来た男」が上映されるということで、京都みなみ会館まで観に行ってきました。火曜日は、カップルか夫婦で行くと安くなるのだ。

京都みなみ会館、建築の外装はまるでバブル期に建てられたパチンコ屋みたい。(謎)

上映ホールは一つのみで、床がめっちゃ湾曲してるの〜。歩いていたら酔いそう。椅子に腰掛けて、見上げる感じで見ていましたが、上映中は意外と大丈夫でした。

「地球に落ちて来た男」は、めっちゃへんてこな映画!(笑)映画の内容はともかく、デヴィッド・ボウイの美しさが素晴らしい!!!なんて、美しいんだ!こんなに美しくカッコ良い人間は唯一無二。デヴィッド・ボウイを愛する人は絶対観た方がいいと思います。

今後は「ジギー・スターダスト」も上映(*京都での上映期間は未定)される予定なので、絶対観ます!


【DAVID BOWIE is | デヴィッド・ボウイ大回顧展】も〜4/9までの会期中のどこかで、絶対行きます!みまさまもぜひ素晴らしいデヴィッド・ボウイを観に、展覧会にも映画にもお運びくださいませ。

 

2017.01.14. Desalon Kyoto 課外授業「日本の表装」展観覧ツアー

いつもとても貴重なゲストの講演会を開催してくださる「Desalon Kyoto」。今回は以前に講演会を拝聴した【装潢師・岡岩太郎氏(株式会社岡墨光堂 代表取締役)】と巡る特別鑑賞ツアーに参加してきました。

以前デザロンでの講演会の際に、「国宝・鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」など、重要文化財・国宝などの絵画・書跡の修復に関する貴重なお話をお聞きしました。

時代を超えて受け継がれる日本の文化遺産を、これからどのように修復し後世へ守り伝えていくべきか、日本でしか実現できない修復技術、科学技術の応用。今回はそれら貴重な「日本の表装」の修復の裏側・奥深くまでわかる展覧会2つを、岡岩氏の解説付きで巡りました。技術も考え方も、目から鱗なお話ばかり、とても貴重な機会となりました。「表装」おもしろい!

開催中の展覧会は、下記にて。順番としては、先に京都大学総合博物館から巡るのが◎!

□ 京都大学総合博物館「日本の表装 〜紙と絹の文化を支える〜」

http://www.kyoto-u.ac.jp/…/sou…/events/2016/170212_0955.html

会期:~2017年2月12日(日)9:30~16:30(入館は16時まで)月・火曜休館

入場料:400円

 

□ 京都文化博物館「日本の表装 〜掛け軸の歴史と装い〜」

http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/soukou2016/

会期:~2017年2月19日(日)10:00~19:30(入室は19時まで)月曜休館

入場料:500円

 

Desalon Kyoto」主催者の皆様、装潢師・岡岩様、この度も貴重な機会を誠にありがとうございました!!!

 

「日本の表装」展観覧ツアー 終了後は、いちごまみれと落語会へ → ●△■

 

2017.01.09. 京都お散歩日記 京博とゑべっさん

新成人のみなさま、ご成人おめでとうございます!

新しき門出をお祝い申し上げます。

着付師のみなさま、素晴らしい門出のお手伝い、お疲れ様でした!

 

成人の日、京都は午後から雨予報のお天気でしたが、一時雨がぱらついたものの、ほとんど雨が降らない天候が持ち続け、幸いでした。道すがら、すれ違う素敵なお着物のお嬢様方に微笑ましく、嬉しい思いでいっぱいになりました。

 

■ 「とりづくし-干支を愛でる-展」「生誕300年 伊藤若冲展」@京都国立博物館

今年お初の展覧会「とりづくし-干支を愛でる-展」「生誕300年 伊藤若冲展」を観に、京都国立博物館へ。

「とりづくし-干支を愛でる-展」では、酉年にちなんだ鶏・鳥・とりの作品をたくさん展示。古くは奈良時代の逸品から。時代がいつであっても、人々はとりを神と祀り、愛でていたんだな〜と感じる展示でした。

「生誕300年 伊藤若冲展」では、若冲の水墨画を中心に展示。特に印象的であったのは、若冲が活躍し始める前、初期の水墨画作品を観られたことです。植物や動物を緻密に超絶技巧で描写する以前の、若冲がどのように楽しく筆を墨を滑らせて描いたのか、はっきりとわかる勢いのある画風を感じられたことが新鮮でした。初期であっても構図・物の捉え方は、すでに若冲のオリジナリティーが健在。本展で初公開の作品もいくつかありますので、ぜひ少しでもお時間ある方には観ていただきたい展覧会です。(*土日でも若冲なのに空いています。若冲展だけなら1時間弱あれば観られます。)

どちらの展覧会も会期は〜1月15日まで


■ ゑべっさん@京都ゑびす神社

展覧会終了後、京都国立博物館から徒歩でのんびり祇園の京都ゑびす神社へ。1月9日は宵ゑびす。舞妓さんのご奉仕による福笹と福餅の授与は、1月11日残り福の日です。

土日だし1時間待ちとか行列で混んでいるかと思ったら、あらあら、すんなり社殿前まで入れて拍子抜け。時間が中途半端な夕方だったのが良かったのかな?

お参りを済ませて、お守りの木札をいただき、楽々終了。


■ 珈琲屋さん巡り

新年のご挨拶に、珈琲屋さん巡りの続き。

ELEPHANT FACTORY COFFEE

 

かもがわカフェ

 

昨年後半から京都市内で新しいカフェ・珈琲店が続々増えている様子。今年もたくさんの珈琲屋さんを順繰り巡っていきたいと思います。

 

2016.10.14. 「形見一郎のデザイン」出版記念パーティーと「POLYPHONY展」

■「形見一郎のデザイン 1996-2016」出版記念パーティー

「形見一郎のデザイン 1996-2016」出版記念パーティー@モントーク・表参道へ参加してきました。

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今も色褪せない、形見一郎氏デザインのエッセンスが健在のインテリア。

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窓を通して、街とインテリアの関係性。本来、商業空間が持つべき、街に開かれたインテリアデザインを創造し続ける形見一郎氏デザインのお店ができることで、その街が変わるのです。

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開始時間前に入店したのでテラス席に座席を確保しましたが、すんごい人人人で、店内奥で始まったトークが聞こえない状態。トークショー第一弾は、山本宇一氏、北見美紀氏。トークショー第二弾は西脇一郎氏、塩見一郎氏、佐藤一郎氏のイチローズ揃い踏み。形見アニキもきっと喜んでる!

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移動できない程の人でパティーが賑わう中、久しぶりにお会いする方とご挨拶できましたし、最もお会いしたかった北見美紀氏、山本宇一氏にもしっかりご挨拶できたので良かったです。形見一郎アニキ、天国から見てるかーい?みんな愛するアニキの作品に集っているよ!

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昨年10月に急逝された、伝説のインテリアデザイナー・形見一郎氏(KATA inc.)。Love the Lifeが東京へ移住し、縁も所縁も一切ない東京という地でインテリアデザイン業を単独で開始し始めて間もない頃、1997年に形見一郎氏との出会いがありました。

当時自由が丘に住んでいたので、クリエイティブ業界のお友達と真夜中に集うため、「すっごいおしゃれで楽しいお店があるんだよ」と、深沢不動のバワリーキッチンに連れて行ってもらったのが最初のキッカケです。一度でバワリーキッチンの素晴らしさのファンになって、毎週一度は通うようになっていきました。クリエイティブなお友達と夜中に集うのは必ずバワリーキッチン。青山や六本木からもわざわざ車でバワリーキッチンまで行くファンでした。(今でも当時の空気感と変わらず、たまに行きます。)

インテリアデザイン、ディスプレイ、小物、音楽、料理、すべてが楽しい本当にいつ行ってもわくわくするお店で、バワリーの素敵さをウェブサイトで紹介すべく、バワリー店内で空間や小物をスケッチ(当時はデジカメがまだ無い時代)しているところを、山本宇一氏にこっそりチェックされていた(勝野は内緒で書いてるつもりだった)のです。山本宇一氏から形見一郎氏に話が繋がり、ご本人から直接「お会いしませんか?」とメールをいただいたことで繋がったのです。

インテリアデザイン業界の知り合いは一人もいなかったので、めちゃくちゃ光栄で嬉しかったこと!その後はアニキとして尊敬しまくりながら、何かある時にご案内くださったり、可愛がっていただきました。形見氏からお声をかけてくださったことでお会いでき、初対面の日にバワリーキッチンで朝まで飲み明かした(しゃべり明かした)こと、あの時の形見氏の笑顔、声、本当に今でも忘れられません。

山本宇一氏とともに東京のカフェ文化を最先端で発信し続けてきた形見氏のインテリアデザインの業績が書籍になって発売されること、本当に悦ばしいことです。形見氏が残したインテリアデザインを、新しいKATA inc.の若手デザイナーさん達が系譜を繋げていってくださることを楽しみにしています。

Love the Lifeのインテリアデザインにも、もちろん形見一郎アニキの影響は多大に出ています。Kranzとか最たる事例で、ひとつのお店とその街の環境とのあり方、どうやってお客様をワクワクさせるお店の躍動感を演出させられるか、ローコストで配管配線丸出しでもいかにかっこよくデザインを魅せられるか、など多岐にわたる影響が続いているのは確かです。今でも「形見一郎アニキだったらどう言うかな〜」と思いながらデザインします。尊敬するアニキでもあり、インテリアデザインの心の師匠でもあり、永遠に形見一郎アニキのエッセンスはLove the LifeのDNAに組み込まれ、これからも進化してゆくことを誓います!!!

 


■ ガラス作品展「POLYPHONY」

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「形見一郎のデザイン 1996-2016」出版記念パーティー前に、ちょうど表参道で開催されている、中学校の同窓生の工藤百江さん(グラススタジオ コヨーテ)のガラス展「POLYPHONY」へ伺いました。とんぼ玉やペンダントトップなどのガラスアクセサリーを中心に制作されています。以前神戸での展覧会に伺えなかったので、今回の出張で伺えるタイムリーさで、なんとしても一度作品を拝見したかったのです。

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ガラス作家さん8人の合同展で、アクセサリー、器、立体オブジェまで、素敵な作品がたくさんありました。

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素敵な作品の中から、工藤百江さんの海月(くらげ)の帯留をいただきました!深い深い藍色に浮かぶ白い儚い海月。どんな着物にコーディネートしようか、楽しみであります!

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そして、もう一つ。入澤友成さんの作品を。ぽってり重厚なまあるいガラスの中に浮かぶ怪しい花のペンダントトップを、帯留バージョンにしたものを特別に注文制作で。どんな大胆な帯留になるか、楽しみです!

 


焼鳥酒場「本田商店 人形町本店」

パーティー後は、ホテルのある日本橋界隈に戻り、深夜に食事ができる場所を探す探す。日本橋〜三越前は深夜営業しているお店は少ないので、人形町まで散歩。終電が無くなる時間帯の深夜に人形町を徘徊するのは初めてですが、さすがに朝まで営業しているお店がたくさん!よかった、まともな食事にありつけそう。

何店舗か候補のお店を巡りつつ、ファサードの可愛さで焼鳥酒場「本田商店 人形町本店」へ。小さな小さな古い店舗付き住宅(看板建築)を一棟リフォームしてお店にしています。ファサードはモダンな白タイル貼り+イエローのネオンサインが効いていて、排気ダクトをわざと大胆に露出させているワイルドさもいい感じ。暖簾が妻屋根の形になっている(入口ドアの木貼りパターンも呼応している)のも秀逸。一階はオプンキッチン+カウンター席のみでモダンな内装、二階はテーブル席で古い建築躯体造作を活かした簡素な内装。

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一通り小腹が満たされる程度に焼鳥をいただきました。お味もボリュームも真っ当で、サービスもとても気持ち良く、インテリアデザインも可愛くて、満足満足。

お肉屋さんの直営らしく、価格が激安!「えええ〜〜〜東京でこの価格ありえへん!」ってお安さで、会計時にビックリ!深夜でも満席なことに納得。とても良いお店です。また来よう。

東京で安メシは人形町に限るな。これからの出張時はこの周辺のホテルにしよう。

 

次の日10月15日は展覧会巡りへと続きます。→ ●△■

 

2016.10.09. 「篠田桃紅展」と#playkimono

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「篠田桃紅展 -人生は一本の線-」と着物イベント「#playkimono」を見るため、阪急百貨店うめだ本店まで着物でお出かけ。着物は考える余裕なかったので、「いちのすけの風〜其の拾」春風亭一之輔独演会の日と同じコーディネートです。

篠田桃紅さんのことはテレビの特番でご活動を拝見したり、家庭画報国際版で書の作品を拝見したりして、大好きな方なのです。書家と言うより、現代美術家です。

展覧会では数々の素晴らしい現代美術作品、書の作品が展示されていました。モダンでカッコ良く、こんな書家は唯一無二の存在。実物を間近で拝見することができ、めちゃくちゃ感動しました!!!

そして、1960年代モダニズムの時代から歴史に名を残す建築家やインテリアデザイナーと空間デザインをコラボされていたということを初めて知り、とても驚きました。インテリアデザイン史レクチャーでみなさまに公開しているあの空間にも、さり気なく篠田桃紅さんの作品が!!!(*詳細はレクチャー受講されたわかる方だけに、こそっとお知らせします。)建築史、インテリアデザイン史どちらを語る上でも、たいへん重要人物であります。

たくさんの作品を、ぜひとも国立近代美術館で永久保存していただきたい。またご存命のうちに、人間国宝に!!!

 

展覧会満喫の後は、同じフロアで開催中の「#playkimono」を見学。

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きものアルチザン京都が出展されていたり、着付師・吉澤暁子先生セレクトの着物コーディネート展示があったり、カジュアルブランドの着物屋さんの出展も。

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伝統工芸ブランドの展示。

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会場センターの#pk Barでは日替わりで様々なトークイベントも開催。

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着物が映える coffee スタンド。

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京都の日本酒とお弁当やおつまみを売る、#pk Sake Bar 。お弁当は完売、残念!

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などなど、盛りだくさんに楽しめるイベントとなっていました!また開催されると思いますので、着物好きのみなさま、また機会があれば訪れてみてくださいね〜。

 

阪急うめだに立ち寄った後は、いつも「自家焙煎珈琲工房 カフェ・バーンホーフ・阪急三番街店でお茶してから京都へ帰ります。梅田駅直結で、自家焙煎珈琲をいただける貴重な場所。(*東京・南千住のカフェ・バッハ系列のお店です。京都ではカフェ・ヴェルディがあります。)

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美しいモノに触れる、充実した大満足の1日でした!

 

2016.10.04. 開化堂カフェと「河井寛次郎展」

雨ばかり続いた9月を越し、久しぶりに秋を感じる清々しい晴れの日に、開化堂さんが2016年5月21日にオープンされた「Kaikado cafe(開化堂カフェ)」に初めて行ってみました。京都の伝統工芸品の金属茶筒で有名な開化堂さん。世界的にも有名な茶筒ですので、日本茶や伝統工芸品、デザインに興味のある方はよくご存知ですよね。カフェがオープンしてしばらくはメディアの影響もあるので、お客さんが少なくなり運営も落ち着いた時期に行こう行こうと思いつつ、5ヶ月も経ってしまいました。

■ 開化堂 http://www.kaikado.jp/japanese/index.html

■ 開化堂カフェ http://www.kaikado-cafe.jp/

営業時間:10:30~19:00 (L.O.18:30)

定休日:木曜日、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)

京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352

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場所は、七条河原町上ル東側。京阪七条駅からもJR京都駅からも歩けます。

約90年前の市電の車庫兼事務所の建物を改修して使用しています。外装は古びた味わい(壁左官のクラックや剥離部分も補修せず)をそのまんまにしているのも面白い。

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内装は建物本体古いままむき出しにしつつ、白木と銅板で構成された新しい内装がステキ。と、エントランスを入った場所から見た感じは、とてもかっこよく見えます。

が、、、白木と銅板のカウンター造作はめっちゃかっこいいのですが、う〜ん、お店全体は細部で微妙〜〜〜。茶筒や食器など素敵な商品(1万円以上の高額商品)を陳列したガラスショーケースは間接照明が入っていないから商品がどんより影になってる、奥の厨房はダメな使い方(洗い物は見せたらあかん。パステル色のダスター使うたらいかん見せたらいかん。)が客目線で丸見え、テラス側からはカウンター内側の綺麗じゃない収納部分が全部丸見え(スタッフのドリンクペットボトルを見えるカウンターに置いたらいかん。レジ周りの書類や小物は見えるところに置いたらいかん。カウンター内を見せるんやったら全て扉つけるか引出しにして一切煩雑なものが見えないように徹底すべき。)、エアコン丸出し、照明計画が×、テラス席も適当感出てるのも残念。久しぶりにかっちょいいお店ができたかも!と期待して行っただけに、フォトジェニックなかっこいい部分は一部だけなのに、ちょっぴりがっかり。(設計者が悪いと思う部分多々あり〼)

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お客さんの立場としても、一人でゆったりお茶できる席が少ないのは問題あるかも。入り口すぐの狭い狭いカウンターしか一人でお茶できるような席が無く、開化堂さんやし期待して来る一人旅の人にはちょっと辛いかも。カウンター周りにオープンキッチン内のお点前を見ながらゆっくりできる席が欲しいな。グループで座るにしても4人席が3つしかないし、二人客も遠慮しちゃう雰囲気。フロア面積の割にカウンター周辺と厨房面積を大きく取りすぎで、客席が狭すぎ。カウンターなんか半分で演出もオペレーションもできるはず。(設計者が悪いと思う部分多々あり〼)

リッチな気分で開化堂の茶筒を眺めながらゆったりお茶する〜〜〜、っていう夢は叶わないのが残念。もっと茶筒を愛でたいな、いっぱいの茶筒に埋もれて幸せを感じたいな、って思います。

 

いただいたメニュー、日本茶・スイーツは抜群に美味しかったです!

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「Kaikado cafe(開化堂カフェ)」のリサーチ後は、歩いて京都駅へ。

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えきKYOTOで開催されている「没後50年 河井寛次郎展 〜過去が咲いてゐる今 未来の蕾で一杯な今〜」へ。

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寛次郎の初期から晩年までの陶芸作品、彫刻作品、キセルなど小物作品、室内家具作品、民藝運動との関わり、影響を受けた様々な骨董品。素晴らしい数々の作品で、河井寛次郎のすべてを感じられるとても良い内容でした。

展覧会を見逃してしまった方は、清水五条にある河井寛次郎記念館を訪れてみましょう。自邸と工房をそのまま保存した記念館は、着物にも映え、素敵な場所ですのでぜひ!

河井寛次郎記念館 http://www.kanjiro.jp/

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【まちデコール 2016 】@大阪 開催間近!!!

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今年は関われずにいますが、秋のインテリアデザインの大イベント「まちデコール 2016」@大阪 が開催間近です!!!

 

今年のテーマ:「恋するインテリア」

期間:2016年10月8日(金)〜14日(金)

*開催期間・時間は場所により異なりますので、よく調べてお出かけください。

■まちデコール 公式サイト

http://machi-decor.com/

 

■大阪工業大学 × 京都造形芸術大学センエイ35㎜合板テーブル作品展

http://machi-decor.com/official7/

合板を使用した家具デザインを、学生たちのアイデアで。

開催期間:10/12(水)〜10/14(金)

開催場所:本町ガーデンシティ1F 大阪市中央区本町3-6-4

 

■パンに恋するインテリア

http://machi-decor.com/official6/

美味しいパン、いっぱい食べたい!開店時間に行かないと、売り切れ必須!

開催期間:10/12(水)〜10/14(金) 11:00〜17:00

開催場所:本町ガーデンシティ1F 大阪市中央区本町3-6-4

 

■デザイン×伝統vol3

https://www.facebook.com/events/328858590800119/

西陣織のりんどう屋さん、西陣絣のいとへんuniversさん、有松鳴海絞のcucuriさんなど、伝統工芸の技を活かしたファッションアイテムの新しい展開の販売&展覧会。

開催期間:10/7(金)〜10/10(月祝)11:00~18:00

     ※10月10日(月・祝)のみ17:00まで

開催場所:中之島SPINNING 大阪市中央区北浜2-1-14

 

■「恋する収納@ROOM10」その1★ビビッド&ディープにモノを持つ「気になるあの人のVIVIDEEP展」★

https://www.facebook.com/events/604211146425021/

収納のプロが提案する桐箱収納と、気になるあの人の宝物。

開催期間:10/8(土)〜10/14(金)10:00~19:00(9日のみ休み)

開催場所:ROOM10・テンネット 大阪市土佐堀1-4-8日栄ビルディング9F

 

大阪市内各所で楽しいイベントが繰り広げられます。ぜひ清々しい気候の時期にお散歩がてら、大阪市内を回ってみてくださいね。いっぱい催しがありすぎて、全部は回れませんが、行ける期間・時間に応じて楽しんでいただければ幸いです。ぜひぜひみなさまお運びください!

 

【村上隆スーパーフラット・コレクション展】図録届いた!

今年前半に横浜美術館で開催された【村上隆スーパーフラット・コレクション展】の図録が届きました!

分厚っ!!!重っ!!!

この図録、展覧会が終わってから半年、待ちに待ったできあがり。

展覧会会場で予約した人は3,900円で購入可、現在一般発売ではなんと10,800円!カタログ製作には様々なプロセスがあったみたいで、経費も膨大に掛かったそう。なんて貴重な図録!!!一冊はストック用に、一冊は閲覧用に、もう一冊予約しておけばよかった…。重いけど、かさ張るけど。

ゆっくりと “ 開封の儀 ” を行いたいと思います。

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2016年 夏の展覧会情報@関西

いよいよ7月1日から京都は祇園祭です!梅雨の真っ最中で蒸し暑い毎日ですが、観るべき展覧会も目白押し!浴衣で着物で、祇園祭と合わせて展覧会巡りもどーぞ!

 

■ 「古橋悌二《LOVERS / 永遠の恋人たち》」展示

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本プロジェクトでは、京都を拠点に活動し、世界のアートシーンに大きな影響を与えたアーティスト・グループ、ダムタイプの活動を改めて捉えなおし、ダムタイプが現代のアーティストに与えた影響と、アーティスト・グループやアーティスト・コレクティブといったジャンルを超えたアーティストによる協同の可能性を考えます。
本プロジェクト内で紹介するダムタイプの中心メンバーでもあった故・古橋悌二(1960-1995)の代表作《LOVERS-永遠の恋人たち》は、2015年より古橋の卒業校でもある京都市立芸術大学の芸術資源研究センターが、高谷史郎を中心とするダムタイプのメンバーの協力のもと修復を進めてきたものです。 修復の完成を機に、京都芸術センターと共同で本作品を展示します。
展示期間中には、トークや作品映像の上映、修復資料の展示、パフォーマンス等も実施します。

会期:2016年7月9日(土)〜2016年7月24日(日)
時間:10:00〜20:00(*7月14日-16日は祇園祭のため17:00閉館)
休日:会期中無休
料金:無料
場所:京都芸術センター・講堂 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
URL:http://www.kac.or.jp/18805/

 

トークイベント
日時:7月18日(月・祝) 13:00–15:00
会場:京都芸術センター フリースペース
料金:500円 ※事前申込不要
出演:阿部一直[山口情報芸術センターキュレーター/アーティスティック・ディレクター]、石谷治寛[京都市立芸術大学 芸術資源研究センター研究員]、住友文彦[キュレーター/アーツ前橋館長]、石原友明[京都市立芸術大学 芸術資源研究センター所長]、高谷史郎[アーティスト/ダムタイプ]
ファシリテーター|建畠 晢[京都芸術センター館長]

ナイトパーティー
日時:7月13日(水) 20:00–
会場:METRO
料金:2,000円+1ドリンク
出演アーティスト:OK GIRLS[砂山典子・田中真由美・薮内美佐子] 、BuBu de la Madeleine、山中透 a.k.a. DJ Lala、南琢也[softpad]、フランソワ・アルデンテ&マルガリータ・アルデンテ

ダムタイプ作品上映会
※入れ替えなし、入退場自由
・Day1:7月18日(月・祝)
 16:30-《S/N》 18:00-《memorandum》 19:30-ゲストトークI 20:00-《pH》

・Day2:7月19日(火)
 16:30-《Voyage》 18:00-《OR》 19:30-ゲストトークII 20:00-《S/N》
会場:METRO
料金:1000円+1ドリンク ※要メール予約
申し込み:前日までに参加希望日、お名前、人数を明記の上、METRO[ticket@metro.ne.jp]までお送りください

[ゲストトーク I ]
モデレーター:浅田彰[京都造形芸術大学大学院 学術研究センター所長]
トークゲスト:BuBu de la Madeleine[アーティスト]、松尾惠[MATSUO MEGUMI + VOICE GALLERY pfs/w]

[ゲストトークII]
モデレーター:小崎哲哉[『REALTOKYO』『REALKYOTO』発行人兼編集長]
トークゲスト:OK GIRLS[砂山典子・田中真由美・薮内美佐子]、福永信[小説家]

 

■ 「生誕300年記念 伊藤若冲 ─京に生きた画家─」展

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独創的な表現で人々を魅了する画家・伊藤若冲(1716~1800)。生誕300年を記念した本展では、当館の若冲コレクションを一堂に展示するほか、京都にある若冲ゆかりの寺院が所蔵する作品、弟子の作品や文献資料を併せて紹介します。

会期:2016年6月25日(土)〜2016年9月4日(日)
   前期 6月25日(土)〜7月31日(日) 後期 8月2日(火)〜9月4日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1200円 学生1000円
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
URL:http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex048/index.html

 

■「ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」展

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ポール・スミスは、世界で最も著名なイギリスのデザイナーの1人です。ロンドンのデザインミュージアムで開幕し、大好評を得た展覧会「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」がヨーロッパ各地を巡回し、2016年6月、いよいよ日本にやってきます。
本展では、わずか3メートル四方だった一号店からスタートし、今では約70カ国に展開する世界的なファッションブランドへと成長したポール・スミスの軌跡を、映像インスタレーションや再現展示などを通じてご紹介し、ファッションの枠を超えた創造性とそのユニークな世界観に迫ります。

会期:2016年6月4日(土)〜2016年7月18日(日)
時間:9:30〜17:00(金曜日は19:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1500円 学生1200円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町(岡崎公園内)
URL:http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2016/414.html
   http://paulsmith2016.jp/

 

■「ダリ」展

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20世紀のスペインを代表する芸術家サルバドール・ダリは,刺激的で見るものを魅了するイメージを次々と生み出し,それらを精緻で写実的な描法で描き出した。本展は,スペインのガラ=サルバドール・ダリ財団および国立ソフィア王妃芸術センター,アメリカのサルバドール・ダリ美術館という三つのダリの主要コレクションの作品を中心に約200点で構成される。油彩作品のほか,ドローイング,オブジェ,ジュエリー,書籍,彫刻など様々な表現媒体で展開された初期から晩年までのダリの多方面にわたる創作の軌跡をたどる。

会期:2016年7月1日(金)〜2016年9月4日(日)
時間:9:00〜17:00(金曜日は19:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1600円 学生1100円
場所:京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
URL:http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/2016_3_fiscal_Dali.html

 

■「ダリ版画展 ─もうひとつの顔─」展

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シュルレアリスムを代表する天才画家ダリ(1904-1989)。ダリは奇矯な言動でスキャンダラスな話題を振り撒き、誇大妄想的顕示欲こそが創造力の根源として信じて疑わず、トレードマークとも言える独特の口髭も含め、さまざまなパフォーマンスを芸術の名において実践しました。その才能は油彩、版画等の絵画制作にとどまることなく彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝石デザイン、広告デザイン、映画、文筆と幅広い活躍をみせました。

特に版画への造詣は深く、1500点以上もの作品を残しています。「柔らかい時計」「変形した肉体」「ダブルイメージ」等のダリ独特のイメージも版画という固有のジャンルで開花したと言えます。
本展は、ダリの初期から円熟期、そして晩年までの200点以上の版画作品を通して、従来の版画そのものの価値観をくつがえした画期的な作風で、20世紀最大の奇才といわれるダリの真髄を検証する展覧会です。

会期:2016年7月1日(金)〜2016年9月4日(日)
時間:10:00〜18:00(金曜日は19:30まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1200円 学生900円
場所:京都文化博物館 京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内)
URL:http://www.bunpaku.or.jp/exhi_special/next/

 

■ 「没後100年 宮川香山」展

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日本が幕末、明治維新と激動期を迎える少し前に、ヨーロッパでは19世紀後半から万国博覧会(以下、万博)が開催され、多くの国々が威信をかけて産業品を出品し、華やかな万博全盛期を迎えます。日本も1867年のパリ万博から浮世絵などを出品し、それらはジャポニスムとしてヨーロッパの芸術活動に影響を与えました。また、当時の日本の窯業界では、西洋の焼成法などが紹介され、新たな時代が始まります。
初代宮川香山(1842~1916)は、こうした激動期に陶磁器の作成のため1870(明治3)年に京都から横浜に移り、眞葛(まくず)焼として京焼の伝統を踏まえた作品や緻密に装飾された「高浮彫(たかうきぼり)」などを、1876(明治9)年のフィラデルフィア万博から次々に発表しました。それらの作品は数多くの受賞を果たし、“マクズ・ウエア”として絶賛を博しました。しかし香山はその成功にとどまることなく、釉薬や中国古陶磁の研究に邁進し、一層の成功を収めました。その多岐にわたる作風は、同時期に万博に出品していたロイヤル・コペンハーゲンなどのヨーロッパの名窯にも影響を与え合うほどのものとなったのです。
今回の展示では、前期の「高浮彫」から、後期の中国古陶磁と釉薬の研究による作品に至るまで、日本の近代陶芸を牽引した香山の全貌を、田邊コレクションを中心に紹介します。

会期:2016年4月29日(金・祝)〜2016年7月31日(月)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1200円 学生700円
場所:大阪市立東洋陶磁美術館 大阪市北区中之島1-1-26
URL:http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=365

 

■ 春季特別展「丹波の民藝(みんげい)─陶磁と染織─」展

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本特別展では、兵庫県丹波地域で、生みだされた丹波焼と丹波布を展示します。
六古窯の一つである丹波焼は、民藝運動の創始者・柳宗悦(1889-1961)が、晩年に力を注いで蒐集した陶磁器です。特に柳は著書『丹波の古陶』(1956年刊)のなかで、窯の中で灰が降りかかって偶然生まれる自然釉の陶磁器に、人智を超えた美を見出し高く評価しました。

丹波布は、草木で染めた手紡ぎの糸による、手織りの木綿布です。「つまみ糸」と呼ばれる絹の屑糸を、間隔をあけて緯(よこ)糸に織り込むことで、独特の風合いが生まれます。元々、佐治木綿と呼ばれ布団地等として地元で親しく用いられてきた縞柄の布を、柳は丹波布と呼び賞賛しました。

今回は、当館所蔵の丹波焼、丹波布と共に、丹波立杭で作陶を行った生田和孝(1927-1982)の陶芸作品を、併せて約90点展示します。さらに、兵庫陶芸美術館所蔵の丹波焼や、丹波布の復興に尽力した足立康子(1925-2014)の丹波布の作品もご覧いただけます。

会期:2016年3月5日(土)〜2016年7月18日(月・祝)
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日
料金:一般700円 学生450円
場所:大阪日本民芸館 
   大阪府吹田市千里万博公園10-5 千里・万博公園内
URL:http://www.mingeikan-osaka.or.jp/

 

◇記念講演会◇
「民芸運動と関西」
講師:藤田治彦氏(大阪大学大学院文学研究科教授)
日時:6月26日(日)13:30〜15:00(13:00開場)
会場:国立民族学博物館・第5セミナー室(大阪日本民芸館向かい)
定員:100名(※要予約)
聴講料:300円(民芸館入館料が別途必要)

「丹波布の魅力」
講師:小野絢子(大阪日本民芸館学芸員)
日時:7月10日(日)14:00〜15:30(13:30開場)
会場:大阪日本民芸館・会議室
定員:20名(※要予約)
聴講料:300円(民芸館入館料が別途必要)