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カテゴリー : 着物コーディネート

勝野の着物コーディネート紹介。

2018.01.04. 着物コーディネート

縁結びの神巡り -嵐山- の日の着物コーディネート。

雨予報だったので撥水加工された浅縹色(あさはなだいろ)地に植物柄型染め小紋着物+金赤色の杢目紋板摺り染め名古屋帯(熊谷好博子作)で、新春のお祝いを感じる華やかさを出しつつ雨仕様のコーデで。

帯揚げは、帯に馴染ませるため近似色の赤橙色の縮緬帯揚げ。帯締めは、着物の中の色から紺色を選び、引き締めて。

 

Yちゃんは、薄桃色地に桜の飛び柄小紋着物+白銀色地の唐花紋様織り出し西陣織名古屋帯で、新春らしい上品はんなりコーディネート。かわゆいです。今年は良いご縁に巡り会えますように!(かわゆい、看護師さん・現在保健の先生、良く仕事できる、めっちゃサバサバ明るい/どなたか良い方、いらっしゃいませんか?)

今年はより一層お着物を着て出かける機会をたくさん作りましょう♪♪♪

勝野と着物デートしてくださる方、どうぞお声がけくださいませね!僭越ながら、京都の街をご案内いたします。

2018.01.01. 初詣の着物コーディネート

2018年元日初詣 の着物コーディネート。

晴れる日が少ない今年のお正月の天気予報。元日は雲も多いけど晴れ間があるので、ここはやわらかもので!

深緋色(こきあけいろ)の色無地小振袖+長春色(ちょうしゅんいろ)地の捻り梅柄織り出し名古屋帯で、おめでたい紅白コーデで華やかに。

白色の総絞り帯揚げ、写真では見えないけど房が深緋色の白の冠組(井澤屋)で、おめでたい感をプラス。そして写っていないけど、小物には今年の干支である若冲の犬絵のお扇子を。

帯の柄はお太鼓にもう少したっぷりと出したいんだけど、短い帯なので胴前の柄をしっかり出すとこんな感じに。。。精進します。

今年もたくさん着物着が着られて、ええことありますように!

2017.11.12. 着物コーディネート

立川志らく独演会@京都の日の着物コーディネート。

白色・煉瓦色・錆色の横段紬着物+茶系のタイシルク半幅帯で、秋色トーンでまとめたコーディネート。(デジカメの感度の悪さで色味が飛んじゃっています…)

帯締めは黄支子色(きくちなし)色の三分紐、帯留めは赤茶色黄色空色まじりのガラス製(東風杏)で、小物も秋色まとめ。

2017.11.09. 着物コーディネート

祇園をどり2017 の日の着物コーディネート。久しぶりの観劇なので、やわらかものを。

淡紅藤色の万筋江戸小紋+黒地に大胆な菊柄のふくれ織り名古屋帯。

帯揚げは黄蘗色(きはだいろ)のちりめん地。帯締めも黄蘗色(きはだいろ)の冠組とし、小菊のような優しい色合いをプラス。観劇ですから、紅葉柄のお扇子も差して。

K様は、墨黒地の蒔糊小紋にモノトーンの帯で、上品大人なコーディネート。

秋も深まってまいりました。今年はどれくらい紅葉巡りができるでしょうか。近所だけでも紅葉の名所が多い京都なので、時間があれば紅葉散歩しようと思います。

2017.10.30. 着物コーディネート

「竹内志朗手書き文字展」「猫野ぺすか作品展」の日の着物コーディネート。北斎展に行こうと考え、不発に終わった、北斎コーディネート。北斎展会期中にリベンジ難しいかも…。

北斎コーディネートの肝は履物!北斎『凱風快晴』の「赤富士」を忠実に刺繍した鼻緒(黒田商店)+赤銅色三段草履(伊と忠)。

北斎「赤富士」のイメージで緋色グラデーションの蜘蛛絞り紬着物+山吹色の杢目板刷り染め名古屋帯(東京友禅/熊谷好博子作)。

帯揚げは、夕焼け空のイメージで、ちりめん地の柿色を。

帯締めは、北斎「赤富士」の中にある空の色に合わせて藍色の冠組(道明)とし、アクセントとしてピリリと効かせました。

次回は帯揚げの色を、緋色か茶色でまとめるか、絵の中の深緑色に変えてみるのもいいかも。北斎コーデで北斎展を観るのは叶わなくても、また秋のうちにどこかで登場させましょう♪

2017.10.24. 京都国際舞台芸術祭【池田亮司×Eklekto『music for percussion』】

■ 池田亮司×Eklekto『music for percussion』

今年もやってきました 京都国際芸術祭 2017

舞台公演のひとつ【 池田亮司×Eklekto『music for percussion』】を観に、ロームシアター京都へ。

いつもの池田亮司氏の作品では「巨大なスクリーンの映像に光の演出/ビジュアルインスタレーション/視覚体験」となるのですが、今回の舞台は「パーカッション奏者による、人体・楽器のみを使ったアコースティックコンサート」。舞台には何の演出もせず、ただただ演奏者が滞在するのみ。目の前の演奏から空間に広がる小さな音〜大きな音〜余韻。ミニマムな音響世界を体現するすごい作品でした!

京都国際芸術祭 2017 の会期は、〜11/5(日)まで。当日券の出る公演もあるので、舞台芸術・ダンスパフォーマンスがお好きな方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

■ 着物コーディネート

夕方に着物を着て「さて出かけよう!」となってから気づく。外は雨…。(笑)前日までの天気予報では晴れのはずではなかったんですかい??? はい、直前に調べないのが悪いんですよね。撥水加工していない着物だけれど、幸いにも雨には比較的強い大島紬で黒色やし、雨コート着て行くべし!

池田亮司コーディネート。今までの池田亮司氏の映像作品のイメージで。

黒色に近いランダム蚊絣泥大島紬+黒地にシルバー箔押し名古屋帯。

帯揚げは黒地に赤の輪出し(井澤屋)+帯締めは緋色の冠組(道明)。

帯飾りは勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー】帯飾り

 

■ 居酒屋「よこちょう」

終演後は、雨も強く降るので、家までの帰り道で最も近いお店「よこちょう」@川端二条でお夕食。

子持ち鮎煮浸し、お造り(下津井のたこ、長崎のまぐろ、淡路の活鱧落とし)、能登のカキフライ、青菜ときのこのお浸し。お安くかつ、とても美味しゅうございました!

2017.10.20. 着物コーディネート

【第四回 中之島深夜寄席】の日の着物コーディネート。

せっかくの秋なのに、10月後半は雨ばかり続き、なかなか着物を着られない毎日。この日はやっと晴れたので、満を持して、ハロウィンコーディネートの登場です!と言っても、ハロウィン直球なモチーフの着物や帯は持っていないので、色合わせと小物だけでのハロウィンコーディネートです。

黒の麻の葉紋様絣の大島紬着物+赤橙色の杢目板刷り染め名古屋帯(東京友禅/熊谷好博子作)。麻の葉紋様を、蜘蛛の巣に見立てて。

帯締めは黒に赤ラインの真田紐(三分)+帯留はハロウィンかぼちゃ型ガラス製+帯揚げは帯の色より黄みよりの橙色にして、かぼちゃの中身の色をイメージ。

帯飾りは、勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー】帯飾りで。

 

【第四回 中之島深夜寄席】終演後、桂佐ん吉さんと桂ちょうばさんと記念撮影。ありがとうございました!

2017.10.08. 着物コーディネートとあるミッションとぜんざい

あるミッションの日の着物コーディネート。

天候は最高気温29度の夏日になる予報だったので、単衣にて。単衣の勝野的鉄板コーデ。

正絹鳥の子色縮緬地に藍色の荒磯柄型染小紋着物+レモンイエローのタイシルク半幅帯。

帯締はスカイブルーの三分紐+帯留は藍黄水色の三色ガラス製(東風杏)。

 

ランチには「日常茶飯」で、健康的な素材を使ったおばんざい定食をいただきました。

 

あるミッションでは、宿題もあるので前日にアップアップしながら、なんとか完成。(なぜ2週間もあるのに放置しているんだ!/笑)宿題は様々な写真から《色》を抽出する課題。OL時代以来(20年以上前だな)ファッション雑誌を買うことがないので、どうしよう…と行きつけの美容室(ambient 今村さんありがとう!)にお願いして破棄する雑誌をいただいたり、書店で使えそうな雑誌を買ってみたり。(ヤギ曰く『いらない建材カタログだけでやればいいやん!ナショジオと家庭画報国際版は切ったらあかん!』と。タイルや浴槽やフローリングで様々な色を出すのは無理だい!/笑)

《色》をたくさん見ていくと、本当にこれはこの色の系統に入るのか???(青に入るのか緑に入るのか、黄色に入るのか茶色に入るのかなど)と、微妙な色の違いに気づきます。探してもなかなか無い《色》には、スイーツや海産物の写真まで投入。なんとか隙間を埋めて、完成。並べてみると、《色》って本当に綺麗なんだな〜。また次回までにこのコラージュに使用した写真全てに《色名》を明記していく。《色名》も和名でつけるのか、洋名でつけるのか、色番号でつけるのか、そこも自分次第。職業柄DICなど色見本投入だな。日塗工は使わないよ。

講座では、同期生の方々のコラージュと並べてみる。写真の選び方も色の好みも人ぞれぞれ、様々な個性が出るのもので、おもしろいです。

講座では上記以外に、たくさんの勉強をします。覚えなくてはいけないこと満載で、もう脳みそがへとへと。

帰り道に、夏に新規開店した「梅園三条寺町店」に初潜入。白玉ぜんざいとわらび餅のセットをいただき、脳みそにカロリーを!

さて、次回もあるミッション、がんばりませう。

 

2017.10.04. 着物コーディネート

【ラ・ラ・ランド in コンサート】の日の着物コーディネート。

ずばり、《中秋の名月コーディネート》 でございます!!!

鳥獣戯画柄が絣で手織りで表された墨黒色の真綿紬付下げ着物(袷)+金茶色地の月柄織出し名古屋帯。

帯揚げは黒地市松柄紋意匠地にイエローの輪出し絞り(東三季)。お月様のイメージ。

帯締めは黒地にイエロー&シアンカラー入り真田紐(4分)+白うさぎの帯留。

帯飾りは月の光のキラメキ演出で、勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー】帯飾り

ピンボケ写真だけど、草履もうさぎ柄刺繍鼻緒なんですよ!(鼻緒:黒田商店/草履台:伊と忠)

 

お出かけが夕暮れ時だったのと、コンサート会場の照明も暗くて撮影には適さず(ロマンチックでムードのある照明計画)、いいお写真が撮れませんでした…(涙)フラッシュたいて、なんとか一枚マシなものを。

また秋のうちに鳥獣戯画コーディネートを登場させたいので、どこかでちゃんとした撮影ができればと思います。

 

京都に帰京したら、三条大橋の上空に中秋の名月。秋風ひんやり、虫の鳴き声とともに綺麗な夜空。秋ですね〜♪

2017.10.01. 着物コーディネート

【KICCA設立2周年パーティー】の日の着物コーディネート。

一張羅登場!!!

レモンイエローの西陣御召「スマトラ縞」着物(木屋太)+黒地にシルバーゴールド&シアンカラーアラベスク唐草文様西陣織名古屋帯。

カラーがテーマのパーティーなので、着物のレモンイエロー色(八掛も特注で木屋太さん好みのレモンイエローぼかし染めで誂えてもらいました)を活かし、小物でピリリとシアンカラーを効かせた、モダンコーディネートにしてみました。名古屋帯もね、よ〜く見ると一部にポイントでシアンカラーが入ってますのよ。

御召着物は色無地と同等の格(今更やけど…シルバーか同色で紋入れればよかったか?!わ〜ん、後からでも入れれるのかしら???)があるので、名古屋帯〜フォーマル帯まで対応可能な着物。今回は色合わせ優先で、名古屋帯でカジュアルダウン。本当は袋帯が良かったのですけれど、黒地にシルバーのモダン柄の袋帯を持っていませんでした…。名古屋帯も普段はいいのですが、しっかり重厚な袋帯も欲しいので、万能でモダン柄の袋帯を探そうと思います。

帯揚げは勝野屋オリジナル【CMYK】綸子帯揚げ(ストライプ/ぼかし染め)/シアン

帯締めはシルバー三分紐+帯留はブルー金箔入り琉球ガラス製。

帯飾りは、勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー】帯飾り。またお祝いの場にお伺いするので、帯にはお扇子(金色の青海波紋様)を挿しまして。

今回初めてレモンイエローの着物を着用してみたのですが、長襦袢は淡い色にすべきでした!この日はグレー&黒の鱗紋様長襦袢を着たのですが、袷着物なのに胴裏と八掛の切り替え部分とか、表地に若干透けて見えるのです。夜のパーティーなのでそれほど気にならないか、とそのまま行きましたが、日中だとわかっちゃうな。妄想コーデではシアンカラーの長襦袢も考えていましたが、淡い色の長襦袢じゃないとダメっぽい。淡い色の着物の着用には気をつけましょう。勉強になりました〜。

 

一緒にパーティーに参加したご近所着物会メンバーのS嬢と能口先生と。

S嬢はシックかつ華やかな御振袖の装いでご登場。会場内で一番お若い方だったのではないかしら。とても可愛かったわ!

能口先生はこの日のために誂えられた、空色の蒔糊友禅訪問着(作:陣内久紹氏/人間国宝・故森口華弘氏に師事)で。白の袋帯+白の冠組帯締め(房は真紅)に、真紅の帯揚げがピリリと効いて、さすがのコーディネート。とても華やかでお美しゅうございました!!!

さあ、いよいよ秋も深まり、袷のシーズンが参りました!

なんだか今年は例年の京都より肌寒い日も多く、もう袷の着物でもちょうどいい日も。10月初旬でも昼夜の寒暖差が大きく、夜はショールが欲しくなるくらい寒いです。みなさま、芸術の秋、食欲の秋、紅葉の秋、たくさんお着物を楽しんでいきましょう♪♪♪