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着物で訪れたいすてきな場所をご紹介。

2016.01.09. 「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展へ

家族ミッションも兼ねて、会期終了間近の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ。

家族ミッションは久しぶりに神戸の実妹とお茶しながら近況報告すること。

ランチを兼ねて、ラブザラにとって神戸でデフォルト決定の、熟成珈琲と銅板手焼きホットケーキの店サーティーサードコーヒー」さんへ。

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ホットケーキ・クラッシック

こちらは定番だけれど、頼まずにはおられない美味しさ。パリッと銅板で焼かれた香ばしい表面に、中からふわっとしつつシッカリしたスポンジ。バターの風味とシロップの風味が合わさり、至福のお味。関西のホットケーキでは一番美味しいと思います。

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旬のフルーツのホットケーキ

遠方から足を運ぶ価値アリアリの素晴らしい究極のホットケーキ!今月の旬のフルーツのホットケーキは、神戸の甘い宝石「太山寺いちご」!果物の中で一番大好物が苺なんですよね。昨年も気になりつつ苺の季節に 33コーヒー さんに来れなかったので、もうこれは絶対にいただくしかない。

見て、このビジュアル!

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テーブルに運ばれてくるなり漂うほんわか甘〜い香りに興奮MAX!酸味の全く無い優しい甘さの苺。大粒でツヤツヤ。サクッという食感に、新鮮さそのものを感じます。この苺が何粒もふんだんに使用されて、ホットケーキの間にもスライスされたのが挟まっていて、大満足!

 

近況報告長くなるついでにオーダーした、ミックスジュース。安心のクオリティの関西版ミックスジュース。

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コーヒーもオーダーごとにサイフォンによる一杯だて。しっかりボディのコーヒーもとても美味しいのです。コーヒーがしっかりしていて、ホットケーキが日本の最高峰クラスですから、たまりませんわ!(いつもホットケーキで他のメニューを頼めない/笑)

 

3時間喋り続けて妹とお別れして、神戸ファッション美術館 へ。神戸ファッション美術館 は着物での来場者は無料になります。電車賃かけても来る価値ありの充実した展覧会がいつも開催されています。内装や家具のデザインは 内田繁 大先生だしね、いつ来ても満足ですよ。

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「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 は、古墳時代から江戸時代末期までの日本の衣装(昭和初期に全て復元したコレクション)が一堂に展示される、衣装好きにはたまらない貴重な展覧会でした。古墳時代の装束は初めて拝見しましたが、現在では希少な羅織り紗織りの薄衣を重ね着し、とても奥ゆかしくも愛らしいお衣装が何パターンも展示され感動しました。そして、奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜桃山時代〜室町時代〜江戸時代前期〜江戸時代後期へと続き展示されています。日本の時代装束の実例と変容・移り変わりを、すべて実例で展示されているので、とてもわかりやすく理解できました。貴重なコレクションを観ることができて本当に良かったです。

 

美術館を終えた後は、大阪へ。JA Laboratry と Love the Life の合同新年会(総勢5名)を、昨年12月にオープンしたばかりの阿波座・ポルトガル料理「カーザ・ダ・アンドリーニャ」にて。JA Laboratry 東さんデザインのお店に行きたかったので、お忙しい中無理やりお誘いして実現。

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構造用合板を使用した簡素な内装に、ポルトガルの国旗カラーの緑色と赤色が壁面に配置され可愛らしい内装。

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壁の上の方には店名=ツバメということで、ツバメさんのオブジェが!可愛い!

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今は惜しまれつつ閉店してしまった「ポルトガリア」譲りの本場のポルトガル料理のお味に舌鼓。どれも美味しゅうございました。

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極め付けは、ポルトガルトいえばエッグタルト!!!中からクリームがじゅじゅわ〜〜〜と。熱々でめっちゃ美味しい!これは2個は食べられるな。今度は欲張って2個頼もう。(笑)

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アットホームなサービスにとても居心地の良いお店でした。四ツ橋本町からほど近く、人も少ないエリアですが、充実のワインが夜遅くまで楽しめるお店とあって、この日は正月明けの連休なのに店内は満席でした。またお伺いしたいと思います。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.08. ゑべっさん履物買い出しツアー01

Facebookでのみ告知しておりましたが、ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾に行ってまいりました!

京都ゑびす神社 は毎年1月8日〜12日の期間に十日戎が開催されます。その期間に合わせて、京都の老舗和装履物店「伊と忠」さんでお履物のセールが開催されるのです。

雨も降りそうな曇り空の鴨川・四条大橋を渡り、ウィリアム・ヴォーリズ設計の東華菜館の前を通り過ぎ。

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開店時間をちょっと過ぎてから、ゆっくり目に店頭へお邪魔してきました。

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事前チェックで欲しかったお草履は、セール品では出ていなかったのが残念。しかーし、思ってもいなかったお色目のお草履に出会いあり!何色かは内緒。現在、手持ちのカッチョいい鼻緒(黒田商店さんでいただいた刺繍鼻緒)を台に誂えで挿げていただいているので、できあがったらまた後日レポします。

他の和装履物店では絶対に無い、珍しいお色があるのが 伊と忠 さんのおもしろいところ。ずっと履物は東京の 長谷川商店 さんでお世話になっていますが、ここ3年は 伊と忠 さんで東京でも大阪でも出会えない素敵なお色に出会ってしまい、ちょこちょこっとお履物をいただいています。本当に 伊と忠 さんのお履物は他と違う、京都色の素敵なお品がいっぱいなのです。毎回セールでしかお世話になっていなくて、大変心苦しいのですが…。

そして、自分の買い物が終わり興奮冷めやらぬところ、大阪の着物友達Mちゃんと合流。初めてのご自分草履を探すべく、私も同行。今まではお母様のお履物を借りてらっしゃるとのこと。これからお着物をたくさん着ていくにあたり、最初の一足目をお選びになられました。Mちゃんのお気に召すお履物との出会いありで、何にでも合わせやすいお色目と鮮やかなお色目と、二足GET!

 

買い物の興奮を冷まそうと、予約していた 美々卯祇園店 さんへランチに。

美々卯御膳 をいただきました。たくさんの小鉢料理に天ぷらとおうどんも付いてくる、華やかで女性には嬉しいメニュー。

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Mちゃんとは久しぶりにお会いするので、いろいろ近況報告。美々卯さんも混んでいなかったため、ゆっくりと過ごさせていただきました。

 

せっかく京都までお着物でお越しになられたし、もう買い物はいいよね〜(二足もGETしたので十分満足した)と、お寺&庭園巡りへ。時間もあまりないので、近場の 南禅寺 へご案内。

冬の 南禅寺 はほとんど人がいなくて快適!三門(重要文化財)どどーん!

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南禅寺・法堂

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南禅寺・本坊

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南禅寺・方丈庭園。小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。

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小方丈庭園。別名「如心庭」。

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六道庭。

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六道庭の奥には、茶室建築もいくつか。

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有名な 南禅寺垣 

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美しい石畳。

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そして、南禅院 へ。

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庭師さんは、木々の葉が落ちきった冬の庭園が一番好きだとおっしゃいます。何十年、何百年も続く庭園。先人の庭師が何を想い作庭したのか、「庭の骨格」が見えるんだそうです。冬の庭園は一見寂しさを感じますが、確かに木々の枝ぶり、どのように枝分けをして魅せようとしているのか、とてもよく見えてきます。

池泉回遊式庭園の奥側から見返りで見るのが好きです。

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南禅寺といえば、琵琶湖疏水の水道橋!明治時代の遺構が現在も使用されている、素晴らしき建造物。

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そしてあまり観光客の方はご存知でない、水道橋の上を歩いてインクラインまで。水道橋上の片側は断崖絶壁で柵も何もないので、ちょっと怖いのだけれど、下をあまり見ないように注意しながら歩きます。

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日暮れ前のインクライン。葉が散り去った桜並木。桜の季節が素晴らしいので、また桜の季節にぜひ歩いてみましょうね。

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日暮れになり三条まで移動。よく歩いたし「喫茶葦島」(インテリアデザイン:辻村久信 氏)で一服。

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喫茶葦島」を出て、さあもう帰ろうか、という時に、勝野から悪魔の囁き。「 ゑり正 さんが年末からセールやってるねん。帯揚げ2000円〜あってな、年明けもまだいっぱいセールのお品残ってるで〜。行ってみる???」はい、そりゃぁ行くよね、ってことで同行。Mちゃん、可愛らしいほんのりピンクの帯揚げGET。これで着こなしのバリエーションも増えますね。

 

そんなこんなで、新年買い出しツアー第一弾終了。

着物初心者さんへのアドバイスは、私も嬉しく楽しいひとときです。足りない小物を悩みながら一緒にお買い物。少しずつ、ご自身が着たい着物コーディネートのお手伝い。さて、あとは着付けをお稽古して、怖がらずにどんどん着て出かけるべし。春にかけて、ぜひ何度もお着物でお出かけしてみましょうね!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016年 初春の展覧会情報@関西

新年が明けまして、もう六日目。明日は七草粥の日ですね。みなさまご家族とお友達と、素敵なお正月を過ごされたことと思います。

2016年もすばらしい展覧会の数々が開催されます。ご都合をつけて、ぜひお着物で訪れてみましょう!

 

■ 新春特集陳列「さるづくし―干支を愛でる─」展

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2016年の干支は申(さる)。これにちなんで、年末から新春にかけての京都国立博物館では、猿を描いた絵画や、猿をモチーフにした工芸品をご紹介します。
ニホンザルは、古くより日本人にとって身近な動物でした。そのため、さまざまな文化と深い関わりをもち、多くの作品にその姿が表されてきました。江戸時代には、伊藤若冲、曾我蕭白、長澤蘆雪といった錚々(そうそう)たる絵師が個性豊かな猿を描いています。とくに今回の展示では、生命感あふれる猿の姿を描き出し名手と謳われた森狙仙(そせん)の作品もご覧いただけます。さらに、日本では見ることが難しかったテナガザルのほほえましい姿を描いた中世水墨画の名品や、物語に猿が登場する絵巻物、斬新なデザインの根付などが一堂に会します。日本や中国において親しまれてきた猿の多彩なイメージをぜひお楽しみください。

 

会期:2015年12月15日(火)〜2016年1月24日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般520円 学生260円
場所:京都国立博物館・平成知新館 京都市東山区茶屋町527
URL:http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2015_monkey.html

*同時開催「獅子と狛犬」展(12/15〜3/13)、「刀剣を楽しむ―名物刀を中心に―」(12/15〜2/21)、「皇室ゆかりの名宝」展(1/26〜2/21)も合わせて、ぜひご一緒に。

 

 

■ 琳派400年記念

「─琳派降臨─近世・近代・現代の「琳派コード」を巡って」展

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桃山時代後期に京都に誕生する「琳派」は,その後各時代の美術や工芸の中で,降臨するかのごとく新たな継承と創造を繰り返してきた。日本人の美意識のDNAに組み込まれた琳派の美のコードを探りながら,本展覧会は近世・近代・現代における「琳派コード」を,「自然」「都市」「抽象」の観点から考える。

 

会期:2016年1月14日(木)〜2016年2月14日(日)
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1000円 学生600円
場所:京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町124
URL:http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/2015fiscal_rinpa400.html

 

 

■ 清水三年坂美術館コレクション

 「細密美!明治のやきもの~幻の京薩摩~」展

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かつて京都で「京薩摩」という焼き物が作られていたことをご存じでしょうか。
「京薩摩」はその名の通り、鹿児島で作られ海外で人気を博した本薩摩の流れを汲むもので、当時、明治政府の輸出用製品の花形でした。幕末の頃から既に薩摩焼は他の日本の工芸品に先駆けて盛んに海外輸出が行われており、明治に入ると東京や横浜、大阪をはじめ神戸でも薩摩焼の様式を取り入れた輸出用の焼物が盛んに作られるようになりました。そのなかでも、京都・三条粟田口の窯で焼き上げられた京薩摩は、一時は本薩摩の生産量を超えるほど製作され、繊細で雅やかな美しさで欧米の人々を魅了しました。

この展覧会では、清水三年坂美術館所蔵の数ある珠玉の作品の中から、日本特有の繊細で豪華な装飾がほどこされた薩摩焼に注目し、さまざまな地域で製作された薩摩焼をご紹介。同時に、独自の様式を展開した京薩摩の魅力に迫ります。
明治時代、わずか数十年の間だけ作陶された幻の京薩摩。「美」と「技」が凝縮された絢爛豪華な世界をお楽しみください。

 

会期:2016年1月2日(土)〜2016年1月31日(日)
時間:10:00〜20:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:会期中無休
料金:一般900円 学生700円
場所:美術館「えき」KYOTO ジェイアール京都伊勢丹7F
   京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_1601.html

 

 

■ 文化勲章受章記念「志村ふくみ ―母衣(ぼろ)への回帰―」展

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草木からの自然染料で染められた糸によって織りあげられた作品は、多くの人を魅了し、国際的にも高く評価されています。「民衆の知恵の結晶である紬の創作を通して、自然との共生という人間にとって根源的な価値観を思索し続ける芸術家」として、平成26年(2014)に第30回京都賞(思想・芸術部門)を受賞し、平成27年(2015)には文化勲章を受章しました。
このたびの展覧会では、代表作を中心に、初期の作品から最新作までを一堂に展示することで、60年におよぶ創作の歩みを紹介するとともに、志村ふくみの魅力とその芸術の核心に迫ります。

 

会期:2016年2月2日(火)〜2016年3月21日(月・祝)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)*ただし、3月21日は開館、翌日休館。
料金:一般900円 学生500円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町
URL:http://www.momak.go.jp/
   http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2015/411.html

*講演会は2月13日(土)、3月6日(日)に予定されています。会期中ワークショップもたくさん予定されています。詳細、お申込みは、こちらのウェブサイト にて。

 

 

■ 「春画」展

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春画は江戸時代には笑い絵とも呼ばれ、性的な事柄と笑いが同居したユーモラスで芸術性の高い肉筆画や浮世絵版画の総称です。特に、19世紀末ジャポニスム時代以降、欧米では高い評価を得てきました。近年では、2013年から2014年にかけて大英博物館で開催された「春画 日本美術の性と楽しみ」展が大きな話題を呼びました。
このたび、東京の永青文庫で開催されている日本初の「春画展」が京都に巡回する運びとなりました。デンマークのコレクターをはじめ、日本の美術館・研究所や個人が秘蔵する鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎といった浮世絵の大家たちによる「春画の名品」が勢ぞろいします。

さらに、京都の西川祐信や大坂の月岡雪鼎の作品を通して、上方ならではの春画の魅力にも迫ります。狩野派や土佐派・住吉派と春画との関係をさぐり、大名から庶民にまで広く愛された肉筆と版画の作品が一堂に揃うまたとないこの機会に、ぜひ「春画の魅力」をご堪能ください。

 

会期:2016年2月6日(土)〜2016年4月10日(日)
   前期:2月6日(土)〜3月6日(日)
   後期:3月8日(火)〜4月10日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
   3月18日以降の金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の60分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1500円
   *18歳以下の方はご覧いただけません。(身分証明書提示)
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
URL:http://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html

春画展 特設サイト http://shunga.emuseum.or.jp/

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■「 BORO(ぼろ)の美学 ― 野良着と現代ファッション」展

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古より世界各地の人々は、限られた手元のわずかな端切れを繋ぎ、重ねて作った衣服や布類を、世代を越えて大切に用いてきました。それは日本では襤褸(ぼろ)と呼ばれ、藍染麻布の幾重ものツギハギなどは、極限のダイナミックな美のひとつとして広く知られてきました。近年ではBORO(ぼろ)として世界でも通ずる言葉となり、パリなどのハイファッション界でも注目を集めています。
本展では、青森の民俗学者・田中忠三郎が生涯をかけて研究調査を重ね収集を行った古民具等2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着―タツケ、マエダレ、長着などに見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しの魅力を約100点紹介するとともに、現在精力的に活躍する日本のデザイナーの中で、特にBOROの美意識を確固たる姿勢で読み解くkeisuke kanda(神田恵介)、matohu(堀畑裕之、関口真希子)、writtenafterwards(山縣良和)の三組のデザイナー作品と、廃棄される資材の特質を活かし日々用いる物へと昇華する、MODECOの作品を展示します。
大量生産以前には常であった「もったいない」の精神を未来へと紡いでいくことへの再考の機会となりますと幸いです。

 

会期:2016年1月23日(土)〜2016年4月10日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、1月14日(木)~22日(金)
料金:一般500円 学生250円 *和装の方は無料
場所:神戸ファッション美術館 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/boro

 

 

■「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展

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2016年京都dddギャラリーの幕開けを飾るのは、日本国内はもとより、世界中から信望の厚いアートディレクター、浅葉克己氏による「アサバの血肉化」展です。
日本美術の伝統と現代デザインをつなぐキーワードとして、美術史家・山下裕二氏が提唱してきた「血肉化」という概念。これにいたく共鳴した浅葉克己氏は、早速自筆の書で「血肉化」としたためました。
強烈な好奇心と向上心で古今東西、高尚なものからサブカル、ポップカルチャーまで、あらゆる事物を見聞きし咀嚼して、アサバデザインとして昇華させてしまうしなやかさの中に存在する頑なさ。
「日本美術の豊饒な養分を、ガシガシと噛み砕いて、グッと飲み込んで、内臓からしっかり吸収して、血となり肉となるように活かしてくれるデザイナーが現れてほしい」という山下氏の期待を体現する浅葉氏。文字通り血肉化されて自身のものとしたデザインの数々が、有機的に変貌しながらggg(東京)、CCGA(福島)を経て、ここ京都でまた異なる姿をあらわにします。
衰えることを知らない創造欲、しつこいくらいの継続力、レタリングと書そして卓球で鍛えた身体力をベースに生みだされるアサバデザインを、次の時代を担う若者たちに血肉化していただきたい。

 

会期:2016年1月15日(金)〜2016年3月19日(土)
時間:11:00〜19:00(土は18:00まで)
休日:日曜日・祝日
料金:無料
場所:京都dddギャラリー 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
URL:http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

 

2015.11.10. 草喰 なかひがし11月席

草喰 なかひがし」11月のお席に行ってまいりました。京都に移住してお友達にご紹介いただいて以来、5カ月ごとに楽しみにお伺いしています。

 

予約時間よりも早く銀閣寺道に到着したので、近くのお初のカフェ「BEN’S cafe」で時間つぶし。銀閣寺道近辺にはあまり良いカフェを知らなかったのですが、ここは夜も遅くまでやっているし、コーヒーも美味しいし、銀閣寺界隈散策の時や待ち合わせにとてもいいかも〜。

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草喰 なかひがし http://www.soujiki-nakahigashi.co.jp/

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開店時間の18時にはカウンター席のお客様も揃い、一気に手際よくお料理が盛り付けられていきます。

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11月に入り、秋の景色を感じるお料理の数々。

毎回「うわぁ〜」と驚嘆する、美しい八寸から始まります。

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なれ鮨とぶどう酒でお口直し。

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竃の土鍋で炊きたてのご飯 “ 煮えばな ” を。

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ご飯の付け合わせ。

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デザートは完熟の柿と鬼灯!柿の小枝に見立てたものはチョコレート。

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毎回毎回、目も口も心も感動!今回もたいへん美味しゅうございました!

次回は4月、春のお席はどんな景色になるか、とても楽しみです。

 

2015年 秋の展覧会情報@関西

芸術の秋、到来。すばらしい展覧会の数々に、ぜひお着物で訪れてみましょう。
11月23日(月・祝)までの展覧会多し、急ぐが吉。

■琳派400年記念「琳派イメージ」展

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俵屋宗達から始まる琳派は、尾形光琳、本阿弥光悦、近代まで受け継がれ、今年2015年でちょうど400年となります。江戸時代から近代から現代まで、絵画、工芸、版画、ファッション、グラフィック等あわせて約80点の作品で「琳派」の広がりを紹介する展覧会。お見逃しなく!

会期:2015年10月09日(金)~2015年11月23日(月・祝)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
   *ただし、10月12日、11月23日は開館し、10月13日(火)は休館
料金:一般1300円 学生900円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町
URL:http://www.momak.go.jp/
   http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2015/410.html

 

■琳派400年記念「琳派 京(みやこ)を彩る」展

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琳派とは、江戸時代に現れた装飾的な作風を特色とする、俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一といった芸術家の一群をゆるやかにつなぐ言葉です。その源は、京都洛北の鷹峯に住し、書をはじめ様々な芸術に関与した本阿弥光悦へと遡ります。本展は、光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領して400年となることを記念し、琳派誕生の地である京都において初めて開催される本格的な琳派展です。琳派の名作を一堂に集め、その都ぶりな美意識、日本的と評される特質をご堪能いただくとともに、琳派の系譜をご紹介します。

*風神雷神が、京博に降臨!
国宝 風神雷神図屏風 俵屋宗達筆 建仁寺 <展示期間:10/10~11/23>
重要文化財 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 東京国立博物館 <展示期間:10/10~11/8>
風神雷神図屏風 酒井抱一筆 出光美術館 <展示期間:10/27~11/23>

会期:2015年10月10日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:9:30〜18:00(毎週金曜日は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1500円 学生1200円
場所:京都国立博物館・平成知新館 京都市東山区茶屋町527
URL:http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html

 

■琳派400年記念「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」展

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尾形乾山は、尾形光琳の実弟で、江戸時代を代表する陶芸家として知られます。
乾山は京焼の伝統を踏まえながら、広く作陶活動を展開し、琳派のデザイン性を取り入れた大胆な意匠は独創的な乾山様式として人気を博しました。本展ではMIHO MUSEUMの所蔵する乾山焼の優品を一堂に展示します。

会期:2015年9月19日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1100円 学生800円
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
URL:http://www.emuseum.or.jp/exhibition/index.html

 

■琳派400年記念「本阿弥光悦 光悦ふり・様式と展開」展

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本阿弥光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領したのは元和元年(1615年)、今から丁度400年前、鷹峯光悦村の始まりです。
光悦はその地で書、茶碗、漆工芸などの芸術品を制作します。ことに手遊びで自由奔放な制作を行った光悦の樂茶碗は、茶碗の世界に革命をもたらしたといっても過言ではありません。その自由で個性的な造形はその後、樂歴代のみならず、さまざまな作陶家に大きな影響を与えました。
本展は光悦茶碗の代表作に加え、樂歴代はじめ表千家六代覚々斎、藪内家五代竹心、久田宗全、仁阿弥道八、川喜田半泥子など光悦に影響を受けた作品を展示し、その「光悦ふり」光悦様式の展開を追います。

会期:2015年9月5日(土)~2015年12月23日(水・祝)
時間:10:00〜16:30(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(毎週金曜日は20:00まで/祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1000円 学生800円
場所:楽美術館 京都市上京区油小路通一条下る
URL:http://www.raku-yaki.or.jp/museum/exhibition/index.html

 

■「パウル・クレー だれにもないしょ。」展

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どこまでも謎めいていること―。スイス出身のパウル・クレー(1879-1940)ほど、「秘密」を愛した近現代の画家はいないといっても過言ではないでしょう。パズルのピースを思わせる断片的な作品の姿は、それらがつながったときに現れるであろう全体や、どこかたわいない遊びを感じさせます。
 質・量ともに、クレー作品の重要なコレクションを擁するベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションの全面的な協力を得て、日本初公開31 点、国内のコレクションを含む110 点あまりを展示。親しげで深いクレーの世界を通じ、見る人それぞれが心に秘めた原景を呼びさまされる、得がたい機会となることでしょう。

会期:2015年9月19日(土)~2015年11月23日(月・祝)
時間:10:00〜18:00(金・土は20:00まで/入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1400円 学生1000円
場所:兵庫県立美術館 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
URL:http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1509/index.html

 

*同時開催中「手塚愛子 Stardust Letters ―星々の文―」展も必見!
会期:2015年7月18日(土)~2015年11月8日(日)

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■「日本衣装絵巻 -卑弥呼から篤姫の時代まで」展

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古代から日本人の衣生活は、外国文化を取り入れながら「和様の美」を形成してきました。埴輪に見る大陸文化の影響をうけた古墳時代から中国・唐風文化の舶来が感じられる奈良時代の衣装。宮廷文化と共に生まれた優雅な重ね着が象徴する平安時代。現代のキモノの形が明確に現れはじめるのは、室町時代以降とされています。
本展では、かつて春の京都を彩った「染織祭」に蘇った、古墳時代から江戸時代の復元女性衣装、8時代100領を一堂にご紹介いたします。染織の黄金時代とも称される当時、最高の技術をもった職人や研究者、有職故実が京都に集結し、史実を元に考証し、復元した傑作衣装の数々を、絵巻物を見るようにお愉しみください。

会期:2015年10月17日(土)~2016年1月12日(火)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、年末年始(12月29日(火)〜1月3日(日))
料金:一般500円 学生250円 *和装の方は無料
場所:神戸ファッション美術館 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/nihonishoemaki

 

■「大阪日本民芸館開館45周年記念 濱田庄司」展

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1970年の大阪万博で「暮らしの美」をテーマに出展されたパビリオンを機に開館した大阪日本民芸館は、今年で45周年を迎えます。本展ではこれを記念し、当館初代館長である陶芸家・濱田庄司(1894-1978)の陶芸作品を約200点展示します。大阪万博開催にあわせて特別制作された大皿や、当館所蔵の堀尾幹雄コレクションと大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の同コレクションを中心に、堅実で力強い作品世界をご紹介します。

会期:2015年9月5日(土)~2015年12月13日(日)
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、年末年始
料金:一般700円 学生450円
場所:大阪日本民芸館 大阪府吹田市千里万博公園10-5 千里・万博公園内
URL:http://www.mingeikan-osaka.or.jp/exhibition/special/

 

【紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2015】ご案内

 

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今年で4回目となる 勝野屋【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2015 】のお知らせです。今年は紅葉のピークを味わっていただこうと、11月21日(土)に《 紅葉の名所・修学院 〜 一乗寺 》で開催します!

ランチ会場は、京阪・出町柳駅からほど近い築100年以上の京町家を改修した「フレンチレストラン epice エピス」です。離れの和室を貸切にて、ゆったりとお庭を観ながらフレンチのミニコースをご堪能いただけます。

早めのランチスタートで夕方まで「紅葉の名所中の名所」を徒歩で探索するコースです。

まずは今年の目玉!「曼殊院門跡」にて平安貴族へ思いを馳せながら雅な紅葉世界をたっぷりとご堪能していただき、引き続き徒歩で紅葉の名所をご案内します。京都の日本庭園の素晴らしさ、紅葉の素晴らしさを十二分にご堪能いただける機会になると思います。

秋の京都でひとときをお着物で過ごしてみませんか?みなさまお誘い合わせの上、どうぞお越しくださいませ☆

 

■開催日:2015年11月21日(土)

■ランチ会・会場
店名:フレンチレストラン epice エピス
時間:2015年11月21日(土) 11:30~ 予約
住所:京都市上京区真如堂前町105
TEL:075-222-2220
URL:http://www.kyoto-epice.jp/

■時間&スケジュール
11:00-11:15 京阪「出町柳駅」改札(1箇所)で待ち合わせ。
11:15-11:25 徒歩移動
11:30-13:15 ランチ「フレンチレストラン epice エピス」
13:15-13:30 タクシー移動(*タクシーは予約しています)
13:30-15:45 曼殊院門跡 見学(*曼殊院門跡の周辺で着物撮影会)
14:45-15:00 徒歩移動
15:00-15:45 圓光寺 見学
15:45-15:50 徒歩移動
15:50-17:00 詩仙堂 見学
(*11月紅葉状況により判断)
17:00頃解散 お時間のある方は「ル・パティシエ・オクムラ」喫茶室でスイーツ+お茶など。
*ランチ会のみのご参加も可能です。

■人数:2名様~10名様
お申し込みの早い順でご予約を承ります。
会場のお席の関係上、人数が多くなりました場合にはキャンセル待ちとなります。
今回はせっかくの紅葉真っ盛り。お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、お着物にご興味があるお友達など、ご同伴も喜んで。

■参加費
ランチ:お一人様 3780円または2700円(デザート&コーヒー付/消費税・サービス料込/ビール・ワイン等のドリンクは別途)*コース料理にかかる時間をお店に確認して決めますね。
曼殊院門跡 拝観料:600円
圓光寺 拝観料:500円
詩仙堂 拝観料:500円
*当日ランチ会場、各寺院窓口にてお支払いください。

■アクセス
<電車> *電車をおすすめします。
・JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「京都駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約25分)
・阪急「四条駅」から地下鉄烏丸線「烏丸駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約20分)
・京阪「淀屋橋駅」から「出町柳駅」方面の特急に乗車→終点「出町柳駅」下車(所要時間約50分)

<タクシー>
ランチのお店に直接集合の場合「河原町今出川交差点へ。交差点北西角まで。」とお申し付けください。
・JR「京都駅」からタクシー(所要時間約40分)
・阪急「河原町駅」からタクシー(所要時間約30分)
・京阪「三条駅」からタクシー(所要時間約25分)

<バス>  *たいへん混むので避けた方がよいです。

■ドレスコード
紅葉の時季に着てみたい思い思いのお着物で。
*雨天の場合は、雨仕様のお着物でも、お洋服でも、お気軽にご参加くださいませ。
*お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、お着物に興味があるお友達の方など、ご同伴の方はご自由な服装で。

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ランチ会のみのご参加、ランチ会+前半お庭見学+後半お庭見学希望など、ご要望を添えて、お名前、ご同伴者人数及びお名前、ご連絡先お電話番号&メールアドレスをご明記の上、下記までお申し込みください。

勝野屋・勝野明美 e-mail:katsuno@lovethelife.org
(mixi、facebookでのメッセージでもOK☆)

↓↓↓ facebookイベントページ(公開)
https://www.facebook.com/events/1685544538345767/

*****

遠方からご計画の方は、そろそろご宿泊ホテルのご予約を急がれるのが賢明です。京都市内のホテルはこの時季宿泊料金が高くなるので、大阪方面、滋賀方面のビジネスホテルを探されてもいいかもしれません。当日朝にご宿泊ホテルのお部屋にてお着付けをご希望される方がおられましたら、着付師さんをご手配いたしますのでお申し付けくださいませ。

 

京都【 伝統産業の日 2015 】のご案内

琳派の世界が花ひらく

京都で毎年3月に開催されている 京都 【 伝統産業の日 2015 】 が今年も開催されるそうです!着物好きのみなさまへご案内いたします!梅の花も咲き始め、花の香りが漂う春のイベントが気になりだします。

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■実施期間:伝統産業の日(春分の日(年3月21日)を中心に、
      2015年3月14日~22日重点期間(※)とし約1ヶ月間開催。 
      (※きものでおでかけ入場・乗車無料期間)

■実施エリア:岡崎・東山・西陣・室町 ほか市内一円

■テーマ:「 琳派の世界が花ひらく 」
華やかな意匠性が伝統工芸の世界に大いに影響を与えた「 琳派 。2015年はこの 琳派 を創出した一人である 本阿弥光悦 が京都洛北鷹峯に 光悦村 を拓いてから400年を迎えます。この 琳派400年記念祭 の関連事業として、【 伝統産業の日 2015 】事業では、京都の素晴らしい伝統産業とふれあえるイベントやお得な特典が盛りだくさん! 

■主なイベント:
○「京の名匠 春秋会展」(3/20~22)
 京都市伝統産業技術功労者による伝統工芸品の展示会や実演を御覧いただけます。
○きものクラシックコンサート(3/21)
 きもの姿の方を京都市交響楽団のコンサートに無料で御招待します。
 (事前申込制)
○「伝統産業の日」inみやこめっせ―ふれあい館まつり―(3/21~22)
 伝統工芸品の制作実演や体験教室,舞妓舞台等を実施します。
○きものでおでかけ・入場無料(3/14~22)
 きもの姿の方は,京都市関連施設や文化観光施設の入場料が無料になります。
 (要入場無料券)
○きものでおでかけ・乗車無料(3/14~22)
 きもの姿の方は,市バス・市営地下鉄に無料で御乗車できます。
 (要乗車無料券)

 

2015 きもので乾杯 ~お酒とワイン~

毎年みなさま楽しみにされている 【 2015 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】 の詳細が発表されました!ぜひお着物で京都のパーティーへお運びください。

■ 【 2015 きもので乾杯 ~お酒とワイン~ 】

京都の伝統産業製品である日本酒や、フランス産を中心としたワインとともに京料理を食しながら、芸舞妓による踊りの披露や素敵な景品が当たる抽選会など、盛りだくさんの内容をお楽しみいただけます。

内容:(1)老舗料亭の花見弁当
   (2)日本酒、ワインの提供
   (3)芸舞妓による踊りの披露
   (4)抽選会(魅力的な京都の伝統産業製品を多数取り揃えています。)
日時:3月15日(日)受付11:00 開演12:00~終了14:00頃予定
会場:国立京都国際会館
会費:5000円
定員:300名 (当日きものでご参加いただける20歳以上の方)
チケット:ローソンチケット(ローソン各店・Lコード:59450)
*2月1日~2月23日までの発売。定員枚数売切れ次第終了。

 

春の京都へ、ぜひお越しくださいませ☆

スマートフォン用ガイドブックもありますよー。
↓↓↓ 詳しくは下記のWEBサイトにて。

【 伝統産業の日 2015 】 公式WEBサイト http://www.densannohi.com/

 

2015年 新春の展覧会情報

2015年も注目の展覧会が目白押し!

会期が短い展覧会が多いので、ぜひみなさま新春の京都へお越しのついでにお運びくださいませ。

■「日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄 」展

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京都の染色家、吉岡幸雄(よしおかさちお 1946-)。江戸時代から続く染屋の五代当主で、日本古来の花樹草に宿る色を汲み出し糸や布を染める植物染を専門としています。奈良・東大寺、薬師寺、京都・石清水八幡宮など古社寺の伝統的な行事に多く従事し、日本の伝統色、伎楽衣装などを古法によって再現するなど、伝統文化保存、修復や普及活動を精力的に行っています。伝統色にこだわり続ける吉岡幸雄氏の仕事を、日本の節句をテーマに染布、伎楽衣装や和紙の造り花などの作品で紹介。

会期:2015年1月2日(金)~2015年1月18日(日)
時間:10:00~20:00 *1月2日(金)、3日(土)、14日(水)は20:30
   (入館は閉館の30分前まで) 
休館日:会期中無休
料金:一般 900円
場所:ジェイアール京都伊勢丹7F えきKYOTO 京都市下京区東塩小路町

URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

*2015年1月10日(土)には【吉岡幸雄氏トークショー&ドキュメンタリー映画「紫」上映会】も開催!詳細は上記WEBサイトにて。

 

■「デザイナー芹沢銈介の世界」展

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生誕120年を迎える型絵染の人間国宝、 芹沢銈介(1895〜1984年)は、柳宗悦との出会いをきっかけに民藝運動に共感し、沖縄の紅型から、独自の型絵染を創始したことで知られています。展覧会は第1部「デザイナー芹沢銈介〜多彩な造形表現」と第2部「芹沢銈介の目〜収集した世界各国の美術・工芸品」の2部構成で、その美意識と感性にせまります。

会期:2015年1月7日(水)〜1月19日(月)
休館日:会期中無休
時間:10:00〜20:00(最終日17:00まで/入館は閉館の30分前まで)
料金:一般800円 学生600円 中学生以下無料
場所:京都髙島屋7Fグランドホール 京都市下京区真町52
URL:http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/serizawa.html

*巡回:大阪高島屋 2015年1月21日(水)〜2月2日(月)

 

■「千總(ちそう)460年の歴史-京都老舗の文化史-」展

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【 第1会場 】 場所:京都文化博物館 3階総合展示室

文化博物館での展示は、千總の歴史に焦点を当て、代々伝わる歴史資料と共に貴重なコレクションの数々をご紹介。約10年ぶりの公開となる円山応挙『保津川図屏風』(重要文化財)や『写生図巻』(重要文化財)、神坂雪佳『元禄舞図』など、千總ギャラリーで人気の所蔵品も展示。創業から現在に至るまで、激動の時代を生き抜いてきた千總の歩みをご覧いただけます。

会期:2015年1月6日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00~19:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般500円 学生400円 高学生以下無料
URL:京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kikaku.html

 

【 第2会場 】 場所:千總ギャラリー

明治時代に千總が手がけた美術染織品をご紹介。明治時代の千總の華々しい活躍、当時の技術の粋をご覧ください。

会期:2015年1月20日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00〜19:00
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:無料
URL:千總 http://www.chiso.co.jp/

   千總ブログ http://www.chiso.co.jp/blog/material/

【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】

いよいよ【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】 今週末の開催 です!

現在ご予約11名様。ランチの湯豆腐は、和室を個室貸切で開催決定です!

お一人参加の方も初めましての方もいらっしゃいますし、着物メンズもご参加されます。

参加するかどうか悩んでいるけれど、一人では不安、着付が不安、っていう方もどうぞお気軽に。参加者の中には着付師さんが数名いらっしゃいますので、集合したらちゃやっとお直ししてくださるかと思います。お着物初心者さんは、勝野の手持ち着物のお貸し出しも可能です(お着付けのため9:30頃に love the life 京都アトリエへお越しください)ので、(e-mail:katsuno@lovethelife.org)までお問い合わせください。

当日の天候は、晴れ の予報!!!最高気温19℃、最低気温9℃。
京都にしては比較的暖かく過ごしやすい一日で、格別の紅葉狩りの日となりそうです。夜は肌寒くなりますので羽織やショールなどお持ちくださいね。

11月23日(日)にお時間あるよーって方は、開催日直前まで募っておりますので、ぜひぜひご参加くださいませ☆
 

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今年で3回目となる 勝野屋+着物さくさく【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】のお知らせです。

今年は紅葉のピークを味わっていただこうと、11月下旬に 紅葉の名所・南禅寺 で開催します!

ランチ会場は、国の登録有形文化財建築の「順正 南禅寺」。個室の和室にて、ゆったりと湯豆腐会席を堪能していただけるお食事をご用意しました。

前半には明治・大正の元老である山県有朋(やまがた ありとも)氏造営の別荘で、庭園は国の名勝にも指定されている「無鄰庵」をご案内します。庭園は七代目小川治兵衛氏作庭による、東山を借景としたゆるやかな地形を活かし、琵琶湖疎水を取り入れた池泉廻遊式の名庭園。この度、特別に母屋の2階を貸切でご用意しました!紅葉の時季の素晴らしい風景を、普段は観ることができない2階からご堪能いただける貴重な機会です。

後半にはJR東海のポスターにもなっている、南禅寺塔頭の小さな名庭園のご案内を予定しています。京都の日本庭園の素晴らしさ、紅葉の素晴らしさを十二分にご堪能いただける機会になると思います。

南禅寺界隈の素晴らしい紅葉を楽しみながら、秋の京都でひとときをお着物で過ごしてみませんか? みなさまお誘い合わせの上、どうぞお越しくださいませ☆

 

■開催日:2014年11月23日(土)

 

■ランチ会・会場
店名:南禅寺 順正(湯豆腐、湯葉鍋、会席)
時間:2014年11月23日(日) 13:30〜 予約
住所:京都市左京区南禅寺門前
TEL:075-761-2311
URL:http://www.to-fu.co.jp/jp/index.html

 

■時間&スケジュール
11:00-11:10 地下鉄東西線「蹴上駅」改札(1箇所)を出たところで待ち合わせ。
11:10-11:20 徒歩移動
11:20-13:10 無鄰庵 見学( 母屋2階特別見学 もあります!)
        & 母屋2階やお庭で着物撮影会
13:10-13:20 徒歩移動
13:20-15:30 南禅寺 順正 で湯豆腐会席ランチ & お庭で着物撮影会
15:20-15:40 徒歩移動
15:40-17:00 南禅寺塔頭・天授庵 見学 または 南禅院 見学
        (*11月下旬の紅葉状況により判断)
17:00-17:30 南禅寺 の敷地内の紅葉散策
17:30頃解散 お時間のある方はウェスティン都ホテル京都でお茶など。
*ランチ会のみのご参加も可能です。

 

■人数:12名様〜16名様
お申し込みの早い順でご予約を承ります。
会場のお席の関係上、人数が多くなりました場合にはキャンセル待ちとなります。
今回はせっかくの紅葉真っ盛り。お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、
お着物にご興味があるお友達など、ご同伴も喜んで。

 

■参加費
ランチ(湯豆腐会席):お一人様 5140円(消費税・サービス料込)ドリンク別途。
無鄰庵 拝観料:410円
南禅院 拝観料:300円
天授庵 拝観料:400円(17:30から夜間ライトアップあり/昼夜入替 500円)
*当日ランチ会場、各寺院窓口にてお支払いください。

 

■アクセス
<電車> *電車をおすすめします。
・JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「京都駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約25分)

・阪急「四条駅」から地下鉄烏丸線「烏丸駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約20分)

・京阪「三条駅」から地下鉄東西線「三条京阪駅」(六地蔵方面行)に乗車→「蹴上駅」下車(所要時間約10分)

<タクシー>
「南禅寺へ。仁王門通の南禅寺交差点まで。」とお申し付けください。
・JR「京都駅」からタクシー(所要時間約35分)
・阪急「河原町駅」からタクシー(所要時間約15分)
・京阪「三条駅」からタクシー(所要時間約15分)
・京阪「神宮丸太町駅」からタクシー(所要時間約12分)

<バス>  *たいへん混むので避けた方がよいです。

 

■ドレスコード
紅葉の時季に着てみたい思い思いのお着物で。
*雨天の場合は、雨仕様のお着物でも、お洋服でも、お気軽にご参加くださいませ。
*お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、お着物に興味があるお友達など、
 ご同伴の方はご自由な服装で。

 

■当日のお着付け
お着物のお着付け一式をお願いしてみたい方、帯だけ変わり結びにしてみたい方、ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
当日 9:30〜10:15 頃に勝野邸(京阪三条駅から徒歩7分、神宮丸太町駅から5分)にお越しいただけます方は、着付師の先生にお着付けのご予約をしますので、ご要望をお知らせください。

(*料金:小紋・紬4000円、訪問着・附下げ5000円、帯結びのみ2000〜3000円)

お着付け後は、地下鉄かタクシーで待合せ場所まで向かいます。(所要時間約20分)

 

■お問合せ、お申し込み
ランチ会のみのご参加、ランチ会+前半お庭見学+後半お庭見学希望など、ご要望
を添えて、お名前、ご同伴者人数及びお名前、ご連絡先お電話番号&メールアドレ
スをご明記の上、下記までお申し込みください。

勝野屋・勝野明美 e-mail:katsuno@lovethelife.org
着物さくさく・須賀凌子 e-mail:info@kimonosakusaku.com
(mixi、facebookでのメッセージでもOK☆)

 

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遠方からご計画の方は、そろそろご宿泊ホテルのご予約を急がれるのが賢明です。京都市内のホテルはこの時季宿泊料金が高くなるので、大阪方面、滋賀方面のビジネスホテルを探されてもいいかもしれません。当日朝にご宿泊ホテルのお部屋にてお着付けをご希望される方がおられましたら、着付師さんをご手配いたしますのでお申し付けくださいませ。

 

勝野屋「秋の着付レッスンの会」やりまーす!

■11月16日(日)13時〜、Love the Life 京都アトリエ にて。

この夏に浴衣レッスン2回をご受講されてから、自装で浴衣デビューされたKちゃんが、いよいよ秋のお着物デビューに向けて着付レッスンを開始〜。

内容は、最初の第一歩、お襦袢の着方からお着物の着方、半幅帯結びの予定です。

その他お手持ちの着物でできるコーディネートのご相談、初心者さんの誰にも聞けない質疑応答何でもアリから、邪道着付まで。

半幅帯だけでも習いたい、ウール着物や木綿着物でお出かけしたい、何でもいいので着物着てみたい、ご希望のある方は16日ぜひアトリエに遊びに来てね♡

まったくお着物初めての初心者さんでも、勝野自前のウール着物でしたらお貸し出し可能です。せっかくの紅葉の時季ですもの、お着物を着て京都で遊ぼー。