日本現代美術を語るには絶対に知っておかねばならない、前衛美術グループ【具体】。【具体】が結成されたお膝元・芦屋にて、【具体】を振り返る貴重な展覧会。会期終了まであと少し。お見逃し無く!!!
【GUTAI×INTERNATIONAL 具体、海を渡る。 展】
会期:2014年7月5日(土)〜9月7日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般500円 学生300円
場所:芦屋市立美術博物館 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
芦屋市立美術博物館
http://ashiya-museum.jp/
具体美術協会とは Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/具体美術協会
夕方から京都八百一への買い出しと、カフェ&珈琲店の新規開拓を兼ねてお散歩。
前々から行きたくて臨時休業で振られ続けている東洞院通夷川の「鳥の木珈琲」へ行くも、なんと定休日!せや、定休日が最近変更になったのをチェックし忘れてた!
ということで、まだ未開拓の間之町通り御池上ル・自家焙煎「さんさか ネルドリップ珈琲と本と」へ。
築年数の浅いマンションの一階にある、小さな小さなお店です。御池通からすぐ北へ上がったところなんですけれど、うっかり通り過ぎてしまうくらい。
インテリアは、西側に面する窓越しの、本棚の隙間から漏れる日差しがとてもいい雰囲気。店内は本を読むなど静かに過ごすための空間なので、禁煙+パソコン禁止(キーボードの音がうるさいから)です。おしゃべりしに行くより、一人でゆっくりと過ごしたい方にもってこいの空間です。
お腹空いていたので、さんさか名物のチキンカレー を食べようと思っていたのに、売・切・れ!!!
仕方がないので、シンプルにトーストと珈琲をいただきます。
アイスコーヒーは作り置きせず淹れたての濃いコーヒーを容器のまま氷水で間接冷却。珈琲が薄まらず、味・香り・キレを封じ込めたこだわりの淹れ方、とのこと。
ネルドリップ珈琲、オリジナル深煎りブレンドを90ccで。タンザニアベース。柑橘系の爽やかな香りとコクのある豊かな味わい。アンティークの器が可愛い。
シンプルなトースト。バターのこんがりした香ばしい風味に、優しい味わいの自家製リンゴジャム。
静かでとても可愛らしいお店。またお散歩の際に立ち寄ってみたいと思います。次回は、必ずやカレーを!
■ さんさか ネルドリップ珈琲と本と
住所:京都市中京区間之町通御池上ル高田町500
電話:075-241-2710
時間:9:00〜18:00
定休日:木曜日
URL:http://d.hatena.ne.jp/sansaka/
京都では、デザイン・工芸など様々な分野のクリエーターが中心に集まり、毎回いろいろなゲストをお呼びしてお話を聴く【 Desalon Kyoto (デザロン キョウト)】というイベントが隔月で開催されています。主にはFacebookを通じたメンバーが参加するイベントですが、広く一般にも公開されていますので、ぜひご興味のある方はメンバーに登録なさってくださいね。
7月19日(土)に Desalon Kyoto vol.012(第12回 デザロン キョウト) へ行ってまいりました。
この日のゲストは、シンガーソングライターの 池田聡 氏。1986年に大ヒットした「モノクローム・ヴィーナス」を覚えておられる方も多いかと思います。
トークでは、池田氏の大学生時代のデビューのキッカケから、1986年の大ヒットした当時の音楽業界の空気や驚き、現在の活動にいたるまでの楽しいお話を。学生時代にテレビで観ていたザ・ベストテンなどの記憶を辿り、当時のバブル期の感じを思い出しながら、懐かしくお聞きしました。詳細は書けないので、参加した人だけの密やかなお楽しみ☆
トーク後は特別ライブも!!!素晴らしい歌声で聞き惚れてしまいました!
池田聡 「月の舟」
この日はいつものデザロンと少し雰囲気が違い、池田氏のファンの方々もたくさんいらっしゃっていました。ライブ後には池田氏とツーショット記念写真撮影もさせていただけたのですが、ファンの方々にお譲りしようと遠慮しちゃいました。でも、せっかくなので記念撮影していただけばよかったなー。(笑)
Desalonには、昨年7月に初めて参加したときから、毎回欠かさず着物で参加しています。
この日の浴衣コーディネート。
雨の日だし、モダンにしたかったので、白地に紺色の輪っか柄コーマ地浴衣+うっすらうずうず柄が浮かび上がる黄緑色木綿半幅帯(リバーシブルの裏を使用)。
帯締めは鮮やかな緑色三分紐(ゑり正)+帯留めは緑色と黄緑色の混ざるガラス製(東風杏)。
祇園祭・宵山の日 の浴衣コーディネート。
竺仙のツワブキに雪輪麻の葉柄綿紅梅浴衣+赤地白独鈷柄博多名古屋帯で。紺×赤にしたのは、カラーリストの能口祥子先生のコーディネートを拝見して、やってみたくなった!(笑)
帯揚げは本藍染めの雪輪柄。(雪輪柄が大胆でカッコいいのに見えないけれど、気持ち気持ち)
帯締めはシンプルに白〜紺色ぼかしの冠組み。
「杉本家住宅」前にて。
船鉾の前にて。
岩戸山の前にて。
前祭はこれで終わり。後日、後祭に参ります。
かき氷探訪 の後、バスで今出川まで出て地下鉄で四条烏丸へ。昨日観れなかった屏風祭の会場・重要文化財「杉本家住宅」へ。江戸時代から続く豪商の京町家、ファサードの間口の大きさがすごいです!「杉本家住宅」の内部は全面撮影禁止のためお写真は無し。(一部でもいいから撮らせてくれよ〜)
「杉本家住宅」の敷地内のスペースに展示してある、伯牙山(はくがやま)の鉾飾りを拝見。
綾小路新町通を下がり、前日の宵宵山の日 に観ていない山鉾を見学。
船鉾(ふねぼこ)。(後祭で復活の大船鉾とは違う)
船鉾は初めて間近に拝見したのですが、一番好きかも!?
他の四角い鉾と違い、船の形状なので京町家の街並から実際にいまにもこぎ出しそうな迫力ある形状、鉾飾りの豪快さと豪華絢爛さ。めっちゃカッコいい!
海にちなんで、全体に龍と波をモチーフにしたデザインが各所に施されています。龍の刺繍が施された飾り幕。どんだけ立体!
船鉾の後側。
船の舵を模した部分は、漆塗りに総螺鈿!
船鉾は、鉾見学もできるのですが、1時間待ちのすごい行列で諦めました。来年チャレンジします!
岩戸山(いわとやま)。
ペルシャ絨毯の鉾飾りや、鳳凰柄の縁飾りで、岩戸山もカッコいいですー。お囃子方のみなさんがカメラ目線で演奏してくださるのもステキ。
大きな山鉾もいいですが、人混みを避けて廻る裏通りの山鉾も素敵なものがたくさんあるのだ、と実感した今年の祇園祭。めちゃめちゃ堪能できました!
しかし、今年もまた巡行を観ていない(人混みすごそうで毎年行かずして諦めてしまっている…)ので、来年は山鉾巡行をぜひ間近に観てみたいと思います。
次へ続きます…★★★
祇園祭・宵山の日。夕方から屏風祭りを観に浴衣でお散歩。
まずはかき氷探訪で今年発の「茶房 いせはん」@出町柳・河原町今出川上ルへ。
今年勝野が個人的に食べ比べをしている「宇治金時氷」をいただきます。
柳桜園茶舗のお抹茶をこれでもか!っていうくらい贅沢にたっぷりと使用している「宇治金時氷」は、昨年同様 ハードコア ! 他店と食べ比べをしてみて、お抹茶の濃ゆさ、甘味とのバランス、ココが一番美味しい!ミルクは別添えで、二度三度美味しい味わいを堪能します。(写真がなぜかピンぼけばっかしで、後日撮影リベンジに再訪してきます!/笑)
そして「茶房 いせはん」の魅力は何といっても 小豆 !大粒の京都府産丹波大納言のみの小豆が氷を覆います!ぷりっぷりで美味しいのです!!!この小豆がね、他店のべっちょりあんこと味わいが違うの。かなり格上でございます!
波照間島の黒糖を使用した「黒蜜金時氷」を。こちらもミルクは別添えで。香ばしい香りの濃厚な黒蜜と小豆のバランスがたまりません!
茶房 いせはん (甘味・喫茶)
住所:京都府京都市上京区青龍町242
電話:075-231-5422
時間:11:00〜18:30(LO.18:00)
定休日:火曜日
次へ続きます…★★★
祇園祭・宵宵山の日 の浴衣コーディネート。
竺仙の楓葉柄コーマ地浴衣+竺仙のオレンジ色グラデーション麻地半幅帯で。
帯留めは四角丸型真っ赤なガラス製(東風杏・三品さん作品)で燃えるような夕暮れのイメージ。帯締めはシンプルに白色三分紐。
紫織庵・玄関横洋室にて。
伯牙山の前にて。
また後日のblogに記しますが、 宵山の日 へ続きます。
屏風祭後は、まだ観ていない山鉾を観に小さな通りへ移動。
四条通北側からなるべく人の少なめの通りを通っていこうと、月鉾 を観つつ、
四条通の南側・京町家に細い石畳がとても風情のある小道「 膏薬辻子(こうやくのずし)」を抜けて下がっていきます。着物屋さん「モノコトシルト」さんや木版印刷・伝統木版画工房「 竹笹堂 」さんがある通りです。抜けていくとちょうど重要文化財「杉本家住宅」@綾小路通のすぐ横に出られます。
「杉本家住宅」の正面に 伯牙山(はくがやま)。
烏丸通方面は人混みがすごいので、「杉本家住宅」から南西へ下がり西洞院通仏光寺西方面へ。
木賊山(とくさやま)。
油小路通仏光寺下がる、太子山(たいしやま)。
太子山の会所は「秦家住宅」では、鉾飾りを拝見できます。「秦家住宅」は旧家で、奇応丸(きおうがん)という薬を扱っていたお家だそうです。今でも玄関屋根の上には「 登録商標 小児薬玉 奇応丸 」と印した行灯が!
油天神山(あぶらてんじんやま)。
油天神山の提灯が一番綺麗でした!昔の 蝋燭の灯を再現したLED ランプを使用しているそうで、“ 風に揺らぐ蝋燭の灯 ” を再現し、提灯ひとつひとつの灯が揺らめいたり消えそうになったり、とても情緒があります。現在山鉾のほとんどが白色LEDを使用して、明るいけれど味気ない感じになっている中で、この 蝋燭の灯を再現したLED を採用していることはすごいことです。みんなコレにしたらいいのに!暗くてええやんか、後祭も復活したことやし、昔の風景に戻していこうゼ!と叫びたい。
油小路から北上し、綾小路通西洞院西の 芦刈山(あしかりやま)。
最後に西洞院通四条を上がり、蟷螂山(とうろうやま)でカマキリさん見物!“ かまきり山 ”とも呼ばれ、カマキリがカマを振り上げて動くギミックつき!なんでカマキリなんでしょうね? 回答はこちら→☆
蟷螂山 の会所にはカマキリの置物も展示。
おみくじもカマキリ(手作りっぽい)が動く!(ちょっとブレちゃってますが)子供達にめっちゃ人気がありそうでした!
次へ続きます…★★★
お腹を満たした後には 屏風祭 へ!屏風祭は、WEBで掲載されている情報でも一部はもうやっていない場所もあるので要注意です。
今日のメイン、大正ロマンな長襦袢&型染め友禅 で有名な「 紫織庵 」@新町通六角上ルへ。久しぶりの紫織庵さん、5年ぶり2度目です。
建物は、京都市指定有形文化財に指定されている趣のある京町家(京都の伝統的な「大塀造」建築)です。江戸時代後期に名医・荻野元凱氏の医院として建てられ、その後大正時代に豪商・井上家の手に移りモダンな洋間を増築し、その後川崎家の住宅へと移り、現在にいたります。
門をくぐって玄関までのアプローチ。
玄関の三畳間としつらえ。
玄関横の洋室の客間。
玄関奧・中庭をぐるりとコノ字に囲む広縁のガラス建具。建具の向うには中庭が見えます。ガラスは建築当初の「波打ちガラス」が一枚も破損せずすべて残っているそうです。
施設の名称の「紫織庵」の由来になった、茶室「紫織庵」を拝見。夕暮れ時で少し暗かったので、また後日、日中にも訪れてみたいと思います。
広縁を回って和室の屏風を拝見します。和室、蔵の中はすべて撮影禁止でお写真はナシ。
母屋一階の広い大きな和室2間を拝見した後は、最奥の蔵へ。
蔵の二階で 、正絹生地を使った現在の紫織庵さんの商品の着物反物や帯反物を拝見。京都らしいはんなりデザインの 型染め友禅 の作品の数々、素敵なものがたくさんありました!
蔵の一階で現在の紫織庵さんの商品、2014年新作の浴衣生地反物を拝見。浴衣はいくつか反物を身体に当てさせていただきました。紫織庵さんのデザインは古典柄なのにどこかキッチュなのがいいのです。いつか長襦袢の生地か浴衣をいただきたいと思います。
蔵横の階段から母屋二階の和室へ。大正時代〜昭和時代の長襦袢コレクション展を拝見。いろいろな時代に即したおもしろいデザイン(大正昭和モダンなもの、戦争もの、某キャラクターのヘボいパクリとか)に驚かされます。
屏風祭 、この日は時間切れで 藤井絞(株) さんまで。藤井絞 さんでは表通りに面した窓越しに中を観れるようにしてくださっています。この日は舞妓さんをお呼びして、お得意様のご接待が行われているようでした。
次へ続きます…★★★
祇園祭・宵宵山 の日。夕方から 屏風祭 を観に浴衣でお散歩。
まずは軽くお腹が空いたのを満たしに「イノダコーヒー本店」@堺町通三条下ルへ。禁煙席を希望したら、初めて堺町通りに面する別棟のスペースへ。
アンティークな内装がそのまま残っています。冷蔵庫は新しくされたようですが、アンティーク冷蔵庫と同じ仕様で作ってあります。
美味しいと聞いていたスパゲッティ・イタリアン(ナポリタンみたいな)を初めていただきます。太麺のスパゲティと、少しジューシーなソースが特徴。なかなか美味しいです!
アイスコーヒーとブレンド珈琲「アラビアの真珠」。どちらもお砂糖&ミルクをデフォルトで入れてきてもらうのが◎。
そして、いちごのお菓子専門店「メゾン・ド・フルージュ」@東洞院通三条下ルへ移転後初めて伺います。
珈琲は砥部焼の素敵なカップで!スプーンがいちご用スプーンっていうのもね!
いちごやベリーが積層になったミルフィーユ。段々の積層具合も素晴らしく、層ごとにベリーやいちごの風味が堪能できる贅沢な逸品。
いちごのムースのケーキ。甘さ控えめで、いちごの甘味と酸味が絶妙なバランス。
いちごのくず餅にいちごの水無月。いちごの水無月はやっぱり水無月!いちごの風味もあるけれど、小豆の風味もきちんとしていて、あくまでも和菓子を保っているところがすごい!うんうん、どれも外れ無し、とてもレベルが高い!これなら若い方からマダムまで誰にでもおすすめできます!
京都八百一本店前ではビールと焼物の屋台&イートイン用座席が設けられています。八百一で売られているあの美味しそうなスイートコーンがその場で焼かれてる!来年は食べよ!
烏丸通りでは18時から歩行者天国に。すでにすごい人混み!
で、屋台には興味が無いので、人混みを避けて裏通りから 屏風祭 を観に行きます。
次へ続きます…★★★