2016.01.11. 着物コーディネート
ゑべっさん履物買い出しツアー第二弾 の日の着物コーディネート。
濃ゆい色が続いていたので、久しぶりに綺麗色の紬で新春らしく爽やかなコーディネートで。紅花染めの淡い撫子色に水色の横糸が入った真綿紬+縹(はなだ)色&浅葱(あさぎ)色の立涌柄っぽいタイシルク名古屋帯。
帯締めはターコイズブルーの冠組。帯揚げは淡水色の縮緬。
草履は若草色に紫色鼻緒。
黒の着物も好きだけれど、最近はこんな透明感のある綺麗色に魅かれます。
ゑべっさん履物買い出しツアー第二弾 の日の着物コーディネート。
濃ゆい色が続いていたので、久しぶりに綺麗色の紬で新春らしく爽やかなコーディネートで。紅花染めの淡い撫子色に水色の横糸が入った真綿紬+縹(はなだ)色&浅葱(あさぎ)色の立涌柄っぽいタイシルク名古屋帯。
帯締めはターコイズブルーの冠組。帯揚げは淡水色の縮緬。
草履は若草色に紫色鼻緒。
黒の着物も好きだけれど、最近はこんな透明感のある綺麗色に魅かれます。
ゑべっさん履物買い出しツアー第二弾 に行ってまいりました!
大阪の着物友達Yちゃんが午前中だけ京都に来られるというので、初めてのご自分草履を探すべく、伊と忠さんへ同行してきました。Yちゃんは近いうちに着物デビューするために、お仕事の合間を縫って夏から徐々に自分着物や小物などを調達している段階。伊と忠さんで最初の一足目をお選びになられました!何にでも合わせやすいお色目とこっくりした素敵なお色目と、うふふ、二足GET!おめでとうございます〜。
お昼前にはお互いタイムアウトで、伊と忠さんの前でお別れ。Yちゃんは勝野の悪魔の囁きで、ゑり正さんへ帯揚げを買いに。(後の報告によると、綺麗なお色の帯揚げと半襟をGETされたそうな)これから着物デビューに向けて準備してまいりましょう。
私の方はご近所着物友達のSさん(日本髪女子、親子ほどの年齢差、クールな美人さん)と、ふたりで初めての着物女子ランチ会に。お店は四条河原町下がる、フレンチビストロ「イカリヤ食堂」さんへ。フレンチの割にリーズナブルで、京町家を改装した可愛らしいお店は人気が高く、土日祝日は確実に予約しか無理なので、事前にもちろん予約して。
鴨川沿いで、店内からは緑と川が見え居心地良し。
新年ですし、ちょっぴり贅沢なランチコースをいただきました。メインのお肉料理は、牛タンの煮込みと豚ほほ肉の煮込みを2種類頼んで、シェアしていただきました。これにパン、コーヒーが付いてきます。それでも土日の京都ランチとしてはお手頃価格なので、ありがたい!
Sさんとはランチのみでお別れし、Sさんは彦根の料理旅館の旅へご出発。私はヤギと合流し、絶対に観たい、竹村延和さんの個展「Nobukazu Takemura Solo Exhibition “Einheit”(アインハルト)」を観に、ホテルアンテルーム京都へ。
竹村さんの描くペインティング作品と、環境音楽の展示。色の綺麗なペインティング作品は、現在の竹村さんのうつろう心を映し出したののでしょうか。繊細な色のトーンが美しい作品でした。そして音楽は、何かの断片のような音たち。相変わらず、子供の心を蘇らせてくれる竹村さんの音たち。やっぱ、何年経っても好きだな。竹村さん、音楽活動を復活されていて、もうすぐアルバムが出るそうです。3月にはクラブMETOROにもバンドで出演が決まっているので、ぜひ行ってみようと思います。竹村延和さんの音楽からは、デザインが浮かぶんですよね。もう素敵すぎて。
展覧会の会期が延長されます。ご興味ある方はぜひ。
■竹村延和 アインハイト Nobukazu Takemura Solo Exhibition “Einheit”
会期:2015年12月5日(土)〜2016年1月10日(日)12:00PM〜7:00PM
*2016年1月24日(日)まで延長
会場:HOTEL ANTEROOM KYOTO l GALLERY9.5(担当:上田)
京都市南区東九条明田町7番
TEL 075-681-5656 http://hotel-anteroom.com/
*会期中は会場限定で、本展の為に制作した音楽CD『Einheit』等の販売を予定しています。
ホテルアンテルーム京都から京都国立博物館へ移動し、新春特集陳列「さるづくし―干支を愛でる─」展へ。
牧谿さんの猿の絵が大好きなのですが、牧谿さんのお猿の絵を始め、牧谿風のお猿の絵をたくさん観てきました。かわいくてたまんなかったですよ。小さな展覧会かと思っていたら、全部観るのに1時間半以上かかり、特別企画展並みの充実度でした。
同時開催の「刀剣を楽しむ-名物刀を中心に-」展はめっちゃ並んでましたよー。連日240分待ちとか。刀な、美しいし、名刀は確かに刃紋様とかかっこいいけどさ、数本観ればいいじゃない?何十本も観ても、だんだんようわからんようになってこない?ま、興味ないのでスルー。
京博から北野白梅町まで移動。カフェ・ヴェルディさん主催の「インド料理を食べる会-ビリヤニを食べる会-」へ。場所は北野白梅町から東南に少し入ったところにある、インド料理「ヌーラーニ」にて貸切で。
ビリヤニとは、元来中央アジアに住むイスラム教徒ムスリムの食べ物で、お祝いや特別な行事の折に作られる、手間隙のかかったご馳走です。大きく深い鍋に、下から肉、マサラ(グレービー)、生のお米、スパイスやナッツなど食材を何層にも、また年輪のように重ねて、数時間かけて焚き上げる食べ物だそうです。一般のインド料理店で出されているメニューのビリヤニは、ヒンズー教徒の多いインドですからお肉はチキンだし、炊いたお米を後から炒めたピラフのようなものが多いそうです。今回は本物のビリヤニを食べる会ということで、ヌーラーニの店主・ヌーさんが伝統的な作り方で大鍋にムスリムスタイルの『ビーフ カチ ビリヤニ』(牛肉のビリヤニ)を4時間かけて作ってくださいました。
巨大な金属のお鍋で、直径60cmくらい高さ40cmくらいはあります。テーブルに運ばれてくるなり、スパイスのとても良い香りが店内いっぱいに漂ってきます。
説明をするカフェ・ヴェルディの続木さんと、ヌーラーニのヌーさん。とってもシャイなヌーさんの3言を、続木さんが20倍くらいにしてお話ししてくださいました。(笑)
開封の儀。上に炭が乗っています。上下から熱するのですね。
これを40人分に取り分けてくださいますが、、、1人分がすごい量!!!
常連さんは量が多いことを知っているので、タッパー持参で来られてました。野菜のカレー2種とライタ(ヨーグルトサラダ)と混ぜながらいただきます。ミニサラダ、食後にミニチャイ付で。
勝野は半分でちょうど、あとは痩せの大食いヤギが完食。美味しゅうございました〜。参加者のみなさん、とても食べるのが早いのです。なぜ?慣れてる?1時間ちょっとでビリヤニの会終了。
ヌーラーニさんは小さな可愛いお店でした。北野白梅町界隈でのお食事処って少ないので、北野天満宮に行く時には寄らせていただこうと思います。
北野白梅町から祇園へ移動。京都ゑびす神社 の残り福へ。夜遅めのためか空いていて、サクッとお参りできました。
新しいお札を頂戴して、福笹を渡してくださる可愛らしい舞妓さんを撮影し、お参り終了。
エレファントファクトリーコーヒーで一服。竹村延和談義とお猿の絵談義とビリヤニ談義と。
家までの帰り道、あんなにお腹いっぱいビリヤニを食べたのに小腹が空いたとヤギが言うので、門扇御池店で夜食。
盛りだくさんな1日でありました。商売繁盛で、ええことありますように!
この日の着物コーディネートはこちら。★★★
新成人のみなさま
ご成人おめでとうございます。つつがなく成人の日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。ここまで健やかに成長されたお姿に、親御様は心から慶んでおられることと思います。ご家族や周りの方々への感謝を忘れずに、これから夢に向かってどうぞ大きく羽ばたいていってください。新成人のみなさまの益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。
着付師のみなさま
一年で最も気合いが必要な日。昨年末から前日まで心づくしのご準備も、大変お忙しかったことと存じます。早朝から緊張感が半端ないと思いますが、どうぞ精一杯がんばってください!!!えい、えい、おーーー、と念をお送りします!
京都の天候は晴れ午後からくもり。一時雨の可能性があるので折り畳み傘をお持ちになることをお勧めします。大阪と兵庫県南部は夜まで晴れて、穏やかな一日となりそうです。
新しくご成人される若人のみなさまの佳き日となりますように。
*写真は圓光寺・北庭の南天。南天は「難を転じて福となす」縁起木。
「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ行った日 の着物コーディネート。
なんとなく朝の気分で、トリコロールカラーの紬が着たくなりまして。フリマで売れ残った子ですが、とても手が込んだ絣の技法で作られている貴重な紬。水玉で花文様だし下手すると田舎の子っぽい感じになっちゃうから、コーディネートは意外と難しい。
いくつか帯を合わせてみたものの、真っ赤な無地帯では昭和すぎるコーデになってしまうので、ここは安全に同色系のトリコロールカラーの格子柄帯で可愛くしてみましたよ。
帯締めは緋色の冠組(道明)。帯揚げは、ほんのり淡いグリーンの市松紋紗(ゑり正)でスッキリと。
半襟がヨレヨレしていますね〜。いつも筒そで襦袢ばっかり着るので、ついつい不精で既製品についてくるポリの半襟のままで…。ミシンで補正された半襟って、洗濯すると波打ってくるの。これは悪い見本ですので、皆さんはきちんとお気に入りの半襟を縫いましょう。
家族ミッションも兼ねて、会期終了間近の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ。
家族ミッションは久しぶりに神戸の実妹とお茶しながら近況報告すること。
ランチを兼ねて、ラブザラにとって神戸でデフォルト決定の、熟成珈琲と銅板手焼きホットケーキの店「サーティーサードコーヒー」さんへ。
ホットケーキ・クラッシック
こちらは定番だけれど、頼まずにはおられない美味しさ。パリッと銅板で焼かれた香ばしい表面に、中からふわっとしつつシッカリしたスポンジ。バターの風味とシロップの風味が合わさり、至福のお味。関西のホットケーキでは一番美味しいと思います。
旬のフルーツのホットケーキ
遠方から足を運ぶ価値アリアリの素晴らしい究極のホットケーキ!今月の旬のフルーツのホットケーキは、神戸の甘い宝石「太山寺いちご」!果物の中で一番大好物が苺なんですよね。昨年も気になりつつ苺の季節に 33コーヒー さんに来れなかったので、もうこれは絶対にいただくしかない。
見て、このビジュアル!
テーブルに運ばれてくるなり漂うほんわか甘〜い香りに興奮MAX!酸味の全く無い優しい甘さの苺。大粒でツヤツヤ。サクッという食感に、新鮮さそのものを感じます。この苺が何粒もふんだんに使用されて、ホットケーキの間にもスライスされたのが挟まっていて、大満足!
近況報告長くなるついでにオーダーした、ミックスジュース。安心のクオリティの関西版ミックスジュース。
コーヒーもオーダーごとにサイフォンによる一杯だて。しっかりボディのコーヒーもとても美味しいのです。コーヒーがしっかりしていて、ホットケーキが日本の最高峰クラスですから、たまりませんわ!(いつもホットケーキで他のメニューを頼めない/笑)
3時間喋り続けて妹とお別れして、神戸ファッション美術館 へ。神戸ファッション美術館 は着物での来場者は無料になります。電車賃かけても来る価値ありの充実した展覧会がいつも開催されています。内装や家具のデザインは 内田繁 大先生だしね、いつ来ても満足ですよ。
「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 は、古墳時代から江戸時代末期までの日本の衣装(昭和初期に全て復元したコレクション)が一堂に展示される、衣装好きにはたまらない貴重な展覧会でした。古墳時代の装束は初めて拝見しましたが、現在では希少な羅織り紗織りの薄衣を重ね着し、とても奥ゆかしくも愛らしいお衣装が何パターンも展示され感動しました。そして、奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜桃山時代〜室町時代〜江戸時代前期〜江戸時代後期へと続き展示されています。日本の時代装束の実例と変容・移り変わりを、すべて実例で展示されているので、とてもわかりやすく理解できました。貴重なコレクションを観ることができて本当に良かったです。
美術館を終えた後は、大阪へ。JA Laboratry と Love the Life の合同新年会(総勢5名)を、昨年12月にオープンしたばかりの阿波座・ポルトガル料理「カーザ・ダ・アンドリーニャ」にて。JA Laboratry 東さんデザインのお店に行きたかったので、お忙しい中無理やりお誘いして実現。
構造用合板を使用した簡素な内装に、ポルトガルの国旗カラーの緑色と赤色が壁面に配置され可愛らしい内装。
壁の上の方には店名=ツバメということで、ツバメさんのオブジェが!可愛い!
今は惜しまれつつ閉店してしまった「ポルトガリア」譲りの本場のポルトガル料理のお味に舌鼓。どれも美味しゅうございました。
極め付けは、ポルトガルトいえばエッグタルト!!!中からクリームがじゅじゅわ〜〜〜と。熱々でめっちゃ美味しい!これは2個は食べられるな。今度は欲張って2個頼もう。(笑)
アットホームなサービスにとても居心地の良いお店でした。四ツ橋本町からほど近く、人も少ないエリアですが、充実のワインが夜遅くまで楽しめるお店とあって、この日は正月明けの連休なのに店内は満席でした。またお伺いしたいと思います。
この日の着物コーディネートはこちら。★★★
ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾 の着物コーディネート。
ゑべっさんやし、ここはね、やっぱ梅柄でしょ!この季節には何度も着たくなる、大好きな菱形綾子黒地に朱赤の梅の飛び柄小紋。帯は先日と同じ、グレイッシュピンク地の練り梅柄織り出し名古屋帯。
小物には緋色でバキッとアクセント。帯締めは、緋色の冠組(道明)。帯揚げは、緋色の縮緬。
そして、Mちゃんで〜す。可愛いでしょ〜♥
お母様から譲られた華やかな朱赤更紗文様小紋+朱赤の万寿菊柄箔押し帯で、お正月らしい華やかなコーディネートです。名古屋帯のお太鼓ではお出かけしたことがないけれど、ウェブで結び方を探して、一生懸命自己練習してこの日に見事自装してきてくれました!すごいです!!!
自分の履物も買ったしね、小物も買ったしね、さぁお着物コーディネートがどんどん楽しくなりますよ〜。これから夏になる前まで、お稽古しながらもお着物でどんどんお出かけいたしましょう!
Facebookでのみ告知しておりましたが、ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾に行ってまいりました!
京都ゑびす神社 は毎年1月8日〜12日の期間に十日戎が開催されます。その期間に合わせて、京都の老舗和装履物店「伊と忠」さんでお履物のセールが開催されるのです。
雨も降りそうな曇り空の鴨川・四条大橋を渡り、ウィリアム・ヴォーリズ設計の東華菜館の前を通り過ぎ。
開店時間をちょっと過ぎてから、ゆっくり目に店頭へお邪魔してきました。
事前チェックで欲しかったお草履は、セール品では出ていなかったのが残念。しかーし、思ってもいなかったお色目のお草履に出会いあり!何色かは内緒。現在、手持ちのカッチョいい鼻緒(黒田商店さんでいただいた刺繍鼻緒)を台に誂えで挿げていただいているので、できあがったらまた後日レポします。
他の和装履物店では絶対に無い、珍しいお色があるのが 伊と忠 さんのおもしろいところ。ずっと履物は東京の 長谷川商店 さんでお世話になっていますが、ここ3年は 伊と忠 さんで東京でも大阪でも出会えない素敵なお色に出会ってしまい、ちょこちょこっとお履物をいただいています。本当に 伊と忠 さんのお履物は他と違う、京都色の素敵なお品がいっぱいなのです。毎回セールでしかお世話になっていなくて、大変心苦しいのですが…。
そして、自分の買い物が終わり興奮冷めやらぬところ、大阪の着物友達Mちゃんと合流。初めてのご自分草履を探すべく、私も同行。今まではお母様のお履物を借りてらっしゃるとのこと。これからお着物をたくさん着ていくにあたり、最初の一足目をお選びになられました。Mちゃんのお気に召すお履物との出会いありで、何にでも合わせやすいお色目と鮮やかなお色目と、二足GET!
買い物の興奮を冷まそうと、予約していた 美々卯祇園店 さんへランチに。
美々卯御膳 をいただきました。たくさんの小鉢料理に天ぷらとおうどんも付いてくる、華やかで女性には嬉しいメニュー。
Mちゃんとは久しぶりにお会いするので、いろいろ近況報告。美々卯さんも混んでいなかったため、ゆっくりと過ごさせていただきました。
せっかく京都までお着物でお越しになられたし、もう買い物はいいよね〜(二足もGETしたので十分満足した)と、お寺&庭園巡りへ。時間もあまりないので、近場の 南禅寺 へご案内。
冬の 南禅寺 はほとんど人がいなくて快適!三門(重要文化財)どどーん!
南禅寺・法堂。
南禅寺・本坊。
南禅寺・方丈庭園。小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。
小方丈庭園。別名「如心庭」。
六道庭。
六道庭の奥には、茶室建築もいくつか。
有名な 南禅寺垣 。
美しい石畳。
そして、南禅院 へ。
庭師さんは、木々の葉が落ちきった冬の庭園が一番好きだとおっしゃいます。何十年、何百年も続く庭園。先人の庭師が何を想い作庭したのか、「庭の骨格」が見えるんだそうです。冬の庭園は一見寂しさを感じますが、確かに木々の枝ぶり、どのように枝分けをして魅せようとしているのか、とてもよく見えてきます。
池泉回遊式庭園の奥側から見返りで見るのが好きです。
南禅寺といえば、琵琶湖疏水の水道橋!明治時代の遺構が現在も使用されている、素晴らしき建造物。
そしてあまり観光客の方はご存知でない、水道橋の上を歩いてインクラインまで。水道橋上の片側は断崖絶壁で柵も何もないので、ちょっと怖いのだけれど、下をあまり見ないように注意しながら歩きます。
日暮れ前のインクライン。葉が散り去った桜並木。桜の季節が素晴らしいので、また桜の季節にぜひ歩いてみましょうね。
日暮れになり三条まで移動。よく歩いたし「喫茶葦島」(インテリアデザイン:辻村久信 氏)で一服。
「喫茶葦島」を出て、さあもう帰ろうか、という時に、勝野から悪魔の囁き。「 ゑり正 さんが年末からセールやってるねん。帯揚げ2000円〜あってな、年明けもまだいっぱいセールのお品残ってるで〜。行ってみる???」はい、そりゃぁ行くよね、ってことで同行。Mちゃん、可愛らしいほんのりピンクの帯揚げGET。これで着こなしのバリエーションも増えますね。
そんなこんなで、新年買い出しツアー第一弾終了。
着物初心者さんへのアドバイスは、私も嬉しく楽しいひとときです。足りない小物を悩みながら一緒にお買い物。少しずつ、ご自身が着たい着物コーディネートのお手伝い。さて、あとは着付けをお稽古して、怖がらずにどんどん着て出かけるべし。春にかけて、ぜひ何度もお着物でお出かけしてみましょうね!
この日の着物コーディネートはこちら。★★★
スター・ウォーズで 覚醒 した真夜中に、京都のお正月には欠かせないという「花びら餅(葩餅)」を初めて食べました!
購入先は「月餅家 直正(つきもちや なおまさ)」@三条木屋町上る。和菓子のお味では「月餅家 直正」さんが一番好きなのです。
花びら餅とは、京都でお正月にだけいただく伝統の御菓子の一つで、柔らかいお餅に京都のお雑煮に見立てた白味噌のあんをごぼうと共に求肥で包んであるお菓子です。
詳しくは、こちら ★★★
中の白味噌あんは優しい味で、酸味の少しある牛蒡がアクセントになって、いいバランス。また来年もいただきましょう。
もう一つは「松の露」。
松葉の上に乗った3つの小豆が若松の芽吹きを表し、雪がかかっている様子を模していて、お正月らしい縁起の良いデザインのお菓子です。
『♪♪♪ チャーチャーチャチャチャチャーチャ、チャチャチャチャーチャ、チャチャチャチャー ♪♪♪』
そろそろお正月休みも終わりで空いているかな〜ってことで、水曜日レディースデー割引とレイトショー割引を利用して、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を鑑賞してきました!早く観たくてウズウズしていたけれど、やっと覚醒してきました!
劇場は思った以上に空いてました。東京なんかすごい人すぎて観られない、なんてウソみたい。みんな、映画はローカルで観るのが良いよ。
一応シネコンなので、劇場で素敵な看板ないかなーと探してみたものの、大したものが展示されてなくて、がっくし。エントランス前のポスターのみ撮影。なんかなー、もっと一緒に撮影できるパネル展示とか、握れるライトセーバー展示とか記念になる展示は無いの??? しかし三条京極(ローカルだものね)の映画館やし、さすがに無理か、しょうがないか〜。
内容は、みなさま観てのお楽しみに!
一言だけ言うとすれば、SNSやニュースで噂になってる「レイア姫様の劣化が激しい…」ですが、そんなこと無い、めっちゃお綺麗ですよ!!!初回SW作品に出られたのが19歳の頃で、40年も経ってるんですよ。「劣化激しい」そんなこと言うたら、一般人はどないするんですか???自分の顔なんて、鏡見られませんよ〜。
鑑賞後は、お年始初の「ELEPHANT FACTORY COFFEE」にて夜お茶。スター・ウォーズの登場人物について、これからの人物同士の関係性、フォースについての談義など。
『♪♪♪ チャーチャーチャチャチャチャーチャ、チャチャチャチャーチャ、チャチャチャチャー ♪♪♪』
もう一回観たいな。
新年が明けまして、もう六日目。明日は七草粥の日ですね。みなさまご家族とお友達と、素敵なお正月を過ごされたことと思います。
2016年もすばらしい展覧会の数々が開催されます。ご都合をつけて、ぜひお着物で訪れてみましょう!
2016年の干支は申(さる)。これにちなんで、年末から新春にかけての京都国立博物館では、猿を描いた絵画や、猿をモチーフにした工芸品をご紹介します。
ニホンザルは、古くより日本人にとって身近な動物でした。そのため、さまざまな文化と深い関わりをもち、多くの作品にその姿が表されてきました。江戸時代には、伊藤若冲、曾我蕭白、長澤蘆雪といった錚々(そうそう)たる絵師が個性豊かな猿を描いています。とくに今回の展示では、生命感あふれる猿の姿を描き出し名手と謳われた森狙仙(そせん)の作品もご覧いただけます。さらに、日本では見ることが難しかったテナガザルのほほえましい姿を描いた中世水墨画の名品や、物語に猿が登場する絵巻物、斬新なデザインの根付などが一堂に会します。日本や中国において親しまれてきた猿の多彩なイメージをぜひお楽しみください。
会期:2015年12月15日(火)〜2016年1月24日(日)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般520円 学生260円
場所:京都国立博物館・平成知新館 京都市東山区茶屋町527
URL:http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2015_monkey.html
*同時開催「獅子と狛犬」展(12/15〜3/13)、「刀剣を楽しむ―名物刀を中心に―」(12/15〜2/21)、「皇室ゆかりの名宝」展(1/26〜2/21)も合わせて、ぜひご一緒に。
桃山時代後期に京都に誕生する「琳派」は,その後各時代の美術や工芸の中で,降臨するかのごとく新たな継承と創造を繰り返してきた。日本人の美意識のDNAに組み込まれた琳派の美のコードを探りながら,本展覧会は近世・近代・現代における「琳派コード」を,「自然」「都市」「抽象」の観点から考える。
会期:2016年1月14日(木)〜2016年2月14日(日)
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1000円 学生600円
場所:京都市美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町124
URL:http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/kmma/exhibition/2015fiscal_rinpa400.html
かつて京都で「京薩摩」という焼き物が作られていたことをご存じでしょうか。
「京薩摩」はその名の通り、鹿児島で作られ海外で人気を博した本薩摩の流れを汲むもので、当時、明治政府の輸出用製品の花形でした。幕末の頃から既に薩摩焼は他の日本の工芸品に先駆けて盛んに海外輸出が行われており、明治に入ると東京や横浜、大阪をはじめ神戸でも薩摩焼の様式を取り入れた輸出用の焼物が盛んに作られるようになりました。そのなかでも、京都・三条粟田口の窯で焼き上げられた京薩摩は、一時は本薩摩の生産量を超えるほど製作され、繊細で雅やかな美しさで欧米の人々を魅了しました。
この展覧会では、清水三年坂美術館所蔵の数ある珠玉の作品の中から、日本特有の繊細で豪華な装飾がほどこされた薩摩焼に注目し、さまざまな地域で製作された薩摩焼をご紹介。同時に、独自の様式を展開した京薩摩の魅力に迫ります。
明治時代、わずか数十年の間だけ作陶された幻の京薩摩。「美」と「技」が凝縮された絢爛豪華な世界をお楽しみください。
会期:2016年1月2日(土)〜2016年1月31日(日)
時間:10:00〜20:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:会期中無休
料金:一般900円 学生700円
場所:美術館「えき」KYOTO ジェイアール京都伊勢丹7F
京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町
URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/exhibition_1601.html
草木からの自然染料で染められた糸によって織りあげられた作品は、多くの人を魅了し、国際的にも高く評価されています。「民衆の知恵の結晶である紬の創作を通して、自然との共生という人間にとって根源的な価値観を思索し続ける芸術家」として、平成26年(2014)に第30回京都賞(思想・芸術部門)を受賞し、平成27年(2015)には文化勲章を受章しました。
このたびの展覧会では、代表作を中心に、初期の作品から最新作までを一堂に展示することで、60年におよぶ創作の歩みを紹介するとともに、志村ふくみの魅力とその芸術の核心に迫ります。
会期:2016年2月2日(火)〜2016年3月21日(月・祝)
時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)*ただし、3月21日は開館、翌日休館。
料金:一般900円 学生500円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎円勝寺町
URL:http://www.momak.go.jp/
http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2015/411.html
*講演会は2月13日(土)、3月6日(日)に予定されています。会期中ワークショップもたくさん予定されています。詳細、お申込みは、こちらのウェブサイト にて。
春画は江戸時代には笑い絵とも呼ばれ、性的な事柄と笑いが同居したユーモラスで芸術性の高い肉筆画や浮世絵版画の総称です。特に、19世紀末ジャポニスム時代以降、欧米では高い評価を得てきました。近年では、2013年から2014年にかけて大英博物館で開催された「春画 日本美術の性と楽しみ」展が大きな話題を呼びました。
このたび、東京の永青文庫で開催されている日本初の「春画展」が京都に巡回する運びとなりました。デンマークのコレクターをはじめ、日本の美術館・研究所や個人が秘蔵する鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎といった浮世絵の大家たちによる「春画の名品」が勢ぞろいします。
さらに、京都の西川祐信や大坂の月岡雪鼎の作品を通して、上方ならではの春画の魅力にも迫ります。狩野派や土佐派・住吉派と春画との関係をさぐり、大名から庶民にまで広く愛された肉筆と版画の作品が一堂に揃うまたとないこの機会に、ぜひ「春画の魅力」をご堪能ください。
会期:2016年2月6日(土)〜2016年4月10日(日)
前期:2月6日(土)〜3月6日(日)
後期:3月8日(火)〜4月10日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
3月18日以降の金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の60分前まで)
休日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般1500円
*18歳以下の方はご覧いただけません。(身分証明書提示)
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
URL:http://www.emuseum.or.jp/exhibition/next_exhi.html
春画展 特設サイト http://shunga.emuseum.or.jp/
古より世界各地の人々は、限られた手元のわずかな端切れを繋ぎ、重ねて作った衣服や布類を、世代を越えて大切に用いてきました。それは日本では襤褸(ぼろ)と呼ばれ、藍染麻布の幾重ものツギハギなどは、極限のダイナミックな美のひとつとして広く知られてきました。近年ではBORO(ぼろ)として世界でも通ずる言葉となり、パリなどのハイファッション界でも注目を集めています。
本展では、青森の民俗学者・田中忠三郎が生涯をかけて研究調査を重ね収集を行った古民具等2万点の中から、国の重要有形民俗文化財である東北の野良着―タツケ、マエダレ、長着などに見られる襤褸やこぎん刺し、菱刺しの魅力を約100点紹介するとともに、現在精力的に活躍する日本のデザイナーの中で、特にBOROの美意識を確固たる姿勢で読み解くkeisuke kanda(神田恵介)、matohu(堀畑裕之、関口真希子)、writtenafterwards(山縣良和)の三組のデザイナー作品と、廃棄される資材の特質を活かし日々用いる物へと昇華する、MODECOの作品を展示します。
大量生産以前には常であった「もったいない」の精神を未来へと紡いでいくことへの再考の機会となりますと幸いです。
会期:2016年1月23日(土)〜2016年4月10日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休日:水曜日(祝日は開館、翌日休館)、1月14日(木)~22日(金)
料金:一般500円 学生250円 *和装の方は無料
場所:神戸ファッション美術館 兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
URL:http://www.fashionmuseum.or.jp/museum/special/boro
2016年京都dddギャラリーの幕開けを飾るのは、日本国内はもとより、世界中から信望の厚いアートディレクター、浅葉克己氏による「アサバの血肉化」展です。
日本美術の伝統と現代デザインをつなぐキーワードとして、美術史家・山下裕二氏が提唱してきた「血肉化」という概念。これにいたく共鳴した浅葉克己氏は、早速自筆の書で「血肉化」としたためました。
強烈な好奇心と向上心で古今東西、高尚なものからサブカル、ポップカルチャーまで、あらゆる事物を見聞きし咀嚼して、アサバデザインとして昇華させてしまうしなやかさの中に存在する頑なさ。
「日本美術の豊饒な養分を、ガシガシと噛み砕いて、グッと飲み込んで、内臓からしっかり吸収して、血となり肉となるように活かしてくれるデザイナーが現れてほしい」という山下氏の期待を体現する浅葉氏。文字通り血肉化されて自身のものとしたデザインの数々が、有機的に変貌しながらggg(東京)、CCGA(福島)を経て、ここ京都でまた異なる姿をあらわにします。
衰えることを知らない創造欲、しつこいくらいの継続力、レタリングと書そして卓球で鍛えた身体力をベースに生みだされるアサバデザインを、次の時代を担う若者たちに血肉化していただきたい。
会期:2016年1月15日(金)〜2016年3月19日(土)
時間:11:00〜19:00(土は18:00まで)
休日:日曜日・祝日
料金:無料
場所:京都dddギャラリー 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
URL:http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/