毎年恒例の着物についてのお勉強講座 【 2014年 きもの学・京都 】。
今年も京都にて、8月30日(土)〜9月6日(土)に開催されます。すでに応募の締め切りは過ぎていますが、募集人員にまだ若干余裕があるそうですので、今からでもお申し込み可能ですって!!!応募締め切りは 8月18日(月)まで延長!
服飾評論家・市田ひろみ氏、竺仙社長・小川文男氏、家紋研究&染色補正・森本景一氏、西陣まいづる社長・舞鶴一雄氏、岡重社長・岡島重雄氏、「日本のきものぷらす+」清田のり子氏など、すばらしい方々の講義ばかり。
毎日すべての講座に出席できなくても、2〜3講座だけでもとても勉強になりますので、ご興味のある方はどーぞ!
↓↓↓ お申し込み、お問合せは、下記HPまで。
【 2014年 きもの学・京都 】
昨日から祇園祭の鉾建ても始まり、いよいよ本格的な盛夏を迎える京都です。祇園祭中に京都を訪れる方もたくさんいらっしゃることと思います。お時間ございましたら、ぜひ京都ですばらしい美の世界をご堪能ください。
■「バルテュス」展
神秘的で不思議な緊張感のある絵画、孤高の画家バルテュス大回顧展。一生に一度観れるか観れないかの貴重な展覧会。お見逃し無く!
会期:2014年7月5日(土)〜9月7日(日)
休館日:月曜日
時間:9:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1500円 学生1000円
場所:京都市美術館 京都市左京区岡崎景勝寺町124
■「うるしの近代――京都、『工芸』前夜から」展
京都の近代の漆芸、京塗(きょうぬり)の展覧会。京都の“ 漆 ”が明治時代に西洋文化が取り入れられ、どのように近代を迎えたのか、「工芸」の新しい視点を探る展覧会。夏休みに合わせて、様々な漆の体験ワークショップも開催されます。
会期:2014年7月19日(土)〜8月24日(日)*巡回予定無し。
休館日:月曜日、展示替えのため7月14日~15日
時間:9:30〜17:00(*金曜日の夜間開館は無し)
料金:一般900円 学生500円
場所:京都国立近代美術館 京都市左京区岡崎景勝寺町

■「デミタス コスモス ―宝石のきらめき★カップ&ソーサー―」展
深く濃い味わいの珈琲を飲むための器「デミタスカップ&ソーサー」。鈴木康裕・登美子夫妻によるデミタスのコレクション500点以上の中よりヨーロッパの作品を中心にご紹介。優雅で愛らしく、宝石のような煌めきをもつ超絶技巧のデミタスの数々をお愉しみください。
会期:2014年7月8日(火)〜9月28日(日)
休館日:月曜日
時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:一般1100円 学生800円
場所:細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3

7月に入ると、京都の街中をお散歩しておりますと、四条烏丸界隈では夜7時以降になるとあっちこっちから「コンコンチキチン、コンチキチーン」と祇園祭のお囃子が聴こえてきます。

提灯を灯した風情ある京町家の2階をフルオープンにし、それぞれの町内のみなさんがお囃子のお稽古をされています。夜な夜なお仕事終了後に練習場所へ集まってくる浴衣男子にも出会えます。現代っ子な細身の身体にゆるく着付けているのに、着慣れているせいか、めっちゃシュッとしててカッコいい!!!萌えますよー!(笑)
お囃子ムービーはこちら → ★★★
今年の祇園祭は昔ながらの形式に戻り、約50年ぶりに「前祭(さきまつり)」と「後祭(あとまつり)」にわかかれる形で行われます。巡航する山鉾も前祭と後祭にわかれます。前祭山鉾巡行では 長刀鉾 を先頭に23基、後祭山鉾巡航では 橋弁慶山 を先頭に10基の山鉾が巡行します。今年から祇園祭の山鉾巡行を2度楽しめるってわけです!
また150年ぶりに 大船鉾 が復活!後祭の巡行最後を華やかに飾ります。必見!
・前祭宵山(宵々山):7月14日(月)〜7月16日(水)
歩行者天国:15・16日の18〜23時(予定)
四条通の八坂神社~堀川間/各町内(中京区一帯)
・後祭宵山:7月21日(月)〜7月23日(水)
歩行者天国・露店の出店はありません。
2014年・祇園祭 の詳細については 京都観光情報・祇園祭2014日程表 で。
祇園祭、人混みはすごいですけれど、あの独特の風情はたまりません!めっちゃワクワクして楽しいです!!!
宵山(宵々山)では山鉾でずっと生でお囃子が演奏され、夕暮れ頃、山鉾のすべての提灯に明かりが灯された情景は圧巻です。人混みの中でもゆっくり移動はできるので、激混みになる少し前、夕方4時頃〜歩行者天国始まって1時間くらいがベストかもしれません。移動する道も一方通行になるので、どこから裏通りへ抜けていくか事前に計画を。裏道抜けて、町外れの小さな和食屋さんでしっぽりするなど、いかがでしょう?
ぜひ京都の夏を、祇園祭を感じに、浴衣でお出かけくださいね☆
浴衣着付けレッスン2回目終了!
前回と同じく、京都でデザイン繋がりのお友達にレッスン2回目をご受講いただきました。前回のお稽古日にお召しになられた浴衣は大学生時代にご購入されたものだそうで、この日は大人な感じの浴衣を着てみたい、とのことで、勝野の浴衣+帯+小物一式をお貸し出し。
2回目のお稽古では、浴衣の着付け方を一から総復習。
裾長さのバランス、上前・下前の合わせ方、ボディフィットさせながら着るバランス、衿抜きのコツ、胸内側の三角折のコツなど、浴衣も着物の長着と基本は同じなので、これを覚えておかれると着物の着付けもすぐに覚えることができます。
帯結びは前回の割角出し結びと、お文庫結び、お文庫の変形=片流し結びを新しくお稽古。完成時はお文庫結びにしてみたい、とのことで最後はお文庫結び。
すべてご自分でお召しになられました。裾すぼまりに、すっきり美しくお召しになれました!勝野と同じちびっ子なので、勝野サイズの浴衣がピッタリ!
藍染め藤花立涌文様コーマ地浴衣(竺仙)+牡丹色の博多献上小袋半幅帯(木綿)。小物は、お納戸色真田紐二分紐帯締め+藍色陶器玉。



お稽古後は豪雨になってしまいましたけれど、勝野と一緒に浴衣でお出掛けお着物同行ショッピング。
リサイクル着物屋さん2軒をゆっくり回り、とても良いお買い物をされました!
有松鳴海絞りでいまや貴重な蜘蛛絞りのモダンデザインの浴衣、新品のオフホワイト地に赤の独鈷柄博多献上小袋半幅帯を市場価格の1/10程度のお値段で、三分紐も新品を一般的な価格の半額でGET。
そして着物初心者さんなのに、いきなり麻着物に出会ってしまい、お買い上げ!本麻100%のとてもしなやかな織りで、女性らしい秋草柄の型染めで、とてもステキ!

これからのお着物コーディネートも楽しくなりますね。高価なものではなく、安価なものでも工夫次第でお着物はとても楽しくなります。ひとつずつ、お好きなものをゆっくり選んでまいりましょう。
さてさて、夏着物を買っちゃったからには、ぜひこの夏中に着物デビューしないと!!!夏着物はシーズンが短いので、また近日中に夏着物の着付けのレッスンを開催いたしましょう♪
着物屋さんの閉店時間までお買い物した後、「カフェ・マーブル」でお着物談義。 
勝野のこの日の浴衣コーディネート。
藍染め竹折れ縞文様コーマ地浴衣(竺仙)+ライムグリーン色タイシルク半幅帯。
小物には『竹』をイメージして、ディープグリーンの三分帯締め(ゑり正)+黄色とグリーンのガラス帯留め(東風杏・三品さん作品)。

浴衣シーズン到来です!
京都の街中は、夜になると祇園祭囃子があっちこっちで聞こえてきます。みなさま、ぜひ今年の夏は浴衣でたくさんお出かけくださいませ☆
浴衣着付けレッスン1回目終了!
京都でデザインイベントの繋がりで、着物にご興味を持ってくださったお友達にお教えしました。
勝野の着物にハマったキカッケから、着物初心者さんが初めて知る着物の諸々を含め、いろいろお話をしながら、ワイワイ楽しくお稽古。
この日はお稽古後に浴衣でお出掛けもされたい、とのことで、お稽古後に着姿を撮影させていただきました。初めてのお稽古でも、1回目で着付けバッチリ、美しくお召しになれました!

私は着方の基本をお教えしただけで、なーんにも手伝っていません。(帯を回す際に帯板を押さえていたくらい)何回かお稽古した後、一から全部ご自分でお召しになられたんですよ。
すべるポリエステル半幅帯の帯結びも、上手に美しいバランスで結べました!
帯結びは「割角出し結び」をお教えしました。ほどけにくい結び方なので、基本コレさえ知っていれば年中活用OK。



夜まで一日お出掛けなので、半幅帯のゆるみに備え、勝野の手持ちの三分紐帯締めと帯留め(東風杏・三品さんの作品)をお貸し出し。小物をプラスするだけで、少し大人っぽくなりますね。
お出掛け後は、スーパーで知らないおば様から「かえらしなぁ、うわ!この帯どうやってんの?!美容院でしてもろたん?!」と誉められた、とのご報告。うれしいことです!
次回もお稽古がんばって、帯結びのアレンジも覚えてみましょう♪
次回開催は、7月6日(日)13:00〜 です。お稽古後には、浴衣でお洒落カフェにお茶しに行って、リサイクル着物屋さんを一緒に巡ります。ご興味のある方、1〜2名様ご参加可能ですので、どうぞお越しになってくださいね☆
詳細は こちら まで。
7月1日。コンチキチン。
いよいよ京都の夏が始まります!祇園祭!浴衣解禁!
写真は6月28日夜の新京極商店街。準備万端!
午後10時ちょうどに蛍光灯が消灯され、提灯の明かりだけになり、より濃密な雰囲気が漂ってきます。

昨日予約した水無月を買いに三条木屋町「月餅家 直正(つきもちや なおまさ)」まで。

今日もおともに丸久小山園の新茶を冷茶で。
和栗の入った涼しげな水無月(白)を、無病息災をお祈りしながらいただきます!
月餅家 直正(和菓子/名物は水無月、わらび餅)
住所:京都府京都市中京区木屋町通三条上ル上大阪町530
電話:075-231-0175
時間:9:40〜19:00
定休日:木曜日・第3水曜日
*お菓子の予約可能。
水無月を買いに三条木屋町「月餅家 直正(つきもちや なおまさ)」まで。予約無しで行ったので、夕方にはすでに水無月売切れ。名物のわらび餅も売切れ。仕方ないので、夏のステキな上生菓子をいただく。
おともに丸久小山園の新茶を冷茶で。

「早苗」 爽やかな早苗に、朝露がきらめく。

「あじさい」 紫陽花の花々が色とりどりに変化する。

「蛍」 夕暮れ時に蛍の放つ光のはかない美しさ、清らかな水流の透明感。

6月中になんとしても水無月を食べるべく、明日の分を予約完了!
桂雀三郎独演会@京都・龍谷大学アバンティ響都ホールへ行ってきました。
余っていたチケットがありましたが、無事にデザロンKYOTO仲間の原礼子ちゃんがつきあってくださったので、お席を空けずにすみました。礼子ちゃん、どうもありがとう♪

演目は
・「道具屋」桂雀太(雀三郎さんのお弟子さん)
・「野崎詣り」桂雀三郎
・「ちしゃ医者」笑福亭晃瓶(鶴瓶さんのお弟子さん/ゲスト)
・「百年目」桂雀三郎
−−− 中入り −−−
・「高津の富」桂雀三郎
雀三郎師匠が三席という、贅沢な内容。雀三郎師匠の落語は、8年くらい前に大阪・鶴橋の小さな小屋「雀のおやど」で初めて落語を拝聴して以来のファン。また「雀のおやど」での落語も聴きたいな。
終演後は、京都駅八条口の「マールブランシュ」でお茶タイム。久しぶりにゆっくりと、クリエイティブについていろいろとお話しでき、とても楽しいひとときでした。礼子ちゃん、どうもありがとう♪

落語のときは、やっぱり着物で!
お天気が微妙だったので、雨仕様で、藍色鰹縞阿波しじら+白地に黒の独鈷柄博多献上名古屋帯(スコッチガード加工)で。サッカーワールドカップ期間中、日本代表チームを応援すべく、ブルー(藍色)の着物を着用、っていうのはウソで、たまたま洗える着物は藍色しか持っていないから。
足元はなんとなく雨に当たらない予感がしたので桐下駄で。

落語は最も好きな和の伝統芸能。お馬鹿で、楽しくて、朗らかで、人情深くて、現代にも参考になる人々の営みがとても素晴らしく描かれている。京都に寄席があったらいいのにな〜。
初日の着物コーディネート。
展覧会のタイトル「間日の水音 mabi no mizuoto」から【水】をイメージしたコーディネートを考えました。
オフホワイト地に荒波文様藍色型染め単衣小紋に、水色のタイシルク半幅帯。(いつものレモンイエローの半幅帯を反対にして使ってるだけですが…)




小物は、白の三分紐帯締め+乳白色しずく型の三品さんの帯留めで、全体にすっきりと。


能口先生の着物コーディネート。
ピンクがかった紫とグレーの縞柄会津木綿着物に、白地に紫色の独鈷柄博多献上名古屋帯。小物には、すもも色の三分紐帯締めに、孔雀色の三品さんの帯留め(効いてます!)、お扇子まですもも色でコーディネート!さすがのカラーリング。めっちゃ粋(すい)ですね!!!

二日目も【水】をイメージしたコーディネート。
本当は初日にこのコーディネートのつもりが、時間が無くて半幅帯に急遽変更したのです。三品さんに錦鯉帯留めを使ったコーディネートをお見せしたかったので、二日目に再び。
初日と同じオフホワイト地に荒波文様藍色型染め単衣小紋に、水色地に流水と錦鯉柄の絽綴れ名古屋帯。


小物は、目立たないよう淡いイエロー地蜻蛉柄の絽帯揚げ、帯締めはターコイズブルー三分紐二種使い+丸形の錦鯉みたいな三品さんの帯留めで。帯飾りはOSTARA、「水のしずく」あるいは「泡ぶく」をイメージして。


両日共に比較的涼しい気温の日でしたので単衣を着用しましたが、他の日は真夏日が多く6月に単衣を着るのも限界な感じがします。6月に入ったら透け感少なめの夏物でいいと思います。6月後半は、いよいよ夏物投入!