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2016.04.02. 上方舞・山村若静紀社中【 はるの会 】へ

日本舞踊・上方舞の山村若静紀社中・おさらい会【 第九回 はるの会 】へ行ってまいりました。毎年上方舞を堪能させていただいている、とても楽しみな日なのです。

 

アンチエイジングカフェ AGE

まずは北浜の川沿いにあるアンチエイジングカフェ「AGEで、着物さくさく・須賀凌子先生とランチ。凌子先生、ご予約ありがとうございました!

木造平屋建ての建物を改装した可愛らしいお店です。窓辺からは川と高速道路を見ながらお食事ができます。

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お野菜いっぱいで、体に良さそうな優しいお味。平日には「酵素ランチ」というものがあるらしい!平日にまた来たいと思います。

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久しぶりにお会いするので、凌子先生と来月の 本町キモノフリマ のことや近況報告をわちゃわちゃお話しして楽しいひと時。あっという間に小一時間経ってしまったので、慌てて会場へ向かいます。

 

■ 上方舞・山村若静紀社中【 第九回 はるの会 】

今年は会場を新たに 大阪美術倶楽部(鴻池家別邸跡) にて開催。建具の引手や欄間などに扇型や梅型など和のモチーフを施した和室がすてきな会場でした。

みなさま一年一年精進されまして、どんどんお上手になられていらっしゃいます。今年も素敵な舞の数々に、感動しまくりでした。(*公演中は撮影禁止なのでお写真はありませ〜ん。)

今年のゲストは、なんとなんと、落語家の 笑福亭たま さんです!

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短い時間ですが、枕噺いっぱい〜の、落語「動物園」でギャオ〜ワオ〜の楽しいお噺を一席、残り時間で小話いっぱい〜の、の楽しいひと時でした。たまさんの落語はとても軽快で、ぱぱ〜っと場が華やぎます。他の誰とも違う雰囲気。これからのさらなる進化も楽しみです。

 

終演後に、お美しいみなさまを撮影させていただきました。

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山村若静紀 師匠。お美しくて、可愛らしくて、ため息が出ます。ほんとはギュギュ〜ってハグしたい。(笑)

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山村若静和 さん( きものと舞う 主宰)。お美しいでしょ〜。昨年の道明寺のお振袖姿も艶やかでしたが、今年は全く違う雰囲気で大人の華やかな美しさ!

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山村若静奈 さん( ろじゅあん 主宰)。黒地のシックな訪問着で、超かっこいい!

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山村若静雪さん( おべべとにゃんこ 主宰)と。お美しいでしょう!松菱型紋様総絞り訪問着のかっこいいこと!

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そして 笑福亭たま さんとも記念撮影していただきました。たまさん、とても気さくで素敵な方でした〜。また落語会に伺いたいと思います。

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花の香りが漂う春の日に、美しい日本舞踊を堪能させていただき、山村若静紀 師匠&社中のみなさま、今年も素晴らしい機会をありがとうございました!!!来年も心から楽しみにしております。

 

コホロ

会場を後に淀屋橋への帰り道、前から気になっていたクラッシックビルの一階にある「コホロ」でひとりお茶。

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シンプルな内装にヨーロピアンアンティークの家具を什器にした素敵な空気のお店です。作家物の陶磁器をメインに扱うお店で、自家焙煎コーヒーのいただけるカフェスペースも併設されています。

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カフェで自家焙煎コーヒーの深煎りブレンドとバナナケーキを。

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この日は陶磁器の展覧会「 水垣千悦 展」が開催中でした。

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まるで江戸時代の骨董に見える、素朴で味わいのある作品たち。いろんな器がある中で、美しい白の平皿を大小2枚いただきました。高台の砂をそのままにしてあるのがとてもいい味わいで、釉薬に微妙に入っている貫入といい、何年かかけて育っていくのが楽しみな器です。

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このお店、ヤバい、陶磁器好きにはたまらん!行く度に何か買いそう。(笑)
通販でお買い物もできますよ〜。 → ●△■

 

春の大阪を堪能した後は、京阪でぴゅ〜っと京都・祇園白川へ。
続きはこちら → ●△■

 

2016.03.06. 米子の建築家ファミリー+KUAD卒業展

■ 建築家・タカマスヨシコさん&来間直樹さんファミリー

米子在住の建築家・タカマスヨシコ さん& 来間直樹 さんファミリーが京都へお越しになられるというので、短時間ですがお会いしに行ってきました。最近着物にもご興味を持たれているタカマスさんにお会いするので着物で。

久しぶりに清水五条「 efish 」でランチ。

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スープ付きBLTサンドイッチのセットをいただきました。サンドイッチはとってもボリューミーで美味しい!さすが efish  、いいカフェだわー。

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タカマスさん&来間さんとは、しばし近況報告など。そしてタカマスさんからは米子地方の伝統産業である弓浜紬のことなどお聞きして。弓浜絣、ぜひ米子の工房に伺いたいです。それまでにデザイン画描きますね!

 

タカマスさんとちびっ子達。

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可愛らしい次男坊の時くん。
今回あまりゆっくりお時間取れませんでしたが、米子へ行ったらいっぱい遊んでね!

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■ KUAD 京都造形芸術大学卒業展

タカマスさんファミリーとお別れした後は、京都造形芸術大学 の卒業展へ。
環境デザイン学科は先日一度見ているので、この日は他の学科を拝見。京都造形芸術大学の染織学科の卒業作品は毎年なかなか素晴らしいのです。

 

環境デザイン学科の作品の中から、今年の 勝野賞 はこれに決定!

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  環境デザイン学科・建築コース/田村京子さん
【染めと織りを中心とした知的障害者支援施設】

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古くなった空き家が多くなった広大な市営住宅地を敷地とし、地域に開けた場として、障害者と健常者が同じ空間を過ごせる施設を計画。集う人々は、伝統的な染めや織りをともに行うことを通して、社会と繋がることを目指している。
建築構造はコンクリート造のブロック状ユニットをベースとし、屋根材は木集成材を組み上げた梁構造のみで持たせ、室内空間には全く柱を必要としない構造とし、光と風を導く開かれた空間を実現している。(構造計算済み)
染め織りの工房・販売スペース、宿泊施設、カフェ、オープンスペースなど、障害者と健常者が社会交流できる仕組みを現実的なプランで構成できている。

 

評価内容:社会問題を提起し、現実的に実現可能な計画をまとめ上げた卒業作品は、今までになく、素晴らしい研究です。ヤギとも相談しましたが、今年の環境デザイン学科の卒業作品の中で Love the Life が評価するのは彼女の作品のみ、という結論になりました。今後、彼女は大阪市立大学大学院で障害者施設に関わる建築の研究コースに進むそうです。将来とても有望であり、社会で活躍する建築家になることは間違い無いだろうと思います。期待!!!

 

そして、染織学科の作品へ。

化学繊維を染めるテキスタイルデザイン

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化学繊維の糸を編んだオブジェ作品

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草木染めで製作する紬着物作品 一人4点ずつ製作。素晴らしいでしょ!

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型染め作品

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型染め技法による浴衣作品 個性あふれる様々なデザインの型染め浴衣たち。楽しい!

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このサボテン柄型染め浴衣、欲しい!砂色の麻帯を合わせて、帯留めにはトカゲを。

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本藍染による型染め作品 藍の育ち具合による色の濃淡の研究。

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二十四節気と七十二候を手ぬぐいにデザインした作品 季節の題材に合わせて一枚ずつ全く違う絵柄の楽しい作品。図案考えるのに苦心しただろうなぁ。

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絞り染め技法による作品 板締め絞りの技法を様々に使った作品。完成度はまだまだですが、これだけの大作を染め上げて会場構成もよく考えられていて、カッコイイ!

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染織学科の作品を観ていると、自分も染織の勉強をしたくなりますね。草木染め+紬の織りもやりたい、型染めもやりたい、絞り染めもやりたい、着物や浴衣のデザインももちろん。通信コースでいいからお金貯めて、マジで将来通おうかしら。大学に通えば、一通り染め織りの勉強ができますものね。大学の作業場も自由に使えるし、大学が空いている日は通信と言いつつ、毎日作業しに通っちゃうな。

 

■ g r i l l & c a f e 猫町

卒業展を堪能した後は、猫町で夕食。初めてディナーで利用させていただきます。リーズナブルなのに、ボリュームもあって美味しい!京都造形芸術大学に来る時の定番になりそう。

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この日の着物コーディネートは、こちら → ●△■

 

2016.02.29. ご近所着物会「グリル小宝」

Love the Life が京都の冷泉川端東に移住してから丸6年になります。

この2〜3年でご近所(徒歩10分圏内)にたくさんの着物仲間が住んでいるということが判明。カレンブロッソ LAQUE四条烏丸店の村上さんとご近所の「京風お好み焼き 夢屋で遭遇したのをキッカケに、近所の飲食店でのお食事会など、思いつきで集まるようになりました。

カレンブロッソの村上さん、カラーコンサルタントの能口先生、日本髪女子のべっぴんさんYちゃん、美男美女カップルのYさんご夫妻、お酒に強くキュートな着こなしのKちゃん、と勝野+ヤギ(着物は着ませんが特別に混ぜていただいています)。探せばもっと着物仲間がいるかも???

ご近所着物会、変態さんばっかりの集まり。濃ゆすぎ!おもしろすぎ!まだ数回の交流なので、今後さらにメンバーの変態度を探求していきたいと思います。(笑)

 

さて、今回はご近所着物会メンバーのFacebookのつぶやきでメンバーが大盛り上がりしたグリル小宝 を貪る会」を実行してきました。

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平日なのでお仕事の都合で参加できないメンバーもいますが、集まれるメンバーだけでも2月中に行こう!と強引に決定。なぜかというと、寒い時期にしか食べられない「超絶美味なカキフライ」を食べるためなのであります!!!

普通は一人一品の注文で満腹になってしまう程お料理の量が多い「グリル小宝」なので、いろんなお料理を食べるためには大人数で行かないといけないのです。今回は5名の参加。食べるぞ!

 

オムライス  デミグラスソースが絶品。並サイズで二人分になるビッグサイズなので、注文の際は要注意。

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焼き飯  初めて小宝の焼き飯をいただきました。ピラフではなく、ちゃんとご飯粒がパラパラの焼き飯で美味しい!

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カニクリームコロッケ  質の良い材料で作られた、上品かつ濃厚なお味。クリームコロッケ好きとしては、どこのお店のよりもココのクリームコロッケが一番好き。

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ハンバーグ  大人味のデミグラスソースがいいですねー。今度はぜひビーフシチュー(お高いけれど)をいただきたし。

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カキフライ  ううう〜ん、とメンバーが唸ります。絶品であります!!!春までにもう一回食べたい!

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そして結構大飯食らいなご近所のみなさま、ちょっと量が足りないので、ナポリタン(大盛り)を追加!ケチャップケチャップした味でなく、優しいお味のナポリタン。エビやマッシュルームがたくさん。

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他にもマカロニグラタン、エビフライ、ハヤシライス、ビーフカツサンド、ビーフシチューなど食べたいメニューがいっぱい。第二弾をまた企画しましょう!

 

 

全員満足したところで、場所を ロームシアター京都 の「京都モダンテラス」へ移して、お茶。

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お酒を飲みたい人はお酒を、デザートを食べたい人はデザートとコーヒーなど注文。

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デザートは美味しいです。コーヒーはブレンドはイマイチですが、カプチーノはふわふわの最後まで消えない泡泡のミルクと、ミルクに負けないエスプレッソのバランスでとても美味しいです。

平日夜に来たのは初めてですが、お客さんが誰も居ない!立地を考えたら当然と言えば当然なんだれど、今後の運営がとても心配です。もっと認知されて、平日にもそこそこお客さんが来てくれるようになるといいんだけど、まあね、お料理の質と価格と考えたら、京都人は厳しいからね〜。

しかし、ご近所で朝から夜中まで使えるお店は貴重なので頑張ってほしいです。(褒めてんのか、けなしてんのか…)

 

女性陣だけで記念撮影。

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次回のご近所着物会は本格中華料理屋さん(本格中華も一品の量が多いので大人数で行ってたくさんの種類を食べたい)に行くことに決定。いつになるか未定ですが、開催後にまたレポしまーす。

 

2016.02.07. 京都お散歩日記 投票とジュエリー展

京都市長選の日。期日前投票に行く余裕がなかったので、今回は当日投票で、夕方から元・新洞小学校へ。

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■ 喫茶ホーボー堂
  https://www.facebook.com/cafe.hobodo/

投票をサクッと済ませ、うね乃の開店時間まで少し時間があるので、新規開拓で「喫茶ホーボー堂」@西寺町仁王門へ。こちらのお店できてからしばらく経つのですが、日曜日のみしか開店していないため初めて伺います。

三階建の建物は「仁王門アパート」というので、上層階には住んでいる人がいるのでしょうけれど、外観はとってもボロいです。ボロいファサードながら恐る恐る入っていくと、内装は以前の家具屋さんのほっこり内装を引き継ぎつつ、シンプルながら手作り感のあるかわいい内装。照明の光が落ち着いているので、大人な空間。

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ご飯は後でうね乃でいただくので、コーヒーとスイーツを。

金柑のケーキとイタリアンブレンドコーヒー。

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ケーキ、ボリュームもあって美味しい!京都のカフェはやっぱりあなどれませんな。ご夫妻で運営されている週末だけの小さなお店でも、ハイクオリティ。東京では絶対無理だわ。

コーヒーも美味しいです。コーヒー豆は東京・南千住の「カフェ・バッハで修行された「カフェ・デ・コラソン」@小川一条上るの焙煎豆を使用されています。一杯点てペーパードリップ。お手元を見ていませんが、多分バッハ式ペーパードリップでしょう。あっさりしつつ、コクがあるお味です。

近所にあるのにもっと早く来るべきでした!ご飯類も美味しいらしいという噂。これからはご近所散歩や美術館行く時にちょこちょこ伺いたいと思います。

 

■ うどん 仁王門 うね乃
  http://www.odashi.com/udon/index.html

おなじみの「仁王門 うね乃」です。ご近所と言いながら、元旦にお伺いして以来一ヶ月ぶりの訪問です。

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うるい菜の花のお浸し

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鯖のきずし

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きつねうどん(九条ネギたっぷり)

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白味噌うどん(初春限定) 京都らしい白味噌はポタージュスープのように甘美で美味しすぎます!板長ならではの隠し味も素晴らしい一品。

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心も体も温まりました。いつもありがとうございます!!!

 

仁王門 うね乃」で「京都のお出汁を味わいつくす会」を開催したいのですが、ご興味ある方いらっしゃいますか?二階席を貸切で8名MAXで、お出汁を味わえる小さなお料理2〜3品と、うね乃らしいおうどんをミニサイズで2〜3品で予算4000円くらいで。誰かいたら企画します!

 

■ CHIMASKI ジュエリー展「LUXURY」@恵文社

一乗寺までバス移動。京都造形芸術大学のカフェプロジェクトでお世話になっている酒井先生のジュエリーブランド CHIMASKI と京都造形芸術大学の学生によるジュエリー展に伺いました。

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設えが酒井先生らしく、シンプルでカッコいい。壁面には建具の網戸が横向きに設置されています。網に糸でメッセージが編まれています。さりげなく影を見るとメッセージが読み取れる、ニクイ演出。

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お菓子の包み紙を使った「Snack Jewel Contemporary」シリーズ。
中にはスワロフスキーの石が入っていて「使っていくうちに包み紙が破れてスワロフスキーの石がキラッとする」おもしろいアートジュエリー。

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おかきのシルエットでできた「OKAKI」シリーズ。

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柿ピーのピアスとネックレス。

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おかきシルエットのブローチ。

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葉っぱを自然のまま表現した「comet」シリーズ。
プラスチックじゃなく、銀で整形した葉っぱに、一個一個リアルに色つけを行っているそうです。

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世界の朝焼けを陶器で表現した「Sunrise」シリーズ。
信楽焼の窯元で製作している陶器をベースに、世界中の朝焼けをカラー転写して焼き上げているそうです。

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どれも素敵で悩みましたが、帯留めにすることを考えて、「Sunrise」シリーズ・「マウイ」の朝焼けのブローチをいただきました。春の山並みの空気を感じる紫〜ピンク〜白のグラデーションで、陶器の貫入が美しく、春先の着物コーディネートに登場させていと思います。

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藍色のグラデーションのピアスも欲しかったな。藍染めの着物に合わせたい。柿ピーのピアスも欲しいんですよね。(金属アレルギーのため真鍮は不可なので、18金コーティングとか特注でお願いしようかしら)デザイン的にやっぱりピアスの方が可愛いのがいっぱいあるんですよね。ピアスもう一回開け直そうかしら。

CHIMASKI のような、メッセージ性のあるアートジュエリーっておもしろい。これからも CHIMASKI 要注目です。

 

2016.02.04. デヴィッド・ボウイ・イズ@大阪

先日1月10日、デヴィッド・ボウイの突然の訃報が世界中を震撼させ、いまだに悲しみでいっぱいです。

大好きなアーティスト、デヴィッド・ボウイの ドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」 を観るため夕方から大阪へ。1月下旬から全国で順次公開されているのだけれど、京都で上映されそうにないため、大阪の公開終了1日前に滑り込み。

 

映画の開演時間まで余裕があるので、久しぶりに大阪の下町らしい場所で食事をしたくなり、数年ぶりに「ねぎ焼きお好み焼き・福太郎」本店へ。

まるで今でも映画の世界のような昭和のまんまの猥雑な商店街から見える、 食事のデパート・味園ビル。もちろん キャバレー・ユニバース も健在。一度中にゆっくり入ってみたいのよね。ディープスポット。誰か キャバレー・ユニバース で着物イベント企画してくれへんかな?(使用料金かなりかかるから100人規模のイベントになる、個人企画は無理だわ)

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本当は本店・本館の古い方で、鉄板のあるコの字型カウンターでいただきたかったのだけれど、この日は撮影が入っているためカウンターの一部を予約席にしているそうで、間一髪一組違いで入れず別館にて。

 

タコポン酢 お好み焼きが焼きあがるまで20分程度かかるので、お酒の肴に。

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牛すじねぎ焼き(右)と豚玉(左)

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焼きそば 太麺でジューシーで美味しい。

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最もスタンダードなものをいただき、腹八分目、サクッと1時間で満足。

 

夜景の 味園ビル 

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映画館のある なんばパークス まで移動。もうできて何年も経つけど、なんばパークス には初めて入りました。

映画までまだ少し時間があるので、なんばパークス内の「アンティコカフェ アルアビス」でお茶。木と大理石が多用されたインテリアは、重厚感あふれ、ちゃんとイタリアのバールの空気感に近いしつらえ。なかなかにコストかかっています。

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エスプレッソベースのドリンクも安いし美味しいし、ジェラートも美味しいし、お隣にあるスタバなんか行かんと絶対こっちが正解。今度はエクレアやケーキ(安いねん!)もいただいてみよう。

 

 

で、映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」です。

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基本的にはイギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で2013年から始まったデヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』の宣伝を兼ねた映画でした。広報用に作られているため、感情移入するほどの感動はなかったのだけど、デヴィッド・ボウイの子供時代のこと、若かりし頃の美しさと往年の美しさ、クリエイティブの素晴らしさなど、随所に心に染みる部分もあり、観られてよかったなと思います。

デヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』は、2017年春に日本巡回決定!詳細が発表されるのを楽しみに待ちましょう。

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終演後、京都に戻って小腹が空いたというヤギの声で 門扇御池店 へ。いつも真夜中に美味しいものをいただけ、感謝です。

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2016.01.31. 京都お散歩日記 着物展覧会行脚

お天気も良い日だし、京都市内で見ておくべき着物展覧会があるということで、着物展覧会行脚に繰り出しました。

 

*勝野屋blogの写真はすべてクリックで拡大します。刺繍も染めも、美味しそうな食べもんも、細部までとくとご覧あれ。

 

■ 沖縄の工芸展 in 京都

昨日の本町キモノフリマ新年会でお着物通の方から、岡崎・みやこめっせで「沖縄の工芸展 in 京都」をやっているとお聞きしたので、近所だし行ってみました。

会場内は撮影禁止なので、看板だけ。

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会場内には沖縄地域の様々な染織物が展示されていました。でもどこかの呉服屋さんが噛んでいるようで、展覧会というよりも雑多な感じの展示即売会のような雰囲気で、金額も想像以上の高額な値札が付いており、正直少しがっかりでした。以前東京・銀座で開催していた、ものすごく充実した沖縄の染織物展を見てしまっているので琉球染織物の相場も知っていますが、「沖縄の工芸展 in 京都」では二倍〜四倍の価格だし、商品量は少ないし、知識をつけるにしても収穫できるネタはほとんど無しでした。

ただ、入り口から少しですが展示してあった博物館展示レベルの琉球染織物は眼福でした。

沖縄の工芸品を堪能するには、東京銀座での下記展覧会をお勧めします。毎年9月上旬に銀座の時事通信ホールで開催されています。ある程度着物を知っていても、うわっと驚く、すごい内容ですから!!!

ものすごく手の込んだ作品でも「えっ、こんな金額でいいの?」って意外なくらいの金額設定ですし、若手作家さんの作品なら少し思い切れば手が届く、草木染め手織の半幅帯レベルなら即決で手が出ちゃうお値段です。産地ごとの作品の展示数もすごい量ですし、呉服屋さんのように売りつけられる心配もなく、産地ごとにスタッフの方の説明を聞きながらゆっくりと思う存分拝見することができます。開催期間は短いですが、お着物好きの方にはぜひ観ていただきたい展覧会(展示即売可能)です。

主  催:沖縄工芸ふれあい広場 http://www.okinawakougei.jp/
展覧会名:沖縄の工芸展
*現在は昨年の展覧会以降情報がストップしていますが、今年の8月ごろに確認してみましょう。

 

■ ロームシアター京都

 

ロームシアター京都
http://rohmtheatrekyoto.jp/

 

みやこめっせを後にして、ロームシアター京都の昼間の写真撮影と、追加のリサーチ。先日のレポートもご参考まで。

 

昼間の外観

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サウスホール・内部1F通路

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メインホール・内部1F通路

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昼間の広場・ロームスクエア

メインホールエントランスからピロティ方向を見る

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ピロティからメインホールを見る

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広場・ロームスクエアから東山を望む

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先日レポートしなかった、パークプラザ3Fに上がってみます。3Fは自由に閲覧できる書棚と、ソファ席、小テーブル席、大テーブル席などがあり、スターバックスのドリンクを持ち込んで自由に過ごせるスペースとなっています。大テーブルでは学生さんたちが長時間の勉強を。小テーブル席ではお子さん連れたファミリーがお弁当持ち込んでミニピクニック状態。無料で使っていいの???これはすごいな〜。(本盗まれるで)

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ロームシアター京都の建築模型が置いてありました。

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3Fテラス(喫煙コーナー)からピロティ、広場・ロームスクエアを望む

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広場・ロームスクエアに出て、外階段から京都モダンテラス(2F/カフェ&レストラン)へ。東山を一望できる素敵なテラス席がありました。春と秋はこのテラス席も混みそうです。

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■ グリル小宝 http://www.grillkodakara.com/

お腹空いたので、ご近所着物メンバーのみなで盛り上がっている「グリル小宝」へ!
神戸の洋食屋さんも、東京の洋食屋さんも遥かにしのぐ、最強の洋食屋さんです。京都、すんごいです。

 

サラダ(健康のために) 立体的な盛り付けが素晴らしい。

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絶対に食べねばならぬ、カキフライ!!!
ジューシー、プッリプリ〜!泣くよ!

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オムライス
大人味のデミグラスソースが絶品でございます!普通サイズで二人分ありますから、オーダーの際は要注意。

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カキフライが素晴らしすぎて、冬の間に絶対にもう一回食べる!と心に誓う。(現在ご近所着物会のメンバーで「グリル小宝を貪る会」計画中w)

 

 

■ ZONE 伊藤若冲生誕300年記念展

お腹もいっぱいになったし、もうひとつの着物展覧会へ行くため大丸京都店までバス移動。

着付けの先生からSNSの情報で教えていただいた「ZONE 伊藤若冲生誕300年記念展 -若冲が着物になった__最初で最後のプライスコレクション。」展へ。

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もうもう、本当に素晴らしかったです!現在京都で実現できる最高レベルの京友禅を用いて、伊藤若冲の日本画を写して着物にする。着物にただ模写するだけではなく、着物になった時のデザインをものすごく考えて構成されているのです。

デザイン・プロデュースは東京の ZONEきものデザイン研究所・伊藤剛史氏。
立命館大学アート・リサーチセンター との共同研究としてのプロジェクトだそうです。若冲・日本画のコレクションで有名な ジョー・D・プライス 氏に全て監修していただいたデザイン。日本の最高の伝統工芸の技術+デザインで製作し、国内及び海外で販売し、最終成果をデータ化し、伝統工芸+デザインの今後のための研究として論文にまとめるそうです。

展覧会は大丸がスポンサーで展開しているそうです。第一回目はまずこの京都でお披露目。第二回目は4月下旬ごろに大丸東京店で予定しているそうです。そして秋にはニューヨークへ!アート作品、工芸品としても価値があるので、海外のセレブにも人気が出そうです。(*すべてNo.とプライス氏のサイン入りのため、コピーするのは無理だそう。)

伊藤剛史氏にはたくさんのお話を伺いました。小さなコーナーでの展覧会なのに2時間は居たな。すべての作品を写真撮影OKという太っ腹!(内緒のDVDも特別にもらっちゃった!お礼状書かな!)たくさん撮影させていただいたので、夢のような着物&帯たちをたっぷりとご覧あれ。

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型友禅(いわゆるシルクスクリーン)による小紋。型染め(シルクスクリーン)だけでは墨の濃淡が足りないところは、すべて手書きで墨を入れていっているそうです!

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若冲柄の色無地。左が孔雀の羽、真ん中が鶴、右が尾長鶏。写真ではわかりにくいですが、超絶技巧を駆使した丹後産の紋意匠織り。

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プライスコレクション原画の着物を着て嬉しそうな ジョー・D・プライス 氏。

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素敵な帯たち。キラっと光る変わった織りの生地開発を西陣織で。華やかな帯は、淡いお色の色無地に合わせてみると、鼻血ブーなくらい素敵!!!

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京都の呉服業界のしがらみを打ち破っての活動。おもしろい方です。もちろん作品は販売されていますが、私ごときには到底手が出る金額ではありませんが、百貨店外商をご贔屓にしているセレブな方々には、あっという間に売れていくそうです。この活動に好き嫌いもあるとは思いますが、これから着物文化を残していくためにはおもしろい活動だと思います。

着物業界、多方面から世界に打ち出しつつある昨今ですが、デザインが大事ですよ。ただクールに見えそうとか、日本的古典柄や吉祥柄を盛りだくさん詰め込めばいい、外国受けしそうな艶やかな色にすればいい、という簡単ものでもない。とても難しいことですが、これからの着物業界の動きが楽しみです。

 

■御多福珈琲

素敵な着物を堪能し脳みそが沸騰しそうになったので、御多福珈琲 で一服。

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この日の着物コーディネートはこちら。★★★ 

 

2016.01.25. 京都お散歩日記 嵐山

今年の冬は雪が一度も降らず暖冬だと思っていたら、大寒波が日本列島を覆う数日。沖縄や台湾でも雪が降ったとか。京都市内も雪はほとんど降らずとも、気温が零下になるとても寒い日。寒いからこそお出かけの人も少ないだろうと、平日に嵐山散策へ。

 

■世界遺産 臨済宗禅刹・天龍寺 http://www.tenryuji.com/

初めての 天龍寺 へ。世界遺産なんですよね〜。

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天龍寺 の広大な敷地にはたくさんの塔頭もありますが、目指すは天龍寺・大方丈と、史蹟・名勝指定の「曹源池庭園(そうげんちていえん)」。

「曹源池庭園」は、中央の曹源池を巡る池泉回遊式庭園で、大堰川を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園。

庫裏ファサード。ここから拝観料を払って入場します。

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庫裏玄関に展示されているだるま絵。

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庫裏を抜けて小方丈(書院)へ。小方丈(書院)の座敷。小方丈なのに、広い広い!

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小方丈(書院)座敷から「曹源池庭園」を望む。

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小方丈(書院)西側庭園。石積みの景色と苔が美しく、春と秋はさぞや素晴らしいことでしょう。手水鉢の水面が凍っていました。南天の赤い実が一粒。

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小方丈(書院)を抜け、回廊を通りながら、茶室・祥雲閣・甘雨亭(しょううんかく・かんうてい)を望む。

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回廊を通り、多宝殿(たほうでん)へ。蔀戸!
後醍醐天皇の尊像を祀る祠堂で、前に拝堂をもち、後ろの祠堂とを相の間でつなぐ。入母屋造の屋根とも調和し、中世の貴族邸宅を思わせます。

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大方丈へ。

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大方丈・東庭。

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大方丈・内部。

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「曹源池庭園」へ降り立ちます。水に映し出される山並みのラインがなんとも美しく。いやー、素晴らしいの一言ですな。

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多宝殿の奥には庭園「百花苑(ひゃっかえん)」があり、季節の植栽もいろいろありそうです。紅葉としだれ桜がたくさん植えられており、これは春と秋はすごいことになりそうです。今年は何度も 天龍寺 に来てみなくては!

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■%アラビカ京都 嵐山 http://www.arabica.coffee/

天龍寺 の後は、%アラビカ京都 嵐山店へ。インテリアデザインが秀逸な高台寺下にある東山店(向かいには 大塚呉服店 京都)の方には、祇園界隈で散策するときにいろんな人をお連れしていますが、昨年嵐山店ができたということでリサーチへ。

渡月橋交差点から嵐山の眺望を眺めながら、大堰川の北側の小道を西へ80mほど進みます。

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大きな敷地の一部を借りて、建築から建てちゃってます。木造在来軸組工法の建築で、外観は白漆喰塗り回し。屋根は本瓦葺きと一部銅版葺き。

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建築外部のベンチの納まりもおもしろいな〜。スチールで本体ベースを一体成形したものを建築に固定し、その上にモルタルを40mm厚ほど現場仕上げています。そりゃ使っていくうちに振動でひび割れしてくるわ。それを承知の上でやっちゃってるのが、すごい。無茶するわ〜。

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エントランス階段に、ロゴマーク「%」文字をコンクリートに銅板を象嵌で。

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インテリアも許可を得て、たくさん撮影させていただきました。店舗は焙煎スペースと、コーヒーキッチンスペースのみ、最低限のしつらえという潔さ!なんじゃこの格好良さ!!!

入口右手は焙煎スペース。

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キッチン周りの腰壁+カウンター一体型造作は、東山店と同じく現場テラゾー磨き仕上げ。二槽シンクはステンレス白焼付け塗装のオリジナルをはめ込んで、徹底してホワイトに統一。キッチン内はカウンター下にコールドテーブル1台、カウンター上にエスプレッソマシーンとコーヒーミル2台のみ。

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キッチン越しの、この眺望の良さ!!!

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キッチン上の彫り上げ天井内に換気口と空調吹き出し口!

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キッチンへの出入りは、一旦外のテラス(テーブルとベンチがありますが客用の座席ではありません)に出てから入る仕組み。この割り切り方が、ほんまものすごいな〜。

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お一人でオペレーションされているので、嵐山店ではドリップコーヒーはなく、エスプレッソ系のみ。

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店内にイートインできる席はありません。基本テイクアウトのみで、建物外のベンチで渡月橋と大堰川(おおいがわ)を望む絶好のロケーションでどうぞ。

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%アラビカ京都 嵐山
京都符京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ番場町3-47
営業時間:8:00〜18:00
定休日:不定休

 

 嵐山を満喫した後、太秦天神川へ。★★★

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.19. 京都お散歩日記「ロームシアター京都」

夕方から近所お散歩。今年1月10日にグランドオープンした、旧・京都会館(建築設計:前川國男)「ロームシアター京都」へリサーチに行ってきました。

 

■ロームシアター京都 建築全体

 

ロームシアター京都
http://rohmtheatrekyoto.jp/

 

建築家・ 前川國男 氏設計の1960年に誕生したモダニズム建築、旧・京都会館。プロジェクト検討段階では、立て直しをするのか、前川國男 設計の建築を残して改築すべきなのか、京都市民と専門家を交え10年間も討論が重ねられてきました。ラヴザライフの考えは、中途半端に 前川國男 建築を残すならば、谷口吉生 氏(猪熊弦一郎現代美術館/東京国立博物館・法隆寺宝物館/京都国立博物館・平成知新館など)や 前川國男 の最後の直弟子である 横内敏人 氏など、洗練された美しい建築を設計できる建築家に依頼して一から新しく建て直すべき、と考えていましたが、京都市の結論としては 前川國男 建築を残す改築計画と決まりました。

オペラ公演を開催可能にする現代的な舞台設備を新たに設置するため、既存建築上部(北西角・メインホール上部)に大きな出っ張り部分がつく結果となりました。これが岡崎の文化ゾーンの統一された建築高さを破壊することとなりました。一般の方が見る分には大して気にならないかもしれませんが、建築的な視点で見ると、岡崎の美しい景観を破壊する行為なので、地下を深く掘るなどして全く新しい建築を高さを守りながら建て直すべきだと思います。

ま、結果、出来ちゃったものは仕方がないので、どんなものなのかリサーチ。

 

夕暮れの外観

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建物南面

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建物東面

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1F 蔦屋書店前テラス 昔のままを復刻したレンガ床

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メインエントランスとピロティ

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ピロティと広場からメインホール方向を見る

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サウスホール近景

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サウスホール・ロビー

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サウスホールのロビーにあった陶板装飾壁の作品が一切合切なくなっているのが残念です。作品が素晴らしかったのでどこかに移設されたならいいのですが、陶板装飾壁を残しつつモダンなデザインで考えられたんじゃないか、と思います。
また建築全体に六角形の亀甲文様が用いられているのですが、ロビーの新しい椅子が五角形なのが残念。五角形で梅の花を見立てているようですが、ここは梅の花をモチーフに感じさせつつも六角形で統一すべきでしたね。壁面のカラーも前川國男建築を活かすならば、真っ赤な壁面にしたな、私なら。

ホール内部は、何かのイベントで中に入れた時にまたレポートします。

 

パークプラザ ピロティ側エントランス

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施設内部のトイレは真っ白けっけのケミカル素材のみの構成で、普通すぎておもしろくなかったのが残念。もう少しインテリアに気配りが入っていたら良かったのにな。

 

■京都岡崎 蔦屋書店+スターバックス(1F/書店&カフェ)

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京都岡崎 蔦屋書店
http://real.tsite.jp/kyoto-okazaki/

 

南側エントランス

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東側エントランス

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パークプラザ・内部エントランス

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インテリア

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蔦屋書店の本の編集はなかなか良い感じです。アート本、京都本、日本文化の本、食の本、民俗学の本、日本の歴史本など、様々な切り口で各コーナーごとにこだわった厳選された編集がなされていますので、楽しく店内を回れます。店内をぶらぶらしているうちにふと気がつく読んでみたくなる本を見つけられる書店になっています。英語本コーナーも充実していますし、ギャラリースペースでは厳選された伝統工芸品の販売もされていますので、観光客や外国の方にはとても買い物しやすい場所となるでしょう。京都市内の大きな本屋さんより人が少なく、厳選された書籍をゆっくり見られますから、アートや芸能好きの方にはとてもいい書店です。口コミでそのうち人気が出てくるだろうと思います。

スターバックスは店内の席数はかなり少ないです。建築外部のお席は多少ありますが、店内は限られていますので、一般の方に認知されだすと人が多くなり使いづらくなるかもしれません。お散歩時にドリンクテイクアウトに使えるのはとてもありがたいですね。

 

■京都モダンテラス(2F/カフェ&レストラン)

 パークプラザ2F

 

京都モダンテラス
http://real.tsite.jp/kyoto-okazaki/floor/shop/kyoto-modern-terrace/#
http://www.cafecompany.co.jp/brands/kyoto_modern_terrace/index.html

 

2Fへのアプローチ
1F蔦屋書店南側エントランス入ってすぐ右側に2Fへの階段があります。

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階段壁面に使用されている六角形亀甲文様のタイル

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レセプション・ウェイティングスペース

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レストラン・メインダイニング インテリアデザイン

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バースペース

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その他ソファ席など

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インテリアデザインはとてもよくできています。ウェイティング、オープンキッチンとメインテーブル席、ソファー席、バーカウンター席など、そつなく各スペースを構成しあり、ゾーニング計画がとても上手くできています。

インテリアデザインを担当された方をお店のマネージャーさんに確認しました。運営母体はWIRED CAFE、伊右衛門サロン京都などを運営している、カフェ・カンパニー株式会社 。インテリアデザインはもともと カフェ・カンパニー に在籍していて現在は独立された、女性のインテリアデザイナー/菊嶋かおりさんだそうです。まだ30歳前後とお若い方なのに優秀ですね。WIRED CAFE、伊右衛門サロン京都のインテリアデザインは全く良いと思ったことがないのですが、習作を重ねられて力をつけてきていらっしゃるのでしょう。これから要注目のデザイナーさんです。

ホテルのメインダイニングのような高級感もありつつ、カジュアルにも使いやすい雰囲気。天高を活かした照明器具や装飾のバランス。

 

せっかく来たので、リサーチのためお夕食をいただきました。

自家製きずし 林檎と生姜のソース

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玉葱と西京味噌のポタージュ

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12品目の野菜のスパゲッティー

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豪州黒牛と茶味豚の薪焼きハンバーグステーキ

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季節のフルーツタルト、コーヒーアメリカーノ、白餡クリームのせ水出しコーヒー

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お味の方は、お料理に関してはどのメニューもこだわりの素材の味を生かし、とても美味しかったです。ドリンク類は特にコーヒー類はイマイチです。水出しコーヒーと謳いつつ、あまりいいお味ではなかった(酸味強めで業務用の水出しコーヒーパックの味?)です。エスプレッソマシーンは上級機種が入っているので、エスプレッソやカプチーノにするのがベスト。デザートはまあ普通。京都って、個人オーナーさんがやっている小さなカフェでもデザートとコーヒーの美味しいお店が多いですからね。高いお値段取りつつ、東京並みの味では、京都では勝負できないと思います。(これやったらスタバで我慢する/スタバも美味しないけれどね…)お料理が美味しいだけに、デザートとコーヒー類はもっと頑張っていただきたい。

メニューの単価は割と良心的なのですが、アラカルトでデザートとコーヒーまで頼んだら、京都価格としては結構お高くなりました。ディナータイムは多分サービス料が10%つくのだろうと思います。お肉などのメインメニューにご飯セット(+400円)をつけて定食にしていただくとか、フードはそこそこにしてお酒を楽しむとか、場所代と考えればホテルのレストランよりは安いので、使い方次第ですね。

 

■総括

いろいろありますが、建築上部の出っ張りを気にしなければ、施設全体としてはシンプルな設計で好感が持てます。コンビニも無く、美術館の閉館後に立ち寄れる雰囲気の良いカフェもあまり無かった岡崎エリアにとって、とても利便性の高い施設になっています。

ファミリーマートも蔦屋書店+スターバックスも朝8時から22時までやっていますので、朝夕の散歩でも使えますし、図書館や美術館の開館時間前後にも立ち寄れます。ホールで観劇後に夜遅くまで食事やお酒に利用できるレストランがあるのは、とてもいいですね。このような施設は京都には今まで無かったので、これからロームシアター京都で行われるイベントには重宝されるだろうと思います。

少し離れないと何も無かった岡崎エリアの中心部に、この施設ができたことは街のポテンシャルがぐっと上がり、ご近所住人としてはうれしい限り。日によって、時間によって、人の集まりが様々でしょうから、これから長きに渡ってどのように継続していくか、しばらくの間は試練と模索が続くだろうと思いますが、耐え抜いて、息の長い施設になってくれることを願います。

 

もうすぐ京都国立近代美術館では「志村ふくみ ―母衣(ぼろ)への回帰―」展 が、細見美術館では「春画」展 が始まります。みなさま、岡崎の美術館へお越しの際には、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。

 

今度は昼間に行ってみまーす!

 

2016.01.09. 「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展へ

家族ミッションも兼ねて、会期終了間近の「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 へ。

家族ミッションは久しぶりに神戸の実妹とお茶しながら近況報告すること。

ランチを兼ねて、ラブザラにとって神戸でデフォルト決定の、熟成珈琲と銅板手焼きホットケーキの店サーティーサードコーヒー」さんへ。

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ホットケーキ・クラッシック

こちらは定番だけれど、頼まずにはおられない美味しさ。パリッと銅板で焼かれた香ばしい表面に、中からふわっとしつつシッカリしたスポンジ。バターの風味とシロップの風味が合わさり、至福のお味。関西のホットケーキでは一番美味しいと思います。

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旬のフルーツのホットケーキ

遠方から足を運ぶ価値アリアリの素晴らしい究極のホットケーキ!今月の旬のフルーツのホットケーキは、神戸の甘い宝石「太山寺いちご」!果物の中で一番大好物が苺なんですよね。昨年も気になりつつ苺の季節に 33コーヒー さんに来れなかったので、もうこれは絶対にいただくしかない。

見て、このビジュアル!

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テーブルに運ばれてくるなり漂うほんわか甘〜い香りに興奮MAX!酸味の全く無い優しい甘さの苺。大粒でツヤツヤ。サクッという食感に、新鮮さそのものを感じます。この苺が何粒もふんだんに使用されて、ホットケーキの間にもスライスされたのが挟まっていて、大満足!

 

近況報告長くなるついでにオーダーした、ミックスジュース。安心のクオリティの関西版ミックスジュース。

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コーヒーもオーダーごとにサイフォンによる一杯だて。しっかりボディのコーヒーもとても美味しいのです。コーヒーがしっかりしていて、ホットケーキが日本の最高峰クラスですから、たまりませんわ!(いつもホットケーキで他のメニューを頼めない/笑)

 

3時間喋り続けて妹とお別れして、神戸ファッション美術館 へ。神戸ファッション美術館 は着物での来場者は無料になります。電車賃かけても来る価値ありの充実した展覧会がいつも開催されています。内装や家具のデザインは 内田繁 大先生だしね、いつ来ても満足ですよ。

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「日本衣装絵巻-卑弥呼から篤姫の時代まで」展 は、古墳時代から江戸時代末期までの日本の衣装(昭和初期に全て復元したコレクション)が一堂に展示される、衣装好きにはたまらない貴重な展覧会でした。古墳時代の装束は初めて拝見しましたが、現在では希少な羅織り紗織りの薄衣を重ね着し、とても奥ゆかしくも愛らしいお衣装が何パターンも展示され感動しました。そして、奈良時代〜平安時代〜鎌倉時代〜桃山時代〜室町時代〜江戸時代前期〜江戸時代後期へと続き展示されています。日本の時代装束の実例と変容・移り変わりを、すべて実例で展示されているので、とてもわかりやすく理解できました。貴重なコレクションを観ることができて本当に良かったです。

 

美術館を終えた後は、大阪へ。JA Laboratry と Love the Life の合同新年会(総勢5名)を、昨年12月にオープンしたばかりの阿波座・ポルトガル料理「カーザ・ダ・アンドリーニャ」にて。JA Laboratry 東さんデザインのお店に行きたかったので、お忙しい中無理やりお誘いして実現。

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構造用合板を使用した簡素な内装に、ポルトガルの国旗カラーの緑色と赤色が壁面に配置され可愛らしい内装。

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壁の上の方には店名=ツバメということで、ツバメさんのオブジェが!可愛い!

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今は惜しまれつつ閉店してしまった「ポルトガリア」譲りの本場のポルトガル料理のお味に舌鼓。どれも美味しゅうございました。

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極め付けは、ポルトガルトいえばエッグタルト!!!中からクリームがじゅじゅわ〜〜〜と。熱々でめっちゃ美味しい!これは2個は食べられるな。今度は欲張って2個頼もう。(笑)

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アットホームなサービスにとても居心地の良いお店でした。四ツ橋本町からほど近く、人も少ないエリアですが、充実のワインが夜遅くまで楽しめるお店とあって、この日は正月明けの連休なのに店内は満席でした。またお伺いしたいと思います。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.08. ゑべっさん履物買い出しツアー01

Facebookでのみ告知しておりましたが、ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾に行ってまいりました!

京都ゑびす神社 は毎年1月8日〜12日の期間に十日戎が開催されます。その期間に合わせて、京都の老舗和装履物店「伊と忠」さんでお履物のセールが開催されるのです。

雨も降りそうな曇り空の鴨川・四条大橋を渡り、ウィリアム・ヴォーリズ設計の東華菜館の前を通り過ぎ。

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開店時間をちょっと過ぎてから、ゆっくり目に店頭へお邪魔してきました。

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事前チェックで欲しかったお草履は、セール品では出ていなかったのが残念。しかーし、思ってもいなかったお色目のお草履に出会いあり!何色かは内緒。現在、手持ちのカッチョいい鼻緒(黒田商店さんでいただいた刺繍鼻緒)を台に誂えで挿げていただいているので、できあがったらまた後日レポします。

他の和装履物店では絶対に無い、珍しいお色があるのが 伊と忠 さんのおもしろいところ。ずっと履物は東京の 長谷川商店 さんでお世話になっていますが、ここ3年は 伊と忠 さんで東京でも大阪でも出会えない素敵なお色に出会ってしまい、ちょこちょこっとお履物をいただいています。本当に 伊と忠 さんのお履物は他と違う、京都色の素敵なお品がいっぱいなのです。毎回セールでしかお世話になっていなくて、大変心苦しいのですが…。

そして、自分の買い物が終わり興奮冷めやらぬところ、大阪の着物友達Mちゃんと合流。初めてのご自分草履を探すべく、私も同行。今まではお母様のお履物を借りてらっしゃるとのこと。これからお着物をたくさん着ていくにあたり、最初の一足目をお選びになられました。Mちゃんのお気に召すお履物との出会いありで、何にでも合わせやすいお色目と鮮やかなお色目と、二足GET!

 

買い物の興奮を冷まそうと、予約していた 美々卯祇園店 さんへランチに。

美々卯御膳 をいただきました。たくさんの小鉢料理に天ぷらとおうどんも付いてくる、華やかで女性には嬉しいメニュー。

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Mちゃんとは久しぶりにお会いするので、いろいろ近況報告。美々卯さんも混んでいなかったため、ゆっくりと過ごさせていただきました。

 

せっかく京都までお着物でお越しになられたし、もう買い物はいいよね〜(二足もGETしたので十分満足した)と、お寺&庭園巡りへ。時間もあまりないので、近場の 南禅寺 へご案内。

冬の 南禅寺 はほとんど人がいなくて快適!三門(重要文化財)どどーん!

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南禅寺・法堂

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南禅寺・本坊

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南禅寺・方丈庭園。小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。

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小方丈庭園。別名「如心庭」。

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六道庭。

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六道庭の奥には、茶室建築もいくつか。

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有名な 南禅寺垣 

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美しい石畳。

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そして、南禅院 へ。

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庭師さんは、木々の葉が落ちきった冬の庭園が一番好きだとおっしゃいます。何十年、何百年も続く庭園。先人の庭師が何を想い作庭したのか、「庭の骨格」が見えるんだそうです。冬の庭園は一見寂しさを感じますが、確かに木々の枝ぶり、どのように枝分けをして魅せようとしているのか、とてもよく見えてきます。

池泉回遊式庭園の奥側から見返りで見るのが好きです。

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南禅寺といえば、琵琶湖疏水の水道橋!明治時代の遺構が現在も使用されている、素晴らしき建造物。

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そしてあまり観光客の方はご存知でない、水道橋の上を歩いてインクラインまで。水道橋上の片側は断崖絶壁で柵も何もないので、ちょっと怖いのだけれど、下をあまり見ないように注意しながら歩きます。

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日暮れ前のインクライン。葉が散り去った桜並木。桜の季節が素晴らしいので、また桜の季節にぜひ歩いてみましょうね。

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日暮れになり三条まで移動。よく歩いたし「喫茶葦島」(インテリアデザイン:辻村久信 氏)で一服。

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喫茶葦島」を出て、さあもう帰ろうか、という時に、勝野から悪魔の囁き。「 ゑり正 さんが年末からセールやってるねん。帯揚げ2000円〜あってな、年明けもまだいっぱいセールのお品残ってるで〜。行ってみる???」はい、そりゃぁ行くよね、ってことで同行。Mちゃん、可愛らしいほんのりピンクの帯揚げGET。これで着こなしのバリエーションも増えますね。

 

そんなこんなで、新年買い出しツアー第一弾終了。

着物初心者さんへのアドバイスは、私も嬉しく楽しいひとときです。足りない小物を悩みながら一緒にお買い物。少しずつ、ご自身が着たい着物コーディネートのお手伝い。さて、あとは着付けをお稽古して、怖がらずにどんどん着て出かけるべし。春にかけて、ぜひ何度もお着物でお出かけしてみましょうね!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★