着物でお出かけDay。
■ #playkimono 2017秋
春秋の恒例となってきた#playkimono 2017秋@阪急うめだ本店へ。短時間の滞在で、着物関係者の方々へのご挨拶と着物パトロールをだだだ〜と。
モダンな現代着物を扱うメーカーや呉服店の着物ブース、履物や和装小物のブース、カフェ、お抹茶を体験できる茶室まで、いろいろな着物の楽しみを見つけることができるイベントです。
イベント会場は9F祝祭広場・アートステージ。会期は〜10月9日(月・祝)まで。日〜木曜日は20時まで、金・土曜日は21時まで開催されているので、ぜひお時間少しでもあれば阪急うめだへ行ってみてくださいね。(*最終日は18時まで。)

【いまのいろskala】ブースで、きくちいまさんがいらっしゃったので、ご挨拶。新作の綺麗色の紬、スーツのように着てみたいかっこいいお召、POPな可愛いらしい帯など、いろいろ楽しいデザインがありました。縞市松の名古屋帯、いいなぁ〜。

アートステージでは、藤工房/加藤女将さんが和裁の実演中!

同じくアートステージで、藤井絞さんの展示。絞りの名古屋帯、可愛いのがいっぱい!あああ、あれもこれも広げて拝見してみたい〜。

そして最大の目的は、いつも愛用しているガラスの帯留/東風杏さんのブースへ!まだ持っていない感じの帯留と、初めて黒(裏が赤)のハート型のバックル型帯留をいただきました!このハート型バックル型帯留、どんなコーディネートに登場させるか、新境地へ、めっちゃワクワクします。

そして、外せないのが、同じフロアで開催中の「白洲正子ときもの」展。この日は着物マダムで混雑していたので、平日の別の日に再訪したいと思います。(*着物の人は無料)

わずか1時間弱の滞在で、おいとま〜。
■ 銀瓶・菊之丞 ふたり会
阪急の後は、楽しみにしていた「銀瓶・菊之丞 ふたり会」@天満天神繁昌亭へ。


トーク:銀瓶&菊之丞
開口一番:桂団治郎
一席目:古今亭菊之丞「らくだ」
仲入り
二席目:笑福亭銀瓶「百年目」
いや〜〜〜、すんばらしい落語会でした!!!菊之丞さんの「らくだ」も絶品。そして銀瓶さんの「百年目」は超絶良かった!!!銀瓶さん、ヤバいヤバい、やっぱりすごいわ!これからおかっけします!
落語会の後は、大阪で夜遅めに入れるいいお店も知らないので、すぐ帰京。夜遅くといえば定番の門扇御池店で、軽く一杯。

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■
毎年開催されていますが、久しぶりにウェブサイトを覗いた時に開催中でしたので、【いち利モール第6回コーディネート大会】に3案エントリーしてみました。(エントリー5年ぶりだわ)
コーディネートのエントリーはすでに締め切られていますが、投票期間が〜10月5日23時59分まで受付中ですので、よろしければ下記のリンク先の勝野屋コーディネートに投票してやってくださいまし。投票には会員登録&ログインしなければいけないのですが、お着物好きのみなさまよろしくお願いいたします。
いち利モール第6回コーディネート大会
■ 勝野屋コーディネート_1
栗山工房「ポインセチア柄」紬着物の華やかコーディネート
http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002580.html
受付番号:0000002580

華やかなポインセチア柄の栗山工房さんの紬地小紋着物を主役にした、元気いっぱいなコーディネート。紫色の西陣織の織名古屋帯で上品にまとめ、黄色のお帯締めでアクセント。
■ 勝野屋コーディネート_2
帯屋捨松「宝王文」ブルー帯の同系色爽やかコーディネート
http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002630.html
受付番号:0000002630

帯屋捨松さんの織の名古屋帯を活かす同系色でまとめたコーディネート。ブルーの帯を中心に、同系色の浅葱色無地紬の着物、帯揚げ・帯締めはシアンブルーで明るさプラス。
■ 勝野屋コーディネート_3
久米島紬+琉球南風花織の南国民藝コーディネート
http://ichiri-mall.jp/ap/contest/7102/0000002632.html
受付番号:0000002632

久米島紬に琉球南風花織名古屋帯を合わせた、南国コーディネート。シックな色の着物に、爽やかな色の帯で、若々しく民藝を着こなす。小さなツバメ柄紋様を活かした、シャープでモダンな装いに。「秋の実り」をイメージした、柿色の帯締めでアクセント。
どうぞよろしくお願いいたします!!!
あるミッションの日の着物コーディネート。紫系の同色コーディネート。
象牙色縮緬地に葡萄色のねじり梅柄江戸小紋+菖蒲色&牡丹色のギザギザ絣織タイシルク半幅帯。
帯締めは京紫色の真田紐(三分)+帯留めは薄紫色のガラス製帯留(東風杏)。
この帯留、とても不思議ちゃんで、場所によってはアイスブルーグレー色になるんです。半透明のガラスなので、光の屈折、周りの色味を吸収して見える色が違うの、おもしろいです〜。

あるミッションの風景。久しぶりに、すごい頭を使いました!半日があっという間で、脳みそ疲れた〜。「色を見る」とても奥が深い!

帰り道は、スマート珈琲店@寺町三条でホットケーキ。脳みそに糖分補給。(笑)

いろいろ用事がてら、烏丸御池界隈へ。
遅めの一人ランチに、きょうのおかず@京都八百一本館へ。こちらのお店は、京都のおばんざいを定食形式にリーズナブルにいただけるので、一人飯や女子ランチ会に重宝するお店で大好きです。
メニューを見てシンプルな定食も捨てがたかったけど、茶碗蒸しが食べたくなって、贅沢ランチに。(それでも観光地にしては安いのでありがたい)ご飯とお味噌汁は何杯でもお代わりできるんだけど、お腹いっぱいで無理…。(笑)

画材を買うために京都では揃わなかったので、大阪にも遠征してきましたが、夜遅くまでお腹減らずに持ちました!
【「玉村晋一+玉村咏 二人親子展」】の日の着物コーディネート。
赤香色地にぶどう柄単衣着物+黄緑色のタイシルク半幅帯。

帯締め白色三分真田紐+浅葱色のガラス蜻蛉玉帯留。
帯飾りは勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリー/帯飾り】。

染色家・玉村咏先生と。玉村先生、ありがとうございました!!!

【渉成園 「蘆庵」夏の文化財特別公開と「黒田辰秋展」】の日の着物コーディネート。
正絹白縮緬地に荒波柄型染単衣着物+レモンイエローのタイシルク半幅帯。単衣の時期の鉄板コーデ。

帯締めシアンカラー三分紐+ブルーイエローシアン三色ガラス製帯留(東風杏)

引き続き、展覧会巡りへ。
■ 東本願寺飛地境内・渉成園 「蘆庵」夏の文化財特別公開

まだ未体験の渉成園のお茶室 「蘆庵(ろあん)」の特別公開へ。特別公開は〜9月30日(土)まで!
「蘆庵」とても軽快で、可愛らしい佇まいの二階建て数寄屋造建築。何度も火事で焼失しており、現在の建物は1957年に再建。

一階のお座敷も二階のお座敷も炉は切っておらず、抹茶席ではなく煎茶席。

一階のお座敷南側路地庭園にある灯篭は、雪持ち灯篭。灯篭の上部に雪が積もったような形状をしています。

一階お座敷の床の間と書院棚。造形はいたってシンプル。床板の松の一枚板が重厚感を与えます。

二階お座敷。東側と南側に障子腰窓。北側に床の間と書院棚。

二階お座敷の天井。「蘆庵(ろあん)」の名前の由来である《 蘆(よし)》が使用されています。床の間上天井は、細竹を3cmほどの幅に組み上げたものを網代組みにする手のかかりよう。

二階お座敷の窓から見える景色は素晴らしい!東側は東の山並み借景含め、印月池に浮かぶ中島の景観。

南側は閬風亭(ろうふうてい)のむくり屋根と京都タワー。

「蘆庵」をゆっくり拝見した後は、庭園散策。
迎賓館の役割を持つ「閬風亭(ろうふうてい)」。

庭園は池泉回遊式の名勝庭園。作庭は石山丈山。


「印月池(いんげつち)」に掛かる「侵雪橋(しんせつきょう)」は現在掛け替え中。庭園も全体的に改修中で、造園工事は植彌加藤造園なので、数年後が楽しみ!

1892年に再建された「傍花閣(ぼうかかく)」。

朗報【11月1日〜11月6日の期間、渉成園秋の特別公開】だそうです!

臨池亭(りんちてい)
園林堂(おんりんどう)の棟方志功氏襖絵特別公開。閬風亭(ろうふうてい)では、漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人750回御遠忌を記念して描いた屏風『親鸞』の特別展示。臨池亭(りんちてい)・滴翠軒(てきすいけん)でのお茶席も!会期短いけれど、これは絶対に行くしかない!
「京の至宝 黒田辰秋展」@えきKYOTOへ。

黒田辰秋=重要無形文化財保持者(人間国宝)となった木漆工芸家。一般的には分業が普通の漆塗りを、木地制作から漆塗り仕上げまで一貫制作する先駆けとなり、茶器などの小さな作品から、椅子や飾り棚など大型家具作品まで多岐にわたる木工作品の数々。力強く、独創的なオリジナルデザインのセンスたるや、民藝運動からさらに進化し現代美術の域にまで達する凄さ。
スケール感、漆や螺鈿の色の美しさ、実物を観ないと!!!そして、あらためて祇園「鍵善良房」、京大北門前の「進々堂」にも行かなくちゃ!
会期は〜10月9日(月)まで!

この日の着物コーディネートはこちら → ●△■
【展覧会巡り「小椋会」「中里太亀 酒の噐」】の日の着物コーディネート。
白地に薄紫色と薄瓶覗色をぼかし染めにし、藍墨色を縫い締め絞りした単衣紬+薄紫色のタイシルク半幅帯。
帯締めは京紫色の真田紐(三分)+緑色のガラス製帯留め(東風杏)でアクセント。
「小椋会」の会場で、年配の気品あるマダムからめっちゃコーデを褒められて、とても嬉しい日でした。

まだ気温は30度近くになる夏日の京都ですが、もう気持ちは秋なので、日中の暑さは我慢して単衣投入。この時期は夏帯にするか袷時期の帯にするか悩むので、半幅帯がとても重宝します。10月入るまでは半幅帯ばかりになりそう。