2016.05.13. 着物コーディネート
春風亭一之輔独演会の日の着物コーディネート。
藍染め正絹久留米絵絣(単衣)に、オレンジ色の木綿の幾何学文様絞り名古屋帯。
帯締めは、紺色の冠組(道明)。
帯揚げは、竹柄紋意匠織藍色グラデーション(ゑり正)。
このコーディネートは、単衣の季節の鉄板コーデになっていますね。なんか、民芸+民芸でとても好きなコーディネートなのです。他の帯でも試してみなくちゃ、ですね。
春風亭一之輔独演会の日の着物コーディネート。
藍染め正絹久留米絵絣(単衣)に、オレンジ色の木綿の幾何学文様絞り名古屋帯。
帯締めは、紺色の冠組(道明)。
帯揚げは、竹柄紋意匠織藍色グラデーション(ゑり正)。
このコーディネートは、単衣の季節の鉄板コーデになっていますね。なんか、民芸+民芸でとても好きなコーディネートなのです。他の帯でも試してみなくちゃ、ですね。
京都のマンションプロジェクトのため、Miele大阪ショールームへ打ち合わせ。
Mieleは、もう日本国内では家電量販店では取り扱わないそうで、ビッグカメラやヨドバシカメラでの購入はキッパリと断られました。現行の掃除機も来年春には家電量販店では扱わなくなるそうです。保証のこともありますし、欲しい商品がある場合は、総代理店へ直接どうぞ。
Mieleの製品は、本当に素晴らしいです。機器は全てコンパクトサイズだし、洗濯機の音はとても静か&振動しないし、全て各国語に対応しているし。日本製の家電より耐久性は高いし、保証も5年、修理は10年以上経っても可能。日本製の家電より価格は高くても、買う価値は十二分にあります。お金持ちになったら、家電はMieleにしようと思います。
ビルトイン・食器洗浄機。
ビルトイン・電気オーブンレンジ。納まりが美しい。
ビルトイン・全自動洗濯乾燥。めっちゃ、静か!
サクッと打ち合わせ終了。
夜の春風亭一之輔独演会まで時間がゆったり余ったので、道頓堀までゆるりとお散歩。
久しぶりに通る心斎橋商店街はすごいですね。もう日本語聞こえませ〜ん!アジア系の外国人の方々ばかりで、すごい賑わいです。懐かしいお店はほとんどなくなり、イマドキなブティックが増え、見たいお店はほぼ無い状態。(笑)でも、外国人の方々が大阪らしさを楽しんでいらしゃるのがわかるので、なんかこのエキゾチックな感じも悪くないかもね。
爽快な青空に、グリコの看板を見物しプチ観光しつつ、法善寺へぷらぷら。
久しぶりの法善寺「アラビヤコーヒー」へ。創業65年になる大阪でも老舗の珈琲店。お客様も毎日来ている常連さんから、買い物帰りのマダムから、外国人の方までいろいろいらっしゃいます。
北欧からお越しの方がカウンターでマスターと片言英語でいろんなお話をしているみたいですが、最後には手塚治虫の話になり、マスターが店の奥から秘蔵の鉄腕アトムグッズ(漫画本・アトムについて書かれた本・ゲームなど)を持ち出し、オタク自慢大会へ。楽しいお店だなぁ。(笑)
またマスターのお母様(ヨチヨチ歩きのお孫(ひ孫?)さんの世話しながらお店のお手伝いをされている)が、昭和25年に創設された日本で最初の女子プロ野球選手だったそうな!!!(お若い頃のお写真がカウンターバックの棚に飾ってあります。)元女子プロ野球選手OGで集まって、82歳の今でも現役で野球を続けていらっしゃるそうです。「始球式でマウンドからホームまでノーバウンドで投げるなんて、今でもいつでもできるわよ〜」ですって。すげ〜。
ブレンドコーヒーとホットケーーーキ!ミックスジューーース!
お腹が空いていたのでアラビヤサンドを頼もうかと思ったのですが、「ホットケーキが分厚いし、きっとサンドイッチは半分残すと思うからやめとき」というお姉さんのお言葉で我慢。(サンドイッチは残ってもお持ち帰りできるBOXがあるそうです。)次回にまた〜。
「アラビヤコーヒー」でゆっくり過ごした後、毎回欠かさずに行きたいと思っている、大好きな吉田食堂 PRESENTS 春風亭一之輔独演会「いちのすけの風 其の九」@ZAZA POCKET’Sへ。
演目:
開口一番 道具屋 桂華紋
一席目 人形買い 春風亭一之輔
二席目 千早ふる 春風亭一之輔
仲入り
三席目 青菜 春風亭一之輔
春風亭一之輔師匠の「青菜」は初めて聞きましたが、軽く華やかでバカバカしく、春風亭の痛快な芸風を堪能できました。初夏のような陽気の日に「青菜」はぴったりで、ええもんですなぁ。帰りにすっかり冷酒を飲みたくなりました。今回最前列で堪能でき、至福でございました。また次回も必ず!
この日の着物コーディネートはこちら → ●△■
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濃い方をCMYK100%に、淡い方はCMYK20%になるように、京都の職人さんに手染めで美しいぼかし染めを施していただきました。生地は丹後ちりめん・正絹100%。
濃い方はパンチの効いたアクセントカラーに、淡い方は優しい気分のペールカラーに、両方をコーディネートに合わせて使い分けできる万能帯揚です。黒も、漆黒〜墨色の美しいトーンで、とてもカッコよく仕上がりました。
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丸久小山園製茶場新茶見学会 から宇治の散策へ。
ランチしようと思っていたお店が臨時休業で玉砕。周りに良さげなお店が皆無なので、中村藤吉本店へ。メニューに軽食もありそうだったので、こちらでランチをいただくことにしました。
大きな大きな京町家を改装したお店は素晴らしいです。大きな暖簾をくぐり、入口入ってすぐ右に銘茶売場店、中庭を挟んで奥にカフェがあります。
カフェのインテリアデザインはひどいので割愛。(笑)
抹茶蕎麦。「抹茶」とついているくらいですのでどんなんかな〜と思っていましたが、ちゃんとお茶の香りがするお蕎麦で、先日平等院参道で食べた茶蕎麦より明らかに美味しいです。
抹茶うどん。細身の丸いプリッとしたおうどんで、九条ネギもたっぷり、なかなか美味しかったです。セットの生茶ゼリイ、やっぱりお茶の味がしない大雑把なゼリーで美味しくないです….。
食後に、かぶせ茶「祥雲」を。これはとても香り高く美味しゅうございました。
中村藤吉本店のメニューは、甘味・スイーツ・グリーンティーは避けるのが<吉>。どれもこれも砂糖甘すぎて美味しくないのです。せっかくのお茶の味を完全に殺してて、逆効果になってしまっている…。観光地にありがちなのですが、老舗ゆえにとても残念。(誰かフードコーディネーターさん指導してあげてー。)普通の玉露・煎茶・抹茶をいただくのは◎。
中村藤吉本店を出る頃にはかなりの大雨になってきましたが、せっかく宇治に来たので頑張って宇治散策を続けることに。
宇治川沿いの公園を散策しながら、みなさん行ったことがないと言う宇治上神社(世界遺産)へ。宇治上神社の歴史は平安〜鎌倉時代まで遡ります。
雨で霞む山々を背景にした宇治川も情緒があって素敵です。
緩やかな傾斜の続く山道を20分ほどゆっくりと登って、宇治上神社に到着。朱塗りの立派な鳥居の奥、参道の青紅葉は雨で緑が深く、素晴らしい美しさ。
小さな門の手前、小川の石橋を渡って、奥には拝殿(国宝)が見えます。一般的な神社の建築と違い、宇治上神社の拝殿の屋根形状はちょっと変わっています。
拝殿右の桐原水で手を清めます。
拝殿の真後ろに本殿(国宝)が山を背にそびえます。本殿の中にさらに内殿があり、神様が三体お祀りされています。本殿、内殿ともに神社建築としては日本最古のものといわれています。
この本殿のシンプルさ、清々しさ、厳かさ。
数ある神社の中で、最も好きな神社が宇治上神社です。日本の太古の昔に、人々が山を神と祀り祈った情景を思い浮かべます。本当に心が洗われます。
たっぷりと清々しい空気を堪能し満足した後、宇治駅に向かって散歩は続きます。
京都国立近代美術館南・仁王門通り「noma CAFE」の姉妹店である「RAKU CAFE AND GALLERY」。いつか行かなくちゃ!と思っていたところ、宇治駅に向かって歩いている途中で偶然発見!
個人戸建住宅の一階にあるカフェ。宇治川沿いの小径にあり、日光の入る気持ちの良い大きな窓辺からは、向かいの住宅越しに宇治川もちらっと見えます。
インテリアデザインは藤井香織先生かな?
シンプルな空間に質の高い家具(さすがであります)、随所に素敵なディスプレイがあり(+白い壁面に最低限の絵画とディスプレイのみで、余計なモノが一切無いのが素晴らしい!)、とても居心地の良い素敵な空間。
抹茶のパウンドケーキとブレンドコーヒー。
黒糖ほうじ茶のパウンドケーキ。
抹茶のチーズケーキ。
スイーツもコーヒーもとっても美味しいです!!!器も素敵(シンプルだけど「アレね!」っていうのをセレクトされてるのはさすが)!宇治には素敵なカフェがなかったので、これからは「RAKU CAFE AND GALLERY」に寄らせていただきます!
宇治はまだまだ散策すべき場所があるので、また訪れたいと思います!次回はぜひ着物で☆
この日の歩行距離は9.6km。なかなかいいお散歩でした。
宇治「丸久小山園」新茶製造工場見学会へ二年ぶりにお伺いしてきました!今回は四名分の予約が取れたので、着物友達のMちゃんとそのお友達とご一緒に。午後から大雨の天気予報だったので、今回は残念ながら洋服での参加です。
2014年の様子はこちら → ●△■
二階の会議室でお茶に関するビデオを拝見した後、16人ずつくらいのグループに分かれて、茶畑〜工場の見学へ向かいます。
葦簾で覆われた茶畑。抹茶に使われるお茶は、日光を遮ることで渋みが少なく、甘みのある上質な茶葉になります。雨がなんとかやんだ束の間に茶畑見学ができてよかった〜。
雨雫にキラキラ輝く新茶。
ご指導いただきながら、15cmほど伸びた新芽=新茶を摘み取る体験。
茶畑見学が終わったら、製茶場の見学へ。採れたての茶葉はすぐに蒸し機に入っていきます。
蒸し終えた茶葉は、大きな幕の中で吹き上げられ、乾燥していきます。
大まかな乾燥を終えた茶葉は、ベルトコンベアーに乗って、レンガ蔵の炉の中で炎に炊かれてさらに乾燥していきます。
乾燥し終わった茶葉。光に透かすととても綺麗な緑色です。
乾燥を終えた茶葉を、人の手で茎と葉っぱの部分に選り分けていきます。これで「碾茶(てんちゃ)の荒茶」の完成。ここから別の工場に入り、より一層様々な部位に選り分け、抹茶・玉露・煎茶・ほうじ茶などに加工されていきます。
別の工場の見学へ。清潔さが大切な場所へ入っていくので、帽子をかぶり、履物も変えて見学へ入っていきます。今回は見学人数が多いためか、ここからの撮影は禁止。抹茶製造マシーンのぐ〜るぐるは圧巻です。
2014年の記録はこちら → ●△■
工場見学を全て終えた後、新茶のお抹茶と茶団子をご賞味させていただき、見学会終了。
で、毎回のお楽しみ。ほうじ茶ソフトクリームと抹茶ソフトクリーム!!!
ここでしか入手できない新茶の抹茶や新茶のお煎茶など、自分用土産もいっぱい購入して満足満足。
丸久小山園の新茶製造見学会は、毎年八十八夜が過ぎる頃、5月10日前後の5日間程開催されます。ご興味のある方は毎年4月上旬に申し込みが開始されるので、直接工場へ「DM送付希望」とお問い合わせください。
丸久小山園
本社:京都府宇治市小倉町寺内86番地
お問い合せ電話:0774-20-0909
丸久小山園から宇治散策へつづきます。 → ●△■
夕方から KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 を観に、長江家住宅(京都市指定有形文化財)へ。
「生と死」をテーマに取り組む新進写真家の新作個展
途切れることなく繋がる過去・現在・未来
高野山、寺院、自然、人々の日常を5年の歳月をかけて記録した作品。
長江家住宅 ファサード。重厚な構えの大きな京町家。
通り庭には、現役で使用しているおくどさんと火袋。天窓から漏れる光も気持ちいい。
一階店の間と奥の間へ。
奥座敷に向かう縁側と中庭。
縁側の建具には、戦前のモアレがある手作りガラスが健在。
奥の居室。隣はお風呂場。明治時代にこんなモダンなマジョリカタイルを貼ったお風呂が自邸にあるなんて、とても珍しい。さすが、豪商です。脱衣所の丸窓と丸鏡の演出が素敵!
奥座敷の間。
二階。素敵な唐紙の襖がありました。
たっぷり建築の説明付きで拝見させていただき、なんとも贅沢な空間でした!
長江家住宅 は、祇園祭・前祭の屏風祭期間中(7/14〜16)に予約無しで見学することができます。ぜひ浴衣をお召しになって、風情ある京町家を見学してみてくださいね。
見学後は、四条西洞院「ハンバーグ・ラボ」でお夕食。定食形式でリーズナブルに美味しいハンバーグをいただける人気のお店です。
カウンター席ではハンバーグを鉄板で焼いているところを間近に見られます。
好きなハンバーグ(ポーク・ビーフ・合挽き・SMLサイズを選ぶ)にスープ・ライスのセットをつけて。
季節の一品で、筍のステーキを。
黄金比率の逢引き(Loveバーグ)ハンバーグ Mサイズ。
自慢の京都ポーク100%ハンバーグ Mサイズ。
お肉が美味しいので、そのまま何もつけなくてもとても美味です。別添えのソースも種類が選べますが、ちょこっとつける程度がオススメ。
食後は 六曜社一階店 でお茶。
家に帰る道すがら、時々覗く骨董屋さん、河原町御池「ギャラリー創」のショーウィンドウに仙厓さんの掛け軸がありました!
「 鶯やいつ かたまり し 法華宗 」
春の気持ち良い日にホーホケキョと鶯が鳴いて、思わず鼻唄を歌いたくなる、ウキウキ楽しい旅模様。脱力するかわゆさ!(笑) 仙厓さん、大好きだぁ〜。
桂佐ん吉さん独演会@大阪の日 の着物コーディネート。
日中の日差しはきつくても、風はひんやり涼しい日でしたので、袷の着物でお出かけしました。
春のうちに一回は着ておかないと、ということで、オフホワイト地紅型風蝶柄小紋+青地紅型風蝶柄名古屋帯で、蝶尽くし!
帯揚げは雲形紋意匠地の牡丹色(ゑり正)。
帯締めは、冠組の牡丹色(道明)。
帯飾りは 勝野屋オリジナル【キラキラ和装アクセサリーシリーズ】 でキラッとアクセント。
初夏のような日も増えてきましたので、そろそろ、袷着物のシーズンも終わりです。袷着物は、比較的涼しい日にあと一回か二回着られるかどうかですね。この季節は日によって全く気温も変わりますから、個人の体感に合わせて、袷でも単衣でも、透けない夏着物(綿麻着物など)でも自由に着て良いと思います。
夏物に移行するまでの短い期間ですが、単衣を楽しみましょう!
桂佐ん吉 さんご本人による自主企画興行以外で、初めての独演会ですと!ファンとしては、なにわともあれ、駆けつけますよ!立派な心斎橋劇場で満席!
演目:桂 吉の丞「上燗屋」
桂 佐ん吉「手水廻し」
桂 佐ん吉「佐々木裁き」
仲入り
桂 二乗「牛ほめ」
桂 佐ん吉「火事場盗人」( 小佐田定雄 作)
落語三席たっぷり、どれも絶品の仕上がりでした!特に小佐田先生作の「火事場盗人」は、佐ん吉さんでは初めて聴く人情噺。素晴らしすぎて、久しぶりに落語で泣いちゃいました。
佐ん吉さんの人気はどんどんウナギ登り!これから益々進化が楽しみです!
劇場を後にして、Aesop心斎橋店 のインテリアをリサーチ。
ちょうど開店二周年だそうで、バイオリニストさんの生演奏とドリンクが振舞われていました。写真撮影も快くOKしてくださって、ありがとうございます!
木造を生かしつつ高さを大胆に強調した爽快な改修。ディテールも抜かりなし。街に開かれたファサードは、夜の表情を見てみたい、と思わせる。内外装のデザインはSimplicity(2014)。
ほっこりしたくなったので、久しぶりに心斎橋「COCOA SHOP AKAITORI」でお茶。いつ来ても変わらぬ可愛らしさ。この場所で、変わらぬ業態のまま、もう44年も経営されてるのですよー。すごいことです。(お店はビルの二階です。)
ムーミンマグカップに入ったアイスココア。
白い鳥かごに入ったチョコレートロールケーキ。小さな器の中にロールケーキが入っています。
アンティークの蕎麦猪口に入ったホットココア。
ミニスコーン。鳥さんの器にはホイップクリーム。
お茶した後には急激にお腹が空いてきました。久しぶりに大阪うどんを食べたくなり、心斎橋「川福本店」にて軽めのお夕食を。
ビルはすごく古びてきています。私たちがまだ大阪で働いていた時代に一回は改装しているんですが、建物はもう何年経つんでしょう???屋上の違法増築とか、危ない〜〜〜。(笑)
大阪うどんと言えば、きつねうどん!大きなお揚げさん一枚丸ごと甘辛く炊いたんが、ど〜んと乗っかっています。これぞ、大阪定番!
ざるうどんの発祥のお店らしい(長年知っているお店だけど、今まで意識していなかった)ので、冷やし天ざるうどん。(勝野の断言:うどんは飲み物です!)
メニュー全体がまるで中華料理屋さんのようなメニューになっていました。辛味を効かせた中華風なメニューがいっぱい。普通のおうどんの方が少ない。確かに心斎橋商店街を歩いていても日本語が聞こえないくらい、中国・香港・台湾など外国人の方が多いので、時代かな。でも、定番のかやくご飯は無くして欲しくなかったな…。
久しぶりに大阪を満喫し、京都への帰路につきました。ああ、大阪もええとこ。
この日の着物コーディネートはこちら → ●△■
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 〜5月22日(日)まで
前日に続いて、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 を観に、東山「祇園万頭 工場」で柏餅 Get 経由、京都市美術館別館へ。ロームシアター京都内敷地北にある京都市美術館別館には初めて入りましたが、外部は和風、内部は日光の美しい瀟洒な洋風階段が印象的な建物です。
クリスチャン・サルデ:写真・映像
高谷史郎:インスタレーション
坂本龍一:サウンド
世界中の海に漂うプランクトンの、宝石のような神秘的な写真の数々。(*写真撮影可)
ミクロの世界の神秘の生物、生命の起源。多種多様な不思議なフォルム。美しく輝く姿はまるで宝石のよう。
別のブースでは、クリスチャン・サルデ氏撮影のプランクトン映像を、ダムタイプの高谷史郎氏が演出、坂本龍一氏がサウンドを手がけたインスタレーション。何分見ていても飽きることがない、宇宙のような深海のような美しく静かな空間。(*写真撮影可)
ファッション誌「Vogue」を擁するコンデナスト社のアーカイブから、ヴィジュアルの最先端を歩んだファッション写真の歴史を紐解く。
おしゃれでかっこいい写真がたくさん。(*写真撮影不可)
そして、新緑が深まってきた鴨川を散歩しながら、アイタルガボンへ。
河原町丸太町東「アイタルガボン」にて早めのお夕食を。食後には夏の定番、アイスキャラメルモカ!
帰宅後、展覧会へ行く前に入手した 祇園万頭 の柏餅をいただきました。他のお店は白みそ餡が多いのですが、祇園万頭 は赤みそ餡!塩っ気と甘さのハーモニーが絶品でございました。白みそ餡が好きなんだけど、この赤みそ餡もイイ!
季節中にまた他のお店の柏餅もいただいて比べてみたいと思います。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 〜5月22日(日)まで
楽しみにしていた KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 へ。
毎年素晴らしい会場、素晴らしい会場構成、作家名は知らなくても素晴らしい写真作品に出会えるアートイベントです。普段は内部を見学することができない文化遺産の名建築で開催されることも多く、建築マニア、デザインマニアとしても楽しみなイベントです。
京都市内のあちこちで分散して開催されていますから、1日で回るのは到底無理、2〜3日に分けて少しずつ回ります。会場は有料の場所がいくつかあるので、フリーパスを買って回るのがお得です。各会場では当日券でも入れますので、時間がなく一箇所か二箇所だけという方は各会場受付にてチケットをお求めください。
展覧会の前に、通りがかりに見つけたパン屋さん「fiveran」でちょっとランチ。
店内ぱっと見はかっこいいインテリアデザイン、、、う〜ん(以下省略)。インテリアデザインの教育に、照明計画は重要だな、と思う次第。
パンは美味しかったです!
さて、KYOTOGRAPHIE まずは一番に観るべき重要な会場からスタート。烏丸御池駅から徒歩5分の誉田屋源兵衛 黒蔵にて「クリス・ジョーダン + ヨーガン・レール」展 へ。会場内の写真撮影OK。
誉田屋源兵衛さんは帯問屋さんです。重厚で大きな間口の京町家建築が目を引きます。奥の蔵を「黒蔵」というギャラリーにし、他の展覧会も時々開催されています。前を通りかかったら、どうぞ見学に訪れてみてください。
京町家の通り庭。さすが老舗の商家、スペースが広く、奥へ深く続いていきます。
プラスチックを食べて死んでいってしまう動物たちを静かに見つめる写真。死骸は自然に還ってゆくけれど、プラスチックだけはそのまま残ってゆく…。
琉球の海辺で拾い集めた大量のプラスチックゴミで作るいくつもの照明器具。美しい照明器具に感動しながら、近づいてわかる悲しみ、怖さ。
そして場所を変えて岡崎・ロームシアター京都へ。
中国の最安列車「The Green Train 緑皮車」の乗客たちを鮮烈に写し出す。
写真のアップはダメですが、会場全体の写真撮影はOK。
会場構成がとても素晴らしかったです。ローコストにするためベニヤ板一枚だけで簡易に間仕切られた空間、所々空いている窓がまるで車窓のようです。
写真は、現在の中国労働者のありのままの姿を切り取る、強烈な印象の作品たち。きっと昔の日本にもこんな時代があったのでしょう。このような状況の田舎部の風景、風俗もいつまで残っていくものか。ハッとさせられる写真です。
夜にはロームシアターの広場で、近藤等則さんのフリーライブ!(無料/Facebookにて告知)
どの辺に居ればいいかわからないので、スタバの屋外にあるテーブル席に陣取って、ライブ開催前から見物。
約30分程度でスタッフの皆様がセットを設営中。開演待ちの間、スタッフの方と打ち合わせする近藤さん。
19:00。日が陰り薄暗くなり始めた頃、ライブスタート!お客様もちらほら集まってきています。散歩中の人、子連れで遊ぶ人、自転車で行き交う人、様々です。
ライブは東山に向けて響き渡る、物悲しく雄叫びをあげるようなトランペットが、本当に素晴らしかったです!
↓↓↓ ライブの様子を一部だけこちらで。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2016 巡りは後日にも続きます。