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2016年 あけましておめでとうございます

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勝野屋blog をご覧くださっているみなさま、いつもありがとうございます。

昨年はお仕事でもお着物でも、たくさんの方々にお世話になり、誠にありがうございました。

今年は勝野好みの着物道を探求し、より一層精進してゆきたいと思います。たくさんのご縁がつながる素敵な年となりますように。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

日本のインテリアデザイン史をアジアへ、世界へ広めていく活動も本気出します!

そして世界中が平和で、みなが幸せな年となりますように☆

 

*年賀状の可愛らしいお猿画像があるのですが、年賀状がみなさまのお手元に届くまでのお楽しみということで、電気グルーヴの映画会場で撮影したおバカな「富士山勝野」をぺたり。

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年末にね、大好きな 電気グルーヴ のドキュメンタリー映画を観に行ったのね。もうね、すっごい、おバカ!狂気迫るおバカ、ってカッコイイ!「サブカル」を作った張本人なのね。たった一歳しか年齢が違わないっていうのもショック!

今年は 電気グルーヴ のライブに行くっ!

 

電気グルーヴ
http://www.denkigroove.com/

DENKI GROOVE THE MOVIE? SPECIAL SITE
http://www.denkigroove.com/themovie/

 

2016年 京都の落語会情報

いずれも江戸で大人気の落語家さんの京都での落語会。若干ですが、まだ残席あり!気になる方はお急ぎください!

柳家喬太郎 師匠の京都公演は、同じ週に大阪でのシークレットライブ落語会に行くため行きませんが、他の落語会には参ります。

特に 春風亭一之輔 師匠は超絶腹黒、抱腹絶倒間違いなしでオススメ!!!

 

柳家喬太郎 独演会@京都

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日時:2016年2月10日(水)18:30開場・19:00開演
会場:京都府立府民ホール アルティ
料金:前売¥3,600 (全席指定)
チケット:チケットぴあ/Pコード:446-599
     ローソンチケット/Lコード:52766
     他、セブンチケット

 

立川志らく 独演会@京都

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日時:2016年2月21日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都芸術センター 講堂
料金:前売り¥3,500 当日¥4,000(全自由席/整理番号順入場)
チケット:チケットぴあ/Pコード:447-365

 

桃月庵白酒 京都文博 噺の会 Vol.1

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日時:2016年2月28日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都文化博物館 6階和室
料金:前売¥2,500 当日¥2,800 (全自由席〈畳席〉)
チケット:チケットぴあ/Pコード:446-600
     ローソンチケット/Lコード:52770
     他、セブンチケット

 

■ 春風亭一之輔 春爛漫京都独演会

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日時:2016年4月3日(日)13:30開場・14:00開演
会場:京都府立府民ホール アルティ
料金:前売¥3,500 (全席指定)
チケット:チケットぴあ/Pコード:447-638
     ローソンチケット/Lコード:58720
     他、セブンチケット

2015.12.20. クラブ活動の日 ZAZEN BOYS

久しぶりにクラブ活動の日。ZAZEN BOYS @ 梅田クラブクワトロ!

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台湾出張の疲れも取れたので、踊りまくりました!(雨の日だし洋服よ。)

ZAZEN BOYS はくだらない意味のない日本語歌詞を、独創的かつ超絶技巧のリズムグルーヴに乗せて演奏する4人組のおっさんロックバンドです。演奏は下記のリンク先にて。

 

2015.11.14. 人形劇と落語

東京時代からのお友達である、俳優・演出家である 大谷賢治郎 氏が大阪の人形劇団の演出を手掛けられた公演が京都であると聞き、初めての人形劇公演に行ってきました。

劇団は、大阪住之江区南加賀屋を拠点に活動する「人形劇団クラルテ」。
以前テレビでこの人形劇団を知り、とても魅力的な人形に興味を持っていたのです。それが 大谷賢治郎 氏の演出ですから、何があっても行きたくて。

公演名は「有頂天家族」。 http://uchoten-kazoku.tumblr.com/
原作は 森見登美彦 氏による日本の 小説 で、たぬきの家族が主人公の物語。

千年の都・京都。ここでは古来より、人に化けた狸と天狗が、人間に紛れて暮らしていた。
糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父であり、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎はある年の瀬、人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまった。
遺された息子たち「下鴨四兄弟」の三男で「面白く生きる」がモットーの矢三郎と、それを取りまく狸と天狗と人間たちの奇妙で多彩なキャラクターが繰り広げる奇想天外なコメディドラマ。
父の死に秘められた真実とは? そして長男・矢一郎は次期「偽右衛門」になれるのか?

最近ではTVアニメーションにもなっているそうです。 http://uchoten-anime.com/

 

入場前に 大谷賢治郎 氏と久しぶりの再会。記念写真をパチリ!

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東京時代に公演を拝見しに行って以来8年ぶりくらいでしょうか。お元気そうで(相変わらず男前!)お会いできてとても嬉しかったです。

最近ではご自身が主宰の劇団「Company ma(カンパニー”マ”)」を立ち上げられ、東京を中心に活動されています。とても素敵な演出をされますので、東京の方はぜひ機会がありましたらよろしくお願いいたします。

 

ロビーでは公演ポスターの原画展も。採用された原画以外にも公募で集まった秀作がたくさん展示されていました。

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公演終了後には、ロビーで人形と人形を操っている俳優さんが一堂にお客様をお見送りしてくださいました。

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舞台を客席から見ているだけではわかりませんでしたが、思った以上に大きな木彫りの人形です。この人形が行う早着替え、頭・手足の全ての動きの操作、台詞言い回しの全てをお一人で行われるのです。人形を動かしながら感情を込めた演劇を同時に行うなんて、劇団員さんたちすごいです!一つの人形を三人で遣う文楽人形とは大きく異なりますね。

子供の頃に何度か学校公演で観たことがある人形劇を今でもおぼろげながら覚えています。とても怖かったり楽しかったり、子供の感受性にはとてもいいと思うのです。お子様をお持ちのみなさま、機会を作ってぜひ大阪の公演に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

終演後、夜には京都造形芸術大学・春秋座 での 立川志の輔 独演会へ。

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 演目
・開口一番:「元犬」立川志のぽん
・一席目 :「ディアファミリー」立川志の輔
・一席目 :「柳田格之進」立川志の輔

 

馬鹿馬鹿しい「ディアファミリー」に抱腹絶倒、「柳田格之進」で涙涙に。久しぶりの 立川志の輔 師匠の落語、とても素晴らしかったです。

 

開場前の空き時間には食事をとるべく、Love the Life がデザインしたカフェへ行ってみました。

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休日に一般のお客様が 春秋座 の観劇前に利用されるのを初めて見たのですが、なんとなんとすごい人数の方が利用してくださっています。デザイナーとしてはこういうのが一番嬉しいのです。カフェをリニューアルして本当に良かったな。

 

春秋座 では、歌舞伎・狂言・能・日本舞踊・落語などの伝統芸能から、現代ダンス・演劇まで多岐にわたる公演が開催されています。見やすく小さめの箱で、とても良い劇場(歌舞伎の時は花道もできます)です。ご観劇の際には、ぜひLove the Life がデザインしたカフェを見てやってくださいませ。

 

芸能を満喫した、素敵な秋の一日でした。

 

2015.11.10. 着物コーディネート

草喰 なかひがし」へ行った時の着物コーデネート。秋色の装い。

初めて着る久米島紬+辛子色杢目文様名古屋帯(江戸友禅作家:熊谷好博子作)。この久米島紬、ツバメ柄が小さめで、縦に細いラインが入っているので、久米島紬の割にシャープでモダンなのでお気に入り。

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半襟は「いろは歌」柄型染め(ゑり正)。帯揚げ、帯締めは完熟柿のオレンジ色で明るくトーンを上げて。

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2015.11.10. 草喰 なかひがし11月席

草喰 なかひがし」11月のお席に行ってまいりました。京都に移住してお友達にご紹介いただいて以来、5カ月ごとに楽しみにお伺いしています。

 

予約時間よりも早く銀閣寺道に到着したので、近くのお初のカフェ「BEN’S cafe」で時間つぶし。銀閣寺道近辺にはあまり良いカフェを知らなかったのですが、ここは夜も遅くまでやっているし、コーヒーも美味しいし、銀閣寺界隈散策の時や待ち合わせにとてもいいかも〜。

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草喰 なかひがし http://www.soujiki-nakahigashi.co.jp/

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開店時間の18時にはカウンター席のお客様も揃い、一気に手際よくお料理が盛り付けられていきます。

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11月に入り、秋の景色を感じるお料理の数々。

毎回「うわぁ〜」と驚嘆する、美しい八寸から始まります。

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なれ鮨とぶどう酒でお口直し。

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竃の土鍋で炊きたてのご飯 “ 煮えばな ” を。

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ご飯の付け合わせ。

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デザートは完熟の柿と鬼灯!柿の小枝に見立てたものはチョコレート。

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毎回毎回、目も口も心も感動!今回もたいへん美味しゅうございました!

次回は4月、春のお席はどんな景色になるか、とても楽しみです。

 

2015.11.08. 近江八幡ツアー02

ラ・コリーナ を後に、日牟禮八幡宮 へ向かいます。

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近江牛専門店 千成亭

日牟禮八幡宮内のたねやさんに伺うも、ランチタイムは予約じゃないと入れない状況だったため、八幡堀(戦国時代に造られた人工の水路)沿いを歩いて町家が数軒一体になった観光施設の方へ入ってみます。

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近江牛に惹かれて「千成亭」で、4人で少しずつ食べたいもんをつまむことにしました。

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近江牛のにぎり寿司。霜降りの脂身がトロトロでたまりませんわ!

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近江牛メンチカツ。うっひゃー、コクがあってたまりません!!

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近江牛の牛丼。これもたまりません!!!美味いね〜と4人で顔を見合わせて、うなずくうなずく。ひょうたん型の赤こんにゃくは近江八幡名物です。色が赤いだけで辛くありません。

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物販コーナーには様々な近江牛フードやグッズが。

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でも近江牛はその場で食べるんが一番やと思うので、特にお土産は買わず。今度行くときは、すき焼きをいただきたいと思います。

 

たねや近江八幡日牟禮ヴィレッジ

14時半以降になったら茶店として、予約無しで入れるというので、たねや近江八幡日牟禮ヴィレッジ へ行ってみました。大きな大きな町家で、建物だけでもとても見ごたえがあります。

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店内、和菓子物販コーナー。

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つぶら餅」製造コーナー。

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一階には囲炉裏もあり、土間には漆黒に輝く民芸の小道具がいろいろ。

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囲炉裏端のお席で、たこ焼きみたいなまん丸の「つぶら餅」熱々の焼きたてを、抹茶とセットでいただきました。

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内装の設えには、着物好きは生唾を飲み込む、紅型の人間国宝・芹沢銈介氏の作品がオンパレード!全部本物です。ガラス越しでなく、間近に観られるのです。二階のお座敷にはもっといっぱいあるんですよ。芹沢銈介氏の作品以外にも河井寛次郎氏の作品もオンパレードなのです。ランチ予約して次回は二階にも伺いたいと思います。

芹沢銈介氏の屏風作品。

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芹沢銈介氏の額装作品。

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奥の蔵の入口には、芹沢銈介氏デザイン「縄のれん」柄ののれんが。

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クラブハリエ日牟禮館

日牟禮八幡宮内の クラブハリエ にも行ってみます。こちらの建築は ヴォーリズ建築 をリニューアルして利用している赤レンガの洋風建築です。

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奥の喫茶室はやっぱり休日なので行列。今回は諦め、庭園だけ拝見。

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和洋折衷の植栽ですがとてもいい感じ。紅葉は終わりかけですが、春先から夏場の緑がある季節も良さそうな庭園です。庭園奥からの見返りの風景が素敵です。

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そして「たねや」と言えばお約束の、バウムクーヘンと木の葉パイを自分用土産に購入。木の葉パイは初めていただいたのですが、バターの風味豊かで美味しかったです!

 

■ 琵琶湖・湖畔のカフェ シャーレ水ヶ浜

午前中から食べてばっかりでお腹空かないし、夕暮れまで時間も迫ってきたので、車に乗って琵琶湖の東岸のドライブへ。ここで素敵な湖畔のカフェに連れて行ってくれました。「いかにもデートコース!」って感じの場所ですが、4人でワイワイ爆笑しながら…。

カントリーな外観。

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琵琶湖の岸辺には鴨さんがいっぱい、グワッグワ言うてます。(美味しそう♪)

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雨も小雨になり、せっかくだし琵琶湖を眺めましょう、と風景が素敵なテラス席でコーヒーをいただきます。

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コーヒーは自家焙煎と言いつつ、ミルクにポーションミルク(植物性油脂の嘘っこ生クリーム)を出すのはどうかな?お味は、まあ普通のコーヒーです。

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この日の琵琶湖の景色がちょうどダークグレーの湖面と淡いグレーの曇り空で、杉本博司氏の写真っぽい!しばらく写真で杉本博司ごっこ。

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カフェの閉店時間になり、車で再びドライブへ。

 

■守山宿 門前茶屋 かたたや

最後は近江八幡市のお隣である守山市内までドライブし、鶏ひつまぶしが美味しいお店「門前茶屋 かたたや」に連れて行ってくれました。京から江戸へ向かう旅人が最初に宿をとる宿場として賑わいをみせた守山宿の街道沿いにある、築180年の町家建築。重厚な造りが時代を思わせます。

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お腹いっぱいよ〜と言いつつ、しっかり鶏ひつまぶしセットをひとり一品ずつ注文+他の鶏料理の一品も追加。

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鶏ひつまぶし、最初はそのままで。二杯目は出汁茶漬けで。三杯目は卵かけで。どんだけ食べるんだ…。でも見事に全部食べられたよ。(笑)

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そんなこんなで大雨の中、朝から夜まで一日大満喫のツアーとなりました!近江八幡ツアーに連れて行ってくださったおふたりさん、どうもありがとう!また春にも再訪、よろしくお願いしまっす!今度は近江八幡の郷土料理が食べたいので、リサーチよろしく〜。

 

2015.11.08. 近江八幡ツアー01

ヤギの京都造形芸術大学での教え子である近江八幡が地元の卒業生たちが、近江八幡ツアーに連れて行ってくれるというので、車を出してもらい近江八幡ツアーに行ってきました!(朝から大雨のため洋服よ。)

 

■ ラ・コリーナ 近江八幡

まずは今年1月にオープンした、滋賀県ではおなじみ たねやグループ の本拠地、ラ・コリーナ 近江八幡 へ建築見学に。

街路から駐車場を見えにくくする造園デザインで、すでに期待が高まります。(大雨+車中のため写真なし)

駐車場を抜けて垣根の向こうには、自然の山を背景に 藤森照信 先生の縄文建築がどど〜ん。雨のため山々に霧が立ち込める風景も情緒があって良し。

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アプローチにだだっ広く広がるおかめ笹の植栽も、建築と山々の高さを比較させるための秀逸な見せ場になっています。何にもない、って気持ちいい!

 

建物に向かって右手にある東屋「柿傘」。ざっくりした木構造に番傘のような屋根。銅板屋根のてっぺんには富有柿の木!なんじゃ、こりゃ!(笑)

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建築の注目は、何と言っても屋根の先っぽ!三角屋根の先っぽにそれぞれ小さな杉の木が植えてあるのが見えますか?コレ、大きくなっていくんですよ。5年10年経ったらどうなるか、想像してみましょう。大爆笑でしょ!

藤森建築は楽し〜いっ!

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縄文建築のディテール、アレコレ。

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内部探索に。入ってすぐにどど〜んと吹き抜けが広がります。

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天井は白い漆喰塗りで、黒い粒々が見えます。天井や壁面に近づいてみると、黒い粒々はランダムに割った炭で、これまたランダムに自由に埋め込んでいます。この辺の手業の自由さが藤森建築の楽しいポイントです。

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ラ・コリーナ 近江八幡 の業態は、洋菓子(バームクーヘンが中心)部門、パン部門、たねや和菓子部門にスペースが配分されています。

バームクーヘン・洋菓子コーナー。

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パンコーナー。

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和菓子コーナー。

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一階の女子トイレ。(*すみません、決して変態ではありません。デザイン資料のため、お客さんがいないのを見計らって撮影しています。)トイレのブースもすべて木無垢材使用で、壁は漆喰。ソファは本革張り!

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二階カフェの行列を待っている間に、一階和菓子コーナーでしか食べられない「生どら焼き」を買って食す!

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二階席カフェ。

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メニューはバームクーヘンセットのみ。

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二階席の窓ガラス越しに北側を見ると、まだまだ広がる敷地に建築中の建物が!来年オープンだそうです。

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一階エントランス横にある施設の全体計画のビジュアル展示。図面やイメージがすべて“ 手書き ”ってのがたまらない!素人にもわかりやすいし、ワクワク感が伝わってきます。来春にまた来なくちゃ。

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ラ・コリーナの見学だけでハイテンション、お腹いっぱいよ。

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★★★ 次へ続きます。

 

2015.11.07. デザロンキョウトvol.19 華道遠州

隔月で開催される デザロンキョウト へ参加。

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第19回目となるデザロンは華道遠州・宗家・貞陽斎 芦田一寿人氏】をゲストにお迎えする会でした。

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今回はスライドによる華道の原点と歴史、華道遠州の成り立ち、華道遠州の他流派との違い、特徴的な活け方のスタイル事例、花を活けるということの意味、華道といけばなの違い、宗家の多岐にわたるご活動など、様々なお話を伺いました。詳細なトーク内容は、参加者のみの共有ということで掲載は省きます。未生流の源流も華道遠州なんですね〜。ほほ〜。

華道遠州 のウェブサイトは京都に来てしばらくした頃にデザロンで知り合った佐藤枝美さんからお聞きして拝見したことがあるものの、どのような特徴がある流派なのか、イマイチつかめないままでした。勝手なイメージとしては、花草木を他の流派以上に無理やり造形的に曲げて構築し、重厚かつ格式のある型を用いる流派なのかな、と。華道遠州=武家に似合う格式高く、ゴテゴテ威圧感のある難しい流派なのかな、と想像していました。

宗家から伺ったお話で、華道遠州は決して入門しにくい難しい流派ではない、ということがよく理解できました。日本古来の華道の技術を現代まで継承しつつ、華道遠州の「綺麗さび」ありつつ、現代の美も取り入れていく。確かに、他流派の作品とも比べてみましたが、宗家の作品の方がより美しく、完璧なる空間構成のモダンな作品だと感じます。教授陣の作品もちらっとウェブサイトで拝見しましたが、宗家の作品は最も洗練された美しさで素晴らしいと感じます。この空間構成のセンスは、宗家が大学時代に美大で空間演出を学ばれたからかもしれません。

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最後にはお花の生け込み実演が!
曲げたい部分の枝を数カ所小さなノコギリで三角形に切り、用意してある同じ木の破片「くさび」をカット部分に挟みながら観世水型に曲げていく。「くさび」を入れつつ、植物に必要な水がきちんと上がるようにする「くさび橈め」という独自の技術。昔の華道ではどの流派でも行われていた方法ですが、現代では手間がかかるため華道遠州以外の流派では行わない(教えない)方法だそうです。

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実演前の状態。

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実演後の完成形。なんてカッコいいのでしょうか!

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剣山ではない、コレはなんていうのでしょう?お花を挿してある小道具も流派によって違うのですね。

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「くさび橈め」技法による、流麗な観世水型の木枝。

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「くさび橈め」部分アップ。

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自然を超越する美しさを創造する「見立て」の世界感は、とても繊細で流麗で美しい!他の流派とちょっと違うことを納得。

華道を習いたいけれど、悩みます。華道遠州・宗家の場合、教えるときは師範のお弟子さんたちに任せっきりにせず、必ず宗家ご自身で細かく教えてくださるそうです。そう聞いたら、宗家直伝で習いたいと思うてしまう。池坊(先生はまだ未開拓)とどっちにするか悩むけれど、華道遠州もええな〜と、強く実感できた機会となりました。

池坊は華道の源流(仏花である立花から始まる)であるし、華道遠州は小堀遠州公の美意識「綺麗さび」を継承しているし、どっちかにすることは間違いないです。自分のお花生け込み(ちらっとかじった華道と、フラワーアレンジメントが混ざった自己流)の過去写真を見直すと、なんとダサくて野暮なのか。早く正統な華道を習いたい!小堀遠州公の美意識「綺麗さび」については、造園研究の先生方からもよく出る言葉で、小堀遠州公の作庭した庭は確かにどれも雅でシンプルで美しいのです。華道遠州、かなり魅力的。近いうちに入門しちゃおうっかな。

デザロンキョウト 主催者の皆様、華道遠州・宗家・貞陽斎 芦田一寿人様、貴重な会を誠にありがとうございました!

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華道遠州 http://kadouenshu.com/index.html
     http://kadouenshu.com/top.html

 

2015.11.04. 京都お散歩日記 若冲天井画と琳派展@京博

信行寺 伊藤若冲天井画 特別公開

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伊藤若冲(1716~1800)最晩年の作品である天井画が、ウチからすぐ近所のお寺「信行寺」@東山仁王門で特別公開中(初公開/状態を保善するため二度と公開しないかもしれないという噂)という情報を聞き、開門時間1時間前から並び拝観してきました。

前日の午後にもY嬢と一緒に混み具合確認でお寺の前まで行ってみましたが、激混みで2時間待ちくらいの長蛇の列。どんどん大型観光バスで乗りつけてくる団体客も来るし、これは平日であっても開門時間前に並ぶしかないな、と。開門して3番目のグループで拝見することができ、並んだ時間も40分くらいで済みました。

お寺の本堂は小さなスペースですが、天井画は若冲らしい花の描写・構図が特徴的で、素晴らしい状態で残っておりました。但し今回の特別公開で日光も入り乾燥したため、一部の天井画に割れが生じているそうで、今後は公開されないかもしれないとのこと。貴重な機会に拝観でき幸いでした。

内部は撮影禁止のため、天井画の詳細は下記のウェブサイトでご覧ください。

http://www.asahi.com/and_M/interest/SDI2015100538801.html

 

琳派誕生400年記念「琳派 京(みやこ)を彩る」展@京都国立博物館

「信行寺」の後は、琳派誕生400年記念「琳派 京(みやこ)を彩る」展@京都国立博物館へ。開館1時間後くらいに到着。平日なのに、すでに80分待ちの長蛇の列。私たちの後からもどんどん列は伸び、最大120分待ちくらいは行きそう。お天気も良く気持ちがいい日なので、頑張って並び待ちます。建物に近づいてやっとか!?と思ったら、建物内部にも行列が…。

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今回の展覧会で重要な作品は、まず「重文/鶴下絵三十六歌仙和歌巻 部分 本阿弥光悦書・俵屋宗達下絵」全巻、全長13.56メートル初公開!素晴らしかったです!印刷物やテレビではわからない、俵屋宗達のリズミカルで大胆な鶴の描写と金泥の濃淡、本阿弥光悦と楽しい自由な書、端から端までしっかりと観てきました。

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そして、最大の注目は「風神雷神図屏風」俵屋宗達筆・尾形光琳筆・酒井抱一筆、揃い踏み!(公開は〜11月8日まで)3つの国宝・重文の「風神雷神図屏風」が一堂に観られる機会は二度とないかもしれません。コの字型に配置された三作品、近づいたり離れたりしながら何度も見直してきました。それぞれに個性があって素敵なのですが、やっぱり俵屋宗達筆が一番好きですね。

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尾形光琳・尾形乾山による作品群も素晴らしかったです。尾形乾山については、同時期開催の「MIHO MUSEUM所蔵 琳派のやきもの 乾山」展@細見美術館も拝見していたので、より深く理解できました。

会場では人がすごいのもあるけれど、全作品をじっくり観たので4時間かかりました。くったくた。(笑)

 

efish@清水五条大橋西

お腹も空いたので、efish @清水五条大橋西へ。

秋の葉が散る木々の間、鴨川の東対岸からefishを撮影。

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efishデザイン関係の人ならよくご存知ですよね。プロダクトデザイナー・西堀晋さんの運営するカフェです。お料理も美味しいし、いつ来てもいいお店です。

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efish

京都市下京区木屋町通り五条下ル西橋詰町798-1
TEL:075-361-3069
時間:10:00-22:00 無休(*年末年始を除く)