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カテゴリー : 和食

2016.02.07. 京都お散歩日記 投票とジュエリー展

京都市長選の日。期日前投票に行く余裕がなかったので、今回は当日投票で、夕方から元・新洞小学校へ。

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■ 喫茶ホーボー堂
  https://www.facebook.com/cafe.hobodo/

投票をサクッと済ませ、うね乃の開店時間まで少し時間があるので、新規開拓で「喫茶ホーボー堂」@西寺町仁王門へ。こちらのお店できてからしばらく経つのですが、日曜日のみしか開店していないため初めて伺います。

三階建の建物は「仁王門アパート」というので、上層階には住んでいる人がいるのでしょうけれど、外観はとってもボロいです。ボロいファサードながら恐る恐る入っていくと、内装は以前の家具屋さんのほっこり内装を引き継ぎつつ、シンプルながら手作り感のあるかわいい内装。照明の光が落ち着いているので、大人な空間。

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ご飯は後でうね乃でいただくので、コーヒーとスイーツを。

金柑のケーキとイタリアンブレンドコーヒー。

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ケーキ、ボリュームもあって美味しい!京都のカフェはやっぱりあなどれませんな。ご夫妻で運営されている週末だけの小さなお店でも、ハイクオリティ。東京では絶対無理だわ。

コーヒーも美味しいです。コーヒー豆は東京・南千住の「カフェ・バッハで修行された「カフェ・デ・コラソン」@小川一条上るの焙煎豆を使用されています。一杯点てペーパードリップ。お手元を見ていませんが、多分バッハ式ペーパードリップでしょう。あっさりしつつ、コクがあるお味です。

近所にあるのにもっと早く来るべきでした!ご飯類も美味しいらしいという噂。これからはご近所散歩や美術館行く時にちょこちょこ伺いたいと思います。

 

■ うどん 仁王門 うね乃
  http://www.odashi.com/udon/index.html

おなじみの「仁王門 うね乃」です。ご近所と言いながら、元旦にお伺いして以来一ヶ月ぶりの訪問です。

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うるい菜の花のお浸し

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鯖のきずし

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きつねうどん(九条ネギたっぷり)

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白味噌うどん(初春限定) 京都らしい白味噌はポタージュスープのように甘美で美味しすぎます!板長ならではの隠し味も素晴らしい一品。

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心も体も温まりました。いつもありがとうございます!!!

 

仁王門 うね乃」で「京都のお出汁を味わいつくす会」を開催したいのですが、ご興味ある方いらっしゃいますか?二階席を貸切で8名MAXで、お出汁を味わえる小さなお料理2〜3品と、うね乃らしいおうどんをミニサイズで2〜3品で予算4000円くらいで。誰かいたら企画します!

 

■ CHIMASKI ジュエリー展「LUXURY」@恵文社

一乗寺までバス移動。京都造形芸術大学のカフェプロジェクトでお世話になっている酒井先生のジュエリーブランド CHIMASKI と京都造形芸術大学の学生によるジュエリー展に伺いました。

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設えが酒井先生らしく、シンプルでカッコいい。壁面には建具の網戸が横向きに設置されています。網に糸でメッセージが編まれています。さりげなく影を見るとメッセージが読み取れる、ニクイ演出。

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お菓子の包み紙を使った「Snack Jewel Contemporary」シリーズ。
中にはスワロフスキーの石が入っていて「使っていくうちに包み紙が破れてスワロフスキーの石がキラッとする」おもしろいアートジュエリー。

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おかきのシルエットでできた「OKAKI」シリーズ。

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柿ピーのピアスとネックレス。

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おかきシルエットのブローチ。

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葉っぱを自然のまま表現した「comet」シリーズ。
プラスチックじゃなく、銀で整形した葉っぱに、一個一個リアルに色つけを行っているそうです。

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世界の朝焼けを陶器で表現した「Sunrise」シリーズ。
信楽焼の窯元で製作している陶器をベースに、世界中の朝焼けをカラー転写して焼き上げているそうです。

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どれも素敵で悩みましたが、帯留めにすることを考えて、「Sunrise」シリーズ・「マウイ」の朝焼けのブローチをいただきました。春の山並みの空気を感じる紫〜ピンク〜白のグラデーションで、陶器の貫入が美しく、春先の着物コーディネートに登場させていと思います。

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藍色のグラデーションのピアスも欲しかったな。藍染めの着物に合わせたい。柿ピーのピアスも欲しいんですよね。(金属アレルギーのため真鍮は不可なので、18金コーティングとか特注でお願いしようかしら)デザイン的にやっぱりピアスの方が可愛いのがいっぱいあるんですよね。ピアスもう一回開け直そうかしら。

CHIMASKI のような、メッセージ性のあるアートジュエリーっておもしろい。これからも CHIMASKI 要注目です。

 

2016.02.04. デヴィッド・ボウイ・イズ@大阪

先日1月10日、デヴィッド・ボウイの突然の訃報が世界中を震撼させ、いまだに悲しみでいっぱいです。

大好きなアーティスト、デヴィッド・ボウイの ドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」 を観るため夕方から大阪へ。1月下旬から全国で順次公開されているのだけれど、京都で上映されそうにないため、大阪の公開終了1日前に滑り込み。

 

映画の開演時間まで余裕があるので、久しぶりに大阪の下町らしい場所で食事をしたくなり、数年ぶりに「ねぎ焼きお好み焼き・福太郎」本店へ。

まるで今でも映画の世界のような昭和のまんまの猥雑な商店街から見える、 食事のデパート・味園ビル。もちろん キャバレー・ユニバース も健在。一度中にゆっくり入ってみたいのよね。ディープスポット。誰か キャバレー・ユニバース で着物イベント企画してくれへんかな?(使用料金かなりかかるから100人規模のイベントになる、個人企画は無理だわ)

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本当は本店・本館の古い方で、鉄板のあるコの字型カウンターでいただきたかったのだけれど、この日は撮影が入っているためカウンターの一部を予約席にしているそうで、間一髪一組違いで入れず別館にて。

 

タコポン酢 お好み焼きが焼きあがるまで20分程度かかるので、お酒の肴に。

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牛すじねぎ焼き(右)と豚玉(左)

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焼きそば 太麺でジューシーで美味しい。

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最もスタンダードなものをいただき、腹八分目、サクッと1時間で満足。

 

夜景の 味園ビル 

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映画館のある なんばパークス まで移動。もうできて何年も経つけど、なんばパークス には初めて入りました。

映画までまだ少し時間があるので、なんばパークス内の「アンティコカフェ アルアビス」でお茶。木と大理石が多用されたインテリアは、重厚感あふれ、ちゃんとイタリアのバールの空気感に近いしつらえ。なかなかにコストかかっています。

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エスプレッソベースのドリンクも安いし美味しいし、ジェラートも美味しいし、お隣にあるスタバなんか行かんと絶対こっちが正解。今度はエクレアやケーキ(安いねん!)もいただいてみよう。

 

 

で、映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」です。

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基本的にはイギリス・ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で2013年から始まったデヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』の宣伝を兼ねた映画でした。広報用に作られているため、感情移入するほどの感動はなかったのだけど、デヴィッド・ボウイの子供時代のこと、若かりし頃の美しさと往年の美しさ、クリエイティブの素晴らしさなど、随所に心に染みる部分もあり、観られてよかったなと思います。

デヴィッド・ボウイの大回顧展『 David Bowie is 』は、2017年春に日本巡回決定!詳細が発表されるのを楽しみに待ちましょう。

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終演後、京都に戻って小腹が空いたというヤギの声で 門扇御池店 へ。いつも真夜中に美味しいものをいただけ、感謝です。

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2016.01.25. 京都お散歩日記 太秦〜東山

嵐山 を満喫した後、太秦天神川まで移動。京都dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展へ。

 

■京都 dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展

 http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

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嵐山から太秦天神川へ移動氏、京都dddギャラリー「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展 へ。大好きなグラフィックデザイナー・浅葉克己 氏。京都で浅葉氏の展覧会が観られる機会は貴重なので、ぜひとも観に来たかったのです。

感想は、素晴らしい!!!パソコンなんかに頼らない、ほとんど全ての文字、レイアウト構成を手で行う浅葉氏の感覚の鋭さを思い知った展覧会。グラフィックデザイナーはもちろん、デザインに関わる全ての人が観るべきだと思います。完成したビジュアルでは完璧に美しく見える文字も、原稿は全て手書き。だからこそ、繊細さの中に他に比較できない強さがあるのだと思います。

 

ギャラリーエントランス。浅葉克己 氏等身大マネキン!衣装はイッセイ・ミヤケ。

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会場内は映像以外は全て写真撮影OKという太っ腹。dddギャラリー、ありがとう!一部作品を紹介します。

展示は 浅葉克己 氏の長きに渡る広告作品・ポスターが一堂に。

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浅葉克己 氏の日記全集。

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三島由紀夫写真集「薔薇刑の装丁デザイン。外箱タイトル「薔薇刑」の文字は、リノリウム素材を手彫りし版木とし、道路工事に使うローラーでプレスしたようです。(バカだねー)

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今までのグラフィック作品をコラージュしたパネル。過去に使ったほんまもんの原稿や素材の原本が貼られてる!こんな美術館に保存すべき重要品を貼っちゃって、えええのん!?

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そしてトンパ文字の掛け軸。この掛け軸の製作方法がすごいのです!これは会場内のムービー(30分)をしっかり観てください!!!

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会期は3月19日(土)まで。ぜひぜひお時間を作ってお運びください。

「浅葉克己個展「アサバの血肉化」」展
会期:2016年1月15日(金)〜2016年3月19日(土)
時間:11:00〜19:00(土は18:00まで)
休日:日曜日・祝日
料金:無料
場所:京都dddギャラリー 京都府京都市右京区太秦上刑部町10
URL:http://www.dnp.co.jp/gallery/ddd/

 

 

■熟成肉 中勢伊「月 (にくづき)」

 http://www.kyotonakasei.jp/nikuduki/

 

京都dddギャラリーを閉館時間まで1時間半じっくり拝見した後はお腹空いた〜。地元に戻り、新規開拓で熟成肉の 京都中勢以 (本店は伏見)が運営する「月 (にくづき)」@東山白川沿いへ。オープンして間もないのですが、じわじわと雑誌にも載り始め話題になりつつありますが、月曜日の夜だからかお電話したらすんなり入れました。

三叉路の変形区画を活かした左官と木材のインテリアは 森田一弥 氏のデザイン(2015)。完成写真と記事はこちら

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こちらのお店のメインメニューは、熟成肉を使ったハンバーグステーキ。他にメンチカツ、コロッケ、焼きしゃぶ、ビーフシチューなど。それら一品に+500円でごはん・スープ・サラダをセットにして、定食としてリーズナブルに熟成肉が味わえるシステム。

まず外せないのはハンバーグステーキでしょう、ということで、1日10食限定の熟成牛肉100%のミンチステーキ。粗挽き肉のハンバーグです。

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コロッケ 塩ちょっぴり、だけで食べるのがベスト。

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メンチカツ こちら塩ちょっぴりかそのままで食べるのがベスト。噛めば噛むほどお肉の旨味がじわじわと口に広がります。

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ドリンクは日本酒が一押しみたいです。しかし、お肉の味が繊細なので、日本酒さえ邪魔しそうな感じ。一通りお肉を味わってから、小さな一品を追加してゆっくりお酒を味わうのがオススメです。ハンバーグやメンチカツは100g〜300gまでいろいろ大きさを選んで注文できます。お腹の具合に合わせて、人数に合わせて、食事か呑みか、場面によって使い分け可能なメニューはうれしいです。岡崎エリアからも祇園からも三条からも近く、これからいろんな場面で使う予感満載の素敵なお店発見!いいお店だ!!!

 

京都 中勢以 「月 (にくづき)」
営業時間:昼11:00〜15:00(14:30 L..O.)
     夜17:00〜23:00(22:00 L..O.)
定休日:不定休(お肉の仕入れ状況によって)
*確認したところ、今の所、定休日は毎週水曜日。木曜日はランチのみお休み、だそうです。お肉の仕入れによって変動もあり得るため、行かれる予定の前に一度お電話でご確認ください、とのこと。ランチ予約も可能です。

 

東山界隈もロームシアター京都など新しいお店が増えつつあります。行っても行っても終わらない、京都の奥深さ。毎日観光です。

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.08. ゑべっさん履物買い出しツアー01

Facebookでのみ告知しておりましたが、ゑべっさん履物買い出しツアー第一弾に行ってまいりました!

京都ゑびす神社 は毎年1月8日〜12日の期間に十日戎が開催されます。その期間に合わせて、京都の老舗和装履物店「伊と忠」さんでお履物のセールが開催されるのです。

雨も降りそうな曇り空の鴨川・四条大橋を渡り、ウィリアム・ヴォーリズ設計の東華菜館の前を通り過ぎ。

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開店時間をちょっと過ぎてから、ゆっくり目に店頭へお邪魔してきました。

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事前チェックで欲しかったお草履は、セール品では出ていなかったのが残念。しかーし、思ってもいなかったお色目のお草履に出会いあり!何色かは内緒。現在、手持ちのカッチョいい鼻緒(黒田商店さんでいただいた刺繍鼻緒)を台に誂えで挿げていただいているので、できあがったらまた後日レポします。

他の和装履物店では絶対に無い、珍しいお色があるのが 伊と忠 さんのおもしろいところ。ずっと履物は東京の 長谷川商店 さんでお世話になっていますが、ここ3年は 伊と忠 さんで東京でも大阪でも出会えない素敵なお色に出会ってしまい、ちょこちょこっとお履物をいただいています。本当に 伊と忠 さんのお履物は他と違う、京都色の素敵なお品がいっぱいなのです。毎回セールでしかお世話になっていなくて、大変心苦しいのですが…。

そして、自分の買い物が終わり興奮冷めやらぬところ、大阪の着物友達Mちゃんと合流。初めてのご自分草履を探すべく、私も同行。今まではお母様のお履物を借りてらっしゃるとのこと。これからお着物をたくさん着ていくにあたり、最初の一足目をお選びになられました。Mちゃんのお気に召すお履物との出会いありで、何にでも合わせやすいお色目と鮮やかなお色目と、二足GET!

 

買い物の興奮を冷まそうと、予約していた 美々卯祇園店 さんへランチに。

美々卯御膳 をいただきました。たくさんの小鉢料理に天ぷらとおうどんも付いてくる、華やかで女性には嬉しいメニュー。

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Mちゃんとは久しぶりにお会いするので、いろいろ近況報告。美々卯さんも混んでいなかったため、ゆっくりと過ごさせていただきました。

 

せっかく京都までお着物でお越しになられたし、もう買い物はいいよね〜(二足もGETしたので十分満足した)と、お寺&庭園巡りへ。時間もあまりないので、近場の 南禅寺 へご案内。

冬の 南禅寺 はほとんど人がいなくて快適!三門(重要文化財)どどーん!

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南禅寺・法堂

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南禅寺・本坊

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南禅寺・方丈庭園。小堀遠州作と伝えられ、江戸時代初期の代表的枯山水庭園です。

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小方丈庭園。別名「如心庭」。

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六道庭。

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六道庭の奥には、茶室建築もいくつか。

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有名な 南禅寺垣 

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美しい石畳。

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そして、南禅院 へ。

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庭師さんは、木々の葉が落ちきった冬の庭園が一番好きだとおっしゃいます。何十年、何百年も続く庭園。先人の庭師が何を想い作庭したのか、「庭の骨格」が見えるんだそうです。冬の庭園は一見寂しさを感じますが、確かに木々の枝ぶり、どのように枝分けをして魅せようとしているのか、とてもよく見えてきます。

池泉回遊式庭園の奥側から見返りで見るのが好きです。

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南禅寺といえば、琵琶湖疏水の水道橋!明治時代の遺構が現在も使用されている、素晴らしき建造物。

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そしてあまり観光客の方はご存知でない、水道橋の上を歩いてインクラインまで。水道橋上の片側は断崖絶壁で柵も何もないので、ちょっと怖いのだけれど、下をあまり見ないように注意しながら歩きます。

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日暮れ前のインクライン。葉が散り去った桜並木。桜の季節が素晴らしいので、また桜の季節にぜひ歩いてみましょうね。

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日暮れになり三条まで移動。よく歩いたし「喫茶葦島」(インテリアデザイン:辻村久信 氏)で一服。

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喫茶葦島」を出て、さあもう帰ろうか、という時に、勝野から悪魔の囁き。「 ゑり正 さんが年末からセールやってるねん。帯揚げ2000円〜あってな、年明けもまだいっぱいセールのお品残ってるで〜。行ってみる???」はい、そりゃぁ行くよね、ってことで同行。Mちゃん、可愛らしいほんのりピンクの帯揚げGET。これで着こなしのバリエーションも増えますね。

 

そんなこんなで、新年買い出しツアー第一弾終了。

着物初心者さんへのアドバイスは、私も嬉しく楽しいひとときです。足りない小物を悩みながら一緒にお買い物。少しずつ、ご自身が着たい着物コーディネートのお手伝い。さて、あとは着付けをお稽古して、怖がらずにどんどん着て出かけるべし。春にかけて、ぜひ何度もお着物でお出かけしてみましょうね!

 

この日の着物コーディネートはこちら。★★★

 

2016.01.03. 京都お散歩日記02 SOU・SOU足袋 他

上賀茂神社参拝 の後は、お店巡りへ。

 

■ FACTORY KAFE工船 http://ooyacoffeeassociees.com/?cat=7

1月2日から開店しているのをWEBで確認して、カフェ工船 へ新年のご挨拶へ。

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二人分しか残っていないという貴重なコーヒー豆、エルサルバドル・こってり(ネルドリップ)と、エルサルバドル・あっさり(ネルドリップ)と、シュトーレンをいただきました。同じネルドリップでも「こってり」と「あっさり」では使うお湯の温度が違うから、お味も全然違う!びっくり!

 

自分ち用のコーヒー豆にタンザニア中煎りを買い足して。ウチでは円錐形ペーパードリップでコーヒー豆ケチって通常より大量のお湯で抽出するのですが、カフェ工船 のお豆は濃ゆいんだよね〜。あっさり抽出しても、豆の香り・風味・コクが衰えません。カフェオレにしても絶対に負けない、めっちゃ豆力があります!いいコーヒー屋さんだなぁ。

 

SOU・SOU足袋

SOU・SOUで新春に5000円以上お買い物すると、辻村久信 先生(SOU・SOUのお店は全部デザイン/京都インテリアデザイン界の重鎮)の20年に渡るSOU・SOUプロジェクトの軌跡をまとめた 小冊子 もらえるってことで、リサーチ兼ねて新しくなった「SOU・SOU足袋」へお買い物に。

元々はこの建物は「PINK-latte(ピンクラテ)」という、ケバイコギャル向けのお店だったのです。いや〜、変わるもんですなぁ。いい場所なので、素敵なお店に変わって、よかったよかった。

既存の建築を改装した写真は、こちら↓↓↓。

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外壁は元々の建築のALCパネルに、ベージュのリシン吹き付けで改装。その前面にSOU・SOUテキスタイル「SO-SU-U つくも」柄をスチール製の装飾格子にして外壁全体を覆っています。夜には下部から間接照明で浮かび上がります。

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インテリアデザイン。

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レジコーナー。和紙製の大きな間接照明が印象的です。

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外部から見ると二階に見える登頂部分は、内部は何も無い吹き抜けになっています。吹き抜けを下から見上げたところ。天井面はミラー貼りになっていて、SOU・SOUテキスタイル「SO-SU-U つくも」柄のモビールが吊り下がっています。

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買った物は、昨年iPhoneカバーが割れてしまったので新しいiPhoneカバー「松は松らしく」と、足袋靴下と、カフェ ヴェルディ 店主・続木さんの著作「カレーの海で泳ぎたい」を。来週、続木さんのカレーイベントに参加するので、タイムリー。続木さんと、本に出てくるヌーさんにサイン入れてもらおうっと!(笑)

 

■ 料理処「はな」 http://ryouridocoro-hana.com/

1月2日から開店しているのを別の日のお散歩でチェック済み。着物だし落ち着いたお店でお夕食にしましょうと、久しぶりの料理処「はな」@冷泉川端へ。ウチから徒歩3分で、最も近い、そして大好きなお店なのです。

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今日はなんとなく和風寄りのメニューを選んでみます。

お造り カンパチ(愛媛)

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はなサラダ(ポーチドエッグとカラスミ添え)

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鱈白子と牡蠣・蕪・白味噌仕立てのグラタン/黄柚子(手作り麹・大吟醸西京白味噌)

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阿寒湖産 エゾ鹿ロース芯炭火焼

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鯖へしこ茶漬け/青谷の梅茶漬け

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このお正月で唯一の贅沢な夕食。もう、どれもこれも美味しゅうございました!特に鱈白子と牡蠣のグラタン!白子と牡蠣と蕪とを西京白味噌であんなに濃厚に仕上げるとは、びっくり!たまらん美味しさ!!!

 

本田味噌本店 の「大吟醸 西京白味噌」を、ウチでもいろんなお料理に使ってみようと思います。クリームチーズと白味噌のお鍋は近日作ってみましょう。

 

2016.01.01. 京都お散歩日記 ご近所で新年満腹の儀

2015年の大晦日から2016年元日に日付が変わってすぐに真夜中散歩へ。年賀状の製作中(汗)ですが、お腹がとても空いたので、大晦日深夜〜元旦に開けていらっしゃるご近所飲食店へ、新年のご挨拶回りにと繰り出しました。(*雨のため残念ながら洋服よ。)

 

■ 京うどん「仁王門 うね乃

まずは最もご近所である、老舗お出汁屋さんが母体の京うどん「仁王門 うね乃さんへ24時過ぎに入店。ラストオーダーまであと少しでギリギリセーフ。

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京うどん「仁王門 うね乃」 http://www.odashi.com/
*お年始は1月5日(火)からです。

 

メニューは きつねうどん のみ。炊き込み御飯とお稲荷さんもありましたが、次のお店もあるので、シンプルに きつねうどん のみをいただきました。短冊切りのお揚げさんにたっぷりの九条ネギにウマウマのお出汁。真夜中に新年初めての温かい優しいおうどんは、身体に染み入ります。

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オーナーさんもちょうどいらっしゃって新年のご挨拶ができ、キッチンに立つ大岩綾子女史の魅力的な笑顔に迎えられ、本当に嬉しい、大好きなお店です。

年末に宮内庁御用達「本田味噌本店さんで年に一樽しか仕込まない特別なお正月用味噌「大吟醸 西京白味噌」をいただいたので、そのお味噌でお雑煮を作るための美味しい お出汁パック を「仁王門 うね乃さんで入手でき、新年早々大満足!!!

 

 

■ おばんざい・らーめん「門扇 御池店

お次は、深夜族 Love the Life には欠かせない、超美人女将のいる、おばんざい・らーめん「門扇 御池店へ25時過ぎに入店。2016年最初のお客様になれたようです。

 

おばんざい・らーめん「門扇 御池店」
http://monsen-taisyo.com/tenpo/oike/oike_obanzai.html
*お年始は1月7日(木)からです。

 

もろきゅう

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鶏の唐揚げ ここの唐揚げ、軟らかくて、美味しいの!

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おでん 鶏がらスープでトロトロに煮込まれて。

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酒粕ラーメン(冬春季限定) この冬お初にいただきます。
鶏がらスープに伏見の酒蔵から届く酒粕と京都の西京白味噌を練り込んだ、ポタージュスープのような、コクあり濃厚かつ食べやすい優しいスープがウマウマです。最初はそのままで、二杯目はチーズを、三杯目は辛味ニラを添えて三度味わうの。

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そして、雨にも降られて寒いので、満腹になったので神社にはお参りせずに家に帰る…。そんな元旦、ま、いっか。初詣は三が日のうちどっかでね!

 

2015.11.10. 草喰 なかひがし11月席

草喰 なかひがし」11月のお席に行ってまいりました。京都に移住してお友達にご紹介いただいて以来、5カ月ごとに楽しみにお伺いしています。

 

予約時間よりも早く銀閣寺道に到着したので、近くのお初のカフェ「BEN’S cafe」で時間つぶし。銀閣寺道近辺にはあまり良いカフェを知らなかったのですが、ここは夜も遅くまでやっているし、コーヒーも美味しいし、銀閣寺界隈散策の時や待ち合わせにとてもいいかも〜。

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草喰 なかひがし http://www.soujiki-nakahigashi.co.jp/

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開店時間の18時にはカウンター席のお客様も揃い、一気に手際よくお料理が盛り付けられていきます。

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11月に入り、秋の景色を感じるお料理の数々。

毎回「うわぁ〜」と驚嘆する、美しい八寸から始まります。

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なれ鮨とぶどう酒でお口直し。

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竃の土鍋で炊きたてのご飯 “ 煮えばな ” を。

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ご飯の付け合わせ。

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デザートは完熟の柿と鬼灯!柿の小枝に見立てたものはチョコレート。

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毎回毎回、目も口も心も感動!今回もたいへん美味しゅうございました!

次回は4月、春のお席はどんな景色になるか、とても楽しみです。

 

2015.11.08. 近江八幡ツアー02

ラ・コリーナ を後に、日牟禮八幡宮 へ向かいます。

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近江牛専門店 千成亭

日牟禮八幡宮内のたねやさんに伺うも、ランチタイムは予約じゃないと入れない状況だったため、八幡堀(戦国時代に造られた人工の水路)沿いを歩いて町家が数軒一体になった観光施設の方へ入ってみます。

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近江牛に惹かれて「千成亭」で、4人で少しずつ食べたいもんをつまむことにしました。

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近江牛のにぎり寿司。霜降りの脂身がトロトロでたまりませんわ!

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近江牛メンチカツ。うっひゃー、コクがあってたまりません!!

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近江牛の牛丼。これもたまりません!!!美味いね〜と4人で顔を見合わせて、うなずくうなずく。ひょうたん型の赤こんにゃくは近江八幡名物です。色が赤いだけで辛くありません。

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物販コーナーには様々な近江牛フードやグッズが。

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でも近江牛はその場で食べるんが一番やと思うので、特にお土産は買わず。今度行くときは、すき焼きをいただきたいと思います。

 

たねや近江八幡日牟禮ヴィレッジ

14時半以降になったら茶店として、予約無しで入れるというので、たねや近江八幡日牟禮ヴィレッジ へ行ってみました。大きな大きな町家で、建物だけでもとても見ごたえがあります。

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店内、和菓子物販コーナー。

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つぶら餅」製造コーナー。

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一階には囲炉裏もあり、土間には漆黒に輝く民芸の小道具がいろいろ。

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囲炉裏端のお席で、たこ焼きみたいなまん丸の「つぶら餅」熱々の焼きたてを、抹茶とセットでいただきました。

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内装の設えには、着物好きは生唾を飲み込む、紅型の人間国宝・芹沢銈介氏の作品がオンパレード!全部本物です。ガラス越しでなく、間近に観られるのです。二階のお座敷にはもっといっぱいあるんですよ。芹沢銈介氏の作品以外にも河井寛次郎氏の作品もオンパレードなのです。ランチ予約して次回は二階にも伺いたいと思います。

芹沢銈介氏の屏風作品。

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芹沢銈介氏の額装作品。

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奥の蔵の入口には、芹沢銈介氏デザイン「縄のれん」柄ののれんが。

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クラブハリエ日牟禮館

日牟禮八幡宮内の クラブハリエ にも行ってみます。こちらの建築は ヴォーリズ建築 をリニューアルして利用している赤レンガの洋風建築です。

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奥の喫茶室はやっぱり休日なので行列。今回は諦め、庭園だけ拝見。

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和洋折衷の植栽ですがとてもいい感じ。紅葉は終わりかけですが、春先から夏場の緑がある季節も良さそうな庭園です。庭園奥からの見返りの風景が素敵です。

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そして「たねや」と言えばお約束の、バウムクーヘンと木の葉パイを自分用土産に購入。木の葉パイは初めていただいたのですが、バターの風味豊かで美味しかったです!

 

■ 琵琶湖・湖畔のカフェ シャーレ水ヶ浜

午前中から食べてばっかりでお腹空かないし、夕暮れまで時間も迫ってきたので、車に乗って琵琶湖の東岸のドライブへ。ここで素敵な湖畔のカフェに連れて行ってくれました。「いかにもデートコース!」って感じの場所ですが、4人でワイワイ爆笑しながら…。

カントリーな外観。

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琵琶湖の岸辺には鴨さんがいっぱい、グワッグワ言うてます。(美味しそう♪)

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雨も小雨になり、せっかくだし琵琶湖を眺めましょう、と風景が素敵なテラス席でコーヒーをいただきます。

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コーヒーは自家焙煎と言いつつ、ミルクにポーションミルク(植物性油脂の嘘っこ生クリーム)を出すのはどうかな?お味は、まあ普通のコーヒーです。

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この日の琵琶湖の景色がちょうどダークグレーの湖面と淡いグレーの曇り空で、杉本博司氏の写真っぽい!しばらく写真で杉本博司ごっこ。

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カフェの閉店時間になり、車で再びドライブへ。

 

■守山宿 門前茶屋 かたたや

最後は近江八幡市のお隣である守山市内までドライブし、鶏ひつまぶしが美味しいお店「門前茶屋 かたたや」に連れて行ってくれました。京から江戸へ向かう旅人が最初に宿をとる宿場として賑わいをみせた守山宿の街道沿いにある、築180年の町家建築。重厚な造りが時代を思わせます。

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お腹いっぱいよ〜と言いつつ、しっかり鶏ひつまぶしセットをひとり一品ずつ注文+他の鶏料理の一品も追加。

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鶏ひつまぶし、最初はそのままで。二杯目は出汁茶漬けで。三杯目は卵かけで。どんだけ食べるんだ…。でも見事に全部食べられたよ。(笑)

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そんなこんなで大雨の中、朝から夜まで一日大満喫のツアーとなりました!近江八幡ツアーに連れて行ってくださったおふたりさん、どうもありがとう!また春にも再訪、よろしくお願いしまっす!今度は近江八幡の郷土料理が食べたいので、リサーチよろしく〜。

 

2015.11.08. 近江八幡ツアー01

ヤギの京都造形芸術大学での教え子である近江八幡が地元の卒業生たちが、近江八幡ツアーに連れて行ってくれるというので、車を出してもらい近江八幡ツアーに行ってきました!(朝から大雨のため洋服よ。)

 

■ ラ・コリーナ 近江八幡

まずは今年1月にオープンした、滋賀県ではおなじみ たねやグループ の本拠地、ラ・コリーナ 近江八幡 へ建築見学に。

街路から駐車場を見えにくくする造園デザインで、すでに期待が高まります。(大雨+車中のため写真なし)

駐車場を抜けて垣根の向こうには、自然の山を背景に 藤森照信 先生の縄文建築がどど〜ん。雨のため山々に霧が立ち込める風景も情緒があって良し。

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アプローチにだだっ広く広がるおかめ笹の植栽も、建築と山々の高さを比較させるための秀逸な見せ場になっています。何にもない、って気持ちいい!

 

建物に向かって右手にある東屋「柿傘」。ざっくりした木構造に番傘のような屋根。銅板屋根のてっぺんには富有柿の木!なんじゃ、こりゃ!(笑)

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建築の注目は、何と言っても屋根の先っぽ!三角屋根の先っぽにそれぞれ小さな杉の木が植えてあるのが見えますか?コレ、大きくなっていくんですよ。5年10年経ったらどうなるか、想像してみましょう。大爆笑でしょ!

藤森建築は楽し〜いっ!

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縄文建築のディテール、アレコレ。

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内部探索に。入ってすぐにどど〜んと吹き抜けが広がります。

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天井は白い漆喰塗りで、黒い粒々が見えます。天井や壁面に近づいてみると、黒い粒々はランダムに割った炭で、これまたランダムに自由に埋め込んでいます。この辺の手業の自由さが藤森建築の楽しいポイントです。

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ラ・コリーナ 近江八幡 の業態は、洋菓子(バームクーヘンが中心)部門、パン部門、たねや和菓子部門にスペースが配分されています。

バームクーヘン・洋菓子コーナー。

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パンコーナー。

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和菓子コーナー。

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一階の女子トイレ。(*すみません、決して変態ではありません。デザイン資料のため、お客さんがいないのを見計らって撮影しています。)トイレのブースもすべて木無垢材使用で、壁は漆喰。ソファは本革張り!

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二階カフェの行列を待っている間に、一階和菓子コーナーでしか食べられない「生どら焼き」を買って食す!

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二階席カフェ。

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メニューはバームクーヘンセットのみ。

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二階席の窓ガラス越しに北側を見ると、まだまだ広がる敷地に建築中の建物が!来年オープンだそうです。

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一階エントランス横にある施設の全体計画のビジュアル展示。図面やイメージがすべて“ 手書き ”ってのがたまらない!素人にもわかりやすいし、ワクワク感が伝わってきます。来春にまた来なくちゃ。

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ラ・コリーナの見学だけでハイテンション、お腹いっぱいよ。

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★★★ 次へ続きます。

 

2015.11.03. 京都お散歩日記 Y嬢と琳派展@京都近美

久しぶりに東京から滋賀県へご帰省されている着物友達・Y嬢と京都でお会いすることができました。なかなかY嬢とは着物で集う機会は持てませんが、ご帰省の度にお声かけてくれる、年下ですけれどとても素敵なお友達です。

「東京では味わえない出汁の美味しいおうどんが食べたい」とのリクエストにより、うね乃 でおうどんランチ。Y嬢とは二度目の来訪。最近人気で混みますゆえ、事前にもちろん予約。(*予約は開店時間のみ受付)

肉うどん(九条葱たっぷり)

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ランチの後のお茶タイムには ラヴァチュール でタルトタタンを。Y嬢、大学時代は京都で過ごしていたはずなのに、なぜか来たことがなく、憧れのタルトタタン初体験となりました。

タルトタタン(ヨーグルト添え) いつも美味しいです〜!

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オペラ(チョコレートケーキ)

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東京への新幹線の時間が夕方のためY嬢とはお茶してお別れし、その後はせっかく岡崎に来たので、琳派400年記念「琳派イメージ」展@京都国立近代美術館へ。

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江戸時代の琳派作品から、近代・現代の琳派に影響された作品まで盛りだくさんで、なかなか見ごたえのある内容でした。近いうちに「琳派 京(みやこ)を彩る」展@京都国立博物館の方も行かなくては!

11月に入っても暖かい日が続きます。紅葉がどうなるか心配であります…。