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カテゴリー : 着物イベント

いろいろな着物イベントの紹介とレポート。

2015.01.12. 成人の日

ご成人おめでとうございます。

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新成人のみなさま

ご成人おめでとうございます。つつがなく成人の日を迎えられましたことを心よりお祝い申し上げます。ここまで健やかに成長されたお姿に、親御様は心から慶んでおられることと思います。ご家族や周りの方々への感謝を忘れずに、これから夢に向かってどうぞ大きく羽ばたいていってください。新成人のみなさまの益々のご活躍とご発展をお祈り申し上げます。

 

着付師のみなさま

数日前から事前の細やかなご準備など、たいへんな緊張感でこの日を迎えられたことと存じます。私の存じ上げる着付師のみなさまは、素晴らしい方々ばかり。着付師のみなさまの御心を込めたお支度に、新成人の方々もたいへんお慶びになられることと思います。早朝からたいへんかと思いますが、みなさまどうぞ頑張ってくださいね!ファイトです〜!

 

みなさまにとりまして、素晴らしき佳き日となりますように。

 

*画像は京都高島屋・1F北側ショウウィンドウに現在ディスプレイされている、絵師・木村英輝氏×テキスタイルデザイナー・脇阪克二氏のコラボ作品の屏風絵(六曲一双・右隻) 。タイトルは「笑顔の使者の宝探し」

新成人のみなさまが新しい未来の宝物探しに出発する門出をお祝いして☆

 

2015年 新春の展覧会情報

2015年も注目の展覧会が目白押し!

会期が短い展覧会が多いので、ぜひみなさま新春の京都へお越しのついでにお運びくださいませ。

■「日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄 」展

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京都の染色家、吉岡幸雄(よしおかさちお 1946-)。江戸時代から続く染屋の五代当主で、日本古来の花樹草に宿る色を汲み出し糸や布を染める植物染を専門としています。奈良・東大寺、薬師寺、京都・石清水八幡宮など古社寺の伝統的な行事に多く従事し、日本の伝統色、伎楽衣装などを古法によって再現するなど、伝統文化保存、修復や普及活動を精力的に行っています。伝統色にこだわり続ける吉岡幸雄氏の仕事を、日本の節句をテーマに染布、伎楽衣装や和紙の造り花などの作品で紹介。

会期:2015年1月2日(金)~2015年1月18日(日)
時間:10:00~20:00 *1月2日(金)、3日(土)、14日(水)は20:30
   (入館は閉館の30分前まで) 
休館日:会期中無休
料金:一般 900円
場所:ジェイアール京都伊勢丹7F えきKYOTO 京都市下京区東塩小路町

URL:http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html

*2015年1月10日(土)には【吉岡幸雄氏トークショー&ドキュメンタリー映画「紫」上映会】も開催!詳細は上記WEBサイトにて。

 

■「デザイナー芹沢銈介の世界」展

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生誕120年を迎える型絵染の人間国宝、 芹沢銈介(1895〜1984年)は、柳宗悦との出会いをきっかけに民藝運動に共感し、沖縄の紅型から、独自の型絵染を創始したことで知られています。展覧会は第1部「デザイナー芹沢銈介〜多彩な造形表現」と第2部「芹沢銈介の目〜収集した世界各国の美術・工芸品」の2部構成で、その美意識と感性にせまります。

会期:2015年1月7日(水)〜1月19日(月)
休館日:会期中無休
時間:10:00〜20:00(最終日17:00まで/入館は閉館の30分前まで)
料金:一般800円 学生600円 中学生以下無料
場所:京都髙島屋7Fグランドホール 京都市下京区真町52
URL:http://www.takashimaya.co.jp/store/special/event/serizawa.html

*巡回:大阪高島屋 2015年1月21日(水)〜2月2日(月)

 

■「千總(ちそう)460年の歴史-京都老舗の文化史-」展

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【 第1会場 】 場所:京都文化博物館 3階総合展示室

文化博物館での展示は、千總の歴史に焦点を当て、代々伝わる歴史資料と共に貴重なコレクションの数々をご紹介。約10年ぶりの公開となる円山応挙『保津川図屏風』(重要文化財)や『写生図巻』(重要文化財)、神坂雪佳『元禄舞図』など、千總ギャラリーで人気の所蔵品も展示。創業から現在に至るまで、激動の時代を生き抜いてきた千總の歩みをご覧いただけます。

会期:2015年1月6日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00~19:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:一般500円 学生400円 高学生以下無料
URL:京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp/exhi_kikaku.html

 

【 第2会場 】 場所:千總ギャラリー

明治時代に千總が手がけた美術染織品をご紹介。明治時代の千總の華々しい活躍、当時の技術の粋をご覧ください。

会期:2015年1月20日(火)~2月11日(水・祝)
時間:10:00〜19:00
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)
料金:無料
URL:千總 http://www.chiso.co.jp/

   千總ブログ http://www.chiso.co.jp/blog/material/

2014年 大晦日・紅白歌合戦チェック!

2014年大晦日!いよいよ年の瀬も迫ってまいりました!

紅白歌合戦、9割は観ていないのだけれど、毎年お着物コーディネートが気になる石川さゆりさんはチェック!舞台セットの映像が 千住 博 氏監修(日本画家/2007年〜2013年京都造形芸術大学学長、現在京都造形芸術大学教授)の「 滝 図 」!すごい!!!

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石川さゆりさんのお着物も滝の水飛沫を染め上げたデザイン!この染めは、グレーの濃淡で水飛沫の勢いと奥行きを出すのがめちゃくちゃ難しかったでしょうね。

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墨黒色の無地帯に、色を効かせた赤の帯締め、斜め締めがカックイイ!(毎年帯締めは斜めね)帯揚げは差し込みで粋に。

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最後は真っ赤に燃えて、天城越え〜〜〜!

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中森明菜ちゃんと松田聖子ちゃんも、チラッとチェック!
明菜ちゃん、元気で良かった〜。

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聖子ちゃん、トリで緊張感が伝わってきましたが、素敵でした〜。

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ということで、 2014年よ、さようなら

2014.12.06. 【 きものなれゐて 2014 きもの忘年会 】

京都の着付ではご存知の方も多い、宇ゐ先生 主催の【 きものなれゐて  2014 きもの忘年会 】に参加してきました。

開催場所は、ウチから徒歩10分くらいのすぐご近所、御所南御幸町通下る「 レストラン DOLCHE 」にて。フレンチビストロでジビエ料理が得意な、小さな隠れ家的なかわいいお店です。

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クリスマスも近いので、シャンパンで乾杯!

ごあいさつの後、ビュッフェ式のお料理を各自自由にいただきます。お料理は、お魚のカルパッチョ、サラダ、生ハム、キッシュ、ジビエ、パスタなどいろいろ盛り沢山。最後はスイーツと珈琲もつきました。

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前半は自分の座った席近くのみなさまといろいろ着物話を。後半お腹もこなれてきた頃には、自然とみなさま自由に動き出し、あっちこっちで気になる方々と歓談。

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真冬並みの冷え込む日でしたが、幸いにもお天気だったので、総勢20名様のほとんどがお着物でご参加され、とても華やかな場となりました。クリスマスも近いということで、クリスマスを意識したコーディネートあり、訪問着あり、上質なお着物あり、みなさま思い思いの素敵なコーディネートで、眼福でした!

 

おしゃべりに夢中で、あまりみなさまのコーディネートを撮影できなかったのですが、一部ご紹介。

優しい色合いの角通し江戸小紋にクリスマス柄の帯の方。着物って、この季節限定!っていうのもまた贅沢な遊びで楽しいのです♡

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上七軒の西陣お召し織元・ 今河織物 さんご夫妻の奥様のコーディネート。

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今河織物 さんオリジナルの「木屋太 -KIYATA-」ブランドの焦げ茶色ストライプ柄のお召し着物に、これまた「木屋太 -KIYATA-」ブランドのクリスマスを意識された白地に赤い丸柄と星形が織出されたPOPな柄ゆきのお召し帯とのコーディネート。赤い帯揚げと、帯締めにグリーン+雪の結晶型のようなキラキラビーズの帯留めで、完璧なクリスマス!

ストライプ柄のお召し着物のお膝あたりには、チェスの駒が織出されているんです!なんて、カッチョ良いのでしょう!

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おちゃめなお姉様方!左端はカラーコンサルタント・ 能口祥子先生。ご近所さんであります。

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能口祥子先生のコーディネートがまたまたカッコいいのです!お店の照明が暗めだったので写真がぶれぶれですが、淡いグレーの上品な色無地紬に、ブラック&グレーのストライプ帯に、帯揚げと帯締めはあえて白をコーディネート。「赤い着物などクリスマスコーデの人が多いかと思って、スッキリモノトーンにしてみたの」ですって!さすが、であります!!!

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でもねでもね、お足元のお草履の台の側面が朱赤なのです!ねねね、ステキでしょ!こういうのを粋(いき)っていうより、粋(すい)でいうんですね!なんて、大人かっちょ可愛い!

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勝野の着物コーディネート

昨年からずーっと頭の中でイメトレしつつ考えていた、念願のクリスマスコーディネートです!

主役は、霊芝雲文柄織出し紋意匠の真紅の色無地小振袖着物。

帯は黒地に赤、金の入った博多帯。

帯揚げは白の絞りで格を上げて、帯締めはゴールドの三分紐+雪の結晶型ブローチを帯留めに。

足元は真紅の三段草履!やっと登場させました!ビニルレザーではなく、牛皮革エナメル製。京都にしかない色、京都の履物屋さんにてお値打ち価格で 。

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ポイントは着物の掛け衿につけた、クリスマスツリーのブローチ。(ピンの穴が開くのでおすすめはしません。)

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お扇子もクリスマス柄でね。

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宇ゐ先生、また2015年も楽しい着物の集い【 きものなれゐて 】を企画されることと思います。おひとりの初めましてのご参加もぜんぜん大丈夫ですので、宇ゐ先生のウェブサイトで、ぜひチェックしてくださいね☆

 

出張着付・着付講習 <京都 宇ゐ> http://www.ui-kimono.com/

 

2014.11.16. 勝野屋「秋の着付レッスンの会」

勝野がお教えする、なんちゃって着付の「秋の着付レッスンの会」1回目終了!

 

夏に浴衣着付レッスンを2回ご受講されたKちゃんが、この秋に自装で着物デビューを実現させるべくご受講くださいました。お母様からお着物と帯を譲り受けたとのことで、いかにお手持ちのお着物と帯を組み合わせるか、事前に写真でコーディネートのアドバイスも。

お着物はタンスの肥やしで保存期間が長いと、知らない間に劣化しています。シミが経年変化で茶色い目立つシミになっていたり、正絹の胴裏が糊の経年変化で薄茶色に一面黄変していたり、ウールは虫食い穴があったり。やはりお着物は時々タンスから出して、着てあげることが一番の保存方法です。なるべく順番に着てあげて、風を通してあげましょう。

 

今回は【 ウール着物 + 半幅帯  】の組合せでレッスン。

ウール着物はすべらないので初心者さんでも着付けやすく、着物の着方をひととおり覚える最初の一歩に最適かと思います。

Kちゃん、正絹の長襦袢も譲り受けたそうですが、普段着に気軽に着物を着る今後のためにと、レース筒袖&半衿付きのうそつき襦袢を入手されました。うそつき襦袢だと汗をかいても、衿が汚れても、いつでも洗濯機で洗濯できてしまうのが魅力です。

 

お稽古は、襦袢を着る(衣紋抜き、衿合わせのコツ)→着物を着る(腰紐の位置、裾合わせのコツ、胸内三角折でおはしょりを綺麗にするコツ、着物衿の合わせ方)→半幅帯で文庫結び(短めの帯で結ぶ)を2回繰り返し。いろいろ雑談しながらお稽古したので3時間くらいやったかな。お疲れ様でした!

 

↓↓ ↓ 完成形はこちら。

私は何もお手伝いをせず、ご自分ですべて着られたお姿です。半衿のバランス、衿元の緩やかなカーブ、肩と胸の美しいライン 、衣紋の美しい抜け具合。

初回にしてこの美しい完璧なバランス!夏の浴衣レッスンの成果も出ているようです。

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帯締めの三分紐に帯留めをお持ちでなかったので、くるくるっと巻き付けアレンジだけ私がお手伝い。

綺麗なグリーン地に変わり麻の葉柄のウールのお着物は、雪の結晶柄にも見えます。クリスマスにもぴったり!ぜひお友達との忘年会やクリスマス会に、このお着物でお出かけしてみてください。

お仕事もお忙しいKちゃん。自宅で自己練習して、11月末のお友達とのお出掛けに、ぜひ着物デビューをがんばってくださいね!!!

 

勝野の着物コーディネート

この日のお稽古が【 ウール着物 + 半幅帯  】なので、CMYKカラーの格子柄ウール着物+レモンイエローのタイシルク半幅帯で。写真の着姿は一緒にお稽古して、鏡を見ずに適当に着たので裾合わせが長すぎる(裾すぼまりになっていない)、衣紋が思いっきり抜けていないなど、少々不格好ですが…。(汗)

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帯留めはお月さんのような円形のイエローガラス帯留(東風杏)、帯締めはターコイズブルーグラデーション三分紐(ゑり正)ですっきりと。

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【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】

いよいよ【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】 今週末の開催 です!

現在ご予約11名様。ランチの湯豆腐は、和室を個室貸切で開催決定です!

お一人参加の方も初めましての方もいらっしゃいますし、着物メンズもご参加されます。

参加するかどうか悩んでいるけれど、一人では不安、着付が不安、っていう方もどうぞお気軽に。参加者の中には着付師さんが数名いらっしゃいますので、集合したらちゃやっとお直ししてくださるかと思います。お着物初心者さんは、勝野の手持ち着物のお貸し出しも可能です(お着付けのため9:30頃に love the life 京都アトリエへお越しください)ので、(e-mail:katsuno@lovethelife.org)までお問い合わせください。

当日の天候は、晴れ の予報!!!最高気温19℃、最低気温9℃。
京都にしては比較的暖かく過ごしやすい一日で、格別の紅葉狩りの日となりそうです。夜は肌寒くなりますので羽織やショールなどお持ちくださいね。

11月23日(日)にお時間あるよーって方は、開催日直前まで募っておりますので、ぜひぜひご参加くださいませ☆
 

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今年で3回目となる 勝野屋+着物さくさく【 紅葉を楽しむ秋の着物ランチ会 in 京都 2014 】のお知らせです。

今年は紅葉のピークを味わっていただこうと、11月下旬に 紅葉の名所・南禅寺 で開催します!

ランチ会場は、国の登録有形文化財建築の「順正 南禅寺」。個室の和室にて、ゆったりと湯豆腐会席を堪能していただけるお食事をご用意しました。

前半には明治・大正の元老である山県有朋(やまがた ありとも)氏造営の別荘で、庭園は国の名勝にも指定されている「無鄰庵」をご案内します。庭園は七代目小川治兵衛氏作庭による、東山を借景としたゆるやかな地形を活かし、琵琶湖疎水を取り入れた池泉廻遊式の名庭園。この度、特別に母屋の2階を貸切でご用意しました!紅葉の時季の素晴らしい風景を、普段は観ることができない2階からご堪能いただける貴重な機会です。

後半にはJR東海のポスターにもなっている、南禅寺塔頭の小さな名庭園のご案内を予定しています。京都の日本庭園の素晴らしさ、紅葉の素晴らしさを十二分にご堪能いただける機会になると思います。

南禅寺界隈の素晴らしい紅葉を楽しみながら、秋の京都でひとときをお着物で過ごしてみませんか? みなさまお誘い合わせの上、どうぞお越しくださいませ☆

 

■開催日:2014年11月23日(土)

 

■ランチ会・会場
店名:南禅寺 順正(湯豆腐、湯葉鍋、会席)
時間:2014年11月23日(日) 13:30〜 予約
住所:京都市左京区南禅寺門前
TEL:075-761-2311
URL:http://www.to-fu.co.jp/jp/index.html

 

■時間&スケジュール
11:00-11:10 地下鉄東西線「蹴上駅」改札(1箇所)を出たところで待ち合わせ。
11:10-11:20 徒歩移動
11:20-13:10 無鄰庵 見学( 母屋2階特別見学 もあります!)
        & 母屋2階やお庭で着物撮影会
13:10-13:20 徒歩移動
13:20-15:30 南禅寺 順正 で湯豆腐会席ランチ & お庭で着物撮影会
15:20-15:40 徒歩移動
15:40-17:00 南禅寺塔頭・天授庵 見学 または 南禅院 見学
        (*11月下旬の紅葉状況により判断)
17:00-17:30 南禅寺 の敷地内の紅葉散策
17:30頃解散 お時間のある方はウェスティン都ホテル京都でお茶など。
*ランチ会のみのご参加も可能です。

 

■人数:12名様〜16名様
お申し込みの早い順でご予約を承ります。
会場のお席の関係上、人数が多くなりました場合にはキャンセル待ちとなります。
今回はせっかくの紅葉真っ盛り。お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、
お着物にご興味があるお友達など、ご同伴も喜んで。

 

■参加費
ランチ(湯豆腐会席):お一人様 5140円(消費税・サービス料込)ドリンク別途。
無鄰庵 拝観料:410円
南禅院 拝観料:300円
天授庵 拝観料:400円(17:30から夜間ライトアップあり/昼夜入替 500円)
*当日ランチ会場、各寺院窓口にてお支払いください。

 

■アクセス
<電車> *電車をおすすめします。
・JR「京都駅」から地下鉄烏丸線「京都駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約25分)

・阪急「四条駅」から地下鉄烏丸線「烏丸駅」(国際会館方面行)に乗車→「烏丸御池駅」にて東西線(六地蔵方面行)に乗り換え→「蹴上駅」下車(所要時間約20分)

・京阪「三条駅」から地下鉄東西線「三条京阪駅」(六地蔵方面行)に乗車→「蹴上駅」下車(所要時間約10分)

<タクシー>
「南禅寺へ。仁王門通の南禅寺交差点まで。」とお申し付けください。
・JR「京都駅」からタクシー(所要時間約35分)
・阪急「河原町駅」からタクシー(所要時間約15分)
・京阪「三条駅」からタクシー(所要時間約15分)
・京阪「神宮丸太町駅」からタクシー(所要時間約12分)

<バス>  *たいへん混むので避けた方がよいです。

 

■ドレスコード
紅葉の時季に着てみたい思い思いのお着物で。
*雨天の場合は、雨仕様のお着物でも、お洋服でも、お気軽にご参加くださいませ。
*お着物は着ないけれど、彼氏さん、旦那さん、お着物に興味があるお友達など、
 ご同伴の方はご自由な服装で。

 

■当日のお着付け
お着物のお着付け一式をお願いしてみたい方、帯だけ変わり結びにしてみたい方、ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
当日 9:30〜10:15 頃に勝野邸(京阪三条駅から徒歩7分、神宮丸太町駅から5分)にお越しいただけます方は、着付師の先生にお着付けのご予約をしますので、ご要望をお知らせください。

(*料金:小紋・紬4000円、訪問着・附下げ5000円、帯結びのみ2000〜3000円)

お着付け後は、地下鉄かタクシーで待合せ場所まで向かいます。(所要時間約20分)

 

■お問合せ、お申し込み
ランチ会のみのご参加、ランチ会+前半お庭見学+後半お庭見学希望など、ご要望
を添えて、お名前、ご同伴者人数及びお名前、ご連絡先お電話番号&メールアドレ
スをご明記の上、下記までお申し込みください。

勝野屋・勝野明美 e-mail:katsuno@lovethelife.org
着物さくさく・須賀凌子 e-mail:info@kimonosakusaku.com
(mixi、facebookでのメッセージでもOK☆)

 

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遠方からご計画の方は、そろそろご宿泊ホテルのご予約を急がれるのが賢明です。京都市内のホテルはこの時季宿泊料金が高くなるので、大阪方面、滋賀方面のビジネスホテルを探されてもいいかもしれません。当日朝にご宿泊ホテルのお部屋にてお着付けをご希望される方がおられましたら、着付師さんをご手配いたしますのでお申し付けくださいませ。

 

さくさくプラス【次世代型襦袢「ふぁんじゅ」】発売!

勝野が着物を着始めて右も左もわからない頃から、着物のことでいろいろとたいへんお世話になっている 着物さくさく・須賀凌子先生 。プロの着付師として、和裁師として、着物のことならアンティークから現代モノまで、何でもご相談できる着物を知り尽くした 須賀凌子先生が、この春から考案〜研究〜開発にご尽力されてきた【 次世代型襦袢「ふぁんじゅ」】がいよいよ発売されました!!!

着物さくさく・須賀凌子先生 から写真のご掲載許可をいただいて、詳細をご紹介いたしま〜す!じゃじゃ〜ん!

 

Saku Saku + 【 次世代型襦袢「ふぁんじゅ」】

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http://www.kimonosakusaku.com/fanjyu/

半襟付け・紐・伊達締め不要。「簡単・キレイ・動きやすい」次世代型襦袢シャツ。

 

11/22(土)、24(月・祝) こころやさん展示会「こころのよそおい」 にて「ふぁんじゅ」試着会が開催されるそうです!。会場:天満橋/マルゼンボタンギャラリー2階にて。

 

普段から勝野は うそつき襦袢(半衿付、レース筒袖) の愛用者です。須賀凌子先生 にお仕立てしていただいた自分サイズの正絹長襦袢も何枚か持っていますが、リサイクル着物やアンティーク着物では袖丈と裄寸が合わずに、長襦袢の袖がはみ出してしまうことが多いのです。着物を着付けてしまってから慌てても襦袢を着直す時間がないとか、正絹長襦袢ではすべってしまって着付に時間がかかる&衿元から着崩れてくるとか、なにせ自分の着物を着るのでさえいまだに苦手にしているのですから、普段着にさささっと手早く着物を着ようと思ったら、ついついうそつき襦袢に手が伸びてしまいます。

結婚式やお茶席でない限り、遊びの着物パーティーでアンティーク着物を着たりするときにもうそつき襦袢、普段着には90%はうそつき襦袢なんですよね。汗をかいても大丈夫、胴裏の色が移っても大丈夫、半衿が汚れても大丈夫、半衿付けたまま洗濯機で洗濯できちゃうから。

うそつき襦袢に替え袖をつけると楽しみも増えるんです。着物袖の振りから襦袢袖がチラ見えするお洒落さってステキなのも、よーくわかるんです。でもさ、そこは超・面倒くさがり勝野ですから、いちいち着物サイズに合わせたお袖を毎回付けてられないので、襦袢のお袖は付けない&襦袢袖ナシでもまったく気になりません。人様のお召しのお着物でも、襦袢袖が見えていなくてもぜーんぜん気にしません。着物を快適に楽しく着る のが最優先だと思うので、普段着は うそつき襦袢 で十分だと思うのです。

 

だ・か・ら、【 次世代型襦袢「ふぁんじゅ」】すっごいんですよ!そのうそつき襦袢のさらに進化版、Tシャツ型で1枚でいけるんですもの!

 

衿合わせがずれない!

襦袢の衿がずれないってことは、着物も着崩れないってこと!

↓お着物を着付けたイメージはこちら。

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着るだけで自然に美しく衣紋が抜ける!!!

抜きすぎず、どなたでも美しく見えるバランス!

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お衿にはさくさくプラスオリジナル開発の 特製衿芯 を入れるとより美しく。(*お手持ちの長襦袢、半襦袢にもご使用いただけます。)

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そしてお洋服としても着ることができるんです!なんて画期的な!!!

お仕事や用事でお洋服で活動しなくてはいけないときも、いざってときにお着物を素早く着ることができます。

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誰も着物の中なんて見ない(お年頃の女性は除く)んですから、普段着の着物下はコレでいいんじゃないですか!?

上半身:「ふぁんじゅ」+下半身:裾よけ or レースステテコ or 東スカート。

Tシャツかぶって、下をさくっとはくだけ。この上に着物を直接着ちゃえばいい。
お洒落さんは着物の方にうそつき袖を付けましょう♪

 

いまから着物を始められる方、普段着に気軽に着物を着たい方、お仕事に習い事に短時間でお着物を着る必要がある方など、様々な方への救世主!着物を知り尽くしている 須賀凌子先生 だからこその発想!私も近日入手して、試してみたいと思います。(試着レポはまた後日ね☆)

 

■着物さくさく
http://www.kimonosakusaku.com/

 

■着物さくさくblog 「着物諸々」
http://www.kimonosakusaku.com/blog/2014/11/post_618.html

 

■さくさくプラス【 次世代型襦袢「ふぁんじゅ」】Yahoo!ショッピング

http://store.shopping.yahoo.co.jp/sakusaku-plus/

http://store.shopping.yahoo.co.jp/sakusaku-plus/14sak-01.html

http://store.shopping.yahoo.co.jp/sakusaku-plus/skig-01.html

 

勝野屋「秋の着付レッスンの会」やりまーす!

■11月16日(日)13時〜、Love the Life 京都アトリエ にて。

この夏に浴衣レッスン2回をご受講されてから、自装で浴衣デビューされたKちゃんが、いよいよ秋のお着物デビューに向けて着付レッスンを開始〜。

内容は、最初の第一歩、お襦袢の着方からお着物の着方、半幅帯結びの予定です。

その他お手持ちの着物でできるコーディネートのご相談、初心者さんの誰にも聞けない質疑応答何でもアリから、邪道着付まで。

半幅帯だけでも習いたい、ウール着物や木綿着物でお出かけしたい、何でもいいので着物着てみたい、ご希望のある方は16日ぜひアトリエに遊びに来てね♡

まったくお着物初めての初心者さんでも、勝野自前のウール着物でしたらお貸し出し可能です。せっかくの紅葉の時季ですもの、お着物を着て京都で遊ぼー。

2014.09.07. 島原から「竹久夢二」展へ

京都の旧花街・島原を見学 した後は、運動がてらがんばって四条大宮まで25分ほど歩き、京都の老舗フルーツパーラー「 ヤオイソ 」を目指す!!!しかーし、ラストオーダーの時間を2分オーバーして到着、撃沈。仕方ないな、また後日リベンジしまっす。

ヤオイソ撃沈 でかなりのダメージを受け、足取りも重く、四条河原町方面へ。大したお店を思いつかないので、間に合わせでモスバーガーで一服。

足安めの後は、元気を振り絞って、京都高島屋で開催中の 「竹久夢二展 −ベル・エポックを生きた夢二とロートレック−」展 へ。18:00以降はトワイライトサービスで入場料が半額!!!日光が入る空間の展示ではないので、トワイライトサービスの半額はとてもありがたいです。

竹久夢二 のことを、あなどっていましたよ!現代でもたいへん人気のある夢二の美人画ですが、絵としてはゆるゆるすぎて、夢二の絵はあまり好きではなかったのです。

夢二と同時代の明治期には、小林かいち小村雪岱川瀬巴水高畠華宵蕗谷虹児など、とつもなく絵が上手い絵師たちがたくさんいますから!

 

展覧会では、夢二の肉筆画がメインで展示されていましたが、肉筆画、めっちゃいいじゃないですか!幼少期から絵が好きで好きでたまらないものの、絵の教育はきちんと受けておらず、自己流で到達した夢二流の絵画。素朴なやさしい味わいの中に、どこか哀愁が漂う絵は、何とも言えず、引込まれます。小さな挿絵よりも大きな屏風画や掛軸絵の方が断然良かったです。

版画になるとどうしてあんなにヘボくなってしまうのでしょう。版元、刷師とのコラボの問題???

今回の展覧会の夢二コラボグッズがまったく可愛くなかったのが残念です。なんでやー、夢二の当時のデザインのまんま作れや!夢二のデザインをもっと活かしたグッズの販売をどこかに期待。

同時展示には、ロートレックのポスターが多数。ロートレック、やっぱりいいですね!ジャポニズム(浮世絵など)の影響を受けた構図の大胆さ、配色のカッコ良さ、どれをとっても素晴らしかったです。匠のロートレックとゆるい夢二を対峙させるか???とは思いますが、比べるよりも両作家の作品をたくさん観ることができたがよかったです。

京都高島屋での展覧会は9月8日で終了しました。今後は日本橋髙島屋(2014年9月26日(水)〜10月6日(月))、横浜高島屋(2014年10月15日(水)〜1月27日(月))へ巡回します。

 

京都高島屋の一階エントランスホールで「 夢二が描いた “ 着物と帯 ” 」の展示。夢二が描いた絵画を題材に、京友禅の老舗・ 千總 さんが制作。

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作品名「加茂川」

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作品名「立田姫」

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作品名「秋のいこい」

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 今回展示されていた夢二の絵画の中では、この「秋のいこい」が一番好きです。

 

次へ続きます…★★★

 

2014.09.05. きもの学@京都 – 六日目

川島織物セルコン 織物文化館

この日の京都は、朝から局地的な豪雨に見舞われるため、着物を断念し洋服で。

きもの学に行く前の午前中に、Kさんにお誘いいただき、初めて 川島織物セルコン織物文化館 へ行ってきました。勝野の本業はインテリアデザイナーですから、川島織物セルコンは、壁紙・カーペット・カーテン・椅子張地など、(セルコンと合併する前から)とてもよく知っている会社です。京都に本社があることは知りつつ、まだ見学に来たことが無かったので、とてもいい機会になりました。

出町柳から叡山電鉄で鞍馬方面へ乗り市原駅で下車。山の中の小さな無人駅に少し不安になりながら、徒歩7分ほどで無事に川島織物セルコン本社に到着。雨雲に霞む山の中!

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織物文化館がある建物はモダニズム建築。

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織物文化館のエントランスホールにはイサム・ノグチの彫刻!

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エントランスを入った一階ロビー。床の現テラ(現場磨き出しテラゾー)が、懐かしい、いい味を出しています!

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織物文化館の展示スペース導入口だけ1カット。

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織物文化館の展示はすべて撮影禁止だったのが、とても残念でした。展示物には神坂雪佳デザインの壁紙・タペストリーの実物、迎賓館の内装デザインや高級客船の内装デザインの緻密なパースペクティブの大きな原画があるのですよ!!!内装屋にはたまらん展示が目白押し!これはヤギと一緒に再訪せねばなりませぬ。

北野さんのご紹介もあり、織物文化館の館長さんとお会いすることができました。きもの学の講座があるのでおいとまさせていただく時間が迫る中、館長さんがせっかくなので、と10分くらいの駆け足ですが、別棟の特注物の緞帳を製作している工場を特別にご案内してくださいました。工場には極秘の素晴らしい緞帳があり、それはそれはすごくて。(撮影不可)また手織りの帯の製作場も見せていただけました。

これはまったく時間が足りませぬ。内装屋としてはさらに別棟のカーペット・壁紙・椅子張地の工場も見学したいので、後日あらためて取材と見学を兼ねてアポを取りたいと思います!

 

きもの学

きもの学 @京都、六日目。

■講義テーマ【西陣の伝統・技・文化】
 講師:舞鶴一雄先生((株)西陣まいづる /代表取締役社長)

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西陣のこだわりのものづくりと西陣織の原点、手機、職人の技。

帯の三大産地、西陣、博多、桐生の違い。西陣の歴史、西陣織の特徴、帯の製造工程、帯の種類、織物の組織について。各テーマごとに、たくさんの詳細な写真とムービーによる講義で、西陣織の特徴をとてもよく理解することができました。書籍で理解している以上に、ポイントがよくつかめ、きもの文化検定にめっちゃめちゃお役立ち!

西陣織の職人さんも年々少なくなり、今ではできなくなってしまった技術もあるそうです。織機のメンテナンスができる職人さんもごくわずかですし、絹糸を作る職人さん、染織りの職人さん、どんどん減っています。後継者を育てるために、どうにかしていかねばならない厳しい現状を改めて理解しました。

きもの文化、日本の文化を伝え、技を絶やさず残していくための、熱いメッセージが、とても心に染みました。

西陣まいづるの社長さん、とてもお洒落で素敵なお着物をお召しでした!(ちゃんと撮影させていただけばよかった…)

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■講義テーマ【友禅染】
 講師:岡島重雄先生((株)岡重 /代表取締役社長)

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友禅染が大衆化していく過程のきもの文化について。

キッチュでカッコいいデザインの長襦袢地と羽裏地で有名な、岡重の社長さんによる講義。岡重さんの歴史、友禅染(流し友禅〜型染め友禅)の歴史と成り立ち、浮世絵から受け継がれるデザインのおもしろさカッコ良さ、時代による変化とこれからのものづくり、友禅の可能性、これからの友禅染めの継承について。

型染め友禅もどんどん職人さんが減ってきています。これからの技の継承がこちらも大切になってきます。

 

今回、西陣織と友禅染のお話を拝聴してみて思ったことは、過去の日本の絵師のデザインや日本の文様や古典図柄を用いるだけではなく、現代の若者が着てみたくなる「キッチュでカッコいいクールなデザイン」ができる現代の絵師(デザイン)が求められているのではないでしょうか。もちろん過去のデザインと文様と図柄をよく研究した上での新しいデザイン。心にぐっと響く、おもしろいデザイン、洗練されたデザインが増え、新しいきもの文化が成り立っていくよう、いろんな分野から模索を続けていかなくてはいけません。とても難しい時代ではありますが、良いデザインは国境、時空を越えて残っていくものです。勝野屋の活動で、これからいろいろとデザインの分野で試していきたいと思います。

 

京のいっぷく

講座終了後は「 六曜社 」@三条河原町で一服。地下店が満席だったので、一階店で。いつも夜には売切れている久しぶりのドーナツと珈琲。

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次の日のきもの学最終日は、体力尽きて断念。清田先生すみません…。

きもの学の講義で学んだことを、書籍でも調べ直して復習し、きちんと自分の知識になるようにしたいと思います。これを継続して、きもの文化検定へ向けてがんばります〜。